JP6754032B2 - インダクターキャリアの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はインダクターキャリアの製造方法に関する。
従来、インダクターをプリント配線基板に実装することを目的とするインダクターキャリアが用いられている(特許文献1参照)。インダクターキャリアとして、以下のような構造を有するものが知られている。このインダクターキャリアは、樹脂から成る板状の本体部と、本体部における上面に立設され、インダクターを構成するコアの孔に挿入可能なコア係止部と、本体部の下面から下方向に突出する金属性のピンと、を備える。
このインダクターキャリアは以下のように使用される。コア係止部をコアの孔に挿入することで、インダクターをインダクターキャリアに固定する。また、ピンをプリント配線基板の孔に差込み、はんだ付けする。
実開昭62−76512号公報
上記のインダクターキャリアは、まず、本体部及びコア係止部を成型し、次に、本体部の下面にピンの太さに対応した孔を設け、次に、その孔にピンの一部を差し込むという方法で製造される。
上記のはんだ付けの工程ではピンの温度が上昇し、その後、ピンの温度は下降する。上記の製造方法でピンを本体部に取り付けた場合、はんだ付けの工程で生じる温度変化の影響により、ピンが本体部から脱落してしまうおそれがある。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、本体部からピンが脱落することを抑制できるインダクターキャリアの製造方法を提供することを目的としている。
本開示のインダクターキャリアの製造方法は、板状の本体部と、前記本体部における第1の面に立設され、コアの孔に挿入可能なコア係止部と、前記本体部の側端面から突出するピンと、を備えるインダクターキャリアの製造方法であって、前記本体部を成型するための金型における空洞内に前記ピンの一部が配置された状態で、前記金型を用いて前記本体部を成型する。
本開示のインダクターキャリアの製造方法によれば、ピンの一部が本体部内に埋設された状態となるように、本体部を成型することができる。そのことにより、ピンが本体部から脱落することを抑制できる。
また、本開示のインダクターキャリアの製造方法によれば、ピンは本体部の側端面から突出する。そのため、例えば、インダクターキャリアをプリント配線基板に実装するとき等に、ピンに対して、本体部の板厚方向の力が加わっても、ピンが本体部から脱落しにくい。
図1Aは、インダクターキャリア1の構成を表す、第1の面27側から見た斜視図であり、図2Aは、インダクターキャリア1の構成を表す、第2の面29側から見た斜視図である。 図2Aは、インダクターキャリア1の構成を表す側面図であり、図2Bは、インダクターキャリア1の構成を表す正面図であり、図2Cは、インダクターキャリア1の構成を表す、第1の面27側から見た平面図であり、図2Dは、インダクターキャリア1の構成を表す、第2の面29側から見た平面図である。 図2BにおけるIII-III断面での断面図である。 図4Aは、本体部3及びコア係止部5の構成を表す、第1の面27側から見た斜視図であり、図4Bは、本体部3及びコア係止部5の構成を表す、第2の面29側から見た斜視図であり、図4Cは、本体部3及びコア係止部5の構成を表す、第1の面27側から見た平面図であり、図4Dは、本体部3及びコア係止部5の構成を表す、第2の面29側から見た平面図である。 図3と同じ断面における本体部3の断面図である。 図6Aは、軟質部15の構成を表す、第1の面27側から見た斜視図であり、図6Bは、軟質部15の構成を表す、第2の面29側から見た斜視図である。 フープ63の構成及び製造方法を表す説明図である。 図8Aは、フープ63を金型に配置して本体部3及びコア係止部5を成型した状態を表す平面図であり、図8Bは、フープ63を金型に配置して本体部3及びコア係止部5を成型した状態を表す斜視図であり、図8Cは、ピン65、67、69、71のうち、貫通孔35、37内にある部分を除去した状態を表す平面図であり、図8Dは、軟質部15を成型した状態を表す平面図である。 図9Aは、ピン7、9、11、13を連結部73、75から切り離した状態を表す斜視図であり、図9Bは、ピン7、9、11、13を折り曲げた状態を表す斜視図である。 図10Aは、インダクターキャリア1の使用状態を表す斜視図であり、図10Bは、インダクターキャリア1の使用状態を表す側面図である。 ワイヤ87、89の形態を表す平面図である。 図12Aは、ワイヤ87、89を金型に配置して本体部3及びコア係止部5を成型した状態を表す平面図であり、図12Bは、ワイヤ87、89を金型に配置して本体部3及びコア係止部5を成型した状態を表す斜視図であり、図12Cは、ワイヤ87、89のうち、貫通孔35、37内にある部分を除去した状態を表す平面図であり、図12Dは、軟質部15を成型した状態を表す平面図である。 ピン7、9、11、13を折り曲げた状態を表す斜視図である。
