JP6751987B2 - 車両構造 - Google Patents

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本発明は、サスペンションを支持するサスペンションメンバと、エキゾーストマニホールドに連結されるエキゾーストパイプと、を備える車両構造に関する。
前方に内燃機関を搭載する車両では、内燃機関のエキゾーストマニホールドに連結されるエキゾーストパイプが車長方向の後方側に延びる場合が多い。一方、車両には左右のタイヤのサスペンションを支持するサスペンションメンバが設けられており、そのサスペンションメンバは、車幅方向に延びている。つまり、エキゾーストパイプとサスペンションメンバとが交差する配置となる車両が存在する。エキゾーストパイプは、地上から一定以上離隔している必要があるため、エキゾーストパイプとサスペンションメンバの交差箇所では、エキゾーストパイプまたはサスペンションメンバのいずれかを車両上方側に屈曲させる必要がある。
しかし、エキゾーストパイプを車両上方に屈曲させる構成では、エキゾーストパイプのレイアウトの変更が複雑になるし、エキゾーストパイプの熱が車室に伝播しないようにエキゾーストパイプの上方にヒートインシュレーターを設ける必要がある。その結果、車両のコストや重量が増加するという問題がある。また、サスペンションメンバを車両上方に屈曲させる構成では、真っ直ぐなサスペンションメンバに比べて低剛性となるため、サスペンションメンバの板厚を大きくする必要がある。そのため、サスペンションメンバを屈曲させる構成においても、車両のコストや重量が増加するという問題がある。
上記問題点を解決する技術として、例えば特許文献1に記載の技術が挙げられる。特許文献1では、サスペンションメンバの上部を円弧状に切断し、その切断部分にパイプ部材を設置すると共に、パイプ部材の内部に排気管(エキゾーストパイプ)を挿通させている(特に、特許文献1の図3を参照)。パイプ部材の内径は、エキゾーストパイプの外径よりもかなり大きくなっており、エキゾーストパイプやサスペンションメンバが振動しても、パイプ部材とエキゾーストパイプとが接触しないようになっている。このような構成とすることで、エキゾーストパイプの車両上方への屈曲量を低減できる。
特開平7−108951号公報
しかし、特許文献1の構成では、サスペンションメンバの上部を円弧状に切断しているため、サスペンションメンバの剛性の低下を避けることができない。そのため、特許文献1の構成では、サスペンションメンバにおけるパイプ部材が設けられる部分に補強部材を配置し、サスペンションメンバの剛性を確保している。このような補強部材の配置は煩雑であり、なにより部品点数が増加するため、車両の生産性の点で課題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、簡単な構成で、サスペンションメンバとエキゾーストパイプの双方を極端に屈曲させることなく交差させることができる車両構造を提供することにある。
本発明の一態様に係る車両構造は、
サスペンションを支持するサスペンションメンバと、エキゾーストマニホールドに連結されるエキゾーストパイプと、を備える車両構造であって、
前記サスペンションメンバは、前記エキゾーストパイプを貫通させる貫通孔を備え、
前記エキゾーストパイプは、前記貫通孔に固定されており、
前記エキゾーストパイプにおける前記エキゾーストマニホールドと前記サスペンションメンバとの間に振動遮断部材を備える。
上記構成によれば、サスペンションメンバとエキゾーストパイプを屈曲させることなく交差させることができ、部材を屈曲させることに伴う車両のコストや重量の増加を抑制できる。また、貫通孔に固定されるエキゾーストパイプが、サスペンションメンバを補強する補強部材として機能することから、貫通孔を設けたことによるサスペンションメンバの剛性の低下を抑制できる。
また、上記構成では、エキゾーストパイプにおけるエキゾーストマニホールドとサスペンションメンバとの間に振動遮断部材が設けられており、振動遮断部材を挟む一方の振動が他方に伝達されることを防止または低減できる。例えば、エキゾーストマニホールドの振動がサスペンションメンバに伝達され、サスペンションメンバの貫通孔とエキゾーストパイプとの固定部分に過大な応力が作用することが抑制される。また、サスペンションメンバの振動によって、エキゾーストマニホールドとエキゾーストパイプとの連結部などに過大な応力が作用することが抑制される。
実施形態1に示す車両構造の概略構成図である。 図1に示すサスペンションメンバのII−II断面図である。
以下、図面を参照して、実施形態に係る車両構造を具体的に説明する。なお、本発明は、これらの例示に限定されず、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
図1の車両構造1の概略構成図は、車両の下部に配置されるサスペンションメンバ2とエキゾーストパイプ3を、車両の側方から見たときの位置関係を示しており、図2は、図1のII−II断面図である。図1,2では、車両後方側をRRで、車両上方側をUPで、車両右方側をRHで示す。
上記車両構造1におけるサスペンションメンバ2の長さ方向(図1の紙面奥行き方向、図2の紙面左右方向)の両端部には、サスペンション5が支持されている(図1では、紙面奥行き側のサスペンションのみを簡略化して示している)。また、エキゾーストパイプ3は、内燃機関(図示せず)のエキゾーストマニホールド6に連結されている。本例の車両構造1の特徴の一つとして、エキゾーストパイプ3がサスペンションメンバ2に貫通されていることと、エキゾーストパイプ3に振動遮断部材4が配置されていることを挙げることができる。以下、車両構造1の各構成を詳細に説明する。
