JP6758334B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
一般に、弾球式の遊技機(パチンコ機)では、遊技者のハンドル操作により遊技盤内の遊技領域に向かって遊技球が発射され、遊技領域を流下した遊技球が始動口に入球したことを条件に特別図柄に係る抽選が実行される。そして、遊技機では、特別図柄表示器において、特別図柄が変動表示され、さらに、抽選によって決定された特別図柄が停止表示されることで遊技者に抽選結果が報知される。このとき、遊技機では、特別図柄表示器に大当たりであることを示す特定の特別図柄が停止表示されると、通常の遊技に比べて遊技者に有利な特別遊技状態が開始される。特別遊技状態が開始された場合、遊技機では、アタッカー装置が所定回数開閉し、大入賞口への遊技球の入球が可能になるため、遊技者が多くの賞球の払い出しを受けることが可能となる。
ところで、このような遊技機にあっては、演出を行う可動役物を駆動するモータ、演出の振動を発生させるモータなど、各部にモータが用いられている。このようなモータは、一般的にモータ制御用の電子回路(IC)によってモータの駆動が制御されているが、モータ制御用の電子回路に異常が発生するとモータを正常に駆動できなくなるという問題がある。そのため、監視対象のスレーブ基板に監視信号を送信してフィードバック受信し、オリジナルの監視信号と受信した監視信号との不一致によりデバイスの異常を検出するものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2017−38807号公報
ところで、遊技機にあっては、モータを駆動する電力として、電源から例えば24Vの電力がモータ駆動回路に供給されるが、モータ制御用の電子回路には例えば5Vの電力が供給されている。上記特許文献1のものは、モータドライバがオンし続けないように駆動電流を切断することが提案されているが(特許文献1、段落[0173]参照)、モータの駆動は停止できても、モータ制御用の電子回路で生じた異常を解消することはできていないため、モータの駆動を正常化することができないという問題がある。
また、モータ制御用の電子回路にリセット端子を設けたものでは、リセット端子にリセット信号を送信して、モータ制御用の電子回路のリセットを試みることができるが、モータ制御用の電子回路で異常が生じているときにリセット信号を送信しても、異常によってリセットが正常に行われない場合があり、確実にモータの駆動を正常化できない可能性がある。
そこで本発明は、アクチュエータ制御手段の正常化を確実に実行することが可能な遊技機を提供することを目的とするものである。
(1)遊技価値を用いて行われる遊技の進行に応じて電動アクチュエータ(202c,51)を制御する遊技機(100,1)において、
前記遊技の進行を制御する主制御基板(300,10)と、
前記主制御基板から出力される主制御コマンドを受信して、前記主制御コマンドに基づき演出の制御を行う副制御基板(330,20)と、
前記電動アクチュエータに駆動信号を出力して駆動するアクチュエータ駆動回路(202b,42)と、前記アクチュエータ駆動回路(202b,42)制御信号を出力して指令することで前記電動アクチュエータを制御するアクチュエータ制御回路(202a,41)と、を搭載するスレーブ基板(202d,40)と、を備え、
前記スレーブ基板(202d,40)は、前記副制御基板(330,20)から出力される前記アクチュエータ指令信号を受信して、前記アクチュエータ指令信号に基づき前記電動アクチュエータの制御を行い、
前記副制御基板(330,20)は、前記アクチュエータ制御回路(202a,41)の異常を判定する制御手段(330a,21)、及び前記アクチュエータ制御回路に供給する電力を遮断可能な電力遮断手段(330e,25)を有し、
前記制御手段(330a,21)は、前記アクチュエータ制御回路(202a,41)に遊技の進行に応じてアクチュエータ指令信号を出力し、かつ前記アクチュエータ制御回路(202a,41)からアクチュエータ制御信号を入力し、前記アクチュエータ指令信号と前記アクチュエータ制御信号とに基づき前記アクチュエータ制御回路(202a,41)の異常を判定し、
前記アクチュエータ制御回路の異常を判定した際に、前記電力遮断手段(330e,25)に前記アクチュエータ制御回路(202a,41)に供給する電力の遮断を指令することを特徴とする。
このため、アクチュエータが異常発熱する等の問題を解決することができ、アクチュエータの保護を図ることができる。また、リセット端子が設けられたアクチュエータ制御回路であっても、リセット信号によるリセットよりも確実にアクチュエータ制御回路の正常化を確実に実行することができる。また、副制御基板に供給する電力を遮断せず、スレーブ基板に供給する電力を遮断できるので、演出の制御を停止することなく、アクチュエータ制御回路の正常化を図ることができる。
本発明によると、アクチュエータ制御回路に異常が発生した場合に、アクチュエータ制御回路に供給する電力を遮断することができ、アクチュエータ制御回路の正常化を確実に実行することができる。このため、モータが異常発熱する等の問題を解決することができ、モータの保護を図ることができる。また、リセット端子が設けられたアクチュエータ制御回路であっても、リセット信号によるリセットよりも確実にアクチュエータ制御回路の正常化を確実に実行することができる。
第1の実施の形態に係る遊技機の扉が開放された状態における外観構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る遊技機の正面図である。 第1の実施の形態に係る遊技機の各部とその機能と電力供給とを説明するブロック図である。 第2の実施の形態に係る遊技機の外観構成を示す斜視図である。 第2の実施の形態に係る遊技機におけるリールの図柄配列を説明する図である。 第2の実施の形態に係る遊技機の各部とその機能とを説明するブロック図である。 第2の実施の形態に係る遊技機の電源と各部の電力供給とを示すブロック図である。
<第1の実施の形態>
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、本実施形態で説明される構成のすべてが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略するとともに、本発明に直接関係のない要素については、図示を省略する。
1−1.構成
図1は、第1の実施の形態に係る遊技機であるパチンコ機100の斜視図であり、扉が開放された状態を示している。図1に示すように、パチンコ機100は、略矩形状に組まれた四辺によって囲繞空間が形成される外枠102と、外枠102にヒンジ機構によって開閉自在に取り付けられた中枠104と、中枠104にヒンジ機構によって開閉自在に取り付けられた前枠106と、を備えている。
中枠104は、外枠102と同様に、略矩形状に組まれた四辺によって囲繞空間が形成されている。パチンコ機100では、中枠104の囲繞空間に遊技盤108を保持している。また、前枠106には、ガラス製又は樹脂製の透過板110が保持されている。そして、パチンコ機100では、中枠104及び前枠106を外枠102に対して閉じると、遊技盤108と透過板110とが所定の間隔を維持して略平行に対面するとともに、パチンコ機100の正面側から、透過板110を介して遊技盤108が視認可能となる。
図2は、本第1の実施の形態におけるパチンコ機100の正面図である。図2に示すように、前枠106の下部には、パチンコ機100の正面側に突出する操作ハンドル112が設けられている。操作ハンドル112は、遊技者によって回転操作可能に設けられており、遊技者が操作ハンドル112を回転させて発射操作を行うと、操作ハンドル112の回転角度に応じた強度で、不図示の発射機構によって遊技球が発射される。このようにして発射された遊技球は、遊技盤108に設けられたレール114a、114b間を上昇して遊技領域116に導かれることになる。
遊技領域116は、遊技盤108と透過板110との間隔に形成される空間であって、遊技球が流下又は転動可能な領域である。遊技盤108には、多数の釘や風車が設けられており、遊技領域116に導かれた遊技球が釘や風車に衝突して、不規則な方向に流下、転動するようにしている。
遊技領域116は、発射機構の発射強度に応じて遊技球の進入度合いを互いに異にする第1遊技領域116a及び第2遊技領域116bを備えている。第1遊技領域116aは、パチンコ機100に正対した遊技者から見て遊技領域116の左側に位置し、第2遊技領域116bは、パチンコ機100に正対した遊技者から見て遊技領域116の右側に位置している。パチンコ機100では、レール114a、114bが遊技領域116の左側にあることから、発射機構によって所定の強度未満の発射強度で発射された遊技球が第1遊技領域116aに進入し、所定の強度以上の発射強度で発射された遊技球が第2遊技領域116bに進入することになる。
また、遊技領域116には、遊技球が入球可能な一般入賞口118、第1始動口120、第2始動口122が設けられており、一般入賞口118、第1始動口120、第2始動口122に遊技球が入球すると、それぞれ所定の賞球が遊技者に払い出される。なお、パチンコ機100において、賞球数は、1個以上であれば何個でもよく、また、一般入賞口118、第1始動口120、第2始動口122のそれぞれで払い出す賞球数を異ならせてもよいし、同じ賞球数に設定してもよい。パチンコ機100では、第1始動口120に遊技球が入球して払い出す賞球数を、第2始動口122に遊技球が入球して払い出す賞球数よりも少なく設定することも可能である。