本開示の実施形態を図面に基づき説明する。
<第1実施形態>
1.インダクターキャリア1の構成
インダクターキャリア1の構成を図1A〜図6Bに基づき説明する。図1A〜図2Dに示すように、インダクターキャリア1は、本体部3と、コア係止部5と、ピン7、9、11、13と、軟質部15と、を備える。
図4A〜図4Dに示すように、本体部3は板状の部材である。本体部3の材料はフェノール樹脂である。本体部3をその板厚方向から見たとき、本体部3の形状は、基本的には円形であって、外周の4箇所においてL字型に切り欠かれた形状を有する。本体部3の側端面17のうち、L字型に切り欠かれた形状の部分における一方の側端面を、19、21、23、25とする。
側端面19と側端面21とは同一平面上にある。側端面23と側端面25とは同一平面上にある。側端面19と側端面25とは対向し、互いに平行である。側端面21と側端面23とは対向し、互いに平行である。
本体部3における一方の主面を第1の面27とする。本体部3における第1の面27とは反対側の主面を第2の面29とする。
本体部3は、第1の面27に溝31、33を備える。本体部3の板厚方向から見たとき、溝31、33の形状は、それぞれ円弧形状である。溝31、33の底は、第2の面29には達しない。本体部3は、第1の面27から第2の面29に達する貫通孔35、37を備える。本体部3の板厚方向から見たとき、貫通孔35、37の形状は、それぞれ直線形状である。本体部3の板厚方向から見たとき、溝31、33、及び貫通孔35、37は、全体として、1つの環を形成するように配置されている。
本体部3は、第2の面29に、X字形状の溝38を備える。溝38の底は、第1の面27には達しない。溝38の4つの端部は、貫通孔35、37のどちらかの端部に接続している。
図5に示すように、本体部3は、側端面19から貫通孔37に至るピン孔41と、側端面21から貫通孔35に至るピン孔43と、側端面23から貫通孔35に至るピン孔45と、側端面25から貫通孔37に至るピン孔47と、を備える。
ピン孔41の軸方向、貫通孔37の長手方向、及びピン孔47の軸方向は、同一直線上にある。また、ピン孔43の軸方向、貫通孔35の長手方向、及びピン孔45の軸方向は、同一直線上にある。ピン孔41、43、45、47の軸方向は全て平行である。なお、溝31、33、貫通孔35、37、及び溝38は凹部に対応する。
図1A〜図2C、図4A〜図4Cに示すように、コア係止部5は、第1の面27に立設されている一対のリブ5A、5Bから成る。リブ5A、5Bは、それらの間に一定の間隔をおいて対向している。
本体部3のうち、リブ5A、5Bと接続する部分は、溝31、33、及び貫通孔35、37から成る環の内側の部分である。リブ5A、5Bの長手方向は、本体部3の板厚方向と平行である。リブ5A、5Bは、それぞれ、それらの先端における外側に、爪部39を備えている。爪部39の断面形状は、矢じり形状である。コア係止部5の材料はフェノール樹脂である。
インダクターキャリア1を使用するとき、コア係止部5は、コアの孔に挿入される。そのことにより、インダクターキャリア1に対しコアを固定することができる。
図3に示すように、ピン7の根元部分は、ピン孔41内に埋没している。図1B、図2Aに示すように、ピン7の先端部分は、側端面19から突出している。ピン7の根元部分と先端部分とは、L字型に屈曲している。
図3に示すように、ピン9の根元部分は、ピン孔43内に埋没している。図1Bに示すように、ピン9の先端部分は、側端面21から突出している。ピン9の根元部分と先端部分とは、L字型に屈曲している。
図3に示すように、ピン11の根元部分は、ピン孔45内に埋没している。図1A、図1B、図2Bに示すように、ピン11の先端部分は、側端面23から突出している。ピン11の根元部分と先端部分とは、L字型に屈曲している。
