JP6754723B2 - 収穫機 - Google Patents

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Description

本発明は、脱穀装置と、前記脱穀装置で回収された穀粒を貯留する穀粒タンクと、前記脱穀装置から前記穀粒タンクに穀粒を搬送する穀粒搬送経路と、前記穀粒搬送経路を通過する穀粒の量に基づく圧力によって収量を検出する収量センサと、が備えられた収穫機に関する。
例えば、特許文献1に、脱穀装置からスクリューコンベアで送られてきた穀粒を穀粒放出口から放出する投擲板(文献では「回転羽根板」)が設けられ、穀粒タンクの内部に収量センサ(文献では「投口センサ」)が設けられているコンバインが開示されている。投擲板によって放出された穀粒が収量センサに衝突し、衝突の衝撃が収量センサの歪みゲージによって検出される。この収量センサの歪み量が電圧に換算され、穀粒量が制御部によって算出される。
特開2017‐077204号公報
しかし、穀粒タンクに放出される穀粒の量が少なくなると、穀粒放出口のうち、脱穀装置の位置する側に偏った状態で、穀粒が放出される場合がある。このとき、収量センサに掛かる圧力分布がばらついて、収量センサの歪み量が、実際の穀粒の量に対して少なくなる虞がある。その結果、収量センサで検出される検出量が、実際の穀粒の収量との関係で線形比例の関係とならず、検出量に基づいて算出される収量値と実際の収量との間に誤差が生じる虞があった。
上記実情に鑑みて、穀粒搬送経路から穀粒タンクに放出される穀粒の収量を、収量センサの検出値に基づいて精度よく算出することができる収穫機が要望されている。
本発明は、
脱穀装置と、
前記脱穀装置で回収された穀粒を貯留する穀粒タンクと、
前記脱穀装置から前記穀粒タンクに穀粒を搬送する穀粒搬送経路と、
前記穀粒搬送経路を通過する穀粒の量に基づく圧力を検出する収量センサと、
前記収量センサによって検出された検出値を、収量を表す収量値に変換する収量変換部と、
前記検出値を前記収量値に変換する変換比率が異なる複数の変換テーブルが記憶された記憶部と、が備えられ、
前記収量変換部は、前記検出値の変換に際して、前記検出値の大小に応じて前記複数の変換テーブルから一つの変換テーブルを選択して変換に用いることを特徴とする。
本発明によれば、検出値の大小に応じて複数の変換テーブルから一つを選択することによって、収量変換部が、変換比率を切替えつつ、検出値を収量値に変換できる。特定の範囲内の検出値において、実際の収量と収量値とが近似するように最適化された変換比率を変換テーブルが有する構成によって、収量変換部が、検出値の範囲に応じて、最適な変換テーブルを選択できる。その結果、穀粒搬送経路から穀粒タンクに放出される穀粒の収量を、収量センサの検出値に基づいて精度よく算出することができる。
本発明において、
前記変換テーブルは、前記検出値が大きい程、前記変換比率が小さな変換テーブルを選択し、かつ、前記検出値が小さい程、前記変換比率が大きな変換テーブルを選択すると好適である。
本構成であれば、穀粒の放出量が少なく、実際の穀粒の放出量に対して収量センサの歪み量が少なくなる場合でも、大きな変換比率を有する変換テーブルを収量変換部が選択することによって、検出値から算出される収量値の精度が向上する。
本発明において、
前記記憶部に、前記複数の変換テーブルとして、前記検出値が第一閾値よりも小さいときに用いられる第一テーブルと、前記検出値が前記第一閾値と前記第一閾値よりも大きな第二閾値との間のときに用いられる第二テーブルと、前記検出値が前記第二閾値よりも大きいときに用いられる第三テーブルと、が記憶されており、
前記第一テーブルにおける前記変換比率は一定値であり、
前記第三テーブルにおける前記変換比率は、前記第一テーブルの前記変換比率とは異なる値の一定値であり、
