JP6759579B2 - 空調室内機 - Google Patents

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Description

本発明は、室内の空気調和を行なう空調室内機に関する。
従来から、室内の空気調和を行なう空調室内機においては、快適な空気調和を提供することを目的として、室内の床温度を検出したり、室内に居る人を検知したりするために、輻射センサ及びCCD(Charge Coupled Device)センサなどの室内状態検知センサが設けられることがある。例えば特許文献1(特開2009−139046号公報)に記載されているように、空調室内機のケーシングの外表面から隆起するように輻射センサが設けられる場合がある。また、特許文献2(特開平7−63400号公報)に記載されているように、空調室内機のケーシングの外表面内側に輻射センサが配置され、輻射センサに対応する前面位置に透明もしくは半透明のカバーを設けた構成がある。
しかしながら、特許文献1に記載されているように、外表面から輻射センサが飛び出していると、空調室内機の美観が損なわれる。さりとて、特許文献2に記載されているように外表面の内側に輻射センサが設置されると、外表面や透明カバーなどが輻射センサに入る情報を劣化させることがあって検知性能を低下させる一因となっている。
本発明の課題は、空調室内機の室内状態検知センサユニットの検知性能低下を抑制するとともに空調室内機の外観が損なわれるのを防ぐことである。
本発明の第1観点に係る空調室内機は、室内空間に露出した外表面を有するケーシングと、ケーシングに設置され、ケーシングの外表面の外側に検知部が突出した第2状態とケーシングの外表面の内側に検知部が入り込んだ第1状態とを取り得るように切換可能に構成され、第2状態のときに検知部で取り込んだ情報を使って室内空間の状態を検知する室内状態検知センサユニットとを備える。
第1観点の空調室内機では、第1状態と第2状態とを切換可能に構成されていて検知の必要がないときには第1状態に切り換えて外表面の内側に検知部を入り込ませることができることから、外表面が室内状態検知センサユニットの検知の邪魔になることはない。また、外表面の内側に入り込んだ検知部は外表面の外側の空間から悪影響を受けなくなる。さらには、検知時以外のときに外表面の内側に検知部が入り込んだ状態では、室内状態検知センサが目立たなくなることによって外観の意匠性が悪くなるのを抑制することができる。
本発明の第1観点に係る空調室内機は、ケーシングは、吹出開口をさらに有し、室内状態検知センサユニットの設置場所は、吹出開口から吹出された空気が流れる吹出し気流空間の中に検知部が第2状態のときに突出する場所である、ものである。
第1観点の空調室内機では、室内状態検知センサユニットの設置場所を吹出し気流空間の中に検知部が第2状態のときに突出する場所にできることから室内状態検知センサユニットの設置場所の自由度が広がるが、他方室内状態検知センサユニットが吹出し気流空間中に突出するため吹出し気流の熱による故障や結露による不具合などのデメリットが生じる。このようなデメリットは、常に吹出し気流空間の中に検知部が突出するタイプに比べれば、室内状態検知センサユニットを第1状態にすることで大幅に抑制される。
本発明の第2観点に係る空調室内機は、室内空間に露出した外表面を有するケーシングと、ケーシングに設置され、ケーシングの外表面の外側に検知部が突出した第2状態とケーシングの外表面の内側に検知部が入り込んだ第1状態とを取り得るように切換可能に構成され、第2状態のときに検知部で取り込んだ情報を使って室内空間の状態を検知する室内状態検知センサユニットとを備え、室内状態検知センサユニットは、所定の回転軸を中心に回転して検知範囲を移動するように構成され、且つ回転軸を中心に上下移動せずに回転して第1状態と第2状態とを切り換える。
本発明の第3観点に係る空調室内機は、第2観点に係る空調室内機において、室内状態検知センサユニットは、吹出開口の上に形成された外表面の取付開口に設置されている、ものである。
第3観点の空調室内機では、吹出開口の上に形成された外表面の取付開口に室内状態検知センサユニットが設置されるので、室内状態検知センサユニットを室内空間から情報を入手し易い位置に配置できる。
本発明の第4観点に係る空調室内機は、第1観点から第3観点のいずれかに係る空調室内機において、室内状態検知センサユニットは、室内空間に対して露出される化粧面を有し、化粧面の周囲に配置されているケーシングの外表面に対して化粧面が第1状態のときに平行な姿勢を取るよう構成されている、ものである。
