JP6758136B2 - 排水継手、及びサイホン排水システム - Google Patents

排水継手、及びサイホン排水システム Download PDF

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Description

本発明は、排水継手、及びサイホン排水システムに関する。
従来の勾配排水システムに代わるものとして、所謂サイホン排水システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。サイホン排水システムは、特許文献1に記載されるように、水廻り器具にサイホン排水管を接続し、サイホン排水管の垂下部をなす竪管にて発生するサイホン力(負圧力)を利用して、水廻り器具からの排水効率を向上させるシステムである。
このサイホン排水システムにおいては、水廻り器具から排出された排水はサイホン排水管に流入し、サイホン排水管の水平部をなす横引き管及びサイホン排水管の垂下部をなす竪管を満たす。サイホン排水管の竪管が排水で満たされると、竪管内の排水は重力により落下し、横引き管の内部に竪管における水頭差に対応する吸引力、即ちサイホン力が発生する。横引き管内の排水は、前記サイホン力によって竪管に向かって吸引され、サイホン排水管内が排水で満たされる所謂満流となってサイホン排水管内を流下する。
サイホン排水システムのサイホン力を発生させる竪管を、建物の上下方向に配置される立て管に接続する構造としては、側面視でL型とされた所謂エルボを介して立て管と竪管とを接続するものがある。このエルボには、竪管の下端が接続される。
特許第5324855号公報
サイホン排水システムでは、竪管内の流速が速いため、竪管から排出された排水がエルボの底部に当たって打水音を発生したり、エルボから排出された排水が、立て管の壁面や、立て管内を落下してくる排水に当たることで打水音を発生する場合がある。
本発明は上記事実を考慮し、排水の打水音を抑制する排水継手、及びサイホン排水システムの提供を目的とする。
請求項1に記載の排水継手は、建物の上下方向へ配置される立て管への連通部を備え、横方向へ配置される本体管と、前記本体管へ連通し、上方から流入する水廻り器具の排水を前記本体管の周方向に沿って導く竪管接続部と、前記本体管の内部に設けられ、前記竪管接続部から排出して前記本体管の内周面を周方向に流れる排水を、前記竪管接続部と前記本体管との連結部とは異なる方向へ向ける円弧形状のガイドと、を有する。
請求項1に記載の排水継手では、竪管接続部を通じて本体管へ流された排水は、連通部を通じて立て管へ排出される。ここで、竪管接続部は、竪管から流された排水を本体管の周方向に沿うように導くため、排水の打水音を抑制することができる。
請求項1に記載の排水継手では、竪管接続部から排出された排水が、本体管の内周面を周方向に向けて流れるが、該排水は、本体管の内部に設けた円弧形状のガイドによって竪管接続部と本体管との連結部とは異なる方向へ向けられる。このため、竪管接続部から排出されて本体管の内周面を流れた排水が、竪管接続部から排出している排水に干渉することが抑制され、竪管接続部から排水をスムーズに排出することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の排水継手において、前記竪管接続部の内壁は、前記本体管との連結部における前記本体管の内壁の接線方向に延在されている。
請求項2に記載の排水継手では、竪管接続部の内壁が本体管の接線方向に延在されていることで、竪管接続部から排出された排水を本体管に滑らかに導くことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の排水継手において、前記本体管の内周面の接線に対し、前記竪管接続部の本体管側の端部における内周面の一部が一致している。
請求項3に記載の排水継手は、竪管接続部が本体管の接線方向に本体管へ接続され、さらに、本体管の内周面の接線に対し、竪管接続部の本体管側の端部における竪管接続部の内周面の一部が一致しているため、竪管接続部から排出された排水を本体管に対してより滑らかに導くことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の排水継手において、前記竪管接続部と前記連通部とは、前記本体管の軸方向に沿って互いに異なる位置とされている。
請求項4に記載の排水継手では、竪管接続部から排出された排水を、本体管の内周面で旋回させ、流速を落して連通部へ排出することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の排水継手において、前記本体管の軸線方向端部には開口部が形成されており、前記開口部は蓋で閉じられている。
請求項5に記載の排水継手では、蓋をあけて、本体管の内部を開放することができる。これにより、竪管を排水継手から外すことなく、高圧洗浄機のホースを本体管の開口部を介して排水継手内で詰まることを抑制しつつ竪管に挿入することができ、竪管の洗浄作業が容易になる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の排水継手において、前記竪管接続部は、前記本体管の軸線に沿った方向に複数設けられている。
