JP6744180B2 - 運行記録システム - Google Patents

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Description

本発明は、運行記録システムに関する。
従来、車両には、車両の外側を撮影した撮影画像や車両の車速、走行経路等を記録するドライブレコーダ(車載器)が搭載されることがある(例えば、特許文献1)。ドライブレコーダは、例えば、撮影画像を更新しながら常時記録するものがある。
特開2011−221811号公報
ところで、イベントが或る場所で発生した場合に、ドライブレコーダによりイベントの現場を偶然撮影し撮影画像が更新されずに残っている車載器を特定することが望まれている。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、所望のイベントの現場を撮影した撮影画像が更新されずに残っている車載器を特定することができる運行記録システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る運行記録システムは、車両の走行位置を示す走行位置情報と前記車両の走行時刻を示す走行時刻情報とを出力する位置情報出力部と、前記車両の外側を撮影する撮影部と、前記撮影部により撮影された撮影画像を時系列で連続的に所定の更新間隔で更新して記録する記録部と、を有し、異なる複数の車両にそれぞれ搭載される複数の車載器と、前記走行位置情報、前記走行時刻情報、前記更新間隔に関する情報、及び、イベントの発生時刻よりも後の指定時刻から、前記イベントの発生時刻に当該イベントの現場で撮影された前記撮影画像が前記指定時刻に残存する前記車載器を特定する車載器特定装置と、を備えることを特徴とする。
また、上記運行記録システムにおいて、前記車載器特定装置は、前記走行位置情報と前記走行時刻情報とに基づいて、前記イベントの発生時刻に前記イベントの現場を走行した前記車両の前記車載器を抽出し、抽出した前記車載器において、前記更新間隔が前記イベントの発生時刻から前記指定時刻までの経過時間以上の前記車載器を特定することが好ましい。
また、上記運行記録システムにおいて、前記車載器特定装置は、前記車載器と無線接続されており、特定した前記車載器に無線信号を送信し、前記車載器は、前記無線信号を受信し当該車載器の前記記録部に記録された前記撮影画像を保護することが好ましい。
本発明に係る運行記録システムは、走行位置情報、走行時刻情報、記録部の更新間隔に関する情報、及び、イベントの発生時刻よりも後の指定時刻から、イベントの発生時刻に当該イベントの現場で撮影された撮影画像が指定時刻に残存する車載器を特定するので、所望のイベントの現場を撮影した撮影画像が更新されずに残っている車載器を特定することができる。
図1は、実施形態1に係る運行記録システムの構成例を示すブロック図である。 図2は、実施形態1に係る運行データの一例を示す図である。 図3は、実施形態1に係る車載器設定情報の一例を示す図である。 図4は、実施形態1に係る運行記録システムの動作例(撮影画像記録等)を示す図である。 図5は、実施形態1に係る運行記録システムの動作例(運行データ送信等)を示す図である。 図6は、実施形態1に係る運行記録システムの動作例(車載器特定等)を示す図である。 図7は、実施形態1に係るイベント発生例を示す図である。 図8は、実施形態1に係る運行記録システムの動作例を示すシーケンス図である。 図9は、実施形態2に係る運行記録システムの構成例を示すブロック図である。 図10は、実施形態2に係る運行記録システムの動作例(運行データ記録等)を示す図である。 図11は、実施形態2に係る運行記録システムの動作例(車載器特定等)を示す図である。 図12は、実施形態2の変形例に係る運行記録システムの動作例(車載器特定等)を示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
