JP5516015B2 - 表面保護フィルム - Google Patents
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Description
少なくとも、前記物品の表面に貼着される内層の粘着層と、外層の基材層とからなり、
前記粘着層は、主成分がスチレン系ブロックコーポリマーであり、
前記基材層は、直鎖状低密度ポリエチレンに高密度ポリエチレンを配合した混合樹脂からなることを特徴とする表面保護フィルムである。
尚、請求項1〜3に係る表面保護フィルムは、前記粘着層から前記基材層までが、Tダイ方式押出しラミネート機を用い、共押し法により、積層されており、粘着層や基材層などが、共押出法により、一回で積層されているので、溶剤による影響がなく、工程が簡単でコスト的にも有利である。
図1は、本発明の表面保護フィルムの一例の層構成を模式的に断面で示した説明図である。本発明の一例の表面保護フィルム1は、図のように、粘着層2と基材層3からなっている。
基材層3として、直鎖状低密度ポリエチレン100重量部に高密度ポリエチレンを20重量部添加した混合樹脂を用意した。また、中間層4としては、直鎖状低密度ポリエチレン100重量部に白色顔料の酸化チタンを5重量部添加した樹脂を用意した。また、粘着層2として、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)を準備した。これらを用いて、3層共押しのTダイ方式押出しラミネート機を用いて押出して、3層のフィルムとし、実施例1の表面保護フィルムを得た。厚みは、基材層3が10μm、中間層4が30μm、粘着層2が10μmであった。
粘着層2として、SBS100重量部に対してタッキファイアを10重量部添加したSBSを用いた以外は、実施例1と同様に行い実施例2の表面保護フィルムを得た。
粘着層2として、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)100重量部に対してタッキファイアを10重量部添加したSEBSを用いた以外は、実施例1と同様に行い実施例3の表面保護フィルムを得た。
以下に本発明の比較例について説明する。
粘着層2として、エチレン−ブテンゴム(EBR)を用いた以外は、実施例1と同様に行い比較例1の表面保護フィルムを得た。
粘着層2として、EBR100重量部にタッキファイア20重量点添加したEBRを用いた以外は、実施例1と同様に行い比較例2の表面保護フィルムを得た。
基材層3として、直鎖状低密度ポリエチレン100重量部に高密度ポリエチレンを20重量部添加した混合樹脂を用意した。また、中間層4としては、直鎖状低密度ポリエチレン100重量部に白色顔料の酸化チタンを5重量部添加した樹脂を用意した。これらをTダイを用いた2層共押しの押出機を用いて押出して、2層のフィルムとした。
1)接着強度
以上のようにして作製した実施例1〜3、および、比較例1〜3の表面保護フィルムの粘
着層面を、塗工鋼板の塗工面に貼り付けた。
塗工鋼板に貼り付けた表面保護フィルムを、25mm幅の短冊状の切り、その名が手方向先端部を剥がし、引っ張り試験機で、塗工鋼板に垂直な方向に引っ張り(引っ張り速度300mm/分)、接着強度を測定し、接着強度が5.0N/25mm幅以上であれば、○とし、それ未満なら×とした。
2)伸び率
上記、実施例1〜3、および、比較例1〜3の表面保護フィルムを幅25mmの短冊状にカットして、引っ張り試験機で引っ張り(引っ張り速度300mm/分)、その伸び率を測定し、伸び率が、300%/25mm幅以上であれば、○とし、それ未満なら×とした。
3)剥離状態
接着強度を測定した塗工鋼板の表面保護フィルムを剥離した箇所の汚れを目視で観察し、汚れがあるかどうかを、調べた。汚れがなければ○とし、あれば×とした。
以上の結果を表1にまとめた。
上記実施例1から実施例3の本発明品の表面保護フィルムは、製造に当たって、一回の製膜で一体的に作り出すことが出来、巻き取っても粘着剤が裏移りすることも無い。また、1)接着強度、2)伸び率、3)剥離状態、いずれの評価に対しても良好であり、表面保護フィルムとしての機能である、適度の接着強度と伸縮性を有し、塗装面に対し、汚染性が無かった。
2・・・粘着層
3・・・基材層
4・・・中間層
10・・・表面保護フィルム
Claims (3)
- 物品の表面に剥離可能に貼着する表面保護フィルムであって、
少なくとも、前記物品の表面に貼着される内層の粘着層と、外層の基材層とからなり、
前記粘着層は、主成分がスチレン系ブロックコーポリマーであり、
前記基材層は、直鎖状低密度ポリエチレンに高密度ポリエチレンを配合した混合樹脂からなることを特徴とする表面保護フィルム。 - 前記混合樹脂の配合割合は、直鎖状低密度ポリエチレンが10重量部に対して、高密度ポリエチレンを1〜5重量部であることを特徴とする請求項1に記載の表面保護フィルム。
- 前記粘着層と前記基材層との間に、直鎖状低密度ポリエチレンに白色顔料を添加した中間層があることを特徴とする請求項1、または、2に記載の表面保護フィルム。
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