JP2008115546A - 排水トラップ - Google Patents

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Abstract

【課題】より封水切れの発生しにくい排水トラップを提供する。
【解決手段】浴槽排水流入部12には、エア取込部材30が配置されている。エア取込部材30は、筒状とされ、筒部32及びフランジ部34を備えている。フランジ部34は、空気が密閉された浮部34Aを備えている。浮部34Aにより、エア取込部材30は水に浮き、排水の水位が底部12Dよりも高い場合には、フランジ部34が底部12Dに当たる位置(突出位置P1)まで浮上する。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴室や洗面器等の水周りの排水部分に設けられる排水トラップに関するものである。
従来から、浴室や洗面器等の水周りの排水部分には、封水を貯留して排水配管からの臭気などを遮断するための排水トラップが設けられている(特許文献1参照)。この排水トラップの封水を切れ難く(破封し難く)するために、様々な技術が提案されている。トラップの封水切れに関しては、封水深さや、流入側管の断面積と流出側管の断面積の比率の影響が大きいことが知られており、具体的にはトラップの封水深さを深くしたり、トラップの流入側管の断面積を流出側管の断面積より大きくしたりすることにより、封水を切れ難くすることがある。
しかしながら、上記の技術では封水切れ対策としては十分ではなく、強い吸引力により排水管側から封水に引張力が作用すると、封水切れが生じることも考えられる。そこで、さらなる封水切れ対策が求められている。
実開平6−20568号公報
本発明は、上記事実に鑑みてなされたものであり、より封水切れの発生しにくい排水トラップを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の排水トラップは、排水を流入させる流入口の構成された流入部と、筒状とされ、一端が前記流入口から上側に突出されてエア取込口を構成し、他端が前記流入口よりも下流側に配置されてエア送出口を構成する、エア取込部材と、前記流入口を経て流入した排水を貯留する封水貯留部と、前記封水貯留部よりも下流側に配置されると共に、前記封水貯留部に貯留された前記排水を流出させる流出口が前記封水貯留部よりも上側に構成された流出部と、を備えている。
本発明の排水トラップでは、排水時には、排水が流入口から封水貯留部へ流入し、封水貯留部を経て流出口から流出する。また、排水の水位がエア取込部材のエア取込口よりも高い場合には、エア取込口からも排水が流入し、エア送出口から下流側へ向かって流出される。
排水が進むと、水位が下がり、流入口よりも上側に配置されたエア取込口が水面から露出する。流入口からは排水の流入が続いている。このとき、流出口側からの引張力が強いと、エア取込口からエアが取り込まれ、エア送出口から送出される。このエアは、流入口から流入された排水中に送出される。エアの取り込みが進むと、流出口よりも下流側へ送出されたエアにより、排水の完了前に引張力が弱まる。
本発明によれば、排水の完了前に流出口側からの引張力を弱めることができるので、封水貯留部からの封水の流出を抑制することができる。
本発明の請求項2に記載の排水トラップは、前記エア取込部材が、前記流入口の内側へ移動可能とされていること、を特徴とする。
上記構成によれば、排水が行われていない時には、エア取込部材を流入口の内側へ移動させることにより、流入口からの突出物がなくなり、流入口の閉鎖(栓)を行いやすくすることができる。
本発明の請求項3に記載の排水トラップは、前記エア取込部材が浮水可能とされ、前記流入部に、前記エア送出口の前記流入口から外側への移動を規制する規制部が形成されていること、を特徴とする。
本発明の排水トラップのエア取込部材は、浮水可能、すなわち、水に浮くことができる。したがって、排水の水位が高い時には、エア取込口は高い位置に配置され、早い段階でエアの取り込みを開始することができる。また、排水の完了後には、エア取込口を低い位置に配置して、流入口からの突出部分を少なく、または、突出しないようにして、流入口に栓などをしやすくすることができる。
本発明の請求項4に記載の排水トラップは、前記流出部よりも下流側に、サイフォン排水システムが接続されていること、を特徴とする。