実施形態1に係る運行記録システム100について説明する。運行記録システム100は、複数の車両2に搭載され当該各車両2の走行中に各車両2の運転に関わる種々の情報を記録する複数の車載器1と、各車載器1に広域通信網を介して無線接続され各車両2の運行データを管理するサーバー(車載器特定装置)4とを備える。車載器1は、例えば、各種電子部品を含むドライブレコーダ(ディジタルタコグラフ)である。なお、車載器1は、ドライブレコーダ等に限定されない。車載器1は、車両2に後付けで搭載可能なものであってもよいし、車両2の製造時に当該車両2に組み込まれるものであってもよい。複数の各車載器1は、異なる複数の車両2にそれぞれ一台ずつ搭載される。以下、運行記録システム100について詳細に説明する。
各車載器1は、図1に示すように、撮影部10と、車載器本体20とを備える。撮影部10は、車両2に設置され、車両2の外側を撮影するものである。撮影部10は、メインカメラ11と、オプションカメラ12とを備える。メインカメラ11は、車両2の走行方向の前方を撮影するものであり、車両2の前方の走行路面や車両2の前方を走行する前方車両等を撮影する。メインカメラ11は、走行路面や前方車両等を連続的に撮影できるように、例えば、図示しないルームミラーの近傍に所定の俯角をもって固定される。これにより、メインカメラ11は、車両2から前方に所定距離だけ遠方の位置まで撮影することができる。メインカメラ11の画角(視野角)は、例えば、当該メインカメラ11が撮像した撮影画像において、車両2が走行する車線が所定の領域に映るように設定される。メインカメラ11は、画像処理部25に接続されており、車両2の前方を撮影した撮影画像(撮影映像)を画像処理部25に出力する。
オプションカメラ12は、車両2の前方以外を撮影するものであり、例えば、車両2の右側後方を撮影するサイドビューカメラである。オプションカメラ12は、車両2の右側後方を走行する右側車両を撮影する。オプションカメラ12は、例えば、右側車両を連続的に撮影することができるように、右側のサイドミラーに固定される。なお、撮影部10は、オプションカメラ12を備えていなくてもよい。メインカメラ11及びオプションカメラ12は、単眼カメラであってもよいし、ステレオカメラであってもよい。また、メインカメラ11及びオプションカメラ12が撮像する撮影画像は、モノクロであってもよいしカラーであってもよい。
車載器本体20は、モニタ部21と、音声振動出力部22と、位置情報出力部としてのGPS(Global Positioning System)23と、I/F(インターフェース)部24と、画像処理部25と、記録部としての記録媒体26と、制御部27とを備える。ここで、車載器1は、ドライブレコーダの基本機能として、車両2の走行中に当該車両2の運転に関わる種々の情報を記録する。車載器1は、例えば、撮影部10により車両2の前方や右側後方を撮影し、撮影した撮影画像を記録媒体26に記録する。また、各車載器1は、運転者による運転操作状況を示す運行データT1(図2参照)をサーバー4に送信する。運行データT1は、例えば、車両2の急ブレーキや衝撃等を検出する加速度センサから出力されるトリガ出力、車両2のイグニッションスイッチから出力されるIGN信号、手動スイッチ(SW)、ブレーキ操作、ウィンカー操作、車速パルス、走行位置情報、走行時刻情報等である。車載器1は、基本的に、電源がオンしている間、撮影画像を更新しながら常時記録する常時録画形式のドライブレコーダである。
モニタ部21は、情報を表示する表示装置である。モニタ部21は、画像処理部25に接続されており、画像処理部25により画像処理された撮影画像を表示する。モニタ部21は、NTSC(National Television Standards Committee)エンコーダー21aと、モニタ21bとを備える。NTSCエンコーダー21aは、撮影画像を所定の形式に符号化し、符号化した撮影画像をモニタ21bに出力する。モニタ21bは、表示画面が運転者に対向して設けられ、NTSCエンコーダー21aから出力された撮影画像を表示画面に表示する。
