JP6761359B2 - 連続鋳造設備の鋳型振動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、連続鋳造設備を構成する鋳型を振動させる鋳型振動装置に関する。
現在、連続鋳造設備においては、鋳型を振動させることにより鋳型内壁と鋳片との間に相対運動を発生させる鋳型振動装置を用いたものが公知であり、この相対運動によりこれら鋳型内壁と鋳片との間へのフラックスの入り込みを促進し、これにより鋳型内壁への鋳片の付着が防止されている。
このような鋳型振動装置として、鋳型を支持する鋳型テーブルの横方向変位を規制するタイロッドと規制された横方向の変位を弾性変形により吸収するコネクティングプレートを備えた構成の技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、上記特許文献1において、湾曲型連続鋳造設備の場合には、一方の駆動偏心軸の偏心量に対して他方の駆動偏心軸の偏心量を単に、小さくする構成(しかし、具体的な構成の説明はない)が開示されている。
また、湾曲型連続鋳造設備の鋳型振動装置として、湾曲する鋳片軌道の外側に設けられた駆動偏心軸の偏心量に対して前記湾曲する鋳片軌道の内側に設けられた駆動偏心軸の偏心量を単に、小さくする構成(しかし、具体的な構成の説明はない)が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第4974702号公報 特公平3−62503号公報
上記特許文献1および2に開示された技術では、湾曲型連続鋳造設備の場合、その縦断側面視において、湾曲する鋳片軌道の外側と内側にそれぞれ駆動偏心軸が配置されている。すなわち、縦断側面視において、前記湾曲する鋳片軌道を挟んで、鋳片軌道の円弧部の曲率中心から遠い側に設けられた駆動偏心軸の回転中心軸線および前記曲率中心に近い側に設けられた駆動偏心軸の回転中心軸線が、前記鋳片軌道の円弧部の曲率中心軸線に対して平行になるように構成されている。
したがって、2ストランドを超える湾曲型連続鋳造設備の場合、最外側のストランドを除き、前記湾曲型連続鋳造設備の平面視において、ストランド間に面積的余裕がないため、各駆動偏心軸と各駆動手段の出力軸を接続することができない。更に、前記各駆動手段は隣接するストランド間に配置せざるを得ないが、ストランド間に面積的余裕がないため、前記各駆動手段を配備することができない。ここで、ストランドとは、「鋳型+2次冷却帯群+ローラー群からなる引抜き装置」のセットを言う。
仮に、最外側のストランド以外のストランドにおいても、各駆動偏心軸と各駆動手段の出力軸を接続しようとすると、前記湾曲型連続鋳造設備の平面視面積が大きくなり過ぎ、実用上問題となる。
本発明の目的は、2ストランドを超える多ストランドの湾曲型連続鋳造設備に適用可能であり、かつ、その平面視面積が大きくなり過ぎることのない連続鋳造設備の鋳型振動装置を提供することにある。
この目的を達成するために、第1発明に係る連続鋳造設備の鋳型振動装置は、
縦断側面視で所定長さの円弧形の鋳片軌道を有し、この鋳片軌道に沿う中空状の通路が形成された鋳型を備えた連続鋳造設備の鋳型振動装置であって、
前記鋳型を支持する鋳型テーブルと、
この鋳型テーブルを支持するベースフレームと、
平面視で前記鋳片軌道の両側に、回転中心軸線の方向がそれぞれ前記鋳片軌道に対して平行になるように配せられた駆動偏心軸と、
この各駆動偏心軸のそれぞれに連結された駆動手段と、
前記ベースフレームに連結され、前記各駆動偏心軸を縦断側面視で前記鋳片軌道の中心Oから遠い側で装着した第1定置軸受ハウジングと近い側で装着した第2定置軸受ハウジングと、
前記鋳型テーブルに連結され、前記各駆動偏心軸を縦断側面視で前記中心Oから遠い側で装着した第1可動軸受ハウジングと近い側で装着した第2可動軸受ハウジングと、
前記第1及び第2可動軸受ハウジングに下端面がそれぞれ固着されるとともに前記鋳型テーブルに上端面がそれぞれ固着され、前記各駆動手段による前記各駆動偏心軸の回転時に、前記各駆動偏心軸における前記中心から遠い側の偏心部の回転位相と前記中心に近い側の偏心部の回転位相とが全て一致するようにして、前記鋳型テーブルを振動させる前記各駆動偏心軸の回転中心軸線の方向に延出したコネクティングプレートと、