第4観点の空調室内機では、室内空間に対して露出している室内状態検知センサユニットの化粧面が第1状態のときにケーシングの外表面に対して平行な姿勢を取ることから、室内状態検知センサユニットの化粧面がケーシングの外表面の一部のように認識される傾向が顕著になる。
本発明の第5観点に係る空調室内機は、第4観点に係る空調室内機において、室内状態検知センサユニットは、第1状態のときに化粧面が化粧面の周囲に配置されている外表面と面一になるように構成されている、ものである。
第5観点の空調室内機では、第1状態のときに化粧面が化粧面の周囲に配置されている外表面と面一になることで、化粧面を外表面と同一視させて外表面において化粧面が目立つことによる見栄えの悪化を防ぐことができる。
本発明の第6観点に係る空調室内機は、第1観点から第5観点のいずれかに係る空調室内機において、室内状態検知センサユニットは、運転時において、第1状態を取っている時間が第2状態を取っている時間よりも短くなるように構成されている、ものである。
第6観点の空調室内機では、第1状態を取っている時間が第2状態を取っている時間よりも短くなるように構成されていることから、運転時において検知部が外表面の外側に突出している時間を短くできる。
本発明の第7観点に係る空調室内機は、室内空間に露出した外表面を有するケーシングと、ケーシングに設置され、ケーシングの外表面の外側に検知部が突出した第2状態とケーシングの外表面の内側に検知部が入り込んだ第1状態とを取り得るように切換可能に構成され、第2状態のときに検知部で取り込んだ情報を使って室内空間の状態を検知する室内状態検知センサユニットとを備え、ケーシングは、室内状態検知センサユニットを収納する円柱状の空間を有し、室内状態検知センサユニットは、円柱状の空間の中心軸の周りに上下移動せずに回転して、第1状態と第2状態とを切り換える。
本発明の第1観点、第2観点または第7観点に係る空調室内機では、室内状態検知センサユニットの検知性能低下を抑制するとともに空調室内機の外観が損なわれるのを防ぐことができる。
本発明の第1観点に係る空調室内機では、吹出し気流による不具合を抑制しながら吹出し気流空間に面する場所にまで配置場所を広げることができ、室内状態検知センサユニットの設置場所による空調室内機の設計の自由度の低下を防止することができる。
本発明の第3観点に係る空調室内機では、室内空間の監視性能が向上する。
本発明の第4観点に係る空調室内機では、空調室内機の外観の意匠性が損なわれ難くなる。
本発明の第5観点に係る空調室内機では、空調室内機の外観の意匠性が向上させることができる。
本発明の第6観点に係る空調室内機では、検知部が外表面の外側に突出することによる悪影響を小さくすることができる。
本発明の一実施形態に係る空調室内機の正面図。 図1の空調室内機の底面図。 図1の空調室内機を左から見た側面図。 図1の空調室内機の平面図。 図1の空調室内機を右斜め下から見た斜視図。 図1のI−I線で切断した空調室内機の断面図。 空調室内機の制御系統を説明するためのブロック図。 図5の一部を拡大した部分拡大斜視図。 図8のII−II線に沿って切断した空調室内機の部分断面図。 図5の一部が拡大した部分拡大斜視図。 図10のIII−III線に沿って切断した空調室内機の部分断面図。 (a)図5の一部を拡大した部分拡大斜視図、(b)図10のIII−III線に沿って切断した空調室内機の部分断面図。 (a)空調室内機の運転状態を示すタイミングチャート、(b)室内ファンの駆動状態を示すタイミングチャート、(c)室内状態検知センサユニットの検知状態を示すタイミングチャート。
<第1実施形態>
(1)空調室内機の構成の概要
本発明の一実施形態に係る空調室内機は、空調室内機を構成するために、屋外に設置される空調室外機(図示せず)と接続される。図1は空調室内機の正面図であり、図2は空調室内機の底面図であり、図3は空調室内機を左から見た側面図であり、図4は平面図である。以下の説明において、上、下、左、右、前(正面)、後(背面)といった方向を示す語句を用いているが、これらの方向は、特にことわりのない限り、図1乃至図4に矢印で示されている方向を意味する。また、図5は、右斜め下から見た空調室内機の斜視図である。
図1に示されている空調室内機10は、室内の壁面などに取り付けられる。空調室内機10の壁面に取り付けられている面が背面(後面)になる。空調室内機10は、ケーシング20と、エアフィルタ30と、第1水平フラップ41及び第2水平フラップ42とを備えている。
(2)空調室内機10の詳細構成
(2‐1)ケーシング20の外観
