JP6759854B2 - チューブ容器 - Google Patents

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本発明は、練り歯磨き等の日用品などに使用されるチューブ容器に関し、特に内容物を無駄なく使い切ることができるチューブ容器に関する。
チューブ容器は内容物として、半固形状のものを収納し、搾り出すことのできる容器である。その形状は断面が円形あるいは楕円形の中空の筒状の構造で、内容物を搾り出す口部と蓋を一方の端部に有し、もう一方の端部であるエンド部は、内容物充填後にヒートシールなどで閉じられている。
チューブ容器の材質は、たとえばアルミニウムや錫、鉛などの金属を用いたものもあり、空気によって変質しやすい内容物には適しているが、容器としての弾力性や復元性には欠けている。そのため近年はプラスチック材料を用いた、たとえばブロー成型チューブあるいはラミネートチューブなどが主流になっている。
またチューブ容器の用途は歯磨き、洗顔料などのトイレタリー用品やクリームなどの化粧品、塗り薬などの薬品類、ペースト状の食品や香辛料、接着剤など日常生活に密着して幅広く用途を広げている。しかしながら実際にチューブ容器を使用する場面では、図9(a)に例示するように胴部に手指で圧力を加えるだけで、内容物を搾り出して取り出すことができ、利便性は大変優れている半面、問題点も指摘されている。
たとえばその製造方法において、ラミネートチューブの場合には、チューブ用のプラスチックフィルム積層体を円筒形にした後、一方の開口部はヒートシールして閉鎖されるが、他方の開口部は肩部、口部にプラスチックパーツを融着して形成されるため、内容物が少なくなると図9(b)に例示するように胴部の上部、肩部や口部に残った内容物96が、肩部が肉厚となっていることから押し潰しにくくなり残ってしまうという問題があった。このため、この残った内容物を押し出す種々の工夫が提案されている。
例えば特許文献1には、チューブ容器の肩部から胴部にかけて三角形状の凹溝と折り返し用凹溝を設け、各凹溝に沿ってチューブ容器を折りたたむことでチューブ容器の胴部を偏平に押し潰せるようにし、その部分に残った内容物が口頸部から押し出されるようにしたチューブ容器が開示されている。
また特許文献2には、絞出口を設けた封止体を、破断除去部を介して筒状の胴部に連接させ、内容物が多いうちは内容物を絞出口から押し出し、内容物が少なくなってきたら破断除去部を切り取って封止体を取り外すことで大きな開口部を得て、大きな開口部から内容物と取り出せるようにした包装チューブが開示されている。
特許第3808283号公報 特許第5272316号公報
しかしながら特許文献1に開示されるようなチューブ容器では、口頸部の直径が胴部の直径に対して比較的小さい場合は口頸部に残った内容物の取出しが困難で、また肩部が胴
部から円錐台状に張り出している形状の場合は、さらに肩部に残った内容物も残ってしまうという問題点があった。
また特許文献2に開示されているような包装チューブでは、使用途中で破断除去部を取り外す手間がかかるうえ、取り外された封止体の内部に残留する内容物は、封止体が取り去られるときに一緒に取り去られることとなって無駄になってしまうという問題点があった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、チューブ容器が、ラミネートチューブの外袋と、これと口部で係合する柔軟で容易に押し潰すことができる内容物を収納する内袋からなる二重袋となっており、内袋を外袋から分離可能とすることで、内袋に収納される内容物が少なくなった際に内袋を外袋から分離し、内袋を押し潰しながら口部から内容物を押し出すことで、内容物を残りなく取り出すことが可能なチューブ容器を提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る発明は、
内袋と外袋からなり一端に口部を有する二重構造のチューブ容器であって、外袋が筒状の胴部と、筒状の胴部の一端の周縁に外周部が融着された肩部と、肩部の中央に起立する口部とを有するプラスチック樹脂を主体とするラミネートチューブであり、内袋は外袋より薄肉なプラスチック樹脂製の袋体であって内容物が充填され、外袋と内袋は口部において分離可能に係合しており、口部と反対側の外袋の端部は内袋から離隔して偏平状にヒートシールされ、ヒートシールされた部位の少なくとも一方の側端部に切込みが設けられていることを特徴とするチューブ容器である。
