JP2015052431A - 空気調和機の室内機および空気調和機 - Google Patents

空気調和機の室内機および空気調和機 Download PDF

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高穂 糸井川
Takaho Itoigawa
高穂 糸井川
貴郎 上田
Takao Ueda
貴郎 上田
伊藤 誠
Makoto Ito
伊藤  誠
佑人 小松
Yuto Komatsu
佑人 小松
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Abstract

【課題】空気調和を行う室内のコーナーの方向に応じて室内の冷え過ぎを防止する空気調和機を提供する。【解決手段】室外機100の撮像素子で撮像した室内の画像を画像処理して、室内のコーナー373a,373bの方向376,377がどちらになるか判定する。冷房運転などの場合に、その風向きを水平方向に移動するスイング運転の際には、方向376から方向377までの範囲401の間で風向きの往復動作を行う。【選択図】図18

Description

本発明は、空気調和機の室内機および空気調和機に関する。
本技術分野の背景技術として、特開平9−72124号公報(特許文献1)がある。この公報には、「車両10のドアとサイドメンバとの隙間に影を生じさせるように車両10へ光を照射する射光器1と、上記影を撮影するカメラ2と、各カメラ2からの撮影信号を切り換える切換器3と、切換器3を介してカメラ2から送られてきた撮影信号を予め設定された基準輝度値に基づいて二値化して上記影を帯状の画像とした後に当該画像の幅方向の大きさを複数箇所で計測して平均値を求める画像処理装置4と、予め設定された基準値と上記平均値とを比較して大小関係を判断する判定器5と、判定器5の判定結果に基づいて上記平均値が上記基準値よりも大きい場合には車両10のドアが半ドアである旨の警告信号を発する表示器6とを備えてなる」と記載されている(要約参照)。
特開平9−72124号公報
前記特許文献1には、車両のドアが半ドアであるか否かを判定し、半ドアであるときは警告信号を表示器に発する点が記載されている。しかし、空気調和機からみた室内のコーナーの方向に応じて、空気調和機からの冷却された風の吹き出し方向を制御し、室内の壁の冷え過ぎを防止する技術については従来知られていなかった。
そこで、本発明は、壁の冷え過ぎを防止する空気調和機の室内機および空気調和機を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の一形態は、室内の空気を吸い込む吸込口と、前記吸込口から吸い込んだ空気を調和する熱交換器と、前記熱交換器を通過した空気を室内に吹き出す吹出口と、前記吹出口から吹き出す空気の水平方向の向きを調節する第1の調節部と、前記第1の調節部の水平方向に向きを室内の前記吹出口の前方側の右のコーナー又はその近傍の方向である第1の方向から室内前記吹出口の前方側の左のコーナー又はその近傍の方向である第2の方向まで往復移動させる第1の制御部と、を有する。
本発明によれば、風の吹き出し方向を室内のコーナーの方向に応じて制御し、室内の壁の冷え過ぎを防止することができる空気調和機の室内機および空気調和機を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、本発明の一実施例である空気調和機の外観構成の説明図である。 図2は、本発明の一実施例である空気調和機の室内機をその長手方向と直交する方向に切断した縦断面図である。 図3は、本発明の一実施例である空気調和機の撮像素子の向きを水平方向に駆動する機構の例を説明する説明図である。(a)〜(c)は、それぞれ別の構成例を示す図である。 図4は、本発明の一実施例である空気調和機の撮像素子の水平方向の向きの移動と視野角について説明する説明図である。 図5は、本発明の一実施例である空気調和機の撮像素子の上下方向の視野角について説明する説明図である。(a)は、室内機の側方からみた撮像素子の視野角を示す図であり、(b)は、撮像素子で撮像した室内の画像の例を示す図である。 図6は、本発明の一実施例である空気調和機の制御系の電気的な接続を示すブロック図である。 図7は、本発明の一実施例である空気調和機の撮像処理を説明するフローチャートである。 図8は、本発明の一実施例である空気調和機のコーナー方向判定処理を説明するフローチャートである。 図9は、本発明の一実施例である空気調和機のコーナー方向判定処理で行う画像処理を、順を追って説明する説明図である。(a)〜(e)は、この順に画像処理の手順を示している。 図10は、本発明の一実施例である空気調和機のコーナー方向判定処理で行う処理を説明する室内の平面図である。 図11は、本発明の一実施例空気調和機のコーナー方向判定処理を説明する説明図である。(a)は室内の平面図であり、(b)は画像中の重心の決定について説明する説明図である。 図12は、本発明の一実施例である空気調和機の人物位置判定処理を説明するフローチャートである。 図13は、本発明の一実施例である空気調和機の人物位置判定処理を説明する説明図である。(a)〜(c)は、それぞれ具体的な計算について説明する説明図である。 図14は、本発明の一実施例である空気調和機の拡がり範囲判定処理を説明するフローチャートである。 図15は、本発明の一実施例である空気調和機の拡がり範囲判定処理について説明する室内配置の平面図である。 図16は、本発明の一実施例である空気調和機のスイング制御処理を説明するフローチャートである。 図17は、本発明の一実施例である空気調和機のスイング制御処理を説明するフローチャートである。 図18は、本発明の一実施例である空気調和機のスイング制御処理について説明する室内配置の平面図である。 図19は、本発明の一実施例である空気調和機のスイング制御処理の他の例について説明する室内配置の平面図である。 図20は、本発明の一実施例である空気調和機の運転制御処理を説明するフローチャートである。 図21は、本発明の一実施例である空気調和機の複数台設置例を説明する説明図である。 図22は、本発明の一実施例である空気調和機の複数台設置例を説明する説明図である。(a)(b)は、各室内機での人体の検出を説明し、(c)は、各室内機の連携を説明するものである。 図23は、本発明の一実施例である空気調和機の照明制御処理を説明する説明図である。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
<装置の全体構成>
図1は、本実施例にかかる空気調和機1の外観構成の説明図である。空気調和機1は、例えばヒートポンプ技術などを用い、冷房などの室内の空気調和を行う装置である。空気調和機1は、大別して、室内の壁などに設置される室内機100と、屋外などに設置される室外機200と、赤外線通信などにより室内機100と通信してユーザが空気調和機1を操作するためのリモコンReとからなる。空気調和機1が設置されるときは、室内機100と室外機200とは冷媒配管(図示せず)で接続される。また、室内機100と室外機200とは通信ケーブル(図示せず)で接続され、互いに通信することができる。
リモコンReはユーザによって操作され、室内機100のリモコン受信部342(図6)に対して赤外線信号を送信する。当該信号の内容は、運転要求、設定温度の変更、タイマ、運転モードの変更、停止要求などの様々な指令である。
