JP6759361B2 - スポット溶接用電極格納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、自動車生産ラインにおいて使用するスポット溶接用の電極を溶接ガンのシャンクに装着可能な状態で格納しておくスポット溶接用電極格納装置に関する。
従来より、自動車生産ラインでは、複数のプレス成形品をスポット溶接で繋ぐことで車体フレームが組み立てられ、このスポット溶接は、一般的に、産業用ロボットのアーム先端に取り付けられた溶接ガンで行われる。
ところで、溶接ガンのシャンクには、当該シャンクの先端が電極の嵌合凹部に嵌合することによって電極が装着される。そして、電極は、スポット溶接を繰り返し行うことで消耗するので、定期的に交換する必要がある。したがって、電極交換時において効率よく電極を溶接ガンのシャンクに装着するために、例えば、自動車生産ラインには、特許文献1に開示されているようなスポット溶接用電極格納装置が設置されている。
この電極格納装置は、収容通路を内部に有する角筒状の収容ケースを備え、収容通路には、電極をその中心軸と直交する方向に直線状に、且つ、嵌合凹部が同一方向に開口するように複数並設した状態で収容可能となっている。収容通路の一端には、収容通路から電極を取り出す際の電極取出口が形成される一方、収容通路の他端側には、当該収容通路に収容された1つ又は並設状態の複数の電極を収容通路の一端側にバネ力によって押圧する押圧ユニットが設けられている。収容通路の一端側には、収容ケースの長手方向と直交する方向に移動可能な取出規制部材が配設されている。該取出規制部材は、コイルバネの付勢力によって一方側に移動した状態で電極取出口の一部を遮って電極の電極取出口からの取り出しを規制する一方、コイルバネの付勢力に抗して他方側に移動した状態で電極取出口を開放して電極の電極取出口からの取り出しを可能にするようになっている。そして、収容通路に並設された各電極のうちの取出規制部材に接する電極の嵌合凹部にシャンク先端を嵌合するとともにその電極を電極取出口に向けて移動させると、取出規制部材がコイルバネの付勢力に抗して他方側に移動することによって開放した電極取出口から電極が取り出され、その後、取り出された電極に隣り合う電極が押圧ユニットのバネ力によって収容通路の一端側に移動するとともに、コイルバネの付勢力によって一方側に移動した取出規制部材に接触して電極取出口からの取り出しが規制されるようになっている。
特表2013−514182号公報
ところで、上述の如き電極格納装置では、電極の取り出しを電極取出口から繰り返すたびに取出規制部材が可動する。したがって、ゴミや埃等を起因とした取出規制部材の可動部分における動作不良の発生を極力少なくすることが望まれるものの、特許文献1にはそのことに関する具体的な記載が全く無い。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、繰り返し使用しても動作不良の発生し難いスポット溶接用電極格納装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、電極の取り出しを規制する部材としてレバー形状の部材を採用したことを特徴とする。
具体的には、スポット溶接用の電極を複数格納可能なスポット溶接用電極格納装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明では、上記電極をその中心軸と直交する方向に直線状に、且つ、溶接ガンのシャンク先端に嵌合する嵌合凹部が同一方向に開口するように複数並設した状態で収容可能な収容通路を内部に有し、該収容通路に連通する電極取出口が一端に形成された収容ケースと、上記収容通路に収容された状態の1つ又は並設状態の複数の電極を上記収容通路の一端側に押圧する押圧手段と、上記収容通路に収容状態の上記電極の中心軸と同一方向に延びる揺動軸心周りに揺動可能に上記収容ケースに支持され、一方側に揺動して先端側が上記電極取出口の一部を遮る第1姿勢と、他方側に揺動して先端側が上記電極取出口を開放する第2姿勢とに変更可能なレバー部材と、該レバー部材を一方側に揺動するように付勢する第1付勢手段とを備え、上記収容ケースは、表面側に開口する凹条溝を有するケース本体と、上記凹条溝を覆うカバー体とを備え、表面側が上記カバー体で覆われた上記凹条溝が上記収容通路を構成しており、上記凹条溝の底面は、当該凹条溝の延長方向に沿って延びる帯状をなす平坦底面と、該平坦底面の両縁部から互いに離間するように広がる一対の傾斜面とからなり、該両傾斜面は、上記凹条溝に上記電極の先端側が底面側となるように上記電極を収容した際、上記電極の基端が上記凹条溝の開口部分から飛び出さないように電極の先端面に接触する一方、上記凹条溝に上記電極の基端側が底面側となるように上記電極を収容しようとした際、上記電極の基端が上記凹条溝の開口部分から飛び出す位置となるように上記電極の基端に接触するよう構成されていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記レバー部材及び上記第1付勢手段は、上記収容ケースの内方に配設されていることを特徴とする。