請求項6に記載の排水継手では、複数の水廻り器具から排出された排水を本体管に流入させ、立て管に向けて排出することができる。また、鉛直方向に沿って延びる竪管を本体管の軸線に沿った方向に配列させることができるため、竪管を貫通させるスラブの孔も同様に配列させることができる。このようにスラブに竪管毎に孔を形成することで、孔と竪管との間の隙間を充填する作業が容易となる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の排水継手において、前記本体管の両端部が塞がれている。
請求項7に記載の排水継手では、本体管の両端部が塞がれており、竪管接続部を通じて本体管へ流された排水を、連通部を通じて本体管の外部へ排出することができる。
請求項8に記載の排水システムでは、建物の上下方向へ配置された立て管の側部に接続される請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の排水継手と、前記竪管接続部に接続され、前記排水を落下させることによりサイホン力を発生させる竪管と、を有する。
請求項8に記載の排水システムでは、排水を落下させることにより竪管がサイホン力を発生させる。竪管から排水が排出されると、排水は排水継手を介して立て管へ流れ込む。請求項7に記載の排水システムでは、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の排水継手を用いているため、打水音を抑制することができる。
なお、立て管の長手方向中間部に合流継手が設けられている場合、該合流継手も立て管の一部と見なす。したがって、排水継手が合流継手に接続される場合も、排水継手が立て管の側部に接続されることと同義である。
以上説明したように本発明の排水継手によれば、排水の打水音を抑制することができる、という優れた効果を有する。
また、本発明のサイホン排水システムによれば、排水の打水音を抑制することができる、という優れた効果を有する。
比較例に係るサイホン排水システムの全体構成を示す側面図である。 合流継手、及び排水継手を示す一部を断面とした側面図である。 排水継手を示す平面図である。 (A)は排水継手を示す中心線に沿った縦断面図(図2の4−4線断面図)であり、(B)は変形例に係る排水継手を示すたて断面図である。 一方の蓋を外した排水継手を示す側面図である。 排水継手を示す中心線に直角に切断した断面図である。 排水継手の一部を示す斜視図である。 他の比較例に係る排水継手を示す平面図である。 他の比較例に係る排水継手を示す中心線に直角に切断した断面図である。 (A)はサイホン排水システムの全体構成を示す側面図であり、(B)はサイホン排水システムの全体構成を示す平面図である。 貯留槽を示す斜視図である。 貯留部の軸線に沿った縦断面図である。 貯留槽の上流側の一部分を示す分解斜視図である。 一部を断面にした通気管接続継手を示す斜視図である。 (A)は通気管接続継手を示す縦断面図であり、(B)は通気管接続継手を示す側面図である。 合流継手に取り付けられた実施形態に係る排水継手を示す軸心に沿った横断面図である。 合流継手に取り付けられた実施形態に係る排水継手を示す軸心に沿った縦断面図である。 実施形態に係る排水継手を示す本体管の軸心に対して直角な縦断面図である。 実施形態に係る排水継手を示す立て管側から見た側面図である。 (A)〜(C)は、実施形態に係る排水継手の変形例を示す断面図である。
比較例
図1〜図6を用いて、比較例に係る排水継手10について説明する。図1には、比較例に係る排水継手10を用いたサイホン排水システム12が示されている。
先ず、図1を用いて排水を行うサイホン排水システム12の全体構成を説明する。本比較例では、サイホン排水システム12を複数階で構成された集合住宅に用いた例について説明する。
サイホン排水システム12は、排水を下方へ流す立て管14を備えている。この立て管14は、集合住宅の上下方向に延設され、集合住宅の各階のスラブ16を貫通している。集合住宅の各階の各戸には、排水がなされる水廻り器具18が設けられている。水廻り器具18は、排水を行う器具のことであり、例えば、台所流し、洗面台、洗濯機、ユニットバス等の風呂、トイレ等を挙げることができるが、他のものであっても良い。
水廻り器具18には、トラップ20が取り付けられている。トラップ20の排水方向下流側には、サイホン排水管22が配置されている。本比較例のサイホン排水管22には、呼び径が20Aの合成樹脂製のパイプが用いられている。トラップ20とサイホン排水管22とは着脱可能に接続されている。
サイホン排水管22は、スラブ16の上に配置される横引き管24と、この横引き管24と連通する竪管26とを含んで構成されている。竪管26は、排水を落下させることによりサイホン力を発生させて排水を誘導するものである。竪管26は、立て管14に沿って、上下方向に配設されている。竪管26は、排水継手10を介して立て管14同士を連結する合流継手28に連結されている。