サイフォン排水システムにおいては、特に、吸引力により封水が流出口から流出する可能性が高いため、本発明の排水トラップを好適に用いることができる。
本発明は、上記構成としたので、より封水切れの発生しにくい排水トラップを提供することができる。
次に、本発明の排水トラップの実施形態について、詳細に説明する。
[第1実施形態]
本実施形態の排水トラップ10は、本発明をユニットバス用のトラップに適用したものであり、浴室に用いられた例について説明する。
本実施形態の排水トラップ10は、図1に示されるように、浴槽排水流入部12、洗い場排水流入部14、トラップ本体20、及び、流出部24を備えている。
浴槽排水流入部12は、浴槽受部材12A、連結部材12B、及び、パッキン12Cで構成されている。浴槽受部材12Aは環状とされ、上部に浴槽BT側へ開放された流入口12Eが構成されている。浴槽受部材12Aの下部には、開口径を狭める底部12Dが構成されている。連結部材12Bは、略90℃に屈曲された筒状管とされ、一端側に浴槽受部材12Aが嵌め込まれ、他端側がトラップ本体20の後述する連結部23と連結されている。パッキン12Cは、浴槽受部材12Aと連結部材12Bとの間に配置されている。
浴槽排水流入部12には、エア取込部材30が配置されている。エア取込部材30は、図2にも示すように、筒状とされ、筒部32及びフランジ部34を備えている。フランジ部34は、空気が密閉された浮部34Aを備えている。浮部34Aにより、エア取込部材30は水に浮き、排水の水位が底部12Dよりも高い場合には、フランジ部34が底部12Dに当たる位置(突出位置P1)まで浮上する。フランジ部34には、周方向に切欠34Bが構成されている。切欠34Bは、排水の通路となる。
なお、本実施形態では、浮部34Aを中空として空気を密閉したが、浮部34Aをコルクやその他の比重の軽い材料で形成して中実で構成して、浮水可能としてもよい。
筒部32は、突出位置P1に配置されているときには、一端部(上端部)32Tが流入口12Eよりも上側に突出されおり、この一端部には上方に向かって開口されたエア取込口32Iが構成されている。また、筒部32の他端部(下端部)32Bには、下流側へ向かって開口されたエア送出口32Eが構成されている。
浴槽BTからの排水は、排水の水位がエア取込口32Iよりも高い位置にある場合には、エア取込口32I及び流入口12E(筒部32の外側)の両方から排水が流入し、封水貯留部22へ向かって流れる。排水の水位がエア取込口32Iよりも低い位置にある場合には、流入口12E(筒部32の外側)のみから排水が流入し、エア取込口32Iからは空気が取り込まれる。
トラップ本体20は、略有底円筒状とされ、下側に底部を有する封水貯留部22が構成され、上側に封水貯留部22よりも大径の円筒部21が構成されている。封水貯留部22の側面には、封水貯留部22の内部と連通するように筒状の連結部23が形成され、連結部23は連結部材12Bと連結されている。円筒部21の上側には円筒部21の外周よりも径方向内側に雌ねじ部25が形成されている。
円筒部21の側面には、円筒部21の内部と連通するように筒状の流出部24が形成されている。流出部24は、封水貯留部22よりも上側に排水の流出口24Aが構成され、封水貯留部22には、封水貯留部22の上端部まで排水を貯留可能とされている。流出部24は、不図示の排水配管と接続される。
洗い場排水流入部14は、内側筒15、取付フランジ16、目皿18、及び、パッキン17で構成されている。内側筒15は、円筒状の側壁15Aと、鍔部15Bとを備えている。側壁15Aの外径は、封水貯留部22の内側に挿入可能な径とされ、封水貯留部22の内側へ挿入される。挿入された内側筒15の先端部と封水貯留部22の底部との間は離間されており、排水用の隙間Sが構成されている。鍔部15Bは、洗い場側に配置され、後述する取付フランジ16に取り付けられる。内側筒15により、封水貯留部22の内側は、径方向に内側と外側に仕切られ、隙間Sのみで洗い場側と流出口24A側とが連通されている。
取付フランジ16は、環状とされ、取付部16A及びフランジ部16Bを備えている。取付部16Aの外側面には雌ねじ部25と螺合される雄ねじが形成されており、雌ねじ部25と螺合されることにより、円筒部21に取り付けられ、取付部16Aはトラップ本体20の上部に配置される。円筒部21と取付フランジ16との間には、パッキン17が配置されている。取付部16Aの内壁には、内側筒15の鍔部15Bと係合される係合部16Cが形成されている。係合部16Cと鍔部15Bとが係合されて、内側筒15がトラップ本体20に取り付けられる。