音声振動出力部22は、車両2の運転者に対して種々の通知を発する出力装置である。音声振動出力部22は、音声出力部22aと、バイブレータ22bとを備える。音声出力部22aは、聴覚情報(音声情報、音情報)を出力する聴覚情報出力装置であり、当該聴覚情報を出力することで種々の通知を発する。音声出力部22aは、制御部27に接続されており、当該制御部27によってその駆動が制御される。バイブレータ22bは、振動情報を出力する振動機器であり、当該振動情報を出力することで種々の通知を発する。バイブレータ22bは、制御部27に接続されており、当該制御部27によってその駆動が制御される。
GPS23は、車両2の走行位置を示す走行位置情報(緯度経度座標)を受信する受信機である。GPS23は、GPS衛星が配信する車両2の走行位置情報を表すGPS信号を受信する。GPS23は、制御部27に接続されており、受信したGPS信号に応じた走行位置情報を制御部27に出力する。
I/F部24は、制御部27と外部機器とを有線又は無線により接続するものである。I/F部24は、制御部27と外部機器とをコネクタにより接続したり、各種信号のプロトコル変換等を行ったりする。I/F部24は、車両信号I/F24aと、PC(Personal Computer)設定用I/F24bと、CAN(Controller Area Network)変換部24cと、通信モジュール24dとを備える。車両信号I/F24aは、ブレーキやウィンカー、イグニッションスイッチ等の車両制動部と制御部27とを接続する。PC設定用I/F24bは、外部のPC端末6(図5等参照)と制御部27とを接続する。CAN変換部24cは、他機器3と制御部27とを接続し、他機器3と制御部27との間で送受信される信号をCAN用の通信プロトコルに変換する。通信モジュール24dは、広域通信網を介してサーバー4に無線接続し、サーバー4と情報を送受信する。
画像処理部25は、画像を処理するものである。画像処理部25は、ROM(Read Only Memory)25aと、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)25bと、デコーダー25cと、画像判定用CPU(Central Processing Unit)25dとを備える。
ROM25aは、不揮発性のメモリであり、データの読み出し専用の記憶装置である。ROM25aは、画像判定用CPU25dに接続されており、画像判定用CPU25dにより実行される画像を判定するためのプログラム等を予め記憶している。
SDRAM25bは、揮発性のメモリであり、データの読み書きが可能な記憶装置である。SDRAM25bは、画像判定用CPU25dに接続されており、画像判定用CPU25dによる演算結果を一時記憶する。
デコーダー25cは、撮影部10に接続されており、撮影部10から出力される撮影画像を所定のデータ形式に復号する復号器である。デコーダー25cは、撮影部10から出力される撮影画像を復号し、復号した撮影画像データを画像判定用CPU25dに出力する。
画像判定用CPU25dは、撮影画像データから所望の被写体を判定するものである。画像判定用CPU25dは、例えば、周知のテンプレートマッチングにより撮影画像データに所望の被写体が含まれるか否かを判定する。画像判定用CPU25dは、判定結果を制御部27に出力する。
記録媒体26は、車載器1で取得される情報を記録するメモリである。記録媒体26は、例えば、種々のインターフェースを介して各車載器1に脱着可能なメモリ(リムーバブルメディア)である。記録媒体26は、例えば、様々な形式のメモリカード、例えばSDカード等を用いることができる。記録媒体26は、撮影部10により撮影された撮影画像を当該撮影画像の撮影時刻と共に時系列で連続的に所定の更新間隔で更新して記録するように制御される。記録媒体26は、例えば、空き容量がなくなると古い撮影画像を消去して新しい撮影画像を記録(上書き)するように制御される。また、記録媒体26は、上書き禁止の撮影画像及び撮影時刻に対しては上書きしないように制御される。
