JP4987662B2 - ステージ装置 - Google Patents

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本発明は、ベース上を移動体がXY方向へ移動するステージ装置に関する。
従来、ステージ装置として、定盤(ベース)と、定盤のY軸方向に延在する一の側面に固定された固定ガイドと、固定ガイドの外側面に取り付けられた固定子、定盤の前記一の側面とは反対側の側面に取り付けられた固定子、及び各々の固定子の上部に対向しY軸方向に沿って移動する一対の可動子から構成されるリニアモータ(Y軸駆動部)と、一対の可動子同士に連結されてY軸方向へ移動するYステージ(Y軸移動体)と、Yステージの下部に固定されると共にベース両側より内側に配置された静圧空気軸受取付板と、Yステージに沿ってX軸方向へ移動するXステージ(X軸移動体)と、を備えたステージ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−245932号公報
しかしながら、上記ステージ装置にあっては、定盤、固定ガイド、固定子を並設するX軸方向に対して装置が占める面積(フットプリント)が大きく、装置の輸送や設置の際にスペース的な問題を生じる場合があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、フットプリントを低減でき、装置のコンパクト化を図ることができるステージ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るステージ装置は、上面とY軸方向に沿って延在する側面とが滑走面とされたベースと、磁石を内部に有してY軸方向に沿って延在する一対のY軸シャフトとY軸シャフトを取り囲むコイルによって各々構成される一対のY軸可動子とを有するY軸駆動部と、ベース上面で一対のY軸可動子に連結される本体部とY軸可動子に連結されると共にベース側面に対向する側部とを有し、ベース上面及びベース側面に沿ってY軸方向へ移動するY軸移動体と、本体部に沿って、Y軸方向と直交する水平方向であるX軸方向へ移動するX軸移動体と、を備え、側部は、Y軸可動子の下方に配置されることを特徴とする。
このようなステージ装置によれば、Y軸移動体を移動させるY軸駆動部として、磁石を内部に有するY軸シャフト及び当該Y軸シャフトを取り囲むコイルからなるY軸可動子を用いているため、リニアモータなどに比して駆動部を小さくすることができ、従って、ベース側面に対向するY軸移動体の側部を一方のY軸可動子の下方に配置することができ、Y軸駆動部と横並びになった場合に側部が占めるX軸方向のフットプリントを省略することができる。これによって、フットプリントを低減でき、装置のコンパクト化を図ることができる。
また、ベース側面とY軸移動体の側部との間には、互いに引き付け合う引力を発生させる引力発生手段を備えることが好ましい。このような構成によれば、引力発生手段に対応する反発力発生手段(気体軸受など)をY軸移動体の一方の側部に設け、これによりバランスをとるようにすれば、両側に反発力発生手段を設けてバランスをとる場合に比べて装置のコンパクト化を図ることができる。
引力発生手段は、例えば、ベース側面に設けられて、Y軸方向に沿って延在する磁石又は磁性体のいずれか一方と、Y軸移動体の側部に設けられた磁石又は磁性体の他方と、から構成されることが好ましい。
また、Y軸移動体の側部は、ベース側面に対して気体を噴出する気体軸受を、側部の外部で支持することが好ましい。このような構成によれば、気体軸受が側部の外部で支持される構造とされているため、側部の内部に気体軸受が埋設されているような構造に比べて製造及びメンテナンスが容易である。
Y軸移動体の側部は、気体軸受を回動可能に支持する支持部を有することが好ましい。このような構成によれば、ベースや移動体の精度が低く、支持部がベース側面に対して傾いていた場合であっても、気体軸受が回動しながら、ベース側面と気体軸受との間の反発力と吸引力とが釣り合い、ベース側面と気体軸受との隙間の間隔が適切に維持されながら移動体が移動することができる。以上によって、ベースや移動体の加工精度や組立精度を出すことを不要とし、容易に加工や組立をすることができる。