前記鋳型テーブルの前記鋳片軌道方向への変位が許容されるとともに、平面視で前記各駆動偏心軸に直交する方向への変位が規制されるように配せられた第1振動方向規制手段と、
を備え、
前記各駆動偏心軸は、縦断側面視で前記中心Oから遠い側の偏心部に偏心量EAを近い側の偏心部に偏心量EBを有し、前記偏心量EAが前記偏心量EBより大きくなるように構成され、
前記偏心量EAを有した偏心部は、自動調心型軸受を介して前記第1可動軸受ハウジングに装着され、
前記偏心量EBを有した偏心部は、自動調心型軸受を介して前記第2可動軸受ハウジングに装着されていることを特徴とする連続鋳造設備の鋳型振動装置である。
また、第2発明に係る連続鋳造設備の鋳型振動装置は、第1発明に係る連続鋳造設備の鋳型振動装置において、前記第1駆動偏心軸の回転方向と前記第2駆動偏心軸の回転方向とが、互いに逆向きに設定されていることを特徴とするものである。
また、第3発明に係る連続鋳造設備の鋳型振動装置は、第1発明または第2発明に係る連続鋳造設備の鋳型振動装置において、縦断側面視で、前記各駆動手段は、前記第2定置軸受ハウジングよりも前記中心O側または前記第1定置軸受ハウジングよりも前記中心Oとは反対側に配備され、前記各駆動手段の出力軸と前記各駆動偏心軸が連接されていることを特徴とするものである。
また、第4発明に係る連続鋳造設備の鋳型振動装置は、第1発明〜第3発明の何れか1つの発明に係る連続鋳造設備の鋳型振動装置において、縦断側面視で、前記偏心量EAを有した偏心部は前記鋳片軌道の外側に配置され、前記偏心量EBを有した偏心部は前記鋳片軌道の内側に配置されていることを特徴とするものである。
また、第5発明に係る連続鋳造設備の鋳型振動装置は、第1発明〜第4発明の何れか1つの発明に係る連続鋳造設備の鋳型振動装置において、縦断側面視で、前記各駆動偏心軸の回転中心軸線は、前記中心Oを通る前記連続鋳造設備の縦断側面に垂直な中心軸線と交わるように設けられていることを特徴とするものである。
また、第6発明に係る連続鋳造設備の鋳型振動装置は、第1発明〜第5発明の何れか1つの発明に係る連続鋳造設備の鋳型振動装置において、縦断側面視で、前記中心Oから前記第1可動軸受ハウジング内に配備された自動調心型軸受の軸方向中心までの距離を半径RAとし、前記中心Oから前記第2可動軸受ハウジング内に配備された自動調心型軸受の軸方向中心までの距離を半径RBとする場合、前記偏心量EBに対する前記偏心量EAの比率EA/EBがRA/RBに一致していることを特徴とするものである。
また、第7発明に係る連続鋳造設備の鋳型振動装置は、第1発明〜第6発明の何れか1つの発明に係る連続鋳造設備の鋳型振動装置において、前記自動調心型軸受の内輪および外輪のスラスト方向への移動が拘束されていることを特徴とするものである。
また、第8発明に係る連続鋳造設備の鋳型振動装置は、第1発明〜第6発明の何れか1つの発明に係る連続鋳造設備の鋳型振動装置において、縦断側面視で、前記鋳型テーブルの前記鋳片軌道方向への変位が許容されるとともに、前記鋳片軌道方向への変位に対して直交する、前記中心Oから前記鋳片軌道に向かって延びる直線方向への変位が規制されるように、前記直線上に第2振動方向規制手段が配せられたことを特徴とするものである。
以上のように、本発明に係る連続鋳造設備の鋳型振動装置は、
2ストランドを超える多ストランドの湾曲型連続鋳造設備に適用可能であり、かつ、その平面視面積が大きくなり過ぎることのない連続鋳造設備の鋳型振動装置を提供することが可能である。
本発明の連続鋳造設備の鋳型振動装置の概要を説明するための縦断正面図である。 鋳片軌道と各駆動偏心軸の位置関係を説明するための平面図である。 タイロッド構造部を説明するための縦断正面図である。 駆動偏心軸、自動調心型軸受、定置軸受ハウジング及び可動軸受ハウジングを説明するための詳細図である 本発明の実施形態1に係る鋳型振動装置の主要部を説明するための模式縦断正面図である。 同実施形態1における駆動偏心軸の偏心部が中立点にある主要部を説明するための模式縦断側面図である。 同実施形態1における駆動偏心軸の偏心部が上死点にある主要部を説明するための模式縦断側面図である。 同実施形態1における駆動偏心軸の偏心部が下死点にある主要部を説明するための模式縦断側面図である。 本発明の実施形態2における駆動偏心軸の偏心部が中立点にある主要部を説明するための模式縦断側面図である。 同実施形態2における駆動偏心軸の偏心部が上死点にある主要部を説明するための模式縦断側面図である。 本発明の実施形態3における駆動偏心軸の偏心部が中立点にある主要部を説明するための模式縦断側面図である。 同実施形態3における駆動偏心軸の偏心部が上死点にある主要部を説明するための模式縦断側面図である。