図3に示すように、ピン13の根元部分は、ピン孔47内に埋没している。図1A〜図2Bに示すように、ピン13の先端部分は、側端面25から突出している。ピン13の根元部分と先端部分とは、L字型に屈曲している。
ピン7、9、11、13の先端部分の軸方向は、本体部3の板厚方向と平行である。ピン7、9、11、13の先端は、第2の面29の側にある。ピン7、9、11、13の材料は金属である。
軟質部15は、図1A〜図2Dに示すように、本体部3に取り付けられ、第1の面27及び第2の面29における一部を覆っている。軟質部15の一部は、溝31、33、貫通孔35、37、溝38内に存在する。
軟質部15は、図6A、図6Bに示すように、溝31内に存在する部分49、溝33内に存在する部分51、貫通孔35内に存在する部分53、貫通孔37内に存在する部分55、溝38内に存在する部分57を備える。軟質部15における第1の面27側の表面と、第1の面27とは面一である。
さらに、軟質部15は、図1B〜図2B、図2D、図6A、図6Bに示すように、第2の面29の側に、4個の突起部59を備える。本体部3の板厚方向から見たとき、突起部59の位置は、貫通孔35の両端部と、貫通孔37の両端部である。
突起部59の形状は半球形状である。すなわち、本体部3の板厚方向から突起部59を見たとき、その形状は円形である。また、本体部3の板厚方向に平行な断面で突起部59を見たとき、その断面形状は半円形である。突起部59は、本体部3の板厚方向において、第2の面29よりも突出している。
軟質部15のうち、突起部59を除く部分における第2の面29側の表面と、第2の面29とは面一である。図3に示すように、軟質部15のうち、部分53は、ピン9とピン11との間に充填されている。よって、ピン9とピン11とは部分53によって電気的に絶縁されている。また、軟質部15のうち、部分55は、ピン7とピン13との間に充填されている。よって、ピン7とピン13とは部分55によって電気的に絶縁されている。
軟質部15の材料はエラストマである。このエラストマは、本体部3の材料であるフェノール樹脂よりも柔らかい。エラストマは粘弾性を有する。
2.インダクターキャリア1の製造方法
インダクターキャリア1の製造方法を図7〜図9Bに基づき説明する。まず、図7に示すように、矩形の金属板61に対しプレス加工を行うことにより、フープ63を製造する。フープ63は、互いに平行な4本のピン65、67、69、71と、連結部73、75とから成る。ピン65、67、69、71の形状は棒状である。連結部73は、ピン65、67、69、71の一方の端部と連結し、連結部75は、ピン65、67、69、71の反対側の端部と連結する。フープ63は輪形状の導電性部材の一例である。
次に、本体部3及びコア係止部5を成型するための金型を用意する。この金型は、本体部3及びコア係止部5を成型するための空洞を2つ備える。この金型に、フープ63を配置する。このとき、ピン65、67が金型の1つの空洞を横切り、ピン69、71が金型の他の空洞を横切るようにする。ピン65、67、69、71の中央部分は空洞の内部にあり、ピン65、67、69、71の両端は、空洞の両側に突出している。
上記の状態で、金型を用いて本体部3及びコア係止部5を成型すると、図8A及び図8Bに示すものが得られる。ピン65、69は、後に、ピン7、13が占める位置にある。また、ピン65、69は、貫通孔37内を通っている。ピン65、67のうち、貫通孔37内を通る部分は、本体部3の外側から視認可能である。
ピン67、71は、後に、ピン9、11が占める位置にある。また、ピン67、71は、貫通孔35内を通っている。ピン67、71のうち、貫通孔35内を通る部分は、本体部3の外側から視認可能である。
次に、図8Cに示すように、ピン65、69のうち、貫通孔37内にある部分を除去する。ピン65、69のうち、貫通孔37内にある部分は、本体部3内にある一部に対応する。除去されずに残ったピン65、69のうち、連結部73側の部分はピン7となり、連結部75側の部分はピン13となる。また、ピン67、71のうち、貫通孔35内にある部分を除去する。ピン67、71のうち、貫通孔35内にある部分は、本体部3内にある一部に対応する。除去されずに残ったピン67、71のうち、連結部73側の部分はピン9となり、連結部75側の部分はピン11となる。
次に、図8Dに示すように、軟質部15を成型する。軟質部15の一部は、貫通孔35、37内に充填される。上述したように、ピン65、67、69、71のうち、貫通孔35、37内にある部分は除去されているので、軟質部15の一部は、ピン65、67、69、71が除去された部分に充填されることになる。