また、支持部は、球面形状部を介して気体軸受を支持することが好ましい。これによって、気体軸受が移動体の側部を構成する支持部に球面形状部を介して支持されているため、球面形状部との接触部を中心として三次元方向に自由に回動することができる。
また、気体軸受は、球面形状部の周りに設けられた伸縮可能な弾性力付与部から弾性力を付与されることによって、支持部に支持されることが好ましい。これによって、最適な力で気体軸受を球面形状部に接触させて支持することができると共に、気体軸受が球面形状部との接触部を中心として三次元方向に回動する場合に、これを許容するように弾性力付与部が伸縮し、気体軸受の動きを妨げることなく支持部に対して確実に支持することができる。
本発明に係るステージ装置によれば、フットプリントを低減でき、装置のコンパクト化を図ることができる。
以下、本発明によるステージ装置の好適な実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るステージ装置を示す斜視図であり、図2は、図1に示すステージ装置の平面図であり、図3は、図1に示すステージ装置の側面図であり、図4は、図3のIV−IV線に沿う断面図である。
図1に示すように、ステージ装置1は、ベース2と、一対のY軸シャフトモータ3A,3BからなるY軸駆動部3と、Y軸駆動部3によってY軸方向へ移動するY軸移動体4と、Y軸移動体4に設けられた一対のX軸シャフトモータ6A,6BからなるX軸駆動部6と、X軸駆動部6によってX軸方向へ移動するX軸移動体7とを備えている。なお、図において、X軸シャフトモータ6A,6Bが延在する方向をX軸方向とし、X軸方向と直交する水平方向をY軸方向とする。
ベース2は、矩形板状の石材からなり、その上面には、平面加工が施されることによって、エアベアリングが滑走するための上面側滑走面(上面)2bが形成される。また、Y軸方向に沿って延在する側面のうち、一方の側面にも、上面と同様に平面加工が施されることによって、エアベアリングが滑走するための側面側滑走面(側面)2dが形成される。この側面側滑走面2dにはY軸方向へ沿って延在する溝部2eが形成される。この溝部2e内にはY軸方向に沿って延在する磁性体(引力発生手段)33が配設される(図5参照)。
Y軸駆動部3を構成するY軸シャフトモータ3A,3Bは、磁石を内部に有してY軸方向に沿って延在する一対のY軸シャフト8A,8Bと、Y軸シャフト8A,8Bの軸線方向に延在する一部を取り囲むように設けられたY軸可動子9A,9Bとを備える。
図1及び図2に示すように、Y軸シャフト8A,8Bは、ベース2上方のX軸方向の両側で複数の磁石をY軸方向に沿って各々配設することによって形成される。これらの磁石は、N極同士及びS極同士で接合され、これらを並設したものである。側面側滑走面2d側のY軸シャフト8Aは、側面側滑走面2dの長手方向の両側に各々固定された一対の保持部材11Aによって両端が保持され、上方から見てベース2の外側に配置される。他方のY軸シャフト8Bも同様に、ベース2に立設された一対の保持部材11Bに両端が保持されている。
Y軸可動子9A,9Bは、Y軸シャフト8A,8Bを取り囲むコイルをハウジングに収容することによって各々構成される。このY軸可動子9A,9Bは、コイルに電流を流し、磁石からなるY軸シャフト8A,8Bとの間で電磁力を発生させ、電磁相互作用によってY軸方向に各々移動する。
図1〜図3に示すように、Y軸移動体4は、ベース2の上面側滑走面2bに対向する本体部4a及び側面側滑走面2dに対向する側部4bを有する。本体部4aと側部4bとは別部品から構成されており、製造及びメンテナンスが容易とされている。Y軸移動体4の本体部4aは、X軸駆動部6と、Y軸可動子9A,9B同士に連結されてX軸移動体7をガイドするためのガイドビーム12と、Y軸移動体4を上下方向に支持するためのY軸リフトエアベアリング14とを備える。
X軸駆動部6を構成するX軸シャフトモータ6A,6Bは、磁石を内部に有してX軸方向に沿って延在する一対のX軸シャフト18A,18Bと、X軸シャフト18A,18Bの軸線方向に延在する一部を取り囲むように設けられたX軸可動子19A,19Bとを備える。
X軸シャフト18A,18Bは、X軸方向に沿って複数の磁石を配設することによって形成され、支持部材13A,13Bを介してY軸可動子9A,9B同士に連結されている。これらの磁石は、N極同士及びS極同士で接合され、これらを並設したものである。
