JP6742564B2 - リミッタ回路 - Google Patents

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Description

この発明は、高周波信号の電力が既定値を超えた場合にその電力を低減すると共に、帯域通過フィルタ特性を有するリミッタ回路に関するものである。
入力端子に与えられた高周波信号の電力が規定値を超える場合に、その高周波信号の電力を規定値以内に抑え、かつ、帯域通過フィルタ特性を有するリミッタ回路が存在する(例えば、特許文献1参照)。このリミッタ回路は、RF主線路とグランド間にキャパシタとアンチパラレルダイオードペアを直列接続したものである。このようなリミッタ回路は、入力電力のレベルが小さい信号が入力端子から入力されたとき、アンチパラレルダイオードペアはオフ状態であり、寄生容量とみなせる。このとき、整合回路と寄生容量により帯域通過フィルタが形成される。そのため、設定周波数帯域外の信号は帯域通過フィルタにより遮断され、出力端子へ伝達されない。一方、大信号時においてはアンチパラレルダイオードペアがオン状態となり、低インピーダンスとなるので高い反射特性を示す。そのため、入力電力のレベルが大きい時には、出力端子へ信号が伝わらず、リミッタ回路として動作する。
特開2012−195676号公報
しかしながら、上記従来のリミッタ回路では、設定周波数帯域外の信号を抑圧するには不十分であることから、別途フィルタ回路を用意するといった必要があり、リミッタ回路として小型化を図ることが困難であるという問題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、設定周波数帯域外の信号を十分に抑圧することができ、部品数の増加を抑えたリミッタ回路を提供することを目的とする。
この発明に係るリミッタ回路は、設定周波数帯域の信号が与えられる入力端子に一端を接続した容量素子と、容量素子の他端に、一端を接続した第一のインダクタと、第一のインダクタの他端にアノードを接続し、カソードを接地した第一のダイオードと、第一のインダクタの他端にカソードを接続し、アノードを接地した第二のダイオードと、第一のインダクタの他端に一端を接続し、他端を接地した第二のインダクタとを備え、第一のインダクタと、第一のダイオード及び第二のダイオードのうち少なくともいずれか一方とが電磁界結合の関係にあるか、第二のインダクタと、第一のダイオード及び第二のダイオードのうち少なくともいずれか一方とが電磁界結合の関係にあるか、または、第一のインダクタと、第一のダイオード及び第二のダイオードの一方とが電磁界結合の関係にあり、かつ、第二のインダクタと、第一のダイオード及び第二のダイオードのうちの他方とが電磁界結合の関係にあるようにしたものである。
この発明のリミッタ回路は、入力端子に容量素子を接続し、容量素子に第一のインダクタを接続する。第一のインダクタには、アンチパラレルダイオードペアを接続し、アンチパラレルダイオードペアと並列に第二のインダクタを接続する。第一のインダクタとアンチパラレルダイオードペアは電磁界結合して結合容量を形成する。これにより、設定周波数帯域外の信号を十分に抑圧することができ、リミッタ回路として部品数の増加を抑えることができる。
この発明の実施の形態1によるリミッタ回路を示す構成図である。 低入力電力時における図1のリミッタ回路の等価回路図である。 図2の等価回路の入力端子と出力端子が一直線上となるように描画した等価回路図である。 高入力電力時における図1のリミッタ回路の等価回路図である。 図4の等価回路の入力端子と出力端子が一直線上となるように描画した等価回路図である。 この発明の実施の形態1によるリミッタ回路の低入力電力時の動作におけるリミッタ回路の通過特性の周波数特性を従来と比較して示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるリミッタ回路を示す構成図である。 低入力電力時における図7のリミッタ回路の等価回路図である。 図8の等価回路の入力端子と出力端子が一直線上となるように描画した等価回路図である。 高入力電力時における図7のリミッタ回路の等価回路図である。 図10の等価回路の入力端子と出力端子が一直線上となるように描画した等価回路図である。 この発明の実施の形態3によるリミッタ回路を示す構成図である。 この発明の実施の形態3によるリミッタ回路の要部断面図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態によるリミッタ回路を示す構成図である。図1に示すリミッタ回路は、入力端子1、出力端子2、容量素子3、第一のインダクタ4、第一及び第二のダイオード5,6からなるアンチパラレルダイオードペア、第二のインダクタ7、を備える。