第3の発明では、第2の発明において、上記レバー部材は、先端部分が上記収容通路の電極取出口側で、且つ、揺動軸心側が上記収容通路の奥側に位置する配置となっていることを特徴とする。
第4の発明では、第3の発明において、上記レバー部材には、上記収容通路の延長方向に沿って延び、当該収容通路における内側面の一部を構成する通路形成面部が設けられていることを特徴とする。
第5の発明では、第4の発明において、上記通路形成面部における上記レバー部材の先端側には、上記電極の外周面に対応する湾曲面が形成されていることを特徴とする。
第6の発明では、第1から第5のいずれか1つの発明において、上記収容通路は、上記収容ケースの長手方向一端に向かって直線状に延びる第1通路部と、該第1通路部の延出端から当該第1通路部と交差する方向に延びてその延出端側が開口する第2通路部とを備え、当該第2通路部の延出端における開口部分が上記電極取出口となっていることを特徴とする。
第7の発明では、第6の発明において、上記レバー部材は、上記収容通路の一端側に配設され、上記第1通路部の延出端に揺動軸が位置するとともに上記第2通路部の延長方向に沿って上記揺動軸から上記電極取出口まで延びる形状をなしていることを特徴とする。
第8の発明では、第1から第7のいずれか1つの発明において、上記押圧手段は、上記収容通路に進退可能に配置されスライダと、先端が上記スライダに固定され、当該スライダの進退動作によって上記収容通路に沿って伸縮するテレスコピック機構からなる伸縮ロッドと、上記スライダを前進方向に付勢する第2付勢手段とを備えていることを特徴とする。
第9の発明では、第8の発明において、上記第2付勢手段は、上記伸縮ロッドに巻装された押圧用コイルバネであることを特徴とする。
第10の発明では、第8又は第9の発明において、上記スライダの前方には、上記収容通路に収容状態の上記電極の中心軸と同一方向に延びる回動軸心周りに回動可能となるように上記スライダに軸支された押圧部材が設けられていることを特徴とする。
第11の発明では、第8から第10のいずれか1つの発明において、上記押圧手段は、上記収容ケース側に開口する中空部を有し、開口周縁が上記収容ケースの長手方向他端に固定された筒カバーを備え、上記中空部には、上記伸縮ロッドと上記押圧用コイルバネとが配設されていることを特徴とする。
第1の発明では、揺動動作によって電極取出口を閉塞状態と開放状態とに切り替えるレバー部材の如き構造は、例えば、収容ケースや取出規制部材に案内溝を加工するとともに収容ケースに対して取出規制部材をスライドさせることによって電極取出口を閉塞状態と開放状態とに切り替える構造に比べてゴミや埃等が電極取出口周りに溜まり難いので、ゴミや埃等を起因とした装置の動作不良を極力少なくすることができる。
第2の発明では、レバー部材及び第1付勢手段が収容ケースの外側から見え難くなるので、装置全体の見栄えが良くなり、意匠性の高い装置にすることができる。また、レバー部材及び第1付勢手段が収容ケースの内方に位置しているので、もし仮に他の機器や工具が装置に接触するとしても、レバー部材や第1付勢手段の可動部分に接触する前に収容ケースに接触するようになり、他の機器や工具がレバー部材や第1付勢手段に直接接触することでレバー部材や第1付勢手段が動かなくなってしまうといったことを防ぐことができる。
第3の発明では、レバー部材に接触する電極を電極取出口側に引っ張ると、レバー部材は第1付勢手段の付勢力に抗して揺動して電極取出口を開放する。したがって、電極を収容通路からスムーズに取り出すことができる。一方、電極取出口から電極を取り出した後、取り出した電極に隣り合う電極が押圧手段の押圧力によって電極取出口から飛び出そうとするが、第1付勢手段の付勢力によってレバー部材が収容通路における各電極の移動方向の反対向きに揺動しながら電極取出口を塞ぐので、取り出した電極に隣り合う電極が電極取出口から飛び出そうとするのを当該電極取出口の手前で確実に停止させることができる。
第4の発明では、電極取出口から電極を取り出す際、レバー部材の通路形成面部が各電極をスムーズに電極取出口側に案内するようになる。したがって、レバー部材周りの構造を複雑にすることなく当該レバー部材を利用して各電極をスムーズに電極取出口まで移動させることができ、低コストな装置にすることができる。