前記第二テーブルにおける前記変換比率は、前記第一テーブルの前記変換比率と前記第三テーブルの前記変換比率とを線形補完するように、前記検出値に応じて比例変化するものであると好適である。
検出値が、第一閾値又は第二閾値を跨ぎつつ微小に変化して、変換テーブルの選択が切替わる場合がある。このとき、変換テーブルの切替わりによって、変換比率の値が大きく変化すると、検出値に基づいて算出される収量値が大きく変化し、実際の収量に対して大きな誤差が生じる虞がある。本構成であれば、検出値が第一閾値又は第二閾値を跨ぎつつ微小に変化して、変換テーブルの選択が切替わる場合であっても、変換比率の値が殆ど変化せずに、収量値の変化も微小なものに留まる。このため、検出値から算出される収量値と、実際の収量と、に大きな誤差が生じなくなり、収量値の精度が向上する。
本発明において、
前記記憶部に、前記複数の変換テーブルとして、前記検出値が前記第二閾値よりも大きな第三閾値と前記第三閾値よりも大きな第四閾値との間のときに用いられる第四テーブルと、前記検出値が前記第四閾値よりも大きいときに用いられる第五テーブルと、が記憶されており、
前記第五テーブルにおける前記変換比率は、前記第一テーブルの前記変換比率及び前記第三テーブルの前記変換比率とは異なる値の一定値であり、
前記第四テーブルにおける前記変換比率は、前記第三テーブルの前記変換比率と前記第五テーブルの前記変換比率とを線形補完するように、前記検出値に応じて比例変化するものであり、
前記第二テーブルにおける前記変換比率の比例変化率は、前記第四テーブルにおける前記変換比率の比例変化率よりも大きいと好適である。
穀粒タンクに放出される穀粒の量が多くなると、穀粒が収量センサに万遍なく押し当てられて、収量センサに掛かる圧力分布が安定するので、収量センサによる検出値と実際の収量とが線形比例の関係に近づく。本構成であれば、第三閾値と第四閾値との間で検出値が変化すると、第一閾値と第二閾値との間で検出値が変化する場合と比較して、変換比率の変化が緩やかになる。これにより、検出値から算出される収量値の変化も極力線形比例の状態に近づくようになる。その結果、穀粒の放出量が多いときの収量値の精度が向上する。
コンバインの右側面図である。 コンバインの平面図である。 穀粒搬送経路と穀粒タンクとを示すコンバイン背面図である。 穀粒放出装置と収量センサとを示す縦断側面図である。 収量算出ユニットを表すブロック図である。 ロードセルの検出値と収量値とを変換する変換テーブルを示す図である。 ロードセルの検出値と変換比率との関係を示すグラフ図である。 ロードセルの検出値と収量値との関係を示すグラフ図である。 ロードセルの検出値と収量値とを変換する変換テーブルの別実施形態を示す図である。 穀粒放出装置及び収量センサの別実施形態を示す平面図である。
〔収穫機の基本構成〕
本発明による収穫機について、その実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態では、機体横幅方向における左側又は右側は、機体進行方向に向かう状態における左右を定義するものとする。
図1及び図2に、収穫機の一例である普通型コンバインが示されている。複数の鋼材を連結した機体フレーム1が収穫機に備えられ、機体フレーム1の下部に左右一対のクローラ走行装置2が設けられている。機体フレーム1における前右部にエンジンEが搭載され、その上方に運転用キャビン3が設けられている。機体フレーム1の前方に刈取部4が昇降自在に装着されている。機体フレーム1の後部において、刈取部4から搬送フィーダ5によって供給された刈取穀稈を全稈投入して脱穀する脱穀装置6と、脱穀装置6によって脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンク7と、が左右方向に並んで装着されている。また、穀粒タンク7に隣接して装着されたアンローダ8によって、穀粒タンク7に貯留された穀粒が外部へ排出される。穀粒タンク7の前部下端に重量センサ40が設けられており、重量センサ40は、穀粒タンク7の総重量に基づいて穀粒の収量を検出するものである。