本実施形態のパチンコ機100では、第1始動口120内に第1始動領域が設けられ、第2始動口122内に第2始動領域が設けられている。そして、パチンコ機100では、所定の契機として、第1始動口120又は第2始動口122に遊技球が入球して第1始動領域又は第2始動領域に遊技球が進入すると、予め設けられた複数の特別図柄の中からいずれか1つの特別図柄を決定するための抽選が行われる。各特別図柄には、遊技者にとって有利な大当り遊技の実行可否や、以後の遊技状態をどのような遊技状態にするかといった種々の特典(遊技利益)が対応付けられている。したがって、遊技者は、第1始動口120又は第2始動口122に遊技球が入球すると、所定の賞球を獲得するのと同時に、種々の特典を受ける権利獲得の機会を獲得することとなる。
また、第2始動口122には、可動片122bが開閉可能に設けられており、可動片122bの状態に応じて、第2始動口122への遊技球の進入容易性が変化するように構成されている。具体的には、可動片122bが閉状態にあるときには、第2始動口122への遊技球の入球が不可能となり、可動片122bが開き、遊技球の直径よりも開いた状態にあるときには、第2始動口122への遊技球の入球が可能となっている。
パチンコ機100では、遊技領域116に設けられたゲート124内の進入領域を遊技球が通過すると、普通図柄の抽選が行われ、抽選によって当たりに当選すると、可動片122bが所定時間、開状態に制御される。可動片122bが開状態に制御されることで、本実施形態のパチンコ機100では、可動片122bが遊技球を第2始動口122に導く受け皿として機能し、第2始動口122への遊技球の入球が容易となる。なお、パチンコ機100は、可動片122bが閉状態にあるときに、第2始動口122への遊技球の入球が不可能となるように構成されているが、第2始動口122が閉状態にある場合にも一定の頻度で遊技球が入球可能となるように構成されていてもよい。
遊技領域116には、遊技球が入球可能な大入賞口128が設けられている。大入賞口128には、開閉扉128bが開閉可能に設けられており、通常、開閉扉128bが大入賞口128を閉鎖して、大入賞口128への遊技球の入球が不可能となっている。これに対して、パチンコ機100では、大当り遊技が実行されると、開閉扉128bが開放されて、大入賞口128への遊技球の入球が可能となる。そして、パチンコ機100では、大入賞口128に遊技球が入球すると、所定の賞球が遊技者に払い出される。
遊技領域116の最下部には、一般入賞口118、第1始動口120、第2始動口122、大入賞口128のいずれにも入球しなかった遊技球を、遊技領域116から遊技盤108の背面側に排出する排出口130が設けられている。
パチンコ機100には、遊技の進行中等に演出を行う演出装置として、液晶表示装置からなる演出表示装置200、可動体202e,202eとそれを駆動する可動体モータ202c(図3参照)等を有する演出役物装置202、さまざまな点灯態様や発光色に制御されるランプからなる演出照明装置204、スピーカからなる楽曲出力装置206、遊技者の演出に関する操作を受け付ける演出操作装置208が設けられている。
演出表示装置200は、遊技盤108の略中央部分において、パチンコ機100の正面側から視認可能な位置に画像を表示する画像表示部200aを備えている。演出表示装置200は、図2に示すように、画像表示部200aに演出図柄210a〜210cが変動表示され、演出図柄210a〜210cの停止表示態様によって大当り抽選結果が遊技者に報知される変動演出が実行されることとなる。
演出役物装置202の可動体202eは、演出表示装置200の画像表示部200aよりも前方に配置され、通常、遊技盤108の背面側に退避しているが、演出図柄210a〜210cの変動表示中などに、画像表示部200aの前方まで移動して、遊技者に大当たりの期待感を付与するものである。
演出照明装置204は、例えばLED(Light Emitting Diode)から構成され、演出役物装置202や遊技盤108等に設けられており、演出表示装置200に表示される画像等に合わせて、さまざまに点灯制御される。
楽曲出力装置206は、前枠106の上部位置や外枠102の最下部位置に設けられ、演出表示装置200に表示される画像等に合わせて、パチンコ機100の正面側に向けてさまざまな楽曲を出力する。なお、楽曲とは、楽音、噪音、音声、擬音等、音に関するすべての概念を含む。
演出操作装置208は、遊技者の押下操作を受け付けるボタンと、遊技者の回転操作を受け付ける回転操作部(例えば、ジョグダイヤル)で構成され、パチンコ機100の幅方向略中央位置であって、かつ、透過板110よりも下方位置に設けられている。演出操作装置208は、演出表示装置200に表示される画像等に合わせて有効化され、操作有効期間内に遊技者の操作を受け付けると、当該操作に応じて、様々な演出が実行される。
また、演出操作装置208の後方には、パチンコ機100から払い出される賞球や、遊技球貸出装置から貸し出される遊技球が導かれる上皿132が設けられ、上皿132の下方に下皿134が設けられている。パチンコ機100では、上皿132が遊技球で一杯になると、遊技球が下皿134に導かれることとなる。また、下皿134の底面には、下皿134から遊技球を排出するための球抜き孔(不図示)が形成されている。球抜き孔は、通常、開閉板(不図示)によって閉じられているが、球抜きつまみ134aを図中左右方向にスライドさせることにより、当該球抜きつまみ134aと一体となって開閉板がスライドし、球抜き孔から下皿134の下方に遊技球を排出することが可能となっている。
遊技盤108には、遊技領域116の外方であって、かつ、遊技者が視認可能な位置に、遊技に係る種々の状況を表示するための装置として、第1特別図柄表示器160、第2特別図柄表示器162、第1特別図柄保留表示器164、第2特別図柄保留表示器166、普通図柄表示器168、普通図柄保留表示器170及び右打ち報知表示器172が設けられている。
図3は、第1の実施の形態に係るパチンコ機100の各部とその機能と電力供給とを示すブロック図である。主制御基板で構成される主制御部300は、遊技の進行を制御し、メインCPU300aと、メインROM300bと、メインRAM300cと、を備えている。メインCPU300aは、各検出スイッチやタイマからの入力信号に基づいて、メインROM300bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、各装置や表示器を直接制御したり、あるいは演算処理の結果に応じて他の制御部に主制御部300で生成したコマンドを送信したりすることで、遊技の進行に係る制御処理を実行する。メインRAM300cは、メインCPU300aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
主制御部300には、一般入賞口118に遊技球が入球したことを検出する一般入賞口検出スイッチ118sと、第1始動口120に遊技球が入球したことを検出する第1始動口検出スイッチ120sと、第2始動口122に遊技球が入球したことを検出する第2始動口検出スイッチ122sと、ゲート124を遊技球が通過したことを検出するゲート検出スイッチ124sと、大入賞口128に遊技球が入球したことを検出する大入賞口検出スイッチ128sと、が接続されており、各検出スイッチから出力される検出信号が主制御部300に入力されるよう構成されている。
また、主制御部300には、第2始動口122の可動片122bを作動する普通電動役物ソレノイド122cと、大入賞口128を開閉する開閉扉128bを作動する大入賞口ソレノイド128cと、が接続されており、主制御部300によって、第2始動口122及び大入賞口128の開閉制御が実行されるよう構成されている。
また、主制御部300には、第1特別図柄表示器160と、第2特別図柄表示器162と、第1特別図柄保留表示器164と、第2特別図柄保留表示器166と、普通図柄表示器168と、普通図柄保留表示器170と、右打ち報知表示器172と、が接続されており、主制御部300によって、これら各表示器の表示制御が実行される。
本実施形態のパチンコ機100では、主に第1始動口120又は第2始動口122への遊技球の入球によって開始される特別遊技と、ゲート124を遊技球が通過することによって開始される普通遊技と、に遊技の種別が大別される。そして、主制御部300のメインROM300bには、特別遊技及び普通遊技を進行するための種々のプログラムや、各種の遊技に必要なデータ、テーブルが記憶されている。
メインCPU300aでは、例えば、発生させた乱数を用いて実行する特別図柄の当否に係る抽選、普通電動役物ソレノイド122cに信号を出力し可動片122bを作動させる制御、大入賞口ソレノイド128cに信号を出力し開閉扉128bを作動させる制御等、遊技の進行に係る制御を実行する。メインCPU300aは、各制御の結果や、各検出スイッチから入力された検出信号をコマンド(主制御コマンド)に変換し、払出・発射制御部310や副制御部330に送信する。
払出・発射制御部310は、遊技球を発射させるための制御及び賞球を払い出すための制御を行う。払出・発射制御部310も、主制御部300と略同様に、図示を省略したCPU、ROM、RAMを備えており、主制御部300に対して双方向に通信可能に接続されている。払出・発射制御部310には、遊技情報出力端子板312が接続されており、主制御部300から出力される遊技進行上の種々の情報が、払出・発射制御部310及び遊技情報出力端子板312を介して、遊技店のホールコンピュータ等に出力されることとなる。
また、払出・発射制御部310には、貯留部に貯留された遊技球を賞球として遊技者に払い出すための払出モータ314が接続されている。払出・発射制御部310は、主制御部300から送信された払出個数指定コマンドに基づいて払出モータ314を制御して所定の賞球を遊技者に払い出すように制御する。このとき、パチンコ機100では、払い出された遊技球数が払出球計数スイッチ316sによって検出され、払い出すべき賞球が遊技者に払い出されたかが把握されるように構成されている。