ケーシング20は、空調室内機10の横方向(左右方向)に細長い直方体状の箱形状を呈する。ケーシング20は、空調室内機10の天面部21、前面板22、背面板23、右側板24、左側板25及び底面部26によって内部の立体空間を囲んでいる。つまり、天面部21、前面板22、背面板23、右側板24、左側板25及び底面部26の表面は、室内空間に露出した外表面ということである。天面部21には、室内空気を吸込むための天面吸込口16が形成されている。空調室内機10の正面を構成する前面板22は、その上端が天面部21にヒンジ(図示せず)で回転自在に支持されている。右側板24及び左側板25は、それぞれ空調室内機10の右側面及び左側面を構成する。背面板23は、空調室内機10の背面を構成する。そして、底面部26は、第1水平フラップ41及び第2水平フラップ42とともに空調室内機10の底面を構成する。
(2‐2)ケーシング20の内部の構成
図6には、図1のI−I線で切断した断面が示されている。図6に示されているように、ケーシング20の立体空間内には、エアフィルタ30、室内熱交換器31、室内ファン32、複数の垂直フラップ33、及び自動清掃機構34が収納されている。
底面部26は底フレーム28によって形成されており、底フレーム28は、背面板23に固定されている。室内ファン32の前後において、室内熱交換器31の下方には、結露を受け止めるドレンパン28fが設けられている。そして、この底フレーム28は、室内熱交換器31、室内ファン32、複数の垂直フラップ33、第1水平フラップ41及び第2水平フラップ42及びを支持するための部材である。空調室内機10の底面部26を構成する底フレーム28には、調和空気を吹出すための吹出開口17及び、室内空気を吸込むための下面吸込口18が形成されている。下面吸込口18は、開閉板29によって開いたり閉じたりすることができる。この開閉板29は、図7に示されている制御装置60によって制御されているモータM3によって駆動される。
底フレーム28には、複数の垂直フラップ33及び複数の第1水平フラップ41及び第2水平フラップ42が回動可能に取り付けられている。複数の垂直フラップ33は、左右方向に複数枚並べて配置され、吹出流路28bに設けられており、吹出される調和空気の左右方向の風向を調整する。また、これら垂直フラップ33の下流には第1水平フラップ41及び第2水平フラップ42が配置されており、これら第1水平フラップ41及び第2水平フラップ42は上下方向の風向を調整する。底フレーム28は、室内ファン32の前方斜め下に、舌部28eを有している。室内ファン32が図7に示されているファンモータM5によって駆動されると、室内ファン32を上から下に向かって貫通して室内ファン32の上方から下方に向かう気流が発生する。その結果、室内空気が天面吸込口16あるいは天面吸込口16及び下面吸込口18の両方から吸い込まれて室内熱交換器31を通過する破線の矢印A,Bで示された気流と、室内ファン32から吹出流路28bを通過して吹出開口17から室内へと吹出される破線の矢印Cで示された気流とが発生する。
垂直フラップ33及び第1水平フラップ41及び第2水平フラップ42は、図7に示されている制御装置60によって制御されているモータM1,M2により駆動される。自動清掃機構34は、図7に示されているユニット駆動モータM4によって駆動される。そして、ユニット駆動モータM4は、例えばステッピングモータであり、制御装置60から送信されるパルス信号のパルス数によって移動距離が制御される。制御装置60はメモリ62に接続されており、制御シーケンスに関するデータがメモリ62に記憶されている。また、メモリ62は、室内状態検知センサユニット50から制御装置60に送信されてきた検知結果などのデータを記憶する。また、制御装置60は、リモートコントローラ61から送信されてきた空調室内機10に対する指令を受信し、この指令に従って空調室内機10を制御する。そして、制御装置60は、室内状態検知センサユニット50で検知された状態などの情報をリモートコントローラ61などによってユーザに通知する。
(3)室内状態検知センサユニット
(3−1)室内状態検知センサユニットの配置位置
室内状態検知センサユニット50(以下、センサユニット50という場合もある)は、種々のセンサユニットの総称であって、例えば、人を検知する人検知センサ及び温度を検知する温度センサが含まれる。センサユニット50で用いられるセンサには種々の検知方法を採用することができ、例えば、赤外線を検知する赤外線センサ、輻射熱を検出する輻射センサ及び光を検知するCCDイメージセンサがセンサユニット50に用いられる。
