JP2010008004A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価な輻射センサと処理装置によって、空調対象空間の水平方向の温度ムラを改善し、省エネ性を向上させ得るようにする。
【解決手段】輻射センサ19により、平面的にみて吹出口3から吹き出される気流の方向A,B,C,Dからずれた方向にある複数のエリアI,II,III,IVの輻射温度を検知し、検知された複数エリアの輻射温度に基づいて風向を制御することで、自らの吹出し気流による誤検知を回避できるようにし、水平方向の温度ムラを改善する。
【選択図】図4

Description

本発明は、空気調和機、特に室内機における空調対象空間の輻射計測に基づく制御に関する。
従来より、室内機が空調空間の天井側に埋込状態あるいは吊下げ状態で設置されるタイプの空気調和機において、室内機に赤外線センサを取り付け、空調対象空間を水平方向に複数のエリアに分割し、赤外線センサにより輻射温度あるいは人の存在を検知して、人の居るエリアを重点的に空調したり、温度ムラをなくすように制御するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3807305号公報(第1図)
しかしながら、前記従来の空気調和機では、空調対象空間の分割されたエリアの輻射検知情報をそのままそのエリアの輻射として制御しているため、これを例えば4方向吹出しタイプの天井埋め込み形空気調和機に導入した場合には、吹出方向の輻射を検知する際に自らの吹出気流がセンサの検知範囲に入り、実際の空調対象空間の輻射を正確に捉えることができず、意図しない運転状態となることがあった。また、人の存在を検知するために高価なセンサや処理装置を備える必要もあった。
本発明の技術的課題は、安価な輻射センサと処理装置によって、空調対象空間の水平方向の温度ムラを改善し、省エネ性を向上させ得るようにすることにある。
本発明に係る空気調和機は、吸込口と複数の吹出口の間に送風機と熱交換器を有するとともに、複数の吹出口にはそれぞれ送風機からでた気流を導く風向可変の導風手段を有し、空調空間の天井側に埋込状態あるいは吊下げ状態で設置される室内機と、室内機に取り付けられて吸込口に吸い込まれる空気の温度を検知する吸込温度センサと、平面的にみて吹出口から吹き出される気流の方向からずれた方向にある複数のエリアの輻射温度を検知可能に室内機に取り付けられた輻射センサと、輻射センサにて検知された複数エリアの輻射温度に基づいて導風手段の風向を制御する処理を行う制御装置と、を備えるものである。
本発明に係る空気調和機においては、平面的にみて吹出口から吹き出される気流の方向からずれた方向にある複数のエリアの輻射温度を検知し、検知された複数エリアの輻射温度に基づいて風向を制御するようにしているので、自らの吹出し気流による誤検知を回避することができる。
実施の形態1.
以下、図示実施形態により本発明を説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機の外観を下方より示す斜視図、図2は図1のA−A線矢視断面図、図3はその輻射温度センサ部の詳細を示す拡大断面図、図4は輻射温度検知エリアおよび吹出風向を示す模式図、図5は風向制御の動作を示すフローチャートである。
本実施形態の空気調和機は、図1のように空調空間の天井側に埋込状態あるいは吊下げ状態で設置される箱状のキャビネット1と、キャビネット1の下部に取り付けられた化粧パネル5とを有している。化粧パネル5には、その面内の中央部に吸込口2が設けられているとともに、吸込口2を囲むようにその周囲の4辺に吹出口3が形成され、各吹出口3には上下方向に風向を制御可能な導風手段すなわち風向ベーン4がそれぞれ取り付けられていて、各吹出風向が平面的に見て90度ずつ4方向を向くように設定されている。また、化粧パネル5の1角には、輻射温度センサ部6が設けられている。
輻射温度センサ部6は、図3のようにモータ17により鉛直方向の軸を中心に270度回転可能な輻射センサ19を有している。そして、化粧パネル5の一部に成形された中空の略円錐型凸部に穴16が4箇所開けられていて、その内部にモータ17とこれの出力軸に接続されて回転可能なセンサケース18が設置され、センサケース18に輻射センサ19が検知部を穴16を通して外部に臨むように設置されている。なお、各穴16は、平面的に見て各吹出方向の間にある吹出気流の方向からずれた方向にあるエリアに臨むように、つまり各吹出口3の吹出風向A,B,C,Dに対してそれぞれ45度ずつずらせた4方向(図4の検知エリアI,II,III,IV)を向くように形成されている。
キャビネット1の内部には、図2のようにその天面中心に電動機7が出力軸を下方に向けて設置され、この出力軸に遠心式の送風機8が取り付けられ、送風機8を囲むように熱交換器9が配置されている。熱交換器9の外側には、これを囲むように、風路を構成し、熱交換された空気と機外とを断熱する内カバー10が配置されている。