X軸可動子19A,19Bは、X軸シャフト18A,18Bを取り囲むコイルをハウジングに収容することによって各々構成される。このX軸可動子19A,19Bは、コイルに電流を流し、磁石からなるX軸シャフト18A,18Bとの間で電磁力を発生させ、電磁相互作用によってX軸方向に各々移動する。
ガイドビーム12は、図1〜図4に示すように上向きに開口した断面コ字状をなし、X軸方向に沿って延在する外側の両側面に平面加工が施されることによって、エアベアリングが滑走するための滑走面12a,12bが形成される。また、ガイドビーム12は、上方から見てX軸シャフト18AとX軸シャフト18Bとの間に配置されると共に、矩形環状のX軸移動体7のその内側に収容されるように位置し、その長手方向の両端が支持部材13A,13Bを介してY軸可動子9A,9Bに各々連結されている。
Y軸リフトエアベアリング14は、Y軸移動体4の本体部4aの側部4b側の端部にY軸方向に離間して2個、他方の端部の中央に1個設けられており、上面側滑走面2bに対して空気などの気体を噴出することによって発生する反発力とY軸移動体4の自重による下向きの力とを釣り合わせることによって、上面側滑走面2bとの間に数μm程度の隙間を設けながらY軸移動体4を非接触状態で支持する。なお、気体軸受は、気体を噴出するのみならず、吸引機能を有していてもよい。
図1及び図4に示すように、X軸移動体7は、ガイドビーム12を取り囲む矩形環状の移動部材26と、移動部材26の上面に設けられてウエハなどを載置するステージ24とを備える。図4に示すように、移動部材26は、ガイドビーム12の滑走面12a,12bに対向する側部26c,26dを有し、側部26cの外側の面がX軸可動子19Aに連結され、側部26dの外側の面がX軸可動子19Bに連結され、X軸可動子19A,19Bと共に移動する。このように、X軸移動体7とX軸駆動部6との位置関係はX軸移動体7の両外側にX軸シャフト18A,18B及びX軸可動子19A,19Bが各々配置される関係とされている。また、X軸移動体7の重心Gの高さは、X軸シャフト18A,18B及びX軸可動子19A,19Bの軸心の高さと一致する。
X軸移動体7は、移動部材26の側部26c,26dの内側に、滑走面12a,12bに対して気体を噴出するX軸ヨーエアベアリング27a,27bを各々2個ずつ備える(図3参照)。また、X軸移動体7は、移動部材26の下面26e側に、ベース2の上面側滑走面2bに対して気体を噴出するX軸リフトエアベアリング28を3個備える(図2参照)。2個は側部26dにX軸方向に離間して設けられ、1個は側部26cのX軸方向の中央に設けられている。X軸ヨーエアベアリング27a,27bは、ガイドビーム12の滑走面12a,12bからの反発力を互いに釣り合わせることによって、滑走面12a,12bとの間に各々数μm程度の隙間を設けながらX軸移動体7を非接触状態で支持する。また、X軸リフトエアベアリング28は、ベース2の上面側滑走面2bからの反発力とX軸移動体7の自重による下向きの力とを釣り合わせることによって、ベース2の上面側滑走面2bとの間で各々数μm程度の隙間を設けながらX軸移動体7を非接触状態で支持する。
ここで、図5は、図1中のY軸移動体の側部をY軸方向から見た拡大図である。図1及び図5に示すように、Y軸移動体4の側部4bは、Y軸可動子9Aの下面に設けられてベース2の側面側滑走面2dに対向する支持部16を備える。また、側部4bは、図5に示すように、側面側滑走面2dに対向する噴出面17aから側面側滑走面2dへ向かって気体を噴出するY軸方向に並設された2個の平板状のY軸ヨーエアベアリング(気体軸受,図1参照)17を、側部4bの外部で支持する。このY軸ヨーエアベアリング17は、支持部16で回動可能に支持される。なお、Y軸ヨーエアベアリング17には図示されない気体供給管が接続されており、外部の供給装置から気体が供給される。
