JP6761632B2 - 絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルム及び救急絆創膏 - Google Patents

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Description

本発明は、絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルム及び救急絆創膏に関する。
一般に、救急絆創膏(以下、単に「絆創膏」ともいう)は、基材フィルム上に粘着剤層を設け、この粘着剤層の中央域にガーゼ等の吸液性パッドを設けたものである。
従来の絆創膏用の基材フィルムとしては、絆創膏特有の風合いを発現させるために、常温でゴム弾性を有するオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)を主成分とする樹脂組成物を製膜したものが知られている。TPOを用いて製膜されたフィルムは、ロール状態で長時間保管したときにフィルム同士が密着しやすく、ロールからフィルムを引き取ることが困難になる現象(ブロッキング)を発生しやすい。ブロッキングが発生すると、フィルム加工時の展開作業において過度な張力が必要となる。このため、フィルム表面には、TPO同士の密着を防止するために、スリップ剤(エルカ酸アミド)がコーティングされていた。エルカ酸アミドが経時的にフィルム表面にブリード・ブルームすることによって、ブロッキング現象を抑制できる。しかしながら、フィルム表面に析出したエルカ酸アミドは、印刷加工時のフィルムとインク間の密着性を阻害することから、インク剥がれ不良を引き起こすものであった。
また、従来の絆創膏用の基材フィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂からなるものや、ポリオレフィン樹脂とエチレン酢酸ビニル共重合体との樹脂組成物からなるものも知られている。例えば、特許文献1には、直鎖状低密度ポリエチレン60〜80重量%と、エチレン酢酸ビニル共重合体40〜20重量%からなり、発泡倍率が12〜17倍、厚さ0.7〜1.3mmの電離性放射線架橋されたポリエチレン系発泡シートが開示されている。また、特許文献2には、重量平均分子量が1×10を超えて、1×10以下の範囲にあり、メルトフローレートが1.0g/10分以下であり、酢酸ビニル含量が28重量%を越えて、35重量%以下であるエチレン−酢酸ビニル共重合体20〜80重量%と、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体及びこれらの混合物から選ばれ、メルトフローレートが0.3〜4.0g/10分の範囲にある少なくとも1種のポリオレフィン樹脂80〜20重量%との樹脂組成物からなる基材フィルムが開示されている。
特開平10−118174号公報 特開2005−13316号公報
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、絆創膏特有の風合いを確保しつつ、ブロッキングを低減でき、加工性に優れるとともに、インクとの密着性にも優れた絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムを提供することを目的とする。
本発明者は、絆創膏用の基材フィルムとして軟質ポリオレフィンフィルムを用いることに着目して種々の検討を行った結果、絆創膏特有の風合いを発現させる観点から、エチレン酢酸ビニル共重合体を用いることに想到した。そして、更に検討を進めたところ、エチレン酢酸ビニル共重合体の使用による加工性の低下を、高密度ポリエチレン及び低密度ポリエチレンの併用と、各材料のメルトフローレートの調整によって、スリップ剤を用いることなく抑制できることを見出した。また、エチレン酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル含有率を調整することで、絆創膏特有の風合い及び使用感を最適なものとできることを見出した。以上のことから、絆創膏特有の風合いを確保しつつ、ブロッキングの低減による優れた加工性と、優れたインクとの密着性とを両立できることを見出し、本発明を完成した。
本発明の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムは、エチレン酢酸ビニル共重合体、高密度ポリエチレン及び低密度ポリエチレンを含有し、上記エチレン酢酸ビニル共重合体は、メルトフローレートが2.0g/10min以下であり、かつ酢酸ビニル含有率が10〜28重量%であり、上記高密度ポリエチレンは、メルトフローレートが1.0g/10min以下であり、上記低密度ポリエチレンは、メルトフローレートが3.0g/10min以下であることを特徴とする。
本発明の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムは、フィルム厚が30〜300μmであることが好ましく、10%モジュラスが4.5〜8.5N/19mm幅であることが好ましく、伸び率が300%以上であることが好ましい。