熱交換器9の下部には、熱交換の際に発生する凝縮水を受け、かつ風路を構成するドレンパン11が配置され、ドレンパン11の下部に、前述の化粧パネル5が設置されている。そして、化粧パネル5の吸込口2が、送風機8の吸込口に連通し、化粧パネル5の各吹出口3が、内カバー10およびドレンパン11により構成される風路に連通している。
また、化粧パネル5の吸込口2には、機器内部に塵埃等が侵入するのを防止するエアフィルタ12と、エアフィルタ12を支持し、かつ目隠しとして機能するグリル13が設けられている。さらに、エアフィルタ12と送風機8の間には、吸込んだ空気を送風機8にスムーズに導入するベルマウス14が設置されている。
また、送風機8の吸込口近傍には、吸い込まれる空気の温度を検知する吸込温度センサ15が設けられている。
次に、風向制御の動作について図5のフローチャートに基づき、図1乃至図4を参照しながら説明する。まず、空気調和機の運転が開始されると(ステップS11)、吸込温度センサ15と輻射センサ19による測定データを取り込み(ステップS12)、取り込んだ吸込温度と輻射温度を用いて送風機8の運転回転数、吹出方向、冷媒循環量を変更し、空調対象空間を快適に保つように制御する。
そして、吸込温度センサ15により吸込温度Tsucを常時モニタリングし、一定時間毎に輻射センサ19をこれに連接されたモータ17により水平方向に90度ずつ駆動し、各ポイント(検知エリアI,II,III,IV)にて一定時間の輻射検知を行う。輻射センサ19が合計270度回転し、4ポイントの輻射検知を終えた後に輻射温度の平均Tfavg、最大値Tfmax、最小値Tfminを算出する(ステップS13)。
次いで、吸込温度Tsuc、輻射温度平均Tfavgを用いて下式(1)により平均体感温度Taavgを求める。
平均体感温度Taavg=Tsuc+(Tsuc−Tfavg)/輻射温度の重みα‥‥‥(1)
また、暖房運転時には、吸込温度Tsuc、輻射温度最小値Tfminを用いて下式(2)により最小体感温度Tamin(=暖房運転時の高負荷エリアの体感温度)を求める。
最小体感温度Tamin=Tsuc+(Tsuc−Tfmin)/輻射温度の重みα‥‥‥(2)
また、冷房運転時には、吸込温度Tsuc、輻射温度最大値Tfmaxを用いて下式(3)により最大体感温度Tamax(=冷房運転時の高負荷エリアの体感温度)を求める。
最大体感温度Tamax=Tsuc+(Tsuc−Tfmax)/輻射温度の重みα‥‥‥(3)
ここで、各式(1)(2)(3)中の輻射温度の重みαは、1以上の係数(例えばα=3)であり、これにより居住空間の高さ、輻射センサ19の検知信頼性等に鑑みて、どの程度輻射温度を体感温度に反映させるかを設定するために用いるものである。
そして、設定温度Tsetと平均体感温度Taavgの差を算出し、設定温度Tsetと平均体感温度Taavgの差が一定値以下(例えば3℃以下)であるか否かをみて(ステップS14)、設定温度Tsetと平均体感温度Taavgの差が一定値(3℃)以下でなければ、処理をステップS12に戻す。
また、ステップS14にて設定温度Tsetと平均体感温度Taavgの差が一定値(3℃)以下であると判定されれば、次に輻射温度の最大値Tfmaxと最小値Tfminの差を算出し、輻射温度の最大値Tfmaxと最小値Tfminの差が一定値以上(例えば2℃以上)となったか否かをみて(ステップS15)、輻射温度の最大値Tfmaxと最小値Tfminの差が一定値(2℃)以上でなければ、処理をステップS12に戻す。
また、ステップS15にて輻射温度の最大値Tfmaxと最小値Tfminの差が一定値(2℃)以上となったと判定されれば、現在の運転モードは冷房/暖房のいずれであるかをみて(ステップS16)、冷房運転であれば、輻射温度が最大値Tfmaxとなっているエリアへの風向を風向ベーン4の角度を変更することにより下向き角度とし、床面まで気流が到達するようにする。その他のエリアへの風向は、前記下向き角度よりも浅い角度あるいは閉塞とし、暖め過ぎ/冷やし過ぎのないようにし(ステップS17)、処理をステップS12に戻す。
また、ステップS16にて暖房運転であると判定されれば、輻射温度が最小値Tfminとなっているエリアの風向を風向ベーン4の角度を変更することにより下向き角度とし、床面まで気流が到達するようにする。その他のエリアへの風向は、前記下向き角度よりも浅い角度あるいは閉塞とし、暖め過ぎ/冷やし過ぎのないようにし(ステップS18)、処理をステップS12に戻す。
風向ベーン4の角度の変更は、輻射センサ19が作動する一定時間毎に前述の算出を行い、その毎度の輻射温度の最大値Tfmaxあるいは最小値Tfminとなるエリアが前回と異なる場合に実施される。
なお、輻射センサ19により検知した温度や、現在の風向を、リモコン等の表示装置により表示するようにしても良い。このことは、後述の実施の形態2においても同様である。
さらに、このような風向制御と同時に送風機8の風量を自動的に変更する場合には、高負荷エリアの体感温度、つまり暖房運転時は最小体感温度Tamin、冷房運転時は最大体感温度Tamaxに基づいて制御する。これにより、より効率的に温度ムラを改善することができ、省エネ性を向上させることができる。