制御部27は、車載器本体20を制御するものであり、ROM27aと、SDRAM27bと、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)27cと、制御系処理CPU27dとを備える。
ROM27aは、不揮発性のメモリであり、データの読み出し専用の記憶装置である。ROM27aは、制御系処理CPU27dに接続されており、制御系処理CPU27dにより実行される車載器本体20を制御するためのプログラム等を予め記憶している。
SDRAM27bは、揮発性のメモリであり、データの読み書きが可能な記憶装置である。SDRAM27bは、制御系処理CPU27dに接続されており、制御系処理CPU27dによる演算結果を一時記憶する。
EEPROM27cは、不揮発性のメモリであり、データの読み書きが可能な記憶装置である。EEPROM27cは、制御系処理CPU27dに接続されており、制御系処理CPU27dによる演算結果を記憶する。
制御系処理CPU27dは、車載器本体20の各部を統括的に制御する中央演算処理装置である。制御系処理CPU27dは、周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路を含んで構成される。制御系処理CPU27dは、上述のように、音声振動出力部22、GPS23、I/F部24、画像処理部25、記録媒体26等が接続されており、これらとの間で種々の電気信号の入出力を行う。また、制御系処理CPU27dは、ROM27aに記憶されているプログラムを実行し、車載器本体20の機能を実現するために必要な様々な処理を行う。制御系処理CPU27dは、例えば、車両2が備えるイグニッションスイッチから出力されるIGNオン信号を停止状態において受け付けると、起動して車載器本体20を起動状態にする一方、イグニッションスイッチから出力されるIGNオフ信号を起動状態において受け付けると、動作を停止して車載器本体20を停止状態にする。
制御系処理CPU27dは、位置情報出力部としてのRTC(Real Time Clock)27fを備える。RTC27fは、時刻を計測するものであり、計測した時刻を制御系処理CPU27dに出力する。制御系処理CPU27dは、GPS23から出力される走行位置情報と、RTC27fから出力される時刻(車両2の走行時刻を示す走行時刻情報)とを対応づける。制御系処理CPU27dは、通信モジュール24dを介して走行位置情報及び走行時刻情報等を含む運行データT1(図2参照)をサーバー4に送信する。
また、制御系処理CPU27dは、撮影部10により撮影された撮影画像を記録媒体26に記録する。制御系処理CPU27dは、例えば、撮影画像を当該撮影画像の撮影時刻と共に時系列で連続的に所定の更新間隔で更新して記録媒体26に記録する。制御系処理CPU27dは、例えば、記録媒体26の空き容量がなくなると古い撮影画像を消去して新しい撮影画像を記録(上書き)するように制御する。また、制御系処理CPU27dは、上書き禁止の撮影画像及び撮影時刻に対しては上書きしないように制御する。制御系処理CPU27dは、例えば、1分単位でまとめた撮影画像をフォルダ毎に分けて記録し、保護対象の撮影画像が含まれるフォルダへの上書きを禁止する。
サーバー4は、車両2の運行データT1を管理するものであり、DB(DataBase)4aを備える。サーバー4は、各車両2の車載器1から車載器識別番号、走行位置情報、走行時刻情報等を含む運行データT1を受信し、受信した運行データT1をDB4aに記憶する。また、サーバー4は、車載器識別番号、車両識別番号、車載器1の記録媒体26の記録容量、ビットレート、及び、更新間隔を含む車載器設定情報T2(図3参照)をDB4aに予め記憶している。なお、車載器設定情報T2は、運行データT1に付随してサーバー4に送信してもよい。車載器設定情報T2は、各車載器1毎に設定される情報である。各車載器1の記録媒体26の記録容量は、例えば、数Gバイト〜数十Gバイトであり、用途に応じて選択される。ビットレートは、1秒間当たりのビット数であり、ビットレートが高い場合には高画質の撮影画像が記録媒体26に記録され、ビットレートが低い場合には低画質の撮影画像が記録媒体26に記録される。