JP6757803B2 - ポンプアセンブリ及びそれを備えた圧縮機 - Google Patents

ポンプアセンブリ及びそれを備えた圧縮機 Download PDF

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Description

本発明は、エアコンデバイスの技術分野に関し、具体的には、ポンプアセンブリ及びそれを備えた圧縮機に関する。
従来技術では、低温環境下で冷媒の比容積を大きくするには、通常の1段式ローター圧縮機の単位容積あたりの吸気量が小さいため、圧縮機の暖房能力が不足である。同時に、圧縮機の圧縮比が大きく、排気温度が高く、圧縮機の信頼性が低下する結果となる。
このため、現在、低温環境下での冷房量及び信頼性を向上させるために2段式EVI(enhanced vapor injection、高められた蒸気注入)圧縮機が広く応用されている。従来の2段式EVI圧縮機の1段目及び2段目シリンダは、中間仕切り板により仕切られている。1つのシリンダは排気口が1つのみである。1段目シリンダの排気は、下フランジチャンバ又は中部仕切り板チャンバを通過し、その後、中間流道を通過した後EVIによるアフタエアーと混合し、2段圧縮の吸気として、2段目圧縮機用シリンダに入る。2段目シリンダで圧縮された高圧気体は、直接上フランジから吐き出されて、圧縮機のハウジング内に入る。
2段式圧縮機全体の排気量がますます大きくなるにつれ、現在、多シリンダ2段式EVI圧縮機を用いる。即ち、1段圧縮に1つ又は複数のシリンダがある。1段目シリンダの排気量が大きく、同時に、EVIにより、2段目シリンダの吸気量が大幅に増加する。一方、2段目シリンダの圧縮比が比較的に小さく、排気の開度が小さく、1つの圧縮周期内の排気時間が長く、排気が2段目シリンダの排気口を通過する排気損失が大幅に増大し、圧縮機の指示効率に影響を与える要因の1つである。特に、1段目シリンダの数が2つ以上である場合、圧縮機の吸気、排気損失への影響が非常に目立つ。同時に、2段目シリンダでは、単一の排気口のサイズを大きくすることが困難であり、排気口を大幅に広げることで排気抵抗を減少することができない。また、2段目シリンダと1段目シリンダは、単一の吸気通路を介してのみ連通することができ、1段吸気と1段排気との間に大きな位相差があり、吸気がスムーズに行われず、吸気抵抗が大きい。さらに、排気量の増大に伴い、EVI量が相対的に小さいため、圧縮機の冷房量の向上が不十分である。
上記問題は、圧縮機のエネルギー効率の低下を招き、大排気量2段式EVI圧縮機に特に目立っており、2段式EVI圧縮機の排気量の増加を制限する重要なボトルネックとなる。
本発明の主な目的は、従来技術において圧縮機の排気口の排気損失が大きい問題を解決するように、ポンプアセンブリ及びそれを備えた圧縮機を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様によれば、1段目シリンダと、1段目シリンダと重なり、互いに分離されている複数の作動チャンバが形成され、各作動チャンバは、それぞれ吸気口及び排気口を有し、複数の作動チャンバのうちの少なくとも1つが圧縮動作をする際に、残りの作動チャンバのうちの少なくとも1つが連通状態にある2段目シリンダと、を含むポンプアセンブリを提供する。
さらに、2段目シリンダは、スライドベーンを含み、スライドベーンが複数であり、複数のスライドベーンは、2段目シリンダの作動時に2段目シリンダの内部チャンバを複数の作動チャンバに仕切る。
さらに、スライドベーンは、第1のスライドベーン及び第2のスライドベーンを含み、第1のスライドベーンの軸線と第2のスライドベーンの軸線とが重なり合う、または挟角をなす。
さらに、第1のスライドベーンの軸線と第2のスライドベーンの軸線とが挟角をなし、挟角がβ(150°≦β≦210°)である。
さらに、第1のスライドベーン及び第2のスライドベーンは、2段目シリンダの内部チャンバを第1の作動チャンバ及び第2の作動チャンバに仕切り、第1の作動チャンバは、第1の吸気口及び第1の排気口を有し、第2の作動チャンバは、第2の吸気口及び第2の排気口を有する。
さらに、第1の吸気口及び第2の排気口は、それぞれ第1のスライドベーンの両側にあり、第2の吸気口及び第1の排気口は、それぞれ第2のスライドベーンの両側にある。
さらに、ポンプアセンブリは、一端が1段目シリンダの排気口に連通し、他端が2段目シリンダの各吸気口に連通する中圧通路をさらに含む。
さらに、中圧通路内には、2段目シリンダ内に吸い込まれた気流の逆流を防止するための弁が設けられている。