〔穀粒搬送経路〕
図3に示されているように、脱穀装置6と穀粒タンク7とは穀粒搬送経路10で結ばれている。穀粒搬送経路10に、脱穀装置6の底部に設けられた一番物搬送スクリュー10Aと、脱穀装置6と穀粒タンク7との間に配置された揚送コンベヤ10Bと、穀粒タンク7の左側壁の前上部を貫通する横送りスクリュー10Cと、が備えられている。揚送コンベヤ10Bはバケットコンベヤであり、無端回動チェーン10Eがスプロケット10Dに巻き掛けられて揚送コンベヤ10Bの搬送方向両端に亘っており、無端回動チェーン10Eの外周側に複数のバケット10Fが一定間隔で設けられている。脱穀装置6の底部で回収された穀粒は、一番物搬送スクリュー10Aによって脱穀装置6の右横側外方に排出されたのち、揚送コンベヤ10Bによって穀粒タンク7の上方に向けて搬送され、横送りスクリュー10Cによって穀粒タンク7の外側から内側へ搬送される。
図3及び図4に示されているように、穀粒搬送経路10の終端領域に、穀粒を穀粒タンク7の内部に跳ね飛ばす穀粒放出装置11が設けられている。穀粒放出装置11に、放出回転体12と、放出回転体12の周囲を覆う放出ケース13と、が備えられている。放出回転体12は、横送りスクリュー10Cから搬送方向終端側に延長された回転軸12Aと、回転軸12Aから放出ケース13内側の範囲で一方向に延出する投擲板12Bと、を有する回転羽根である。放出ケース13の機体後側に、放出口13Aが、機体側面視でC字状に形成されている。放出口13Aは、放出回転体12の軸芯方向Pで投擲板12Bの幅よりも大きく形成されている。投擲板12Bは矢印Rで示された方向に回転し、放出ケース13に搬送された穀粒は、投擲板12Bによって放出口13Aから穀粒タンク7の内部へ押し出される。
回転軸12Aから、投擲板12Bが位置する側と反対側に延出する状態で突起部12Cが備えられている。突起部12Cの回転は回転センサ21(図5)によって検出され、突起部12Cが回転センサ21を通過するタイミングで回転パルスが発生し、一回転がカウントされる。
〔収量センサ〕
図4に示されているように、放出口13Aに対向する状態で、穀粒の放出量を計測する収量センサ20が、支持フレーム22に支持された状態で設けられている。収量センサ20に、平板状の検知板20Aとロードセル20Bとがスペーサ20Cを介して備えられている。ロードセル20Bと支持フレーム22との間にスペーサ20Dが設けられている。詳細な図示はしないが、スペーサ20Cはロードセル20Bの一端側の上端に接して設けられ、スペーサ20Dはロードセル20Bの他端側の下端に接して設けられている。この構成によって、検知板20Aに荷重が掛かると、ロードセル20Bの歪みが促進される。
穀粒は、投擲板12Bによって放出口13Aから放出され、検知板20Aに押し当てられる。穀粒の押圧力によってロードセル20Bに歪みが生じて電気信号が発生する。穀粒の収量を評価するための検出信号として、この電気信号が用いられ、例えば電気信号は電圧値や電流値で表される。穀粒搬送経路10から送られてくる穀粒の放出量が多くなる程、検知板20Aに対する穀粒の押圧力は大きくなり、ロードセル20Bの検出信号も大きくなる。
穀粒搬送経路10から搬送される穀粒の放出量が多い場合、放出口13Aから放出される穀粒は、放出口13Aの左右幅における全幅から万遍なく跳ね飛ばされる。これに伴い、穀粒が検知板20Aに万遍なく押し当てられるため、検知板20Aに掛かる圧力分布が均一になる。したがって、穀粒の放出量が多ければ、ロードセル20Bに掛かる歪み量は、穀粒の放出量に比例する。しかし、穀粒搬送経路10から搬送される穀粒の放出量が少ない場合、放出口13Aから放出される穀粒は、放出口13Aのうち、脱穀装置6の位置する側に偏った状態で放出される。この状態で、穀粒が検知板20Aの一部のみに押し当てられるため、検知板20Aに掛かる圧力分布にばらつきや偏りが生じ、ロードセル20Bの歪み量が少なくなる。このことから、ロードセル20Bの検出信号と実際の収量との関係が、線形比例の関係にならない。このような問題を解決するために用いられる変換テーブルについて、以下に説明する。