入力端子1は、高周波信号が与えられる端子であり、出力端子2は高周波信号を出力する端子である。なお、高周波信号とは無線通信で使用する周波数の信号であるとする。容量素子3は、一端を入力端子1に接続し、他端を第一のインダクタ4の一端に接続する容量素子である。第一のインダクタ4の他端は第一のダイオード5のアノードと第二のダイオード6のカソードと出力端子2に接続されている。第一のダイオード5と第二のダイオード6は、互いに逆向きに並列接続されたアンチパラレルダイオードペアであり、第一のダイオード5のカソードと第二のダイオード6のアノードは接地されている。第一のインダクタ4と、第一のダイオード5及び第二のダイオード6のうち少なくともいずれか一方のダイオードは電磁界結合による結合容量を形成するよう構成されている。図1のリミッタ回路は、第一のダイオード5のみ第一のインダクタ4と電磁界結合している例を示している。第一のダイオード5のアノードと第二のダイオード6のカソードと出力端子2には第二のインダクタ7の一端が接続され、第二のインダクタ7の他端は接地されている。
第一のダイオード5及び第二のダイオード6には、電界効果トランジスタ、例えばMOS(Metal-Oxide-Semiconductor)トランジスタ、または、GaN(Gallium Nitride)などの化合物半導体を用いてもよい。
図2は低入力電力時における図1のリミッタ回路の等価回路を示す。また、図3は図2の等価回路の入力端子1と出力端子2が一直線上となるように描画したものである。
第一及び第二のダイオード5,6は低入力電力時においてはオフであるため容量となり、寄生容量5bで表される。第一のインダクタ4の一部と第一のダイオード5または第二のダイオード6が電磁界結合による結合容量5aを形成する。インダクタ4aとインダクタ4bは第一のインダクタ4の一部を表している。インダクタ4aの一端は容量素子3に接続され、他端はインダクタ4b及び結合容量5aと接続される。結合容量5aの他端は接地される。インダクタ4bの他端は寄生容量5bと第二のインダクタ7に接続される。
図4は高入力電力時における図1のリミッタ回路の等価回路を示す。また、図5は図4の等価回路の入力端子1と出力端子2が一直線上となるように描画したものである。
高入力電力時においては、第一及び第二のダイオード5,6はオンであるため、寄生抵抗5cで表される。インダクタ4aの一端は容量素子3に接続され、他端はインダクタ4b及び結合容量5aと接続される。結合容量5aの他端は接地される。インダクタ4bの他端は寄生抵抗5cと第二のインダクタ7に接続される。
すなわち、実施の形態1のリミッタ回路は、低周波を遮断する容量素子3と、低入力電力時に接地容量となり高入力電力時に低抵抗となるアンチパラレルダイオードペアと、アンチパラレルダイオードペアと電磁界結合して結合容量を形成する第一のインダクタ4と、アンチパラレルダイオードペアと並列に接続される第二のインダクタ7とを備えたものである。
次に、実施の形態1に係るリミッタ回路の動作について説明する。
最初に低入力電力時の動作について説明する。低入力電力時においては、第一及び第二のダイオード5,6はオフ状態であるため、寄生容量5bとみなせる(図2及び図3参照)。