センサユニット50は、ケーシング20に設置される。センサユニット50は、例えば室内に居る人を検知したり、室内の床温度を検知したりするため、検知の行い易さという観点からは、ケーシング20の外表面の中でも、底面部26に設けられることが好ましい。また、検知の行い易さという観点から見たセンサユニット50の配置位置としては、底面部26の中でも前方が好ましく、吹出開口17の前であって空気が流れる吹出し気流空間FS1(図6参照)に面した部分に配置されるのが好ましい。図6に示されている吹出し気流空間FS1は、吹出開口17から吹出された空気が流れる場合のある空間であって、第1水平フラップ41及び第2水平フラップ42の角度によっては、吹出開口17から吹出された空気が流れる場合もあれば、流れない場合もある。
図5に示されている空調室内機10においては、底面部26に形成された円形の取付開口26aにセンサユニット50が設置されている。取付開口26aは、吹出開口17の上に形成された底面部26の外表面に形成されている。取付開口26aからは、ケーシング20の内部に向かって円柱状の空間が延びている。センサユニット50は、取付開口から延びる円柱状の空間に嵌め込まれるので、円柱状の空間に嵌る部分の自身の形状も円柱状である。空調室内機10が鉛直の壁に取り付けられたときには、取付開口26aから延びる円柱状の空間は、鉛直上方に向かって延びる。そして、センサユニット50は、この円柱状の空間の中心軸CA(図8参照)を中心にモータM6(図7参照)によって回転させることができるように構成されている。
図8及び図10には、図5の一部が拡大して示されている。また、図9には図8のII−II線に沿って切断した断面が示され、図11には図10のIII−III線に沿って切断した断面が示されている。空調室内機10が鉛直の壁に取り付けられたときの底面部26について、センサユニット50が嵌め込まれる取付開口26aの周囲は、水平面に対して前方が上に上がるとともに後方が下に下がるように斜めに傾いている。また、取付開口26aの周囲は、左右方向に沿って同じ高さになる。従って、センサユニット50で検知を行わないときには、図9に示されているように、センサユニット50の下端面である化粧面51が底面部26と同じように水平面に対して角度θ1で傾いている。そして、検知を行わないときには、化粧面51と底面部26の高さも一致していて化粧面51と底面部26とが面一になっている。図8及び図9に示されている状態が、ケーシング20の外表面の内側に検知部が入り込んだ第1状態である。
センサユニット50による検知が行われるときは、センサユニット50が図10及び図11に記載されているように、検知部55が底面部26よりも下方に突出した状態になる。つまり、図11に示されている状態が、ケーシング20の外表面の外側にセンサユニット50の検知部55が突出した第2状態である。
(3−2)センサユニットの形状
センサユニット50は、直径が取付開口26aの円柱状の空間よりも僅かに小さい円柱状の形状を有する。この円柱の中心軸に対して化粧面51が傾いている。そのため、センサユニット50の化粧面51は、楕円弧の弦と楕円弧とで形成された形状を呈する。従って、楕円弧の弦に続く、センサユニット50の円柱の側面の部分も一部が平らになっている。この切り取られて実質的に平面の形状を呈する平坦部52は、図9に示されている断面視において、鉛直方向に対して角度θ2だけ傾いている。この平坦部52に、検知部55が設けられている。つまり、検知部55は、斜め下を向いているということである。空調室内機10が室内の比較的高い位置に配置されるため、人を検知する場合も、床の温度を検知する場合も、検知部55よりも低い位置にある検知対象に対向することが好ましいことから、検知部55の向きが前述のように設定されている。
(3−3)センサユニットによる検知
検知部55で検知される範囲は、図12に示されているように、検知部55の前面に対して垂直に延びる中心線CLを含む左右の角度θ3の範囲及び中心線CLを含む上下の角度θ4の範囲である。特に、左右の検知範囲が限られることから、左右の検知反よりも広い室内の主要な範囲を検知するために、中心軸CAを中心にセンサユニット50を回転して左右の検知範囲を移動して検知を行っている。センサユニット50を駆動するモータM6(図7参照)は、例えばステッピングモータであり、回転している角度は制御装置60によって制御されている。従って、制御装置60は、角度θ3の範囲よりも広い例えば前面180°の検知結果を得ることができる。
