JP6749423B2 - 自動操舵制御装置及び自動操舵制御方法 - Google Patents

自動操舵制御装置及び自動操舵制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両の操舵量を自動制御する自動操舵制御を行うことが可能な自動操舵制御装置及び自動操舵制御方法に関する。
従来から、車両に自律的な走行をさせることを目的として、車両の目標軌跡を算出し、目標軌跡に追従させるように車両の操舵量を自動制御する自動操舵制御装置がある。このような自動操舵制御装置は、例えば特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載されている自動操舵制御装置は、目標軌跡のうち基準座標系の原点から最近傍点での接線方向を、車両の目標進行方向として設定し、当該目標進行方向などに基づいて横滑り角の偏差を求め、当該偏差が抑制されるように車両の操舵量を制御する。
特開2015−077908号公報
しかしながら特許文献1に記載の自動操舵制御装置において、車両の横滑り角が過度に大きくなると、タイヤのコーナリングフォースが飽和して、経路追従性が損なわれる結果、車両の挙動が不安定になる可能性がある。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、車両において経路追従性が損なわれる走行を回避可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る自動操舵制御装置は、車両の操舵量を自動制御する自動操舵制御を行うことが可能な自動操舵制御装置であって、前記車両の走行軌跡とすべき目標軌跡を取得する目標軌跡取得部と、前記目標軌跡に基づいて、前記車両の舵角とすべき目標舵角を取得する目標舵角取得部と、前記目標舵角と、前記車両の車両状態とに基づいて、前記車両が前記目標舵角で走行する場合の横滑り角を推定する横滑り角推定部と、前記横滑り角推定部で推定された前記横滑り角が、予め規定された規定値以上である場合に、前記自動操舵制御の中止、または、前記横滑り角が小さくなるように前記目標舵角を調整するための操舵量調整ゲインの制御、を行う自動操舵制御部とを備える。

本発明によれば、推定された前記横滑り角が、予め規定された規定値以上である場合に、自動操舵制御の中止、及び、目標舵角を調整するための操舵量調整ゲインの制御、の少なくともいずれか1つを行う。これにより、車両において経路追従性が損なわれる走行を回避することができる。
本発明の目的、特徴、態様及び利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
関連自動操舵制御装置における横滑り角と走行軌跡との関係を説明するための図である。 関連自動操舵制御装置における横滑り角と走行軌跡との関係を説明するための図である。 関連自動操舵制御装置における横滑り角とコーナリングフォースとの関係を説明するための図である。 実施の形態1に係る自動操舵制御装置が適用された車両システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る自動操舵制御装置が適用された車両システムの具体的なハードウェア構成の一例を示す図である。 実施の形態1に係る自動操舵制御装置が適用された車両システムの別の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る自動操舵制御装置が適用された車両システムの動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る自動操舵制御装置が適用された車両システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る自動操舵制御装置が適用された車両システムの動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る自動操舵制御装置が適用された車両システムの動作を示すフローチャートである。 変形例に係る自動操舵制御装置が適用された車両システムの具体的なハードウェア構成の一例を示す図である。 変形例に係る自動操舵制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 変形例に係る自動操舵制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1に係る自動操舵制御装置について説明する前に、それと関連する関連自動操舵制御装置について説明する。