本発明の救急絆創膏は、印刷層、本発明の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルム、及び、粘着剤層が、順に積層されたものであることを特徴とする。
上記印刷層は、紫外線硬化型インクの硬化物であることが好ましい。
本発明の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルム及び救急絆創膏は、絆創膏特有の風合いを確保しつつ、ブロッキングを低減でき、加工性に優れるとともに、インクとの密着性にも優れる。
本発明の救急絆創膏の一例を模式的に示す断面図である。 10%モジュラスの測定方法の説明図である。
本発明の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムは、エチレン酢酸ビニル共重合体、高密度ポリエチレン及び低密度ポリエチレンを含有し、上記エチレン酢酸ビニル共重合体は、メルトフローレートが2.0g/10min以下であり、かつ酢酸ビニル含有率が10〜28重量%であり、上記高密度ポリエチレンは、メルトフローレートが1.0g/10min以下であり、上記低密度ポリエチレンは、メルトフローレートが3.0g/10min以下であることを特徴とする。
本発明の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムは、エチレン酢酸ビニル共重合体、高密度ポリエチレン及び低密度ポリエチレンを混合した樹脂組成物で構成されている。上記樹脂組成物は、エチレン酢酸ビニル共重合体、高密度ポリエチレン及び低密度ポリエチレンの3種の樹脂を含有するものであれば特に限定されず、ポリプロピレン(PP)、ポリプロピレンとポリエチレンの共重合体(PP/PE共重合体)等の他の樹脂や添加剤を含んでいてもよいが、樹脂成分として上記3種の樹脂のみを含有することが好ましい。
[エチレン酢酸ビニル共重合体]
上記エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA:Ethylene−Vinyl Acetate)は、エチレン単量体単位及び酢酸ビニル単量体単位を含む共重合体であれば特に限定されないが、酢酸ビニル含有率が10〜28重量%である。酢酸ビニル含有率が28重量%を超えると、柔軟性が高くなり過ぎ、酢酸ビニル含有率が10重量%未満であると、柔軟性が低くなり過ぎる。酢酸ビニル含有率が10〜28重量%のエチレン酢酸ビニル共重合体を配合することによって、絆創膏特有の風合いを発現させることができる。
上記エチレン酢酸ビニル共重合体のメルトフローレートは、2.0g/10min以下である。メルトフローレートが2.0g/10minを超えると、カレンダーロールと樹脂組成物が密着し、カレンダーロールから引き取ることが困難となるため、カレンダーでの圧延加工に適さない。エチレン酢酸ビニル共重合体のメルトフローレートは0.5g/10min以上であることが好ましい。メルトフローレートを0.5g/10minよりも低くすると、酢酸ビニル含有率が高くなり過ぎ、絆創膏特有の風合いを発現させることが困難になる場合がある。
上記エチレン酢酸ビニル共重合体は、絆創膏特有の風合いを発現させるために、樹脂組成物の主成分であることが好ましい。よって、エチレン酢酸ビニル共重合体の配合量は、樹脂組成物全体に対して40重量%以上であることが好ましい。エチレン酢酸ビニル共重合体の配合量を多くすると、溶融したエチレン酢酸ビニル共重合体がカレンダーロールに密着し、ロールから引き取ることが困難となるため、加工性が悪化する。このため、エチレン酢酸ビニル共重合体だけでなく、高密度ポリエチレンが配合される。エチレン酢酸ビニル共重合体の配合量は、80重量%以下であることが好ましい。
[高密度ポリエチレン]
上記高密度ポリエチレン(HDPE:High Density Polyethylene)は、密度0.942g/cm以上のポリエチレンであれば特に限定されない。
上記高密度ポリエチレンのメルトフローレートは、1.0g/10min以下である。メルトフローレートが1.0g/10minを超えると、高密度ポリエチレンを配合することで樹脂組成物の加工性を向上させる効果が充分に得られない。高密度ポリエチレンのメルトフローレートは0.8g/10min以下であることが好ましく、0.05g/10min以上であることが好ましい。
上記高密度ポリエチレンの配合量は、樹脂組成物全体に対して40重量%以下であることが好ましい。高密度ポリエチレンの配合量を多くすると、得られるフィルムの柔軟性が低下し、風合いが硬くなる。高密度ポリエチレンの配合量は、5重量%以上であることが好ましい。
[低密度ポリエチレン]
上記低密度ポリエチレン(LDPE:Low Density Polyethylene)は、密度0.900g/cm以上〜0.940g/cm未満のポリエチレンであれば特に限定されないが、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE:Linear LDPE)が好適である。直鎖状低密度ポリエチレンとしては、メタロセン触媒を用いて重合された直鎖状低密度ポリエチレン(m−LLDPE)を配合してもよいし、チーグラ・ナッタ触媒を用いて重合された直鎖状低密度ポリエチレン(c−LLDPE)を配合してもよい。