更新間隔は、記録媒体26の撮影画像が更新される間隔である。つまり、更新間隔は、古い撮影画像が消去されて新しい撮影画像が記録(上書き)される間隔である。更新間隔は、記録容量とビットレートとにより定まる。更新間隔は、記録容量が大きい場合には長くなり、記録容量が小さい場合には短くなる。また、更新間隔は、ビットレートが低い場合には長くなり、ビットレートが高い場合には短くなる。なお、更新間隔は、さらに、撮影部10のカメラの数によって変更される。DB4aには、地図データM(図7参照)が予め記憶されている。
サーバー4は、所望の撮影画像が含まれる各車載器1を特定するものである。サーバー4は、例えば、運行データT1、車載器設定情報T2に基づいて所望のイベントの現場Pを撮影した撮影画像が残存する各車載器1を特定する。サーバー4は、例えば、運行データT1に示す走行位置情報、走行時刻情報、車載器設定情報T2に示す更新間隔、及び、イベントの発生時刻よりも後の指定時刻から、イベントの発生時刻に当該イベントの現場Pで撮影された撮影画像が指定時刻に残存する各車載器1を特定する。サーバー4は、例えば、事件や事故等のイベントが発生した場合に、図7に示すイベントの現場Pを撮影した各車載器1を特定する。サーバー4は、例えば、運行データT1を参照し走行位置情報と走行時刻情報とに基づいて、イベントの発生時刻に当該イベントの現場Pを走行した車両2の各車載器1を抽出する。イベントの現場Pは、例えば、サーバー4のディスプレイに表示された地図データMに基づいて指定される。イベントの現場Pは、例えば、イベントが発生した地点から半径数百メートルの範囲等が指定される。イベントの発生時刻は、例えば、「X月X日X時X分」から「X月X日△時△分」までのように時間の範囲が指定される。なお、地図データMには、例えば、各車載器1を搭載した車両2が通過した走行軌跡Lが表示される。サーバー4は、イベントの発生時刻及びイベントの現場Pに基づいて抽出した各車載器1において、記録媒体26における撮影画像の更新間隔がイベントの発生時刻から指定時刻までの経過時間以上の各車載器1を特定する。サーバー4は、例えば、イベントの発生時刻から指定時刻(例えば現在時刻)までの経過時間が4時間の場合、記録媒体26における撮影画像の更新間隔が4時間以上の各車載器1を特定する。これにより、サーバー4は、イベントの現場Pを撮影した撮影画像が残存する各車載器1を特定することができる。サーバー4は、特定した各車載器1に対して優先度を設定してもよい。例えば、サーバー4は、イベントの発生時刻にイベントの現場Pに近い車両2の車載器1の優先度を相対的に高くする。これにより、イベントの現場Pを撮影した撮影画像を確認する作業負担を軽減できる。
サーバー4は、特定した各車載器1に対し記録媒体26に記録された撮影画像を保護する旨の上書き禁止指令(無線信号)を送信する。各車載器1は、上書き禁止指令を受信し当該各車載器1の記録媒体26に記録された撮影画像を保護する。各車載器1は、例えば、上書き禁止指令を受信すると新たな撮影画像の記録を停止する。また、各車載器1は、例えば、上書き禁止指令に保護対象の撮影画像の撮影時刻が含まれている場合、当該撮影時刻に該当する記録媒体26の撮影画像への上書きを禁止する。例えば、各車載器1は、1分単位でまとめた撮影画像をフォルダ毎に分けて記録し、保護対象の撮影画像が含まれるフォルダへの上書きを禁止する。
次に、運行記録システム100の動作例(通常運用)について説明する。運行記録システム100の各車載器1は、図4に示すように、各車載器1を搭載した車両2(例えば、トラック)が事務所5から出庫して運行されると、運行中に車載器1の撮影部10により撮影した撮影画像を記録媒体26に記録する。また、各車載器1は、図5に示すように、運行データT1をサーバー4に送信する。各車載器1は、例えば、GPS23から出力された走行位置情報、RTC27fから出力された走行時刻情報等を含む運行データT1を運行中にリアルタイムでサーバー4に送信する。