図1は、走行している車両40の横滑り角が小さい状態を示す図であり、図2は、走行している車両40の横滑り角が大きい状態を示す図である。また、図3は、横滑り角に対するコーナリングフォースを示す図である。
ここで、横滑り角は、タイヤの接地点においてタイヤの中心面とタイヤの進行方向とが成す角である。つまり、横滑り角は、平面視におけるタイヤの回転方向と、タイヤ全体が実際に進行していく進行方向とが成す角である。なお、タイヤの回転方向は、操舵量に対応する方向であり、タイヤ全体の進行方向は、舵角に対応する方向である。横滑り角は、車体の中心線と車体の重心点の進行方向とが成す角であってもよい。コーナリングフォースは、車両の旋回時においてタイヤの進行方向と直交する横方向の力であり、タイヤのグリップにより生じる力である。
さて図1に示すように、横滑り角が小さい場合には、車両40の走行軌跡とすべき目標軌跡41と、車両40の実際の走行軌跡42とが一致し、車両40の挙動は安定する。しかしながら、図2に示すように、横滑り角が大きい場合には、走行軌跡42が目標軌跡41に追従できず、車両40の挙動が不安定になる場合がある。
この理由は、関連自動操舵制御装置では、横滑り角の増加に対するコーナリングフォースの飽和を考慮しないモデルを用いるためである。図3に示すように、実現象では、タイヤの横滑り角とコーナリングフォースとの関係において、横滑り角がある程度大きくなると、コーナリングフォースが飽和するモデル44となる。しかし、関連自動操舵制御装置では、目標軌跡の算出における演算負荷が低下するように、上記飽和を考慮しないモデル43を用いる。この結果、関連自動操舵制御装置では、横滑りの発生に対して、本来あるべき反力が足りなくなり、車両の挙動が不安定になる場合がある。
そこで本実施の形態1に係る自動操舵制御装置は、以下で詳細に説明するように、横滑り角が規定値以上の場合に、自動操舵制御を中止するように構成されている。
図4は、本実施の形態1に係る自動操舵制御装置及びその周辺装置の概略構成を示すブロック図である。言い換えると、図4は、本実施の形態1に係る自動操舵制御装置が適用された車両システムの概略構成を示すブロック図である。本実施の形態1では、自動操舵制御装置21及び周辺装置は、互いに電気的に接続された状態で車両に備えられ、周辺装置は、車速センサ11、加速度センサ12、ヨーレートセンサ13、操舵角センサ14、及び、操舵アクチュエータ31を含む。
図5は、本実施の形態1に係る自動操舵制御装置が適用された車両システムの具体的なハードウェア構成の一例を示す図である。図5は、本実施の形態1に係る自動操舵制御装置及びその周辺装置の間の通信概略も示している。本実施の形態1に係る自動操舵制御装置は、二種類のECU(電子制御装置)を用いて実現される。図5において、図4で示す目標軌跡算出部22aはADAS(Advanced Driver Assistance System)−ECU22gに搭載され、目標舵角算出部22b、目標舵角算出部22c、横滑り角推定部22d、及び、自動操舵制御部22eはEPS(Electric Power Steering)−ECU22hに搭載される。
車速センサ11は、車両の速度である車速を検出し、当該車速に応じた信号を自動操舵制御装置21に出力する。加速度センサ12は、車両の加速度を検出し、当該加速度に応じた信号を自動操舵制御装置21に出力する。ヨーレートセンサ13は、車両の旋回方向への回転角の変化速度であるヨーレートを検出し、当該ヨーレートに応じた信号を自動操舵制御装置21に出力する。操舵角センサ14は、ステアリングでの操作に基づきステアリングの操舵角を検出し、当該操舵角に応じた信号を自動操舵制御装置21に出力する。また、予め登録された車両諸元が、自動操舵制御装置21に入力される。これにより、以上により、自動操舵制御装置21は、車速、加速度、ヨーレート、操舵角、及び、車両諸元などの指標を含む、車両の車両状態を取得する。
自動操舵制御装置21は、車両の操舵量を自動制御する自動操舵制御を行うことが可能な操舵制御部22を備えている。図4の操舵制御部22は、目標軌跡取得部である目標軌跡算出部22aと、目標軌跡格納部22bと、目標舵角取得部である目標舵角算出部22cと、横滑り角推定部22dと、自動操舵制御部22eとを備える。
