JP6754234B2 - 供給ユニット及び供給装置 - Google Patents

供給ユニット及び供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6754234B2
JP6754234B2 JP2016134798A JP2016134798A JP6754234B2 JP 6754234 B2 JP6754234 B2 JP 6754234B2 JP 2016134798 A JP2016134798 A JP 2016134798A JP 2016134798 A JP2016134798 A JP 2016134798A JP 6754234 B2 JP6754234 B2 JP 6754234B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
supply unit
groove
unit
mounting surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016134798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018001378A (ja
Inventor
森 一明
一明 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2016134798A priority Critical patent/JP6754234B2/ja
Publication of JP2018001378A publication Critical patent/JP2018001378A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6754234B2 publication Critical patent/JP6754234B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)
  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)

Description

本発明は、供給ユニット及び供給装置に関する。
従来、ボルトにワッシャを組み付ける組付装置としては、例えば、傾斜したガイドレールにボルトを吊り下げて支持したのち、係止爪の作動によりボルトを落下させ、軸部をワッシャの穴に挿通させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この組付装置は、回転円板ホッパーフィーダによりワッシャを供給路に送り、振動によりワッシャを整列させて、ボルトの組付位置へワッシャを供給するワッシャ供給装置を備える。
特開平8−71870号公報
しかしながら、この特許文献1に記載されたワッシャ供給装置では、例えば、平座金の一部が切れてねじれた形をしたスプリングワッシャなどを供給しようとすると、複数のワッシャが重なり合ったり、ねじれて突出した部分が引っかかったりして、供給路でワッシャがかみ合うことがあった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、ねじれた部分を有するねじれワッシャの取り出しをより確実に行うことができる供給ユニット及び供給装置を提供することを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本明細書で開示する供給ユニットは、
ねじれワッシャを採取する採取部に該ねじれワッシャを供給する供給ユニットであって、
ねじれワッシャを通過させる通過溝と該通過溝に形成された段差溝とが形成され該ねじれワッシャを整列させるシュート部材と
前記シュート部材の先端に配設され前記通過溝に繋がる載置面と前記段差溝に繋がる段差面とが形成され、且つ該載置面と該段差面とが前記ねじれワッシャの1つが載置される大きさに形成され、前記シュート部材の先に位置する導入位置と前記採取部が採取する採取位置との間でスライドする位置決め部と、
を備えたものである。
この供給ユニットでは、ねじれワッシャの突出部分が段差溝に入った状態でねじれワッシャが通過溝を通過し、位置決め部の載置面及び段差面上に1つのねじれワッシャが載置された状態で採取位置へスライドする。このように、このユニットでは、段差溝及び段差面によりねじれワッシャの回転がより抑制され整列しやすい。また、位置決め部において、ねじれワッシャの突出部分が段差面上に収まるため、ねじれワッシャが載置面上に平坦に保持される。更に、位置決め部は、1つのねじれワッシャを載置した状態でスライドするため、採取部は、他のねじれワッシャから干渉されない状態でこれを採取することができる。したがって、この供給ユニットでは、ねじれワッシャの取り出しをより確実に行うことができる。ここで「ねじれワッシャ」とは、ねじれ部分を有するワッシャをいい、例えば、スプリングワッシャやウエーブワッシャなどが含まれる。
この供給ユニットにおいて、前記位置決め部は、前記通過溝に直交する方向にスライドするものとしてもよい。この供給ユニットでは、位置決め部上のねじれワッシャは、他のねじれワッシャからより干渉されにくい。