第5の発明では、電極取出口から電極を取り出した後、当該電極に隣り合う電極が押圧手段の押圧力によって電極取出口まで移動してくると、電極取出口まで移動してきた電極の外周面が第1付勢手段の付勢力により揺動したレバー部材の湾曲面に嵌まるようになる。したがって、次に電極取出口から取り出す電極を電極取出口の手前の決められた位置に確実に停止させることができる。
第6の発明では、電極を取り出す電極取出口が押圧手段の押圧力の加わる方向に開口していないので、電極を電極取出口から取り出した後、取り出した電極に隣り合う電極が押圧手段の押圧力の加わる方向に移動して電極取出口から勢い余って飛び出すということが無くなり、電極取出口から1つずつ確実に電極を取り出すことができる。また、押圧手段の押圧力を強力なものにできるので、繰り返し使用することで押圧手段の押圧力が次第に下がっても、並設状態の各電極を電極取出口まで移動させるのに十分な押圧力を有する押圧手段を選択することができ、電極を電極取出口まで確実に移動させることができる。
第7の発明では、レバー部材における収容ケースの長手方向と交差する方向の寸法が長くなるので、レバー部材の剛性が高くなる。したがって、電極の取出作業時においてレバー部材が繰り返し揺動しても変形や破損の生じ難い装置にできる。
10の発明では、スライダが前進して第1通路部の延出端近傍まで到達した際、第2付勢手段の付勢力によって押圧部材がスライダに対して回動して第2通路部に入り込むようになる。したがって、第2通路部に位置する電極を電極取出口まで確実に移動させることができる。
本発明の実施形態に係るスポット溶接用電極格納装置の斜視図である。 図1のII矢視図である。 図1のIII−III線における断面図である。 図3のIV部拡大図である。 図3のV部拡大図である。 収容通路に収容された最後の電極を電極取出口から取り出している状態を示す図5相当図である。 図3のVII−VII線における断面図である。 図1のVIII−VIII線における断面図である。 収容通路に電極を収容している途中の状態を示す図8相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1及び図2は、本発明の実施形態に係るスポット溶接用電極格納装置1を示す。この電極格納装置1は、自動車生産ラインにおける車体組立通路の側方に配置され、スポット溶接用の電極10を溶接ロボットが把持する溶接ガンのシャンク11(図5参照)に装着可能な姿勢で複数格納しておくものである。
電極格納装置1は、直線状に延びる装置本体2を備え、該装置本体2は、略矩形筒状をなす収容ケース4を有している。
該収容ケース4は、当該収容ケース4の裏面側に位置する断面U字状のケース本体41と、収容ケース4の表面側に位置する略長方形板状のカバー体42とを備え、ケース本体41の長手方向一端側には、図3に示すように、側方に張り出す張出部41aが形成されている。
ケース本体41の内方には、収容ケース4の表面側に開口するとともに当該収容ケース4の長手方向に延びる平面視で略L字状をなす凹条溝40が形成されている。
該凹条溝40は、収容ケース4の長手方向一端に向かって直線状に延びる第1通路部40aと、該第1通路部40aの延出端から当該第1通路部40aと交差する方向に延びてその延出端が上記張出部41aの張出面に開口する第2通路部40bとを備え、張出部41aの張出面に開口する第2通路部40bの延出端が本発明の電極取出口R2を構成している。
第1通路部40aの内側面における第2通路部40bに連続する部分には、図3に示すように、電極取出口R2側に突出する平面視で略三角形状の尖鋭突出部40eが設けられ、該尖鋭突出部40eは、先端に行くにつれて第1通路部40aに沿う方向の厚みが次第に薄くなる形状をなしている。
尖鋭突出部40eにおける収容ケース4の長手方向他端側には、第1通路部40aの延出端側に行くにつれて次第に第2通路部40bの延出端側に位置するように緩やかに湾曲する湾曲ガイド面40fが形成されている。
ケース本体41の各側壁には、第1通路部40aに沿って延びるスリット状のガイド孔41bが対向するように一対形成され、該各ガイド孔41bにおける収容ケース4の長手方向他端側の端部には、掛止凹部41cが上記凹条溝40の開口側に窪むように形成されている。
また、凹条溝40の底面は、図7に示すように、当該凹条溝40の延長方向に沿って延びる帯状の平坦底面40cと、該平坦底面40cの両縁部から互いに離間するように広がる一対の傾斜面40dとからなり、該両傾斜面40dは、凹条溝40に電極10をその先端側から収容した際(図7の実線の電極10を参照)、電極10の基端が凹条溝40から飛び出さないように電極10の先端面に接触する一方、凹条溝40に電極10をその基端側から収容した際(図7の二点鎖線の電極10を参照)、電極10の先端面が凹条溝40から飛び出すように電極10の基端に接触するようになっている。