取付部16Aの内壁の係合部16Cよりも上方には、上下一対のリブ16Dが構成されている。リブ16Dの間に円盤状の目皿18が係合され、目皿18により洗い場の開口が覆われる。目皿18には、ゴミ受け凹部18Aが構成されている。
洗い場からの排水は、目皿18、内側筒15を経て、封水貯留部22へ流入される。封水貯留部22へは、浴槽排水流入部12からの排水も流入され、封水貯留部22で合流する。封水貯留部22から溢れた排水は、流出口24Aから流出する。封水貯留部22に貯留される封水により、内側筒15の先端と封水貯留部22の底部との間の隙間Sが閉鎖されることにより、流出口24A側からの臭気などが浴室内へ排出されることが防止される。ここで、隙間Sが閉鎖状態となる境界レベルHよりも高い位置で、誘導サイフォンによる損失や封水の蒸発等を考慮して求められる封水の水位を、要封水レベルYとする。本実施形態での要封水レベルYは、内側筒15の先端の高さよりも若干高い位置である。なお、要封水レベルYについては、排水トラップの種類などによって異なるが、日本の規格では、50mm〜100mm程度である。排水トラップは、境界レベルHよりも低い水位のときに封水切れとなる。
次に、本実施形態での、排水について説明する。
通常、封水Fの水位は、図1に示すように、封水貯留部22の上端部付近となっている。エア取込部材30は、封水F上に浮かんでおり、突出位置P1に配置されている。
浴槽BT側から溜水の排水があった場合には、図3(A)に示すように、浴槽排水流入部12の流入口12E、及び、エア取込部材30のエア取込口32Iから水が流入し、連結部材12Bを通って封水貯留部22へ排水が流れる。この時点では、大量の排水を流出させる必要があるため、排水管側からの引張力が強い方が好ましい。
排水が進んで、図3(B)に示すように、水位がエア取込部材30の上端部32Tよりも低くなると、排水は、筒部32の外側の流入口12Eからのみ流入し、エア取込口32Iからはエアが流入する。
そして、図4(C)に示すように、エア取込口32Iから流入したエアは、エア送出口32Eから封水貯留部22へ向かって送出され、流出口24A、排水管側へと送り込まれる。これにより、排水管側の負圧が弱まり、排水管側からの自己サイフォン作用等による引張力も弱くなる。すると、エア取込口32Iからのエアの流入が停止し、図4(D)に示すように、浴槽BTに残った排水の押圧力のみで排水が流入口12Eから流入する。流入した排水は、封水貯留部22へ送られ、封水Fとして貯留される。
本実施形態の排水トラップ10によれば、排水が浴槽BTに残留している状態で、エア取込部材30のエア取込口32Iからエアを流入させるので、排水が全て流出する前に、排水管側からの自己サイフォン作用等による引張力を弱めることができる。したがって、封水貯留部22から流出口24Aへの封水Fの流出を抑制でき、封水貯留部22に封水Fを確保することができる。
なお、本発明で弱めることの可能な引張力は、当該排水トラップでの排水が行われる際に発生する自己サイフォン作用等による引張力であり、他の器具等での排水に起因する誘導サイフォン作用による引張力を弱めるものではない。
なお、通常は、エア取込部材50は、封水F上に浮かんでいて、筒部32が浴槽BTへ突出しているが、水溜めの溜めに栓をする場合には、図5に示すように、エア取込部材50を沈めて非突出位置P2へ配置すればよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、わん型トラップに本発明を適用した例について説明する。
排水トラップ40は、図5に示されるように、筒本体42、椀44、流出部46、目皿48、及び、エア取込部材50を備えている。
筒本体42は有底円筒状とされ、底部の中央に底部を貫通するように流出部46が立設されている。流出部46は筒状とされ、下側が排水管(不図示)に接続されている。流出部46の上端に流出口46Aが構成され、流出口46Aから排水が流出する。通常は、筒本体42の底部から流出口46Aまでの高さに封水Fが貯留される。