また、払出・発射制御部310には、下皿134の満タン状態を検出する皿満タン検出スイッチ318sが接続されている。皿満タン検出スイッチ318sは、賞球として払い出される遊技球を下皿134に導く通路に設けられており、当該通路を遊技球が通過するたびに、遊技球検出信号を払出・発射制御部310に出力するように構成されている。
そして、皿満タン検出スイッチ318sは、下皿134に所定量以上の遊技球が貯留された状態である満タン状態になると、下皿134に向かう通路内に遊技球が滞留することで、払出・発射制御部310に向けて遊技球検出信号を連続的に出力する。払出・発射制御部310は、遊技球検出信号が所定時間連続して入力された場合に、下皿134が満タン状態であると判断し、皿満タンコマンドを主制御部300に送信する。払出・発射制御部310は、皿満タンコマンドを送信した後、遊技球検出信号の連続入力が途絶えた場合には、満タン状態が解除されたと判断し、皿満タン解除コマンドを主制御部300に送信する。
なお、皿満タンコマンド及び皿満タン解除コマンドについて、主制御部300は、副制御部330に送信するように構成されている。これにより、パチンコ機100では、下皿134が満タン状態となった場合に、演出表示装置200や楽曲出力装置206等を用いて遊技者に下皿134が満タン状態となったことを報知できるとともに、下皿134の満タン状態が解除されたことも演出表示装置200や楽曲出力装置206等を用いて遊技者に報知することができる。
また、払出・発射制御部310には、遊技球の発射制御を行う払出・発射制御回路320が設けられている。払出・発射制御部310には、操作ハンドル112に設けられ、当該操作ハンドル112に遊技者が触れたことを検出するタッチセンサ112sと、操作ハンドル112の操作角度を検出する操作ボリューム112aと、が接続されている。そして、タッチセンサ112s及び操作ボリューム112aから信号が入力されると、払出・発射制御回路320において、遊技球発射装置に設けられた発射用ソレノイド112cを通電して遊技球を発射させる制御が実行される。
副制御基板で構成される副制御部330は、主に遊技中や待機中等の各演出を制御し、サブCPU330aと、サブROM330bと、サブRAM330cと、を備えている。なお、パチンコ機100においては、主制御部300に対して、不正防止の観点により、当該主制御部300から副制御部330への一方向にのみ通信可能に接続されている。
サブCPU330aは、主制御部300から送信されたコマンド(主制御コマンド)やタイマからの入力信号等に基づいて、サブROM330bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、演出表示装置200に画像を表示させる制御である画像表示制御や、演出役物装置202を駆動させる駆動制御、演出照明装置204を点灯させる点灯制御、楽曲出力装置206から楽曲を出力させる楽曲出力制御等の演出に係る制御を実行する。サブRAM330cは、サブCPU330aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
また、副制御部330には、演出操作装置208への遊技者の操作を検出する押下検出スイッチ208sと回転検出スイッチ209sとが接続されている。押下検出スイッチ208sは、遊技者が演出操作装置208のボタンを押下操作した場合に、遊技者の押下操作を検出し、演出押下操作検出信号を副制御部330に出力する。回転検出スイッチ209sは、遊技者が演出操作装置208の回転操作部を回転操作した場合に、遊技者の回転操作を検出し、演出回転操作検出信号を副制御部330に出力する。
1−2.演出役物装置の詳細構成
次に、演出役物装置202の詳細な構成について図1乃至図3を用いて説明する。図1乃至図3に示すように、演出役物装置202は、モータ制御回路(アクチュエータ制御手段)202aとモータ駆動回路(アクチュエータ駆動手段)202bとを有するスレーブ基板202dと、可動体モータ(電動アクチュエータ)202cと、可動体202e,202eとを備えている。モータ制御回路202aは、副制御部330のサブCPU330aに接続されており、サブCPU330aからのモータ指令信号(アクチュエータ指令信号)のコマンドを受信してモータ駆動回路202bにデジタル信号の制御信号であるモータ制御信号(アクチュエータ制御信号)のコマンドを出力する。モータ駆動回路202bは、モータ制御信号のコマンドに応じてアナログ信号の駆動信号(アクチュエータ駆動信号)を出力して可動体モータ202cを駆動制御し、可動体202e,202eを駆動し、つまり可動体202e,202eを遊技盤108の背面側の位置から画像表示部200aの前方の位置まで移動して進出させたり、画像表示部200aの前方の位置から遊技盤108の背面側の位置に移動して退避させたりする。
また、モータ制御回路202aは、モータ駆動回路202bに出力するモータ制御信号のコマンドをサブCPU330aにフィードバックする形で出力し、サブCPU330aは、モータ制御回路202aに出力したモータ指令信号のコマンドと、モータ制御回路202aから受信したモータ制御信号のコマンドとの整合性を判定し、つまり整合している場合には正常と判定し、不整合となっている場合にモータ制御回路202aの異常を判定する。
1−3.遊技機における各部の電力供給
ついで、第1の実施の形態に係るパチンコ機100における各部の電力供給について、図3を用いて説明する。パチンコ機100には、例えば100Vの電圧からなる商用電源に接続する差込接続器341と、差込接続器341から商用電源の電力を入力する電源としての電源ユニット340とが備えられている。電源ユニット340には、商用電源の電圧を例えば12V或いは24Vの第1電圧に降圧して供給するための第1電圧供給回路340aと、商用電源の電圧を第1電圧よりも低い例えば5Vの第2電圧に降圧して供給するための第2電圧供給回路340bとが備えられている。
電源ユニット340の第1電圧供給回路340aからの第1電圧(例えば12V或いは24V)の電力は、普通電動役物ソレノイド122c、大入賞口ソレノイド128c、第1特別図柄表示器160、第2特別図柄表示器162、第1特別図柄保留表示器164、第2特別図柄保留表示器166、普通図柄表示器168、普通図柄保留表示器170、右打ち報知表示器172、払出モータ314、発射用ソレノイド112c、演出役物装置202のモータ駆動回路202b、楽曲出力装置206等に送電され、それらの駆動電力や発光電力として用いられ、また、主制御部300の第2電圧降圧回路300dや副制御部330の第2電圧降圧回路330f及び第3電圧降圧回路330d等にも送電され、第2電圧(例えば5V)や第3電圧(例えば1.2V或いは3.3V)にそれぞれ降圧される。
また、電源ユニット340の第2電圧供給回路340bからの第2電圧(例えば5V)の電力は、一般入賞口検出スイッチ118s、第1始動口検出スイッチ120s、第2始動口検出スイッチ122s、ゲート検出スイッチ124s、大入賞口検出スイッチ128s、払出球計数スイッチ316s、皿満タン検出スイッチ318s、タッチセンサ112s、操作ボリューム112a等に送電され、それらのセンサの電力として用いられる。
一方、主制御部300には、第2電圧降圧回路300dが備えられている。この第2電圧降圧回路300dは、電源ユニット340の第1電圧供給回路340aからの第1電圧(例えば12V或いは24V)の電力を、第2電圧(例えば5V)の電力に降圧して主制御回路300Aに供給する。主制御回路300Aでは、この第2電圧の電力を、メインCPU300a、メインROM300b、メインRAM300c等の駆動電力として用いる。これにより、例えば主制御回路300A以外の場所でショート等が発生したとしても、第2電圧降圧回路300dに影響が生じないように構成されている。
また、副制御部330には、降圧手段としての第3電圧降圧回路330d及び第2電圧降圧回路330fと、電力遮断手段としてのON/OFF回路330eとが備えられている。このうちの第3電圧降圧回路330dは、電源ユニット340の第1電圧供給回路340aからの第1電圧(例えば12V或いは24V)の電力を、第3電圧(例えば1.2V或いは3.3V)の電力に降圧して副制御回路330Aに供給する。副制御回路330Aでは、この第3電圧の電力を、サブCPU330a、サブROM330b、サブRAM330c等の駆動電力として用い、つまり第3電圧(例えば1.2V或いは3.3V)の電力は、副制御部330の内部にあるICチップ等の電子機器のみに用いられる。
また、第2電圧降圧回路330fは、電源ユニット340の第1電圧供給回路340aからの第1電圧(例えば12V或いは24V)の電力を、第2電圧(例えば5V)の電力に降圧してON/OFF回路330eに供給する。ON/OFF回路330eは、電力の通電/非通電をON/OFFにより切換え可能なスイッチング回路であって、つまり電力を遮断可能であり、通常は(正常状態では)ON状態に制御されていて、第2電圧降圧回路330fからの第2電圧の電力を、演出役物装置202のモータ制御回路202a、押下検出スイッチ208s、回転検出スイッチ209s、不図示の電飾装置(LED)等に供給する。なお、ON/OFF回路330eがOFF状態に制御されると、これらモータ制御回路202a、押下検出スイッチ208s、回転検出スイッチ209s等に供給されている第2電圧降圧回路330fからの第2電圧の電力が遮断され、電力が非供給とされる。