〔変換テーブル〕
ロードセル20Bの検出信号に基づいて収量値を算出する収量算出ユニット30を、図5乃至図8に基づいて説明する。収量算出ユニット30は、例えば、機体に搭載されたマイクロコンピュータに組み込まれたモジュールである。収量算出ユニット30に、入力インターフェースである入力信号処理部31と、ロードセル20Bの検出信号に基づいて収量値を算出する収量変換部32と、収量値の算出に用いられる変換テーブルTが記憶された記憶部33と、が備えられている。入力信号処理部31は、収量センサ20及び回転センサ21と接続しており、ロードセル20Bの検出信号と回転センサ21の回転パルスとが入力信号処理部31に入力される。検出信号の継時的な波形が回転パルス毎に区切られることによって、一回転分の区間における検出信号の波形が求められる。
横送りスクリュー10Cから送られてくる穀粒は、投擲板12Bの回転によって放出口13Aから放出ケース13の外側に押し出されて、検知板20Aに押し当てられる。投擲板12Bが放出口13Aを通過するタイミングで、検知板20Aに押し当てられる穀粒の量が多くなり、検知板20Aに掛かる押圧力が大きくなる。この時の検出信号は、投擲板12Bの一回転の中で最大値となる。入力信号処理部31によって、一回転毎に検出信号の波形から検出信号の最大値が求められ、検出信号の最大値が検出値Xとして収量変換部32へ出力される。本実施形態では、回転軸12Aから、投擲板12Bが位置する側と反対側に、突起部12Cが備えられているため、一回転分の区間の中央付近で検出信号が最大値となる。
記憶部33に、図6に示されているような複数の変換テーブルTが記憶されている。夫々の変換テーブルTは、検出値Xの任意の範囲に亘って、検出値Xと変換比率Aとが紐付けられた情報を有する。検出値Xが入力信号処理部31によって出力され、検出範囲内に検出値Xを含む変換テーブルTが、収量変換部32によって複数の変換テーブルTから一つ選択される。テーブルの個数は適宜決定される数値であるが、本実施形態では、第一テーブルT1から第五テーブルT5までの五つの変換テーブルTが、夫々異なる変換比率Aを有する状態で記憶部33に記憶されている。五つの変換テーブルTは、検出値Xの範囲に応じて、第一閾値X1、第二閾値X2、第三閾値X3、第四閾値X4で区切られている。ここで、第一閾値X1,第二閾値X2,第三閾値X3,第四閾値X4は、適宜決定される数値である。
これら複数の変換テーブルTを組み合わせると、図7のグラフに示されているように、検出値Xが大きくなる程、変換比率Aの値が右肩下がりとなる。つまり、検出値Xが小さい場合、大きな変換比率を有する変換テーブルTが選択されて収量変換部32の変換に用いられ、検出値Xが大きくなると、小さな変換比率を有する変換テーブルTが選択されて収量変換部32の変換に用いられる。例えば、検出値Xが第一閾値X1未満の場合に、収量変換部32は第一テーブルT1を選択し、検出値Xが第一閾値X1以上、かつ、第二閾値X2未満の場合に、収量変換部32は第二テーブルT2を選択する、というパターンで変換テーブルTが選択される。本実施形態では、第一閾値X1,第二閾値X2,第三閾値X3,第四閾値X4は、第二テーブルT2,第三テーブルT3,第四テーブルT4,第五テーブルT5における検出値Xの下限値として設定されている。
収量変換部32は、検出値Xに基づいて選択された変換テーブルTから変換比率Aを取得し、変換比率Aと検出値Xとを以下の数式に基づいて掛け合わせ、収量値Vを算出する。