図13(a)には空調室内機10の運転のオンとオフのタイミングが示されている。図13(b)には室内ファン32の駆動のオンとオフのタイミングが示されている。図13(c)にはセンサユニット50による検知のタイミングが示されている。時刻t1に空調室内機10がオンすると、室内ファン32が駆動される前の時刻t2から時刻t3の間にセンサユニット50による検知が行われる。このとき、例えばセンサユニット50は、モータM6によって360°回転されている間に検知を行う。従って、時刻t2と時刻t3のセンサユニット50は、図9に示されているように、センサユニット50の化粧面51と底面部26の外面が面一の状態である。時刻t2と時刻t3の中間で、図11に示されているように、検知部55が前面を向くことになる。
その後、時刻t4で室内ファン32の駆動が開始され、時刻t6で室内ファンの駆動が一旦停止されるが、センサユニット50は、室内ファン32が駆動を開始した時刻t4の後の時刻t5から検知を始め、室内ファン32の駆動が停止した後の時刻t7に検知を終了する。また、室内ファン32は、時刻t8に駆動を開始して時刻t12に停止するが、室内ファン32が駆動している最中の時刻t9から時刻t10にセンサユニット50が検知を行う場合や、室内ファン32の駆動が停止される時刻t12を挟んだ時刻t11から時刻t13までの間にセンサユニット50が検知を行う場合がある。
ここでは、時刻t3と時刻t5の間のインターバル時間、時刻t6と時刻t9の間のインターバル時間、及び時刻t3と時刻t5の間のインターバル時間が、検知を行っている時刻t2から時刻t3までの時間、時刻t5から時刻t7までの時間、時刻t9から時刻t10までの時間、及び時刻t11から時刻t13までの時間に比べてそれぞれ長くなっている。つまり、空調室内機10の運転時においては、室内状態検知センサユニット50が第1状態を取っている時間が第2状態を取っている時間よりも短くなるように、制御装置60が制御している。また、時刻t3と時刻t5の間のインターバル時間、時刻t6と時刻t9の間のインターバル時間、及び時刻t3と時刻t5の間のインターバル時間が同じに設定されている。しかし、センサユニット50による検知が行われないインターバル時間は、必ずしも一定である必要はなく、区々であってもよく、他に規則性を持って設定されてもよい。例えば、室内ファン32の駆動が停止されているときにセンサユニット50による検知が行われるように設定することもできる。
(4)特徴
(4−1)
以上説明したように、空調室内機10の室内状態検知センサユニット50は、ケーシング20に設置され、底面部26に配置されている。そして、室内状態検知センサユニット50は、図8及び図9に示されているように、ケーシング20の底面部26の外表面の内側に検知部55が入り込んだ第1状態を取り得るように構成されている。また、図10及び図11に示されているように、ケーシング20の底面部26の外表面の外側に検知部55が突出した第2状態を室内状態検知センサユニット50が取り得るように構成されている。
このように、室内状態検知センサユニット50が第1状態と第2状態とを切換可能に構成されていて、室内状態検知センサユニット50による検知の必要がないときに室内状態検知センサユニット50は、第1状態に切り換えられて底面部26の外表面の内側に検知部55を入り込ませることができる。その結果、底面部26の外表面が室内状態検知センサユニット50の検知の邪魔になることがなくなる。例えば、吹出し気流空間FS1で冷風又は温風の気流が発生していても、底面部26の外表面の外側に突出した検知部55が外表面の外側の空間から悪影響を受けることがなくなる。さらには、検知時以外のときに外表面の内側に検知部55を入り込ませることができ、室内状態検知センサユニット50が目立たなくなることによって外観の意匠性が悪くなるのを抑制することができる。このように、室内状態検知センサユニット50の検知性能低下が抑制されるとともに空調室内機10の外観が損なわれるのが防がれている。
(4−2)
室内状態検知センサユニット50の設置場所は、室内状態検知センサユニット50が第2状態になると、吹出開口17から吹出された空気が流れる図6の吹出し気流空間FS1の中に検知部55が突出してしまうような場所である。このような場所は、室内状態検知センサユニット50の検知性能のことを主眼において考えると適切な場所である。しかし、他方室内状態検知センサユニット50が吹出し気流空間中に突出するため吹出し気流の熱による故障や結露による不具合などのデメリットが生じる。このようなデメリットは、常に吹出し気流空間の中に検知部が突出するタイプに比べれば、室内状態検知センサユニット50を第1状態にすることで大幅に抑制される。その結果、吹出し気流による不具合を抑制しながら吹出し気流空間FS1に面する底面部26まで配置場所を広げることができ、室内状態検知センサユニット50の設置場所による空調室内機10の設計の自由度の低下が防がれる。