サイホン排水システム12においては、水廻り器具18から排出された排水がサイホン排水管22に流入し、サイホン排水管22の水平部をなす横引き管24及びサイホン排水管22の垂下部をなす竪管26を満たす。サイホン排水管22の竪管26が排水で満たされると、竪管26内の排水は重力により落下し、竪管26の内部に竪管26における水頭差に対応する吸引力、即ちサイホン力が発生する。横引き管24内の排水は、前記サイホン力によって竪管26に向かって吸引され、サイホン排水管22内が排水で満たされる所謂満流流れとなってサイホン排水管22内を流下する。
図1、及び図2に示すように、合流継手28は、上下方向に延びる円筒状の立て管接続本管部30を備え、立て管接続本管部30の側部には、水平方向に延びる円筒状の接続部32が設けられている。
図3、及び図4(A)に示すように、排水継手10は、軸方向を横方向、即ち、水平方向とした円筒状の本体管36を備えている。言い換えれば、本比較例の本体管36は軸方向から見て円形の管である。本体管36の外周面には、軸方向の両端側に雄螺子40が形成されている。この雄螺子40には、本体管36の軸方向両側の開口部を塞ぐ円盤状に形成された蓋42に設けられた雌螺子44が螺合するようになっている。通常時、本体管36の開口部は、蓋42で塞がれており、蓋42は、点検、洗浄時等に必要に応じて取り外すことができる。
図2、及び図3に示すように、本体管36の軸方向中央部には、本体管36から立て管14側に向けて突出し、内部に排水通路46Aを有する連通部、及び第2の配管接続部としての接続管46が本体管36と一体的に設けられている。図2、及び図5に示すように、接続管46は、合流継手28側が水平方向に延びており、本体管36側が上方に向けて湾曲している。
接続管46の合流継手28側は、水平方向に延びた部分が合流継手28の接続部32に水密に挿入されている。なお、本比較例では、本体管36の内径と接続管46の内径とが同一径とさており、本体管36の内径、及び接続管46の内径がφ100mmとなっている。このように、本体管36の内径、及び接続管46の内径をφ100mmとすることで、これらの中に手を入れることが容易となり、内部の洗浄作業が容易となる。
図2、図5、及び図6に示すように、接続管46は、軸心が上方に向けて湾曲している部分が、本体管36の軸線方向中央部で、かつ本体管36の下半分の領域に接続されている。したがって、接続管46の排水通路46Aは、本体管36の軸方向中央部の下半分の領域における内周面38に開口している。これにより、本体管36にて旋回し終わった排水を接続管46に向けてスムーズに流すことができる。
図2に示すように、接続管46の水平方向に延びた部分における排水通路46Aの上端、即ち天井面50は、本体管36の内周面38に対して直角に交わっている。また、接続管46の天井面50と本体管36の内周面38との交点CP1は、本体管36の内周面38の軸心38CLの高さと同一高さに設定されている。これにより、本体管36にて旋回し終わった排水を接続管46に向けてスムーズに流すことができる。
接続管46の湾曲した部分における排水通路46Aの内周面の湾曲壁面52は、接続管46の水平方向に延びた部分における排水通路46Aの内周面の下部である底面54に対して滑らかに連続している。また、この湾曲壁面52は、曲率半径がR1の円弧形状とされており、本体管36の曲率半径がR2とされた環状の内周面38に対しても滑らかに接続されている。これにより、排水を本体管36の内部に停滞させることなく立て管14へスムーズに流すことができる。
図2〜4に示すように、本体管36には、接続管46と反対側の斜め上側部分に、複数の第1の配管接続部としての竪管接続部56が本体管36の軸線方向に沿って所定間隔で本体管36へ一体的に接続されている。竪管接続部56は、本体管36から鉛直方向上側へ延びており、上部分には、竪管26の下端が水密に挿入される拡径部58が形成されている。
図6に示すように、本体管36を内周面38の軸心38CLに沿った方向から見て、竪管接続部56の排水通路56Aの通路中心線56CLを排水方向下流側へ延長した延長線56CLeと本体管36の内周面38との交点をCP2としたときに、該交点CP2における該延長線56CLeと該内周面38の接線38SL1との成す鋭角側の角度θが90度以外の角度となる。
ここで、交点CP2において、延長線56CLeと接線38SL1との成す角度θは、できる限り小さいことが好ましく、45度以下が好ましい。本比較例では、交点CP2において、延長線56CLeと内周面38の接線38SL1との成す角度θが略35度である。
また、本比較例では、図3、及び図4(A)に示すように、竪管接続部56は、接続管46と連通する本体管36の連通口37を本体管36の内周面に沿って周回させたと想定したとき該連通口37が通る領域S1を避けた領域S2に配置されている。即ち、竪管接続部56と接続管46とは、本体管36の軸方向に沿って互いに異なる位置とされている。