次に、図9Aに示すように、ピン7、9を連結部73から切り離し、ピン11、13を連結部75から切り離す。次に、図9Bに示すように、ピン7、9、11、13を折り曲げて、インダクターキャリア1を完成する。
3.インダクターキャリア1の使用方法
インダクターキャリア1の使用方法を図10A、図10Bに基づき説明する。インダクター77を用意する。このインダクター77は、円環形状のコア79と、その周囲に巻き回されたワイヤ81とを備える。インダクター77をインダクターキャリア1に取り付ける。具体的には、コア係止部5をコア79の孔に挿入する。このとき、爪部39は、コア79の孔を通過した後、外側に広がり、コア79の上端部を係止する。
ワイヤ81の端部を、ピン7、9、11、13に接続する。ピン7、9、11、13は、それぞれ、側端面19、21、23、25から突出している。そのため、ピン7、9、11、13までのワイヤ81の配線距離は、ピン7、9、11、13が第2の面29から突出している場合より小さくなる。そのことにより、インダクター77のインピーダンスを小さくすることができる。
また、ピン7、9、11、13は、それぞれ、側端面19、21、23、25から突出しているので、ワイヤ81の端部をピン7、9、11、13に接続する作業を、第1の面27側から行うことができる。そのことにより、作業効率が向上する。
本体部3の上面は、インダクター77の底面と接する。本体部3の上面であって、インダクター77の底面と接する部分の少なくとも一部は、軟質部15である。
インダクター77を取り付けたインダクターキャリア1を、プリント配線基板83に取り付ける。具体的には、ピン7、9、11、13を、プリント配線基板83に設けられた孔85に挿入し、はんだ付けする。このとき、インダクターキャリア1のうち、突起部59が、プリント配線基板83の上面と接する。
4.インダクターキャリア1及びその製造方法が奏する効果
(1A)インダクターキャリア1は軟質部15を備える。軟質部15は第1の面27及び第2の面29における一部を覆う。そのため、インダクターキャリア1がコイルやプリント配線基板と接する部分の少なくとも一部は軟質部15である。また、軟質部15は本体部3よりも柔らかい材料から成る。その結果、インダクターキャリア1は、インダクターのコイルが振動した場合でも、ノイズ音の発生を抑制できる。
(1B)本体部3は、溝31、33、貫通孔35、37、溝38を備え、軟質部15の一部はそれらの内部に存在する。そのため、軟質部15が本体部3から脱落しにくい。
(1C)軟質部15は、第2の面29の側に突起部59を備える。そのため、インダクターキャリア1のうち、プリント配線基板と接触する部分は、突起部59となる。突起部59は本体部3よりも柔らかい材料から成る。その結果、第2の面29とプリント配線基板との界面で生じるノイズ音を一層抑制できる。また、インダクターのコイルにおける振動をプリント配線基板へ伝えることも一層抑制できる。
(1D)突起部59は半球の形状を有する。そのため、突起部59とプリント配線基板との接触面積が一層小さくなる。その結果、突起部59とプリント配線基板との界面で生じるノイズ音を一層抑制できる。また、インダクターのコイルにおける振動をプリント配線基板へ伝えることも一層抑制できる。
(1E)軟質部15の材料は、弾性を有するエラストマである。そのため、ノイズ音の発生を一層抑制できる。
(1F)本実施形態では、本体部3及びコア係止部5を成型するための金型における空洞内にピン65、67、69、71の一部が配置された状態で、金型を用いて本体部3及びコア係止部5を成型する。成形の結果、本体部3及びコア係止部5に埋め込まれたピン65、67、69、71の一部は、ピン7、9、11、13となる。そのことにより、本体部3からピン7、9、11、13が脱落することを抑制できる。
(1G)本実施形態では、本体部3及びコア係止部5を成型するとき、金型の空洞を横断するとともに、その空洞の両側に突出するように、ピン65、67、69、71を配置する。そして、本体部3及びコア係止部5の成形後、ピン65、67、69、71のうち、本体部3内にある一部を除去する。そのことにより、ピン7とピン9とを電気的に絶縁し、ピン11とピン13とを電気的に絶縁することができる。また、ピン65、67、69、71のうち、切り取った部分が本体部3の内部に残らない。