(4−3)
室内状態検知センサユニット50は、吹出開口17の上に形成された底面部26の外表面の取付開口26aに設置され、室内状態検知センサユニット50を室内空間から情報を入手し易い位置に配置されている。その結果、例えばケーシング20の前面板22に開口を設けて取り付けられる場合に比べると下方の検知が容易になっており、室内状態検知センサユニット50は、室内空間の監視性能が向上している。
(4−4)
室内状態検知センサユニット50は、室内空間に対して露出される化粧面51を有している。この化粧面51は、第1状態のときに、化粧面51の周囲に配置されているケーシング20の底面部26の外表面に対して、平行な姿勢を取る。このことから、室内状態検知センサユニット50の化粧面51がケーシング20の底面部26の外表面の一部のように見え、すなわち化粧面51が底面部26の一部のように認識される傾向が顕著になる。その結果、空調室内機10の外観の意匠性は、室内状態検知センサユニット50が目立つことが原因となって損なわれるということが起こり難くなる。
(4−5)
室内状態検知センサユニット50は、第1状態のときに化粧面51が化粧面51の周囲に配置されている底面部26の外表面と面一になることで、化粧面51を底面部26の外表面と同一視させて外表面において化粧面51が目立つことによる見栄えの悪化を防いでいる。その結果、空調室内機10の外観の意匠性を向上させることができる。
(4−6)
室内状態検知センサユニット50は、制御装置60により、運転時において、第1状態を取っている時間が第2状態を取っている時間よりも短くなるように制御されている。その結果、運転時において検知部55が底面部26の外表面の外側に突出している時間が短くなり、検知部55が底面部26の外表面の外側に突出することによって受ける悪影響が小さくなっている。
(5)変形例
(5−1)変形例1A
上記実施形態では、鉛直方向に延びる中心軸CAを中心に円柱状のセンサユニット50が回転することで、外表面の内側に検知部55が入り込んだ第1状態第1状態と、外表面の外側に検知部55が突出した第2状態とを切り換える場合について説明したが、第1状態と第2状態を切り換える態様はこれだけに限られるものではない。例えば、半球状のセンサユニットを回転させて第1状態と第2状態を切換可能な構成にするなど他の形状を用いて実現することもできる。
(5−2)変形例1B
上記実施形態では、室内状態検知センサユニット50が1種類で1箇所だけに設けられる場合について説明したが、複数の室内状態検知センサユニット50を設けることもでき、例えば異なる種類の複数の室内状態検知センサユニット50を複数個所に設けてもよい。
10 空調室内機
17 吹出開口
20 ケーシング
26 底面部
26a 取付開口
50 室内状態検知センサユニット
51 化粧面
55 検知部
特開2009−139046号公報 特開平7−63400号公報

Claims (2)

  1. 室内空間に露出した外表面を有するケーシング(20)と、
    前記ケーシングに設置され、前記ケーシングの前記外表面の外側に検知部(55)が突出した第2状態と前記ケーシングの前記外表面の内側に前記検知部が入り込んだ第1状態とを取り得るように切換可能に構成され、前記第2状態のときに前記検知部で取り込んだ情報を使って前記室内空間の状態を検知する室内状態検知センサユニット(50)と
    を備え、
    前記室内状態検知センサユニットは、所定の回転軸を中心に回転して検知範囲を移動するように構成され、且つ前記回転軸を中心に上下移動せずに回転して前記第1状態と前記第2状態とを切り換える、空調室内機。
  2. 室内空間に露出した外表面を有するケーシング(20)と、
    前記ケーシングに設置され、前記ケーシングの前記外表面の外側に検知部(55)が突出した第2状態と前記ケーシングの前記外表面の内側に前記検知部が入り込んだ第1状態とを取り得るように切換可能に構成され、前記第2状態のときに前記検知部で取り込んだ情報を使って前記室内空間の状態を検知する室内状態検知センサユニット(50)と
    を備え、
    前記ケーシングは、前記室内状態検知センサユニットを収納する円柱状の空間を有し、
    前記室内状態検知センサユニットは、前記円柱状の空間の中心軸の周りに上下移動せずに回転して、前記第1状態と前記第2状態とを切り換える、空調室内機。
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