この供給ユニットにおいて、前記位置決め部は、前記導入位置においてスライドせず固定された固定部材の露出面が前記載置面及び前記段差面の中央の一部を形成しており、前記採取位置へスライドした際に前記固定部材がスライドしないことにより前記載置面及び前記段差面の中央の一部に前記採取部の先端を挿入可能な挿入空間が形成されるものとしてもよい。この供給ユニットでは、位置決め部が導入位置にあるときは、固定部材の露出面によって開口部がない状態でねじれワッシャを受け入れるため、ねじれワッシャの引っかかりなどを防止できる。一方、この供給ユニットでは、位置決め部が採取位置にあるときは、挿入空間が形成されることにより、採取部の先端を挿入空間に入れることが可能であり、採取部はねじれワッシャを採取しやすい。
この供給ユニットにおいて、前記シュート部材には、前記通過溝上に沿って設けられた積層防止部材が配設されているものとしてもよい。この供給ユニットでは、ねじれワッシャが重なりにくいため、通過溝でねじれワッシャがつまってしまうのを防止することができる。
この供給ユニットにおいて、前記シュート部材は、前記段差溝の形成されている側が上方になるよう傾けて配置されており、前記位置決め部は、前記段差面が前記段差溝と繋がるよう傾けて配置されているものとしてもよい。この供給ユニットでは、上方に位置した段差溝にねじれワッシャの突出した一部が引っ掛かって吊り下げられた状態になるため、ねじれワッシャを1枚ずつ整列させやすい。
この供給ユニットにおいて、前記位置決め部には、前記シュート部材の前記段差溝と外部との間を直線で連通する連通空間又は連通溝が形成されているものとしてもよい。この供給ユニットでは、段差溝の幅、深さに合わせた押出部材を、連通空間又は連通溝から段差溝に挿入することにより、シュート部材に残っているねじれワッシャを押し出して取り除くことができる。この供給ユニットでは、異なる種類のねじれワッシャへの変更が容易である。
前記位置決め部は、前記採取位置へのスライド方向に面しており前記ねじれワッシャの外周面に当接する当接壁が前記載置面に隣接して形成されているものとしてもよい。この供給ユニットでは、当接壁で支持することによって、確実に採取位置へねじれワッシャを移動できる。この当接壁は、ねじれワッシャの外周面に沿って円弧状に形成されているものとしてもよい。
本明細書で開示する供給装置は、上述したいずれかに記載の供給ユニットと、前記供給ユニットの前記シュート部材へ前記ねじれワッシャを供給する供給部と、を備えたものである。この供給装置は、上述した供給ユニットのいずれかを備えるため、採用した態様の供給ユニットの効果を得ることができる。
この供給装置において、前記位置決め部には前記載置面上にねじれワッシャの存在を検出する検出部が配設されており、前記導入位置において前記載置面上にねじれワッシャが検出されたときには前記位置決め部を前記採取位置へ移動させ、前記採取位置で前記ねじれワッシャが検出されなくなったときには前記位置決め部を前記導入位置へ移動させる制御部、を備えたものとしてもよい。この供給装置では、ねじれワッシャの有無に応じて適切に位置決め部の位置を変更することができる。
組付システム10の一例を表す概略説明図。 ワッシャ供給装置20の一例を表す概略説明図。 位置決め部23の一例を表す概略説明図。
次に、本発明の好適な実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。図1は、組付システム10の一例を表す概略説明図である。図2は、ワッシャ供給装置20の一例を表す概略説明図である。図3は、位置決め部23の一例を表す概略説明図である。なお、説明の便宜のため、ワッシャ供給装置20における、左右方向(X軸)、前後方向(Y軸)及び上下方向(Z軸)は、図1に示した通りとして以下説明する。
組付システム10は、図1に示すように、システム制御部11と、搬送部14と、ワッシャ供給装置20と、組付装置40とを備えている。システム制御部11は、システム全体を制御するものであり、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されている。このシステム制御部11は、搬送部14、ワッシャ供給装置20及び組付装置40と電気的に接続されており、これらの装置へ信号を出力し、これらの装置から信号を入力する。搬送部14は、ボルトBが配列された作業用プレート12を搬送するベルトコンベアである。
ワッシャ供給装置20は、組付装置40が採取可能な状態でワッシャWを供給する装置である。ワッシャWは、例えば、ねじれ部分を有するものであり、例えば、スプリングワッシャやウエーブワッシャなどが含まれる。ここでは、スプリングワッシャを用いて説明する。このワッシャ供給装置20は、供給部21と、シュート部材22と、位置決め部23とを備えている。このシュート部材22及び位置決め部23は、供給ユニット16を構成する。供給部21は、ドラムを回転することにより、その内部に収容したワッシャWを1枚ずつの状態でシュート部材22へ供給するものである。シュート部材22は、ワッシャWが一枚通過可能な厚さ及び幅を有する空間が形成された部材である。シュート部材22は図2に示すように、ワッシャWを通過させる通過溝24と、通過溝24に形成された段差溝25とを有し、ワッシャWを1枚ずつ整列させる直線状の長手部材である。シュート部材22は、先端側が低い位置で固定されており、供給部21の振動によってワッシャWを1枚ずつ先端側へ移動させる。また、シュート部材22は、段差溝25の形成されている側が上方になるよう傾けて配置されている。このシュート部材22には、通過溝24上に沿って板状の積層防止部材26が配設されている。積層防止部材26は、通過溝24に対して、ワッシャWが1枚は入るが2枚までは入らない高さで固定されている。