また、請求項2に係る発明は、
内袋が、プラスチック樹脂をブロー成型して作成され一端に口部が設けられたブローチューブであることを特徴とする請求項1に記載のチューブ容器である。
また、請求項3に係る発明は、
外袋の口部内面に設けられた凹凸構造と、内袋の口部外面に設けられた凹凸構造が嵌合して係合していることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のチューブ容器である。
また、請求項4に係る発明は、
前記凹凸構造よりも根元側の外袋の口部に、易カット線が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のチューブ容器である。
また、請求項5に係る発明は、
内袋が、一対のプラスチックフィルムまたはその積層体の周縁を貼り合せ、一端に口部が設けられたパウチ袋であることを特徴とする請求項1に記載のチューブ容器である。
また、請求項6に係る発明は、
外袋の口部の先端の直径上の2箇所にスリットが設けられ、内袋であるパウチ袋の周縁シール部の口部先端近傍に外側に略直角に広がった部分が設けられ、広がった部分を前記スリットに挟んで外袋と内袋が係合していることを特徴とする請求項5に記載のチューブ容器である。
また、請求項7に係る発明は、
外袋の口部の内面と内袋の口部の外面が一部で接着される部分接着部が設けられて係合し
ていることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項5のいずれかに記載のチューブ容器である。
請求項1に記載の発明によれば、内容物が多く残っているうちは外袋の胴部を押すことにより口部から内容物を押し出し、内容物が少なくなって外袋のラミネートチューブの肩部、口部などに残った内容物を押し出せなくなったときには、外袋を切り裂いて開口を設けて内袋を外袋から分離して取り出し、外袋よりも薄肉であって柔軟で手で略平坦に押し潰すことができる内袋を押し潰すことで残った内容物を残りなく取り出すことができるチューブ容器を提供できる。
請求項2に記載の発明によれば、内袋をブローチューブとすることで、押し潰すことが容易な内袋を単純な工程で作成できるチューブ容器を提供できる。
請求項3に記載の発明によれば、外袋と内袋が凹凸構造で嵌合するため、外袋と内袋の口部が一体化して内容物の漏れがなく、キャップにより封止することができるチューブ容器を提供できる。
請求項4に記載の発明によれば、外袋の口部を易カット線で切り取るため、外袋と内袋が嵌合している部分が無くなり、内袋の内容物が少なくなったときに内袋を外袋から引き抜くときに引っかかりなく容易に行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、内袋をパウチ袋とすることで、より容易に内袋を平坦に押し潰して内容物を取り出すことができるチューブ容器を提供できる。
請求項6に記載の発明によれば、外袋の先端のスリットにパウチ袋の周縁シール部を引っ掛けるようにして保持でき、外袋と内袋との係合が安定すると共に内袋の分離も容易で、キャップを不要とすることも可能なチューブ容器を提供できる。
請求項7に記載の発明によれば、容易に係合のための部位を設けることができ、かつ内袋を分離する際には手で引っ張ることで容易に取り外せるチューブ容器を提供できる。
ブローチューブを内袋とした本発明の一実施形態を示す断面模式図である。 内袋を分離した状態を説明する断面模式図である。 分離した内袋を押し潰して内容物を押し出す状況の説明図である。 口部に易カット線を設けた場合の内袋の分離過程の説明図である。 パウチ袋を内袋とした本発明の一実施形態を示す断面模式図である。 内袋を分離した状態を説明する断面模式図である。 口部にスリットを設けた外袋の模式図である。 パウチ袋の口部の構造と分離の過程の説明図である。 従来のチューブ容器で内容物を押し出す状況の模式図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら詳細な説明を加える。ただし本発明はここに示す例にのみ限定されるものではない。本発明は請求項によって限定されるものである。
図1は、本発明のチューブ容器の第一の実施形態の断面を示す模式図である。チューブ