さらに、中圧通路は、複数を含み、かつ各吸気口と1対1で設けられ、各中圧通路は、一端が1段目シリンダの排気口に連通し、他端が対応する2段目シリンダの吸気口に連通する。
さらに、ポンプアセンブリは、中圧通路に連通するEVI通路をさらに含む。
さらに、1段目シリンダは、第1の1段目シリンダと、第2の1段目シリンダと、を含み、第1の1段目シリンダ、第2の1段目シリンダが2段目シリンダと重なり、第1の1段目シリンダと第2の1段目シリンダとが2段目シリンダの同一側にあり、2段目シリンダの各吸気口が第1の1段目シリンダの排気口及び第2の1段目シリンダの排気口に連通する。
さらに、2段目シリンダには第1の吸気口及び第2の吸気口が開設され、ポンプアセンブリは、中圧通路をさらに含み、中圧通路は、第1の1段目シリンダ、第2の1段目シリンダ及び2段目シリンダに開設され、一端が第1の吸気口に連通し、他端が第1の1段目シリンダの排気口及び第2の1段目シリンダの排気口にそれぞれ連通する第1の中圧通路を含む。
さらに、中圧通路は、第1の1段目シリンダ、第2の1段目シリンダ及び2段目シリンダに開設され、第1の中圧通路と互いに独立し、一端が第2の吸気口に連通し、他端が第1の1段目シリンダの排気口及び第2の1段目シリンダの排気口にそれぞれ連通する第2の中圧通路をさらに含む。
さらに、1段目シリンダの内部チャンバ容積は、2段目シリンダの内部チャンバ容積よりも大きい。
本発明の他の一態様によれば、ポンプアセンブリを備えた圧縮機であって、ポンプアセンブリは、請求項1〜14のうちのいずれか一項に記載のポンプアセンブリである圧縮機を提供する。
本発明の技術的構成を応用すると、ポンプアセンブリは、1段目シリンダと、1段目シリンダと重なり、互いに分離されている複数の作動チャンバが形成され、各作動チャンバは、それぞれ吸気口及び排気口を有し、複数の作動チャンバのうちの少なくとも1つが圧縮動作をする際に、残りの作動チャンバのうちの少なくとも1つが連通状態にある2段目シリンダと、を含む。このポンプアセンブリの2段目シリンダは、複数の作動チャンバで気体圧縮をして排気を実現するモードを用いるため、このポンプアセンブリの排気量を効果的に増加させるとともに、2段目シリンダの排気損失を効果的に低減し、ポンプアセンブリの信頼性を向上させる。
本発明による圧縮機の実施例の模式図を示している。 図1におけるポンプアセンブリの構造の模式図を示している。 図1におけるポンプアセンブリの上フランジの構造の模式図を示している。 図1におけるポンプアセンブリの上フランジアセンブリの構造の模式図を示している。 図1における2段目シリンダ排気過程においてローラが第1の位置にある際の模式図を示している。 図1における2段目シリンダ排気過程においてローラが第2の位置にある際の模式図を示している。 図1における2段目シリンダ排気過程においてローラが第3の位置にある際の模式図を示している。 図1における2段目シリンダ排気過程においてローラが第4の位置にある際の模式図を示している。 図1における2段目シリンダの実施例2の構造の模式図を示している。 本発明による圧縮機の実施例2の構造の模式図を示している。 本発明による圧縮機の実施例3の構造の模式図を示している。 図1における2段目シリンダと従来のシングルスライドベーン構造の2段式圧縮機用シリンダの吸気口の容積の比較図を示している。
なお、衝突しない限り、本願の実施例及びび実施例中の構成要件を組み合わせることができる。以下、図面を参照しつつ実施例を結合して本発明を詳しく説明する。
本願の一部を構成する明細書用図面は、本発明をさらに理解させるためのものであり、本発明の模式的実施例及びびその説明は本発明を説明するものであり、本発明を不当に限定するものではない。
ここに使用される用語は、あくまでも具体的な実施形態を説明するためのものであり、本願による例示的な実施形態を限定することを意図していないことに注意が必要である。ここに使用されるように、文脈上、そうでないとする明確な指示がない限り、単数形が使用されていても、複数形を含むものとする。また、本明細書に「含む」及び/又は「有する」といった用語が使用される場合、特徴、ステップ、操作、デバイス、アセンブリー及び/又はそれらの組み合わせがあることを示す。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲並びに上記図面に言及された「第1」、「第2」等の用語は、類似した対象を区別するためのものであり、特定の順番又は前後順序を説明するためのものではない。