JP2020026633A - 配管構造、及び配管構造の製造方法 - Google Patents

配管構造、及び配管構造の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】サイホン排水管から合流継手の内部に排出される排水の勢いを低下させることが可能な配管構造を提供する。【解決手段】配管構造10は、上下方向に沿って延びた立て管14の中間部に接続される立て管接続本体部30、及び立て管接続本体部30の側部に設けられサイホン排水管22の竪管26から排出された排水を立て管接続本体部30の内部に排出する開口部を備えた合流継手28と、開口部から排出される排水の勢いを低下させる抵抗付与部材48と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、配管構造、及び配管構造の製造方法に関する。
近年、特許文献1に記載されるように、水廻り器具にサイホン排水管を接続し、サイホン排水管の垂下部をなす竪管にて発生するサイホン力(負圧力)を利用して、水廻り器具からの排水効率を向上させるサイホン排水システムが提案されている
このサイホン排水システムにおいては、水廻り器具から排出された排水はサイホン排水管に流入し、サイホン排水管の水平部をなす横引き管及びサイホン排水管の垂下部をなす竪管を満たす。サイホン排水管の竪管が排水で満たされると、竪管内の排水は重力により落下し、横引き管の内部に竪管における水頭差に対応する吸引力、即ちサイホン力が発生する。横引き管内の排水は、前記サイホン力によって竪管に向かって吸引され、サイホン排水管内が排水で満たされる所謂満流となってサイホン排水管内を流下する。
複数階の集合住宅においては、各階の水廻り器具が立て管に接続されており、サイホン排水システムの竪管は、所謂合流継手を介して立て管に接続されている。また、勾配配管も、合流継手を介して立て管に接続されている。
サイホン排水管と勾配配管とを接続する合流継手は、上側の立て管の下端、及び下側の立て管の上端を接続する管状の本管部を備え、本管部の側部には、竪管からの排水を流入させる水平方向に突出する枝管としての管状の接続部と、勾配配管からの排水を流入させる接続部と対向して設けられている。
特開2006―207190号公報
サイホン排水管から排水される排水は、サイホン力を得て排水されるため、その勢い、言い換えれば、単位時間当たりの排水の速度は、勾配配管から排出される排水に比較して速い。
このため、サイホン排水管から排出された排水が接続部から排出されると、対向している勾配配管の接続されている接続部の中にサイホン排水管から排出された排水が流入する場合がある。
本発明は上記事実を考慮し、サイホン排水管から合流継手の内部に排出される排水の勢いを低下させることが可能な配管構造、及び配管構造の製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の配管構造は、上下方向に沿って延びた立て管の中間部に接続され内部が前記立て管に連通される立て管接続本体部、並びに前記立て管接続本体部の側部に設けられサイホン排水管の竪管から排出された排水を前記立て管接続本体部の前記内部に排出する開口部を備えた合流継手と、前記開口部から排出される前記排水の勢いを低下させる抵抗付与部材と、を有する。
請求項1に記載の配管構造では、サイホン排水管の竪管から排出された排水が、合流継手の立て管接続本体部の開口部から、合流継手の立て管接続本体部の内部に排出される。
サイホン排水管の竪管からは勢いよく排水が排出されるが、抵抗付与部材は、開口部から排出される排水の勢いを低下させるので、該排水が、合流継手に設けられた他の開口部に流入し難くなる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配管構造において、前記抵抗付与部材は、前記開口部から排出される前記排水を斜め下方に向けて排出させる。