以上のようにパチンコ機100における電力供給では、主制御部300に検出信号を送信可能な第1検出機器(第1検出手段)である各センサやスイッチ類(一般入賞口検出スイッチ118s、第1始動口検出スイッチ120s、第2始動口検出スイッチ122s、ゲート検出スイッチ124s、大入賞口検出スイッチ128s、払出球計数スイッチ316s、皿満タン検出スイッチ318s、タッチセンサ112s、操作ボリューム112a)が、電源ユニット340の第2電圧供給回路340bからの第2電圧の電流で駆動され、副制御部330に検出信号を送信可能な第2検出機器(第2検出手段)である各スイッチ(押下検出スイッチ208s、回転検出スイッチ209s)が、副制御部330の第2電圧降圧回路330fからの第2電圧の電力で駆動される。これにより、例えば第2検出機器においてショート等が生じたとしても、電源ユニット340の第2電圧供給回路340bに影響を及ぼすことを防止して、遊技の進行に影響が生じることを防止することができている。さらに、例えば第2検出機器においてショート等が生じたとしても、副制御部330の第3電圧降圧回路330dに影響を及ぼすことを防止して、副制御回路330Aに影響が及ばないので、サブCPU330aによる演出に関する処理の実行が可能となっており、演出表示装置200、楽曲出力装置206の演出に影響が生じることも防止できている。なお、電源ユニット340にショート等が生じた場合、特に第1電圧供給回路340aに問題が生じた場合でも、第1電圧の電流が低下するまでの間に電断処理を実行してバックアップを行ってから電力供給を停止することができるため、遊技者に不測の不利益を与えることを防止することが可能となっている。
1−4.モータ制御回路の正常化処理
ついで、アクチュエータ制御手段としてのモータ制御回路202aの正常化を行う正常化処理について説明する。上述したようにモータ制御回路202aは、サブCPU330aからのモータ指令信号のコマンドを受信してモータ駆動回路202bにモータ制御信号のコマンドを出力し、また、モータ駆動回路202bに出力するモータ制御信号のコマンドをサブCPU330aにフィードバックする形で出力する。サブCPU330aは、出力したモータ指令信号のコマンドと受信したモータ制御信号のコマンドとの整合性を判定し、整合している場合には正常と判定し、不整合となっている場合にモータ制御回路202aの異常を判定する。
サブCPU330aは、モータ制御回路202aが正常であると判断した場合、ON/OFF回路330eにON制御する指令を出力して、つまりモータ制御回路202aに第2電圧降圧回路330fからの第2電圧の電力を供給し続ける。一方、サブCPU330aは、モータ制御回路202aが異常であると判断した場合、ON/OFF回路330eにOFF制御する指令を出力して、つまりモータ制御回路202aに対する、第2電圧降圧回路330fからの第2電圧の電力の供給を遮断する。そして、サブCPU330aは、ON/OFF回路330eにOFF制御する指令を出力してから所定時間の経過後にON制御する指令を出力し、つまりモータ制御回路202aの電力を一旦(例えば1000msの間)遮断した後、電力供給を復帰する。これにより、異常状態であったモータ制御回路202aは、一旦電力が遮断されることでリセットされ、正常状態となるように自動復帰される。
なお、この際、ON/OFF回路330eを介して第2電圧降圧回路330fからの第2電圧の電力が供給されている押下検出スイッチ208sや回転検出スイッチ209s等の電力供給も一時的に遮断されるが、副制御部330に検出信号を出力する第2検出機器であるため、主制御部300による遊技に関する制御を阻害することなく、演出に関する制御に一時的に影響を与えるだけであり、また、直ぐに電力供給が復帰されるため、演出に関しても軽微な影響だけで直ぐに正常状態に復帰できる。
また、ON/OFF回路330eによってモータ制御回路202aに対する第2電圧降圧回路330fからの第2電圧の電力の供給を遮断するが、モータ駆動回路202bには、電源ユニット340の第1電圧供給回路340aからの第1電圧の電力が供給されており、つまりモータ制御回路202aに対する電力は一旦遮断されるが、モータ駆動回路202bに供給されている電力は遮断されない。即ち、第1電圧(例えば12V或いは24V)は第2電圧(例えば5V)よりも高く、このような第1電圧を遮断して復帰させると、突入電流等によりIC等の電子部品に悪影響を与えるリスクが高くなるため、モータ制御回路202aに対する第2電圧の電力を遮断することで上記リスクを低減することができている。さらに、モータ駆動回路202bが可動体モータ202cに対してアナログ信号を出力する回路である場合、電力の遮断や復帰に信号制御が複雑になる可能性があるが、モータ制御回路202aはデジタル信号をモータ駆動回路202bに出力する回路であるため、電力の遮断や復帰に際して制御が簡易であるという利点もある。
また、例えばモータ制御回路202aにリセット端子が設けられており、サブCPU330aからリセット端子にリセット信号を出力してモータ制御回路202aをリセットする場合には、モータ制御回路202aがリセット信号を受付けられる程度の異常状態でなければ正常状態に復帰させることができないが、モータ制御回路202aがリセット信号を受付けられない程度に異常状態となっていたとしても正常状態への復帰が可能となる。
以上説明したように本パチンコ機100によると、モータ制御回路202aに異常が発生した場合に、モータ制御回路202aに供給する電力を遮断することができ、モータ制御回路202aの正常化を確実に実行することができる。このため、モータが異常発熱する等の問題を解決することができ、モータの保護を図ることができる。また、リセット端子が設けられたモータ制御回路202aであっても、リセット信号によるリセットよりも確実にモータ制御回路202aの正常化を確実に実行することができる。
<第2の実施の形態>
続いて、本発明を適用し得る第2の実施の形態について、図4乃至図7を用いて説明する。なお、上記第1の実施の形態においては、遊技価値としての遊技球を用いて遊技を行うパチンコ機について説明したが、本第2の実施の形態では、遊技価値としてのメダルを用いて遊技を行うスロットマシン(回動式遊技機)について説明するものである。
2−1.構成
図4は、スロットマシン1の外観構成を示す斜視図である。スロットマシン1は、収納箱BX、前面上扉UD及び前面下扉DDからなる箱形の筐体内に複数のリールとしての第1リールR1〜第3リールR3からなるリールユニットが収められている。また、筐体内のリールユニットの下部には、メダルの払出装置としてのホッパーユニット920(図6参照)が収められている。また、スロットマシン1の筐体内には、CPU、ROM(情報記憶媒体の一例)、RAM等を搭載し、スロットマシン1の動作を制御する制御基板も収められている。
図4に示すように第1リールR1〜第3リールR3は、それぞれ外周面が一定の間隔で20の領域(以下、各領域を「コマ」と記載する)に区画されており、各コマに図5に示す複数種類の図柄のいずれかが配列されている。
図5は、スロットマシン1における第1リールR1〜第3リールR3の周面に配列された各図柄を示す図である。図5に示すように、第1リールR1〜第3リールR3の外周面に、赤7図柄「赤7」、白7図柄「白7」、青7図柄「青7」、BAR図柄「BAR」、リプレイ図柄「RP」、ベル図柄「BL」、チェリー図柄「CH」、スイカA図柄「WMA」、スイカB図柄「WMB」、及びブランク図柄「BLK」が配列されている。また、第1リールR1〜第3リールR3の周面には、それぞれ20コマの図柄が配列されており、それぞれ停止番号0番〜停止番号19番のいずれかの停止番号が割り当てられている。
第1リールR1〜第3リールR3は、リール駆動手段としてのステッピングモータ(図示省略)に軸支されており、それぞれステッピングモータの軸周りに回転駆動され、ステッピングモータの駆動パルスのパルス数やパルス幅などを制御することによって、コマ単位(所定の回転角度単位、所定の回転量単位)で停止可能に設けられている。すなわち、スロットマシン1では、ステッピングモータが制御基板から供給された駆動パルスに応じて第1リールR1〜第3リールR3を回転駆動し、制御基板から駆動パルスの供給が断たれると、ステッピングモータの回転が停止することに伴って第1リールR1〜第3リールR3が停止する。
前面上扉UDと前面下扉DDとは、個別に開閉可能に設けられている。前面上扉UDには、第1リールR1〜第3リールR3の回転状態及び停止状態を観察可能にする表示窓DWが設けられている。第1リールR1〜第3リールR3の停止状態では、第1リールR1〜第3リールR3それぞれの外周面に一定間隔で配列された複数種類の図柄のうち、外周面上に連続して配列されている3つの図柄(上段図柄、中段図柄、下段図柄)をスロットマシン1の正面から表示窓DWを通じて観察できるようになっている。
また、スロットマシン1では、表示窓DWを通じて図柄を観察するための表示位置として、各リールについて上段、中段、下段が設けられており、各リールの表示位置の組合せによって有効ラインL1が設定されている。なお、スロットマシン1では、1回の遊技に関して必要となるメダルの数、いわゆる規定投入数が、遊技状態に応じてそれぞれ2枚(第2規定投入数)又は3枚(第1規定投入数)に設定されており、各遊技状態に設定された規定投入数に相当するメダルが投入されると第1リールR1〜第3リールR3の中段によって構成される有効ラインL1が有効化される。
そして、遊技結果は、表示窓DW内の有効ラインL1上に停止表示された図柄組合せによって判定され、有効ラインL1上の図柄組合せが予め定められた役に対応した図柄組合せである場合に、その役が入賞したものとしてホッパーユニット920からメダルの払い出し等が行われる。
