JP6741422B2 - 円筒形電池の製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は円筒形電池とその製造方法に関する。具体的には棒状集電子が挿通されるガスケットを備えた円筒形電池における漏液防止技術に関する。
本発明が対象とする円筒形電池の例として、円筒形アルカリ電池を挙げる。図1は、一般的なLR6型の円筒形アルカリ電池(以下、アルカリ電池1)の構造を示しており、この図1では、円筒軸100の延長方向を上下(縦)方向としたときの縦断面図を示している。図示したように、アルカリ電池1は、有底筒状の金属製電池缶2、環状に成形された正極合剤3、この正極合剤3の内側に配設された有底円筒状のセパレーター4、亜鉛合金を含んでセパレーター4の内側に充填される負極ゲル5、この負極ゲル5中に挿入された金属製の負極集電子6、皿状の金属製負極端子板7、封口用のガスケット(以下、ガスケット8)などにより構成される。この構造において、正極合剤3、セパレーター4、負極ゲル5が、電解液の存在下でアルカリ電池1の発電要素を形成する。なお以下では、電池缶2の底部側を下方として上下方向を規定することとする。
電池缶2は、電池ケースを兼ねるとともに、正極合剤3に直接接触することにより、正極集電体を兼ねる。また電池缶2の底面には正極端子9が形成されている。皿状の負極端子板7は、フランジ状の縁がある皿状で、正極端子9を下方としたとき、その皿を伏せた状態で電池缶2の開口にガスケット8を介してかしめられている。
負極ゲル5中に挿入された棒状の負極集電子6は、上端に円板状の頭部61を備えて、その頭部61の下面に下方に延長する棒状の胴部62が一体的に形成されてなり、頭部61の上面63が皿状の負極端子板7の下面71に溶接されて電池缶2内に立設した状態で固定されている。なお負極端子板7、負極集電子6およびガスケット8は、封口体としてあらかじめ一体に組み合わせられており、ガスケット8が電池缶2の開口縁部と負極端子板7におけるフランジ状の縁との間に挟持されて電池缶2が封口される。
図2は電池缶2の封口構造を示す図であり、図2(A)に図1に示したアルカリ電池1の上端側を拡大した図を示し、図2(B)に図2(A)における円101内を拡大した図を示した。図2(A)に示したように、ガスケット8は表面に起伏を有する円盤状で、外周には上方に立設する壁面(以下、外周部81)が巡り、円盤の中心には負極集電子6が圧入状態で挿通される中空部(ボス孔82)を備えた円筒状のボス部83が形成されている。ボス部83の外周から円盤の周縁に至る膜状の部分(以下、隔壁部84)は同心円状の凹凸が形成され、この隔壁部84によって電池缶2における発電要素の収納空間が密閉されて、電池缶2の内部が上下に仕切られる。そして負極端子板7、負極集電子6およびガスケット8は、封口体としてあらかじめ一体に組み合わせられており、ガスケット8の外周部81が、電池缶2の開口縁部と負極端子板7の縁との間に挟持された状態でかしめられて、電池缶2が気密シールされている。またガスケット8の隔壁部84の表面の一部には、溝などの薄肉部85が形成されており、この薄肉部85は、電池缶2内の圧力が異常に上昇した際に先行破断し、最終的に、その内圧の原因となったガスを負極端子板7に設けられた排気孔72を介して大気開放させる防爆安全機構として機能する。