請求項2に記載の配管構造では、抵抗付与部材は、開口部から排出される排水を斜め下方に向けて排出させる。したがって、サイホン排水管からの排水を排出する開口部に対向して他の開口部が立て管接続本体部に設けられている場合、他の開口部にサイホン排水管からの排水が流入し難くなる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の配管構造において、前記抵抗付与部材は、前記立て管接続本体部の上下方向に沿った内周面から前記立て管接続本体部の内側に突出していない。
請求項3に記載の配管構造では、抵抗付与部材が立て管接続本体部の上下方向に沿った内側に突出していないので、上方から立て管接続本体部の内部を落下する排水を、抵抗付与部材に接触させることなくスムーズに下方へ流すことができる。
請求項4に記載の配管構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の配管構造において、前記抵抗付与部材は、斜め下方に傾斜した壁面を有する。
請求項4に記載の配管構造では、抵抗付与部材は、斜め下方に傾斜した壁面を有しているので、排水を、斜め下方に傾斜した壁面に当てて、排出の向きを斜め下方に変更することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の配管構造において、前記抵抗付与部材を含む排水方向下流側の開口部の開口面積は、前記竪管の排水方向下流側の開口面積よりも大である。
請求項5に記載の配管構造では、抵抗付与部材を含む排水方向下流側の開口部の開口面積が、竪管の排水方向下流側の開口面積よりも大であるため、抵抗付与部材を含む排水方向下流側の開口部の開口面積が、竪管の排水方向下流側の開口面積と同じ場合、及び抵抗付与部材を含む排水方向下流側の開口部の開口面積が、竪管の排水方向下流側の開口面積よりも小の場合に比較して、スムーズに排水を排出することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の配管構造において、前記抵抗付与部材を除く前記開口部の開口面積は、前記竪管の排水方向下流側の開口面積よりも大である。
請求項6に記載の配管構造では、抵抗付与部材を除く開口部の開口面積は、竪管の排水方向下流側の開口面積よりも大であるため、抵抗付与部材を除く開口部の開口面積が竪管の排水方向下流側の開口面積と同じ場合、及び抵抗付与部材を除く開口部の開口面積が竪管の排水方向下流側の開口面積よりも小の場合に比較して、スムーズに排水を流すことができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の配管構造において、前記立て管接続本体部には、前記抵抗付与部材が設けられた前記開口部と、前記抵抗付与部材が設けられておらず前記サイホン排水管とは異なる排水配管から排出された排水を前記立て管接続本管部の内部に排出する他の開口部とが互いに水平方向に対向して設けられている。
請求項7に記載の配管構造では、立て管接続本体部の開口部から抵抗付与部材で勢いの低下させられた排水が排出されるため、該排水が他の開口部に流入し難くなる。
したがって、サイホン排水管からの排水が排出される開口部に対して、他の排水配管が接続される他の開口部を配置する位置に制限が無くなり、配管敷設の自由度を増やすことができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の配管構造を得る配管構造の製造方法であって、前記開口部に前記竪管を接続する竪管接続工程と、前記立て管接続本管部に設けられ前記開口部とは水平方向に対向する他の開口部に前記竪管とは異なる排水配管を接続する排水配管接続工程と、前記竪管が接続される前記開口部に前記抵抗付与部材を取り付ける取付工程と、を有する。
請求項8に記載の配管構造の製造方法では、竪管接続工程において、開口部に竪管が接続される。これにより、竪管から排出される排水を、開口部を介して立て管接続本体部の内部に排出することできる。
排水管接続工程では、立て管接続本管部に設けられ開口部とは水平方向に対向する他の開口部に竪管とは異なる排水配管が接続される。これにより、排水配管から排出される排水を、他の開口部を介して立て管接続本体部の内部に排出することできる。
取付工程では、竪管が接続される開口部に抵抗付与部材が取り付けられる。これにより、開口部から排出される排水の勢いを低下させることができる。