上記低密度ポリエチレンのメルトフローレートは、3.0g/10min以下である。メルトフローレートが3.0g/10minを超えると、カレンダーロールと樹脂組成物が密着し、カレンダーロールから引き取ることが困難となるため、カレンダーでの圧延加工に適さない。低密度ポリエチレンのメルトフローレートは、2.5g/10min以下であることが好ましく、0.5g/10min以上であることが好ましい。
上記低密度ポリエチレンとしては、例えば、エチレンと炭素数4〜10のオレフィンとの共重合体からなるものが挙げられる。炭素数4〜10のオレフィンとしては、例えば、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン等のα−オレフィンが挙げられる。炭素数4〜10のオレフィンの量は、例えば、エチレン1モルに対して0.015〜0.15モルとされ、好ましくは0.02〜0.08モルである。
また、上記低密度ポリエチレンは、エチレン及びα−オレフィンとともにポリエン類を共重合させたものであってもよい。ポリエン類としては、例えば、ブタジエン、イソプレンなどの共役ジエン類、1,4−ヘキサジエン、ジシクロペンタジエン、5−ビニル−2−ノルボルネンなどの非共役ジエン類等が挙げられる。
上記低密度ポリエチレンの配合量は、樹脂組成物全体に対して5重量%以上、35重量%以下であることが好ましい。低密度ポリエチレンの配合量が5重量%未満であると、低密度ポリエチレンを配合した効果が充分に得られない場合がある。低密度ポリエチレンの配合量が35重量%を超えると、エチレン酢酸ビニル共重合体の配合量を多くした場合と同様に、溶融した低密度ポリエチレンがカレンダーロールに密着し、引き取ることが困難となるため、加工性が悪化する。
また、配合される各樹脂の融点は、70℃以上であり、かつ、配合される樹脂の最も低い融点Aと最も高い融点Bの平均値±20℃、すなわち(A+B)/2±20℃の範囲内であることが好ましい。配合される樹脂の融点が70℃未満であると、カレンダーロールと樹脂組成物が密着し、カレンダーロールから引き取ることが困難となるため、カレンダーでの圧延加工に適さない。また、配合される各樹脂の融点の差が大きいと、樹脂同士がうまく混ざらない。上記エチレン酢酸ビニル共重合体の融点の好ましい下限は75℃であり、好ましい上限は95℃である。上記高密度ポリエチレンの融点の好ましい下限は100℃であり、より好ましい下限は120℃であり、好ましい上限は150℃である。上記低密度ポリエチレンの融点の好ましい下限は80℃であり、好ましい上限は120℃である。
[添加剤]
上記樹脂組成物は、樹脂成分以外に、各種添加剤を含有していてもよい。上記添加剤としては、例えば、滑剤、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、光安定剤、着色剤、改質剤、難燃剤、帯電防止剤、補強剤、防曇剤、充填剤、希釈剤、防カビ剤等が挙げられる。
本発明の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムの厚さ(フィルム厚)は30〜300μmであることが好ましい。フィルム厚が30μm未満では、基材としての強度が不足することがある。フィルム厚が300μmを超えると、絆創膏としての使用感が低下することがある。フィルム厚を30〜300μmとすることで、絆創膏特有の風合いや使用感を充分に発揮することができる。フィルム厚の好ましい下限は50μmであり、好ましい上限は100μmである。
本発明の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムは、少なくとも一方向(特に、フィルム幅方向)において、10%モジュラスが4.5〜8.5N/19mm幅であることが好ましい。上記10%モジュラスが上記範囲内にあると、絆創膏に適した柔軟性及び伸縮性が得られる。一方、上記10%モジュラスが4.5N/19mm未満では、柔らかすぎて少し引き伸ばすだけで元の形状に戻らなくなることがある。上記10%モジュラスが8.5N/19mmを超えると、柔軟性が不充分となり、その結果、絆創膏特有の風合いが得られず、皮膚への貼付し易さ、皮膚への追従性、皮膚からの剥離し易さ等が不充分になることがある。
本発明の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムは、少なくとも一方向(特に、フィルム幅方向)において、50%モジュラスが、5.5N/19mm以上であることが好ましい。絆創膏を剥がす際には、通常、フィルムを50%程度伸長することになるため、50%モジュラスが上記範囲内にあれば、容易に、かつ、確実に絆創膏を皮膚から剥がすのに適しているからである。一方、上記50%モジュラスが5.5N/19mm未満では、救急絆創膏を皮膚から剥がす際に切断されやすく、その結果、皮膚から剥がしにくくなることがある。また、上記50%モジュラスの上限は特に限定されず、その値が大きくても絆創膏として使用することができ、その上限は10%モジュラスが4.5〜8.5N/19mmとなることを許容する値であることが好ましい。