ケース本体41の底面には、図2に示すように、第2通路部40bに沿って延びる案内溝41dが、第1通路部40aに沿う方向に所定の間隔をあけて一対形成されている。
カバー体42は、断面U字状をなしており、その長手方向一端側には、側方に開口する第1切欠凹部42aが形成されている。
また、カバー体42の長手方向他端側の各側端縁部には、下方に開口する一対の第2切欠凹部42bがカバー体42の長手方向と直交する方向に離間して形成されている。
さらに、カバー体42の長手方向一端寄りの表面には、位置決め凹部42cが形成されている。
そして、カバー体42は、上記凹条溝40の開口部分を覆うようにケース本体41に取付可能になっていて、図3に示すように、ケース本体41に取り付けたカバー体42と凹条溝40との間で形成される空間が本発明の収容通路R1を構成するようになっている。
また、カバー体42をケース本体41に取り付けた状態で第2通路部40bの延出端側に第1切欠凹部42aが対応するようになっていて、図1に示すように、第1切欠凹部42aは、電極取出口R2に連続している。
さらに、図2に示すように、カバー体42をケース本体41に取り付けた状態で各ガイド孔41bの掛止凹部41cに第2切欠凹部42bが対応するようになっている。
そして、収容通路R1には、電極10をその中心軸と直交する方向に直線状に、且つ、シャンク11の先端に嵌合する嵌合凹部10a(図7参照)が同一方向に開口するように複数並設した状態で収容可能となっている。
収容ケース4の長手方向他端側には、図3及び図4に示すように、押圧ユニット5(押圧手段)が設けられている。
該押圧ユニット5は、収容通路R1に配置されたブロック形状のスライダ51を備え、該スライダ51は、第1通路部40aに沿って進退可能となっている。
スライダ51の前側部分には、図8及び図9に示すように、第1通路部40aと直交する方向に延びるスリット51aが形成されている。
該スライダ51の前方には、側面視で略T字状をなす押圧部材52が設けられている。
該押圧部材52は、電極10と同様の形状をなす釣鐘状部52aと、該釣鐘状部52aの中途部からスライダ51のスリット51aに向けて延出する延出部52bとを備え、該延出部52bは、押圧部材52が第2通路部40bに沿う方向に回動可能となるようにスライダ51の前側部分にボルトB1によって軸支されている。
すなわち、押圧部材52は、収容通路R1に収容状態の電極10の中心軸と同一方向に延びる回動軸心C2周りに回動可能となるようにスライダ51に軸支されている。
釣鐘状部52aの外周面における延出部52bの反対側には、図3に示すように、平坦面52cが電極取出口R2側に向くように形成されている。
また、スライダ51の各側面の中途部には、第1通路部40aと直交する方向で、且つ、互いに離間する方向に突出する一対の突起51bが設けられている。
各突起51bは、各ガイド孔41bに嵌挿され、該各ガイド孔41bは、スライダ51が進退する際、各突起51bを案内するようになっている。
さらに、スライダ51は、当該スライダ51を後退させるとともに凹条溝40の開口側に移動させて各突起51bを各掛止凹部41cに掛止させると、図9に示すように、凹条溝40の開口部分から飛び出すようになっている。
また、押圧ユニット5は、図3及び図4に示すように、有底円筒状の筒カバー53を備え、該筒カバー53の開口周縁が上記収容ケース4の長手方向他端に固定されている。
筒カバー53の内部には、収容ケース4側に開口する中空部53aが形成され、該中空部53aには、テレスコピック機構からなる伸縮ロッド54が配設されている。
該伸縮ロッド54の先端は、スライダ51の後端面中央部分に固定され、当該スライダ51が進退すると、伸縮ロッド54は、上記第1通路部40aに沿う方向に伸縮するようになっている。
また、筒カバー53の中空部53aには、押圧用コイルバネ55(第2付勢手段)が配設され、該押圧用コイルバネ55は、伸縮ロッド54に巻装された状態となっている。
押圧用コイルバネ55は、一端がスライダ51の後端に当接する一方、他端が筒カバー53の底面に当接していて、スライダ51を前進方向に付勢している。
すなわち、押圧ユニット5は、収容通路R1に収容された状態の1つ又は複数の電極10を上記収容通路R1の一端側に押圧するようになっている。
収容通路R1の一端側には、第1通路部40aの延出端から第2通路部40bの延長方向に沿って電極取出口R2まで延びる形状のレバー部材6が配設されている。