空気調和機1は、これらの信号に基づいて、少なくとも室内の冷房を行うことができる。本実施例では、更に暖房、除湿も行うことができる。また、空気清浄など、その他の空気調和の機能を備えていてもよい。
室内機100の例えば長手方向中央部の下部には、撮像素子131が室内側を撮像側として設置されている。撮像素子131としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)を用いることができる。さらに、室内機100の前面パネル111の例えば長手方向中央部の下部には、温度検出素子132が室内側を温度検出側として設置されている。撮像素子131、温度検出素子132に関するさらに詳細な構成については後述する。
図2は、室内機100をその長手方向と直交する方向に切断した縦断面図である。室内機100の筐体ベース112は、熱交換器113、送風ファン114、フィルタ115などの内部構造体を収容している。
熱交換器113は複数本の伝熱管116を有し、送風ファン114により室内機100内に取り込まれた室内の空気を、伝熱管116を通流する冷媒と熱交換させ、当該空気を冷却又は加熱などするように構成されている。なお、伝熱管116は、前記した冷媒配管(図示せず)に通じていて、公知の冷媒サイクル(図示せず)の一部を構成している。送風ファン114は、風速を調節可能であり、この送風ファン114により本発明の「第2の調節部」を実現している。
左右風向板121は、本発明の「第1の調節部」を実現するものであり、その基端側が室内機100下部に設けた回転軸(図示せず)を支点にして左右風向板用モータ343(図6)により正逆回転される。そして、左右風向板121の先端側は室内側を向いていて、これにより左右風向板121の先端側は水平方向に振れるように動作可能である。
上下風向板122は、室内機100の長手方向両端部に設けられた回転軸(図示せず)を支点にして上下風向板用モータ344(図6)により正逆回転される。これにより、上下風向板122の先端側は上下方向に振れるように動作可能である。
前面パネル123は、室内機100の前面を覆うように設置されており、下端部の回転軸(図示せず)を支点として前面パネル用モータ345(図6)により正逆回転可能である。ちなみに、前面パネル123は、回転動作を行うことなく、室内機100の下端に固定されたものとしてもよい。
室内機100は、送風ファン114が回転することによって、空気の吸込口124及びフィルタ115を介して室内の空気を室内機100内に取り込み、この空気を熱交換器113で熱交換する。これにより、当該熱交換後の空気は、熱交換器113で冷却され、あるいは、加熱される。この熱交換後の空気は吹出し風路125に導かれる。さらに、吹出し風路125に導かれた空気は、空気の吹出口126から室内機100外部に送り出されて室内を空気調和する。そして、この熱交換後の空気が吹出口126から室内に吹き出す際には、その水平方向の風向きは左右風向板121により調節され、その上下方向の風向きは上下風向板122により調節される。
その他に、空気調和機1の室外機200には、冷媒を圧縮する圧縮機、高圧の冷媒を減圧する膨張弁(膨張機構)、冷媒の流路を切り替える四方弁、外気と冷媒とを熱交換する室外熱交換器などの装置を備えているが、これらの装置構成や作用については公知であるため、図示、説明は省略する。
<撮像素子などの詳細>
図3は、撮像素子131の向きを水平方向に駆動する機構の例を説明する説明図である。撮像素子131は、例えば室内機100の長手方向中央部下部の吹出口126近傍から室内の画像を撮像することで、吹出口126側からの室内の画像の撮像を行うことができる。図3の(a)〜(c)は、それぞれ異なる機構の例を示している。何れの例においても、撮像素子131は、取付部材141に取り付けられている。図1の例においては、撮像素子131、温度検出素子132は、水平方向に並列して配置されているが、上下に配置する等、様々な位置関係で配置することができる。取付部材141は、ステッピングモータ142により駆動され、これによって、撮像素子131の撮像側の水平方向の向きが可変となる(首振り制御による可変)。
図3(a)は、取付部材141とステッピングモータ142とが直接連結されている例である。図3(b)は、取付部材141とステッピングモータ142とがアーム133を介して連結されている例である。図3(c)は、取付部材141とステッピングモータ142とが互いに噛み合ったギヤ134,135を介して連結されている例である。これらの例のように、ステッピングモータ142による取付部材141の駆動機構は様々に構成することができる。
図4は、撮像素子131の水平方向の向きの移動と視野角について説明する説明図である。図4は、室内機100及び当該室内機100が設けられている室内を鉛直上方側からみた概念図であり、図4の上側は当該室内機100が取り付けられている壁側となり、下側は室内機100が取り付けられている室内の室内機100の前方側の空間となる。
この例で、撮像素子131の水平方向の視野角はおよそ60°である。よって、撮像素子131の水平方向の向きが真正面(方向311)にあるときに撮像素子131で撮像すれば、矢印312の範囲の室内の画像の撮像を行うことができる。また、向き311から撮像素子131の向きを室内機100に向かって右に例えば45°移動させ、方向313の向きで撮像すれば、矢印314の範囲の室内の画像の撮像を行うことができる。さらに、向き311から撮像素子131の向きを室内機100に向かって左に例えば45°移動させ、方向315の向きで撮像すれば、矢印316の範囲の室内の画像の撮像を行うことができる。これにより、本例では室内機100が設置された室内を合計で約150°の視野角で撮像することができる。また、矢印312の範囲と矢印314の範囲とは一部(約15°の範囲)重なって画像を取得することができ、同様に矢印312の範囲と矢印316の範囲とは一部(約15°の範囲)重なって画像を取得することができる。
また、前記の約150°の視野角で室内の画像を撮像するためには、方向313から方向315までの範囲で撮像素子131の向きを水平方向に変動すればよい。なお、温度検出素子132も図3と同様な機構を用いて撮像素子131とは独立に水平方向の向きを変えるようにしている。しかし、温度検出素子132の水平方向の温度検出範囲が狭く、室内の画像の撮像と同様に室内機100の設置された室内を約150°の範囲で温度検出するには、方向317から方向318までの範囲で温度検出素子132の向きを変えつつ、多数回の温度検出を行うことになる。温度検出素子132の検出結果も詳細は省略するが、所定の処理のために使用される。
撮像素子131は、図2に示すように、所定角度だけ斜め下向きに画像を撮像する。すなわち、図2に示すように、水平方向321に対して撮像素子131の撮像側の方向322は、所定角度だけ下側にずれている。図5は、撮像素子131の上下方向の視野角について説明する説明図である。図5(a)は、室内機100の側方からみた撮像素子131の視野角を示す図であり、図5(b)は、撮像素子131で撮像した室内の画像337の例を示す図である。符号331は室内機100が設置される壁であり、符号332は室内の天井であり、符号333は室内の床であり、符号334は室内機100の前方の壁であり、符号335は室内機100からみて右側の壁であり、符号336は室内機100からみて左側の壁である。
そして、図5(a)に示すように、本実施例の例では撮像素子131の上下方向の視野角は45°である。そして、その視野角の範囲は、天井332と平行な方向338と当該方向338から下側に45°の角度をなす方向339との間の範囲となる。この場合に、画像337において、室内機100の前方の壁334が映っている範囲の高さがaとなり、床333が映っている範囲の高さがbとなる。