ここで説明した本発明の実施例をここで示した又は説明した順番以外の順番で実施可能なものにするために、このように使用された数字は適した場合であれば互いに取り替え可能なことは、理解されるべきである。また、用語である「含む」、「有する」及びそれらの如何なる変形は、排他的にならずに含まれたものをカバーすることがその意図であり、例えば、一連のステップ又はユニットを含めたプロセス、方法、システム、製品又は機器は、明確に示したステップ又はユニットに限定される必要がなく、これらのプロセス、方法、製品又は機器に対して明確に示していなかったり、固有であったりする他のステップ又はユニットを含むことができる。
説明のために、ここでは空間上相対的な用語、例えば、「・・・の上にある」、「・・・の上方にある」、「・・・の上面に」、「上の」等を使うことで、図示されるようなデバイス又は特徴と他のデバイス又は特徴との空間位置関係を表すことができる。空間上相対的な用語は、デバイスの図示される方位以外の使用又は操作における方位を含むことを意図することは、理解されるべきである。例えば、図面におけるデバイスが反転される場合、「他のデバイス又は構造の上方にある」又は「他のデバイス又は構造の上にある」と記載されたデバイスは、反転された後、「他のデバイス又は構造の下方にある」又は「他のデバイス又は構造の下にある」ように説明される。このため、示例的な用語である「・・・の上方にある」は、「・・・の上方にある」と「・・・の下方にある」という2つの方位を含むことができる。このデバイスは、他の異なる方式で位置決められてもよく(90度回転するか、或いは他の方位にある)、これに応じて、ここに使用される空間上相対的な説明について解釈する。
今、図面を参照しながら、本願の示例的な実施形態についてさらに詳しく説明する。しかし、これらの示例的な実施形態は、様々な異なる形式で実施されることができ、ここに説明される実施形態に限定されると理解してはならない。これらの実施方式を提供するのは、本願の開示を徹底的かつ完全なものにし、これらの示例的な実施形態を当業者に充分に伝えるためであり、図面において、明確にするために、層及び領域の厚さを大きくする可能性があり、また、同一のデバイスに対して同一の符号を付するため、それらに関する説明を省略することは、理解されるべきである。
図1に示すように、本発明の一態様によれば、ポンプアセンブリを提供する。このポンプアセンブリは、1段目シリンダ40と2段目シリンダ6とを含む。2段目シリンダ6が1段目シリンダ40と重なり、2段目シリンダ6内には、互いに分離されている複数の作動チャンバが形成され、各作動チャンバは、それぞれ吸気口及び排気口を有し、複数の作動チャンバのうちの少なくとも1つが圧縮動作をする際に、残りの作動チャンバのうちの少なくとも1つが連通状態にある。
本実施例において、このポンプアセンブリの2段目シリンダ6は、複数の作動チャンバで気体圧縮をして排気を実現するモードを用いるため、このポンプアセンブリの排気量を効果的に増加させるとともに、2段目シリンダ6の排気損失を効果的に低減し、ポンプアセンブリの信頼性を向上させる。
2段目シリンダ6は、スライドベーンを含む。スライドベーンが複数であり、複数のスライドベーンは、2段目シリンダ6の作動時に2段目シリンダ6の内部チャンバを複数の作動チャンバに仕切る。このように設けることで、2段目シリンダ6は、その1つの圧縮周期内に、圧縮を複数回実現することができるとともに、圧縮を完成するたびに、2段目シリンダ6は圧縮後の気体をタイムリーに吐き出すことができ、2段目シリンダ6の排気損失を効果的に低減し、ポンプアセンブリの圧縮性能を効果的に向上させる。
図1に示すように、ポンプアセンブリは、中圧通路をさらに含む。中圧通路は、一端が1段目シリンダ40の排気口に連通し、他端が2段目シリンダ6の各吸気口に連通する。このように設けることで、1段目シリンダ40により圧縮された気体を2段目シリンダ6にタイムリーに導入することができ、2段目シリンダ6と1段目シリンダ40との間の吸気を効果的に増加させることができ、よりスムーズになる。
2段目シリンダ6内に吸い込まれた気流の逆流を防止するために、中圧通路内に弁が設けられている。弁は、逆止弁であることが好ましい。
1段目シリンダ40の排気がスムーズに2段目シリンダ6内に入る効果をさらに高めるために、中圧通路を複数設けることができ、複数の中圧通路は、各吸気口と1対1で設けられ、各中圧通路は、一端が1段目シリンダ40の排気口に連通し、他端が対応する2段目シリンダ6の吸気口に連通する。