サーバー4は、各車載器1から送信された運行データT1を受信し、受信した運行データT1をDB4aに記憶する。このように、運行記録システム100は、通常運用の場合、各車載器1の撮影画像を記録媒体26に記録すると共に、各車載器1から送信された運行データT1をサーバー4のDB4aに記憶する。なお、各車載器1は、車両2が事務所5に入庫すると、必要に応じて記録媒体26が車載器本体20から取り外され、当該記録媒体26が事務所5のPC端末6に装着され記録媒体26の撮影画像がPC端末6のハードディスク(図示せず)に記憶される。各車載器1は、記録媒体26の撮影画像がPC端末6のハードディスクに記憶されると、記憶された撮影画像を記録媒体26から削除する。
次に、図6、図7、図8を参照して運行記録システム100の動作例(イベント発生時)について説明する。運行記録システム100の各車載器1は、撮影画像を記録する(ステップS1)。各車載器1は、例えば、図6に示すように、各車載器1を搭載した車両2(例えば、トラック)が事務所5から出庫して運行されると、運行中に撮影部10により撮影した撮影画像を記録媒体26に記録する。次に、各車載器1は、運行データT1を送信する(ステップS2)。各車載器1は、例えば、GPS23から出力された走行位置情報、RTC27fから出力された走行時刻情報等を含む運行データT1を運行中にリアルタイムでサーバー4に送信する。次に、サーバー4は、各車載器1から送信された運行データT1を受信し、受信した運行データT1をDB4aに記憶する(ステップS3)。次に、サーバー4は、事件や事故等のイベントが発生し(ステップS4)、各車載器1に上書き禁止指令を送信する(ステップS5)。例えば、サーバー4は、事務所5の管理者によりイベントの現場Pとイベントの発生時刻が指定される。そして、サーバー4は、運行データT1を参照し、事務所5の管理者により指定されたイベントの現場Pとイベントの発生時刻に基づいて車載器1を検索し、該当する各車載器1を抽出する。サーバー4は、例えば、管理者により指定されたイベントの現場Pの位置情報に含まれる運行データT1の走行位置情報を検索し、管理者により指定されたイベントの発生時刻に含まれる運行データT1の走行時刻情報を検索し、両方の条件を満たす運行データT1の車載器識別番号を抽出する。そして、サーバー4は、車載器設定情報T2を参照し、抽出した各車載器1において、記録媒体26における撮影画像の更新間隔がイベントの発生時刻から指定時刻までの経過時間以上の各車載器1を特定する。そして、サーバー4は、特定した各車両2の車載器1に対し記録媒体26に記録された撮影画像を保護する旨の上書き禁止指令を送信する。
次に、各車載器1は、上書き禁止指令を受信し撮影画像を保護する(ステップS6)。各車載器1は、例えば、上書き禁止指令を受信すると新たな撮影画像の記録を停止する。また、各車載器1は、例えば、上書き禁止指令に保護対象の撮影画像の撮影時刻が含まれている場合、当該撮影時刻に該当する記録媒体26の撮影画像への上書きを禁止してもよい。次に、特定された各車載器1は、撮影画像をPC端末6に記憶する(ステップS7)。例えば、各車載器1は、車両2が事務所5に入庫すると、記録媒体26が車載器本体20から取り外され、当該記録媒体26が事務所5のPC端末6に装着され記録媒体26の保護された撮影画像がPC端末6のハードディスクに記憶される。各車載器1は、例えば、記録媒体26の撮影画像がPC端末6のハードディスクに記憶されると、記憶された撮影画像を記録媒体26から削除する。
以上のように、実施形態1に係る運行記録システム100は、車両2の走行位置情報、走行時刻情報、更新間隔に関する情報、及び、イベントの発生時刻よりも後の指定時刻から、イベントの発生時刻に当該イベントの現場Pで撮影された撮影画像が指定時刻に残存する各車載器1を特定する。これにより、運行記録システム100は、事件や事故等のイベント発生時に、イベントの現場P近くを走行していた車両2を容易に探し出すことができる。そして、運行記録システム100は、イベントの現場Pを偶然撮影した各車載器1の撮影画像が更新されずに残っている車載器1を特定することができる。