<制御系の構成>
図6は、空気調和機1の制御系の電気的な接続を示すブロック図である。制御部341は、マイクロコンピュータを中心に構成され、空気調和機1を集中的に制御する制御装置である。制御部341には、所定のインターフェイスを介して、撮像素子131、温度検出素子132が接続されている。また、制御部341には、所定のインターフェイスを介して、リモコンReからの赤外光を受信するリモコン受信部342と、左右風向板121を駆動する左右風向板用モータ343と、上下風向板122を駆動する上下風向板用モータ344とが接続されている。さらに、制御部341には、所定のインターフェイスを介して、前面パネル123を駆動する前面パネル用モータ345と、送風ファン114を駆動する送風ファンモータ346と、取付部材141を駆動するステッピングモータ142とが接続されている。撮像制御部351,第1の判定部・設定部353〜第2の制御部358は、制御部341で実現する各機能を示しており、その詳細な説明は後述する。記憶部352は、制御部341で様々な情報を記憶する揮発性及び不揮発性の各記憶装置である。
<制御系による制御の内容>
ところで、空気調和機1において、空気調和を行う室内の状況に応じた適切な空気調和を行うには、当該室内の形状やサイズを認識し、当該認識結果に基づいた制御を行うことが必要である。
このような室内の形状やサイズを認識する手段としては、超音波センサを用いて室内の奥行きを検出する、サーモパイルなどの温度センサで室内の温度ムラを検出する、などの手段が考えられる。
しかしながら、これらの手段では、室内のコーナーが室内機100からみてどの方向にあるかを的確に判断することはできない。
よって、室内のコーナーが室内機100からみてどの方向にあるかに基づいて、冷房の吹き出し方向などの制御を的確に行うことができないという問題がある。すなわち、室内機100からみて室内のコーナーがどの方向にあるかが分かれば、室内機100からみた室内の両側の壁がどの方向かを推測することができる。この室内機100からみた両側の壁に室内機100からの冷風が直撃すると、当該壁が冷え過ぎて、壁の表面や壁内の断熱材に結露が生じる恐れがある。
そこで、本実施例の室内機100は、室内のコーナーの方向を検出して冷風の吹き出し方向などを制御し、室内の冷え過ぎを防止するなどしている。以下では、かかる制御の内容について具体的に説明する。
(撮像処理)
図7は、撮像素子131を用いた撮像処理について説明するフローチャートである。撮像素子131での室内の撮像は所定時間t1(一例を挙げれば1時間)ごとに行う。すなわち、撮像制御部351(図6)は、前回の撮像素子131による撮像処理の終了から(後述のステップS11により記憶された前回の時刻から)所定時間t1を経過したときは(S1のYes)、ステッピングモータ142を制御して取付部材141を駆動することにより、例えば一定の角速度で撮像素子131の水平方向の向きの移動を開始する(S2)。この動作は、例えば図4に示す向き318側から向き317側に向かって開始する。そして、撮像制御部351は、撮像素子131の向きが方向315に達したときは(S3のYes)、必要に応じて一時停止するなどして撮像素子131で撮像を行い、画像データを「左画像」として記憶部352(図6)に記憶する(S4)。次に、撮像素子131の向きが方向311に達したときは(S5のYes)、撮像制御部351は、必要に応じて一時停止するなどして撮像素子131で撮像を行い、画像データを「正面画像」として記憶部352に記憶する(S6)。次に、撮像素子131の向きが方向313に達したときは(S7のYes)、撮像制御部351は、必要に応じて一時停止するなどして撮像素子131で撮像を行い、画像データを「右画像」として記憶部352に記憶する(S8)。
そして、図4に示すように撮像素子131の向きが方向313に達したときは、ステッピングモータ142の回転方向を逆転して、方向313から方向318に向かって撮像素子131の水平方向の向きの変動を開始する(S9)。この方向313から方向318に向かって撮像素子131が移動している間は、撮像素子131による撮像は行わない。そして、方向315に撮像素子131の向きが戻ったときは(S10のYes)、その時刻を記憶部352に記憶し、ステッピングモータ142を停止して(S11)、リターンする。時刻の記憶は画像データを「右画像」として記憶部352に記憶した後(S8)に行ってもよい。
なお、前記の所定時間t1の経過は、リモコンReの操作により、空気調和機1を稼働させている時間内だけで判断してもよいし、空気調和機1を稼働させていない時間も含めて全時間で判断してもよい(この場合は、空気調和機1は稼働していなくても撮像素子131などだけは稼働させる)。以上の説明から明らかなように、撮像素子131、ステッピングモータ142、撮像制御部351などにより、本発明の「撮像部」を実現している。
(コーナー方向判定処理)
次に、図7の撮像処理で取得した画像データに基づく画像処理について説明する。まず、撮像素子131からみた室内のコーナーの方向の判定処理について説明する。図8は、当該判定処理を説明するフローチャートであり、図9は、当該判定処理で行う画像処理を、順を追って説明する説明図である。このコーナー方向判定処理は、図7の撮像処理が実行されるたびに行う。
すなわち、図7の撮像処理で取得した左画像、正面画像、右画像をそれぞれ対象として、次のような画像処理を行う。まず、第1の判定部・設定部353(図6)は、図7の撮像処理で取得した画像(図9(a)に、その例を示す)からエッジを検出する(S21)。次に、第1の判定部・設定部353は、検出したエッジにフィルタリング処理を行い、所定値以上に太く、所定値以上に長く、かつ、所定値以上に明瞭なエッジのみを残す(S22)。図9(b)には、このようにして図9(a)の画像から得られたエッジ371を白い線図で示している。次に、第1の判定部・設定部353は、各エッジ371を、その長さ方向に延長する(S23)。図9(c)には、このようにして延長した各エッジ371を示している。そして、第1の判定部・設定部353は、このように延長した各エッジ371の交点(図9(d)に示す交点372)を求める(S24)。そして、各交点372の重心(図9(e)に示す重心373)を求める(S25)。この重心373の座標は、各交点372の画像上の基準位置からのX方向(横方向)、Y方向(縦方向)の距離の平均をそれぞれ求めることにより算出することができる。そして、この重心373の画像上の位置を部屋のコーナー(角部)の位置と推定することができる。これにより、室内のコーナー(重心373)の撮像素子131からみた水平方向の方向がわかるので(前記の左画像、正面画像、右画像のうちの何れの画像であるか、その画像中で重心373の位置は横方向の基準位置から何ピクセル目にあるかにより、当該方向がわかる)、当該コーナーの方向を記憶部352に記憶(設定)する(S26)。この場合の記憶処理では、過去の所定回数分(例えば過去10回分)のみのコーナー(重心373)の方向を記憶部352に蓄積することとし、それより古い情報は削除する。そして、その過去の所定回数分の情報の平均値(移動平均の値)を、最終的なコーナー(重心373)の方向として確定し、記憶部352に記憶する。これは、室内における家具や器物の配置移動により、記憶部352に蓄積されている情報が示す室内の左右のコーナーの方向は時間帯にばらつきを生じる場合があるからである。そのため、前記のとおり平均値を求めることで情報の中に含まれているノイズを除去して、最も確からしい方向を室内の左右のコーナー(重心373)の方向とすることができる。以下、重心373を適宜コーナー373という。S26の処理により、後述の方向376,377(本発明の、「第1の方向」、「第2の方向」に相当)が設定される。