容器1は、外袋10がラミネートチューブであり、内袋20がブロー成型チューブである二重袋の構造となっている。外袋10は、公知のラミネートチューブと基本的には同様の構成であり、プラスチックシートまたはその積層体からなる円筒形の胴部4、その一端に円形、楕円形または長円形の笠状のプラスチック成形体である肩部3が融着され、肩部3の中央に円筒状に起立して先端が開口するプラスチック成形体である口部2を有し、胴部の他端は図面の法線方向から平坦状に押し潰されてシールされたエンド部5となっている。エンド部5の側端部には、内袋20を分離して取り出す際の開口を設けるためにエンド部5を切り裂くきっかけとなる切込み8が、両側端に設けられている。切り込み8は片側の側端部のみであっても良い。
胴部4に用いられるプラスチックシートは、通常のラミネートチューブに用いることができるものであれば特に制限はなく、内容物や要求特性により、紙、金属箔、金属蒸着層、無機酸化物蒸着層、印刷層、シーラント層などを適宜積層しても良い。プラスチックシートとしては、ポリエチレン樹脂、低密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、延伸ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂、ナイロン樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、アクリロニトリル共重合樹脂などからなるシートを好適に用いることができる。
口部2には、内袋20と係合させるための凹凸部6が設けられている。内袋20側の口部22にも対応する形状の凹凸部26が設けられている。図1では外袋10側が凹、内袋側が凸の形状であるが、逆であっても良い。外袋10と内袋20を係合させるためには、外袋10の口部2の内径と内袋20の口部22の外径を同等として、内袋20の口部22を外袋10の口部2に挿入したときに樹脂同士の摩擦により係合させるようにしても良いが、このように係合のための構造を設けると係合が安定し好適である。
口部2、22には封止するためキャップ30を被せることができる。口部2先端付近に、キャップ30と係合するためのリング状のリブ7が周回して設けられている。キャップ30の外袋10、内袋20の口部を封止する部分には通常、紙、不織布などのシール材やガスバリア材31が挿入されているが、内容物が収納されている内袋20の封止を効果的に行うためには、外袋10の口部2の先端は内袋20の口部22の先端よりも突出していないことが好ましい。口部2及び肩部3は、高密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂などを公知の成型技術、例えば射出成型、圧縮成型などで形成することができる。
内袋20は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等の樹脂をブロー成型することで作成されたチューブであり、継ぎ目等の無い一体の成形体である。外袋よりも薄肉で柔軟な構造となっているため、全体を手で押し潰すことが可能となっている。内袋20は収納部9に内容物を収納することができる。内袋20の口部22と反対の端部は成型時に封止されており、外袋10のシール部であるエンド部5とは間隔があいている。これにより、内袋20を外袋10から分離して取り出すときに支障が無くすることができる。
内袋20の収納部9に収納された内容物を取り出すには、まず外袋10の胴部4を押すことで内袋20も押され、口部22の開口から内容物が押し出されてくる。内容物が次第に少なくなってくると、プラスチック成形体である外袋10の口部2、肩部3は剛性が高いことからその近傍の胴部4は押し潰しにくくなり、その部分に残った内容物は押し出すことが困難になる。そうなったときには外袋10のエンド部5を切込み8から切裂き、開口部15を設け、次いで内容物が少なくなった内袋20を開口部15側に引っ張ると、図2に示すように内袋20が外袋10から分離し、外に取り出すことができる。
このとき嵌合している凹凸部6、26は、内袋20が薄肉で柔軟であることから内袋20を引っ張ることで外すことができる。取り出した内袋20は図3に示すように収納部を丸めて、あるいはまた折りたたむなどして口部22にわたって押し潰し、残った内容物を口部22から押し出すことができる。
図4は、口部2についての別の実施形態を説明する断面模式図である。図4(a)に示す様に外袋10の凹凸部6よりも根元側にハーフカット状の易カット線11が周回して設けられている。内袋20を分離する際には、この易カット線11に沿って口部2を切裂き、図4(b)の様に先端部を取り除いて内袋20の凹凸部26を露出させることができ、より容易に図4(c)に示すように内袋20を引き出して分離することが可能となる。易カット線11には別に切り取りやすくするための摘み(図示せず)を設けても良い。