また、図1に示すように、ポンプアセンブリは、EVI通路24をさらに含む。EVI通路24は、中圧通路に連通する。このように設けることで、ポンプアセンブリの圧縮性能を効果的に向上させることができる。
図2に示すように、スライドベーンは、第1のスライドベーン26と第2のスライドベーン27とを含み、第1のスライドベーン26の軸線と第2のスライドベーン27の軸線とが重なり合う。即ち、第1のスライドベーン26と第2のスライドベーン27とは、2段目シリンダ6に対向配置されている。このように設けることで、第1のスライドベーン26及び第2のスライドベーン27のヘッダがそれぞれローラの外周面に当接するため、2段目シリンダ6内に2つの作動チャンバが形成される。
もちろん、図9に示すように、第1のスライドベーン26の軸線と第2のスライドベーン27の軸線とは、挟角をなすようにされてもよい。挟角がβであり、150°≦β≦210°である。これにより、異なる吸気口の配置を満足するとともに、吸気の逆流の一部を低減することができる。このように設けることで、同様に2段目シリンダ6内に2つの作動チャンバが形成されることを実現できる。第2のスライドベーン27の位置をローラ7回転角度の0°とし、ローラ7が回転方向ω(図9におけるローラ付近の矢印方向)に沿って回転し、ローラ7回転角度がθである。
さらに、図5に示すように、第1のスライドベーン26及び第2のスライドベーン27は、2段目シリンダ6の内部チャンバを第1の作動チャンバ63及び第2の作動チャンバ64に仕切り、第1の作動チャンバ63は、第1の吸気口61及び第1の排気口65を有し、第2の作動チャンバ64は、第2の吸気口62及び第2の排気口66を有する。図5において、ローラ7回転角度θが0<θ<90°の角度である場合、第2の作動チャンバ64は、ローラ7により吸気チャンバ641及び圧縮チャンバ642に仕切られる。θの増大に伴って、吸気チャンバ641の容積が増大し、第2の吸気口62から中圧通路を介して1段目シリンダ40から吐き出された冷媒及びEVI管路からの冷媒を吸い込んでいく。一方、圧縮チャンバ642の容積が徐々に減小し、チャンバ内の圧力が大きくなり、排気背圧に達した後、第2の排気口66を介して2段目シリンダ6から吐き出される。同時に、この角度の回転範囲では、第1の作動チャンバ63が1つの独立した圧縮チャンバとなり、その容積がますます増大し、第1の吸気口61から中圧通路を介して1段目シリンダから吐き出された冷媒及びEVI管路からの冷媒を吸い込んでいく。
また、図5に示すように、第1の吸気口61及び第2の排気口66は、それぞれ第1のスライドベーン26の両側に位置し、第2の吸気口62及び第1の排気口65は、それぞれ第2のスライドベーン27の両側に位置する。このように設けることで、ポンプアセンブリの圧縮性能を効果的に向上させることができる。
図6に示すように、ローラ7回転角度θが90°<θ<180°の角度である場合、第2の作動チャンバ64は、ローラ7により吸気チャンバ641及び圧縮チャンバ642に仕切られたままとなる。θの増大に伴って、吸気チャンバ641の容積が増大し、第2の吸気口62から中圧通路を介して1段目シリンダ40から吐き出された冷媒及びEVI管路からの冷媒を吸い込んでいく。一方、圧縮チャンバ642の容積が徐々に減小し、チャンバ内の圧力が大きくなり、排気背圧に達した後、第2の排気口66を介して2段目シリンダから吐き出される。同時に、この角度の回転範囲では、第1の作動チャンバ63は、1つの独立した圧縮チャンバのままであり、その容積が徐々に減小し、この時、ローラ7は第1の吸気口61を閉鎖せず、圧縮作用を果たすことができず、この場合、第1の作動チャンバ63における冷媒のほんの一部は、中圧通路に逆流する。
図7に示すように、ローラ7回転角度θが180°<θ<270°の角度である場合、第2の作動チャンバ64による排気が終了し、第2の作動チャンバ64は独立した吸気チャンバとなり、容積が増大し、第2の吸気口62から中圧通路を介して1段目シリンダ40から吐き出された冷媒及びEVI管路からの冷媒を吸い込んでいく。同時に、この角度の回転範囲では、第1の作動チャンバ63はローラ7により吸気チャンバ631及び圧縮チャンバ632に仕切られる。θの増大に伴って、吸気チャンバ631の容積が増大し、第1の吸気口61から中圧通路を介して1段目シリンダ40から吐き出された冷媒及びEVI管路からの冷媒を吸い込んでいく。一方、圧縮チャンバ632の容積が徐々に減小し、チャンバ内の圧力が大きくなり、排気背圧に達した後、第1の排気口65を介して2段目シリンダ6から吐き出される。