なお、図9(e)の例では、室内機100が設置されている部屋の引き戸374が開いているため、その開口部の奥のエッジが検出されて、重心373の位置が同図に示す位置となっている。しかし、引き戸374が閉められた状態の画像が撮像された場合であれば、符号375又はその近傍の位置が重心373となる可能性が高い。
図1に示すように、撮像素子131は、吹出口126の長手方向の中央部近傍に位置するので、前記のようにして特定した重心373は、吹出口126側からみた室内のコーナーとみなすことができる。
また、第2の判定部354(図6)は、図4に示すように、ステップS25で求めた部屋のコーナー373(室外機100に向かって左右のコーナー373a,373b。以下、コーナー373(コーナー373a,373b)というときは、撮像素子131でみた吹出口126側からの画像上での重心(図9(e))を意味する)の方向376,377のそれぞれの室内機100の正面の方向311からみた角度が何度になるか判断する(S27)。そして、この角度の小さい方の壁は大きい方の壁より吹出口126側からみて近いと判断する(S28)。すなわち、方向376と方向311とがなす角度が方向377と方向311とがなす角度より小さければ、図5の壁336の方が壁335より吹出口126側からみて近いと判断する。方向377と方向311とがなす角度が方向376と方向311とがなす角度より小さければ、図5の壁335の方が壁336より吹出口126側からみて近いと判断する。このような、左右の壁336と壁335とのうち吹出口126側からみて近いのは、あるいは遠いのはどちらであるかの情報も記憶部352に記憶する(S29)。
図10は、ステップS27,S28の処理を具体的に説明する室内の平面図である。まず、角度aを算出する。これは、撮像素子131の例えば水平方向の画素数が例えば640[pixel]であり、角度aの範囲の(上下、左右方向の)画素数がβ[pixel]であったとすれば、“640[pixel]:β[pixel]=60°:a°”、“a°=60°×β[pixel]/640[pixel]”から求められる。そして、“A°=30°+a°”で角度Aが求められる(範囲312の角度が約60°で、30°はその半分)。同様の考え方で、角度bを求め、“B°=30°−b°”で角度Bが求められる。そして、この例では、“A°>B°”であるから、図4において、壁335の方が壁336より吹出口126側からみて遠いと判断できる。
また、図11(a)の平面図で示す室内のように、室内の形状が長方形、正方形ではなく、例えば、室内のコーナー部分378が室内側に角柱状に飛び出しているような形状の場合、撮影した画像337の例は図11(b)のようになる(図11(a)(b)に示す符号は、前記した図5と同様である)。このような場合には、図11(b)に示すように、コーナー(重心)373の候補(符号373c)が複数求められることがある。
このような場合には、複数の候補373cの画像上の基準位置からのX方向(横方向)、Y方向(縦方向)の距離の平均をそれぞれ求めることにより、当該平均後の座標をコーナー(重心)373として求めることができる。
以上の処理により、制御部341は、吹出口126側からみた部屋の左右のコーナー373a,373bの方向376,377(図4)を的確に判断することができる。また、制御部341は、吹出口126側からみて室内の左右の壁336,337のうちどちらが近く、どちらが遠いかも判断することができる。
(人体位置判定処理)
次に、撮像素子131からみた室内の人体の位置の判定処理について説明する。図12は、当該判定処理のフローチャートである。まず、第3の判定部355は、図7の撮像処理で取得した左画像、正面画像、右画像から人体の位置を検出する(S31)。次に、第3の判定部355は、この検出した人体の位置に関し、画面上の座標系から実空間の座標系に変換する(S32)。これにより、室内のどこに人体が存在していたかを判定することができる。このようにして、人体の実空間の座標を判定すると、第3の判定部355は、当該座標の情報を記憶部352に記憶する(S33)。
図13は、図12の室内の人体の方向の判定処理について詳細に説明する説明図である。図12の処理のS32においては、具体的には以下の処理により室内の人体の実空間の座標を判定する。まず、頭部は、身長、性別に比較的依存しない大きさを有する人間の体の部位である。そこで、ステップS31で検出した人体ごとに当該人体の顔中心の位置を算出するとともに、その頭部の大きさ(縦方向の長さ)D0を算出する。
図13(a)は、撮像素子131の光軸Pと垂直面Sとの関係を示す説明図である。図7(a)に示すように、撮像素子131の光軸Pは、水平面に対して俯角εを有している。垂直面Sは、光軸Pに垂直であるとともに、人体391の顔中心を通る仮想平面である。距離Lは、撮像素子131が有するレンズ(図示せず)の焦点131aと、人体391の顔中心との距離である。また、室内機100が設置される壁331とレンズの焦点131aとの距離はΔdである。
図13(b)は、画像面に撮像される画像と、実空間に存在する人体391との関係を示す説明図である。図13(b)に示す画像面Rは、撮像素子131が有する複数の受光素子(図示せず)を通る平面である。算出した前記の頭部の大きさD0に対応する縦方向の画角γは、以下に示す式(1)で表される。ちなみに、式(1)で角度β[deg/pixel]は、1ピクセル当たりの画角(y方向)の平均値であり、既知の値である。
そうすると、撮像素子131が有するレンズ(図示せず)の焦点131aから顔中心までの距離L[m]は、一般的な人間の顔の縦方向の長さの平均値をD1[m](既知の値)とすると、以下に示す式(2)で表される。前記したように、俯角εは、前記レンズの光軸が水平面となす角度である。
図13(c)は、前記レンズの焦点から顔中心までの距離Lと、画角δ,δとの関係を示す説明図である。画像面Rの中心から画像上の顔中心までのx方向、y方向の画角をそれぞれδ,δとすると、これらは以下に示す式(3)、式(4)で表される。ここで、x,yは、画像内の人体391の人体中心の位置(画像内でのx座標、y座標)である。また、T[pixel]は撮像画面の横サイズであり、T[pixel]は撮像画面の縦サイズであり、それぞれ既知の値である。
したがって、実空間における人体中心の位置座標は、以下に示す式(5)〜式(7)によって表される。
すなわち、このx,y,zの各値は図13に図示のとおりであり、これらの値から室内機100の吹出口126側からみたX方向(図4の左右方向)、Y方向(図4の上下方向)、Z方向(図4に垂直な方向)の座標が求められる。以上の処理により、S32の処理を実現している。
(拡がり範囲判定処理)