図5は本発明のチューブ容器の第二の実施形態を示す断面模式図である。チューブ容器50は、外袋10がラミネートチューブであり、内袋40がプラスチックフィルムまたはその積層体を周縁部で貼り合わせたパウチ袋である二重袋の構造となっている。外袋10は第一の実施形態と同じく公知のラミネートチューブと基本的には同様の構成であり、第一の実施形態と口部2以外は同様の構成となっている。
内袋40と外袋10は口部2、44に設けられた接着部41で互いに接着されている。接着は公知のプラスチックフィルム用の接着剤を使用して良く、あるいは熱融着させても良い。その際、十分な接着力を得ると共に内袋を分離する際には手で引っ張って分離できるようにするために、1点から4点程度のスポット的な接着とすると好適である。口部2、44には第一の実施形態と同様に封止するためキャップ60を被せることができる。
内袋40は、一対の略矩形から口部44を突出させた形状のプラスチックフィルムまたはその積層体を対向させて重ね合わせ、周縁部42をヒートシールして袋状とされて内部に収納部43が設けられている。内袋40の口部44と反対の端部の周縁部は、第一の実施形態と同様、外袋のシール部であるエンド部5とは間隔があいてヒートシールされており、内袋40を外袋10から分離して取り出すときに支障が無いようになっている。
内袋40を構成するプラスチックフィルムもしくは積層体に用いるプラスチックフィルムは、高分子樹脂組成物からなるフィルムであって、たとえばポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド(ナイロン−6、ナイロン−66等)、ポリイミドなどが使用でき、要求品質や用途に応じて適宜選択することができる。
内袋40を構成する積層体にはシーラント層を設けることができ、シーラント層の材質としては、熱可塑性樹脂のうちポリオレフィン系樹脂が一般的に使用され、具体的には、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、中密度ポリエチレン樹脂(MDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−メタアクリル酸樹脂共重合体などのエチレン系樹脂や、ポリエチレンとポリブテンのブレンド樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂(PP)、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体、プロピレン−αオレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂等を使用することができる。
内容物を取り出すには第一の実施形態と同様に外袋の胴部4を押すことで内袋40も押され、口部44から内容物を押し出すことができ、押し出すのが困難になったときは第一の実施形態と同様に、外袋10のエンド部5を切込み8から切裂き、開口部15を設け、
次いで内容物が少なくなった内袋40を開口部15側に引っ張り、図6に示すように内袋40を外袋10から分離して外に取り出す。内袋40はプラスチックフィルムまたはその積層体を貼り合わせて形成したパウチ袋であるため、取り出し後は容易に平坦状に押し潰す、あるいは丸めるなどして残りの内容物を口部44から押し出すことができる。
図7は、外袋10の口部2の先端部分の直径上に2箇所のスリット13を設けた状態の図であり、内袋40との別の係合構造を説明する図である。また図8(a)は、図7の外袋と係合させる内袋40の口部周辺を拡大した断面図である。図8(a)において、内袋40は口部の先端部45が他の周縁部42と同様にシールされて封止されており、また先端近傍の両側のシールされた部分には略直角に張り出した張出し部46があり、張出し部46の先端側に切込み47が設けられている。
図8(b)は図7の外袋3の口部2に図8(a)の内袋40の口部44を挿入して係合させた状態の図である。このとき、封止された先端部45は外袋の口部2から突出し、切込み47は口部2の上部に位置し、張出し部46はスリット13に挟まった状態となるよう、設計される。張出し部46はフィルムをシールした部分であるので柔軟に曲げることができ、挿入時には口部2に沿って折り曲げ、先端部45を突出させたときに展開してスリット13に挟まるようにすることで、内袋40と外袋10を係合させる。