本発明者は、如何にすれば、2ストランドを超える多ストランドの湾曲型連続鋳造設備に適用可能であり、かつ、その平面視面積が大きくなり過ぎることのない連続鋳造設備の鋳型振動装置を実現することができるのか鋭意研究を行った。その結果、以下に説明するような構成を採用することで初めて目的を達成できることを見出した。
(本発明の連続鋳造設備の鋳型振動装置)
縦断側面視で所定長さの円弧形の鋳片軌道を有し、この鋳片軌道に沿う中空状の通路が形成された鋳型を備えた連続鋳造設備の鋳型振動装置であって、
前記鋳型を支持する鋳型テーブルと、
この鋳型テーブルを支持するベースフレームと、
平面視で前記鋳片軌道の両側に、回転中心軸線の方向がそれぞれ前記鋳片軌道に対して平行になるように配せられた駆動偏心軸と、
この各駆動偏心軸のそれぞれに連結された駆動手段と、
前記ベースフレームに連結され、前記各駆動偏心軸を縦断側面視で前記鋳片軌道の中心Oから遠い側で装着した第1定置軸受ハウジングと近い側で装着した第2定置軸受ハウジングと、
前記鋳型テーブルに連結され、前記各駆動偏心軸を縦断側面視で前記中心Oから遠い側で装着した第1可動軸受ハウジングと近い側で装着した第2可動軸受ハウジングと、
前記第1及び第2可動軸受ハウジングに下端面がそれぞれ固着されるとともに前記鋳型テーブルに上端面がそれぞれ固着され、前記各駆動手段による前記各駆動偏心軸の回転時に、前記各駆動偏心軸における前記中心から遠い側の偏心部の回転位相と前記中心に近い側の偏心部の回転位相とが全て一致するようにして、前記鋳型テーブルを振動させる前記各駆動偏心軸の回転中心軸線の方向に延出したコネクティングプレートと、
前記鋳型テーブルの前記鋳片軌道方向への変位が許容されるとともに、平面視で前記各駆動偏心軸に直交する方向への変位が規制されるように配せられた第1振動方向規制手段と、
を備え、
前記各駆動偏心軸は、縦断側面視で前記中心Oから遠い側の偏心部に偏心量EAを近い側の偏心部に偏心量EBを有し、前記偏心量EAが前記偏心量EBより大きくなるように構成され、
前記偏心量EAを有した偏心部は、自動調心型軸受を介して前記第1可動軸受ハウジングに装着され、
前記偏心量EBを有した偏心部は、自動調心型軸受を介して前記第2可動軸受ハウジン
グに装着されていることを特徴とする。
初めに、図1〜図4を参照しながら、本発明の連続鋳造設備の鋳型振動装置の構成要素について説明する。
図1は本発明の連続鋳造設備の鋳型振動装置の概要を説明するための縦断正面図、図2は鋳片軌道と各駆動偏心軸の位置関係を説明するための平面図、図3はタイロッド構造部を説明するための縦断正面図、図4は駆動偏心軸、自動調心型軸受、定置軸受ハウジング及び可動軸受ハウジングを説明するための詳細図である。
図1〜図4に示すように、1は縦断側面視で半径Rの所定長さを有した円弧形の鋳片軌道T(詳細は、後記図6等を参照)に沿う中空状の通路が形成された鋳型、1a、1b、1c、1dは中空状の通路の内壁、2は鋳型1を支持する鋳型テーブル、3は鋳型テーブル2を支持するベースフレーム、4、5は図2に示す平面視で前記鋳片軌道Tの両側(ここで、「鋳片軌道Tの両側」とは、図2に示す鋳片軌道Tの右側と左側を言う)に、回転中心軸線(例えば、図4に示す符号4a)の方向がそれぞれ前記鋳片軌道Tに対して平行(ここで、「鋳片軌道Tに対して平行」とは、鋳片軌道Tの右側に位置する回転中心軸線の方向と鋳片軌道Tの左側に位置する回転中心軸線の方向がともに、図2に示す下側から上側を向くことを言う)になるように配せられた駆動偏心軸、4bは図4に示す駆動偏心軸4の縦断側面視(詳細は、後記図6等を参照)で前記鋳片軌道Tの中心O(例えば、鋳片軌道Tの円弧部の曲率中心)から近い側の偏心部、4cは偏心部4bの軸心、6、7はベースフレーム3に連結され、駆動偏心軸4、5