本比較例では、竪管接続部56は、接続管46を挟んで本体管36の軸方向の一方側に2個、他方側に2個設けられている。これら4個の竪管接続部56は、本体管36の軸線に沿って一直線状に配置されている。
図6に示すように、竪管接続部56の排水通路56Aは、竪管26の内径と同一内径とされ、本体管36の内周面38の接続管46と反対側の斜め上側部分に開口している。本比較例では、竪管接続部56の排水通路56Aにおける接続管46側とは反対側の内側部64と本体管36の内周面38との交点をCP3としたときに、内側部64と、交点CP3における本体管36の内周面38の接線38SL2とが鉛直方向に一直線状となって一致している。
即ち、竪管接続部56は、交点CP3において、排水通路56Aの接続管46側とは反対側の内側部64が、本体管36の環状の内周面38に対して滑らかに接続されている。これにより、竪管26から排出された排水は、竪管接続部56の排水通路56Aを鉛直方向下方に流れ、その後、本体管36に流入して環状の内周面38に沿って流れ、流れの向きが内周面38の周方向、即ち本体管36の軸回り方向に変えられる。その後、本体管36の内周面38に沿って流れる排水は、本体管36を周回した後、接続管46へと入り込むことになる。同時にこの排水は、図3,4に示すように、竪管接続部56と接続管46とが領域S1と領域S2とに隔てられているので、本体管36の軸方向に移動し螺旋状に流れて合流継手28へ至る。
図1〜4に示すように、竪管接続部56に接続された竪管26は、竪管接続部56から鉛直方向上方に直線状に延びており、スラブ16に形成された孔60を貫通している。即ち、スラブ16には、竪管接続部56と同じ間隔で4個の孔60が形成されており、1個の孔60に対して1本の竪管26が貫通している。これらの孔60は、竪管26よりも大径に形成されており、孔60と竪管26との間の隙間には、モルタル62が充填されている。
(作用、効果)
次に、本比較例の排水継手10を用いたサイホン排水システム12の作用を説明する。
図6、及び図7に示すように、水廻り器具18からの排水が竪管26から排出されると、排水は、排水継手10の竪管接続部56の排水通路56Aを鉛直方向下方に流れて本体管36に流入する。本体管36に流入した排水は、環状の内周面38の周方向に沿って一方向に旋回するように流れるため(図6、及び図7の矢印A参照)、打水音を緩和することができる。
本比較例では、図6に示すように、竪管接続部56の排水通路56Aの通路中心線56CLを排水方向下流側へ延長した延長線56CLeと内周面38の接線38SL1との成す角度θが略35度に設定され、竪管接続部56の排水通路56Aから排出された排水が、本体管36の内周面38に対して比較的小さな傾斜角度で当たることとなるため、排水が内周面38に当接した際の衝撃が抑えられる。
そして、本体管36の内周面に当接した排水は、内周面38に沿って内周面38の軸回り方向、即ち、周方向に旋回するように流れ、その後、内周面38に接触しながら流れることで内周面38から抵抗を受け、流速が低下する。
流速が低下した排水は、最終的に本体管36の下方へ向かい、本体管36の連通口37に接続された接続管46に流れ込み、合流継手28の接続部32を介して合流継手28の立て管接続本管部30に排出される(図2〜4の矢印参照)。
なお、合流継手28の立て管接続本管部30に排出される排水は、流速が低下しているので、立て管接続本管部30を上方から落下してくる排水に当接する際の衝撃が抑えられ、打水音を抑制できる。
また、合流継手28の立て管接続本管部30に排出される排水は、流速が低下しているので、立て管接続本管部30の内壁に当たる際の衝撃が抑えられ、打水音を抑制できる。
本比較例のサイホン排水システム12では、スラブ16に、竪管接続部56と同じ間隔で竪管26を貫通させる孔60が形成されており、1個の孔60に対して1本の竪管26を貫通させるようにしているため、孔60の径は比較的小口径で済み、スラブ16の加工、即ち、床貫通の施工が容易となる。
さらに、1個の孔60に対して1本の竪管26を貫通させているため、孔60と竪管26との隙間はリング状となり、隙間にモルタル62を充填する際の作業が容易となる。なお、複数本の竪管26をスラブ16に形成した一つの孔に貫通させる場合、竪管26に繋がる横引き管24が互いに干渉し、竪管26を纏め難くなる。
本比較例のサイホン排水システム12では、竪管26を鉛直方向に沿って一直線状に延ばしているので、竪管26の内部を排水が流れ易く、効率的にサイホン力を発生させることができる。なお、竪管26が曲がると排水が流れる際に抵抗となり、サイホン力が弱くなる。
本比較例のサイホン排水システム12では、排水継手10の本体管36に取り付けられた蓋42を外すことにより、本体管36の内部を簡単に開放でき、本体管36の開口部から高圧洗浄機の高圧ホースを挿入して竪管26の洗浄を容易に行うことができる。
比較例の変形例]
比較例では、本体管36が真っ直ぐな円筒状であったが、本発明はこれに限らず、例えば、図8に示すように、本体管36は平面視で略V字状に曲がっている等の軸心が屈曲状態であっても良い。