支持部16のY軸ヨーエアベアリング17側の端面16aには、先端に球面形状を有しY軸ヨーエアベアリング17の裏面と接触する球面形状部29が設けられる。また、端面16aの反対側の端面16bには、球面形状部29の周りに複数の凹部16cが設けられ、この凹部16cは支持部16に設けられた貫通孔により端面16a側に開放される。そして、この貫通孔を通り凹部16c内に進入するようにして、Y軸ヨーベアリング17の裏面に突設されたピン31が配置されている。また、Y軸ヨーエアベアリング17の裏面の中央部には、噴出面17a側へ向かって狭くなる傾斜が設けられた凹部17bが設けられ、この凹部17bに球面形状部29が進入した状態とされている。そして、支持部16の凹部16cの底面とピン31の鍔状端部31aとの間に伸縮可能なバネ(弾性力付与部)32が圧縮された状態で配置され、これにより、バネ32は、側面側滑走面2dとは反対方向へ弾性力を付与する。これによって、Y軸ヨーエアベアリング17には、球面形状部29へ押付けられる力が付与され、所望の圧力で凹部17b及び球面形状部29を介して支持部16に支持される。
また、噴出面17aの中央部には、側面側滑走面2dに形成された溝部2e内へ向かって突出する磁石(引力発生手段)17cが設けられる。磁石17cは、側面側滑走面2dの溝部2eの底面でY軸方向に沿って延在する磁性体33との間で吸引力を発生する。なお、磁石17cの突出量を調節することにより、磁石17cと磁性体33との間の隙間を調節し、これによって、Y軸ヨーエアベアリング17の反発力と磁石17cの吸引力をバランスさせ、Y軸ヨーエアベアリング17と側面側滑走面2dとの間の隙間を調節する。
以上のように構成されたステージ装置1においては、Y軸駆動部3及びX軸駆動部6の駆動に伴うY軸移動体4及びX軸移動体7の移動により、X軸移動体7のステージ24を二軸方向へ自由に移動させることができる。
そして、本実施形態のステージ装置1によれば、Y軸移動体4を移動させるY軸駆動部3として、磁石を内部に有するY軸シャフト3A,3B及び当該Y軸シャフト3A,3Bを取り囲むコイルからなるY軸可動子9A,9Bを用いているため、リニアモータなどに比して駆動部を小さくすることができ、従って、側面側滑走面2dに対向するY軸移動体4の側部4bを一方のY軸可動子9Aの下方に配置することができ、Y軸駆動部3Aと横並びになった場合に側部4bが占めるX軸方向のフットプリントを省略することができる。これによって、フットプリントを低減でき、装置のコンパクト化を図ることができる。
また、磁石17c及び磁性体33による引力発生手段に対応するY軸ヨーエアベアリング17をY軸移動体4の一方の側部に設け、これによりバランスをとるようにすれば、両側にY軸ヨーエアベアリング17を設けてバランスをとる場合に比べて装置のコンパクト化を図ることができる。
また、Y軸ヨーエアベアリング17が側部4bの外部で支持される構造とされているため、側部4bの内部にY軸ヨーエアベアリングが埋設されているような構造に比べて製造及びメンテナンスが容易である。特に、Y軸ヨーエアベアリング17が支持部16に埋設されていた場合は支持部16内に気体供給管を通さなくてはならず、製造及びメンテナンスが困難であるが、Y軸ヨーエアベアリング17に外から気体供給管を通すことができるため、製造及びメンテナンスが容易である。
また、ベース2やY軸移動体4の精度が低く、支持部16がベース2の側面側滑走面2dに対して傾いていた場合であっても、Y軸ヨーエアベアリング17が回動しながら、側面側滑走面2dとY軸ヨーエアベアリング17との間の反発力と吸引力とが釣り合い、側面側滑走面2dとY軸ヨーエアベアリング17との隙間の間隔が適切に維持されながらY軸移動体4が移動することができる。以上によって、ベース2やY軸移動体4の加工精度や組立精度を出すことを不要とし、容易に加工や組立をすることができる。
また、Y軸ヨーエアベアリング17が、Y軸移動体4の側部4bを構成する支持部16に球面形状部29を介して支持されているため、球面形状部29との接触部を中心として三次元方向に自由に回動することができる。
また、Y軸ヨーエアベアリング17は、球面形状部29の周りに設けられた伸縮可能なバネ32から弾性力を付与されることによって、支持部16に支持されるため、最適な力でY軸ヨーエアベアリング17を球面形状部29に接触させて支持することができると共に、Y軸ヨーエアベアリング17が球面形状部29との接触部を中心として三次元方向に回動する場合に、これを許容するようにバネ32が伸縮し、Y軸ヨーエアベアリング17の動きを妨げることなく支持部16に対して確実に支持することができる。