を縦断側面視で(詳細は、後記図6等を参照)前記鋳片軌道Tの中心Oから遠い側で装着した第1定置軸受ハウジング、近い側で装着した第2定置軸受ハウジング、8、9は鋳型テーブル2に連結され、駆動偏心軸4、5を縦断側面視で(詳細は、後記図6等を参照)前記中心Oから遠い側で装着した第1可動軸受ハウジング、近い側で装着した第2可動軸受ハウジング、7aは軸受、8a、9aは自動調心型軸受、10、11は第1及び第2可動軸受ハウジング8、9に下端面がそれぞれ固着されるとともに鋳型テーブル2に上端面がそれぞれ固着され、駆動偏心軸4、5のそれぞれに連結された駆動手段(図示せず)による駆動偏心軸4、5の回転時に、各駆動偏心軸4、5における前記中心から遠い側の偏心部の回転位相と前記中心に近い側の偏心部の回転位相とが全て一致するようにして、鋳型テーブル2を振動させる駆動偏心軸4、5の回転中心軸線4a、(駆動偏心軸5の回転中心軸線は図示せず)の方向に延出したコネクティングプレート、12は鋳型テーブル2の前記鋳片軌道T方向への変位が許容されるとともに、平面視で駆動偏心軸4、5の回転中心軸線に直交する方向への変位が規制されるように配せられた第1振動方向規制手段としてのタイロッド、12a、12bはタイロッド12の端部、13はタイロッド12を鋳型テーブル2に繋ぐ繋ぎ材、14、15はタイロッド12を支持するためにベースフレーム3の両端部からそれぞれ上方に延長された支持部材、14a、15aはタイロッド12の端部12a、12bを受けるために支持部材14、15にそれぞれ設けられた受け部、30は鋳片、40、50は駆動偏心軸4、5にそれぞれ連接される駆動手段の出力軸である。ここで、上述した「駆動手段による駆動偏心軸4、5の回転時に、各駆動偏心軸4、5における前記中心から遠い側の偏心部の回転位相と前記中心に近い側の偏心部の回転位相とが全て一致するようにして」とは、「例えば、駆動偏心軸4における前記中心から遠い側の偏心部が上死点の時、前記中心に近い側の偏心部も上死点であり、さらに駆動偏心軸5における前記中心から遠い側の偏心部も上死点であり、前記中心に近い側の偏心部も上死点であるようにして」という意味である。また、前記4つの偏心部は、同時に下死点にもなるという意味である。また、駆動偏心軸4と駆動偏心軸5は、同じ速度で回転する。
図4に示すように、駆動偏心軸4には、前記中心に近い側の偏心部4bに偏心量EBを有する(詳細は、後記図7等を参照)。また、図示されてはいないが、駆動偏心軸4に
は、縦断側面視で(詳細は、後記図7等を参照)前記中心Oから遠い側の偏心部に偏心量EAを有し、前記偏心量EAが前記偏心量EBより大きくなるように構成されている。同様に、図示されてはいないが、駆動偏心軸5には、縦断側面視で前記中心Oから遠い側の偏心部に偏心量EAを前記中心に近い側の偏心部に偏心量EBを有し、前記偏心量EAが前記偏心量EBより大きくなるように構成されている。
また、図4に示すように、前記偏心量EBを有した偏心部4bは、自動調心型軸受9aを介して第2可動軸受ハウジング9に装着されている。また、図示されてはいないが、前記偏心量EAを有した偏心部は、図1に示す自動調心型軸受8aを介して第1可動軸受ハウジング8に装着されている。また、図示されてはいないが、駆動偏心軸5においても、偏心量EAを有した偏心部は、自動調心型軸受を介して第1可動軸受ハウジング8に装着され、偏心量EBを有した偏心部は、自動調心型軸受を介して第2可動軸受ハウジング9に装着されている。このように、1つの駆動偏心軸に、偏心量EAを有した偏心部と偏心量EBを有した偏心部を備えた場合、軸受の内輪の回転軸線と軸受の外輪の回転中心軸線とが一致せず微小ではあるが角度をもって交わるため、深溝玉軸受や円筒ころ軸受等の非自動調心型の軸受を使用することができないが、前記自動調心型軸受ならば使用することは可能である。本発明において、この自動調心型軸受を採用したことによって、初めて偏心量EAを有した偏心部と偏心量EBを有した偏心部を備えた駆動偏心軸4、5を前記鋳片軌道Tの両側に、その回転中心軸線の方向がそれぞれ前記鋳片軌道Tに対して平行になるように配することが可能になった。