収量値V=(A・X)+p
収量値Vは、収穫機の単位走行距離当りにおける穀粒の収量を表す。pは、付加係数であり、零値や負の値を含む任意の値を設定できる。
第一テーブルT1、第三テーブルT3及び第五テーブルT5の検出範囲は、検出値Xと実際の収量との関係で線形比例の関係が容易に成立する範囲である。このため、第一テーブルT1、第三テーブルT3及び第五テーブルT5は、検出範囲内の全範囲に亘って一定となるように、単一の変換比率A10,A30,A50を夫々有する。図6及び図8のグラフに示されているように、第一テーブルT1における検出値X(1乃至9)と収量値V(V10乃至V19)との関係は、線形比例の関係となる。また、第三テーブルT3における検出値X(20乃至29)と収量値V(V30乃至V39)との関係も線形比例の関係となり、第五テーブルT5における検出値X(40以上)と収量値V(V50以上)との関係も線形比例の関係となる。なお、変換比率A10,A30,A50は、実験によって適宜決定される数値である。
検出値Xが第一閾値X1,第二閾値X2,第三閾値X3,第四閾値X4の何れかの閾値を跨ぎつつ微小に変化して、変換テーブルTの選択が切替わる場合がある。このとき、変換比率Aの値が異なる値に変化すると、検出値Xの変化が微小であっても収量値Vの値がステップ状に変化して、収量値Vが実際の収量と乖離する虞がある。例えば、図8のグラフにおける破線で示されるように、第二テーブルT2の検出範囲において、変換比率A10の場合と変換比率A30の場合とでは、検出値Xが同一の値でも算出される収量値Vは異なる値となる。このため、検出値Xの変化に対して変換比率Aの値が大きく変化しないように、第二テーブルT2及び第四テーブルT4は構成されている。
第二テーブルT2の変換比率A20乃至A29は、変換比率A10と変換比率A30とを線形補完する状態で、検出値Xに対して比例変化するように、第二テーブルT2が構成されている。また、第四テーブルT4の変換比率A40乃至A49は、変換比率A30と変換比率A50とを線形補完する状態で、検出値Xに対して比例変化するように、第四テーブルT4が構成されている。したがって、図6及び図8のグラフに示されているように、検出値Xの値が大きくなる程、変換比率A20乃至A29の値が徐々に小さくなり、変換比率A40乃至A49の値も徐々に小さくなる。図6及び図8のグラフに示されているように、第二テーブルT2における検出値X(10乃至19)と収量値V(V20乃至V29)との関係は、グラフの二次曲線で描かれる関係となる。また、第四テーブルT4における検出値X(30乃至39)と収量値V(V40乃至V49)との関係も、グラフの二次曲線で描かれる関係となる。
この構成によって、変換テーブルTの選択が切替えられても、検出値Xの連続的な変化に応じて、変換比率A及び収量値Vが、ステップ状に変化せずに無段階に変化し、検出値Xに基づいて算出される収量値Vの精度が向上する。
放出口13Aから放出される穀粒の量が多くなる程、検知板20Aに掛かる圧力分布が安定し、ロードセル20Bの歪みが穀粒の放出量に比例し易くなる。このため、変換比率Aが比例変化する構成の変換テーブルTで、検出値Xが大きい側の変換テーブルTにおける変換比率Aの比例変化率が、検出値Xが小さい側の変換テーブルTにおける変換比率Aの比例変化率よりも小さくなるように、変換テーブルTが構成されている。本実施形態では、検出値Xが大きい側の第四テーブルT4における変換比率Aの比例変化率は、検出値Xが小さい側の第二テーブルT2における変換比率Aの比例変化率よりも小さい。これにより、第四テーブルT4の検出範囲内における検出値Xと収量値Vとの関係が極力線形比例の関係に近づく。