(1H)本実施形態では、ピン65、67、69、71が除去された部分に軟質部15を充填する。そのことにより、ピン7とピン9との間に軟質部15が充填され、ピン11とピン13との間に軟質部15が充填される。その結果、ピン7とピン9とを一層確実に絶縁し、ピン11とピン13とを一層確実に絶縁することができる。
(1I)本実施形態では、本体部3及びコア係止部5を成形するまで、ピン65、67、69、71はフープ63の一部である。そのため、本体部3及びコア係止部5を成形するとき、ピン65、67、69、71を適切な位置に保持することが容易である。さらに、インダクターキャリア1の連続生産が容易になる。
<第2実施形態>
1.第1実施形態との相違点
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
本実施形態では、インダクターキャリア1を、以下の方法で製造する。まず、図11に示すように、一対のワイヤ87、89を用意する。
次に、本体部3及びコア係止部5を成型するための金型を用意する。この金型は、本体部3及びコア係止部5を成型するための空洞を1つ備える。この金型に、ワイヤ87、89を配置する。ワイヤ87、89の中央部分は空洞の内部にあり、ワイヤ87、89の両端は、空洞の両側に突出している。
上記の状態で、金型を用いて本体部3及びコア係止部5を成型すると、図12A及び図12Bに示すものが得られる。ワイヤ87は、後に、ピン7、13が占める位置にある。また、ワイヤ87は、貫通孔37内を通っている。ワイヤ87のうち、貫通孔37内を通る部分は、本体部3の外側から視認可能である。
ワイヤ89は、後に、ピン9、11が占める位置にある。また、ワイヤ89は、貫通孔35内を通っている。ワイヤ89のうち、貫通孔35内を通る部分は、本体部3の外側から視認可能である。
次に、図12Cに示すように、ワイヤ87のうち、貫通孔37内にある部分を除去する。ワイヤ87のうち、貫通孔37内にある部分は、本体部3内にある一部に対応する。除去されずに残ったワイヤ87のうち、一方はピン7となり、他方はピン13となる。また、ワイヤ89のうち、貫通孔35内にある部分を除去する。ワイヤ89のうち、貫通孔35内にある部分は、本体部3内にある一部に対応する。除去されずに残ったワイヤ89のうち、一方はピン9となり、他方はピン11となる。
次に、図12Dに示すように、軟質部15を成型する。軟質部15の一部は、貫通孔35、37内に充填される。上述したように、ワイヤ87、89のうち、貫通孔35、37内にある部分は除去されているので、軟質部15の一部は、ワイヤ87、89が除去された部分に充填されることになる。
次に、図13に示すように、ピン7、9、11、13を折り曲げて、インダクターキャリア1を完成する。
2.インダクターキャリア1及びその製造方法が奏する効果
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1A)〜(1H)に加え、以下の効果が得られる。
(2A)金属板61からプレス加工によりフープ63を製造する必要がない。そのため、ピン7、9、11、13の形成に用いる材料の量を節減できる。
<他の実施形態>
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)本体部3の材料は、フェノール樹脂以外の材料であってもよい。フェノール樹脂以外の材料として、例えば、フェノール樹脂以外の熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等が挙げられる。フェノール樹脂以外の熱硬化性樹脂として、例えば、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂(UF)等が挙げられる。熱可塑性樹脂として、例えば、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ABS樹脂、ポリフェニレンサルファイド、ポリアセタール等が挙げられる。
(2)リブ5Aの長手方向と、リブ5Bの長手方向とは、平行ではなく、先端に近づくほど、遠ざかってもよい。
(3)コア係止部5は他の形態を有していてもよい。例えば、コア係止部5は1つのリブから成るものであってもよい。
(4)軟質部15は他の形態を有していてもよい。例えば、突起部59は、本体部3の板厚方向から見たとき、直線状、又は曲線状に連続する形態を有していてもよい。