本発明の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムは、少なくとも一方向(特に、フィルム幅方向)において、引張試験による破断強度が15N/19mm以上であることが好ましい。上記破断強度が15N/19mm未満では、強度が不充分となり、上記絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムを用いた絆創膏では、皮膚と粘着剤層との密着力に比べ基材フィルムの強度が小さく、皮膚から剥がす際に破損するおそれがある。
本発明の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムは、少なくとも一方向(特に、フィルム幅方向)において、引張試験による破断伸び(伸び率)が300%以上であることが好ましい。上記破断伸びが300%未満では、上記絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムを用いた絆創膏を皮膚から剥離する際に破断することがある。
なお、本明細書において、10%モジュラス、50%モジュラス、破断強度及び破断伸びは、それぞれ19mm幅の短冊状片を、チャック間隔50mm、標線間距離25mm、引張速度300mm/min、温度23℃の条件下で測定した値である。
本発明の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムは、全光線透過率が85%以上であることが好ましい。絆創膏として皮膚に貼り付けた際に目立たないからである。本明細書において、全光線透過率とは、フィルムの平行入射光束に対する透過光束の割合であり、全光線透過率の数値が大きいほど、透明性が高いことを意味する。全光線透過率は、JIS K 7361−1に準拠して測定すればよい。
本発明の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムは、その表面、特に絆創膏とした際に粘着剤層と接する側の面に、表面処理が施されていてもよい。これにより、粘着剤層との密着性の向上等を図ることができるからである。上記表面処理としては、例えば、コロナ処理、プラズマ処理、火炎処理、UV処理等の従来公知の表面処理が挙げられる。これらのなかでは、フィルムの幅(広幅が可能)、生産性を考慮すると、コロナ処理が一般的である。
また、本発明の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムの、絆創膏とした際に粘着剤層と接する側の面にはプライマー層が形成されていてもよい。これにより、粘着剤層との密着性の向上を図ることができるからである。
本発明の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムは、その表面にエンボス加工が施されたり、フィルム自身に孔開加工が施されたりしてもよい。
本発明の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムは、単層フィルムであることが好ましい。積層フィルムの場合は、各層の厚み精度を向上させるために、エチレン酢酸ビニル共重合体、高密度ポリエチレン及び低密度ポリエチレンの組合せがメルトフローレートや樹脂の相溶性等により制限され、例えば、各層の相溶性が低いと、各層及び全体の厚み精度が低下したり、層間の界面に界面ムラが発生したりすることがある。一方、単層フィルムの場合、製造過程に発生したロス部分(耳トリミング箇所)をリサイクル材として有効に利用することができる。また、単層フィルムの場合、積層フィルムに比べて耐カール性に優れる。
本発明の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムの製造方法は特に限定されないが、例えば、カレンダー成形法、押出成形法、キャスト成形法を用いることができ、なかでもカレンダー成形法が好適である。
このような本発明の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムによれば、メルトフローレートが低い高密度ポリエチレンを配合することによって、スリップ剤を含有することなく、フィルム同士が密着することで発生するブロッキングを抑制することができる。そのため、フィルム加工時の展開作業において、過度な張力が不要となり、作業性に優れる。また、スリップ剤を含有しないことから、印刷時にインクとの密着性が良く、印刷剥がれ不良の発生を抑制できる。
本発明の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムは、救急絆創膏の基材フィルムとして好適に使用することができる。印刷層、本発明の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルム、及び、粘着剤層が、順に積層された救急絆創膏(以下、「本発明の救急絆創膏」ともいう)もまた、本発明の一態様である。