位置決め部23は、ワッシャWを1枚収容した状態で位置決めする部材である。位置決め部23は、シュート部材22の先端に配設されている。この位置決め部23は、図3に示すように、支持板30と、駆動部31と、L字部材32と、載置部材33と、固定部材37と、検出部39とを備えている。支持板30は、平板状の部材であり、駆動部31、L字部材32、載置部材33、固定部材37及び検出部39が配設された状態で、組付システム10の基台19上に固定されている。駆動部31は、供給されるエアによりL字部材32を所定の導入位置と採取位置との間で移動させる。L字部材32は、駆動部31上にスライド可能に配設されており、その上部に載置部材33が固定されている。載置部材33は、ワッシャWを1つ載置した状態で位置決めする部材である。
載置部材33には、載置面34、段差面35、当接壁36、連通溝28、検出溝29などが形成されている。載置面34は、シュート部材22の通過溝24に繋がる面である。また、段差面35は、シュート部材22の段差溝25に繋がる面である。この載置面34と段差面35とは、ワッシャWの1つが載置される大きさに形成されている。また、載置面34と段差面35との中央部分には、開口が形成されており、その開口には固定部材37の上端部分が挿入されている。載置部材33は、駆動部31により、シュート部材22の先に位置する導入位置と組付装置40の組付ヘッド42がワッシャWを採取する採取位置との間でスライド移動する。この載置部材33は、通過溝24に対して直交する方向にスライドする。載置部材33には、採取位置へのスライド方向に面しておりワッシャWの外周面に当接する当接壁36が載置面34に隣接して形成されている。この当接壁36は一部がワッシャWの外周面に沿って円弧状に形成されている。
固定部材37は、導入位置においてスライドせず支持板30に固定された部材である。固定部材37の上端部に形成された露出面38は、載置面34及び段差面35の中央の一部を形成している。この位置決め部23では、載置部材33が採取位置へスライドした際に、固定部材37がスライドしないことにより載置面34及び段差面35の中央の一部に、組付装置40の採取部材45の先端を挿入可能な挿入空間38aが形成される。この位置決め部23は、段差面35が段差溝25と繋がるよう傾けて配置されている。連通溝28は、シュート部材22の段差溝25と外部との間を直線で連通する溝である。平板状の押出部材を連通溝28からシュート部材22側へ挿入すると、押出部材は、連通溝28、段差面35及び段差溝25の奥まで挿入可能である。また、載置部材33には、検出部39,39が固定されている。検出部39は、照射部と受光部とを有する光学センサであり、光路の遮りを検出する。検出溝29は、検出部39の光軸上に形成された溝であり、載置面34、段差面35の端部にもかかって形成されている。載置面34上にワッシャWが載置されると、検出溝29が遮られることにより、検出部39は、ワッシャWを検出することができる。
ワッシャ供給装置20は、装置全体を制御する供給制御部15を備える(図1参照)。この供給制御部15は、導入位置において載置面34上にワッシャWが検出されたときには載置部材33を採取位置へ移動させ、採取位置でワッシャWが検出されなくなったときには載置部材33を導入位置へ移動させる。
組付装置40は、図1に示すように、多軸ロボットアーム41と、組付ヘッド42と、撮像ユニット43と、組付制御部44とを備えている。多軸ロボットアーム41は、作業用プレート12のボルトB上とワッシャWを供給するワッシャ供給装置20との間で組付ヘッド42を移動する。この多軸ロボットアーム41は、各軸において図1に示す太線矢印方向に旋回や上下動が可能となっている。組付ヘッド42は、作業用プレート12に配列されたボルトBにワッシャWを組み付けるものである。組付ヘッド42は、多軸ロボットアーム41のアーム先端に取り付けられている。この組付ヘッド42には、ワッシャ供給装置20の位置決め部23に位置決めされたワッシャWを把持する採取部材45が下面側に配設されている。撮像ユニット43は、採取対象物であるワッシャWなどの画像を撮像するユニットであり、組付ヘッド42の先端に固定されている。組付制御部44は、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成され、組付装置40の動作を制御する。採取部材45は、先端がピンセット状に形成された部材であり、ワッシャWの穴に挿入されたのち外側に開くことによりワッシャWを採取する。また、採取部材45は、ワッシャWを採取したのち、内側に閉じることによりワッシャWの保持を解除する。