なお、本実施の形態1に係る自動操舵制御装置21は、目標軌跡取得部として目標軌跡算出部22aを備えた構成としているが、目標軌跡算出部22aを自動操舵制御装置21の外部に備える構成としてもよい。図6は、本実施の形態1に係る自動操舵制御装置が適用された車両システムの別の構成を示すブロック図である。図6は、自動操舵制御装置21の外部に目標軌跡算出部22aを備える構成を示している。図6において、自動操舵制御装置21は目標軌跡取得部22iを備え、外部に備える目標軌跡算出部22aから目標軌跡を取得する。この場合、自動操舵制御装置21は図5のEPS−ECU22hのみで構成される。実施の形態2以降においても、以上と同様に目標軌跡算出部を自動操舵制御装置の外部に備える構成としてもよい。
目標軌跡算出部22aは、いずれも図示しないGPS(Global Positioning System)装置、カメラ及びミリ波レーダなどから得た、道路情報及び車線情報などを含む情報15に基づいて、目標軌跡を随時算出する。この場合、GPS装置、カメラ及びミリ波レーダなどから得た情報は、目標軌跡の取得の基礎となる情報と呼ぶことができる。目標軌跡算出部22aは、算出した目標軌跡を目標軌跡格納部22bに蓄積して格納する。自動操舵制御装置21の外部に目標軌跡算出部22aを備える場合には、目標軌跡取得部22iが目標軌跡を取得して、目標軌跡格納部22bに蓄積して格納する。
目標舵角算出部22cは、目標軌跡格納部22bに格納された最新の目標軌跡に基づいて目標舵角を算出する。例えば、目標舵角算出部22cは、目標軌跡のうち車両の位置に対応する点での接線方向と車両の前後方向とが成す角を、目標舵角として算出する。
横滑り角推定部22dは、目標舵角算出部22cに基づいて算出された目標舵角と、上述の車両状態とに基づいて、これらを車両モデルに代入することによって、車両が目標舵角で走行する場合の横滑り角を推定する。特許文献1には、この推定の一例が記載されており、これが本実施の形態1における横滑り角の推定に適用されてもよい。なお、2輪モデルを用いれば、横滑り角の推定を簡素化することができる。
自動操舵制御部22eは、目標軌跡格納部22bに格納された最新の目標軌跡に基づいて車両の操舵量を算出する。本実施の形態1に係る自動操舵制御部22eは、最新の目標軌跡に基づく目標舵角に基づいて車両の操舵量を算出する。自動操舵制御部22eは、算出された操舵量に基づいて操舵アクチュエータ31を自動制御する。これにより、自動操舵制御装置21ひいては操舵制御部22は、自動操舵制御を行うことが可能となっている。
ここで本実施の形態1では、自動操舵制御部22eは、横滑り角推定部22dで推定された横滑り角が、予め規定された第1規定値以上である場合に、自動操舵制御の中止を行う。このことを、次にフローチャートを用いて説明する。
図7は、本実施の形態1に係る自動操舵制御装置21が適用された車両システムの動作及び制御を示すフローチャートである。なお、図7以降のフローチャートに示す動作は、図示されていない上位の装置またはシステムの制御により開始されるものとする。
まずステップS1にて、目標軌跡算出部22aは、GPS装置、カメラ及びミリ波レーダなどから得た情報に基づいて、目標軌跡を算出する。
ステップS2にて、目標舵角算出部22cは、ステップS1で算出された目標軌跡に基づいて目標舵角を算出する。
ステップS3にて、横滑り角推定部22dは、ステップS2で算出された目標舵角と、上述の車両状態とに基づいて、横滑り角を推定する。
ステップS4にて、自動操舵制御部22eは、ステップS3で推定された横滑り角が第1規定値以上であるか否かを判定する。この判定に用いられる横滑り角には、例えば一定期間内における横滑り角の最大が用いられる。横滑り角が第1規定値以上であると判定した場合には処理がステップS5に進み、横滑り角が第1規定値未満であると判定した場合には処理がステップS6に進む。
ステップS4からステップS5に処理が進んだ場合、自動操舵制御部22eは、自動操舵制御を中止して、ステップS1に処理が戻り、目標軌跡の算出がやり直される。この際、例えば、運転者が手動で運転したり、または、目標軌跡の基礎となる情報が更新されて目標軌跡が変更されたりすることなどによって、経路追従性が損なわれる走行を回避することができる。なお、運転者による手動運転が間に合うように、車両が走行している箇所よりも十分離れた箇所について横滑り角が算出されたり、運転者への事前の通知が行われたりすることが好ましい。