前面上扉UDには、主制御表示装置500を含む遊技情報表示部DSが設けられている。遊技情報表示部DSは、LED、ランプ、7セグメント表示器等からなり、メダルのクレジット数、1回の遊技におけるメダルの払出数あるいは獲得数、ボーナス状態でのメダルの払出数の合計あるいは獲得数の合計、今回の遊技で当選した役の情報、メダルの払い出しに関係するストップボタンB1〜ストップボタンB3の押し方を示唆する情報の表示等の各種遊技情報が表示される。主制御表示装置500には、規定投入数のメダルが投入されスタートレバーSLが操作された際に、今回の遊技で当選した役の情報である当選情報に基づき作成される制御信号である当選コマンドに対応する表示である報知表示が表示される。また、主制御表示装置500には、7セグメント表示器のドットであり、後述する有利期間制御手段610によって有利期間が開始されている場合に点灯し、有利期間が開始されていない、つまり非有利期間が開始されている場合に消灯することで有利期間が開始されているか否かを報知する有利期間報知部500Aが設けられている。
また、前面上扉UDには、演出を行うための演出表示装置930が設けられている。演出表示装置930は、例えば液晶ディスプレイから構成され、遊技を補助したり、遊技を盛り上げたりするための各種の映像や画像が表示される。また、スロットマシン1では、前面上扉UDや前面下扉DDに対して、演出を行うためのスピーカ(図示省略)が複数設けられている。スピーカからは、遊技を補助したり、遊技を盛り上げたりするための各種の音声が出力される。
前面下扉DDには、各種の操作手段が設けられている。操作手段としては、クレジット(貯留)されたメダルを投入する操作を行うための投入操作手段として、1枚のメダルを投入するシングルベットボタンBT及び規定投入数のメダルを投入するマックスベットボタンMB、第1リールR1〜第3リールR3を回転させて遊技を開始する契機となる開始操作を遊技者に実行させるための遊技開始操作手段としてのスタートレバーSL、ステッピングモータにより回転駆動されている第1リールR1〜第3リールR3のそれぞれを停止させる契機となる停止操作を遊技者に実行させるための停止操作手段としてのストップボタンB1〜ストップボタンB3及びクレジットされたメダルを精算するための精算ボタンBS、遊技者の演出に関する操作を受け付ける演出操作装置JGも設けられている。
演出操作装置JGは、左右に回転可能なリング状の回転操作部JGDと、回転操作部JGDの回転中心に設けられ押下操作することができるボタンJGBとから構成されている。回転操作部JGDは、回転方向及び回転量(角度)を検知し、検知した情報を出力することで遊技者の回転操作を受け付けることができる。ボタンJGBは、押下操作された場合に副制御部20(図6参照)へ信号を出力することで遊技者の押下操作を受け付ける。演出操作装置JGは、演出表示装置930に表示される画像等に合わせて有効化され、操作有効期間内に遊技者の操作を受け付けると、当該操作に応じて、様々な演出が実行される。
スロットマシン1では、遊技者がメダルをメダル投入口MIに投入するか、メダルが規定投入数以上にクレジットされている場合に、規定投入数と同じ回数シングルベットボタンBTを押下するシングルベット操作又はマックスベットボタンMBを押下するマックスベット操作を行うことで、規定投入数のメダルが投入状態に設定され、第1リールR1〜第3リールR3の回転制御を開始することが可能な準備状態にセットされる。そして、遊技者がスタートレバーSLに対して開始操作を実行すると、制御基板において第1リールR1〜第3リールR3をステッピングモータの駆動により回転開始させるとともに、乱数を用いた内部抽選が行われ、第1リールR1〜第3リールR3の回転速度が所定の速度まで上昇し定常回転になったことを条件に、ストップボタンB1〜ストップボタンB3の押下操作が許可、すなわちストップボタンB1〜ストップボタンB3による停止操作が有効化される。
その後、遊技者が任意のタイミングでストップボタンB1〜ストップボタンB3を押下(以下、「押下タイミング」と記載)していくと、ストップボタンB1〜ストップボタンB3のそれぞれに内蔵されている停止信号出力手段としてのストップスイッチ840がON動作を行い、制御基板へ出力するリール停止信号をOFF状態からON状態へ変化させる。
また、遊技者が任意のタイミングで押下状態にあるストップボタンB1〜ストップボタンB3を解放すると、ストップボタンB1〜ストップボタンB3のそれぞれに対応するストップスイッチがOFF動作を行い、制御基板へ出力するリール停止信号をON状態からOFF状態に変化させる。そして、制御基板は、ストップボタンB1〜ストップボタンB3の押下タイミング及び解放タイミングに応じて信号状態が変化するリール停止信号のOFF状態からON状態への変化に基づいて、内部抽選の結果に応じた停止位置で第1リールR1〜第3リールR3を停止させる。
また、前面下扉DDの下部には、メダル払出口MOとメダル受け皿MPとが設けられており、遊技の結果に応じた枚数のメダルがメダル払出口MOからメダル受け皿MPへ払い出されるようになっている。また、遊技機内にクレジットされたメダルが記憶されている状態で、精算ボタンBSが押下された場合、精算ボタンBSの押下に伴ってホッパーユニット920からクレジット数(クレジットされたメダルの枚数)に相当する枚数のメダルを払い出す精算処理を実行し、メダル払出口MOからメダル受け皿MPへメダルを払い出す。
図6は、スロットマシン1の機能ブロック図である。スロットマシン1は、それぞれ独立した制御基板である、主制御基板で構成される主制御部10と副制御基板で構成される副制御部20とによって制御される。主制御部10は、複数の主操作検出手段としてのメダル投入スイッチ810、ベットスイッチ820、スタートスイッチ830、ストップスイッチ840、設定変更スイッチ850及びリセットスイッチ860の入力手段からの入力信号を受けて、遊技を実行するための各種の演算を行い、演算結果に基づいてリールユニット910、ホッパーユニット920、遊技情報表示部DS等の出力手段の動作を制御する。また、スロットマシン1においては、主制御部10と副制御部20とについて、主制御部10から副制御部20への短方向通信のみを可能に構成され、主制御部10から副制御部20へ各種信号を送信可能であるものの、副制御部20から主制御部10へ各種信号を送信することができないように通信接続されている。
主制御部10は、遊技の進行を制御し、メインCPU11と、メインROM12と、メインRAM13と、を備えている。メインCPU11は、各入力手段からの入力信号に基づいて、メインROM12に格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、各装置や表示器を直接制御したり、あるいは演算処理の結果に応じて他の制御部に主制御部10で生成したコマンドである第1コマンドを送信したりすることで、遊技の進行に係る制御処理を実行する。メインRAM13は、メインCPU11の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
メインCPU11は、メインROM12に格納されたプログラムに基づき、メインRAM13と協働して、設定変更手段601、投入受付手段602、乱数生成手段603、内部抽選手段604、リール制御手段605、入賞判定手段606、払出制御手段607、リプレイ処理手段608、遊技状態移行制御手段609、有利期間制御手段610、指示機能状態制御手段611、コマンド送信手段612として機能する。
設定変更手段601は、メインRAM13に記憶されている設定値を変更する制御を行う。スロットマシン1では、収納箱BX内に収められた電源装置に設けられている設定変更スイッチ850から出力される信号である設定信号が入力されることで、設定変更が実行される。スロットマシン1では、設定変更手段601によって確定された設定値に応じて、内部抽選手段604による内部抽選で当選可能な当選エリアのうち一部の当選エリアの当選確率が変更される。
投入受付手段602は、メダルの投入を受け付ける投入受付期間において、規定投入数に相当するメダルが投入されたことに基づいて、スタートレバーSLに対する遊技開始操作を有効化する処理を行う。具体的には、メダル投入口MIにメダルが投入されると、メダル投入スイッチ810が作動することに伴って、投入受付手段602が、規定投入数を限度として、投入されたメダルを投入状態に設定する。また、投入受付手段602は、メダルがクレジットされた状態でシングルベットボタンBT又はマックスベットボタンMBが押下されるベット操作が実行されると、ベットスイッチ820が作動することに伴って、規定投入数を限度として、クレジットされたメダルを投入状態に設定する。
なお、スロットマシン1では、規定投入数に相当するメダルの投入に基づいて有効化されたスタートレバーSLの最初の押下操作が、遊技者による遊技の開始操作として受け付けられ、第1リールR1〜第3リールR3の回転を開始させる契機となっているとともに、後述する内部抽選手段604が内部抽選を実行する契機となっている。
乱数生成手段603は、抽選用の乱数を発生させる手段である。乱数は、例えば、インクリメントカウンタ(所定のカウント範囲を循環するように数値をカウントするカウンタ)のカウント値に基づいて発生させることができる。なお、「乱数」には、数学的な意味でランダムに発生する値のみならず、発生自体は規則的であっても、取得タイミング等が不規則であるために実質的に乱数として機能し得る値も含まれる。
内部抽選手段604は、遊技者がスタートレバーSLに対して開始操作を実行し、スタートスイッチ830が開始操作を検出することで出力されるスタート信号に基づいて、役の当否を決定する内部抽選を行う手段であって、抽選テーブル選択処理、乱数判定処理、抽選フラグ設定処理等を行う。