また、運行記録システム100において、サーバー4は、走行位置情報と走行時刻情報とに基づいて、イベントの発生時刻にイベントの現場Pを走行した車両2の各車載器1を抽出し、抽出した各車載器1において、更新間隔がイベントの発生時刻から指定時刻までの経過時間以上の各車載器1を特定する。これにより、運行記録システム100は、例えば、イベントの現場P及びイベントの発生時刻の範囲を適宜変更することにより、該当する車両2の台数を絞り込むことができる。従って、運行記録システム100は、管理者が撮影画像を探し出す負担を軽減することができる。
また、運行記録システム100において、サーバー4は、特定した各車載器1に上書き禁止指令を送信し、各車載器1は、上書き禁止指令を受信し各車載器1の記録媒体26に記録された撮影画像を保護する。これにより、運行記録システム100は、所望の撮影画像を更新させずに車両2を帰庫させることができる。
〔実施形態2〕
次に、実施形態2に係る運行記録システム100Aについて説明する。運行記録システム100Aは、運行データT1をPC端末6Aのハードディスク6aに記憶する点で実施形態1と異なる。なお、実施形態2は、実施形態1と同一の構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
運行記録システム100Aは、各車載器1Aと、車載器特定装置としてのPC端末6Aとを備える。各車載器1Aは、図9に示すように、撮影部10と、車載器本体20Aとを備える。車載器本体20Aは、上述のサーバー4に運行データT1を送信しないので実施形態1の通信モジュール24dを備えていない。車載器本体20Aは、その他の構成については、実施形態1の車載器本体20と同様の構成である。PC端末6Aは、車両2の運行データT1等を管理するものである。PC端末6Aは、各車載器1Aの記録媒体26から転送される運行データT1をハードディスク6aに記憶する。また、PC端末6Aは、車載器設定情報T2を予めハードディスク6aに記憶している。
次に、運行記録システム100Aの動作例(通常運用)について説明する。運行記録システム100Aの各車載器1Aは、図10に示すように、各車載器1Aを搭載した車両2(例えば、トラック)が事務所5から出庫して運行されると、運行中に撮影部10により撮影した撮影画像を記録媒体26に記録すると共に運行データT1を記録媒体26に記録する。各車載器1Aは、例えば、GPS23から出力された走行位置情報、RTC27fから出力された走行時刻情報等を含む運行データT1を記録媒体26に記録する。各車載器1Aは、車両2が事務所5に入庫すると、記録媒体26が車載器本体20Aから取り外され、当該記録媒体26が事務所5のPC端末6Aに装着され記録媒体26の運行データT1がPC端末6Aのハードディスク6aに記憶される。また、各車載器1Aは、必要に応じて記録媒体26の撮影画像がPC端末6Aのハードディスク6aに記憶される。各車載器1Aは、例えば、記録媒体26の撮影画像がハードディスク6aに記憶されると、記憶された撮影画像を記録媒体26から削除する。
次に、運行記録システム100Aの動作例(イベント発生時)について説明する。運行記録システム100Aの各車載器1Aは、例えば、図11に示すように、各車載器1Aを搭載した車両2(例えば、トラック)が事務所5から出庫して運行されると、運行中に撮影部10により撮影した撮影画像を記録媒体26に記録すると共に運行データT1を記録媒体26に記録する。次に、各車載器1Aは、車両2が事務所5に入庫すると、記録媒体26が車載器本体20Aから取り外され、当該記録媒体26が事務所5のPC端末6Aに装着され記録媒体26の運行データT1がPC端末6Aのハードディスク6aに記憶される。次に、PC端末6Aは、事件や事故等のイベントが発生した場合、事務所5の管理者によりイベントの現場Pとイベントの発生時刻が指定される。そして、PC端末6Aは、運行データT1を参照し、管理者により指定されたイベントの現場Pとイベントの発生時刻に基づいて各車載器1Aを検索し、該当する各車載器1Aを抽出する。