すなわち、レバー部材6は、収容ケース4の内方に配設されている。
レバー部材6は、先端部分が収容通路R1の電極取出口R2側で、且つ、基端側が収容通路R1の奥側に位置している。
レバー部材6の基端側は、図5及び図6に示すように、揺動軸60によって収容ケース4に揺動可能に支持されていて、揺動軸60の揺動軸心C1は、収容通路R1に収容状態の電極10の中心軸と同一方向に延びている。
レバー部材6の先端には、収容ケース4の長手方向他端側に突出する爪部6aが設けられ、該爪部6aは、先端に行くにつれて第2通路部40bに沿う方向の厚みが次第に薄くなる形状をなしている。
一方、レバー部材6における爪部6aの反対側には、バネ用凹部6bが形成されている。
レバー部材6における収容ケース4の長手方向他端側には、第2通路部40b(収容通路R1)の延長方向に沿って延びる通路形成面部6cが形成されている。
該通路形成面部6cにおけるレバー部材6の先端側には、電極10の外周面に対応する湾曲面6dが爪部6aの先端部分に連続するように形成されている。
また、通路形成面部6cにおけるレバー部材6の基端側は、湾曲ガイド面40fと面一になっていて、通路形成面部6cは、第2通路部40bを形成する内側面の一部を構成している。
そして、レバー部材6は、揺動軸心C1周りにおける爪部6aの突出側(一方側)への揺動動作と爪部6aの反対側(他方側)への揺動動作とによって電極取出口R2の一部を遮る状態(第1姿勢)と電極取出口R2を開放する状態(第2姿勢)とに切り替わるようになっている。
すなわち、レバー部材6は、一方に移動した状態で電極取出口R2の一部を遮って電極10の電極取出口R2からの取り出しを規制する一方、他方に移動した状態で電極取出口R2を開放して電極10の電極取出口R2からの取り出しを可能にするようになっている。
バネ用凹部6bには、規制用コイルバネ7(第1付勢手段)が収容され、該規制用コイルバネ7は、レバー部材6の先端側が爪部6aの突出側(一方側)に揺動するように付勢している。
すなわち、規制用コイルバネ7は、収容ケース4の内方に配設されている。
装置本体2は、図1に示すように、断面U字状のブラケット8を介してチップドレッサー3(被取付体)の一側面に取り付けられている。
ブラケット8は、チップドレッサー3に固定される固定板部81と、チップドレッサー3から離れるように固定板部81の上縁部及び下縁部から互いに平行に延びる上板部82及び下板部83とを備えている。
固定板部81、上板部82及び下板部83で囲まれる部分が本発明の取付凹部8aを構成しており、当該取付凹部8aに上記収容ケース4が取付可能となっている。
上板部82の中央には、インデックスプランジャ9が取り付けられている。
また、下板部83の上板部82に対向する面は、本発明の案内面83aを構成しており、該案内面83aには、図2に示すように、各案内溝41dに嵌合可能な突条部83bが一対形成されている。
インデックスプランジャ9を引き上げた状態で、各案内溝41dを突条部83bに対応させるとともに、収容ケース4を案内面83aに沿って移動させると、各案内溝41dに各突条部83bが嵌合するようになっている。そして、インデックスプランジャ9のピン9aをカバー体42の位置決め凹部42cに嵌め込むことにより、収容ケース4が取付凹部8aに取り付くようになっている。したがって、ブラケット8に対する収容ケース4の取付作業が簡単であるとともに、ブラケット8に対する収容ケース4の位置を正確に決めることができる。
尚、各案内溝41dの幅寸法を異なったものに設定しておくと、取付凹部8aに対する収容ケース4の取付方向の間違い等を無くすことができる。
次に、電極格納装置1からの電極10の取出作業について詳述する。
まず、溶接ロボットが把持する溶接ガンを移動させて、当該溶接ガンのシャンク11の先端をカバー体42の第1切欠凹部42aに対応させる。
次に、溶接ガンのシャンク11を第1切欠凹部42aに向かって移動させる。すると、図5に示すように、外周面がレバー部材6の湾曲面6dに嵌まった状態で爪部6aに接触する電極10の嵌合凹部10aにシャンク11の先端が嵌合する。
しかる後、シャンク11の先端に装着された電極10が第2通路部40bの延出端側に移動するように溶接ガンを移動させる。すると、レバー部材6が規制用コイルバネ7の付勢力に抗して爪部6aの突出方向の反対側に揺動して電極取出口R2が開放し、電極10が電極取出口R2から取り出される。
その後、シャンク11に装着された電極10が電極取出口R2を通過すると、レバー部材6が規制用コイルバネ7の付勢力によって爪部6aの突出方向に揺動して電極取出口R2の一部を遮る。