ところで上記アルカリ電池1では、負極集電子6の外周面64とボス孔82の内面86との接触界面における電解液の這い上がり(クリープ)現象に起因して図2(A)中にて点線矢印で示した経路で漏液が発生する可能性がある。そこでそのクリープ現象に起因する漏液を防止するために、負極集電子6にピッチやエポキシ樹脂などのシール剤を塗布することが多い。そして図2(B)に示したように、シール剤20はボス部83の上面87において負極集電子6を囲繞する領域に介在している。なおシール剤20を図2(B)に示した領域に介在させるためには、負極集電子6の胴部62の外周にシール剤20を塗布しておき、この状態で負極集電子6をボス部83のボス孔82に上方から圧入するだけでよい。シール剤20は負極集電子6がボス孔82に圧入されていくのに伴って流動性を維持したまま当該集電子6の外周面64からかき落とされ、そのかき落とされたシール剤20がボス部83の上面87側に表面張力や自身の粘性によって累積していき、当該ボス部83の上面87に涙滴状に盛られた状態なる。そしてその涙滴状のシール剤20に負極集電子6の頭部61が付着し、最終的にこの図2(B)に示したようにシール剤20が所定の領域に介在した状態となる。そしてこのようにシール剤20が塗布されている状態では、図2(B)の図中に太線の矢印で示したように、負極集電子6とボス部83の界面から電解液が這い上がっても、その電解液がシール剤20の介在領域の内方に閉じ込められるようになっている。すなわち図2(A)において点線矢印で示した負極端子板7の下面71とガスケット8における隔壁部84とによって形成された空間30を経て負極端子板7に形成されている排気孔72に至る漏液経路が遮断されている。
なお以下の特許文献1に記載のアルカリ乾電池では、ボス部の内面と負極集電子の外周との界面にシール剤を介在させている。概略的には封口ガスケットの中心孔(ボス孔)に負極集電子の外周面に密着する小径部と負極集電子の外周面と隙間を有する大径部を設け、その大径部と負極集電子との間に封止剤(シール剤)をあらかじめ介在させている。
特開2010−80184号公報
上述したように、従来の円筒形電池では負極集電子の胴部外周面とボス部におけるボス孔内面との界面における電解液のクリープ現象に起因する漏液を防止するためにシール剤を適所に介在させている。上記特許文献1に記載の発明などではその界面自体にシール剤を介在させている。しかしながら当該文献1に記載の発明ではシール剤20を狭小なボス孔82の内面86に塗布する必要があり、しかも封口ガスケットの射出成形工程において、ボス孔82の内面に凹部を設けるための複雑金型が必要となり、製造コストが嵩む。したがって図2に示したようにシール剤20をボス部83の上面87から負極端子板7の下面71の至る領域に介在させる方が製造工程を簡略化して円筒形電池1を安価に提供できるという利点がある。
しかしその一方で図2に示したシール剤20の介在領域は漏液を防止する原理を示すものであって、実際にはシール剤20の介在領域を形成する工程などに起因してシール剤が偏在するという問題が生じる。図3に当該問題の発生メカニズムの一例を示した。なお図3は図2(A)に示した円101内に対応している。図3に示したようボス部の上端面に均一に塗布されるべきシール剤20が偏在すると、そのシール剤20が不足している部分(例えば、図中符号21)から漏液が発生する場合がある。また製造工程をより簡略化するために、シール剤20を事前に負極集電子6の胴部62に塗布する際、胴部62の外周面64の全周にわたって塗布せず、外周面64の半周分など一部にのみ付着し、圧入時に負極集電子6の外周面64の半周面のみからシール剤20をかき落とさせ、そのかき落とされたシール剤20を自発的に流動させて最終的に図2に示した領域にシール剤20を介在させる場合がある。このような工程ではシール剤20が偏在し易い。
もちろんシール剤の偏在を考慮してシール剤を多量に用いることも考えられるが、シール剤に掛かる部材コストによって円筒形電池自体の製造コストが増加する。また多量のシール剤が偏在すればシール剤がボス部の上端面の領域から流出して円筒形電池内を汚染させる可能性もある。すなわち必要最小限のシール剤を用いて効果的にクリープ現象に起因する漏液を防止することも必要である。
したがって本発明の目的は、ボス部におけるボス孔の内面と負極集電子の外周面との界面を介して電解液が這い上がることに起因する漏液を確実に防止できる円筒形電池をより安価に提供することにある。