次に、本発明の救急絆創膏について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の救急絆創膏の一例を模式的に示す断面図である。図1に示すように、本発明の救急絆創膏10は、基材フィルム11の一方の面に粘着剤層12が積層され、他方の面に印刷層14が積層されたものである。ここで、基材フィルム11は本発明の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムである。さらに、粘着剤層12の基材フィルム11側と反対側には、離型紙13が積層されている。離型紙13は必要に応じて積層すればよい。また、図示していないが、粘着剤層12と離型紙13との間には、ガーゼ等の吸液性パッドが配設されていてもよい。
[粘着剤層]
粘着剤層12としては、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤からなる層が挙げられる。ここで、各粘着剤は、溶剤型であってもよいし、エマルジョン型であってもよいが、ホットメルト系粘着剤であることが好ましい。
ホットメルト系粘着剤は、常温時に固体で粘着性を有し、加熱して樹脂を溶融させることで被着体に塗工できる材料であり、無溶剤型であるため、救急絆創膏の製品内に溶剤が残留するおそれがなく、皮膚への刺激等の悪影響が懸念されない。また、溶剤を使用していないため環境にもやさしい。
また、ホットメルト系粘着剤を用いて粘着剤層を形成する場合、溶剤を揮発させるための乾燥工程(乾燥装置)が不要であるため、その生産性(生産速度)を向上させるのに適しており、また、設備の小型化も図ることができる。
上記ホットメルト系粘着剤は、ベースポリマーとしてアクリル系ポリマーを含有し、その軟化点が100〜140℃で、溶融粘度が8000〜40000m・Pa・s/160℃であるものが好ましい。ここで、ベースポリマーとなるアクリル系ポリマーとしては、例えば、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等を単量体成分とする(共)重合体が挙げられる。
上記ホットメルト系粘着剤は、ベースポリマーとして合成ゴムを含有し、その軟化点が80〜130℃で、溶融粘度が1000〜20000m・Pa・s/160℃であるものも好ましい。ここで、ベースポリマーとなる合成ゴムとしては、例えば、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体(SIS)、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SBS)、SISを水素添加したSEPS系ゴム等が挙げられる。
本発明の救急絆創膏は、関節の屈曲等の皮膚の動きに追従しつつ、その粘着性を維持する必要があるため、下記の方法で測定した粘着力が、5.0〜9.0N/19mmであることが好ましい。上記粘着力が5.0N/19mm未満では、粘着力が不充分なため、使用中に端部が剥がれ易く、また皮膚の動きに追従せず、皮膚と絆創膏フィルムの間に浮きが発生することがあり、9.0N/19mmを超えると、粘着力が強すぎるため、皮膚の動きを阻害し、使用感(装着感)に劣るからである。
上記粘着力は、サイズ19mm幅×180mm長の救急絆創膏を測定試料とし、これをベークライト板に貼り付け、荷重2kg(1往復)で10分間保持した後、その粘着力を、速度300mm/min、180°剥離で測定する。
上記救急絆創膏の粘着力は、40℃、湿度75%で6ヶ月間保管した後、製造直後の粘着力に対して、80%以上その粘着力が保持されていることが好ましい。この場合、約3年間箱詰めの状態で常温保管可能であると考えられるからである。
[印刷層]
印刷層14は、基材フィルム11の表面全体を覆うものであってもよく、部分的に覆うものであってもよい。例えば、印刷層14が、任意の図柄や情報等に対応する平面形状である場合には、印刷層が基材フィルム11の表面を部分的に覆うことになる。
印刷層14を形成するための印刷方法は特に限定されないが、インクジェット印刷が好ましく、紫外線硬化型インクが好適に用いられる。すなわち、印刷層14は、紫外線硬化型インクの硬化物であることが好ましい。紫外線硬化型インクを用いてインクジェット印刷を行う場合、インクジェット装置より紫外線硬化型インクを基材フィルム11上に吐出した後、基材フィルム11上の紫外線硬化インクに対して光源より紫外線を照射し、紫外線によってインクが硬化することによって印刷層14が形成される。このような印刷層14の形成方法によれば、インク受容層を備えなくても基材フィルム11に直接印刷することができ、更には印刷層14が短時間で基材フィルム11上に定着するため、作業性にも優れることとなる。
上記紫外線硬化型インクとしては、従来公知のものを使用することができ、例えば、T&K TOKA社製「UV161」や、DIC社製「ダイキュア RTX KLS」が挙げられる。