(5)軟質部15の材料は適宜選択することができる。軟質部15の材料は、例えば、ゴムであってもよい。
(6)軟質部15は、本体部3の板厚方向において、第1の面27よりも突出していてもよい。
(7)軟質部15は、第1の面27の全てを覆ってもよい。また、軟質部15は、第2の面29の全てを覆ってもよい。
(8)ピン7、9、11、13は、第2の面29から突出していてもよい。ピン7、9、11、13を本体部3に取り付ける方法は他の方法であってもよい。例えば、第2の面29に孔を設け、その孔にピン7、9、11、13の根元部分を差し込んでもよい。
(9)ピン孔41の軸方向、ピン孔47の軸方向は、同一線上に無くてもよい。
(10)第1実施形態において、本体部3及びコア係止部5を成形する前に、ピン65、67、69、71を金型の空洞内の位置で、それぞれ2つに分割してもよい。分割されたピン65、67、69、71は、ピン7、9、11、13となる。その後、分割されたピン65、67、69、71が金型に配置された状態で、本体部3及びコア係止部5を成形してもよい。この場合、分割されたピン65、67、69、71の間に軟質部15が充填される。
(11)第2実施形態において、本体部3及びコア係止部5を成形する前に、ワイヤ87、89を金型の空洞内の位置で、それぞれ2つに分割してもよい。分割されたワイヤ87、89は、ピン7、9、11、13となる。その後、分割されたワイヤ87、89(すなわちピン7、9、11、13)が金型に配置された状態で、本体部3及びコア係止部5を成形してもよい。この場合、分割されたワイヤ87、89の間に軟質部15が充填される。
(12)第2実施形態において、金型は、本体部3及びコア係止部5を成形するための空洞を複数備えていてもよい。その複数の空洞を横断するように、ワイヤ87、89を配置し、本体部3及びコア係止部5を成形することができる。この場合、複数の本体部3が、共通のワイヤ87、89により連結された形態となる。成形後、本体部3同士の間でワイヤ87、89を切り離すことで、複数のインダクターキャリア1を製造できる。
(13)上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…インダクターキャリア、3…本体部、5…コア係止部、5A、5B…リブ、7、9、11、13…ピン、15…軟質部、17、19、21、23、25…側端面、27…第1の面、29…第2の面、31、33、38…溝、35、37…貫通孔、39…爪部、41、43、45、47…ピン孔、59…突起部、61…金属板、63…フープ、65、67、69、71…ピン、73、75…連結部、77…インダクター、79…コア、81…ワイヤ、83…プリント配線基板、85…孔、87、89…ワイヤ

Claims (3)

  1. 板状の本体部と、
    前記本体部における第1の面に立設され、コアの孔に挿入可能なコア係止部と、
    前記本体部の側端面から突出するピンと、
    を備えるインダクターキャリアの製造方法であって、
    前記本体部を成型するための金型における空洞内に前記ピンの一部が配置された状態で、前記金型を用いて前記本体部を成型し、
    前記本体部を成型するとき、前記空洞を横断するとともに、前記空洞の両側に突出するように前記ピンを配置し、
    前記本体部の成型後、前記ピンのうち、前記本体部内にある一部を除去することで、前記ピンの長手方向における一方の側の端部と、前記ピンの前記一方とは反対側の端部とを分割し、
    前記本体部よりも柔らかい材料から成る軟質部により、前記第1の面、及び前記第1の面とは反対側の第2の面における少なくとも一部を覆うとともに、前記ピンが除去された部分に前記軟質部を充填するインダクターキャリアの製造方法。
  2. 請求項1記載のインダクターキャリアの製造方法であって、
    前記金型は前記空洞を複数備え、
    前記複数の空洞のそれぞれの内部を横断するように前記ピンを配置し、
    前記本体部の成型後、前記本体部同士の間で前記ピンを切り離すインダクターキャリアの製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載のインダクターキャリアの製造方法であって、
    前記ピンは、少なくとも前記本体部を成型するまでは、輪形状の導電性部材の一部であるインダクターキャリアの製造方法。
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