JP7187205B2 - 円筒型電池 - Google Patents
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Description
<基本的な構造>
図1に、一般的なCR17335型のボビン型リチウム一次電池1の構造を示した。図1は、円筒軸100の延長方向を上下(縦)方向としたときの、ボビン型リチウム一次電池1の縦断面を示している。
電池缶2の開口部は、封口体7によって封止されている。封口体7は、ともに金属製の負極端子板71と封口板72とから構成されている。負極端子板71の形状は、電池缶2の開口端を上方とすると、上方を底とした皿状で、皿の縁にはフランジが形成されている。封口板72は円板状で、負極端子板71の下方に積層されている。負極端子板71と封口板72とは、いずれも周縁が上方に開口するU字型の縦断面を有し、封口体7として積層されている状態で、互いの周縁部分が係合するように形成されている。そして、封口体7の外周縁部と、電池缶2の内面23の開口端近傍の領域との間には、樹脂製のガスケット6が介在している。
次に、図1に示したボビン型リチウム一次電池1の製造手順を説明する。なお、ボビン型リチウム一次電池1を構成する各種部品や部材の上下方向については、電池缶2外にある場合であっても、電池缶2に組み込まれた状態を基準に説明する。
前記ガスケットは、中央に第1の開口部を有する円形の底部の外周縁辺から上方に側壁部が立設されてなり、
前記側壁部は、前記底部の外周縁辺を内周として、前記封口体の外周縁部と前記電池缶の内面との間に介在し、
前記ガスケットは、前記底部の外周縁辺を含む領域に、前記ガスケットの外面と内面とを連絡する第2の開口部が形成され、
前記底部における前記第2の開口部の開口率が15%以上30%以下である、
ことを特徴とする。
前記電池缶の内部には、中空筒状の正極合剤と、当該正極合剤の内方にセパレーターを介して配置されている筒状の負極リチウムとが電解液とともに収納されているインサイドアウト構造を有する、
ことを特徴とする円筒型電池とすることもできる。
<円筒型電池の構成>
本発明の実施例に係る円筒型電池の基本的な構造や構成は、図1に示した一般的なボビン型リチウム一次電池1と同様である。しかし、実施例に係る円筒型電池(以下、円筒型電池1とも言う)は、図2A及び図2Bに示したガスケット6とは異なる構造のガスケットを備えている。概略的には、図2A及び図2Bに示したガスケット6の底部61及び側壁部63のうち、正極合剤3の上端面と対面する領域に、挿通孔62と異なる第2の開口部が形成されている。
図3A及び図3Bに、本発明の第1の実施例に係る円筒型電池1が備えるガスケット6a(以下、第1の実施例のガスケット6aとも言う)の外観を示した。図3Aは、ガスケット6aを上方から見たときの平面図であり、図3Bは、図3Aのa-a断面における縦断面図である。図3A、図3Bに示したように、ガスケット6aには、挿通孔62とは異なる第2の開口部(以下、放出孔64とも言う)が、底部61の外周縁辺65を含む領域に形成されている。
放出孔64の開口形状は、上記第1の実施例に限らない。そこで、以下に、本発明の第2及び第3の実施例に係る円筒型電池1として、放出孔64の開口形状が異なるガスケットを備えた円筒型電池1を挙げる。図4Aと図4Bとに第2の実施例に係る円筒型電池1が備えるガスケット(以下、第2の実施例のガスケット6bとも言う)を示した。また、図5Aと図5Bとに第3の実施例に係る円筒型電池1が備えるガスケット(以下、第3の実施例のガスケット6cとも言う)を示した。図4A及び図5Aは、それぞれ、第2及び第3の実施例のガスケット(6b、6c)を上方から見たときの平面図であり、図4B及び図5Bは、それぞれ、図4Aのb-b断面、及び図5Aのc-c断面における縦断面図である。
次に、本発明の実施例に係る円筒型電池1における電解液の漏出抑制効果を評価するために、第1、第2、及び第3の実施例のガスケット(6a、6b、6c)のそれぞれについて、開口率が異なる7種類のガスケット(6a、6b、6c)を作製し、それらのガスケット(6a、6b、6c)を用いてCR17335型のボビン型リチウム一次電池をサンプルとして組み立てた。また、同じ種類のサンプルに対して5個の個体を用意した。具体的には、ガスケット(6a~6c)の底部61や側壁部63に一つ当たり5%の開口率の放出孔64を形成することで開口率を調整した。複数個の放出孔64を設ける場合には、放出孔64を等角度間隔で形成した。そして、全個体に対し、ガスケット挿入工程の前後でサンプルの重量を測定することで電解液の漏出抑制効果の有無や度合いを評価した。なお、ガスケット挿入工程に際し、電池の外方に電解液が付着した場合には、電解液を拭き取り、その上で、ガスケット挿入工程後の電池の重量を測定した。
上記サンプルでは、ガスケット(6a、6b、6c)に複数個の放出孔64を形成する場合、放出孔64を等角度間隔で設けていた。それによって、ガスケット(6a、6b、6c)の下面と正極合剤3との間隙81にある空気を外方に均一に逃がすことができる。また、放出孔64の数は、表1や表2に示したサンプルに対する評価試験結果から、三つ~六つ程度が望ましい。
Claims (4)
- 下方を底とした有底円筒状の電池缶の開口端が、ガスケットを介して円盤状の封口体によって封口されてなる円筒型電池であって、
前記ガスケットは、中央に第1の開口部を有する円形の底部の外周縁辺から上方に側壁部が立設されてなり、
前記側壁部は、前記底部の外周縁辺を内周として、前記封口体の外周縁部と前記電池缶の内面との間に介在し、
前記ガスケットは、前記底部の外周縁辺を含む領域に、前記ガスケットの外面と内面とを連絡する第2の開口部が形成され、
前記底部における前記第2の開口部の開口率が15%以上30%以下である、
ことを特徴とする円筒型電池。 - 請求項1に記載の円筒型電池であって、
前記第2の開口部は、前記底部の外周縁辺から前記底部の中心、又は前記底部の外周縁辺から前記側壁部の上端側に向かって延長するように形成されていることを特徴とする円筒型電池。 - 請求項1又は2に記載の円筒型電池であって、前記第2の開口部は、3~6箇所に等角度間隔で形成されていることを特徴とする円筒型電池。
- 請求項1~3のいずれかに記載の円筒型電池であって、
前記電池缶の開口は、負極端子板を含む前記封口体によって封止されており、
前記電池缶の内部には、中空筒状の正極合剤と、当該正極合剤の内方にセパレーターを介して配置されている筒状の負極リチウムとが電解液とともに収納されているインサイドアウト構造を有する、
ことを特徴とする円筒型電池。
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JP2018147441A JP7187205B2 (ja) | 2018-08-06 | 2018-08-06 | 円筒型電池 |
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Citations (2)
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---|---|---|---|---|
JP2009283209A (ja) | 2008-05-20 | 2009-12-03 | Fdk Energy Co Ltd | 筒形非水電解液電池 |
JP2017142976A (ja) | 2016-02-10 | 2017-08-17 | Fdk株式会社 | 円筒形電池 |
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