上記目的を達成するための本発明は、下方を底部とした有底円筒状の電池缶内に電解液が充填されているとともに、前記電池缶の開口に電極端子板が樹脂製円盤状で中央に上下方向を軸とした中空円筒状のボス部が形成されてなる封口ガスケットを介して嵌着されてなる円筒形電池の製造方法であって、
前記円筒形電池は、
上下方向に棒状に延長する胴部の上端に円板状の頭部が形成されてなる集電子を備え、当該集電子の前記胴部の上端側が前記ボス部の中央に形成されている挿通孔に圧入され、前記頭部の上面が前記電極端子板の下面に取り付けられ、
前記ボス部の上面には、前記挿通孔に対して同軸となるように拡径して上方に開口する凹部が形成され、
前記凹部は、前記ボス部の上面と前記集電子の前記頭部の下面とによって閉鎖されておらず、
シール剤が当該凹部の内方を満たしており、
前記製造方法は、
前記集電子の頭部より下方に前記シール剤を塗布するシール剤塗布ステップと、
前記電極端子板に溶接された状態の前記集電子を前記ボス部に対して上方から圧入するステップと、
を含み、
前記シール剤塗布ステップでは、長手方向に移動するベルトの表面に前記シール剤を塗布しておき、当該ベルトの前記表面に前記集電子の胴部を押しつけ、
前記圧入ステップでは、前記集電子に塗布されたシール剤を前記ボス部の前記挿通孔の上方縁端にてかき落とさせるとともに、当該かき落としたシール剤で前記凹部の内方を満たさせる、
ことを特徴とする円筒形電池の製造方法としている。
本発明の円筒形電池では、封口ガスケットのボス部におけるボス孔の内面と負極集電子の外周面との界面を介して電解液が這い上がることに起因する漏液を確実に防止することができる。またより安価に提供することも期待できる。
円筒形電池の一般例となる円筒形アルカリ電池の構造を示す図である。 上記一般例に係る円筒形アルカリ電池の封口構造を示す図である。 上記一般例に係る円筒形アルカリ電池において、シール剤が偏在する問題を説明するための図である。 本発明の実施例に係る円筒形電池である円筒形アルカリ電池の上端側を拡大した図である。 上記実施例に係る円筒形電池の製造手順を示す図である。
本発明の実施例について、以下に添付図面を参照しつつ説明する。なお以下の説明に用いた図面において、同一または類似の部分に同一の符号を付して重複する説明を省略することがある。ある図面において符号を付した部分について、不要であれば他の図面ではその部分に符号を付さない場合もある。
===円筒形電池の構造===
本発明の実施例に係る円筒形電池としてアルカリ電池を挙げる。本実施例に係るアルカリ電池の基本構成は先に図1に示した一般的なアルカリ電池1と同様であるが、ガスケットの構造に特徴を有して、ボス孔の内面と負極集電子の胴部外周面との界面における電解液のクリープ現象に起因する漏液を防止することができるようになっている。
図4に本発明の実施例に係るアルカリ電池1aを示した。図4は当該電池1aの上端側を拡大した縦断面図を示しており、この図4でも図1〜図3と同様に円筒軸100や上下の各方向を規定することとしている。そしてこの図4に示したように、ガスケット8aはボス部83aの上面87が平坦ではなく、ボス孔82と同軸で、当該ボス孔82に対して拡径して上方に円形に開口する凹部88が当該ボス部83aの上面87に形成されている。そしてシール剤20がその凹部88を満たしている。なおここに示した例ではボス部83aの高さH=4mm、外径φ=4mmであり、ボス孔82には負極集電子6が圧入されている。そして上述した凹部88はボス孔82の周縁から幅W=0.4mm、ボス部83aの上面87から深さD=1mmとなるように形成されている