また、図2において、駆動偏心軸4、5にそれぞれ連接される駆動手段の出力軸40、50は、それぞれ第1定置軸受ハウジング6よりも前記中心O(図示せず)とは反対側に配備されている。同様に、駆動偏心軸4、5にそれぞれ連接される駆動手段の出力軸を、それぞれ第2定置軸受ハウジング7よりも前記中心O側に配備することも可能である。
本発明においては、上述したように、前記鋳片軌道Tの両側に、回転中心軸線の方向がそれぞれ前記鋳片軌道Tに対して平行になるように駆動偏心軸4、5を配しているため、各駆動手段の出力軸を前記各回転中心軸線の方向に揃え、かつ、第2定置軸受ハウジング7よりも前記中心O側または第1定置軸受ハウジング6よりも前記中心Oとは反対側に配備されることが可能になる。
したがって、本発明に係る連続鋳造設備の鋳型振動装置は、2ストランドを超える多ストランドの湾曲型連続鋳造設備に適用可能であり、かつ、その平面視面積が大きくなり過ぎることもない。
(実施形態1)
図5は本発明の実施形態1に係る鋳型振動装置の主要部を説明するための模式縦断正面図、図6は図5に示す駆動偏心軸の偏心部が中立点にある主要部を説明するための模式縦断側面図、図7は図6に示す駆動偏心軸の偏心部が上死点にある主要部を説明するための模式縦断側面図、図8は図6に示す駆動偏心軸の偏心部が下死点にある主要部を説明するための模式縦断側面図である。なお、本実施形態において、上記本発明の連続鋳造設備の鋳型振動装置の構成要素についての説明で述べたものと同一な構成要素には同一番号を付して詳細な説明を省略し、異なる部分のみ詳述する。
図5において、駆動偏心軸4、5は鋳片軌道Tの両側に、回転中心軸線の方向がそれぞれ前記鋳片軌道Tに対して平行になるように配備されている(すなわち、鋳片の両側にストランドと平行になるよう配備されている)。これにより、鋳型1と鋳型テーブル2は、矩形枠状の鋳型テーブル2の4隅の下方に配した4個の軸受で支持されるので、非常に安定した(踏ん張りの効いた)ものとなる。本実施形態では、鋳型テーブル2を矩形枠状としたがコの字状にすることも可能である。例えば、図7および図8に示す駆動偏心軸4の偏心量EAを有した偏心部と偏心量EBを有した偏心部ともに、図6に示す縦断側面視で半径Rの所定長さを有した円弧形の鋳片軌道Tの外側に配備することも可能である。この場合、鋳型テーブル2の張出部に鋳型1が載置されることになる(オーバーハングになる)が、前記鋳片軌道Tの内側にはベースフレーム3や鋳型テーブル2が不要になるため、鋳型1の下方に連なる鋳片案内装置の搬出入が容易になる。図6において、16、17は駆動偏心軸4を支持するためにベースフレーム3の両端部からそれぞれ上方に延長された支持部材である。
図5において、駆動偏心軸4、5の各回転中心軸線の延長線上に隣接するストランドが存在しないので、2ストランドを超える多ストランドの連続鋳造設備であっても、隣接するストランドの鋳型振動装置同士で駆動手段の出力軸が干渉せず、隣接するストランド毎に各駆動手段の出力軸と各駆動偏心軸の各片端部とを連接することが可能になる。
図6は図5に示す駆動偏心軸4の各偏心部が中立点ア、エにある状態を示す。この状態から各駆動手段により駆動偏心軸4、5を回転させ、例えば駆動偏心軸4の偏心量EAを有した偏心部と偏心量EBを有した偏心部をそれぞれ上死点イ、上死点オまで動いた状態を図7に示す。また、図7に示す状態から各駆動手段により駆動偏心軸4、5を回転させ、中立点ア、エを通過し、例えば駆動偏心軸4の偏心量EAを有した偏心部と偏心量EBを有した偏心部をそれぞれ下死点ウ、下死点カまで動いた状態を図8に示す。
偏心量EA>偏心量EBとすることにより、鋳片軌道Tの外側(すなわち、前記中心Oから遠い側)ほど鋳型テーブル2の上下方向移動量は大きく、鋳片軌道Tの内側(すなわち、前記中心Oから近い側)ほど鋳型テーブル2の上下方向移動量は小さくなる。よって、鋳型テーブル2は、上下方向に円弧運動をする。
図6に示すように、鋳片軌道Tの中心Oを通る水平面より下方に駆動偏心軸4を水平に配している。また、上記鋳型テーブル2の円弧運動の中心は、駆動偏心軸4の回転中心軸線の延長線上に存在するので、「上記鋳型テーブル2の円弧運動の中心」と「鋳片軌道Tの中心O」とは厳密には一致しない。すなわち、鋳型1の中空状の通路の壁の円弧運動と鋳片軌道Tの円弧軌跡とが完全には一致せず、微小なズレを生じる(図7および図8参照)。しかし「鋳片軌道Tの円弧半径Rが十分に大きい場合」および/または「鋳片軌道Tの中心Oを通る水平面から駆動偏心軸4までの距離が小さい場合」には、このズレ量は実用上差し支えの無いレベルとなる。