したがって、サイホン排水管からの排水が排出される開口部に対して、他の排水配管が接続される他の開口部を配置する位置に制限が無くなり、配管敷設の自由度を増やすことができる。
なお、竪管接続工程、排水管接続工程、及び取付工程は、どの工程から行なってもよい。
以上説明したように本発明の配管構造は、サイホン排水管から合流継手の内部に排出される排水の勢いを低下させることができる、という優れた効果を有する。
また、本発明の配管構造の製造方法は、サイホン排水管から合流継手の内部に排出される排水の勢いを低下させることができる配管構造を製造できる、という優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係る配管構造が適用された集合住宅を示す断面図である。 第1の実施形態に係る配管構造の合流配管を示す合流配管の一部を断面とした側面図である。 第1の実施形態に係る配管構造の合流配管を示す接続部の軸線に沿った水方向断面図である。 第1の実施形態に係る配管構造の合流配管の接続部の軸線に直角な断面図(図2の4−4線断面図)である。 (A)は抵抗付与部材を示す下方から見上げた斜視図であり、(B)は抵抗付与部材を示す側面図であり、(C)は抵抗付与部材を示す正面図であり、(D)は抵抗付与部材を示す下面図である。
図1〜図5を用いて、本発明の一実施形態に係る配管構造10を集合住宅に用いた例について説明する。
配管構造10は、排水を下方へ流す立て管14を備えている。この立て管14は、集合住宅の上下方向に延設され、集合住宅の各階のスラブ16を貫通している。集合住宅の各階の各戸には、排水がなされる第1の水廻り器具の一例としての台所流し18が設けられている。
台所流し18には、封水を貯留したトラップ20を介してサイホン排水管22が接続されている。サイホン排水管22は、スラブ16の上に配置される横引き管24と、この横引き管24と連通する竪管26とを含んで構成されている。竪管26は、排水を落下させることによりサイホン力を発生させて排水を誘導するものである。竪管26は、立て管14に沿って、上下方向に配設されている。竪管26から排出された排水は、後述する合流継手28に流入する。
(合流継手の構成)
図2、及び図3に示すように、合流継手28は、上下方向に延びる円筒状の立て管接続本管部30を備えており、立て管接続本管部30の側部には、水平方向に延びる円筒状の接続部32A、32Bが一体的に設けられている。なお、立て管接続本管部30と接続部32A、32Bとで、合流継手本体が構成されてる。
本実施形態の合流継手28では、一方の接続部32Aと他方の接続部32Bとが互いに対向しており、一方の接続部32Aと他方の接続部32Bとは同軸上に設けられている。なお、本実施形態では、一例として一方の接続部32Aと他方の接続部32Bとは同一形状、同一寸法であるが、一方の接続部32Aと他方の接続部32Bとは同一形状、同一寸法でない場合もある。なお、他方の接続部32Bの開口部は、本発明の他の開口部の一例である。
合流継手28には、立て管接続本管部30の内面に、立て管14内を下方に流れる排水を、旋回させて渦を形成するためのフィン35が形成されている。
図1に示すように、本実施形態の合流継手28では、一方の接続部32Aに排水継手12が接続されており、他方の接続部32Bに排水配管の一例としての勾配配管40が接続されている。
勾配配管40の上流側には、第2の水廻り器具の一例としてのトイレ42が設けられており、トイレ42からの排水が、勾配配管40の排水方向下流側の端部から合流継手28の立て管接続本管部30の内部に排出される。なお、第2の水廻り器具は、排水を排出する器具であればトイレ以外のもの、例えば、洗面台、洗濯機、ユニットバス等の風呂等を挙げることができるが、他のものであっても良い。
本実施形態の合流継手28は、図2、及び図3に示す排水継手12を含んで構成されている。排水継手12は、接続部32Aに接続される本体部34を備えている。本体部34は、円筒状に形成されて接続部32に挿入される挿入部36Aと、挿入部36Aの一端側を閉止する半球ドーム状の露出部36Bとを含んで構成されている。