このように本実施例に係るアルカリ電池1aでは、ガスケット8aのボス部83aの上面87にボス孔82と同軸となる凹部88が形成され、ボス孔82に対して同軸に挿通されている負極集電子6も凹部88と同軸となるように上下方向に延長するように配置されている。そのため凹部88にシール剤20を充填すると、ボス孔82から電池外部に至る経路がシール剤20によって確実に遮断される。したがってボス孔82の内面86と負極集電子6の外周面64との界面から電解液が這い上がってきても確実に漏液を防止することができる。またシール剤20が偏在しないため、シール剤20の使用量も必要最小限でよい。すなわちシール剤20に掛かる部材コストを抑制することができる。
===製造手順===
つぎに図4に示したアルカリ電池1aの製造手順としては、シール剤20が塗布されていない負極集電子6の胴部61をボス孔82に圧入しつつ凹部88にシール剤20を充填していく手順も考えられるが、ここでは、より簡素な手順で確実にシール剤20を所定の領域に介在させる手順について説明する。図5は当該製造手順の一例を示す図であり、図5(A)〜図5(F)に製造手順の流れを示した。なお図5でも上下方向を図4に示したアルカリ電池1aにおける円筒軸100によって規定している。まず図4(A)に示したように、負極端子6の頭部61の上面63を負極端子板7の下面71にスポット溶接した上で負極集電子6の胴部62にシール剤20を塗布する。ここに示した例では図5(B)に示したように矢印方向に移動するベルト40の表面にシール剤20を塗布しておき、このベルト40に負極集電子6の胴部62を押しつける。なお図5(B)では負極集電子とベルトとの位置関係が把握し易いように負極集電子の頭部に溶接されている負極端子板を省略している。それによって図5(C)に示したように、負極集電子6における胴部62の外周面64において、ベルト40に押しつけられた側の面にシール剤20が塗布される。つぎに図5(D)に示したように負極集電子6をガスケット8aのボス孔82に上方から挿入していく。このとき負極集電子6の胴部62がボス孔82に圧入されるため、胴部62に塗布されているシール剤20がボス孔82の上方縁端に当接してそぎ落とされる。シール剤20は胴部62の全周にわたって塗布されていないので、シール剤20は軸100に対して非対称となるようにかき落とされる。しかしながらボス部83aの上面87には凹部88が形成されているため、図5(E)に示したように、シール剤20が凹部88内で流動して凹部88の内方に充填されていき、負極集電子6の周囲に均一に配置される。負極集電子6をさらに圧入していくと、図5(F)に示したように凹部88の内方にシール剤20が満たされ、最終的な封口体(図4参照)に組み立てられる。そしてこのようにして組み立てられた封口体は発電要素が収納された電池缶の開口に嵌着されて、アルカリ電池が完成する。
===耐漏液性能===
本発明の実施例にかかる円筒形電池の耐漏液性能を確認するために、図4に示した手順で作製したLR6型アルカリ電池と、図2に示した従来の構造のガスケットを用いて同様の手順で作成したLR6型アルカリ電池を、それぞれサンプルAとサンプルBとして作製した。また各サンプルについて50個の個体を作成した。そして全個体に対して60℃90%の高温高湿度環境下で100日間保存する耐漏液試験を行い、試験後の各個体における漏液状態を目視により確認した。なおサンプルAとBはガスケットの構造以外は全く同じ構成や構造を有し、製造手順も全く同じである。
以下の表1に耐漏液試験の結果を示した。
表1に示したように、従来のガスケットを用いたサンプルBでは50個中10個の個体に漏液が発生し、本実施例のアルカリ電池に対応するサンプルAでは50個の個体の全てにおいて漏液が発生しなかった。サンプルAとサンプルBは、ガスケットの構造以外は全て同じ条件で作製されているので本実施例のアルカリ電池ではシール剤が負極集電子の胴部外周面とボス孔の内面との界面におけるクリープ現象に起因する漏液が発生しないことが確認できた。
===その他の実施例===