例えば、駆動偏心軸4における偏心量EA=偏心量EBの場合には、偏心量EAを有した偏心部を支える軸受の軸心と偏心量EBを有した偏心部を支える軸受の軸心とを結ぶ線は、駆動偏心軸4の回転中心軸線に対して常に平行である。すなわち、偏心量EAを有した偏心部の軸心、偏心量EBを有した偏心部の軸心、第1及び第2可動軸受ハウジング8、9の各内筒、これらは全て駆動偏心軸4の回転中心軸線に対して平行である。この場合、円筒ころ軸受、複列円すいころ軸受、深溝玉軸受、円筒滑りブッシュなどの非自動調心型の軸受を使用することができる。しかし、本実施形態においては、駆動偏心軸4における偏心量EA>偏心量EBとしているので、偏心量EAを有した偏心部を支える軸受の軸心と偏心量EBを有した偏心部を支える軸受の軸心とを結ぶ線は、駆動偏心軸4の回転中心軸線に対して常に平行とはならない。偏心量EAを有した偏心部の軸心および偏心量EBを有した偏心部の軸心は駆動偏心軸4の回転中心軸線と平行を保ちながら公転するが、第1及び第2可動軸受ハウジング8、9の各内筒は駆動偏心軸4の回転中心軸線に対して平行ではない。すなわち、偏心量EAを有した偏心部を支える軸受の内輪の回転軸線と同軸受の外輪の回転中心軸線とが一致せず微小ではあるが角度をもって交わる。また、偏心量EBを有した偏心部を支える軸受の内輪の回転軸線と同軸受の外輪の回転中心軸線とが一致せず微小ではあるが角度をもって交わる。これらのことは、駆動偏心軸5に関しても同様なことが言える。この場合、非自動調心型の軸受を使用することができないが、自動調心ころ軸受・自動調心玉軸受・自動調心球面座付き軸受・球面滑り軸受などの自動調心型軸受を駆動偏心軸4、5を支える自動調心型軸受8a、9aとして使用することで解決できる。
(実施形態2)
図9は本発明の実施形態2における駆動偏心軸の偏心部が中立点にある主要部を説明するための模式縦断側面図、図10は同実施形態2における駆動偏心軸の偏心部が上死点にある主要部を説明するための模式縦断側面図である。なお、本実施形態において、実施形態1と同一な構成要素には同一番号を付して詳細な説明を省略し、異なる部分のみ詳述する。
図9および図10において、駆動偏心軸4の回転中心軸線を前記中心Oから前記鋳片軌道に向かって延びる直線(★E印で示した線)に配備している。また、偏心量EBに対する偏心量EAの比率EA/EBがRA/RBに一致するようにすれば、上死点イと上死点オとを結ぶ線は前記中心Oを通る前記連続鋳造設備の縦断側面に垂直な中心軸線と交わるため、「鋳型テーブル2の円弧運動の中心」は「鋳片軌道Tの中心O」に一致する。同様に下死点ウと下死点カとを結ぶ線も前記中心Oを通る前記連続鋳造設備の縦断側面に垂直な中心軸線と交わる。
鋳片軌道Tの中心Oから鋳型テーブル2までの距離を一定に保つための手段が必要になるが、本実施形態では図9に示す第2振動方向規制手段としてのタイロッド12を採用している。前記中心Oから前記鋳片軌道に向かって延びる直線(★T印で示した線)にタイロッド12を配しているので、振動している鋳型テーブル2のポジションを、前記中心Oから一定の距離に保つことができる。この場合、自動調心型軸受8a、9aは駆動偏心軸4、5の各回転中心軸線方向に拘束されないのが好ましい。以上により、「鋳型テーブル2の円弧運動の中心」と「鋳片軌道Tの中心O」とを一致させることができる。厳密には、タイロッド12と鋳型テーブル2との固定点はタイロッド12の長手方向に対して直交方向に直線運動するため、当該固定点は前記中心Oを中心とする回動運動にはならない。しかし、鋳片軌道Tの半径Rに対して鋳型テーブル2の振幅は十分に小さいので、この不一致の量は極めて小さく実用上問題にならない。不一致量は上死点イおよび下死点ウで最も大きくなるが、例えば「半径R=10000mm、振幅±2.0mm」の場合、この不一致量は0.0002mmにすぎない。
また、本実施形態では「θE>θT」としているが「θE<θT」でも良いし「θE=θT」であっても良い。あるいは「θE=0」「θT=0」であっても良い。設置スペースにより適宜選定すれば良い。
(実施形態3)