流出部46の上部には、椀44が支持板44Bを介して流出口46Aと所定距離離間するようにして被せられている。椀44と流出口46Aとの間には、隙間S2が構成されている。本実施形態では、椀44の下端部H2より少し高い位置が要封水レベルY2となる。
椀44の側面には、エア取込部材50が取り付けられている。エア取込部材50は、長尺の筒状とされ、上端部50Aが筒本体42の上部から突出されており、下端部50Bが椀44の下端部と略同じ高さに配置されている。
筒本体42の上端部には、目皿48を載置するための環状の段差が形成され、この段差部分に目皿48が載せられている。目皿48は円板状とされ、排水が通過可能なように排水孔が構成されている。目皿48は、排水入り口部分に配置される。
本実施形態では、筒本体42の封水Fの貯留部分で封水貯留部が構成され、この封水貯留部よりも上側部分により流入部が構成されている。
次に、本実施形態での、排水について説明する。
筒本体42の上側から大量の排水があり、水位がエア取込部材50の上端部50Aよりも高い場合には、図7(A)に示すように、筒本体42の開口、及び、エア取込部材50の上端部50Aの開口から排水が流入し、排水は隙間S2を経て流出口46Aから流出される。この時点では、大量の排水を流出させる必要があるため、排水管側からの引張力が強い方が好ましい。
排水が進んで、図7(B)に示すように、水位がエア取込部材50の上端部50Aよりも低くなると、エア取込部材50の上端部50Aからはエアが流入する。
そして、図8(C)に示すように、流入したエアは、隙間S2、流出口46Aを経て排水管側へと送り込まれる。これにより、排水管側の負圧が弱まり、排水管側からの自己サイフォン作用等による引張力も弱くなる。すると、エア取込部材50の上端部50Aからのエアの流入が停止し、図8(D)に示すように、筒本体42に残った排水の押圧力のみで排水が流出口46Aへ押し出され、筒本体42には、封水Fが貯留される。
本実施形態の排水トラップ40によれば、排水が完了する前に、エア取込部材50からエアを流入させるので、排水が全て流出する前に、排水管側からの自己サイフォン作用等による引張力を弱めることができる。したがって、流出口46Aへの封水Fの流出を抑制でき、封水Fを確保することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、S型トラップに本発明を適用した例について説明する。
排水トラップ60は、図9に示されるように、S字管62、エア取込部材68、及び、目皿64を備えている。
S字管62は、洗面台SDの底部に形成された排水孔SDHと連結されている。S字管62には、排水の上流側から順に、流入部62A、底部62B、頂部62C、及び流出部62Dが構成されている。流出部62Dの下流側には、排水管(不図示)が連結されている。封水Fは、底部62Bに貯留されている。本実施形態では、底部62Bの最低位置の筒部上端H3よりも若干高い位置が要封水レベルY3となる。
S字管62の流入部62Aから底部62Bにかけて、エア取込部材68が配置されている。エア取込部材68は、長尺の筒状とされ、上端部68Aが排水孔SDHのから突出されており、下端部68Bが底部62Bの上流部分に配置されている。
エア取込部材68の排水孔SDHの高さ位置には、目皿64が取り付けられている。目皿64は円板状とされ、水を通過可能とする孔が構成されている。目皿64は、板面がエア取込部材68の長手方向と略直交するようにしてエア取込部材68に取り付けられ、エア取込部材68を保持している。
次に、本実施形態での、排水について説明する。
洗面台SDに貯留された水が排水されると、水位がエア取込部材68の上端部68Aよりも高い場合には、図10(A)に示すように、排水孔SDH、及び、エア取込部材68の上端部68Aの開口から排水が流入し、排水はS字管62を経て流出される。この時点では、大量の排水を流出させる必要があるため、排水管側からの引張力が強い方が好ましい。
排水が進んで、図10(B)に示すように、水位がエア取込部材68の上端部68Aよりも低くなると、エア取込部材68の上端部68Aからはエアが流入する。
そして、図11(C)に示すように、流入したエアは、S字管62の底部62B、頂部62C、及び流出部62Dを経て排水管側へと送り込まれる。これにより、排水管側の負圧が弱まり、排水管側からの自己サイフォン作用等による引張力も弱くなる。すると、エア取込部材68の上端部68Aからのエアの流入が停止し、図10(D)に示すように、排水の押圧力のみで排水が流出部62Dへ向かって押し出され、底部62Bには、封水Fが貯留される。