次に、こうして構成された本実施形態の組付システム10の動作、特に、ワッシャ供給装置20がワッシャWを供給し、組付装置40がワッシャWを採取する処理について説明する。ワッシャ供給装置20の供給制御部15は、ワッシャWのボルトBへの組付処理が開始されると、供給部21を駆動して、ワッシャWを1枚ずつシュート部材22へ供給させる。シュート部材22では、供給されたワッシャWが整列して位置決め部23へ移動し、位置決め部23の載置面34へワッシャWが載置される。すると、供給制御部15は、検出部39からの信号に基づいてワッシャWを検出し、駆動部31を駆動させ、載置部材33を導入位置から採取位置へ移動させる。このとき、固定部材37が移動しないことにより、載置面34、段差面35には、開口ができ、ワッシャWの下方には、挿入空間38aが形成される。また、シュート部材22の先端に至ったワッシャWは載置部材33の壁に当接して止まる。組付装置40は、採取位置に組付ヘッド42を移動させ、ワッシャWを採取する採取部材45をワッシャWの穴に挿入し、ワッシャWを採取する。供給制御部15は、検出部39からの信号に基づいて載置面34上からワッシャWがなくなったことを検出し、載置部材33を導入位置へ移動させる。すると、載置部材33の壁に堰き止められていた、シュート部材22の先端に至ったワッシャWが載置面34へ移動する。このような処理を繰り返すことにより、ワッシャ供給装置20は、ワッシャWを供給し、組付装置40は、ワッシャWをボルトBへ組み付ける。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のシュート部材22が本発明のシュート部材に相当し、位置決め部23が位置決め部に相当し、供給制御部15が制御部に相当し、積層防止部材26が積層防止部材に相当し、供給部21が供給部に相当し、組付ヘッド42が採取部に相当する。
以上説明した実施形態のワッシャ供給装置20では、ねじれ部を有するワッシャWの突出部分が段差溝25に入った状態でワッシャWが通過溝24を通過し、位置決め部23の載置面34及び段差面35上に1つのワッシャWが載置された状態で位置決め部23が採取位置へスライドする。ワッシャ供給装置20では、段差溝25及び段差面35により、ワッシャWの回転がより抑制され整列しやすい。また、位置決め部23において、ワッシャWの突出部分が段差面35上に収まるため、ワッシャWが載置面34上に平坦に保持される。更に、位置決め部23は、1つのワッシャWを載置した状態でスライドするため、組付ヘッド42は、供給部21の振動など、他のワッシャWから干渉されない状態でこれを採取することができる。したがって、ワッシャ供給装置20では、ワッシャWの取り出しをより確実に行うことができる。
また、位置決め部23は、通過溝24に直交する方向にスライドするため、位置決め部23上のワッシャWは、他のワッシャWからより干渉されにくい。更に、位置決め部23は、導入位置においてスライドせず固定された固定部材37の露出面38が載置面34及び段差面35の中央の一部を形成しており、採取位置へスライドした際に、固定部材37がスライドしないことにより、載置面34及び段差面35の中央の一部に採取部材45の先端を挿入可能な挿入空間38aが形成される。この供給ユニット16では、位置決め部23が導入位置にあるときは、固定部材37の露出面38によって開口部がない状態でワッシャWを受け入れるため、ワッシャWの引っかかりなどを防止できる。一方、この供給ユニット16では、位置決め部23が採取位置にあるときは、挿入空間38aが形成されることにより、採取部材45の先端を挿入空間38aに入れることが可能であり、組付装置40はワッシャWを採取しやすい。更にまた、シュート部材22には、通過溝24上に沿って設けられた積層防止部材26が配設されているため、ワッシャWが重なりにくく、通過溝24でワッシャWがつまってしまうのを防止することができる。そして、シュート部材22は、段差溝25の形成されている側が上方になるよう傾けて配置されており、位置決め部23は、段差面35が段差溝25と繋がるよう傾けて配置されている。この供給ユニット16では、上方に位置した段差溝25にワッシャWの突出した一部が引っ掛かって吊り下げられた状態になるため、ワッシャWを1枚ずつ整列させやすい。
また、位置決め部23には、シュート部材22の段差溝25と外部との間を直線で連通する連通溝28が形成されているため、例えば、段差溝25の幅、深さに合わせた押出部材を、連通溝28から段差溝25に挿入することにより、シュート部材22に残っているワッシャWを押し出して取り除くことができる。この供給ユニット16では、異なる種類のワッシャWへの変更が容易である。更に、位置決め部23は、採取位置へのスライド方向に面しておりワッシャWの外周面に当接する当接壁36が載置面34に隣接して形成されているため、当接壁36で支持することによって、確実に採取位置へワッシャWを移動できる。更にまた、ワッシャ供給装置20は、位置決め部23には載置面34上にワッシャWの存在を検出する検出部39が配設されており、供給制御部15は、導入位置において載置面34上にワッシャWが検出されたときには位置決め部23を採取位置へ移動させ、採取位置でワッシャWが検出されなくなったときには位置決め部23を導入位置へ移動させる。このワッシャ供給装置20では、ワッシャWの有無に応じて適切に位置決め部23の位置を変更することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、位置決め部23は、段差溝25に直交する方向にスライドするものとしたが、位置決め部23上のワッシャWとシュート部材22上のワッシャWとを切り離すことができれば、特にこれに限定されず、位置決め部23は、斜めにスライドしてもよいし、段差溝25の形成方向にスライドしてもよい。このワッシャ供給装置でも、ワッシャWの取り出しをより確実に行うことができる。