図8に示すように、ローラ7回転角度θが270°<θ<360°の角度である場合、第2の作動チャンバ64は、1つの独立した圧縮チャンバのままであり、その容積が徐々に減小し、この時、ローラ7は第2の吸気口62を閉鎖せず、圧縮作用を果たすことができないため、この場合、第2の作動チャンバ64における冷媒のほんの一部は、中圧通路に逆流する。第1の作動チャンバ63は、ローラ7により吸気チャンバ631及び圧縮チャンバ632に仕切られたままとなる。θの増大に伴って、吸気チャンバ631の容積が増大し、第1の吸気口61から中圧通路を介して1段目シリンダ40から吐き出された冷媒及びEVI管路からの冷媒を吸い込んでいく。一方、圧縮チャンバ632の容積が徐々に減小し、チャンバ内の圧力が大きくなり、排気背圧に達した後、第1の排気口65を介して2段目シリンダ6から吐き出される。
図5ないし図8により2段目シリンダ6の吸排気過程が完成される。しかし、通常のシングルスライドベーンの2段式圧縮用シリンダは、1つの周期内に吸排気を1回しか行わない。かつ、吸気口及び排気用傾斜切欠きは、それぞれ1つのみであり、上フランジには1つの排気口のみがあり、排気口のサイズは、シリンダの構造が制限されるため、効果的に広くすることができず、吸気、排気抵抗が大きくなる。一方、本実施例における2段目シリンダ6には2つのスライドベーン(第1のスライドベーン26、第2のスライドベーン27)が設けられるため、1つのシリンダに2つの圧縮チャンバを有し、2段式圧縮用シリンダは、1つの周期360°内に2回の吸気及び2回の排気過程を完成し、これにより、このポンプアセンブリの吸気及び排気がよりスムーズになる。同時に、2つの排気口(第1の排気口65、第2の排気口66)が配置されることで、排気口の流通面積を効果的に拡大し、排気抵抗を低下させる。また、1つのシリンダに2つの吸気チャンバがある構造により、吸気容積の大幅な増加を実現する。図12に示すように、従来のシングル吸気チャンバ型シリンダの1つの周期内の吸気容積を1とする。同じサイズ構造の場合、デュアルスライドベーン構造により、1つのシリンダに2つの吸気チャンバを有することを実現し、単一の吸気チャンバ(第1の作動チャンバ63/第2の作動チャンバ64)で0.77の吸気容積を実現することができ、1つの周期内に2回の吸気が行われ、吸気容積が1.54に達し、即ち、1つの周期内の吸気量が54%増加されることができる。このようにして、2段目シリンダ6の吸気によるEVI量を大幅に増加し、冷房量を効果的に向上させ、EVI量が小さい問題を解決する。
図1に示すように、1段目シリンダ40は、第1の1段目シリンダ9と第2の1段目シリンダ13とを含む。第1の1段目シリンダ9、第2の1段目シリンダ13は、2段目シリンダ6と重なり、第1の1段目シリンダ9と第2の1段目シリンダ13とは、2段目シリンダ6の同一側にあり、2段目シリンダ6の各吸気口は、第1の1段目シリンダ9の排気口及び第2の1段目シリンダ13の排気口に連通する。このように設けることで、1段目シリンダ40の排気量を効果的に増加させることができ、さらに、このポンプアセンブリの圧縮性能を効果的に向上させることができる。
図1、図5乃至図9に示すように、2段目シリンダ6には第1の吸気口61及び第2の吸気口62が開設され、ポンプアセンブリは、中圧通路をさらに含む。中圧通路は、第1の中圧通路33と第2の中圧通路34とを含む。第1の中圧通路33は、第1の1段目シリンダ9、第2の1段目シリンダ13及び2段目シリンダ6に開設され、第1の中圧通路33は、一端が第1の吸気口61に連通し、他端が第1の1段目シリンダ9の排気口及び第2の1段目シリンダ13の排気口にそれぞれ連通する。第2の中圧通路34は、第1の1段目シリンダ9、第2の1段目シリンダ13及び2段目シリンダ6に開設され、第2の中圧通路34と第1の中圧通路33とが互いに独立し、第2の中圧通路34は、一端が第2の吸気口62に連通し、他端が第1の1段目シリンダ9の排気口及び第2の1段目シリンダ13の排気口にそれぞれ連通する。第1の中圧通路33及び第2の中圧通路34には、それぞれ、逆止め機能を有する逆止弁25が設けられている。即ち、中圧冷媒は、逆止弁25を介して2段目シリンダ6の吸気口に入ることができ、逆流することがない。その働きは、2段目シリンダ6の吸気後に発生する逆流問題を防止し、2段目シリンダ6の有効な吸気容積を保証し、圧縮機の性能を向上させることにある。