そして、収容通路R1に並設された複数の電極10が押圧ユニット5のバネ力によって収容通路R1の一端側に移動し、電極取出口R2から取り出された電極10に隣り合う電極10の外周面がレバー部材6の湾曲面6dに嵌まるとともに爪部6aに接触して、次の電極10の取り出しが可能な状態になる。
収容通路R1に収容された各電極10の電極取出口R2からの取り出しが繰り返されると、図6に示すように、収容通路R1に収容される電極10は1つになる。このとき、スライダ51が押圧用コイルバネ55に押圧されることによって第1通路部40aの延出端近傍にまで到達するが、押圧部材52が湾曲ガイド面40f及び通路形成面部6cに案内されることによってスライダ51に対して回動して第2通路部40bに入り込むようになる。したがって、第2通路部40bに位置する電極10を電極取出口R2まで確実に移動させることができる。
次に、収容ケース4の収容通路R1への電極10の収容作業について詳述する。
まず、作業者は、ケース本体41からカバー体42を取り外した後、スライダ51の両突起51bを掴むとともに押圧用コイルバネ55の付勢力に抗してスライダ51を後退させる。
両突起51bが両ガイド孔41bにおけるスライダ51の後退側の端部に到達すると、作業者は、スライダ51を凹条溝40の開口側に移動させる。すると、図9に示すように、各突起51bが各掛止凹部41cに入り込むとともに、スライダ51が凹条溝40の開口から飛び出す。
しかる後、作業者は、両突起51bから手を離す。すると、押圧用コイルバネ55のバネ力によって両突起51bが両掛止凹部41cに掛止される。したがって、凹条溝40に各電極10を収容する作業を作業者が両手で行えるようになり、各電極10の凹条溝40への収容作業にかかる時間を短縮することができる。
凹条溝40に複数の電極10を収容した後、作業者は、カバー体42をケース本体41に取り付ける。すると、図8に示すように、スライダ51における凹条溝40の開口部分から飛び出す部分がカバー体42に接触することで、突起51bが掛止凹部41cから外れて押圧用コイルバネ55のバネ力が収容通路R1に収容された電極10に加わるようになる。したがって、ケース本体41にカバー体42を取り付ける作業と突起51bを掛止凹部41cから外す作業とを別々に行う必要が無く、作業者による各電極10の収容通路R1への収容作業がさらに簡単になる。
また、カバー体42をケース本体41から取り外すとともにスライダ51を後退させた状態で、各電極10を凹条溝40に挿入し、その後、ケース本体41にカバー体42を取り付けると、収容ケース4の収容通路R1に各電極10が並設状態で収容されるようになる。したがって、各電極10の収容ケース4における収容通路R1への収容作業を簡単に行うことができる。
以上より、本発明の実施形態によると、揺動動作によって電極取出口R2を閉塞状態と開放状態とに切り替えるレバー部材6の如き構造は、例えば、収容ケース4や取出を規制する取出規制部材に案内溝を加工するとともに収容ケース4に対して取出規制部材をスライドさせることによって電極取出口R2を閉塞状態と開放状態とに切り替える構造に比べてゴミや埃等が電極取出口R2周りに溜まり難いので、ゴミや埃等を起因とした電極格納装置1の動作不良を極力少なくすることができる。
また、レバー部材6及び規制用コイルバネ7は収容ケース4の内方に位置しているので、収容ケース4の外側から見え難い。したがって、装置全体の見栄えが良くなり、意匠性の高いスポット溶接用電極格納装置1にすることができる。
また、レバー部材6及び規制用コイルバネ7が収容ケース4の内方に位置しているので、もし仮に他の機器や工具がスポット溶接用電極格納装置1に接触するとしても、レバー部材6及び規制用コイルバネ7の可動部分に接触する前に収容ケース4に接触するようになり、他の機器や工具がレバー部材6及び規制用コイルバネ7に直接接触することでレバー部材6及び規制用コイルバネ7が動かなくなってしまうといったことを防ぐことができる。
また、レバー部材6に接触する電極10を電極取出口R2側に引っ張ると、レバー部材6は規制用コイルバネ7の付勢力に抗して揺動して電極取出口R2を開放する。したがって、電極10を収容通路R1からスムーズに取り出すことができる。一方、電極取出口R2から電極10を取り出した後、取り出した電極10に隣り合う電極10が押圧ユニット5の押圧力によって電極取出口R2から飛び出そうとするが、規制用コイルバネ7の付勢力によってレバー部材6が収容通路R1における各電極10の移動方向の反対向きに揺動しながら電極取出口R2を塞ぐので、取り出した電極10に隣り合う電極10が電極取出口R2から飛び出そうとするのを当該電極取出口R2の手前で確実に停止させることができる。