内容物を取り出すには、図8(c)に示すように切込み47の部分で内袋を切り裂いて先端部45を切取り、開口を設けて内容物を押し出す。内容物が少なくなり、外袋10を押し潰しただけでは残りの内容物が押し出しにくくなったときは、外袋10のエンド部5を切込み8から切裂き、開口部15を設け、内袋40を外袋10の口部2から引き抜いて内袋40と外袋10を分離する。分離した後、パウチ袋である内袋40を平坦に押し潰すことで残りの内容物を容易に取り出すことができる。
以上の様に、いずれの実施形態においても、外袋と内袋を分離可能とすることで、内容物を残り無く取り出すことができる。
以下のような2種の仕様にてチューブ容器を試作した。外袋の口部の内径と内袋の口部の外径は同等として摩擦による係合とした。練り歯磨きを充填した後、外袋に内袋を係合させて練り歯磨きの押し出しを行って評価した。
<実施例1>
(1)外袋
・胴部・・ポリエチレン/透明蒸着層付ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレンの3層構成で厚み390μmのフィルム積層体の端部を貼り合わせ直径40mm、長さ133mmの円筒状とした。
・肩部、口部・・高密度ポリエチレン樹脂のコンプレッション成型にて作成し、胴部と融着した。チューブ容器の全長は165mm。
(2)内袋
・ポリエチレン樹脂のブロー成型にて肉厚200μmで作成した(直径35mm、長さ163mm)。
<実施例2>
・ 外袋
・実施例1と同一の構成で作成した。
・ 内袋
・ポリエチレンテレフタレートフィルム/ポリエチレンフィルムの積層体(長さ163mm、幅40mm、厚み80μm)の周縁を貼り合わせて袋状に作成した。
<結果>
実施例1、実施例2のチューブ容器ともに、内袋を分離して引き出すことで練り歯磨きを最後まで残りなく押し出すことが出来た。
1、50・・・チューブ容器
2・・・・・・外袋の口部
3・・・・・・外袋の肩部
4・・・・・・外袋の胴部
5・・・・・・エンド部
6、26・・・凹凸部
7・・・・・・リブ
8・・・・・・切込み
9、43・・・収納部
10・・・・・外袋
11・・・・・易カット線
20、40・・内袋
22、44・・内袋の口部
30、60・・キャップ
41・・・・・接着部
42・・・・・周縁部
45・・・・・先端部
46・・・・・張出し部
47・・・・・切込み

Claims (7)

  1. 内袋と外袋からなり一端に口部を有する二重構造のチューブ容器であって、外袋が筒状の胴部と、筒状の胴部の一端の周縁に外周部が融着された肩部と、肩部の中央に起立する口部とを有するプラスチック樹脂を主体とするラミネートチューブであり、内袋は外袋より薄肉なプラスチック樹脂製の袋体であって内容物が充填され、外袋と内袋は口部において分離可能に係合しており、口部と反対側の外袋の端部は内袋から離隔して偏平状にヒートシールされ、ヒートシールされた部位の少なくとも一方の側端部に切込みが設けられていることを特徴とするチューブ容器。
  2. 内袋が、プラスチック樹脂をブロー成型して作成され一端に口部が設けられたブローチューブであることを特徴とする請求項1に記載のチューブ容器。
  3. 外袋の口部内面に設けられた凹凸構造と、内袋の口部外面に設けられた凹凸構造が嵌合して係合していることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のチューブ容器。
  4. 前記凹凸構造よりも根元側の外袋の口部に、易カット線が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のチューブ容器。
  5. 内袋が、一対のプラスチックフィルムまたはその積層体の周縁を貼り合せ、一端に口部が設けられたパウチ袋であることを特徴とする請求項1に記載のチューブ容器。
  6. 外袋の口部の先端の直径上の2箇所にスリットが設けられ、内袋であるパウチ袋の周縁シール部の口部先端近傍に外側に略直角に広がった部分が設けられ、広がった部分を前記スリットに挟んで外袋と内袋が係合していることを特徴とする請求項5に記載のチューブ容器。
  7. 外袋の口部の内面と内袋の口部の外面が一部で接着される部分接着部が設けられて係合していることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項5のいずれかに記載のチューブ容器。
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