図11は本発明の実施形態3における駆動偏心軸の偏心部が中立点にある主要部を説明するための模式縦断側面図、図12は同実施形態3における駆動偏心軸の偏心部が上死点にある主要部を説明するための模式縦断側面図である。なお、本実施形態において、実施形態1および2と同一な構成要素には同一番号を付して詳細な説明を省略し、異なる部分のみ詳述する。
上記実施形態2では、鋳片軌道Tの中心Oから鋳型テーブル2までの距離を一定に保つための手段としてのタイロッド12を採用しているが、本実施形態ではタイロッドを使用していない。その代わりに、自動調心型軸受8a、9aの内輪の駆動偏心軸4のスラスト方向への移動を拘束すると共に、自動調心型軸受8a、9aの外輪の第1及び第2可動軸受ハウジング8、9のスラスト方向への移動を拘束すれば良い。両方ともに拘束しても良いが、高温雰囲気で駆動偏心軸4、5や振動テーブル2が膨張するので、例えば、一方のみを拘束して他方を非拘束(すなわち、自動調心型軸受8a、9aがスラスト方向に移動自在)にするのが好ましい。これとは逆に、他方のみを拘束して、一方を非拘束としても良い。前記一方のみを拘束して他方を非拘束にするとは、下記1)〜4)の4通りの方法がある。
1)(8aの内輪の駆動偏心軸4のスラスト方向への移動を拘束する)&(8aの外輪の可動軸受ハウジング8のスラスト方向への移動を拘束する)&(9aの内輪の駆動偏心軸4のスラスト方向への移動を拘束する)&(9aの外輪の可動軸受ハウジング9のスラスト方向への移動を拘束しない)
2)(8aの内輪の駆動偏心軸4のスラスト方向への移動を拘束する)&(8aの外輪の可動軸受ハウジング8のスラスト方向への移動を拘束する)&(9aの外輪の可動軸受ハウジング9のスラスト方向への移動を拘束する)&(9aの内輪の駆動偏心軸4のスラスト方向への移動を拘束しない)
3)(9aの内輪の駆動偏心軸4のスラスト方向への移動を拘束する)&(9aの外輪の可動軸受ハウジング9のスラスト方向への移動を拘束する)&(8aの内輪の駆動偏心軸4のスラスト方向への移動を拘束する)&(8aの外輪の可動軸受ハウジング8のスラスト方向への移動を拘束しない)
4)(9aの内輪の駆動偏心軸4のスラスト方向への移動を拘束する)&(9aの外輪の可動軸受ハウジング9のスラスト方向への移動を拘束する)&(8aの外輪の可動軸受ハウジング8のスラスト方向への移動を拘束する)&(8aの内輪の駆動偏心軸4のスラスト方向への移動を拘束しない)
厳密には、駆動偏心軸4、5の回転中心軸線周りにそれぞれ第1及び第2可動軸受ハウジング8、9が運動するので、第1及び第2可動軸受ハウジング8、9は前記中心Oを中心とする運動にはならない。しかし、鋳片軌道Tの半径Rに対して鋳型テーブル2の振幅は十分に小さいので、この不一致の量は極めて小さく実用上問題にならない。また、この不一致の量は上死点イおよび下死点ウで最も大きくなるが、例えば「半径R=10000mm、振幅±2.0mm」の場合、この不一致量は0.0002mmにすぎない。
また、スラスト方向を非拘束にする別の方法として、例えば「球面座付き円筒コロ」ベアリングを使用することも可能である。この場合、内輪の駆動偏心軸のスラスト方向への移動を拘束し、外輪の可動軸受ハウジングのスラスト方向への移動を拘束しても、内輪と円筒コロとの間はスラスト方向非拘束になる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 鋳型
1a、1b 中空状の通路の内壁
2 鋳型テーブル
2a、2b、2c、14、15 支持部材
3 ベースフレーム
4、5 駆動偏心軸
4b 偏心部
4c 偏心部4bの軸心
6 第1定置軸受ハウジング
7 第2定置軸受ハウジング
8 第1可動軸受ハウジング
9 第2可動軸受ハウジング
10、11 コネクティングプレート
12 タイロッド
12a、12b タイロッド12の端部
13 繋ぎ材
16、17 支持部材
14a、15a 受け部
30 鋳片
40、50 出力軸

Claims (8)

  1. 縦断側面視で所定長さの円弧形の鋳片軌道を有し、この鋳片軌道に沿う中空状の通路が形成された鋳型を備えた連続鋳造設備の鋳型振動装置であって、
    前記鋳型を支持する鋳型テーブルと、
    この鋳型テーブルを支持するベースフレームと、