比較例では、本体管36の軸線方向端部に開口部が形成され、開口部が蓋42で閉じられていたが、開口部、及び蓋42には必要に応じて設けられれば良く、必要がなければ設けなくても良い。
比較例では、本体管36に複数の竪管接続部56が設けられていたが、本体管36に設けられる竪管接続部56の数は1個でも良い。
比較例では、排水が本体管36内で軸回りに1回転以上旋回した後に立て管接続本管部30へと排出される構造であったが、打水音を低減させるためには、1回転以下の旋回流となる構造であっても良い。また、竪管接続部56から本体管36の軸直角面内では無く、図4(B)に示すように、本体管36の軸心38CLに対して直角な軸直角面に対して角度φだけ傾いて流入するように竪管接続部56の接線角度を変更しても良い。
比較例では、図6に示すように、竪管接続部56の内側部64は、本体管36の接線38SL2と一致しているが、竪管接続部56の通路中心線56CLが本体管36の接線38SL2と平行な方向に配置されていれば、竪管接続部56からの排水を本体管36の周方向に沿って方向変換することができる。なお、排水通路56Aの通路中心線56CLの延長線上に本体管36の軸心38CLが位置しないように本体管36に竪管接続部56を形成することが好ましく、これにより、竪管接続部56から排出される排水が内周面38の周方向に沿って旋回するように流れ、打水音を緩和することができる。
比較例では、本体管36に蓋42を捩じ込むことで取り付けていたが、蓋42を蝶番等を用いて本体管36に取り付け、開閉させることもできる。
比較例では、竪管接続部56が、本体管36の排水通路46Aとは反対側に形成されていたが、本発明はこれに限らず、図9に示すように、竪管接続部56を本体管36の排水通路46A側に形成してもよい。
比較例では、排水継手10と立て管14とを合流継手28を介して接続したが、本発明はこれに限らず、排水継手10と立て管14とは、合流継手28を介さずに直接接続してもよい。
実施形態
次に、図10乃至図19にしたがって、本発明の実施形態態に係る排水継手110を説明する。なお、比較例と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図10(A),(B)には、実施形態に係る排水継手110を用いたサイホン排水システム12が示されている。図10(A),(B)に示すように、サイホン排水システム12は、複数の水廻り器具112A〜Cと、複数の水廻り器具112A〜Cから排出される排水を流す配管114A〜Cと、排水を一時的に貯留する貯留槽116と、貯留槽116の排水をサイホン力によって流すサイホン排水管118A〜Cとを含んで構成されている。サイホン排水管118A〜Cで流された排水は、本実施形態の排水継手110、及び合流継手28を介して立て管14に排出される。
図11に示すように、貯留槽116は、複数の貯留部材124、貯留部材124の上流側の端部に取り付けられる貯留部接続継手126、及び貯留部接続継手126に取り付けられる通気管接続継手128、接続パイプ140を含んで構成されている。
(貯留部材)
貯留部材124は、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂から成る管状部材で構成されており、断面が円形状に形成された一定径で一直線状に延びる長尺状の本体部124Aを備えている。本体部124Aの下流側の端部の下端側には、断面が円形状で本体部124Aよりも小径に形成された流出部124Bが一体的に形成されている。なお、本体部124Aの下流側の端部の上側部分は、長手方向外側に突出する湾曲面とされている。
流出部124Bは、本体部124Aの下流側の端部から本体部124Aの軸線と平行に突出形成されており、サイホン排水管118Aの横引き管118Aaが接続されている。
図12に示すように、貯留部材124の本体部124Aの内部には、排水を貯留する貯留空間132が形成されている。貯留部材124は、本体部124Aの軸心124ACLが上流から下流に向かって下向きに傾斜するよう配置されており、貯留部材124の内で流出部124Bが最も下方に位置している。このため、流出部124Bは、貯留空間132に貯留された排水の水圧が最も高くなる部位となる。
(貯留部接続継手)
図11に示すように、本実施形態の貯留槽116では、同一形状の3個の貯留部材124が並列に配置されており、隣接する貯留部材124同士が貯留部接続継手126、及び接続パイプ140を介して互いに接続されている。
図13に示すように、貯留部接続継手126は、貯留部材124の本体部124Aの上流側の端部、言い換えれば、本体部124Aの流出部124B側とは反対側の端部が挿入される円筒状の第1の接続部134を備えている。貯留部接続継手126は、第1の接続部134の貯留部材124側とは反対側の上側部分に円筒状の一対の第2の接続部136を備え、下側部分に円筒状の流入部138を備えている。なお、流入部138の内径、及び第2の接続部136の内径は、第1の接続部134の内径よりも小径に形成されている。