言い換えると、横滑り角が算出される箇所に車両が到達するまでに、運転者が手動運転を行うための時間的な余裕があることが好ましい。なお、ステップS5からステップS1に処理が戻る際には、自動操舵制御部22eは、目標軌跡算出部22aに目標軌跡の再計算を依頼する信号を出力する。目標軌跡算出部22aは、再計算を依頼する信号を受け取ると、前回に算出した目標軌跡では横滑り角が大きくなるものと判断し、目標軌跡の算出をやり直す。この際、目標軌跡算出部22aは、前回算出した目標軌跡と比較して横滑り角が小さくなるような目標軌跡を算出することが望ましい。
ステップS4からステップS6に処理が進んだ場合、自動操舵制御部22eは、目標軌跡ひいては目標舵角に基づく従来の自動操舵制御を実行して終了する。この際、目標軌跡上の目標点までの経路追従性が保証されると判断されていることから、上位の装置またはシステムの制御により、操舵制御部22は、次の目標点について図7の動作をステップS1から開始するまでスリープとなる。
<実施の形態1のまとめ>
以上説明した本実施の形態1に係る自動操舵制御装置21によれば、車両の横滑り角が第1規定値未満である場合には自動操舵制御を実行し、車両の横滑り角が第1規定値以上である場合には自動操舵制御を中止する。このような構成によれば、車両に規定値以上の横滑りが発生する場合に、経路追従性が損なわれる走行を回避することができる。
<実施の形態2>
図8は、本発明の実施の形態2に係る自動操舵制御装置及びその周辺装置の概略構成を示すブロック図である。言い換えると、図6は、本実施の形態2に係る自動操舵制御装置が適用された車両システムの概略構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態2で説明する構成要素のうち、実施の形態1と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
本実施の形態2に係る目標軌跡算出部22aは、横滑り角推定部22dで推定された横滑り角が第1規定値以上である期間中、目標軌跡を繰り返し算出する。なお後述するように、目標軌跡算出部22aは、目標軌跡の算出の基礎となる情報の更新に応じて、当該情報に基づき目標軌跡を算出する。
ここで図8の自動操舵制御装置21では、実施の形態1で説明した自動操舵制御装置21(図4)に、回数測定部である算出回数測定部22fが追加されている。この算出回数測定部22fは、目標軌跡算出部22aが目標軌跡を算出する算出回数を測定する。算出回数測定部22fは、例えば、図5のEPS−ECU22hに搭載される。
そして、本実施の形態2に係る自動操舵制御部22eは、算出回数測定部22fで測定された算出回数に基づいて、自動操舵制御の中止、及び、操舵量調整ゲインの制御を選択的に行う。なお、操舵量調整ゲインは、車両の横滑りを抑制するように目標舵角を調整するためのゲインである。
図9は、本実施の形態2に係る自動操舵制御装置21が適用された車両システムの動作及び制御を示すフローチャートである。この図9の動作では、実施の形態1で説明した動作(図7)にステップS10,S11,S14及びS18などが追加されている。
まずステップS10にて、算出回数測定部22fは、算出回数を1に設定する。
ステップS11にて、自動操舵制御部22eは、操舵量調整ゲインを1に設定する。
ステップS12にて図7のステップS1と同様に、目標軌跡算出部22aは、GPS装置、カメラ及びミリ波レーダなどから得た目標軌跡の算出の基礎となる情報に基づいて、目標軌跡を算出する。
ステップS13にて図7のステップS2と同様に、目標舵角算出部22cは、ステップS12で算出された目標軌跡に基づいて目標舵角を算出する。
ステップS14にて、自動操舵制御部22eは、ステップS13で算出された目標舵角に操舵量調整ゲインを乗じる。これにより、車両の横滑りを抑制するように目標舵角が調整される。
ステップS15にて図7のステップS3と同様に、横滑り角推定部22dは、ステップS14で調整された目標舵角と、上述の車両状態とに基づいて、横滑り角を推定する。
ステップS16にて図7のステップS4と同様に、自動操舵制御部22eは、ステップS15で推定された横滑り角が第1規定値以上であるか否かを判定する。本実施の形態2でも、この判定に用いられる横滑り角には、一定期間内における横滑り角の最大が用いられる。横滑り角が第1規定値以上であると判定した場合には処理がステップS18に進み、横滑り角が第1規定値未満であると判定した場合には処理がステップS17に進む。
ステップS16からステップS17に処理が進んだ場合、図7のステップS6と同様に、自動操舵制御部22eは、目標舵角に基づく従来の自動操舵制御を実行して終了する。
ステップS16からステップS18に処理が進んだ場合、算出回数に基づいて自動操舵制御の中止、及び、操舵量調整ゲインの制御が選択的に行われる。以下、ステップS18に含まれるステップS19〜S24について説明する。