1段目シリンダ40の内部チャンバ容積は、2段目シリンダ6の内部チャンバ容積よりも大きい。多シリンダ2段式EVI圧縮機のポンプアセンブリにおける2段目シリンダをデュアル圧縮チャンバを有する構造とすることで、1つの周期内の2回の吸気、排気を実現することができる。吸排気抵抗損失を効果的に低減するとともに、EVI量を高め、圧縮機の性能を向上させる。
上述した実施例におけるポンプアセンブリは、さらに圧縮機の技術分野に適用されることができ、本発明の他の一態様によれば、圧縮機を提供する。この圧縮機は、ポンプアセンブリを備え、ポンプアセンブリは、上述した実施例におけるポンプアセンブリである。このポンプアセンブリは、1段目シリンダ40と2段目シリンダ6とを含む。2段目シリンダ6が1段目シリンダ40と重なり、2段目シリンダ6内には、互いに分離されている複数の作動チャンバが形成され、各作動チャンバは、それぞれ吸気口及び排気口を有し、複数の作動チャンバのうちの少なくとも1つが圧縮動作をする際に、残りの作動チャンバのうちの少なくとも1つが連通状態にある。
具体的には、図1、図3及び図4に示すように、従来の多シリンダ2段式EVI圧縮機の排気量がますます大きくなり、2段目シリンダの吸気及び圧縮量が大幅に増加するため、吸気及び排気損失が大幅に増大し、EVI量が不足である等の問題を解決するために、本実施例は、ロータリングローター型多シリンダ2段式EVI圧縮機を提供する。この圧縮機は、モータステータ1と、モータローター2と、ポンプアセンブリとを備える構造となる。ポンプアセンブリは、2段目シリンダ6、第1の1段目シリンダ9、第2の1段目シリンダ13を含み、2段目シリンダ6と第1の1段目シリンダ9とは、上部仕切り板8により仕切られ、第1の1段目シリンダ9と第2の1段目シリンダ13とは、中部仕切り板11及び下部仕切り板12により仕切られ、中部仕切り板11と下部仕切り板12とが積層されることで、仕切り板空洞32が形成される。2段目シリンダ6の上方が上フランジ5であり、第2の1段目シリンダ13の下方が下フランジ15である。クランクシャフト3が上フランジ5及び下フランジ15の軸受孔内に取り付けられ、ローラ7、ローラ10、ローラ14は、それぞれ2段目シリンダ6、第1の1段目シリンダ9、第2の1段目シリンダ13内に配置されながら、クランクシャフト3の上、中、下偏心部に外挿する。また、下フランジ15の下端が下蓋板16によってシールされて、下フランジ空洞31が形成される。ポンプアセンブリの内部には、2段目シリンダ6の第1の吸気口61及び第2の吸気口62と、仕切り板空洞32と、下フランジ空洞31とを接続する2つの中間中圧通路である第1の中圧通路33と第2の中圧通路34を有する。上述したモータ、ポンプアセンブリは、それぞれハウジング4の内壁に固定され、ハウジング4は、上蓋アセンブリ30及び下蓋17によりシールされて、高圧容積チャンバが形成される。
圧縮機の稼働原理は、モータステータ1に通電した後、モータローター2及びこれに固定接続されるクランクシャフト3が回転するように駆動し、クランクシャフト3は、シリンダ内のローラが回転してそれぞれのシリンダ内の冷媒を圧縮するように動かすことである。
本実施例において、圧縮機の外部の空気調和システムは、凝縮器22、蒸発器18、フラッシュエバポレーター20、1段目絞り機構21、2段目絞り機構19等を含む。そして、EVI回路に電磁弁23及び逆止弁25が設けられ、電磁弁23の開閉により、システムのEVIのスイッチ制御を実現することができる。
この圧縮機及びシステムの冷媒循環過程について、図1における矢印に示されるように、蒸発器18を通過した低圧Ps冷媒は、圧縮機の第1の1段目シリンダ9、第2の1段目シリンダ13の吸気口にそれぞれ流れ込み、第1の1段目シリンダ9及び第2の1段目シリンダ13により圧縮される。第2の1段目シリンダ13で圧縮された中圧冷媒は、下フランジの排気口を介して下フランジ空洞31に吐き出される。第1の1段目シリンダ9で圧縮された中圧冷媒は、中部仕切り板11の排気口を介して仕切り板空洞32に吐き出される。中圧冷媒は、さらに2つの中間中圧通路(第1の中圧通路33及び第2の中圧通路34)を通過しながら、EVI通路24の流入口を流れた中圧Pm冷媒と混合し、その後、2段目シリンダ6の第1の吸気口61及び第2の吸気口62にそれぞれ入り、2段目シリンダ6により吸い込まれた後、2次圧縮され、2段圧縮された後の冷媒は、圧縮機から吐き出された後、凝縮器22に入り、その後、1段目絞り機構21により絞られた後、フラッシュエバポレーター20に入ってフラッシュされ、中圧Pm気体冷媒がEVI管路に流れ込み、電磁弁23及び逆止弁25を通過し、EVI通路24の流入口を介して圧縮機内部の中圧流道に入って、中圧冷媒と混合する。フラッシュエバポレーター20における液体冷媒は、2段目絞り機構19により絞られた後、蒸発器18に入り、さらに1段目シリンダ40の吸気口に入り、ここまで冷媒の1サイクルが完成される。