次に、図12の判定処理の結果を用いて室内の拡がりの範囲を判定する処理について説明する。図14は、当該判定処理について説明するフローチャートであり、図15は、当該判定処理について説明する室内配置の平面図である。まず、所定時間t1ごとに図7の撮像処理が行われ、その度に図12の処理が実行され、その結果が記憶部352に記憶されている。そこで、第4の判定部356は、前記ステップS33により、新たに人体の座標情報が記憶部352に記憶されると(S41のYes)、当該人体の座標情報から、室内の左右のコーナーの方向376と方向377との間の領域383の外側の領域381に人体の座標が存在するか否かを判断する(S42)。領域381に人体の座標が存在するときは(図15の符号382で当該人体の例を示している)(S42のYes)、当該人体のX方向の座標(図15の左右方向)位置を室内機100に向かって右側の壁336(又は左側の壁335)の位置と推定する(S43)。これは当該座標に人体382が位置するということは、壁336(又は左側の壁335)は少なくとも当該座標の位置あるいはさらにその外側にあることになるので、その人体382の位置を現時点での壁336(又は左側の壁335)の位置とするものである。
これにより、壁336(又は壁335)の現時点における推定位置がわかるので、室内の各コーナー及び各壁の位置を推定する(S44)。すなわち、この壁336(又は壁335)の位置のY方向(図15の上下方向)を延長していき、コーナーの方向376(又はコーナーの方向377)との交点が現実のコーナー422a(又はコーナー422b)であると推定できる。また、当該コーナー422a(又はコーナー422b)の位置をX方向に延長していき、他のコーナーの方向377(又はコーナー376)の方向まで達するまでが正面の壁334の位置と推定できる。そして、そのコーナーの方向377(又はコーナー376)の方向と交わった位置が他の現実のコーナー422b(又はコーナー422a)であると判定できる。さらに当該位置からY方向に延長していった位置が壁335及び壁336のうちの他方の壁の位置であると推定することができる。
一方、ステップS44の後、又は、領域381に人体の座標が存在しなかった場合には(S42のNo)、室内の左右のコーナーの方向376と方向377との間の領域383に人体の座標が存在するときは(図15の符号384で当該人体の例を示している)(S45のYes)、当該人体のX方向の座標位置を室内機100の正面の壁334の位置と推定する(S46)。これは当該座標に人体384が位置するということは、壁334は少なくとも当該座標の位置あるいはさらにその外側にあることになるので、その人体384の位置を現時点での壁334の位置とするものである。
これにより、正面の壁334の位置がわかるので、室内の各コーナー及び各壁の位置を判断する(S47)。すなわち、この正面の壁334をX方向に延長していき、コーナーの方向376及びコーナーの方向377との交点が、現実のコーナー421a及びコーナー421bであると推定できる。そして、この現実の各コーナー421a及びコーナー421bをY方向に延長していくと、当該位置が壁336及び壁335であると推定することができる。
ステップS47の後、又は、室内の左右のコーナーの方向376と方向377との間の領域383に人体の座標が存在しなかったときは(S45のNo)、S44及びS47で推定された現実の各コーナー及び各壁の位置のうち、室内機100側から最も遠いものを各コーナー及び各壁の位置の最終的な判定結果とする(S48)。
図15には、人体384に基づいて推定される壁331,334,335,336の位置をそれぞれ331a,334a,335a,336aとして示している。同様に、人体382に基づいて推定される壁331,334,335,336の位置をそれぞれ331b,334b,335b,336bとして示している。
この場合、S44又はS47でしか判定結果が得られなかったときは、当該得られた判定結果(人体を複数検出したときは、室内機100側から最も遠いものの判定結果)を各壁及び各コーナーの位置の判定結果とする。そして、この判定結果を記憶部352に記憶する(S49)。この情報の記憶は、この各壁及び各コーナーの情報は所定時間t1ごとに取得するので、所定時間t1ごとに行われる。そして、この情報の記憶は、所定の基準時以後(例えば、直近の過去30回分)の各壁及び各コーナーの情報のうち、壁の位置が室内機100側から最も遠いものの情報で更新するように行う。これにより、所定の基準時以後に取得した情報のうち、各壁及び各コーナーの位置が室内機100側から最も遠いものの情報がS49で記憶される。
なお、このようにして特定した吹出口126側からの室内の左右における現実のコーナー421a,421b,422a,422b(と推定される位置)までのそれぞれの距離も、次のように求められる。すなわち、“コーナー421aまでの距離=√((壁336aまでの距離)+(壁334aまでの距離))”、“コーナー421bまでの距離=√((壁335aまでの距離)+(壁334aまでの距離))”である。コーナー422aまでの距離、コーナー422bまでの距離も同様に求められる。
(スイング制御処理)
次に、図8の室内のコーナーの方向の判定処理に基づいて行う、左右風向板121で吹出口126から吹き出す風の水平方向の向きの制御(スイング制御)について説明する。図16、図17は、当該処理のフローチャートであり、図18は、当該処理について説明する室内の平面図である。
リモコンReの操作により、スイング制御による冷房運転(あるいは除湿運転)が指示されると(S51のYes)、第1の制御部357は以下の処理を実行する。まず、前記の図8のS26の処理により、最終的なコーナー(重心373)の方向として確定し、記憶部352に記憶された情報から室内の左右のコーナーの方向376,377を特定する(S52)。なお、本実施例では、前記の左画像、中央画像、右画像のうち(S4,S6,S8)、左画像からコーナー(重心)373bが検出され、右画像からコーナー(重心)373aが検出され,中央画像からはコーナー(重心)が検出されなかった例を示している。
次に、第1の制御部357は、S52で特定した室内の左右のコーナーの方向376,377からして、前記した図8の処理により、壁335,336のうち、吹出口126からみてどちらが近いか、あるいは、遠いかを判断する(S53)。
そして、第1の制御部357は、S52で特定した室内の左右のコーナーの方向376,377の一方(この例では、コーナー373aの方向376として説明)(第1の方向)が吹出口126からの冷風の吹き出し方向となるように左右風向板121の向きを調節する(S54)。次に、第1の制御部357は、冷房運転などで空気調和機1の冷媒サイクル(図示せず)の駆動を開始し、風速s1で送風ファン114の駆動を開始する(S55)。これにより冷風が吹出口126から吹き出す。そして、第1の制御部357は、左右風向板121の向きを、方向376から方向377に向けて移動を開始する(S56)。
そして、冷風の吹き出し方向が方向377(第2の方向)に達すると(S57のYes)、第1の制御部357は、当該方向377がS53の判断で遠い壁側のコーナーの方向であるか否かを判断する(S58)。遠い壁側のコーナーの方向であるときは(S58のYes)、第1の制御部357は、吹出口126から吹き出す冷風の風速を風速s1から漸次上昇させ始める(S59)。また、第1の制御部357は、左右風向板121の向きを、方向377から方向376に向けて逆転して移動を開始する(S60)。近い壁側のコーナーの方向であるときは(S58のNo)、第1の制御部357は、風速s1を維持する。これにより、近い壁側のコーナー側では低い風速s1に、遠い壁側のコーナー側では低い風速s2に設定できる。