ステップS19にて、自動操舵制御部22eは、算出回数が、予め規定された第2規定値以上であるか否かを判定する。算出回数が第2規定値以上であると判定した場合には処理がステップS20に進み、算出回数が第2規定値未満であると判定した場合には処理がステップS21に進む。
ステップS19からステップS20に処理が進んだ場合、自動操舵制御部22eは、自動操舵制御を中止して終了する。
ステップS19からステップS21に処理が進んだ場合、自動操舵制御部22eは、算出回数が、第2規定値よりも小さい値に予め規定された第3規定値以上であるか否かを判定する。算出回数が第3規定値以上であると判定した場合には処理がステップS24に進み、算出回数が第3規定値未満であると判定した場合には処理がステップS22に進む。
ステップS21からステップS22に処理が進んだ場合、操舵制御部22は、前回のステップS12が行われてから目標軌跡の算出の基礎となる情報に更新があったか否かを判定する。ステップS22の処理は、自動操舵制御部22eが、目標軌跡算出部22aに入力される情報に更新があったか否かを確認することで、実現することができる。当該情報に更新があったと判定した場合にはステップS23に処理が進み、当該情報に更新がなかったと判定した場合にはステップS22を再度行う。
ステップS23にて、算出回数測定部22fは、算出回数をインクリメントして、ステップS12に処理が戻る。これにより、算出回数測定部22fは、目標軌跡算出部22aが目標軌跡を算出した算出回数を取得する。なお、ステップS23からステップS12に処理が戻る際には、自動操舵制御部22eは、目標軌跡算出部22aに目標軌跡の再計算を依頼する信号を出力する。目標軌跡算出部22aは、再計算を依頼する信号を受け取ると、前回に算出した目標軌跡では横滑り角が大きくなるものと判断し、目標軌跡の算出をやり直す。この際、目標軌跡算出部22aは、前回算出した目標軌跡と比較して横滑り角が小さくなるような目標軌跡を算出することが望ましい。
ステップS21からステップS24に処理が進んだ場合、自動操舵制御部22eは、横滑り角が第1規定値未満となるように操舵量調整ゲインを制御して、ステップS22に処理が進む。このような操舵量調整ゲインの制御として、例えば、ステップS24を行うごとに操舵量調整ゲインを小さくしていく制御などが想定される。
さて、以上の動作を小括すると、本実施の形態2に係る自動操舵制御装置21は、以下の(i)〜(iii)の処理を行う。
(i)算出回数≧第2規定値となるケース1の場合には、ステップS20で自動操舵制御が中止される。ケース1は、横滑りが連続して発生する回数が高い場合である。
(ii)第2規定値>算出回数≧第3規定値となるケース2の場合には、ステップS24で操舵量調整ゲインが調節された後に、ステップS12で目標軌跡が再算出される。ケース2は、横滑りが連続して発生する回数が中程度である場合である。
(iii)第3の規定値>算出回数の場合となるケース3の場合には、操舵量調整ゲインが調節されずに1のまま、ステップS12で目標軌跡が再算出される。ケース3は、横滑りが連続して発生する回数が低い場合である。つまり、瞬発的に横滑りが発生した場合で、かつ、自動操舵制御を中止するほど大きな横滑りが発生していない場合である。
なお図9の動作において、ステップS24で操舵量調整ゲインが調節された後、ステップS22を経てステップS12に処理が戻らずに、ステップS14に処理が戻るようにしてもよい。すなわち、操舵量調整ゲインが調節された後に、目標軌跡の算出をやり直さないように構成されてもよい。
<実施の形態2のまとめ>
以上に説明したように、本実施の形態2に係る自動操舵制御装置21によれば以下に示す効果を得ることができる。第一に実施の形態1と同様、第1規定値以上の横滑りが発生し、かつ、目標軌跡の算出回数が第2規定値以上である場合、すなわち横滑りが連続して発生する回数が高い場合には、自動操舵制御を中止することができる。第二に、算出回数が第3規定値未満である場合には、目標軌跡の算出に処理が戻るように構成したので、瞬発的に横滑りが発生した場合でも、自動操舵制御を継続することができる。第三に、算出回数が第2規定値未満第3規定値以上である場合、すなわち横滑りは発生するが、自動操舵制御を中止するほど横滑りが連続して発生しない場合には、操舵量調整ゲインを制御することにより横滑りを回避しつつ、自動操舵制御を継続することができる。