≪サスペンションメンバ≫
サスペンションメンバ2は、その車幅方向のほぼ中間の位置に、車長方向に貫通する貫通孔20を備える。サスペンションメンバ2における貫通孔20が設けられた部分は、図2に示されるように、車両の上下方向に膨らんでおらず、貫通孔20が設けられた部分の車幅方向の両側の部分と変わらない厚さになっている。
本例のサスペンションメンバ2は、上部部材2Uと下部部材2Dとを組み合わせることで構成されている。図2に示すように、上部部材2Uには車両上方側UPに凹む半円状の凹部が形成されており、下部部材2Dには車両下方側に凹む半円弧状の凹部が形成されている。上部部材2Uの凹部と、下部部材2Dの凹部とは互いに対応する位置に配置されており、両部材2U,2Dを組み合わせたときに、上部部材2Uの凹部と下部部材2Dの凹部とで貫通孔20が形成される。なお、サスペンションメンバ2は一体の部材であっても良く、その場合、機械加工によってサスペンションメンバ2に貫通孔20を形成することができる。
貫通孔20の内径は、後述するエキゾーストパイプ3の外径にほぼ一致しており、貫通孔20の内周面とエキゾーストパイプ3の外周面の少なくとも一部同士が接触するようになっている。上部部材2Uと下部部材2Dとを組み合わせる際、上部部材2Uの凹部と下部部材2Dの凹部とでエキゾーストパイプ3を挟み込むようにすることで、貫通孔20にエキゾーストパイプ3が挿通された状態にすることができる。この構成であれば、貫通孔20に後からエキゾーストパイプ3を差し込むよりも、貫通孔20とエキゾーストパイプ3とのクリアランスを小さく設定できる。
≪エキゾーストパイプ≫
エキゾーストパイプ3は、エキゾーストマニホールド6との連結部から車両後方側RRに屈曲された部分以外は、車両の上下方向に屈曲されることなく、車両後方側RRに延びている。このように、エキゾーストパイプ3を車両後方側RRに真っ直ぐに延ばすことができるのは、サスペンションメンバ2に貫通孔20が形成されているからである。
上記エキゾーストパイプ3は、貫通孔20に固定されている。両者3,20の固定は、圧接によって行なっても良いし、接着や溶接によって行なっても良い。本例では溶接により上記固定を行っている。
≪振動遮断部材≫
振動遮断部材4は、この部材を挟む一方の振動が他方に伝達されることを防止または低減する部材であって、例えばフレキシブルジョイントを挙げることができる。本例では、振動遮断部材4は、エキゾーストパイプ3におけるエキゾーストマニホールド6とサスペンションメンバ2との間に設けられている。振動遮断部材4によって、内燃機関の振動がサスペンションメンバ2に、サスペンションメンバ2の振動が内燃機関に伝達されることを防止または抑制できる。フレキシブルジョイントの代わりに、複数のボールジョイントを繋いで振動遮断部材4を構成することもできる。
さらに、エキゾーストパイプ3におけるサスペンションメンバ2よりも車両後方側RRにも、振動遮断部材4を設けても良い。そうすることで、サスペンションメンバ2の振動が、図示しないマフラーに伝達されたり、マフラーの振動がサスペンションメンバ2に伝達されたりすることを防止または低減できる。
≪効果≫
上記構成によれば、サスペンションメンバ2とエキゾーストパイプ3を屈曲させることなく交差させることができ、部材を屈曲させることに伴う車両のコストや重量の増加を抑制できる。また、貫通孔20に固定されるエキゾーストパイプ3が、サスペンションメンバ2を補強する補強部材として機能する。そのため、上記構成によれば、サスペンションメンバ2の厚さを厚くしたり、特許文献1のように追加の補強部材を用いたりすることなく、サスペンションメンバ2の剛性を維持することができる。十分な剛性を有するサスペンションメンバ2は、車両の走行安定性を向上させる。
また、エキゾーストパイプ3におけるエキゾーストマニホールド6とサスペンションメンバ2との間に振動遮断部材4を設けることで、内燃機関の振動(エキゾーストマニホールド6の振動)がサスペンションメンバ2に伝達され、サスペンションメンバ2の貫通孔20とエキゾーストパイプ3との固定部分に過大な応力が作用することが抑制される。また、サスペンションメンバ2の振動によって、エキゾーストマニホールド6とエキゾーストパイプ3との連結部などに過大な応力が作用することが抑制される。
本発明の車両構造は、特に、エキゾーストパイプとサスペンションメンバの交差が生じ易い車両、例えば横置きのフロントエンジンで前方排気の車両に適用することが有効である。また、本発明の車両構造は、サスペンションメンバからフロアパネルまでの距離が短い車両、つまり車室空間の高さを十分に確保したい車両(例えば、ワンボックスカーなど)に好適である。
1 車両構造
2 サスペンションメンバ 20 貫通孔
2U 上部部材 2D 下部部材
3 エキゾーストパイプ
4 振動遮断部材
5 サスペンション
6 エキゾーストマニホールド

Claims (1)

  1. サスペンションを支持するサスペンションメンバと、エキゾーストマニホールドに連結されるエキゾーストパイプと、を備える車両構造であって、
    前記サスペンションメンバは、上部部材と、前記上部部材に組み合わされる下部部材と、前記エキゾーストパイプを貫通させる貫通孔を備え、
    前記上部部材及び前記下部部材はそれぞれ、前記上部部材と前記下部部材とが重ね合わされることで前記貫通孔を形成する凹部を備え
    前記エキゾーストパイプは、溶接によって前記貫通孔に固定されており、
    前記エキゾーストパイプにおける前記エキゾーストマニホールドと前記サスペンションメンバとの間に振動遮断部材を備える車両構造。
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