図12に示すように、流入部138の軸心38CLは、第1の接続部134の軸心134CLと平行に設けられている。貯留部接続継手126の流入部138には、水廻り器具112A〜Cからの排水が排出される配管114A〜Cの下流側の端部が挿入される。
図13に示すように、第2の接続部136の軸心136CLは、第1の接続部134の軸心134CLとは直交する水平方向である。一方の第2の接続部136は、第1の接続部134の軸心を挟んで一方側に配置され、他方の第2の接続部136は、第1の接続部134の軸心を挟んで他方側に配置されており、一方の第2の接続部136と他方の第2の接続部136とは同軸的、かつ一直線上に配置されている。
貯留部材124同士を接続するには、貯留部接続継手126の第1の接続部134に貯留部材124の本体部124Aの端部を挿入し、互いに隣接する一方の貯留部接続継手126の第2の接続部136に接続パイプ140の一端を挿入し、他方の貯留部接続継手126の第2の接続部136に接続パイプ140の他端を挿入する。これにより、貯留部接続継手126を介して貯留部材124同士を簡単に接続することができる。
本実施形態では、3つの貯留部接続継手126が一方向に並ぶように接続され、これにより3つの貯留部材124が互いに接続されている。なお、3つの貯留部材124は、各々の貯留空間132が貯留部接続継手126、及び接続パイプ140を介して互いに連通している。したがって、何れかの貯留部材124内の排水の水位が第2の接続部136の内周の下端の高さまで上昇すると、第2の接続部136、及び接続パイプ140を通して隣接する他の貯留部材124内へと排水が越流する。
図11に示すように、矢印L方向側の貯留部接続継手126においては、矢印L方向側の第2の接続部136が蓋42で閉塞されている。また、矢印R方向側の貯留部接続継手126においては、矢印R方向側の第2の接続部136に、以下に説明する通気管接続継手128が接続されている。
(通気管接続継手)
図14に示すように、通気管接続継手128は、貯留部接続継手126の第2の接続部136に挿入される円筒状の接続部143を備えている。図14、及び図15に示すように、接続部143の長手方向一端部は、円板状の閉塞壁144で塞がれており、閉塞壁144の上部に円筒状に形成された排気管146の軸方向中央部分が一体的に形成されている。
排気管146の軸心146CLは、第1の接続部134の軸心134CLと直交している。本実施形態では、排気管146の軸心146CLが水平となるように、通気管接続継手128が貯留部接続継手126に接続されている。
図12、図14、及び図15に示すように、通気管接続継手128の内部には、貯留部材124、貯留部接続継手126、通気管接続継手128、及び接続パイプ140で形成される空間と排気管146の内部の空間とを連通する開口部148が形成されている。開口部148は、通気管接続継手128の閉塞壁144の最上部分に開口しているので、貯留部材124、貯留部接続継手126、通気管接続継手128、及び接続パイプ140で形成される空間の上部が、排気管146の内部の空間と連通していることになる。
図15(B)に示すように、開口部148は、上端部が接続部143の内周面に沿った円弧形状に形成され、下端部が水平方向に延びた直線形状に形成されている。言い換えれば、開口部148の下端は、貯留部材124に一時的に貯留される排水の水面WS(図12参照)と平行となる。
開口部148は、排気管146に対して、排気管146の軸心146CLから上側に形成されている。なお、排気管146の流路面積、言い換えれば、排気管146の内側の空間部分の長手方向に直交する方向の断面積は、開口部148の開口面積以上に設定されている。
図15(A)、(B)に示すように、排気管146の接続部143側の外周面には、開口部148の下端に沿って、排気管146の径方向外側へ向けて延びる返し部150が水平に形成されている。
排気管146の両端部には、内径が排気管146と同径で、外径が排気管146よりも若干小径とされた通気管接続部146Aが形成されている。図11に示すように、上流側である矢印A方向側の通気管接続部146Aは、キャップ152で閉塞されている。一方、下流側である矢印B方向側の通気管接続部146Aには、接続パイプ154を介して通気管156の一端が接続されている。
図10に示すように、通気管156の他端は、本実施形態の排水継手110を介して合流継手28に接続されており、通気管156と立て管14とを連通させている。これにより、貯留部材124、貯留部接続継手126、通気管接続継手128、及び接続パイプ140の内部の空気を、排気管146、及び通気管156を介して立て管14に排出することができる。
(排水継手)
図16、及び図17に示すように、本実施形態の排水継手110は、本体管36の一方側の端部に雄螺子40が形成されており、この雄螺子40に蓋42が取り付けられている。また、本実施形態の排水継手110は、他方側の端部が合流継手28の接続部32に挿入されて固定されている。