ここで、図9のステップS22が行われずに、目標軌跡を算出するためのGPSやカメラの情報が更新されないうちに目標軌跡を算出する場合を想定する。この場合、前回のステップS12で算出された目標軌跡と、次回にステップS12で算出される目標軌跡とは同じとなるので、ステップS12からステップS21までの処理が無駄に繰り返されてしまうことになる。これに対して本実施の形態2によれば、目標軌跡算出部22aは、ステップS12に即時に戻って目標軌跡を算出するのではなく、ステップS22を行うことによって、目標軌跡の算出の基礎となる情報の更新に応じて、当該情報に基づき目標軌跡を算出する。このため、目標軌跡算出部22aは、次の計算サイクルで、目標軌跡の算出依頼の有無を考慮した目標軌跡の算出を行うことができるので、ステップS12からステップS21までの処理が無駄に繰り返されてしまうことを抑制することができる。
<実施の形態3>
本発明の実施の形態3に係る自動操舵制御装置及びその周辺装置の概略構成を示すブロック図は、実施の形態2で説明した自動操舵制御装置21(図8)と同様である。以下、本実施の形態3で説明する構成要素のうち、実施の形態2と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
図10は、本実施の形態3に係る自動操舵制御装置21が適用された車両システムの動作及び制御を示すフローチャートである。この図10の動作では、実施の形態2で説明した動作(図9)において、ステップS19及びS20が削除され、ステップS25及びS26が追加されている。
ここで、本実施の形態3に係る自動操舵制御装置21では、2種類の操舵量調整ゲインを用いる。1つはステップS14で用いられる操舵量調整ゲインであり、もう1つはステップS26で用いられる操舵量調整ゲインである。以下の説明では、前者を第1操舵量調整ゲインと呼び、後者を第2操舵量調整ゲインと呼ぶ。
さて、ステップS10〜S13では、実施の形態2のステップS10〜S13(図9)と同様の処理が行われ、ステップS14にて、自動操舵制御部22eは、ステップS13で算出された目標舵角に第1操舵量調整ゲインを乗じることにより、目標舵角を調整する。
その後、ステップS15〜S17では、実施の形態2のステップS15〜S17(図9)と同様の処理が行われる。ただし、ステップS16にて横滑り角が第1規定値以上であると判定した場合には処理がステップS21に進む。
ステップS21〜S24では、実施の形態2のステップS21〜S24(図9)と同様の処理が行われる。ステップS24の後、ステップS25にて、自動操舵制御部22eは、算出回数が、第3規定値よりも大きい値に予め規定された第4規定値以上であるか否かを判定する。算出回数が第4規定値以上であると判定した場合には処理がステップS26に進み、算出回数が第4規定値未満であると判定した場合には処理がステップS22に進む。
ステップS26にて、自動操舵制御部22eは、現在の目標舵角に第2操舵量調整ゲインを乗じることにより、目標舵角を調整する。その後、ステップS17にて、自動操舵制御部22eは、目標舵角に基づく従来の自動操舵制御を実行して終了する。
なお、ステップS26の調整処理は、第1操舵量調整ゲインで目標舵角を調整した後に横滑り角を推定しても、それでもなおスリップが発生すると予想される場合に、強制的に目標舵角を小さく調整するものである。したがって、ステップS14で用いられる第1操舵量調整ゲインは動的な値であるのに対して、ステップS26で用いられる第2操舵量調整ゲインは予め設定された静的な値であってもよい。
ところで、このステップS26では、横滑り角の推定(ステップS15)を介さず、強制的に目標舵角を決める。したがって、安全性を取って、第2操舵量調整ゲインは、第1操舵量調整ゲインと比較して、調整後の目標舵角が緩やかになるように決定されることが好ましい。そこで、本実施の形態3では、算出回数が第4規定値以上である場合の第2操舵量調整ゲインは、算出回数が当該第4規定値未満である場合の第1操舵量調整ゲインよりも小さくなるようにしている。
<実施の形態3のまとめ>
以上に説明したように、本実施の形態2に係る自動操舵制御装置21では、算出回数が第4規定値以上である場合の第2操舵量調整ゲインは、算出回数が当該第4規定値未満である場合の第1操舵量調整ゲインよりも小さい。このような構成によれば、横滑り角の推定(ステップS15)を無駄に繰り返さずに、車両の横滑りを抑制することができる。
<変形例1>