具体的には、上述した圧縮過程は、主として、2段目シリンダ6に2つのスライドベーンが備えられる方式で完成される。それぞれが第1のスライドベーン26及び第2のスライドベーン27である。第1のスライドベーン26と第2のスライドベーン27とは、180°の間隔を置いて対向配置されてもよい。第1のスライドベーン26及び第2のスライドベーン27はローラ7と共に、2段目シリンダ6の内部チャンバを第1の作動チャンバ63及び第2の作動チャンバ64に仕切る。同時に、2段目シリンダ6には、さらに第1の吸気口61と第2の吸気口62及び第1の排気口65と第2の排気口66が設けられている。第1の吸気口61及び第2の排気口66は、それぞれローラ回転方向に沿って第1のスライドベーン26の両側にある。第2の吸気口62及び第1の排気口65は、それぞれローラ回転方向に沿って第2のスライドベーン27の両側にある。2段目シリンダ6の上方に取り付けられた上フランジ5は、図3に示すように、それぞれ排気口51及び排気口52である2つの排気口を有する。排気口51が2段目シリンダ6の第1の排気口65を覆い、排気口52が2段目シリンダ6の第2の排気口66を覆っている。上フランジ5の排気口51及び排気口52のそれぞれに、図4に示すように、排気バルブシート29及びバルブシートストッパー28が取り付けられている。前記2段目シリンダ6の第1の吸気口61及び第2の吸気口62は、それぞれポンプアセンブリ内部の第1の中圧通路33と第2の中圧通路34と、及び第1の作動チャンバ63と第2の作動チャンバ64とを連通する。1段目シリンダ40から吐き出された中圧冷媒は、それぞれ中圧通路を通過した後、2段目シリンダ6の吸気口に入り、そして、それぞれ2段目シリンダ6の圧縮チャンバに吸い込まれて圧縮される。この圧縮機は、排気損失が大きい問題を解決し、圧縮機のEVI量を大幅に高めるとともに、シングルシリンダデュアルスライドベーン構造の容積効率が低く、スライドベーンの摩擦損失が大きい問題を解決する。さらに、2段目シリンダの吸気抵抗が大きい問題を解決する。
図1、図10及び図11に示すように、EVI通路24は、仕切り板空洞32にある中圧通路に連通することができる他、下フランジ空洞31にある中圧通路に連通することもできる。上述した圧縮機は、縦置き式の圧縮機に限られず、横置き式の圧縮機等であってもよい。
以上は、本発明の好適な実施例に過ぎず、本発明を限定することは意図していない。当業者であれば、本発明に様々な変更や変形が可能である。本発明の思想や原則内の如何なる修正、均等の置き換え、改良なども、本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
1…モータステータ、2…モータローター、3…クランクシャフト、4…ハウジング、5…上フランジ、51…排気口、52…排気口、6…2段目シリンダ、61…第1の吸気口、62…第2の吸気口、63…第1の作動チャンバ、631…吸気チャンバ、632…圧縮チャンバ、64…第2の作動チャンバ、641…吸気チャンバ、642…圧縮チャンバ、65…第1の排気口、66…第2の排気口、7…ローラ、8…上部仕切り板、9…第1の1段目シリンダ、10…ローラ、11…中部仕切り板、12…仕切り板、13…第2の1段目シリンダ、14…ローラ、15…下フランジ、16…下蓋板、17…下蓋、18…蒸発器、19…2段目絞り機構、20…フラッシュエバポレーター、21…1段目絞り機構、22…凝縮器、23…電磁弁、24…EVI通路、25…逆止弁、26…第1のスライドベーン、27…第2のスライドベーン、28…バルブシートストッパー、29…排気バルブシート、30…上蓋アセンブリ、31…下フランジ空洞、32…仕切り板空洞、33…第1の中圧通路、34…第2の中圧通路、40…1段目シリンダ。

Claims (10)

  1. 1段目シリンダ(40)と、
    前記1段目シリンダ(40)と重なり、互いに分離されている複数の作動チャンバが形成され、各作動チャンバの各々が吸気口及び排気口を有し、複数の前記作動チャンバのうちの少なくとも1つが圧縮動作をする際に、残りの前記作動チャンバのうちの少なくとも1つが吸気状態にあり、第1の吸気口(61)及び第2の吸気口(62)が開設される2段目シリンダ(6)と