挿入部36A、及び露出部36Bは、共に厚さが一定に形成されており、露出部36の内面は半球状曲面となっている。なお、挿入部36Aの内部空間は、排水通路37とされている。
図2〜図4に示すように、露出部36の上部には、本体部34の軸心34Cに対して図面矢印A方向側にオフセットした位置(寸法OLだけ軸心34Cから外れた位置)に、上方に延びて本体部34と連通する円筒状の竪管接続部38が形成されている。竪管接続部38には、竪管26が挿入される。
本実施形態では、本体部34の軸心34Cと竪管接続部38の軸心38Cとが水平方向にオフセットしており、本体部34の軸心34Cと竪管接続部38の軸心38Cとが直角になっている。
図4に示すように、竪管接続部38の孔38Aは、露出部36の内面において、本体部34の軸心34Cの図面矢印A方向側斜め上方に開口している。なお、挿入部36Aの内径は、竪管接続部38の孔38Aよりも大径に形成されている。
また、竪管接続部38の孔38Aの内径は、竪管26の内径と同一内径である。したがって、竪管接続部38の孔38Aの軸線方向に直角な断面積は、竪管26の排水方向下流側の開口部の開口面積と同一である。
挿入部36Aの内径は、竪管接続部38の孔38Aの内径よりも大である。したがって、挿入部36Aの軸線に直角な流路断面積(挿入部36Aの立て管14側の開口部の開口面積と同一)は、竪管接続部38の孔38Aの軸線方向に直角な断面積(=竪管26の排水方向下流側の開口部の開口面積)よりも大である。
(抵抗付与部材)
図2、及び図3に示すように、接続部32Aには、排水継手12よりも奥側、言い換えれば、立て管接続本管部30側に、合流継手28の一部を構成する抵抗付与部材44が挿入されている。
図2、図3、及び図5(A)〜(D)に示すように、抵抗付与部材44は、接続部32に挿入される円筒状の本体部46と、本体部46の立て管14側の開口の上側を覆う湾曲した庇状の抵抗付与部48が設けられている。言い換えれば、抵抗付与部48は、ドーム形状を半分にした形状、または1/4球殻形状に類似した形状を呈している。なお、図5(D)において示す2点鎖線45は、本体部46と抵抗付与部48との仮想の境界線(実際には見えない)を示している。
図5(C)に示すように、抵抗付与部材44を本体部46の軸線方向に沿って立て管14側から正面視したときに、抵抗付与部48は、本体部46の軸線46Cから上方に形成されており、本体部46の排水方向下流側の開口の上半分を覆っている。
図2に示すように、抵抗付与部48の内面は、斜め下方に傾斜した壁面を有している。
なお、抵抗付与部材44の排水方向下流側の開口部の開口面積は、竪管接続部38の孔38Aの軸線方向に直角な断面積(=竪管26の排水方向下流側の開口部の開口面積)よりも大である。
図2、及び図3に示すように、抵抗付与部材44は、立て管接続本管部30の内周面30Aから立て管接続本管部30の内側へ突出させないことが好ましい。なお、立て管接続本管部30の内側へ抵抗付与部材44を突出させると、立て管接続本管部30の内部、及び立て管14の内部を落下する排水の妨げ(抵抗)になる場合がある。
(作用、効果)
次に、本実施形態の配管構造10の作用、効果を説明する。
台所流し18からの排水が、横引き管24を介して竪管26に流れ込み、満流となった排水が竪管内を重力により落下すると、サイホン力が発生する。サイホン力が発生すると、台所流し18から排出された排水は竪管26に向かって吸引され、排水が満流流れとなって流下し、迅速かつ効率的に排水が行われる。
サイホン排水管22は、サイホン力を用いて排水を行うので、従来一般の勾配配管に比較して、単位時間当たりの流量を大きくすることができる。そのため、立て管14に排出される排水の速度は、勾配配管に比較して大きくなる。
抵抗付与部材44が設けられていない場合、立て管接続本管部30の内部に排出される排水の勢いが、抵抗付与部材44を設けた場合に比較して強く、かつ、排水継手12から排出される排水が勾配配管40の正面側に向けて排出されるので、該排水が、勾配配管40の内部に進入して勾配配管40の内部を排水が逆流する場合がある。