図11は、実施の形態1に係る自動操舵制御装置及びその周辺装置の間の通信概略の別の例を示す図である。図11に示す構成では、再計算を依頼する信号とともに、図4で示す横滑り角推定部22dにおいて推定された横滑り角を、EPS−ECU22hからADAS−ECU22gに送っている。すなわち、図11に示す構成では、EPS−ECU22hがADAS−ECU22gに目標軌跡の再計算を依頼する際に、EPS−ECU22hは再計算を依頼する信号及び推定された横滑り角を出力する。ADAS−ECU22gは受けた横滑り角を用いて、目標軌跡算出に反映させてもよい。例えば、ADAS−ECU22gは、推定された横滑り角の大きさに応じて、再算出する目標軌跡の前回算出した目標軌跡からの変化量を調整してもよい。
<変形例2>
上述した自動操舵制御装置21における目標軌跡算出部22a、目標舵角算出部22c、横滑り角推定部22d、自動操舵制御部22e及び算出回数測定部22fを、以下「目標軌跡算出部22a等」と記す。目標軌跡算出部22a等は、図12に示す処理回路81により実現される。すなわち、処理回路81は、目標軌跡を取得する目標軌跡取得部と、目標軌跡に基づいて目標舵角を取得する目標舵角取得部と、目標舵角と車両の車両状態とに基づいて、車両が目標舵角で走行する場合の横滑り角を推定する横滑り角推定部と、横滑り角推定部で推定された横滑り角が、予め規定された規定値以上である場合に、自動操舵制御の中止、及び、目標舵角を調整するための操舵量調整ゲインの制御、の少なくともいずれか1つを行う自動操舵制御部と、を備える。処理回路81には、専用のハードウェアが適用されてもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサが適用されてもよい。プロセッサには、例えば、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)などが該当する。
処理回路81が専用のハードウェアである場合、処理回路81は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。目標軌跡算出部22a等の各部の機能それぞれは、処理回路を分散させた回路で実現されてもよいし、各部の機能をまとめて一つの処理回路で実現されてもよい。
処理回路81がプロセッサである場合、目標軌跡算出部22a等の機能は、ソフトウェア等との組み合わせにより実現される。なお、ソフトウェア等には、例えば、ソフトウェア、ファームウェア、または、ソフトウェア及びファームウェアが該当する。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリ83に格納される。図13に示すように、処理回路81に適用されるプロセッサ82は、メモリ83に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、自動操舵制御装置21は、処理回路81により実行されるときに、目標軌跡を取得するステップと、目標軌跡に基づいて目標舵角を取得するステップと、目標舵角と車両の車両状態とに基づいて、車両が目標舵角で走行する場合の横滑り角を推定するステップと、推定された横滑り角が予め規定された規定値以上である場合に、自動操舵制御の中止、及び、目標舵角を調整するための操舵量調整ゲインの制御、の少なくともいずれか1つを行うステップと、が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ83を備える。換言すれば、このプログラムは、目標軌跡算出部22a等の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ83は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、そのドライブ装置等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
以上、目標軌跡算出部22a等の各機能が、ハードウェア及びソフトウェア等のいずれか一方で実現される構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、目標軌跡算出部22a等の一部を専用のハードウェアで実現し、別の一部をソフトウェア等で実現する構成であってもよい。例えば、目標軌跡算出部22aについてはレシーバなどの専用のハードウェアとしての処理回路でその機能を実現し、それ以外についてはプロセッサ82としての処理回路81がメモリ83に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