また、電極取出口R2から電極10を取り出す際、レバー部材6の通路形成面部6cが各電極10をスムーズに電極取出口R2側に案内するようになる。したがって、レバー部材6周りの構造を複雑にすることなく当該レバー部材6を利用して各電極10をスムーズに電極取出口R2まで移動させることができ、低コストなスポット溶接用電極格納装置1にすることができる。
また、電極取出口R2から電極10を取り出した後、当該電極10に隣り合う電極10が押圧ユニット5の押圧力によって電極取出口R2まで移動してくると、電極取出口R2まで移動してきた電極10の外周面が規制用コイルバネ7の付勢力により揺動したレバー部材6の湾曲面6dに嵌まるようになる。したがって、次に電極取出口R2から取り出す電極10を電極取出口R2の手前の決められた位置に確実に停止させることができる。
また、電極10を取り出す電極取出口R2が押圧ユニット5の押圧力の加わる方向に開口していないので、電極10を電極取出口R2から取り出した後、取り出した電極10に隣り合う電極10が押圧ユニット5の押圧力の加わる方向に移動して電極取出口R2から勢い余って飛び出すということが無くなり、電極取出口R2から1つずつ確実に電極10を取り出すことができる。
また、押圧ユニット5の押圧力を強力なものにできるので、繰り返し使用することで押圧ユニット5の押圧力が次第に下がっても、並設状態の各電極10を電極取出口R2まで移動させるのに十分な押圧力を有する押圧ユニットを選択することができ、電極10を電極取出口R2まで確実に移動させることができる。
また、レバー部材6における収容ケース4の長手方向と交差する方向の寸法が長いので、レバー部材6の剛性が高くなる。したがって、電極10の取出作業時においてレバー部材6が繰り返し揺動しても変形や破損の生じ難い電極格納装置1にできる。
また、押圧ユニット5の押圧機構が、スライダ51、押圧部材52及び押圧用コイルバネ55からなるシンプルで、且つ、単価の安い部品を組み合わせたもので構成されるので、低コストな電極格納装置1にできる。
また、ケース本体41の凹条溝40に電極10を収容する際、もし仮に、凹条溝40に対して電極10をその基端側から収容したとしても、凹条溝40から飛び出した電極10の先端側によってカバー体42をケース本体41に取り付けることができなくなる。したがって、作業者は、凹条溝40に対する電極10の収容の仕方が間違っていることを知ることができ、凹条溝40に対する各電極10の収容状態が間違った状態のままで電極格納装置1を稼働させることの無いようにできる。
尚、本発明の実施形態では、レバー部材6が爪部6aの突出方向に揺動した際、爪部6aが電極取出口R2の一部を遮るような構成となっているが、電極取出口R2の全領域を遮るような構成であってもよい。
また、本発明の実施形態では、電極10の凹条溝40に対する収容の仕方を間違えないように傾斜面40dが形成されているが、電極10をその基端側から凹条溝40に収容したときに、電極10の先端面が凹条溝40から飛び出すのであれば、凹条溝40の底面に傾斜面40dの代わりに湾曲面が形成されていてもよい。
また、本発明の実施形態では、各案内溝41dがケース本体41に、各案内溝41dに嵌合する各突条部83bがブラケット8に形成されているが、これに限らず、例えば、各案内溝41dがブラケット8に形成され、各案内溝41dに嵌合する各突条部83bがケース本体41に形成されていてもよい。
本発明は、例えば、自動車生産ラインにおいて使用するスポット溶接用の電極を溶接ガンのシャンクに装着可能な状態で格納しておくスポット溶接用電極格納装置に適している。
1 スポット溶接用電極格納装置
3 チップドレッサー(被取付体)
4 収容ケース
5 押圧ユニット(押圧手段)
6 レバー部材
6c 通路形成面部
6d 湾曲面
7 規制用コイルバネ(第1付勢手段)
10 電極
10a 嵌合凹部
11 シャンク
40 凹条溝
40a 第1通路部
40b 第2通路部
40c 平坦底面
40d 傾斜面
41 ケース本体
42 カバー体
51 スライダ
52 押圧部材
53 筒カバー
53a 中空部
54 伸縮ロッド
55 押圧用コイルバネ(第2付勢手段)
60 揺動軸
C1 揺動軸心
R1 収容通路
R2 電極取出口

Claims (11)

  1. スポット溶接用の電極を複数格納可能なスポット溶接用電極格納装置であって、
    上記電極をその中心軸と直交する方向に直線状に、且つ、溶接ガンのシャンク先端に嵌合する嵌合凹部が同一方向に開口するように複数並設した状態で収容可能な収容通路を内部に有し、該収容通路に連通する電極取出口が一端に形成された収容ケースと、
    上記収容通路に収容された状態の1つ又は並設状態の複数の電極を上記収容通路の一端側に押圧する押圧手段と、