本実施形態の排水継手110の本体管36にも、比較例の排水継手10と同様に、複数の竪管接続部56が本体管36の軸線方向に沿って所定間隔で設けられている。図10、及び図16に示すように、本実施形態では、複数の竪管接続部56のうち、合流継手28に近い竪管接続部56から、サイホン排水管118C、サイホン排水管118B、サイホン排水管118Aが順番に接続され、合流継手28に最も遠い竪管接続部56に通気管156が接続されている
図16〜図18に示すように、本体管36の内部には、竪管接続部56から排出された排水の流れの方向を変更するガイド158が取り付けられている。ガイド158は、本体管36の一方側(蓋42が取り付けられている側)の端部から、最も合流継手28側の竪管接続部56よりも他方側へ向けて延びている。
図18に示すように、ガイド158は、本体管36の軸心36CLに直角な断面で見たときに円弧形状とされ、周方向の一端部分158Aが、本体管36の竪管接続部56が設けられている側とは反対側の内周面に固定されている。また、ガイド158の周方向の他端部分158Bは、本体管36の軸心36CLよりも下側に位置している。これにより、竪管接続部56から排出された排水は、図18に矢印Aで示すように、本体管36の内部を略半周した後、ガイド158によって流れの方向が略下方、言い換えれば竪管接続部56と本体管36との連結部とは異なる方向に変更される。なお、ガイド158は、排水の流れの向きを変えるものであり、例えば、排水流方向変換部材とも言うことも出来る。
図16、及び図17に示すように、本体管36の内部には、ガイド158よりも他方側に、縮径管160が配置されている。縮径管160は、本体管36の一方側から他方側、言い換えれば合流継手28に向けて徐々に縮径しており、本体管36の一方側の大径部分160Aの外周面が本体管36の内周面に密着するように本体管36に接着剤等で固定されている。
縮径管160の大径部分160Aと反対側は、大径部分160Aよりも直径が小とされた小径部分160Bとされている。この小径部分160Bの内径dは、合流継手28の接続部32の内径D1、及び合流継手28の立て管接続本管部30の内径D2よりも小径に形成されている。
図17に示すように、縮径管160の軸方向中間部には、大径部分160Aから小径部分160Bに向けて下方へ向けて傾斜する傾斜面160Cが設けられており、図19に示すように、傾斜面160Cには、本体管36の内部と外部とを連通する通気孔162が、本体管36の軸心36CLよりも上側に形成されている。
(作用、効果)
次に、本実施形態の排水継手110を用いたサイホン排水システム12の作用を説明する。
一例として、水廻り器具112Aからの排水が配管114Aから排出されると、排水は一時的に貯留槽116の貯留部材124に貯留されると共に、一部が貯留部材124を介してサイホン排水管118Aに流れる。また、貯留部材124に排水が流入して水位が上昇することで、貯留部材124の内部の空気が押されて通気管156へ排出される。
図18に示すように、水廻り器具112Aからの排水が排水継手110の竪管接続部56の排水通路56Aを鉛直方向下方に流れて本体管36に流入すると、本体管36に流入した排水は、矢印Aで示すように、本体管36の内部を略半周した後、ガイド158の内周を略半周して流れの方向が略下方に変更され、本体管36の内周面、及びガイド158の内周面で抵抗を受けて流速が低下する。
その後、ガイド158の他端部分158B側から落下した排水は、本体管36の底面に沿って合流継手28側に向けて流れ、縮径管160の小径部分160Bから排出され、合流継手28の接続部32を介して合流継手28の立て管接続本管部30に流入する。
本実施形態の排水継手110においても、本体管36に流入した排水は、本体管36の内周面38、及びガイド158の内周面を周方向に沿って旋回して流速が低下するため、比較例の排水継手10と同様に、打水音を緩和することができる。
また、排水継手110の縮径管160から排出される排水の流速も、比較例の排水継手10から排出される排水の流速と同様に低下しているので、立て管接続本管部30を上方から落下してくる排水に当接する際の衝撃が抑えられ、打水音を抑制できる。また、立て管接続本管部30の内壁に当たる際の衝撃も抑えられ、打水音を抑制できる。
さらに、竪管接続部56から排出された排水は、本体管36の内周面を周方向に向けて流れるが、該排水は、竪管接続部56の排水方向下流側に設けたガイド158によって竪管接続部56とは異なる方向、本実施形態では下方へ向けられるため、竪管接続部56から排出している排水に干渉することが抑制され、竪管接続部56から排水をスムーズに排出することができる。