そして、S59、S60の場合に、吹出口126から吹き出す冷風の風速が風速s1より高い風速s2に達したときは(S61のYes)、第1の制御部357は、吹出口126から吹き出す冷風の風速を、風速s2から漸次低下させ始める(S62)。これにより、吹出口126から吹き出す冷風の風速が風速s1まで低下したときは(S63のYes)、第1の制御部357は、当該風速s1を維持する(S64)。前記S58で近い壁側のコーナーの方向であるときは(S58のNo)、ここまで風速s1を維持する。
その後、左右風向板121による冷風の吹き出す向きが方向376に戻ったときは(S65)、第1の制御部357は、当該方向376がS53の判断で遠い壁側のコーナーの方向であるか否かを判断する(S66)。遠い壁側のコーナーの方向であるときは(S66のYes)、第1の制御部357は、吹出口126から吹き出す冷風の風速を風速s1から漸次上昇させ始める(S67)。また、第1の制御部357は、左右風向板121の向きを、方向376から方向377に再び逆転して移動を開始する(S68)。
そして、S66の場合に、吹出口126から吹き出す冷風の風速が風速s1より高い風速s2に達したときは(S69のYes)、第1の制御部357は、吹出口126から吹き出す冷風の風速を、風速s2から漸次低下させ始める(S70)。これにより、吹出口126から吹き出す冷風の風速が風速s1まで低下したときは(S71のYes)、第1の制御部357は、当該風速s1を維持する(S72)。前記S66で近い壁側のコーナーの方向でなかったときは(S66のNo)、第1の制御部357は、風速s1を維持する。以後はS57以下の処理を繰り返す。前記から明らかなように、方向376,377がスイング制御の範囲の両方の限界となる。
なお、前記の例では、スイング制御を、左右風向板121の向きを調節してから(S54)、行っているが(S56)、このような調整を行わず、現在の左右風向板121の向きからスイング制御を開始するようにしてもよい。
前記の図8の室内のコーナーの方向の判定処理によれば、室内の左右両側のコーナーの現実の位置、あるいは、これらの近傍の位置の方向を、コーナーの方向376,377と判定することができる。よって、図18に示すように、吹出口126から吹き出す冷風の水平方向(スイング運転の方向)を、方向376又はその近傍から方向377又はその近傍までの範囲401に限定することができる。これにより、スイング運転では、範囲401の端から端まで冷風の水平方向の向きが連続的に往復動する。よって、吹出口126から吹き出す冷風が、吹出口126からみた左右の壁335,336を直撃することを防止することができる。そのため、壁335,336の冷え過ぎを防止して、壁335,336の表面や内部の断熱材に結露を生じることを防ぐことができる。
また、吹出口126から吹き出す冷風の通常の風速をs1とし、コーナーの方向376,377のうち、吹出口126側から遠い方の壁335(図18の例)側の方向に冷風の方向が変わったときは、より高い風速s2にする。よって、スイング運転の方向を範囲401に限定しても、冷風が直撃しない遠い方の壁335の前方の広い空間(領域402)にも充分に冷気をいきわたらせることができる。
なお、図16、図17の例では、遠い方の壁335側のコーナーの方向377に吹出口126側からの冷風の方向が達した段階で、当該冷風の風速を高め始めるようにしている。よって、当該風速が最高速度s2に達するのは、コーナーの方向377より内側の位置になる。
これに代えて、第1の制御部357は、遠い方の壁335側のコーナーの方向377に達する前に風速を漸次高め始めるようにし、遠い方の壁335側のコーナーの方向377に達した際に風速s2に達するようにしてもよい。この場合は、当該コーナーの方向377から他の方向376に向けて風向きの移動方向が切り換わった後、風速がs2から漸次減少し、コーナーの方向377より内側の位置で元の風速s1に戻る。
この場合は、図16、図17の処理に比べて、より領域402に近い向きで前記の風速が最大のs2になるので、領域402にも更に多くの冷気をいきわたらせ、室内全体の冷房効果を高めることができる。
また、図18の処理では、範囲401を方向376から方向377までの範囲としている。これに対して、第1の制御部357は、図19の例のように制御してもよい。すなわち、図19の例は、範囲401の一方の限界については、図18の例と同様に、この例で近い方の壁336側のコーナーの方向376としている。一方、範囲401の他方の限界については、図18の例と異なり、この例で遠い方の壁335側のコーナーの方向377より幾分壁335側に寄った方向411としている。これにより、図18の例に比べて、図19の例は撮像素子131からみた範囲401の角度が角度αだけ壁335側に拡がっている。
この図19の例では、吹出口126側からの冷風の方向が遠い方の壁335側に寄っているので、図18の例に比べて、冷風が直撃しない遠い方の壁335の前方の広い空間(領域402)を狭めることができる。よって、図18の例よりも遠い方の壁335の前方の空間に更に多くの冷気をいきわたらせることができる。
それにもかかわらず、吹出口126から直接届く冷風が当たるのは、壁335のうち吹出口126から最も遠い部分に限定されるので、壁335の表面や内部の断熱材に結露を生じることを防ぐことができる。
さらに、図19の例においては、範囲401の他方の限界について、遠い方の壁335側のコーナーの方向377より一律に角度αだけ壁335側に寄った方向411としなくてもよい。すなわち、図12の処理により、人体の位置を判定し、当該人体が方向377から壁335側に寄っている位置に存在しているときは、当該人体の方向を方向411としてもよい。
これにより、現実に人体が存在している位置まで吹出口126から直接冷風が届くので、在室者にとって効果的な冷房を行うことができる。
また、図16、図17の処理では、この例で遠い方の壁335の前方の広い領域402にも十分な冷気を送るため、風速を通常のs1から一時的にs2に拡大させている。スイング制御で風向きが範囲401を一往復している間に、この風速を変動させている時間(風速をs1からs2に拡大してから、再度s1に戻すまでの時間)は、風向きが範囲401を一往復している時間より短く設定されている。すなわち、スイング制御で風向きが範囲401を一往復している時間には、風速が変動せずにs1のままである時間が含まれている。
このように、図16、図17の処理では、スイング制御による風向きが範囲401を一往復している間に冷風の風速を変動させている。しかし、第1の制御部357は、当該風速を一定として次のような制御を行うようにしてもよい。すなわち、スイング制御による風向きが、当該向きが反転するコーナーの方向376,377にきたときは、当該方向376,377で風向きを一時停止するように制御する。そして、壁335及び壁336のうち、遠い方の壁(図18の例で壁335)側のコーナーの方向377での一時停止時間t2は、近い方の壁(図18の例で壁336)側のコーナーの方向376での一時停止時間t3より長くなるように制御する。
このように、範囲401の限界となる方向376,377でスイング制御による風向きを一時停止するので、吹出口126からの冷風が直接届かない室内の領域402,403(範囲401外の空間)にも充分な冷気をいきわたらせることができる。
また、遠い方の壁335側のコーナーの方向377での一時停止時間t2は、近い方の壁336側のコーナーの方向376での一時停止時間t3より長い。よって、近い方の壁336の前方の比較的狭い空間である領域403に比べて、遠い方の壁335の前方の比較的広い空間である領域402に充分な冷気をいきわたらせることができる。