以上のように、処理回路81は、ハードウェア、ソフトウェア等、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
また、以上で説明した自動操舵制御装置は、PND(Portable Navigation Device)などのナビゲーション装置と、携帯電話、スマートフォン及びタブレットなどの携帯端末を含む通信端末と、これらにインストールされるアプリケーションの機能と、サーバとを適宜に組み合わせてシステムとして構築される自動操舵制御システムにも適用することができる。この場合、以上で説明した自動操舵制御装置の各機能あるいは各構成要素は、前記システムを構築する各機器に分散して配置されてもよいし、いずれかの機器に集中して配置されてもよい。
その一例として、自動操舵制御装置は、図4の車速センサ11、加速度センサ12、ヨーレートセンサ13、及び、操舵角センサ14の少なくともいずれか1つを備えていてもよい。また例えば、サーバがナビゲーション機能を備え、ナビゲーション装置が表示機能及び位置検出機能だけを備える構成であってもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態及び各変形例を自由に組み合わせたり、各実施の形態及び各変形例を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、本発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、本発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
21 自動操舵制御装置、22a 目標軌跡算出部、22c 目標舵角算出部、22d 横滑り角推定部、22e 自動操舵制御部、22f 算出回数測定部。

Claims (5)

  1. 車両の操舵量を自動制御する自動操舵制御を行うことが可能な自動操舵制御装置であって、
    前記車両の走行軌跡とすべき目標軌跡を取得する目標軌跡取得部と、
    前記目標軌跡に基づいて、前記車両の舵角とすべき目標舵角を取得する目標舵角取得部と、
    前記目標舵角と、前記車両の車両状態とに基づいて、前記車両が前記目標舵角で走行する場合の横滑り角を推定する横滑り角推定部と、
    前記横滑り角推定部で推定された前記横滑り角が、予め規定された規定値以上である場合に、前記自動操舵制御の中止、または、前記横滑り角が小さくなるように前記目標舵角を調整するための操舵量調整ゲインの制御、を行う自動操舵制御部と
    を備える、自動操舵制御装置。
  2. 請求項1に記載の自動操舵制御装置であって、
    回数測定部をさらに備え、
    前記目標軌跡取得部は、
    前記横滑り角推定部で推定された前記横滑り角が前記規定値以上である期間中、前記目標軌跡を繰り返し取得し、
    前記回数測定部は、
    前記目標軌跡取得部が前記目標軌跡を取得する回数を測定し、
    前記自動操舵制御部は、
    前記回数測定部で測定された前記回数に基づいて、前記自動操舵制御の中止、及び、前記操舵量調整ゲインの制御を選択的に行う、自動操舵制御装置。
  3. 請求項2に記載の自動操舵制御装置であって、
    前記回数が予め規定された規定値以上である場合の前記操舵量調整ゲインは、前記回数が当該規定値未満である場合の前記操舵量調整ゲインよりも小さい、自動操舵制御装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の自動操舵制御装置であって、
    前記目標軌跡取得部は、
    前記目標軌跡の取得の基礎となる情報の更新に応じて、当該情報に基づき前記目標軌跡を取得する、自動操舵制御装置。
  5. 車両の操舵量を自動制御する自動操舵制御を行うことが可能な自動操舵制御方法であって、
    前記車両の走行軌跡とすべき目標軌跡を取得し、
    前記目標軌跡に基づいて、前記車両の舵角とすべき目標舵角を取得し、
    前記目標舵角と、前記車両の車両状態とに基づいて、前記車両が前記目標舵角で走行する場合の横滑り角を推定し、
    推定された前記横滑り角が、予め規定された規定値以上である場合に、前記自動操舵制御の中止、または、前記横滑り角が小さくなるように前記目標舵角を調整するための操舵量調整ゲインの制御、を行う、自動操舵制御方法。
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