    端が前記1段目シリンダ(40)の排気口に連通し、他端が前記2段目シリンダ(6)の各前記吸気口に連通し、内部に前記2段目シリンダ(6)内に吸い込まれた気流の逆流を防止するための弁が設けられている中圧通路と、を含み、
    前記1段目シリンダ(40)は、
    第1の1段目シリンダ(9)と、
    第2の1段目シリンダ(13)と、を含み、前記第1の1段目シリンダ(9)、前記第2の1段目シリンダ(13)が前記2段目シリンダ(6)と重なり、前記第1の1段目シリンダ(9)と前記第2の1段目シリンダ(13)とが前記2段目シリンダ(6)の同一側にあり、前記2段目シリンダ(6)の各前記吸気口が前記第1の1段目シリンダ(9)の排気口及び前記第2の1段目シリンダ(13)の排気口に連通
    前記中圧通路は、
    前記第1の1段目シリンダ(9)、前記第2の1段目シリンダ(13)及び前記2段目シリンダ(6)に開設され、一端が前記第1の吸気口(61)に連通し、他端が前記第1の1段目シリンダ(9)の排気口及び前記第2の1段目シリンダ(13)の排気口にそれぞれ連通する第1の中圧通路(33)と、
    前記第1の1段目シリンダ(9)、前記第2の1段目シリンダ(13)及び前記2段目シリンダ(6)に開設され、前記第1の中圧通路(33)と独立し、一端が前記第2の吸気口(62)に連通し、他端が前記第1の1段目シリンダ(9)の排気口及び前記第2の1段目シリンダ(13)の排気口にそれぞれ連通する第2の中圧通路(34)と、を含む、
    ことを特徴とするポンプアセンブリ。
  2. 前記2段目シリンダ(6)は、
    スライドベーンを含み、前記スライドベーンが複数であり、複数の前記スライドベーンは、前記2段目シリンダ(6)の作動時に前記2段目シリンダ(6)の内部チャンバを複数の前記作動チャンバに仕切る、
    ことを特徴とする請求項1に記載のポンプアセンブリ。
  3. 前記スライドベーンは、第1のスライドベーン(26)及び第2のスライドベーン(27)を含み、前記第1のスライドベーン(26)の軸線と前記第2のスライドベーン(27)の軸線とが重なり合う、または挟角をなす、
    ことを特徴とする請求項2に記載のポンプアセンブリ。
  4. 前記第1のスライドベーン(26)の軸線と前記第2のスライドベーン(27)の軸線とが挟角βをなし、前記挟角βは、150°≦β≦210°である、
    ことを特徴とする請求項3に記載のポンプアセンブリ。
  5. 前記第1のスライドベーン(26)及び前記第2のスライドベーン(27)は、前記2段目シリンダ(6)の内部チャンバを第1の作動チャンバ(63)及び第2の作動チャンバ(64)に仕切り、前記第1の作動チャンバ(63)は、第1の吸気口(61)及び第1の排気口(65)を有し、前記第2の作動チャンバ(64)は、第2の吸気口(62)及び第2の排気口(66)を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のポンプアセンブリ。
  6. 前記第1の吸気口(61)及び前記第2の排気口(66)は、それぞれ前記第1のスライドベーン(26)の両側にあり、前記第2の吸気口(62)及び前記第1の排気口(65)は、それぞれ前記第2のスライドベーン(27)の両側にある、
    ことを特徴とする請求項5に記載のポンプアセンブリ。
  7. 前記中圧通路は、複数を含み、かつ各前記吸気口と1対1で設けられ、各前記中圧通路は、一端が前記1段目シリンダ(40)の排気口に連通し、他端が対応する前記2段目シリンダ(6)の前記吸気口に連通する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のポンプアセンブリ。
  8. 前記ポンプアセンブリは、
    前記中圧通路に連通するEVI通路(24)をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載のポンプアセンブリ。
  9. 前記1段目シリンダ(40)の内部チャンバ容積は、前記2段目シリンダ(6)の内部チャンバ容積よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1に記載のポンプアセンブリ。
  10. ポンプアセンブリを備えた圧縮機であって、前記ポンプアセンブリは、請求項1〜のうちのいずれか一項に記載のポンプアセンブリであることを特徴とする圧縮機。
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