そして、PC端末6Aは、車載器設定情報T2を参照し、抽出した各車載器1Aにおいて、記録媒体26における撮影画像の更新間隔がイベントの発生時刻から指定時刻までの経過時間以上の各車載器1Aを特定する。そして、管理者は、特定された各車載器1Aを搭載した車両2が次回入庫したときに、当該各車両2の各車載器1Aの記録媒体26を車載器本体20Aから取り外し、当該記録媒体26を事務所5のPC端末6Aに装着し、記録媒体26の撮影画像をPC端末6Aのハードディスク6aに記憶させる。各車載器1Aは、例えば、記録媒体26の撮影画像がPC端末6Aに記憶されると、記憶された撮影画像を記録媒体26から削除する。なお、管理者は、各車載器1Aを特定したときに、特定した各車載器1Aを搭載している車両2に対して事務所5に戻るように要請してもよい。また、管理者は、車両2が事務所5に戻る間に所望の撮影画像が更新される可能性がある場合、車両2の運転者に所望の撮影画像が更新されないように車載器1Aを操作することを依頼してもよい。
以上のように、実施形態2に係る運行記録システム100Aは、車両2の走行位置情報、走行時刻情報、更新間隔に関する情報、及び、イベントの発生時刻よりも後の指定時刻から、イベントの発生時刻に当該イベントの現場Pで撮影された撮影画像が指定時刻に残存する各車載器1AをPC端末6Aにより特定する。これにより、運行記録システム100Aは、イベントの現場Pを偶然撮影した各車載器1Aの撮影画像が更新されずに残っている車載器1Aを特定することができる。
〔変形例〕
次に、実施形態2の変形例について説明する。運行記録システム100Aは、図12に示すように、広域通信網を介してPC端末6Aに無線接続される管理サーバー(車載器特定装置)7を備えてもよい。この場合、複数の事務所5のPC端末6Aは、管理サーバー7に運行データT1を送信し、管理サーバー7は、各事務所5のPC端末6Aから運行データT1を受信し運行データT1を一括管理する。これにより、変形例に係る運行記録システム100Aは、イベント発生時に一括管理された運行データT1に基づいて各車載器1Aを特定することができる。
1、1A 車載器
10 撮影部
20、20A 車載器本体
23 GPS(位置情報出力部)
26 記録媒体(記録部)
27f RTC(位置情報出力部)
2 車両
4 サーバー(車載器特定装置)
6 PC端末
6A PC端末(車載器特定装置)
7 管理サーバー(車載器特定装置)
100、100A 運行記録システム
T1 運行データ
T2 車載器設定情報

Claims (3)

  1. 車両の走行位置を示す走行位置情報と前記車両の走行時刻を示す走行時刻情報とを出力する位置情報出力部と、前記車両の外側を撮影する撮影部と、前記撮影部により撮影された撮影画像を時系列で連続的に所定の更新間隔で更新して記録する記録部と、を有し、異なる複数の車両にそれぞれ搭載される複数の車載器と、
    前記走行位置情報、前記走行時刻情報、前記更新間隔に関する情報、及び、イベントの発生時刻よりも後の指定時刻から、前記イベントの発生時刻に当該イベントの現場で撮影された前記撮影画像が前記指定時刻に残存する前記車載器を特定する車載器特定装置と、
    を備えることを特徴とする運行記録システム。
  2. 前記車載器特定装置は、
    前記走行位置情報と前記走行時刻情報とに基づいて、前記イベントの発生時刻に前記イベントの現場を走行した前記車両の前記車載器を抽出し、
    抽出した前記車載器において、前記更新間隔が前記イベントの発生時刻から前記指定時刻までの経過時間以上の前記車載器を特定する請求項1に記載の運行記録システム。
  3. 前記車載器特定装置は、
    前記車載器と無線接続されており、特定した前記車載器に無線信号を送信し、
    前記車載器は、
    前記無線信号を受信し当該車載器の前記記録部に記録された前記撮影画像を保護する請求項1又は2に記載の運行記録システム。
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