抽選テーブル選択処理では、メインROM12に格納されている複数の内部抽選テーブルのうち、いずれの内部抽選テーブルを用いて内部抽選を行うかを現在の遊技状態に基づき選択する。各内部抽選テーブルでは、複数の乱数(例えば、0〜65535の65536個の乱数)のそれぞれに対して、リプレイ、小役及びボーナスなどの各種の役やハズレ(不当選)が対応付けられている。
乱数判定処理では、スタートスイッチ830から出力されるスタート信号に基づいて、遊技ごとに乱数生成手段603が生成する乱数(抽選用乱数)を取得し、取得した乱数を抽選テーブル選択処理で選択した内部抽選テーブルと比較して、比較結果に基づき役に当選したか否かを判定する。
抽選フラグ設定処理では、乱数判定処理の結果に基づいて、当選したと判定された役に対応する抽選フラグを非成立状態(第1のフラグ状態、OFF状態)から成立状態(第2のフラグ状態、ON状態)に設定する。スロットマシン1では、2種類以上の役が重複して当選した場合には、重複して当選した2種類以上の役のそれぞれに対応する抽選フラグが成立状態に設定される。なお、抽選フラグの設定情報は、メインRAM13に格納される。
リール制御手段605は、遊技者がスタートレバーSLへ開始操作を実行することにより作動するスタートスイッチ830から、スタート信号が出力されたことに基づいて、ステッピングモータにより第1リールR1〜第3リールR3の回転駆動を開始する。また、リール制御手段605は、第1リールR1〜第3リールR3の回転状態が、所定速度(例えば、約80rpm)で定常回転する回転状態となった場合に、各リールに対応するストップボタンB1〜ストップボタンB3が押下操作されることでストップスイッチ840によって検出される停止操作を有効化する制御を実行する。そして、リール制御手段605は、停止操作の検出に基づきストップスイッチ840からリール停止信号が出力された場合に、リールユニット910のステッピングモータへの駆動パルスの供給を停止することにより、第1リールR1〜第3リールR3の各リールを停止させる制御を行う。このとき、リール制御手段605は、ステッピングモータにより回転駆動されている第1リールR1〜第3リールR3を抽選フラグの設定状態、すなわち内部抽選の結果に応じた態様で停止させる制御を行う。つまり、リール制御手段605は、ストップボタンB1〜ストップボタンB3の各ボタンが押下されるごとに、第1リールR1〜第3リールR3のうち押下されたストップボタンに対応するリールの停止位置を決定して、決定された停止位置でリールを停止させる制御を行っている。
また、スロットマシン1では、第1リールR1〜第3リールR3について、ストップボタンB1〜ストップボタンB3が押下された時点から190ms以内に、押下されたストップボタンに対応する回転中のリールを停止するようになっている。ここで、ストップボタンの押下時点から190ms以内に回転中のリールを停止させる場合、回転している各リールの停止位置は、各リールの直径及び回転速度より、ストップボタンの押下時点からリールが停止するまでに最大で4コマ分回転可能に構成されている。リール制御手段605は、ストップボタンB1〜ストップボタンB3のうち押下操作が行われたストップボタンに対応する回転中のリールの外周面上において、内部抽選で当選した役に対応する図柄が、ストップボタンに対する押下操作が行われた時点で有効ラインL1上の表示位置に対して0コマ〜4コマの範囲内に位置する場合に、抽選フラグが当選状態に設定されている役に対応する図柄を有効ラインL1上の表示位置に表示するように、押下操作が行われたストップボタンに対応する回転中のリールを停止させる制御を行っている。
リール制御手段605は、スタートスイッチ830が開始操作を検出することで出力されるスタート信号を受信し、第1リールR1〜第3リールR3の回転を開始して1回の遊技を開始した場合に、一般にウェイト(又はウェイト時間)と称される待機時間(約4.1秒)を設定するように構成されている。そして、リール制御手段605は、待機時間の設定から待機時間が経過するまでの期間内にスタート信号をスタートスイッチ830から受信した場合に、待機時間が経過した後に第1リールR1〜第3リールR3の回転を開始するように構成されている。この構成により、リール制御手段605は、1回の遊技の開始から次の遊技の開始までに一定の時間として最小遊技時間(約4.1秒)を経過してから遊技を開始させることができる。
入賞判定手段606は、第1リールR1〜第3リールR3のすべてが停止した時点で有効ラインL1上に表示されている図柄組合せ(第1リールR1〜第3リールR3の停止態様)が、予め定められた役の入賞の形態であるか否かを判定する入賞判定処理を行う。スロットマシン1では、入賞判定処理における入賞判定手段606の判定結果に基づいて各処理が実行される。入賞役の判定結果に基づき実行される各処理としては、例えば、小役が入賞した場合には払出制御手段607にメダルを払い出させる枚数を決定する処理が行われ、リプレイが入賞した場合には、リプレイ処理手段608に次回の遊技においてメダルを消費せずに実行させる処理を行わせ、ボーナスが入賞した場合には遊技状態移行制御手段609に入賞したボーナスを作動させる処理が行われる。
払出制御手段607は、入賞判定手段606による入賞判定処理の結果に基づき、払出数に相当するメダルを、払出装置としてのホッパーユニット920に払い出させる払出制御を行う。ホッパーユニット920には、メダルを1枚払い出すごとに作動する払出メダル検出スイッチ925が備えられている。払出制御手段607は、払出メダル検出スイッチ925からの入力信号に基づいて、ホッパーユニット920から実際に払い出されたメダルの数を管理することができるように構成されている。なお、メダルのクレジットが許可されている場合には、ホッパーユニット920によって実際にメダルの払い出しを行う代わりに、メインRAM13のクレジット記憶領域(図示省略)に記憶されているクレジット数(クレジットされたメダルの数)に対して払出数を加算するクレジット加算処理を行って仮想的にメダルを払い出す処理を行う。
リプレイ処理手段608は、入賞判定手段606により有効ラインL1上に複数種類のリプレイのうちいずれかのリプレイの入賞を示す図柄組合せが停止表示されたと判定され、リプレイが入賞した場合に、次回の遊技に関してメダルの投入を要さずに遊技を実行可能にする準備状態に設定するリプレイ処理(再遊技処理)を行う。すなわち、スロットマシン1では、リプレイが入賞した場合、規定投入数分のメダルを遊技者の手持ちのメダル(クレジットメダルを含む)を使わずに自動的に投入する自動投入処理が行われ、前回の遊技と同じ有効ラインL1を設定した状態で、次回のスタートレバーSLに対する開始操作を待機する。
遊技状態移行制御手段609は、リプレイの当選態様がそれぞれ異なる複数の遊技状態の間での遊技状態の移行と、内部抽選手段604による内部抽選で、抽選フラグが成立状態に設定された場合に、入賞するまで成立状態が維持されるボーナスに当選した場合に、現在の遊技状態からボーナス成立状態への遊技状態の移行と、入賞したボーナスを作動させるとともに作動させたボーナスに対応する遊技状態であるボーナス状態への遊技状態の移行と、の遊技状態移行制御を行う。
有利期間制御手段610は、特定役の入賞を補助する入賞補助制御を実行可能な遊技が実行される期間である有利期間(有利区間)と、入賞補助制御が実行されない遊技が実行される期間である非有利期間(非有利区間)と、の間での移行に係る制御を実行する。有利期間制御手段610は、有利期間と非有利期間との間での移行に係る制御として、非有利期間内における遊技において、ボーナスが非成立状態であり、かつボーナスの非作動中である場合に設定差がない当選エリアに当選した場合に、非有利期間を終了し有利期間を開始するか否かを決定する抽選である有利期間抽選を実行する。
有利期間制御手段610は、予め設定された有利期間を終了する条件が成立した場合や、有利期間を開始してから所定の遊技回数の遊技(例えば1500ゲーム)の遊技が実行された場合に、有利期間を終了し次ゲームから非有利期間を開始するとともに、有利期間中に使用した指示機能に係る全パラメータを初期化する処理である終了処理を実行する。また、有利期間制御手段610は、有利期間を開始した場合に有利期間報知部500Aを点灯させ、非有利期間を開始した場合に有利期間報知部500Aを消灯させる。
指示機能状態制御手段611は、有利期間制御手段610によって有利期間が開始されている場合に、入賞補助制御を実行可能な状態であるAT状態を含む複数の指示機能状態の間での指示機能状態の移行に係る制御を含む指示機能に係る制御(アシストタイム制御)を行う。指示機能状態制御手段611は、指示機能状態が入賞補助制御を実行可能な状態である場合に、特定役が入賞する確率を上げるための制御として、内部抽選手段604に当選した当選エリアに応じてそれぞれ異なる当選コマンドを作成させ、作成させた当選コマンドを主制御表示装置500に送信させることで、内部抽選で当選した当選エリアがいずれの当選エリアであるかを報知し、遊技者にストップボタンB1〜ストップボタンB3の操作方法を指示する機能(指示機能)である報知表示が主制御表示装置500に実行される制御である入賞補助制御を実行可能となるように構成されている。
コマンド送信手段612は、各入力手段から入力された入力信号に基づく各手段による演算処理の結果を、予め定められた形式のコマンドに変換し、副制御部20に送信する。