高周波信号は入力端子1から与えられる。このとき、容量素子3により直流成分は流入しない。結合容量5aは、設定周波数帯域より高い周波数で十分に低いインピーダンスとなるため、高域遮断フィルタとして動作する。設定周波数帯域においては、結合容量5aのインピーダンスは十分に大きく、開放とみなせる。このとき、図2及び図3の等価回路は、容量素子3、インダクタ4a,4b、寄生容量5b、第二のインダクタ7により帯域通過フィルタとみなせる。図6に、低入力電力時の動作におけるリミッタ回路の通過特性の周波数特性を示す。実線で示す特性601が実施の形態1のリミッタ回路の特性であり、破線で示す特性602が従来のリミッタ回路の特性である。実施の形態1のリミッタ回路では、高域遮断フィルタと帯域通過フィルタの減衰特性により、急峻な遮断特性を得ることができる。
次に、高入力電力時の動作について説明する。高入力電力時において、第一及び第二のダイオード5,6に印加される電圧が正の値をとるときには、第一のダイオード5はオン状態となり、寄生抵抗で表され、一方で第二のダイオード6はオフ状態である。第一及び第二のダイオード5,6に印加される電圧が負の値をとるときには、第二のダイオード6はオン状態となり寄生抵抗で表され、第一のダイオード5はオフ状態である。よって、高入力電力時においては、第一のダイオード5または第二のダイオード6がオン状態であるため、寄生抵抗5cの等価回路で表される(図4及び図5参照)。
寄生抵抗5cを十分に小さな抵抗値とすることで、反射係数が大きい低インピーダンスな回路として動作する。そのため、入力端子1に与えられた信号は寄生抵抗5cにて反射されて、出力端子2には到達しない。第一及び第二のダイオード5,6は高入力電力時において反射回路となるため、リミッタ回路として動作する。また、結合容量5aにより高域遮断特性を有する。
なお、上記例では、第一のインダクタ4とアンチパラレルダイオードペアとが電磁界結合した例を示したが、第二のインダクタ7とアンチパラレルダイオードペアとが電磁界結合するようにしてもよい。
以上説明したように、実施の形態1のリミッタ回路によれば、設定周波数帯域の信号が与えられる入力端子に一端を接続した容量素子と、容量素子の他端に、一端を接続した第一のインダクタと、第一のインダクタの他端にアノードを接続し、カソードを接地した第一のダイオードと、第一のインダクタの他端にカソードを接続し、アノードを接地した第二のダイオードと、第一のインダクタの他端に一端を接続し、他端を接地した第二のインダクタとを備え、第一のインダクタと、第一のダイオード及び第二のダイオードのうち少なくともいずれか一方とが電磁界結合の関係にあるか、第二のインダクタと、第一のダイオード及び第二のダイオードのうち少なくともいずれか一方とが電磁界結合の関係にあるようにしたので、設定周波数帯域外の信号を十分に抑圧することができ、リミッタ回路として部品数の増加を抑え、小型化を図ることができる。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1の構成に加えて、アンチパラレルダイオードペアと第二のインダクタ7とを電磁界結合させた例である。
図7に実施の形態2のリミッタ回路を示す。基本的な構成は図1に示した実施の形態1と同様であるが、第一のダイオード5及び第二のダイオード6からなるアンチパラレルダイオードペアのうち、第一のインダクタ4と電磁界結合の関係にないダイオードと第二のインダクタ7とが電磁界結合している。その他の部分は図1の構成と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
図8は低入力電力時における図7のリミッタ回路の等価回路を示す。また、図9は図8の等価回路の入力端子1と出力端子2が一直線上となるように描画したものである。これらの図において同一符号で示す構成は図2及び図3と同一または相当部分を示しており、同一符号の構成についてはその説明を省略する。
第二のインダクタ7の一部と第一のダイオード5及び第二のダイオード6のうち第一のインダクタ4と電磁界結合の関係にない方のダイオードが電磁界結合による結合容量5dを形成する。これらの図において、インダクタ7a,7bはそれぞれ第二のインダクタ7の一部である。
図10は高入力電力時における図7のリミッタ回路の等価回路を示す。また、図11は図10の等価回路の入力端子1と出力端子2が一直線上となるように描画したものである。これら図10及び図11において、実施の形態1の図4及び図5と同一の符号で示す構成は、実施の形態1と同一または相当部分を示しており、同一符号の構成についてはその説明を省略する。