また、貯留槽116の貯留部材124(図11、12参照)に排水が流入して水位が上昇すると、貯留部材124の内部の空気が通気管156へ排出され、該空気が通気管156の接続されている竪管接続部56から排水継手110の内部へ排出される。そして排水継手110の内部へ排出された空気は、縮径管160の通気孔162(図19参照)を介して立て管14に排出される。サイホン排水管118A、サイホン排水管118B、またはサイホン排水管118Cが接続された竪管接続部56から排出された排水は、ガイド158によって通気管156の接続されている竪管接続部56とは異なる方向、本実施形態では下方に向けられるので、竪管接続部56から排出される空気が、別の竪管接続部56から排出される排水に干渉されることが抑制される。このため、通気管156の接続されている竪管接続部56から、排水継手110の内部に貯留槽116の空気をスムーズに排出することができる。
さらに、本実施形態の排水継手110においては、縮径管160の小径部分160Bから合流継手28に向けて排水が排出されるが、図16に示すように、排水が排出される小径部分160Bの内径dは、合流継手28の接続部32の内径D1、及び合流継手28立て管接続本管部30の内径D2よりも小径に形成されているため、縮径管160から排出された排水で合流継手28立て管接続本管部30が塞がれることが抑制され、図16の右上がりの斜線で示すように、管接続本管部30の内部において、立て管14の上下方向に連続する略三日月状の空間Sを確保することができる。これにより、貯留槽116から排出された空気を、立て管14の内部にスムーズに排出することができる。
このように、貯留部材124(図11、12参照)において、排水が流入して貯留部材124内の排水の水位が上昇する際に、貯留部材124内の空気をスムーズに排出することができるので、貯留部材124内に、水廻り器具112A〜Cからの排水を迅速、かつ効率的に流入させることができる。貯留部材124の内部の排水の水位を迅速に上昇させることで、貯留部材124の流出部124Bに作用する水圧も速く高くなるので、それに伴いサイホン排水管118Aに流れ込む単位時間当たりの排水の量も速く増え、竪管118Abに排水が流れ込んで生ずるサイホン力の起動を速くすることができる。
なお、水廻り器具112Bの排水が流入する貯留部材124、及び水廻り器具112Cの排水が流入する貯留部材124においても、上記水廻り器具112Aの排水が流入する貯留部材124と同様の作用効果が得られる。
実施形態の変形例]
図18に示す排水継手110では、本体管36の内部において、竪管接続部56と反対側にガイド158を設けたが、本発明はこれに限らず、図20(A)に示すように、ガイド158を本体管36の上部に設けてもよく図20(B)に示すように、ガイド158を竪管接続部56の近傍に設けてもよい。また、図20(C)に示すように、本体管36の一部を変形させて、変形させた部分をガイド158としてもよい。
[その他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10…排水継手、14…立て管、26…竪管、36…本体管、42…蓋、46…接続管(連通部、第2の配管接続部)、56…竪管接続部(第1の配管接続部)、110…排水継手、158…ガイド

Claims (8)

  1. 建物の上下方向へ配置される立て管への連通部を備え、横方向へ配置される本体管と、
    前記本体管へ連通し、上方から流入する水廻り器具の排水を前記本体管の周方向に沿って導く竪管接続部と、
    前記本体管の内部に設けられ、前記竪管接続部から排出して前記本体管の内周面を周方向に流れる排水を、前記竪管接続部と前記本体管との連結部とは異なる方向へ向ける円弧形状のガイドと、
    を有する排水継手。
  2. 前記竪管接続部の内壁は、前記本体管との連結部における前記本体管の内壁の接線方向に延在されている、請求項1に記載の排水継手。
  3. 前記本体管の内周面の接線に対し、前記竪管接続部の本体管側の端部における内周面の一部が一致している、請求項2に記載の排水継手。
  4. 前記竪管接続部と前記連通部とは、前記本体管の軸方向に沿って互いに異なる位置とされている、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の排水継手。
  5. 前記本体管の軸線方向端部には開口部が形成されており、前記開口部は蓋で閉じられている、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の排水継手。
  6. 前記竪管接続部は、前記本体管の軸線に沿った方向に複数設けられている、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の排水継手。
  7. 前記本体管の両端部が塞がれている、
    請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の排水継手。
  8. 建物の上下方向へ配置された立て管の側部に接続される請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の排水継手と、
    前記竪管接続部に接続され、前記排水を落下させることによりサイホン力を発生させる竪管と、
    を有する排水システム。
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