副制御部20は、主制御部10から送信されるコマンドに基づき演出を制御する、制御手段としてのサブCPU21と、サブROM22と、サブRAM23と、を備えている。サブCPU21は、主制御部10から送信されたコマンドやタイマからの入力信号等に基づいて、サブROM22に格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、演出表示装置930や音響装置940を含む演出装置900に演出を実行させる演出に係る制御を実行する。サブRAM23は、サブCPU21の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
サブCPU21は、サブROM22に格納されたプログラムに基づき、サブRAM23と協働して、コマンド制御手段701と、演出制御手段702と、として機能する。
コマンド制御手段701は、上記主制御部10のコマンド送信手段612から送信されたコマンドを受信して不図示のバッファに貯め、また、コマンド制御手段701は、演出操作装置JGのボタンJGBへの遊技者の押下操作を検出する押下検出スイッチ870や演出操作装置JGの回転操作部JGDへの遊技者の回転操作を検出する回転検出スイッチ880を含む副操作信号出力手段800から副入力信号が入力された場合に、コマンドとして生成して不図示のバッファに貯める。そして、演出制御手段702は、これらバッファに貯められた主制御部10からのコマンドや生成されたコマンドに基づいて、演出表示装置930及び音響装置940を有する演出装置900に映像を表示させたり音響を出力させたりする演出を実行させ、また、詳しくは後述する演出役物装置50における可動体を駆動制御する演出を実行させる。なお、コマンド送信手段612がコマンドを送信してコマンド制御手段701が副制御部20のバッファに貯めるものを説明しているが、コマンド送信手段612が主制御部10のバッファに貯めて所定のタイミングでコマンド制御手段701に送信してもよいし、コマンド制御手段701がコマンド送信手段612からのコマンドをバッファに貯めずに優先的に処理するようにしてもよい。
2−2.スレーブ基板及び演出役物装置の詳細構成
次に、スレーブ基板40及び演出役物装置50の詳細な構成について図7を用いて説明する。図7は第2の実施の形態に係るスロットマシン1の電源と各部の電力供給とを示すブロック図である。図7に示すように、スロットマシン1は、副制御部20に接続されたスレーブ基板40と、スレーブ基板40に接続された演出役物装置50とを備えており、スレーブ基板40は、モータ制御回路(アクチュエータ制御手段、アクチュエータ制御回路)41とモータ駆動回路(アクチュエータ駆動手段、アクチュエータ駆動回路)42とを有し、また、演出役物装置50は、不図示の可動体を駆動する可動体モータ51を有している。なお、不図示の可動体(広義の演出役物装置)としては、例えば演出表示装置930の前方で開閉するシャッター、パトランプ等の回転体、可動式のサイドランプ、回転役物、移動役物、振動を発生させる振動部材等、どのようなものでもよい。
スレーブ基板40のモータ制御回路41は、副制御部20のサブCPU21に接続されており、第1の実施の形態と同様に、サブCPU21からのモータ指令信号(アクチュエータ指令信号)のコマンドを受信してモータ駆動回路42にデジタル信号の制御信号(アクチュエータ制御信号)であるモータ制御信号のコマンドを出力する。モータ駆動回路42は、モータ制御信号のコマンドに応じてアナログ信号の駆動信号(アクチュエータ駆動信号)を出力して演出役物装置50の可動体モータ51を駆動制御し、不図示の可動体を駆動する。また、モータ制御回路41は、第1の実施の形態と同様に、モータ駆動回路42に出力するモータ制御信号のコマンドをサブCPU21にフィードバックする形で出力し、サブCPU21は、モータ制御回路41に出力したモータ指令信号のコマンドと、モータ制御回路41から受信したモータ制御信号のコマンドとの整合性を判定し、つまり整合している場合には正常と判定し、不整合となっている場合にモータ制御回路41の異常を判定する。
2−3.遊技機における各部の電力供給
ついで、第2の実施の形態に係るスロットマシン1における各部の電力供給について、図7を用いて説明する。スロットマシン1には、例えば100Vの電圧からなる商用電源に接続する差込接続器39と、差込接続器39から商用電源の電力を入力する電源としての電源ユニット30とが備えられている。電源ユニット30には、商用電源の電圧を例えば12V或いは24Vの第1電圧に降圧して供給するための第1電圧供給回路31と、商用電源の電圧を第1電圧よりも低い例えば5Vの第2電圧に降圧して供給するための第2電圧供給回路32が備えられている。
電源ユニット30の第1電圧供給回路31からの第1電圧(例えば12V或いは24V)の電力は、リールユニット910、ホッパーユニット920、遊技情報表示部DSの主制御表示装置500や有利期間報知部500A、スレーブ基板40のモータ駆動回路42等に送電され、それらの駆動電力や発光電力として用いられ、また、主制御部10の第2電圧降圧回路14や副制御部20の第2電圧降圧回路24及び第3電圧降圧回路26等にも送電され、第2電圧(例えば5V)や第3電圧(例えば1.2V或いは3.3V)にそれぞれ降圧される。
また、電源ユニット30の第2電圧供給回路32からの第2電圧(例えば5V)の電力は、メダル投入スイッチ810、ベットスイッチ820、スタートスイッチ830、ストップスイッチ840、設定変更スイッチ850、リセットスイッチ860、払出メダル検出スイッチ925等に送電され、それらのセンサの電力として用いられる。
一方、主制御部10には、第2電圧降圧回路14が備えられている。この第2電圧降圧回路14は、電源ユニット30の第1電圧供給回路31からの第1電圧(例えば12V或いは24V)の電力を、第2電圧(例えば5V)の電力に降圧して主制御回路15のみに供給する。主制御回路15では、この第2電圧の電力を、メインCPU11、メインROM12、メインRAM13等の駆動電力として用いる。これにより、例えば主制御回路15以外の場所でショート等が発生したとしても、第2電圧降圧回路14に影響が生じないように構成されている。
また、副制御部20には、降圧手段としての第3電圧降圧回路26及び第2電圧降圧回路24と、遮断手段としてのON/OFF回路25とが備えられている。このうちの第3電圧降圧回路26は、電源ユニット30の第1電圧供給回路31からの第1電圧(例えば12V或いは24V)の電力を、第3電圧(例えば1.2V或いは3.3V)の電力に降圧して副制御回路27に供給する。副制御回路27では、この第3電圧の電力を、サブCPU21、サブROM22、サブRAM23等の駆動電力として用い、つまり第3電圧(例えば1.2V或いは3.3V)の電力は、副制御部20の内部にあるICチップ等の電子機器のみに用いられる。
また、第2電圧降圧回路24は、電源ユニット30の第1電圧供給回路31からの第1電圧(例えば12V或いは24V)の電力を、第2電圧(例えば5V)の電力に降圧してON/OFF回路25に供給する。ON/OFF回路25は、電力の通電/非通電をON/OFFにより切換え可能なスイッチング回路であって、つまり電力を遮断可能であり、通常は(正常状態では)ON状態に制御されていて、第2電圧降圧回路24からの第2電圧の電力を、スレーブ基板40のモータ制御回路41、押下検出スイッチ870、回転検出スイッチ880等に供給する。なお、ON/OFF回路25がOFF状態に制御されると、これらモータ制御回路41、押下検出スイッチ870、回転検出スイッチ880等に供給されている第2電圧降圧回路24からの第2電圧の電力が遮断され、電力が非供給とされる。
以上のようにスロットマシン1における電力供給でも、主制御部10に検出信号を送信可能な第1検出機器(第1検出手段)である各センサやスイッチ類(メダル投入スイッチ810、ベットスイッチ820、スタートスイッチ830、ストップスイッチ840、設定変更スイッチ850、リセットスイッチ860、払出メダル検出スイッチ925)が、電源ユニット30の第2電圧供給回路32からの第2電圧の電流で駆動され、副制御部20に検出信号を送信可能な第2検出機器(第2検出手段)である各スイッチ(押下検出スイッチ870、回転検出スイッチ880)が、副制御部20の第2電圧降圧回路24からの第2電圧の電力で駆動される。これにより、例えば第2検出機器においてショート等が生じたとしても、電源ユニット30の第2電圧供給回路32に影響を及ぼすことを防止して、遊技の進行に影響が生じることを防止することができている。さらに、例えば第2検出機器においてショート等が生じたとしても、副制御部20の第3電圧降圧回路26に影響を及ぼすことを防止して、副制御回路27に影響が及ばないので、サブCPU21による演出に関する処理の実行が可能となっており、演出装置900の演出に影響が生じることも防止できている。なお、電源ユニット30にショート等が生じた場合、特に第1電圧供給回路31に問題が生じた場合でも、第1電圧の電流が低下するまでの間に電断処理を実行してバックアップを行ってから電力供給を停止することができるため、遊技者に不測の不利益を与えることを防止することが可能となっている。
2−4.モータ制御回路の正常化処理
ついで、アクチュエータ制御手段としてのモータ制御回路41の正常化を行う正常化処理について説明する。本第2の実施の形態でも第1の実施の形態と同様に、サブCPU21が、モータ制御回路41に出力したモータ指令信号のコマンドと、モータ制御回路41から受信したモータ制御信号のコマンドとの整合性を判定し、整合している場合には正常と判定し、不整合となっている場合にモータ制御回路41の異常を判定する。
そして、サブCPU21は、モータ制御回路41が異常であると判断した場合、ON/OFF回路25にOFF制御する指令を出力して、モータ制御回路41に対する第2電圧降圧回路24からの第2電圧の電力の供給を遮断し、所定時間の経過後にON制御する指令を出力し、電力供給を復帰する。これにより、異常状態であったモータ制御回路41は、一旦電力が遮断されることでリセットされ、正常状態となるように自動復帰される。