変換テーブルTの考え方は、図1に示される重量センサ40による穀粒の総重量の算出に適用される。例えば、穀粒タンク7の形状等の要因によって、穀粒タンク7の一部に穀粒が偏って溜り始めるような場合に、総重量を検出する重量センサ40の検出値と、実際の穀粒の総重量と、が線形比例の関係にならない虞がある。このような場合、変換テーブルTと同様の考えに基づいて、収量変換部32は、重量センサ40の検出値の大小に応じて、変換比率の異なる複数の変換テーブルから選択された一つの変換テーブルを用いて、重量センサ40の検出値を収量値に変換する。
〔別実施形態〕
本発明は、上記の実施形態に例示された構成に限定されるものではなく、以下、本発明の代表的な別実施形態を例示する。
(1)上述した実施形態では、五つの変換テーブルTが記憶部33に記憶されているが、この実施形態に限定されず、テーブルの個数は二つ以上あれば良い。例えば、二つの変換テーブルのうち、一方の変換テーブルにおける変換比率Aが一定値であり、他方の変換テーブルにおける変換比率Aが比例変化する構成であっても良い。このとき、検出値Xの変化によって、変換テーブルが切替えられた場合、変換比率Aが、無段階でなく、ステップ状に変化する構成であっても良い。
(2)上述した実施形態では、変換テーブルTは複数の変換テーブルによって構成されているが、この実施形態に限定されない。例えば、図9に示されているように、一つの変換テーブルTが複数のサブテーブルによって構成され、この変換テーブルTが記憶部33に一つだけ記憶されても良い。
(3)上述した実施形態では、第一閾値X1,第二閾値X2,第三閾値X3,第四閾値X4は、第二テーブルT2,第三テーブルT3,第四テーブルT4,第五テーブルT5における検出値Xの下限値として設定されているが、第一閾値X1、第二閾値X2、第三閾値X3、第四閾値X4の値が、どの変換テーブルに属するかは、適宜決定できる。例えば、第一閾値X1,第二閾値X2,第三閾値X3,第四閾値X4は、第一テーブルT1,第二テーブルT2,第三テーブルT3,第四テーブルT4における検出値Xの上限値として設定されても良い。また、一つの変換テーブルTに二つの閾値を設定することも可能である。例えば、検出値Xが第一閾値X1以上、かつ、第二閾値X2以下の場合に、収量変換部32は第二テーブルT2を選択する構成とすることも可能であるし、検出値Xが第三閾値X3以上、かつ、第四閾値X4以下の場合に、収量変換部32は第四テーブルT4を選択する構成とすることも可能である。
(4)上述した実施形態に限定されず、全ての変換テーブルTの変換比率Aが一定値で構成されていても良い。この場合、各変換テーブルTの変換比率Aが夫々異なる値であっても、微小な検出範囲で指定された変換テーブルTが、変換比率Aの変化が微小となるように多数並べられることによって、収量値Vが小さなステップ状に変化するような構成であっても良い。
(5)上述した実施形態では、検出値Xが大きくなるに連れて変換比率Aの値が右肩下がりとなるように、複数の変換テーブルTが構成されているが、この実施形態に限定されない。例えば、複数の変換テーブルTは、検出値Xが大きくなるに連れて変換比率Aの値が右肩上がりとなるように構成されていても良い。
(6)収量値Vと、GPSの位置情報と、を紐付けることによって、収量値Vを、圃場の微小区画単位毎における収量の分布に用いることができる。また、収量値Vの積算値と、重量センサ40の検出値から算出される収量値と、の間に誤差があれば、過去の収量値Vの夫々を、誤差に応じて補正することができる。
(7)上述した実施形態では、収量センサ20に、検知板20Aとロードセル20Bとがスペーサ20Cを介して備えられているが、収量センサ20は、穀粒の収量がロードセル20Bのみによって検出されるような構成であっても良い。また、穀粒の収量が、ロードセル20Bに代わって、歪みゲージセンサによって検出されるような構成であっても良い。