ボス部の上端面に形成する凹部の幅や深さは、円筒形電池やボス部自体のサイズに応じて適宜に変更すればよい。例えばボス部には負極集電子を立設させたた状態で保持する機能も担っている。そして凹部の深さが深すぎるとその機能が阻害される可能性があるものの、当該凹部の深さは設計事項であり、ボス部の長さやボス孔の内径と負極集電子の外径との差などに応じて上記機能を阻害しない高さに設定しておけばよい。幅については、上述した電解液の這い上がりに起因する漏液の経路にシール剤を介在させることができれば適宜に設定してよい。例えば負極集電子の頭部の下面がボス部の上端面以下の位置となるように円筒形電池が設計されているのであれば、凹部の内径を頭部の外径より大きくしておけばよい。もちろん凹部の内径が頭部の外径よりも小さくてもボス部の上端面と頭部の下面とを離間させれば上記漏液経路を閉鎖するようにシール剤を介在させることができる。いずれにしてもシール剤を負極集電子に塗布する際には、その塗布量を上記凹部を満たすのに十分な量とすればよい。また凹部の平面形状を円形とせず、正多角形などとすることもできる。いずれにしてもボス孔に対して同心状で、シール剤を最終的に負極集電子の胴部の周縁を覆う形状に介在させることができればよい。
本発明の実施例として円筒形のアルカリ電池を挙げたが、本発明は、電解液を含む発電要素が収納された電池缶の開口にガスケットを介して電極端子板が嵌着されているとともに、上端に円板状の頭部を備えた棒状の集電子がボス部のボス孔に圧入され、頭部の上面が電極端子板の下面に取り付けられている構成を備えた円筒形電池を対象としている。
1、1a 円筒形電池(円筒形アルカリ電池)、2 電池缶(電池缶)、3 正極合剤、
4 セパレーター、5 負極ゲル、6 負極集電子、7 負極端子板、
8,8a 封口ガスケット、9 正極端子、20 シール剤、61 負極集電子の頭部、
62 負極集電子の胴部、63 負極集電子の頭部上面、
64 負極集電子の胴部外周面、71 負極端子板の下面、72 負極端子板の排気孔、82 ボス孔、83,83a ボス部、84 ガスケットの隔壁部、
86 ボス孔の内面、87 ボス部の上面、88 凹部

Claims (1)

  1. 下方を底部とした有底円筒状の電池缶内に電解液が充填されているとともに、前記電池缶の開口に電極端子板が樹脂製円盤状で中央に上下方向を軸とした中空円筒状のボス部が形成されてなる封口ガスケットを介して嵌着されてなる円筒形電池の製造方法であって、
    前記円筒形電池は、
    上下方向に棒状に延長する胴部の上端に円板状の頭部が形成されてなる集電子を備え、当該集電子の前記胴部の上端側が前記ボス部の中央に形成されている挿通孔に圧入され、前記頭部の上面が前記電極端子板の下面に取り付けられ、
    前記ボス部の上面には、前記挿通孔に対して同軸となるように拡径して上方に開口する凹部が形成され、
    前記凹部は、前記ボス部の上面と前記集電子の前記頭部の下面とによって閉鎖されておらず、
    シール剤が当該凹部の内方を満たしており、
    前記製造方法は、
    前記集電子の頭部より下方に前記シール剤を塗布するシール剤塗布ステップと、
    前記電極端子板に溶接された状態の前記集電子を前記ボス部に対して上方から圧入する圧入ステップと、
    を含み、
    前記シール剤塗布ステップでは、長手方向に移動するベルトの表面に前記シール剤を塗布しておき、当該ベルトの前記表面に前記集電子の胴部を押しつけ、
    前記圧入ステップでは、前記集電子に塗布されたシール剤を前記ボス部の前記挿通孔の上方縁端にてかき落とさせるとともに、当該かき落としたシール剤で前記凹部の内方を満たさせる、
    ことを特徴とする円筒形電池の製造方法。
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