この際、同様に、ON/OFF回路25を介して第2電圧降圧回路24からの第2電圧の電力が供給されている押下検出スイッチ870や回転検出スイッチ880等の電力供給も一時的に遮断されるが、副制御部20に検出信号を出力する第2検出機器であるため、主制御部10による遊技に関する制御を阻害することなく、演出に関する制御に一時的に影響を与えるだけであり、また、直ぐに電力供給が復帰されるため、演出に関しても軽微な影響だけで直ぐに正常状態に復帰できる。また、例えばモータ制御回路41にリセット端子が設けられていて、モータ制御回路41がリセット信号を受付けられない程度に異常状態となっていたとしても正常状態への復帰が可能となる。
また、ON/OFF回路25によってモータ制御回路41に対する第2電圧降圧回路24からの第2電圧の電力の供給を遮断するが、モータ駆動回路42には、電源ユニット30の第1電圧供給回路31からの第1電圧の電力が供給されており、つまりモータ制御回路41に対する電力は一旦遮断されるが、モータ駆動回路42に供給されている電力は遮断されない。即ち、第1電圧(例えば12V或いは24V)は第2電圧(例えば5V)よりも高く、このような第1電圧を遮断して復帰させると、突入電流等によりIC等の電子部品に悪影響を与えるリスクが高くなるため、モータ制御回路41に対する第2電圧の電力を遮断することで上記リスクを低減することができている。さらに、モータ駆動回路42が可動体モータ51に対してアナログ信号を出力する回路である場合、電力の遮断や復帰に信号制御が複雑になる可能性があるが、モータ制御回路41はデジタル信号をモータ駆動回路42に出力する回路であるため、電力の遮断や復帰に際して制御が簡易であるという利点もある。
以上説明したように本スロットマシン1によると、モータ制御回路41に異常が発生した場合に、モータ制御回路41に供給する電力を遮断することができ、モータ制御回路41の正常化を確実に実行することができる。このため、モータが異常発熱する等の問題を解決することができ、モータの保護を図ることができる。また、リセット端子が設けられたモータ制御回路41であっても、リセット信号によるリセットよりも確実にモータ制御回路41の正常化を確実に実行することができる。
3.変形例
なお、以上説明した第1及び第2の実施の形態においては、演出役物装置の可動体モータを制御するモータ制御回路が異常である場合に副制御部が電力を遮断して正常化を図るものを説明したが、これに限らず、他のモータやソレノイド等の電動アクチュエータを制御する制御回路(制御IC)の正常化を図るものには本発明を適用し得る。例えば演出役物装置のソレノイドを制御するソレノイド制御回路が異常である場合に副制御部が電力を遮断して正常化を図るものでもよいし、例えば遊技に関する制御を行う電動アクチュエータ(普通電動役物ソレノイド、大入賞口ソレノイド、発射用ソレノイド、払出モータ、リールユニットのモータ、ホッパーユニットの払出モータなど)を制御するアクチュエータ制御回路が異常である場合に主制御部が電力を遮断して正常化を図るものであってもよい。
また、第1及び第2の実施の形態においては、ON/OFF回路によりモータ制御回路の電力を遮断するものを説明したが、スレーブ基板に電力を供給する場合には、スレーブ基板に対する電力を遮断するものであってもよい。スレーブ基板に電力を供給する場合とは、例えばモータ制御回路が第2電圧の電力を用いる場合やスレーブ基板で他の電子回路が第2電圧の電力を用いる場合等が考えられ、この場合でも広義としてモータ制御回路の電力を遮断しているものと言える。
また、第1及び第2の実施の形態においては、電力遮断手段としてのON/OFF回路が副制御部(副制御基板)に備えられているものを説明したが、これに限らず、例えばスレーブ基板を含む他の基板に備えられていてもよい。さらに、第2電圧降圧回路にON/OFF回路が組み込まれて一体に構成されていてもよい。
また、第1及び第2の実施の形態においては、同じスレーブ基板にモータ制御回路とモータ駆動回路とが搭載されているものについて説明したが、これに限らず、それぞれが別の基板や装置に備えられていてもよく、例えばモータ制御回路が副制御部に備えられていたり、モータ駆動回路がモータと一体に組み込まれていたりしてもよい。
また、第1及び第2の実施の形態においては、サブCPUがモータ制御回路に送信したモータ制御用のコマンドとモータ制御回路から受信したモータ駆動信号のコマンドとに基づき異常を判定するものを説明したが、これに限らず、モータ制御回路の異常を判定する手法はどのようなものであってもよい。例えば演出役物装置の可動体の位置を検出するセンサが、サブCPUが指令した位置と異なる位置で可動体の位置を検出した場合、或いはサブCPUが指令してから所定時間以内に指令した位置で可動体が検出できない場合等が考えられる。また例えば可動体モータの温度を検出して、異常に発熱している場合等も考えられる。
また、第1及び第2の実施の形態においては、第1電圧供給回路が例えば12Vの電力と24Vの電力とを供給するものを説明したが、これらの電圧は一方だけでもよいし、また、2種類の電圧が必要な場合には2つの電圧供給回路を有していてもよい。同様に、第3電圧供給回路が例えば1.2Vの電力と3.3Vの電力とを供給するものを説明したが、これらの電圧は一方だけでもよいし、また、2種類の電圧が必要な場合には2つの電圧供給回路を有していてもよい。
また、第1及び第2の実施の形態においては、モータ制御回路の異常を判定した際に最初からON/OFF回路で電力を遮断してモータ制御回路のリセットを図るものを説明したが、これに限らず、例えばリセット端子が設けられたモータ制御回路にあって、最初にリセット信号を出力してリセットを試み、さらに異常が判定される場合にON/OFF回路で電力を遮断してモータ制御回路のリセットを図ってもよい。このようにすることで、リセット信号だけで正常化が図れた場合に、第2検出機器の電力を遮断せずにモータ制御回路の正常化が図れるので、演出等への影響を最低限に抑えることができる。
また、第1の実施の形態においては、遊技機として、大当たり図柄を含む複数種類の図柄の中からいずれかを決定する図柄決定手段と、図柄が決定されてから所定の変動時間が経過すると、図柄表示部に図柄を表示させる図柄表示手段と、図柄表示部に大当たり図柄が表示されると、複数回のラウンド遊技で構成される大当り遊技を実行する大当り遊技実行手段と、大当り遊技におけるラウンド遊技のうち予め設定された特定ラウンド遊技中に、大入賞口に入球した遊技球が特定領域に進入すると、所定の遊技利益を付与する遊技利益付与手段と、大当り遊技中の演出を実行する演出実行手段と、を備えるいわゆる第一種遊技を可能なパチンコ機100を例示したが、これに限らず、例えば、小当たり遊技中に所定の領域に遊技球が侵入することで大当り遊技を開始可能な第二種遊技を可能なパチンコ機など、どのようなパチンコ機であっても本発明は適用し得る。
1…遊技機(スロットマシン)
10…主制御基板(主制御部)
20…制御基板、副制御基板(副制御部)
21…制御手段(サブCPU)
24…降圧手段(第2電圧降圧回路)
25…電力遮断手段(ON/OFF回路)
30…電源(電源ユニット)
40…スレーブ基板
41…アクチュエータ制御手段、アクチュエータ制御回路(モータ制御回路)
42…アクチュエータ駆動手段、アクチュエータ駆動回路(モータ駆動回路)
51…電動アクチュエータ(可動体モータ)
100…遊技機(パチンコ機)
202a…アクチュエータ制御手段、アクチュエータ制御回路(モータ制御回路)
202b…アクチュエータ駆動手段、アクチュエータ駆動回路(モータ駆動回路)
202c…電動アクチュエータ(可動体モータ)
202d…スレーブ基板
300…主制御基板(主制御部)
330…制御基板、副制御基板(副制御部)
330a…制御手段(サブCPU)
330e…電力遮断手段(ON/OFF回路)
330f…降圧手段(第2電圧降圧回路)
340…電源(電源ユニット)

Claims (1)

  1. 遊技価値を用いて行われる遊技の進行に応じて電動アクチュエータを制御する遊技機において、
    前記遊技の進行を制御する主制御基板と、
    前記主制御基板から出力される主制御コマンドを受信して、前記主制御コマンドに基づき演出の制御を行う副制御基板と、
    前記電動アクチュエータに駆動信号を出力して駆動するアクチュエータ駆動回路と、前記アクチュエータ駆動回路制御信号を出力して指令することで前記電動アクチュエータを制御するアクチュエータ制御回路と、を搭載するスレーブ基板と、を備え、
    前記スレーブ基板は、前記副制御基板から出力される前記アクチュエータ指令信号を受信して、前記アクチュエータ指令信号に基づき前記電動アクチュエータの制御を行い、
    前記副制御基板は、前記アクチュエータ制御回路の異常を判定する制御手段、及び前記アクチュエータ制御回路に供給する電力を遮断可能な電力遮断手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記アクチュエータ制御回路に遊技の進行に応じてアクチュエータ指令信号を出力し、かつ前記アクチュエータ制御回路からアクチュエータ制御信号を入力し、前記アクチュエータ指令信号と前記アクチュエータ制御信号とに基づき前記アクチュエータ制御回路の異常を判定し、
    前記アクチュエータ制御回路の異常を判定した際に、前記電力遮断手段に前記アクチュエータ制御回路に供給する電力の遮断を指令する、
    ことを特徴とする遊技機。
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