(運転制御処理)
次に、図14を参照して前記した室内の拡がりの範囲を判定する処理に基づいて実行する空気調和機1の運転制御について説明する。図20は、かかる運転制御処理について説明するフローチャートである。まず、リモコンReの操作により、スイング制御による冷房運転(あるいは除湿運転)が指示されると(S81のYes)、第2の制御部358(図6)は以下の処理を実行する。
まず、第2の制御部358は、前記した図14のステップS49により更新されて記憶された、各壁及び各コーナーの位置の判定結果の情報を読み出す。そして、第2の制御部358は、当該各壁及び各コーナーの位置に基づいて室内の広さを判断する(S82)。そして、第2の制御部358は、この広さに応じて、前記した図16、図17の処理で使用する風速s1,s2の速度を設定する(S83)。すなわち、室内の広さが広い程、風速s1,s2がそれぞれ高くなるように設定する。
これにより、図16、図17の処理により、室内の広さが広い程、吹出口126からの冷風が遠くに届くので、室内全体を効果的に冷やすことができる。
また、ステップS83においては、図16、図17の処理で使用する風速s1,s2の速度を設定するのに代えて、あるいは、当該設定とともに、第2の制御部358は、次のような制御を行ってもよい。すなわち、室内の広さが広い程、熱交換器113で室内空気を冷却する時間を送風の時間より長くなるようにする。あるいは、室内の広さが広い程、図示しない圧縮機の出力を高めて、熱交換器113で冷却する室内空気の温度が低くなるようにする。すなわち、室内の広さが広い程、室内の冷却の強度を高めるようにする。
これにより、室内の広さを自動認識し、室内が広くても速やかに冷やすことができる。
ここで、前記S82では、最新の人体の検出に基づいて図14のS42〜S47の処理を行って室内の各壁の位置を求めて室内の広さを判断してもよい。そして、この最新の判定に基づく室内の広さ(吹出口126側から最も遠い人体の位置に基づいて求める)と、前回の図14のS49の処理で記憶部352に記憶された室内の広さとの平均を求め、この平均をS82における室内の広さの判断としてもよい(ただし、検出素子31による最新の検出で人体が検出された場合)。
これにより、最新の人体の位置の検出結果も反映させて、効果的な冷房を行うことができる。
さらに、図7の撮像処理は所定時間t1ごとに行い、図8のコーナー方向判定処理を撮像処理がなされるたびに行なっている。
よって、室内の家具配置の変更などにも速やかに対応して、室内のコーナーの方向を判定することができる。
(複数台の空気調和機を連動させる制御処理)
次に、図21及び図22を参照して、複数台の空気調和機を連動させる制御処理について説明する。図21は、本発明の一実施例である空気調和機の複数台設置例を説明する説明図である。図22は、本発明の一実施例である空気調和機の複数台設置例を説明する説明図である。図21及び図22において、複数台、例えば2台の室内機101及び室内機102は、前記した室内機100(空気調和機1)と基本構成や動作は同じである。
室内機101及び室内機102は、一定の時間間隔で人物位置判定処理(図12、図13を参照して前記したとおり)を行ない、撮像素子131で撮像した画像内の人体391の中心の位置(図13のx座標、z座標(以下、このx座標、z座標で説明する))を検出する。
次に、室内機101及び室内機102のそれぞれの撮像制御部351を連動させるために、室内機101と室内機102の位置関係を検出する制御について説明する。まず、室内機101と室内機102とが、それぞれの空気の吹き出し方向の距離(z座標)に、同じ人体391を検出した場合、その人体391が検出された位置(x座標、z座標)を各室内機101,102の記憶部352に記憶する。このように、人体391が検出された位置を随時記憶部352に記憶することにより、室内機101及び室内機102それぞれからみた人体391の座標上における分布(水平平面方向の座標分布)を検出することができる。
次に、図22(a)(b)に示すように、室内機101と室内機102における人体391の左右方向(x座標方向)における分布に関し、例えば、基準線541を基準とした場合について説明する。室内機101では左側(室内機101から左側にa1の位置)に分布540aが現れ(図22(a))、室内機102では右側(室内機102から右側にa2の位置)に同様な分布540bが現れる(図22(b))。なお、図22(後述の図23も)において、×印は人物の検出位置を示している。
室内機101及び室内機102は通信手段107で接続されている(無線通信、赤外線通信などでもよい)。そして、両者の通信により、各室内機101,102の分布の濃淡を一致させた場合、各室内機101,102間の位置関係が一義的に決まる(図22(c))。図22(c)に示す例では、室内機101と室内機102のx方向における距離はa1+a2となる。このように、室内機101と室内機102の相対的な位置関係を検出することができる。
さらに、室内機101が右側のコーナー422bの図22における左右方向の位置(室内機101から右側に距離b1の位置)を検出し、室内機102が左側のコーナー422aの図22における左右方向の位置(室内機102から左側に距離b2の位置)を検出することで、室内の大きさを検出することができる。つまり、x方向において、室内機101から室内機102までの距離(a1+a2)と、室内機101から右側のコーナー422bまでの距離(b1)と、室内機102から左側のコーナー422aまでの距離(b2)とから、室内の図22左右方向における間隔を検出することができる。なお、室内機101及び室外機102から壁334までのz方向における距離は、前記したとおり、それぞれ検出することが可能である。
従って、室内機101(102)で検出できない範囲を、室内機102(101)の検出範囲で補完することができ、部屋の広さや、部屋全体の中での人の配置範囲がわかる。よって、部屋の広さに適した空気調和が可能となり、各室内機101,102の風量や吹き出し空気温度の制御による空気調和能力を最適に制御することができる。例えば、室内機101に近い側に多くの人体の検出がある場合は、室内機102の空気調和能力を低減するなどの省エネルギー運転が可能である。
特に、複数の室内機101,102の各左右風向板121の連携により、室内機101,102を合わせた左右風向板121の水平方向の向きの範囲を、室内の吹出口126の前方側の右側のコーナー422b又はその近傍の方向(第1の方向)から左側のコーナー422a又はその近傍の方向(第2の方向)まで拡大し、この範囲で各左右風向板121の水平方向の向き往復移動させることができる(複数の室内機101,102によるスイング)。すなわち、前記の例で、一台の室内機100で行っていた風向き制御を、複数の室内機101,102を連携させて実現することができる。
また、各室内機101,102は、同一の室外機103(室外機200)に接続されていてもよい。そして、室外機103は、各室内機101,102が同一の部屋に設置されている場合、各室内機101,102を交互に運転/停止し、あるいは空気調和能力を変化させることで、例えば、冷房時は冷風感を極端に損なうことなく自動的に運転することができる。
(照明機器の制御処理)