以上のように、本実施形態の空気調和機によれば、空調対象空間内の平均体感温度Taavgが設定温度Tsetから離れている起動時には、一般に行われているように暖房であれば全吹出風向を下向きとし、冷房の場合には全吹出方向を水平とすることで、すばやく全体を設定温度近くまで到達させることができる。
そして、空調対象空間全体の平均体感温度Taavgが設定温度Tset近くまで到達した後は、空調対象空間を複数のエリアに分けて空調負荷の最も高いエリアに風を送り、その他のエリアには緩やかに風が到達するようにしているので、水平方向の温度ムラを効率良く解消することができる。さらに、空調対象空間全体の平均体感温度Taavgによって制御する場合に比べて、負荷の高いエリアに重点的に風を送りその他のエリアと同じ体感温度とするため、必要なエネルギを節約することができる。
また、吹出口3から吹き出される気流の方向からずれた方向にある複数エリアの輻射温度を単一の輻射センサ19によって順次検知することで、空調対象空間全体の輻射温度を検知するようにしているので、自らの吹出気流がセンサの検知範囲に入ることがなく、実際の空調対象空間の輻射を正確に捉えることができる。さらに、人の存在そのものを検知する必要がないため、高価なセンサや処理装置を備える必要がなく、製造コストを削減することができる。
実施の形態2.
図6は本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室内機の風向制御の動作を示すフローチャートである。なお、ハード構成については前述の実施形態1のものと同一である。
前述の実施形態1では、空調対象空間全体の平均体感温度Taavgが設定温度Tsetに近い状態下で、水平方向の温度ムラを解消するようにしているが、ここでは居住エリアが限られていたり、負荷分布の偏りをユーザが認識していたりするような場合に、予め重点的に空調するエリアを設定できるようにしたものである。それ以外の構成は前述の実施形態1と同様であり、基本的に実施形態1のもつ機能を全て備えているものである。
次に、風向制御の動作について図5のフローチャートに基づき、前述の図1乃至図4を参照しながら説明する。まず、ユーザあるいは据付工事業者は、空調対象空間の用途、負荷分布に応じて空調の必要があるエリア、あまり空調の必要のないエリアをリモコンあるいは制御基板上のスイッチまたはその他遠隔操作インターフェース等を介して設定する。
そして、空気調和機の運転が開始されると(ステップS21)、吸込温度センサ15と輻射センサ19による測定データを取り込む(ステップS22)。
次いで、輻射センサ19が検出した輻射温度のうち空調の必要がある設定エリアの輻射温度Tfsetを下式(4)により補正する(ステップS23)。
Tfset_hosei=Tfset+β‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(4)
ここで、βは設定エリアの重点度を設定するものであり、暖房時には負値、冷房時には正値を設定する。
そして、この設定エリアの輻射温度Tfsetの補正後の輻射温度である補正輻射温度Tfset_hoseiと、その他のエリアの輻射温度を用いて輻射温度の平均Tfavg、最大値Tfmax、最小値Tfminを算出し(ステップS24)、さらにこれら輻射温度の平均Tfavg、最大値Tfmax、最小値Tfminを用いて前述の実施形態1のように平均体感温度Taavg、最小体感温度Tamin、及び最大体感温度Tamaxを求める。
次に、設定温度Tsetと前述のように補正輻射温度Tfset_hoseiを考慮した平均体感温度Taavgの差を算出し、設定温度Tsetと平均体感温度Taavgの差が一定値以下(例えば3℃以下)であるか否かをみて(ステップS25)、設定温度Tsetと平均体感温度Taavgの差が一定値(3℃)以下でなければ、処理をステップS22に戻す。
また、ステップS25にて設定温度Tsetと平均体感温度Taavgの差が一定値(3℃)以下であると判定されれば、次に補正輻射温度Tfset_hoseiを考慮して導き出した輻射温度の最大値Tfmaxと最小値Tfminの差を算出し、輻射温度の最大値Tfmaxと最小値Tfminの差が一定値以上(例えば2℃以上)となったか否かをみて(ステップS26)、輻射温度の最大値Tfmaxと最小値Tfminの差が一定値(2℃)以上でなければ、処理をステップS22に戻す。
また、ステップS26にて輻射温度の最大値Tfmaxと最小値Tfminの差が一定値(2℃)以上となったと判定されれば、現在の運転モードは冷房/暖房のいずれであるかをみて(ステップS27)、冷房運転であれば、輻射温度が最大値Tfmaxとなっているエリアへの風向を風向ベーン4の角度を変更することにより下向き角度とし、床面まで気流が到達するようにする。その他のエリアへの風向は、前記下向き角度よりも浅い角度あるいは閉塞とし、暖め過ぎ/冷やし過ぎのないようにし(ステップS28)、処理をステップS22に戻す。
また、ステップS27にて暖房運転であると判定されれば、輻射温度が最小値Tfminとなっているエリアの風向を風向ベーン4の角度を変更することにより下向き角度とし、床面まで気流が到達するようにする。その他のエリアへの風向は、前記下向き角度よりも浅い角度あるいは閉塞とし、暖め過ぎ/冷やし過ぎのないようにし(ステップS29)、処理をステップS22に戻す。