一方、本実施例の配管構造10では、排水継手12から排出された排水の一部、即ち、排水継手12の内部の上側を流れる排水が抵抗付与部48に当たって斜め下方に向けて流れ、排水継手12の内部の下側を流れる排水に当たり、抵抗付与部材44の開口部から排出される排水全体が斜め下方(図2の矢印A方向)に向けて排出されると共に、開口部から排出される排水の勢いが低下する(抵抗付与部48が無い場合対比で)。そのため、サイホン排水管22からの排水が、反対側の勾配配管40の内部に進入することが抑制される。
なお、本実施形態の配管構造10を製造する製造方法としては、一例として、以下の工程がある。
(a)合流継手28の接続部32Aに抵抗付与部材44を挿入(接続)する工程(本発明の取付工程の一例)。
(b)合流継手28の接続部32Aに排水継手12を挿入(接続)する工程。
(c)排水継手12の竪管接続部38に竪管26を挿入(接続)する工程(本発明の竪管接続工程の一例)。
(d)合流継手28の接続部32Aに勾配配管40を挿入(接続)する工程(本発明の排水配管接続工程の一例)。
上記のように(1)から(4)の順番に行なう製造方法を製造方法Aとすると、工程の順番が異なる以下に説明する製造方法B〜Gもある。
(製造方法B)
工程を以下の順で行なう。
(a)合流継手28の接続部32Aに抵抗付与部材44を挿入(接続)する工程(本発明の取付工程の一例)。
(b)合流継手28の接続部32Aに排水継手12を挿入(接続)する工程。
(d)合流継手28の接続部32Aに勾配配管40を挿入(接続)する工程(本発明の排水配管接続工程の一例)。
(c)排水継手12の竪管接続部38に竪管26を挿入(接続)する工程(本発明の竪管接続工程の一例)。
(製造方法C)
工程を以下の順で行なう。
(a)合流継手28の接続部32Aに抵抗付与部材44を挿入(接続)する工程(本発明の取付工程の一例)。
(b)合流継手28の接続部32Aに排水継手12を挿入(接続)する工程。
(c)排水継手12の竪管接続部38に竪管26を挿入(接続)する工程(本発明の竪管接続工程の一例)。
(d)合流継手28の接続部32Aに勾配配管40を挿入(接続)する工程(本発明の排水配管接続工程の一例)。
(製造方法D)
工程を以下の順で行なう。
(d)合流継手28の接続部32Aに勾配配管40を挿入(接続)する工程(本発明の排水配管接続工程の一例)。
(c)排水継手12の竪管接続部38に竪管26を挿入(接続)する工程(本発明の竪管接続工程の一例)。
(a)合流継手28の接続部32Aに抵抗付与部材44を挿入(接続)する工程(本発明の取付工程の一例)。
(b)合流継手28の接続部32Aに排水継手12を挿入(接続)する工程。
(製造方法E)
工程を以下の順で行なう。
(d)合流継手28の接続部32Aに勾配配管40を挿入(接続)する工程(本発明の排水配管接続工程の一例)。
(a)合流継手28の接続部32Aに抵抗付与部材44を挿入(接続)する工程(本発明の取付工程の一例)。
(b)合流継手28の接続部32Aに排水継手12を挿入(接続)する工程。
(c)排水継手12の竪管接続部38に竪管26を挿入(接続)する工程(本発明の竪管接続工程の一例)。
(製造方法F)
工程を以下の順で行なう。
(c)排水継手12の竪管接続部38に竪管26を挿入(接続)する工程(本発明の竪管接続工程の一例)。
(a)合流継手28の接続部32Aに抵抗付与部材44を挿入(接続)する工程(本発明の取付工程の一例)。
(b)合流継手28の接続部32Aに排水継手12を挿入(接続)する工程。
(d)合流継手28の接続部32Aに勾配配管40を挿入(接続)する工程(本発明の排水配管接続工程の一例)。
(製造方法G)
工程を以下の順で行なう。
(c)排水継手12の竪管接続部38に竪管26を挿入(接続)する工程(本発明の竪管接続工程の一例)。
(d)合流継手28の接続部32Aに勾配配管40を挿入(接続)する工程(本発明の排水配管接続工程の一例)。
(a)合流継手28の接続部32Aに抵抗付与部材44を挿入(接続)する工程(本発明の取付工程の一例)。
(b)合流継手28の接続部32Aに排水継手12を挿入(接続)する工程。