以下、本発明について実施例を掲げて更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
(配合原料)
下記の実施例及び比較例において、絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムを製造するために用いた配合原料は以下の通りである。
(1)オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)
TPO−1:プライムポリマー社製「T−310E」
TPO−2:プライムポリマー社製「T−310VS」
(2)エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)
EVA−1:東ソー社製「ウルトラセン 515」
EVA−2:東ソー社製「ウルトラセン 520F」
EVA−3:東ソー社製「ウルトラセン YX−11」
EVA−4:東ソー社製「ウルトラセン 627」
EVA−5:日本ポリエチレン社製「ノバテック LV430」
EVA−6:東ソー社製「ウルトラセン 631」
EVA−7:東ソー社製「ウルトラセン 514R」
(3)ポリプロピレン(PP)
PP−1:プライムポリマー社製「F−794NV」
PP−2:サンアロマー社製「PS−522M」
(4)直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)
LLDPE−1:日本ポリエチレン社製「カーネル KF271」
LLDPE−2:プライムポリマー社製「エボリュー SP0511」
LLDPE−3:プライムポリマー社製「エボリュー 2022L」
(5)低密度ポリエチレン(LDPE)
LDPE:日本ポリエチレン社製「ノバテック ZE41K」
(6)高密度ポリエチレン(HDPE)
HDPE−1:京葉ポリエチレン社製「T4005」
HDPE−2:日本ポリエチレン社製「ノバテック HY430」
HDPE−3:日本ポリエチレン社製「ノバテック HF313」
(実施例1)
下記表1に示した重量比で、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、低密度ポリエチレン(LLDPE)及び高密度ポリエチレン(HDPE)をドライブレンドして樹脂組成物を調製した。その後、樹脂組成物を表面温度約170℃のロール2本を用いて、厚さ80μmのフィルムに成形加工し、絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムを製造した。
(実施例2〜8、及び、比較例1〜9)
下記表1に示したように配合を変更したことを除いて実施例1と同様にして、実施例2〜8及び比較例1〜9に係る絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムをそれぞれ作製した。
Figure 0006761632
[評価試験]
(1)カレンダー加工性
成形加工において、ロールからフィルムを引き取った際の作業性に関する下記基準を用いて、樹脂組成物のカレンダー加工性を判定した。
5:不具合なしに容易にフィルムを引き取ることができる
4:不具合なしにフィルムを引き取ることができる
3:フィルムを引き取ることがやや難しいが可能である
2:フィルムを引き取ることが難しい
1:フィルムを引き取ることができない
(2)10%モジュラス
下記条件にてフィルムを自動記録型引張試験機にてCD方向(フィルム幅方向)に10%伸長させたときの荷重を「10%モジュラス」とした。図2は、10%モジュラスの測定方法の説明図である。図2に示したように、絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルム20から切り出した試験片21をチャック22で挟み、試験片21の長さ方向(フィルム幅方向に相当)に向けて伸長させた。
10%モジュラスが4.5〜8.5(N/19mm幅)である場合に、フィルムは、救急絆創膏の用途に適した柔軟性を有する。
フィルム(試験片)寸法:幅19mm×長さ180mm
測定温度:23℃±2℃
標線間距離:25mm
チャック間距離:50mm
引張速度:300mm/min
(3)伸び
10%モジュラス測定と同条件にて、フィルムをCD方向に伸長させ、破断したときの試験片の伸長率を「伸び」とした。伸びが300%以上である場合に、フィルムは、救急絆創膏の用途に適した柔軟性を有する。
(4)インク密着性
(4−1)セロピック試験
フィルムの表面に、処理電圧3kVでコロナ処理を実施した後、紫外線硬化型インク(T&K TOKA社製「UV161 墨 S」)4mgをRIテスター(印刷適性試験機)にて塗工し、更に紫外線照射することでインクを硬化させた。インクの組成は、顔料(酸化チタン(IV価)、カーボンブラック、銅及びその化合物等)、感光性樹脂、感光性モノマー、光反応開始剤を含むものであった。紫外線照射の光源にはメタルハライドを用い、積算照射量は100mJ/cm、出力は80Wであった。硬化後のインク(印刷層)とフィルムとの密着性をセロピック試験にて評価した。