(8)上述した実施形態に限定されず、変換テーブルTは、以下ように構成された収量センサにも適用可能である。例えば、図10に示されているように、放出口102が穀粒タンクの側壁100に形成され、収量センサ104が放出口102に隣接して配置される構成にも適用可能である。この例では、矢印Rの方向に回転して穀粒を脱穀装置の底部から垂直に搬送するスクリューコンベヤ101の上端に、スクリューコンベヤ101と一体回転する投擲板103が設けられている。穀粒は、投擲板103によって放出口102から跳ね飛ばされ、穀粒の圧力が収量センサ104によって検出される。即ち、収量センサ104に、検知板104Aとロードセル104Bとが備えられ、ロードセル104Bが、検知板104Aに掛かる穀粒の押圧力を検出する。
(9)上述した実施形態において、穀粒タンク7の前部下端に重量センサ40が設けられているが、重量センサ40は備えられていなくても良い。
本発明は、普通型コンバインのみならず、自脱型コンバイン等、穀粒を収穫する収穫機全般に適用可能である。
6 :脱穀装置
7 :穀粒タンク
10 :穀粒搬送経路
11 :穀粒放出装置
12 :放出回転体
13 :放出ケース
14 :ロードセル
20 :収量センサ
31 :入力信号処理部
32 :収量変換部
33 :記憶部
T :変換テーブル
X :検出値
A :変換比率
V :収量値

Claims (4)

  1. 脱穀装置と、
    前記脱穀装置で回収された穀粒を貯留する穀粒タンクと、
    前記脱穀装置から前記穀粒タンクに穀粒を搬送する穀粒搬送経路と、
    前記穀粒搬送経路を通過する穀粒の量に基づく圧力を検出する収量センサと、
    前記収量センサによって検出された検出値を、収量を表す収量値に変換する収量変換部と、
    前記検出値を前記収量値に変換する変換比率が異なる複数の変換テーブルが記憶された記憶部と、が備えられ、
    前記収量変換部は、前記検出値の変換に際して、前記検出値の大小に応じて前記複数の変換テーブルから一つの変換テーブルを選択して変換に用いる収穫機。
  2. 前記変換テーブルは、前記検出値が大きい程、前記変換比率が小さな変換テーブルを選択し、かつ、前記検出値が小さい程、前記変換比率が大きな変換テーブルを選択する請求項1に記載の収穫機。
  3. 前記記憶部に、前記複数の変換テーブルとして、前記検出値が第一閾値よりも小さいときに用いられる第一テーブルと、前記検出値が前記第一閾値と前記第一閾値よりも大きな第二閾値との間のときに用いられる第二テーブルと、前記検出値が前記第二閾値よりも大きいときに用いられる第三テーブルと、が記憶されており、
    前記第一テーブルにおける前記変換比率は一定値であり、
    前記第三テーブルにおける前記変換比率は、前記第一テーブルの前記変換比率とは異なる値の一定値であり、
    前記第二テーブルにおける前記変換比率は、前記第一テーブルの前記変換比率と前記第三テーブルの前記変換比率とを線形補完するように、前記検出値に応じて比例変化するものである請求項2に記載の収穫機。
  4. 前記記憶部に、前記複数の変換テーブルとして、前記検出値が前記第二閾値よりも大きな第三閾値と前記第三閾値よりも大きな第四閾値との間のときに用いられる第四テーブルと、前記検出値が前記第四閾値よりも大きいときに用いられる第五テーブルと、が記憶されており、
    前記第五テーブルにおける前記変換比率は、前記第一テーブルの前記変換比率及び前記第三テーブルの前記変換比率とは異なる値の一定値であり、
    前記第四テーブルにおける前記変換比率は、前記第三テーブルの前記変換比率と前記第五テーブルの前記変換比率とを線形補完するように、前記検出値に応じて比例変化するものであり、
    前記第二テーブルにおける前記変換比率の比例変化率は、前記第四テーブルにおける前記変換比率の比例変化率よりも大きい請求項3に記載の収穫機。
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