    上記収容通路に収容状態の上記電極の中心軸と同一方向に延びる揺動軸心周りに揺動可能に上記収容ケースに支持され、一方側に揺動して先端側が上記電極取出口の一部を遮る第1姿勢と、他方側に揺動して先端側が上記電極取出口を開放する第2姿勢とに変更可能なレバー部材と、
    該レバー部材を一方側に揺動するように付勢する第1付勢手段とを備え
    上記収容ケースは、表面側に開口する凹条溝を有するケース本体と、上記凹条溝を覆うカバー体とを備え、表面側が上記カバー体で覆われた上記凹条溝が上記収容通路を構成しており、
    上記凹条溝の底面は、当該凹条溝の延長方向に沿って延びる帯状をなす平坦底面と、該平坦底面の両縁部から互いに離間するように広がる一対の傾斜面とからなり、該両傾斜面は、上記凹条溝に上記電極の先端側が底面側となるように上記電極を収容した際、上記電極の基端が上記凹条溝の開口部分から飛び出さないように電極の先端面に接触する一方、上記凹条溝に上記電極の基端側が底面側となるように上記電極を収容しようとした際、上記電極の基端が上記凹条溝の開口部分から飛び出す位置となるように上記電極の基端に接触するよう構成されていることを特徴とするスポット溶接用電極格納装置。
  2. 請求項1に記載のスポット溶接用電極格納装置において、
    上記レバー部材及び上記第1付勢手段は、上記収容ケースの内方に配設されていることを特徴とするスポット溶接用電極格納装置。
  3. 請求項2に記載のスポット溶接用電極格納装置において、
    上記レバー部材は、先端部分が上記収容通路の電極取出口側で、且つ、揺動軸心側が上記収容通路の奥側に位置する配置となっていることを特徴とするスポット溶接用電極格納装置。
  4. 請求項3に記載のスポット溶接用電極格納装置において、
    上記レバー部材には、上記収容通路の延長方向に沿って延び、当該収容通路における内側面の一部を構成する通路形成面部が設けられていることを特徴とするスポット溶接用電極格納装置。
  5. 請求項4に記載のスポット溶接用電極格納装置において、
    上記通路形成面部における上記レバー部材の先端側には、上記電極の外周面に対応する湾曲面が形成されていることを特徴とするスポット溶接用電極格納装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載のスポット溶接用電極格納装置において、
    上記収容通路は、上記収容ケースの長手方向一端に向かって直線状に延びる第1通路部と、該第1通路部の延出端から当該第1通路部と交差する方向に延びてその延出端側が開口する第2通路部とを備え、
    当該第2通路部の延出端における開口部分が上記電極取出口となっていることを特徴とするスポット溶接用電極格納装置。
  7. 請求項6に記載のスポット溶接用電極格納装置において、
    上記レバー部材は、上記収容通路の一端側に配設され、上記第1通路部の延出端に揺動軸が位置するとともに上記第2通路部の延長方向に沿って上記揺動軸から上記電極取出口まで延びる形状をなしていることを特徴とするスポット溶接用電極格納装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1つに記載のスポット溶接用電極格納装置において、
    上記押圧手段は、上記収容通路に進退可能に配置されスライダと、先端が上記スライダに固定され、当該スライダの進退動作によって上記収容通路に沿って伸縮するテレスコピック機構からなる伸縮ロッドと、上記スライダを前進方向に付勢する第2付勢手段とを備えていることを特徴とするスポット溶接用電極格納装置。
  9. 請求項8に記載のスポット溶接用電極格納装置において、
    上記第2付勢手段は、上記伸縮ロッドに巻装された押圧用コイルバネであることを特徴とするスポット溶接用電極格納装置。
  10. 請求項8又は9に記載のスポット溶接用電極格納装置において、
    上記スライダの前方には、上記収容通路に収容状態の上記電極の中心軸と同一方向に延びる回動軸心周りに回動可能となるように上記スライダに軸支された押圧部材が設けられていることを特徴とするスポット溶接用電極格納装置。
  11. 請求項8から10のいずれか1つに記載のスポット溶接用電極格納装置において、
    上記押圧手段は、上記収容ケース側に開口する中空部を有し、開口周縁が上記収容ケースの長手方向他端に固定された筒カバーを備え、
    上記中空部には、上記伸縮ロッドと上記押圧用コイルバネとが配設されていることを特徴とするスポット溶接用電極格納装置。
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