    平面視で前記鋳片軌道の両側に、回転中心軸線の方向がそれぞれ前記鋳片軌道に対して平行になるように配せられた駆動偏心軸と、
    この各駆動偏心軸のそれぞれに連結された駆動手段と、
    前記ベースフレームに連結され、前記各駆動偏心軸を縦断側面視で前記鋳片軌道の中心Oから遠い側で装着した第1定置軸受ハウジングと近い側で装着した第2定置軸受ハウジングと、
    前記鋳型テーブルに連結され、前記各駆動偏心軸を縦断側面視で前記中心Oから遠い側で装着した第1可動軸受ハウジングと近い側で装着した第2可動軸受ハウジングと、
    前記第1及び第2可動軸受ハウジングに下端面がそれぞれ固着されるとともに前記鋳型テーブルに上端面がそれぞれ固着され、前記各駆動手段による前記各駆動偏心軸の回転時に、前記各駆動偏心軸における前記中心から遠い側の偏心部の回転位相と前記中心に近い側の偏心部の回転位相とが全て一致するようにして、前記鋳型テーブルを振動させる前記各駆動偏心軸の回転中心軸線の方向に延出したコネクティングプレートと、
    前記鋳型テーブルの前記鋳片軌道方向への変位が許容されるとともに、平面視で前記各駆動偏心軸に直交する方向への変位が規制されるように配せられた第1振動方向規制手段と、
    を備え、
    前記各駆動偏心軸は、縦断側面視で前記中心Oから遠い側の偏心部に偏心量EAを近い側の偏心部に偏心量EBを有し、前記偏心量EAが前記偏心量EBより大きくなるように構成され、
    前記偏心量EAを有した偏心部は、自動調心型軸受を介して前記第1可動軸受ハウジングに装着され、
    前記偏心量EBを有した偏心部は、自動調心型軸受を介して前記第2可動軸受ハウジングに装着されていることを特徴とする連続鋳造設備の鋳型振動装置。
  2. 前記各駆動偏心軸の回転方向が、互いに逆向きに設定されていることを特徴とする請求項1に記載の連続鋳造設備の鋳型振動装置。
  3. 縦断側面視において、
    前記各駆動手段は、前記第2定置軸受ハウジングよりも前記中心O側または前記第1定置軸受ハウジングよりも前記中心Oとは反対側に配備され、前記各駆動手段の出力軸と前記各駆動偏心軸が連接されていることを特徴とする請求項1または2に記載の連続鋳造設備の鋳型振動装置。
  4. 縦断側面視において、
    前記偏心量EAを有した偏心部は前記鋳片軌道の外側に配置され、前記偏心量EBを有した偏心部は前記鋳片軌道の内側に配置されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の連続鋳造設備の鋳型振動装置。
  5. 縦断側面視において、
    前記各駆動偏心軸の回転中心軸線は、前記中心Oを通る前記連続鋳造設備の縦断側面に垂直な中心軸線と交わるように設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の連続鋳造設備の鋳型振動装置。
  6. 縦断側面視において、
    前記中心Oから前記第1可動軸受ハウジング内に配備された自動調心型軸受の軸方向中心までの距離を半径RAとし、前記中心Oから前記第2可動軸受ハウジング内に配備された自動調心型軸受の軸方向中心までの距離を半径RBとする場合、前記偏心量EBに対する前記偏心量EAの比率EA/EBがRA/RBに一致していることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の連続鋳造設備の鋳型振動装置。
  7. 前記自動調心型軸受の内輪および外輪のスラスト方向への移動が拘束されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の連続鋳造設備の鋳型振動装置。
  8. 縦断側面視において、
    前記鋳型テーブルの前記鋳片軌道方向への変位が許容されるとともに、前記鋳片軌道方向への変位に対して直交する、前記中心Oから前記鋳片軌道に向かって延びる直線方向への変位が規制されるように、前記直線上に第2振動方向規制手段が配せられたことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の連続鋳造設備の鋳型振動装置。
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