次に、実施の形態2に係るリミッタ回路の動作について説明する。
最初に低入力電力時の動作について説明する。設定周波数帯域より高い周波数ではインダクタ7a,7bと結合容量5dにより、帯域遮断フィルタが形成される。すなわち、インダクタ7bと結合容量5dにより並列LC回路が構成され、この並列LC回路が接地されていることになる。LC回路はその共振周波数において低インピーダンスとなることから、接地に対して低インピーダンスな回路が接続されていることになる。そして、共振周波数に近い周波数の信号はこの低インピーダンス特性により遮断される。また、設定周波数帯域において、結合容量5dは十分に高いインピーダンスであるため開放とみなすことができる。そのため、設定周波数帯域において図8及び図9の等価回路は、容量素子3、インダクタ4a,4b、寄生容量5b、インダクタ7a,7bにより帯域通過フィルタとみなせる。
よって、設定周波数帯域より高い周波数では、帯域通過フィルタと、結合容量5aによる高域遮断フィルタと、結合容量5dとインダクタ7a,7bによる帯域遮断フィルタにより、急峻な遮断特性を得られる。
次に、高入力電力時の動作について説明する。高入力電力時においては寄生抵抗5cによりリミッタ回路として動作する。設定周波数帯域より高い周波数においては、結合容量5dとインダクタ7a,7bによる帯域遮断特性を有する。また、結合容量5aによる高域遮断特性を有する。そのため、設定周波数帯域より高い周波数において急峻な高域遮断特性を有する。
以上説明したように、実施の形態2のリミッタ回路によれば、設定周波数帯域の信号が与えられる入力端子に一端を接続した容量素子と、容量素子の他端に、一端を接続した第一のインダクタと、第一のインダクタの他端にアノードを接続し、カソードを接地した第一のダイオードと、第一のインダクタの他端にカソードを接続し、アノードを接地した第二のダイオードと、第一のインダクタの他端に一端を接続し、他端を接地した第二のインダクタとを備え、第一のインダクタと、第一のダイオード及び第二のダイオードの一方とが電磁界結合の関係にあり、かつ、第二のインダクタと、第一のダイオード及び第二のダイオードのうちの他方とが電磁界結合の関係にあるようにしたので、設定周波数帯域外の信号を十分に抑圧することができ、リミッタ回路として部品数の増加を抑え、小型化を図ることができる。
実施の形態3.
実施の形態3は、リミッタ回路の具体的な構成例を示すものである。図12に実施の形態3のリミッタ回路における要部の構成を示す。また、図13に要部の断面図を示す。
実施の形態3のリミッタ回路では、ダイオードを電界効果トランジスタで構成し、容量素子と第一及び第二のインダクタのうち少なくともいずれかのインダクタを同一半導体基板上に形成する。図12及び図13において、インダクタ40は実施の形態1及び2の第一のインダクタ4に対応し、ダイオード50は実施の形態1及び2の第一のダイオード5に対応している。インダクタ40はスパイラル形状の伝送線路で形成される。ダイオード50はゲート電極とソース電極から成り、ソース電極はビア51を介して接地される。なお、図12及び図13では、容量素子3に対応した構成の図示は省略している。図12において、電流40aはインダクタ40に流れる電流とその向き、電流50aはダイオード50のソース電極に流れる電流とその向きを表す。
インダクタ40に流れる電流40aと、ダイオード50のソース電極に流れる電流50aの流れる向きが、同一方向となるようにインダクタ40とダイオード50を配置する。インダクタ40とダイオード50の距離dが、電界効果トランジスタの基板の厚みtよりも小さくなるようにインダクタ40とダイオード50を配置する。
電流40aと電流50aが同一方向に流れ、ダイオードとインダクタの距離が接地面である基板裏面よりも近いため、高い電磁界結合の効果を得られ、結合容量5aの設計自由度を高めることができる。なお、図12及び図13では、アンチパラレルダイオードペアとして第一のダイオード5に対応したダイオード50を示したが、第二のダイオード6に対応した構成であっても良い。