サンプルの一部については、インクの硬化後直ちにセロピック試験を行い(表2中の「インク硬化直後」参照)、サンプルの残りは、30℃の環境下に1ヶ月置いた後、セロピック試験及びぬれ張力試験を行った(表2中の「30℃×1ヶ月後」参照)。
セロピック試験では、18mm幅のセロハンテープを、印刷層が形成されたフィルム面に貼り付け、指で5回強く押して密着させた後、一気に剥がし、セロハンテープへのインクの付着の有無を目視で確認した。下記基準を用いて、セロピック試験の結果から硬化後のインク(印刷層)とフィルムとの密着性を判定した。
〇:セロハンテープにインクが貼りついていない
△:セロハンテープにインクが貼りついている箇所が少しある
×:セロハンテープ全面にインクが貼りついている
(4−2)ぬれ張力
フィルムの表面に、処理電圧3kVでコロナ処理を実施した後、20℃環境下に1時間置いた後のフィルム(表2中の「コロナ処理直後」参照)と、30℃環境下に1か月置いた後のフィルム(表2中の「30℃×1ヶ月後」参照)のそれぞれについて、ぬれ張力試験をJIS K6768に準じて実施した。ぬれ張力(単位:mN/m)は、ぬれ試薬(関東化学社製、「ぬれ張力試験用混合液」)を綿棒に付けてフィルムに塗布し、2秒後にぬれ試薬の液膜が破れるか否かで判定した。ぬれ試薬は、水、メタノール、ホルムアルデヒド、エチレングリコールモノエチルエーテルをぬれ張力に応じて段階的に混合して調製したものを用いた。
(5)ブロッキング性
フィルムの表面に、処理電圧3kVでコロナ処理を実施した後、5cm角の大きさに切り取ったフィルム片を10枚採取した。そして、コロナ処理面と未処理面とが接するようにフィルム片を重ね、重ね合わせたフィルム片の上下を同じ大きさのガラス板(厚さ:約2mm)で挟み、上側のガラス板の上に5kgの重りを載せた。
重りを載せたサンプルの一部について、40℃の環境下に1日置いた後、重りを取り去り、5枚目と6枚目のフィルム間の密着力(ブロッキング性)を確認し、密着力の強さに応じて1〜5の5段階でブロッキング性を評価した(表2中の「コロナ処理直後」参照)。数字が大きいほど、フィルム間の密着力が弱く剥離が容易であり(ブロッキングが小さい)、数字が小さいほど、フィルム間の密着力が強く剥離が困難である(ブロッキングが大きい)。
重りを載せたサンプルの残りについて、30℃の環境下に1ヶ月置いた後、重りを取り去り、常温に戻してから、5枚目と6枚目のフィルム間の密着力(ブロッキング性)を確認し、密着力の強さに応じて1〜5の5段階でブロッキング性を評価した(表2中の「30℃×1ヶ月後」参照)。
Figure 0006761632
上記表2に示した結果より、実施例1〜8に係る絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムは、ブロッキングが抑制され、加工性に優れたものであるとともに、インク密着性にも優れたものであることが確認された。また、実施例1〜8に係る絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルムは、10%モジュラス及び伸びといった引張物性において優れたものであることが確認された。
10 救急絆創膏
11 基材フィルム
12 粘着剤層
13 離型紙
14 印刷層
20 絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルム
21 試験片
22 チャック

Claims (6)

  1. エチレン酢酸ビニル共重合体、高密度ポリエチレン及び低密度ポリエチレンを含有し、
    前記エチレン酢酸ビニル共重合体は、メルトフローレートが0.8〜1.5g/10minであり、かつ酢酸ビニル含有率が15〜20重量%であり、
    前記高密度ポリエチレンは、メルトフローレートが0.05〜0.8g/10minであり、
    前記低密度ポリエチレンは、メルトフローレートが0.5〜2.4g/10minである
    ことを特徴とする絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルム。
  2. フィルム厚が30〜300μmであることを特徴とする請求項1に記載の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルム。
  3. 10%モジュラスが4.5〜8.5N/19mm幅であることを特徴とする請求項1又は2に記載の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルム。
  4. 伸び率が300%以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルム。
  5. 印刷層、請求項1〜4のいずれかに記載の絆創膏用軟質ポリオレフィンフィルム、及び、粘着剤層が、順に積層されたものであることを特徴とする救急絆創膏。
  6. 前記印刷層は、紫外線硬化型インクの硬化物であることを特徴とする請求項5記載の救急絆創膏。
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