また、本実施形態においては以下の効果を奏する。すなわち、X軸移動体7の両外側に、X軸移動体7のX軸駆動部6を構成する一対のX軸シャフト18A,18B及びX軸可動子19A,19Bが各々配置されているため、X軸移動体がX軸可動子上に載置される従来技術に比してX軸移動体7の位置を鉛直方向に下方に下げることができ、X軸シャフト18A,18B及びX軸可動子19A,19Bを有するX軸駆動部6の高さ位置にX軸移動体7の重心位置を近づけることができる。これによって、X軸駆動部6でX軸移動体7を安定して支持することができ、ピッチングを発生させることなくX軸移動体7を移動させることができる。
また、一対のX軸シャフト18A,18B及びX軸可動子19A,19BがX軸移動体7の移動部材26の側部26c,26dの外側に各々配置されているため、X軸移動体7の内側に配置した場合に比べて、X軸移動体7の小型化及び軽量化を図ることができる。
また、X軸移動体7の重心Gの高さがX軸シャフト18A,18B及びX軸可動子19A,19Bの軸心の高さと一致するため、X軸駆動部6でX軸移動体7を一層安定して支持することができ、一層ピッチングを発生させることなくX軸移動体7を移動させることができる。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態においては、磁石17cをX軸ヨーエアベアリング17の噴出面17a側に設け、磁性体33をベース2の側面側滑走面2d側に設けているが、磁石と磁性体との配置が逆であってもよい。
本発明の実施形態に係るステージ装置を示す斜視図である。 図1に示すステージ装置の平面図である。 図1に示すステージ装置の側面図である。 図3のIV−IV線に沿う断面図である。 図1中のY軸移動体の側部をY軸方向から見た拡大図である。
符号の説明
1…ステージ装置、2…ベース、2b…上面側滑走面(上面)、2d…側面側滑走面(側面)、3…Y軸駆動部、4…Y軸移動体、4a…本体部、4b…側部、7…X軸移動体、8A,8B…Y軸シャフト、9A,9B…Y軸可動子、16…支持部、17…Y軸ヨーエアベアリング(気体軸受)、17c…磁石(引力発生手段)、32…バネ(弾性力付与部)、33…磁性体(引力発生手段)、39…球面形状部。

Claims (7)

  1. 上面とY軸方向に沿って延在する側面とが滑走面とされたベースと、
    磁石を内部に有してY軸方向に沿って延在する一対のY軸シャフトと前記Y軸シャフトを取り囲むコイルによって各々構成される一対のY軸可動子とを有するY軸駆動部と、
    前記ベース上面で前記一対のY軸可動子に連結される本体部と前記Y軸可動子に連結されると共に前記ベース側面に対向する側部とを有し、前記ベース上面及び前記ベース側面に沿ってY軸方向へ移動するY軸移動体と、
    前記本体部に沿って、Y軸方向と直交する水平方向であるX軸方向へ移動するX軸移動体と、を備え、
    前記側部は、前記Y軸可動子の下方に配置され、
    前記側部と前記本体部とは連結されて一体的に移動し、
    前記ベース側面と、前記側部との間には、前記Y軸移動体をガイドするガイド部が形成されていることを特徴とするステージ装置。
  2. 前記ガイド部は、
    前記ベース側面と前記Y軸移動体の前記側部との間に、互いに引き付け合う引力を発生させる引力発生手段を備えることを特徴とする請求項1記載のステージ装置。
  3. 前記引力発生手段は、
    前記ベース側面に設けられて、Y軸方向に沿って延在する磁石又は磁性体のいずれか一方と、
    前記Y軸移動体の前記側部に設けられた前記磁石又は前記磁性体の他方と、から構成されることを特徴とする請求項2記載のステージ装置。
  4. 前記ガイド部は、前記ベース側面に対して気体を噴出する気体軸受を有し、
    前記Y軸移動体の前記側部は、前記気体軸受を、前記側部の外部で支持することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のステージ装置。
  5. 前記Y軸移動体の前記側部は、前記気体軸受を回動可能に支持する支持部を有することを特徴とする請求項4記載のステージ装置。
  6. 前記支持部は、球面形状部を介して前記気体軸受を支持することを特徴とする請求項5記載のステージ装置。
  7. 前記気体軸受は、前記球面形状部の周りに設けられた伸縮可能な弾性力付与部から弾性力を付与されることによって、前記支持部に支持されることを特徴とする請求項6記載のステージ装置。
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