また、上記例では、第一のインダクタ4に対応したインダクタ40と、第一のダイオード5及び第二のダイオード6からなるアンチパラレルダイオードペアとの組合せについて説明したが、第二のインダクタ7とアンチパラレルダイオードペアとの組合せであっても同様に適用可能である。第二のインダクタ7とアンチパラレルダイオードペアとの組合せとした場合、結合容量5dの設計自由度を高めることができる。
さらに、上記例ではアンチパラレルダイオードペアを電界効果トランジスタで構成したが、バイポーラトランジスタで構成しても良い。
以上説明したように、実施の形態3のリミッタ回路によれば、第一のダイオードまたは第二のダイオードを電界効果トランジスタで形成し、容量素子と第一または第二のインダクタが、第一のダイオードまたは第二のダイオードが形成される基板と同一基板上に形成されるようにしたので、設定周波数帯域外の信号を十分に抑圧することができると共に部品数の増加を抑えたリミッタ回路を得ることができる。
また、実施の形態3のリミッタ回路によれば、第一のダイオードまたは第二のダイオードに流れる電流の向きと、第一のインダクタまたは第二のインダクタに流れる電流の向きが同一方向であり、かつ、第一のダイオードまたは第二のダイオードと、第一のインダクタまたは第二のインダクタの距離が、基板の厚みよりも小さいようにしたので、第一のダイオードまたは第二のダイオードと、第一のインダクタまたは第二のインダクタとで形成する電磁界結合を高くすることができるため、電磁界結合による結合容量の設計自由度を高めることができる。
本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意な構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意な構成要素の省略が可能である。
以上のように、この発明に係るリミッタ回路は、高周波信号が既定値を超えた場合にその電力を低減し、かつ、設定周波数帯域外の信号を遮断する構成に関するものであり、基板上に各素子を設けるリミッタ回路の部品数の増加を抑えて小型化を図るのに適している。
1 入力端子、2 出力端子、3 容量素子、4 第一のインダクタ、5 第一のダイオード、6 第二のダイオード、7 第二のインダクタ、4a,4b,7a,7b,40 インダクタ、5a,5d 結合容量、5b 寄生容量、5c 寄生抵抗、40a,50a 電流、50 ダイオード、51 ビア。

Claims (3)

  1. 高周波信号が与えられる入力端子に一端を接続した容量素子と、
    前記容量素子の他端に、一端を接続した第一のインダクタと、
    前記第一のインダクタの他端にアノードを接続し、カソードを接地した第一のダイオードと、
    前記第一のインダクタの他端にカソードを接続し、アノードを接地した第二のダイオードと、
    前記第一のインダクタの他端に一端を接続し、他端を接地した第二のインダクタとを備え、
    前記第一のインダクタと、前記第一のダイオード及び前記第二のダイオードのうち少なくともいずれか一方とが電磁界結合の関係にあるか、前記第二のインダクタと、前記第一のダイオード及び前記第二のダイオードのうち少なくともいずれか一方とが電磁界結合の関係にあるか、または、前記第一のインダクタと、前記第一のダイオード及び前記第二のダイオードの一方とが電磁界結合の関係にあり、かつ、前記第二のインダクタと、前記第一のダイオード及び前記第二のダイオードのうちの他方とが電磁界結合の関係にあることを特徴とするリミッタ回路。
  2. 前記第一のダイオードまたは前記第二のダイオードを電界効果トランジスタで形成し、前記容量素子と前記第一または第二のインダクタが、前記第一のダイオードまたは前記第二のダイオードが形成される基板と同一基板上に形成されたことを特徴とする請求項1記載のリミッタ回路。
  3. 前記第一のダイオードまたは前記第二のダイオードに流れる電流の向きと、前記第一のインダクタまたは前記第二のインダクタに流れる電流の向きが同一方向であり、
    かつ、前記第一のダイオードまたは前記第二のダイオードと、前記第一のインダクタまたは前記第二のインダクタの距離が、前記基板の厚みよりも小さいことを特徴とする請求項2記載のリミッタ回路。
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