なお、熱源の制御すなわち室外機制御に関る制御対象温度はエリア全体の平均体感温度Taavgあるいは設定エリアの輻射温度Tfsetを用いる。
以上のように、真に空調の必要な空間を予めユーザあるいは据付工事業者が設定するようにしているので、据付当初より実質的な空調面積を削減することができ、省エネに貢献することができる。また、設定エリアだけでなく、全体の輻射温度を計測し、制御に取り込むようにしているため、温度ムラをβ程度に抑えることができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機の外観を下方より示す斜視図である。 図1のA−A線矢視断面図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の輻射温度センサ部の詳細を示す拡大断面図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の輻射温度検知エリアおよび吹出風向を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の風向制御の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の風向制御の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
2 吸込口、3 吹出口、4 風向ベーン(導風手段)、8 送風機、9 熱交換器、15 吸込温度センサ、19 輻射センサ、A〜D 吹出風向、I,II,III,IV 検知エリア。

Claims (8)

  1. 吸込口と複数の吹出口の間に送風機と熱交換器を有するとともに、複数の前記吹出口にはそれぞれ前記送風機からでた気流を導く風向可変の導風手段を有し、空調空間の天井側に埋込状態あるいは吊下げ状態で設置される室内機と、
    前記室内機に取り付けられて前記吸込口に吸い込まれる空気の温度を検知する吸込温度センサと、
    平面的にみて前記吹出口から吹き出される気流の方向からずれた方向にある複数のエリアの輻射温度を検知可能に前記室内機に取り付けられた輻射センサと、
    前記輻射センサにて検知された複数エリアの輻射温度に基づいて前記導風手段の風向を制御する処理を行う制御装置と、
    を備えることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記制御装置は、前記輻射センサにより検知された複数エリアの輻射温度に基づいて該輻射温度の平均値、最大値、及び最小値を算出するとともに、前記吸込温度センサにて検知された吸込空気温度と前記輻射温度の平均値に基づいて平均体感温度を算出し、設定温度と前記平均体感温度との差が所定値以下で、かつ前記輻射温度の最大値と最小値の差が所定値以上のとき、前記輻射温度の最大値又は最小値によって規定される高負荷エリア側の風向を下向き、それ以外のエリア側の風向を下向き以外の向きに設定する処理を行うことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 前記高負荷エリアは、冷房運転中であれば前記輻射温度の最大値となっているエリア、暖房運転中であれば前記輻射温度の最小値となっているエリアであることを特徴とする請求項2記載の空気調和機。
  4. 前記制御装置は、前記吸込温度センサにて検知された吸込空気温度と前記高負荷エリアの輻射温度に基づいて該高負荷エリアの体感温度を算出し、該体感温度に基づいて前記送風機の風量制御を行うことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の空気調和機。
  5. 重点的に空調するエリアを設定するための設定スイッチを備えたリモコンあるいは制御基板を備え、前記制御装置は前記設定スイッチにより設定されたエリアを高負荷エリアとして制御することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の空気調和機。
  6. 前記輻射センサにより測定した温度をリモコンに表示することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の空気調和機。
  7. 現在の風向をリモコンに表示することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の空気調和機。
  8. 前記室内機の下面に化粧パネルを備え、該化粧パネルには中央部に前記吸込口、該吸込口を囲む周囲4辺にそれぞれ前記吹出口、及び1角に前記輻射センサが設けられ、該輻射センサは前記吹出口から吹き出される気流の方向からずれた方向である隣り合う前記吹出口間のエリアの輻射温度を検知可能に取り付けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の空気調和機。
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