上述した実施形態では、固定部材37が固定され載置部材33が移動することにより、挿入空間38aが形成されるものとしたが、ワッシャWの下方に挿入空間38aが形成されるものとすれば、特にこれに限定されない。例えば、固定部材37が下方に移動するものとしてもよい。あるいは、ワッシャ供給装置20は、ワッシャWの下方に挿入空間38aが形成されなくてもよい。なお、ワッシャWの下方に挿入空間38aが形成される方が、ワッシャWを採取しやすい。
上述した実施形態では、シュート部材22には積層防止部材26が配設されているものとしたが、これを省略してもよい。なお、シュート部材22でのワッシャWの詰まりなどを考慮すれば、積層防止部材26を配設した方が望ましい。
上述した実施形態では、シュート部材22や載置部材33は、段差溝25の形成されている側が上方になるよう傾けて配置されているものとしたが、特にこれに限定されず、例えば、シュート部材22は、水平に配置されていてもよい。
上述した実施形態では、載置部材33には連通溝28が形成されているものとしたが、特にこれに限定されず、段差溝25に連通する連通空間が載置部材33に形成されているものとしてもよい。あるいは、載置部材33は、連通溝28や連通空間の形成が省略されていてもよい。連通溝28がなくとも、ワッシャ供給装置20では、ワッシャWの取り出しをより確実に行うことができる。
上述した実施形態では、検出部39の検出結果に応じて載置部材33の位置を変更するものとしたが、特にこれに限定されず、検出部39を省略してもよい。この場合において、ワッシャ供給装置20は、組付装置40でのワッシャWの採取結果に基づいて載置部材33を移動するものとしてもよい。なお、検出部39は、非接触式のセンサであるものとしたが、特にこれに限定されず、ワッシャWとの接触を検出するセンサとしてもよい。
上述した実施形態では、供給ユニット16を備えたワッシャ供給装置20として説明したが、供給ユニット16のみであってもよい。
本発明は、ワッシャを供給して装置を組み立てる分野に利用可能である。
10 組付システム、11 システム制御部、12 作業用プレート、14 搬送部、15 供給制御部、16 供給ユニット、19 基台、20 ワッシャ供給装置、21 供給部、22 シュート部材、23 位置決め部、24 通過溝、25 段差溝、26 積層防止部材、28 連通溝、29 検出溝、30 支持板、31 駆動部、32 L字部材、33 載置部材、34 載置面、35 段差面、36 当接壁、37 固定部材、38 露出面、38a 挿入空間、39 検出部、40 組付装置、41 多軸ロボットアーム、42 組付ヘッド、43 撮像ユニット、44 組付制御部、45 採取部材、B ボルト、W ワッシャ。

Claims (8)

  1. ねじれワッシャを採取する採取部に該ねじれワッシャを供給する供給ユニットであって、
    ねじれワッシャを通過させる通過溝と該通過溝に形成された段差溝とが形成され該ねじれワッシャを整列させるシュート部材と
    前記シュート部材の先端に配設され前記通過溝に繋がる載置面と前記段差溝に繋がる段差面とが形成され、且つ該載置面と該段差面とが前記ねじれワッシャの1つが載置される大きさに形成され、前記シュート部材の先に位置する導入位置と前記採取部が採取する採取位置との間でスライドする位置決め部と、を備え
    前記位置決め部は、前記導入位置においてスライドせず固定された固定部材の露出面が前記載置面及び前記段差面の中央の一部を形成しており、前記採取位置へスライドした際に前記固定部材がスライドしないことにより前記載置面及び前記段差面の中央の一部に前記採取部の先端を挿入可能な挿入空間が形成される、供給ユニット。
  2. 前記位置決め部は、前記通過溝に直交する方向にスライドする、請求項1に記載の供給ユニット。
  3. 前記シュート部材には、前記通過溝上に沿って設けられた積層防止部材が配設されている、請求項1又は2に記載の供給ユニット。
  4. 前記シュート部材は、前記段差溝の形成されている側が上方になるよう傾けて配置されており、
    前記位置決め部は、前記段差面が前記段差溝と繋がるよう傾けて配置されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の供給ユニット。
  5. 前記位置決め部には、前記シュート部材の前記段差溝と外部との間を直線で連通する連通空間又は連通溝が形成されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の供給ユニット。