本実施形態の排水トラップ60によれば、排水が完了する前に、エア取込部材68からエアを流入させるので、排水が全て流出する前に、排水管側からの自己サイフォン作用等による引張力を弱めることができる。したがって、の封水Fの流出を抑制でき、封水Fを確保することができる。
なお、第1〜第3本実施形態の排水トラップは、サイフォン排水システムに使用することができる。サイフォン排水システムは、図12に示すように、各階を貫く立て管3と、各階の水周り機器2から導かれるサイフォン排水管5と、サイフォン排水管5を立て管3と合流させる合流部継手7と、を備え、サイフォン排水管5を水周り機器の配置された階の床スラブSよりも下がった位置で、合流部継手7により立て管3と合流させる排水システムである。サイフォン水頭Hsのエネルギーにより、スラブS上に水平方向に配置されたサイフォン排水管5内の流体に、排水方向へ向かうサイフォン力を作用させている。
サイフォン排水システムを用いた場合、通常の排水システムよりも排水トラップから封水が吸引されて排水管へ流出する可能性が高いため、本実施形態の排水トラップを好適に使用することができる。
第1実施形態の排水トラップの断面図である。 第1実施形態のエア取込部材を示す図である。 第1実施形態の排水トラップの排水過程(A)〜(B)を示す図である。 第1実施形態の排水トラップの排水過程(C)〜(D)を示す図である。 第1実施形態のエア取込部材が、沈められた状態を示す図である。 第2実施形態の排水トラップの断面図である。 第2実施形態の排水トラップの排水過程(A)〜(B)を示す図である。 第2実施形態の排水トラップの排水過程(C)〜(D)を示す図である。 第3実施形態の排水トラップの断面図である。 第3実施形態の排水トラップの排水過程(A)〜(B)を示す図である。 第3実施形態の排水トラップの排水過程(C)〜(D)を示す図である。 サイフォン排水システムの説明図である。
符号の説明
10 排水トラップ
12 浴槽排水流入部
12E 流入口
14 洗い場排水流入部
20 トラップ本体
22 封水貯留部
24A 流出口
24 流出部
30 エア取込部材
32I エア取込口
32E エア送出口
32B 下端部
32T 上端部
32 筒部
34 フランジ部
34A 浮部
40 排水トラップ
42 筒本体
46A 流出口
46 流出部
50 エア取込部材
50B 下端部
50A 上端部
60 排水トラップ
62 S字管
62D 流出部
62A 流入部
68 エア取込部材

Claims (4)

  1. 排水を流入させる流入口の構成された流入部と、
    筒状とされ、一端が前記流入口から上側に突出されてエア取込口を構成し、他端が前記流入口よりも下流側に配置されてエア送出口を構成する、エア取込部材と、
    前記流入口を経て流入した排水を貯留する封水貯留部と、
    前記封水貯留部よりも下流側に配置されると共に、前記封水貯留部に貯留された前記排水を流出させる流出口が前記封水貯留部よりも上側に構成された流出部と、
    を備えた排水トラップ。
  2. 前記エア取込部材は、前記流入口の内側へ移動可能とされていること、を特徴とする請求項1に記載の排水トラップ。
  3. 前記エア取込部材は浮水可能とされ、
    前記流入部に、前記エア送出口の前記流入口から外側への移動を規制する規制部が形成されていること、
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の排水トラップ。
  4. 前記流出部よりも下流側に、サイフォン排水システムが接続されていること、を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の排水トラップ。
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EP2634471A3 (de) * 2012-03-01 2017-08-09 Vaillant GmbH Kondensatabscheider

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