なお、(a)〜(d)の工程は、少なくとも工程(a)の後に工程(b)があればよく、その他の構成の順番は、適宜入れ替えて行なうことができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
上記実施形態では、排水継手12と抵抗付与部材44とが別体であったが、本発明はこれに限らず、抵抗付与部材44は、排水継手12とは一体的に形成されていてもよく、合流継手28に一体的に形成されていてもよい。
上記実施形態では、抵抗付与部材44の抵抗付与部48がドーム形状を半分にした形状であったが、排水が当たって抵抗となり、排出される排水の向きを変更できるのであれば、ドーム形状を半分にした形状以外の形状であってもよい。抵抗付与部48は、排水の排出される向きを斜め下方等、反対側の勾配配管40とは異なる方向に向ければよく、少なくとも一部に、斜め下方に傾斜した傾斜面があればよい。
上記実施形態の合流継手28では、管接続本管部30の側部に円筒状の接続部が2個設けられていたが、接続部は3個以上設けられていてもよく、管接続本管部30の側部に設ける接続部の位置は特に限定されない。この場合、サイホン排水管22からの排水が排出される開口部に抵抗付与部材44を設ければよい。
上記実施形態では、抵抗付与部材44の抵抗付与部48により、排水の排出される向きを斜め下方に向けていたが、他の開口部とは異なる方向に向けて排水が排出されればよい。
10…配管構造、12…排水継手(合流継手)、14…立て管、22…サイホン排水管、26…竪管、28…合流継手、30…立て管接続本体部、40…勾配配管(排水配管)、44…抵抗付与部材(合流継手)、48…抵抗付与部(斜め下方に傾斜した壁面)

Claims (8)

  1. 上下方向に沿って延びた立て管の中間部に接続され内部が前記立て管に連通される立て管接続本体部、並びに前記立て管接続本体部の側部に設けられサイホン排水管の竪管から排出された排水を前記立て管接続本体部の前記内部に排出する開口部を備えた合流継手と、
    前記開口部から排出される前記排水の勢いを低下させる抵抗付与部材と、
    を有する配管構造。
  2. 前記抵抗付与部材は、前記開口部から排出される前記排水を斜め下方に向けて排出させる、請求項1に記載の配管構造。
  3. 前記抵抗付与部材は、前記立て管接続本体部の上下方向に沿った内周面から前記立て管接続本体部の内側に突出していない、請求項1または請求項2に記載の配管構造。
  4. 前記抵抗付与部材は、斜め下方に傾斜した壁面を有する、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の配管構造。
  5. 前記抵抗付与部材を含む排水方向下流側の開口部の開口面積は、前記竪管の排水方向下流側の開口面積よりも大である、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の配管構造。
  6. 前記抵抗付与部材を除く前記開口部の開口面積は、前記竪管の排水方向下流側の開口面積よりも大である、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の配管構造。
  7. 前記立て管接続本体部には、前記抵抗付与部材が設けられた前記開口部と、前記抵抗付与部材が設けられておらず前記サイホン排水管とは異なる排水配管から排出された排水を前記立て管接続本管部の内部に排出する他の開口部とが互いに水平方向に対向して設けられている、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の配管構造。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の配管構造を得る配管構造の製造方法であって、
    前記開口部に前記竪管を接続する竪管接続工程と、
    前記立て管接続本管部に設けられ前記開口部とは水平方向に対向する他の開口部に前記竪管とは異なる排水配管を接続する排水配管接続工程と、
    前記竪管が接続される前記開口部に前記抵抗付与部材を取り付ける取付工程と、
    を有する、配管構造の製造方法。
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