  6. 前記位置決め部は、前記採取位置へのスライド方向に面しており前記ねじれワッシャの外周面に当接する当接壁が前記載置面に隣接して形成されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の供給ユニット。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の供給ユニットと、
    前記供給ユニットの前記シュート部材へ前記ねじれワッシャを供給する供給部と、
    を備えた供給装置。
  8. 前記位置決め部には前記載置面上にねじれワッシャの存在を検出する検出部が配設されており、
    前記導入位置において前記載置面上にねじれワッシャが検出されたときには前記位置決め部を前記採取位置へ移動させ、前記採取位置で前記ねじれワッシャが検出されなくなったときには前記位置決め部を前記導入位置へ移動させる制御部、を備えた請求項に記載の供給装置。
JP2016134798A 2016-07-07 2016-07-07 供給ユニット及び供給装置 Active JP6754234B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016134798A JP6754234B2 (ja) 2016-07-07 2016-07-07 供給ユニット及び供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016134798A JP6754234B2 (ja) 2016-07-07 2016-07-07 供給ユニット及び供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018001378A JP2018001378A (ja) 2018-01-11
JP6754234B2 true JP6754234B2 (ja) 2020-09-09

Family

ID=60947138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016134798A Active JP6754234B2 (ja) 2016-07-07 2016-07-07 供給ユニット及び供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6754234B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018001378A (ja) 2018-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5863103B2 (ja) 振動式部品供給装置
EP3197254B1 (en) Component-supplying device
JP2006225110A (ja) ねじの自動整列供給方法および装置
US7971703B2 (en) Conveying apparatus and conveyed object inspection apparatus
JP5903285B2 (ja) ネジ供給装置
JP6717816B2 (ja) 部品実装機
EP3163997B1 (en) Detection device
JP6754234B2 (ja) 供給ユニット及び供給装置
US20170181342A1 (en) Apparatus and method for feeding electronic components for insertion onto circuit boards
US20200068753A1 (en) Component feeder
JP6792473B2 (ja) 部品供給装置
JP6678291B2 (ja) ラジアルリード型電子部品供給装置
CN211515223U (zh) 一种螺丝直线度检测机构及螺丝自动化检测设备
JP6596654B2 (ja) ラジアルリード型電子部品供給装置
JP2012225855A (ja) 微小ワークの外観検査装置
JP6608867B2 (ja) ねじ部材供給装置のねじ部材取出機構
JP5281255B2 (ja) 部品検査装置
JP3801817B2 (ja) チップ部品の極性反転装置および極性反転方法
JPS6113239Y2 (ja)
EP3897088A1 (en) Component recovery device and component mounting machine
JP2006343291A (ja) 外径測定装置
JP7015204B2 (ja) 機内進入防止シュート構造
JPH02110017A (ja) ビス類の供給装置
CN220131223U (zh) 一种选向送料机
CN117813929A (zh) 部件安装装置、维护装置以及状态判定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6754234

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250