次に、図23を参照して、空気調和機による照明機器の制御処理について説明する。図23は、本発明の一実施例である空気調和機の照明制御処理を説明する説明図である。すなわち、室内には、照明551,552が設けられている。そして、室内機101、室内機102は、この照明装置551,552を制御する制御装置108をそれぞれ備えている。この例では、室内機101は照明装置551を、室内機102は照明装置552を、それぞれ制御できる構成としている。この場合に、室内機101が照明装置551及び照明装置552の両方を制御できるようにしてもよく、室内機102が照明装置551及び照明装置552の両方を制御できるようにしてもよい。
室内機101(102)は、前記の人体の分布540a(540b)の内側の領域に人体530を検出した場合は、制御装置108を介して、照明装置551(552)を点灯するように制御する。また、室内機101(102)は、前記の人体分布504a(540b)の外側の領域に人体530を検出した場合は、制御装置108を介して、照明装置551を消灯するように制御する(図23は、人体分布504a(540b)の外側の領域に人体530が存在する例を図示している)。これにより、広い空間で必要な部分についてのみ照明装置551,552を点灯することができ、省エネルギーを実現することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部などは、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計するなどによりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能などは、プロセッサがそれぞれ機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイルなどの情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)などの記録装置、又はICカード、SDカード、DVDなどの記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
1 空気調和機
113 熱交換器
114 送風ファン(第2の調節部)
121 左右風向板(第1の調節部)
124 吸込口
126 吹出口
131 撮像素子(撮像部)
142 ステッピングモータ(撮像部)
351 撮像制御部(撮像部)
353 第1の判定部・設定部(第1の判定部)
354 第2の判定部
355 第3の判定部
356 第4の判定部
357 第1の制御部
358 第2の制御部

Claims (12)

  1. 室内の空気を吸い込む吸込口と、
    前記吸込口から吸い込んだ空気を調和する熱交換器と、
    前記熱交換器を通過した空気を室内に吹き出す吹出口と、
    前記吹出口から吹き出す空気の水平方向の向きを調節する第1の調節部と、
    前記第1の調節部の水平方向に向きを室内の前記吹出口の前方側の右のコーナー又はその近傍の方向である第1の方向から室内前記吹出口の前方側の左のコーナー又はその近傍の方向である第2の方向まで往復移動させる第1の制御部と、
    を備えていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 前記第1の制御部は、前記第1の方向及び前記第2の方向のうち、一方を前記左右のコーナーのうち前記吹出口に近い方の壁側のコーナーの方向とし、他方を遠い方の壁側のコーナーより当該遠い壁側に幾分寄った方向としていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記吹出口側から画像の撮像を行う撮像部と、
    前記撮像部で撮像した画像を画像処理することにより前記左右のコーナーの方向を判定する第1の判定部と、
    を備え、
    前記第1の制御部は、前記第1の判定部で判定した前記左右のコーナーの方向に基づいて前記制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  4. 前記吹出口側から画像の撮像を行う撮像部と、
    前記撮像部で撮像した画像を画像処理することにより前記左右のコーナーの方向を判定する第1の判定部と、
    前記第1の判定部で判定した前記左右のコーナーの方向により前記室内の前記吹出口側からみた左右の壁のどちらが当該吹出口側からみて遠いかあるいは近いかを判定する第2の判定部と、
    を備え、
    前記第1の制御部は、前記第1の判定部で判定した前記左右のコーナーの方向及び前記第2の判定部で判定した前記左右の壁の遠近に基づいて前記制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の空気調和機の室内機。
  5. 前記吹出口から吹き出す空気の風速を調節する第2の調節部を備え、
    前記第1の制御部は、前記第1の方向及び前記第2の方向のうち前記吹出口に遠い方の壁側のコーナー又はその近傍の方向では、近い方の壁側のコーナー又はその近傍の方向に比べて、前記風速が速くなるように前記第2の調節部を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和機の室内機。
  6. 前記第1の制御部は、前記第1の方向及び第2の方向で前記向きを一時停止し、この一時停止の時間は、前記第1の方向及び前記第2の方向のうち前記吹出口に遠い方の壁側のコーナー又はその近傍の方向では、近い方の壁側のコーナー又はその近傍の方向に比べて長くなるように前記制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和機の室内機。
  7. 第1の制御部は、前記往復移動の一往復の間に前記風速を変動させている時間を当該一往復に要する時間より短くしていることを特徴とする請求項5に記載の空気調和機の室内機。
  8. 前記室内の人体の位置を判定する第3の判定部と、
    前記第1の判定部で判定した前記左右のコーナーの方向と前記第3の判定部で判定した前記人体の位置とに基づいて前記室内の範囲を判定する第4の判定部と、
    前記第4の判定部で判定した室内の範囲に基づいて空気調和に関する所定の制御を行う第2の制御部と、
    を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和機の室内機。
  9. 前記第1の判定部は、前記左右のコーナーの方向の何れかについて複数の候補があると判断したときは、その複数の候補の方向の平均値を当該コーナーの方向として判定することを特徴とする請求項3又は4に記載の空気調和機の室内機。
  10. 前記撮像部は、所定時間ごとに前記撮像を行い、
    前記第1の判定部は、前記所定時間ごとに撮像した画像に基づいて新たに前記左右のコーナーの方向を判定することを特徴とする請求項3又は4に記載の空気調和機の室内機。
  11. 請求項1に記載の空気調和機の室内機を複数備え、
    前記第1の制御部は、前記複数の室内機の前記第1の調節部の連携により、前記水平方向の向きを、室内の前記吹出口の前方側の右のコーナー又はその近傍の方向である第1の方向から室内の前記吹出口の前方側の左のコーナー又はその近傍の方向である第2の方向まで往復移動させることを特徴とする空気調和機。
  12. 請求項1乃至10のいずれかの一項に記載の空気調和機の室内機と、
    圧縮機、膨張機構及び室外熱交換器を有する室外機と、
    を備えていることを特徴とする空気調和機。
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