JP6740021B2 - 二連式引戸構造 - Google Patents

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Description

本発明は、二連式引戸構造に係り、より詳細には、戸先側引戸と、全開時に戸先側引戸を収納可能な戸尻側引戸とを備えた収納型の二連式引戸構造に関する。
医療施設や福祉施設においては、病室等の出入り口の幅員を、車椅子、ストレッチャー及びベッド等が通過できるように広くすることが要請されている。例えば、老人ホームでは、介護ベッドが通過できるように、居室等の出入り口に1100mmの幅員の確保が要請されることがある。
引戸構造は、全開時に引戸を収容する空間を必要とするため、近年、広い幅員を確保できる二連式(二本引き込み)引戸構造が普及している。二連式引戸構造では、2枚の引戸で開口の開閉を行うため、全開時に引戸を収容する戸袋の幅が開口の幅員の半分程度で済む。このため、二連式引戸構造では、病室等と廊下との仕切り壁の全幅のうち、最大3分の2程度の幅員の開口を確保することができる
さらに、二連式引戸構造では、引戸開閉時の戸袋への引き込み事故の発生を防止するため、収納型、竹の子型、又はビルトインタイプと呼ばれる構造が普及している。収納型の二連式引戸構造では、全開時に戸先側引戸が戸尻側引戸内に収容され、更に戸尻側引戸が戸袋に収容される、そのような収納型の二連式引戸構造の一例が、特許文献1に記載されている。
ところで、建物内部の仕切り壁の厚さには、種々の規格が適用され、鉄製の間柱材は、50,65,75,90又は100形のような規格により寸法が規定されている。また、木造小規模住宅ではツーバイフォー材や、100mm,又は120mmの太さの間柱材が多用されている。このため、収納型の二連式引戸構造では、戸袋の厚さが、これら間柱材の寸法に合わせて制限される。
厚さが制限された戸袋には、戸尻側引戸が、一対の板面部材間に戸先側引戸を収容した状態で収容される。このため、戸尻側引戸の個々の板面部材は、その肉厚を厚くすることが困難である。その一方で、戸尻側引戸は、戸先側に戸先側引戸を収容するための長い開口を有することから、板面部材の押圧による湾曲変形を回避して、走行に必要なクリアランスを安定的に確保するため、板面部材に高い剛性が必要とされる。このため、従来の収納型の二連式引戸構造においては、戸尻側引戸の板面部材は、鋼材等の一定の剛性がある材料で製造されていた。
特開2006−233597号公報
しかしながら、鋼材で引戸を形成すると、引戸が重量化する。例えば、鋼製の引戸では、戸先側引戸の重量は約40kgに達し、戸尻側引戸は約50kgにも達する。このように引戸が重量化すると、引戸を懸架する吊り車や吊りレールといった構造の耐荷重も大きくしなければならない。そのうえ、引戸の重量が大きいと、引戸の慣性力も大きくなるため、引戸を引いたり止めたりするのに大きな力が必要となる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、戸尻側の引戸の板面部材の肉厚化及び剛性の低下を回避しつつ、引戸の軽量化を図ることができる二連式引戸構造を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明の二連式引戸構造は、戸先側引戸と、互いに平行に連結された一対の板面部材を有し、前記一対の板面部材の間に前記戸先側引戸を収納する戸尻側引戸と、前記戸尻側引戸を収納する戸袋とを備えた二連式引戸構造であって、前記戸尻側引戸は、前記一対の板面部材のそれぞれの外側面であって、全開時に前記戸袋に収容されない部分に、前記戸尻側引戸の上下方向に延在する補強部材を有することを特徴としている。
本発明の二連式引戸構造は、戸尻側引戸の一対の板面部材のそれぞれの外側面であって、全開時に戸袋に収容されない部分に、戸尻側引戸の上下方向に延在する補強部材を設けたことにより、板面部材を鋼製としなくとも、板面部材の肉厚を厚くすることなく、板面部材の剛性を高めることができる。その結果、板面部材に木質系材料のような軽量部材を使用することが可能となり、引戸の軽量化を図ることができる。
このように、本発明の二連式引戸構造によれば、戸尻側の引戸の板面部材の肉厚化及び剛性の低下を回避しつつ、引戸の軽量化を図ることができる。
本発明の実施形態に係る引戸構造の正面図である。 (a)は、全閉時の引戸構造の断面図であり、(b)は、全開時の引戸構造の断面図である。 戸尻側引戸の部分斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1に示すように、本実施形態の二連式引戸構造は、戸先側引戸1と、戸尻側引戸2と、戸袋3とを備えている。戸尻側引戸2は、互いに平行に連結された一対の板面部材21及び22を有し、全開時に一対の板面部材21及び22の間に戸先側引戸1を収納する。また、戸袋3には、全開時に、戸先側引戸1を収納した戸尻側引戸2が収納される。
引戸枠部材5は、戸当部51と、上框52と、下框53とによって構成され、戸袋3の戸先側の側縁とともに、開口を構成する。戸先側引戸1及び戸尻側引戸2は、上框52に走行自在に懸架されている。両引戸1及び2は、上框52に設けた吊りレールに吊り車を介して懸架されてもよいし、上框52に取り付けられたスライドレールにスライダを介して懸架されてもよい。
また、戸先側引戸1と戸尻側引戸2とは、従来周知の構造により、開閉時にワイヤ等で連動して走行することができる。なお、連動機構は特に限定されず、例えば、戸先側引戸1と戸尻側引戸2とを開閉時に係合させることによって、連動して走行するようにしてもよい。また、戸先側引戸1及び戸尻側引戸2は、例えば、コンストンバネと連結することにより、引戸を開ける際に蓄えられた動力で自動的に閉鎖するようにしてもよいし、吊りレールやスライドレールに傾斜を付けることにより、自動的に閉鎖するようにしてもよい。
戸先側引戸21の板面、及び戸尻側引戸22の一対の板面部材21及び22は、合板、中密度繊維板(medium density fiberboard:MDF)又は単板積層材(laminated Veneer lumber:LVL)のような木質材料を基材として形成されている。これにより、戸先側引戸1の重量は、約20kgに抑えられ、戸尻側引戸の重量も約30kgに抑えられる。
しかし、戸先側引戸21の厚さは65mmであるが、厚さ156mmの仕切り壁内に戸袋3を納めるため、戸尻側引戸2の板面部材部材21及び22それぞれの厚さは、わずか9mmしかない。しかも、一対の板面部材部材21及び22は、上縁、下縁、及び戸尻側の側縁では少なくとも部分的に互いに連結されているものの、戸先側の側縁では、戸先側引戸1を収納する縦長の開口を形成するため、互いに連結されていない。その結果、鋼板よりも剛性の低い木質部材の薄い板面部材だけでは、戸尻側引戸2の板面が押圧された場合に、板面部材21又は22が湾曲してしまう。
そこで、図1及び図2に示すように、本実施形態では、戸尻側引戸2に補強部材23及び24を設けている。補強部材23及び24は、戸尻側引戸2の一対の板面部材21及び22それぞれの外側面であって、全開時に戸袋3に収容されない部分に、戸尻側引戸2の上下方向に延在する補強部材23及び24を設けている。
図2に示すように、外側に突起した補強部材23及び24を設けたことにより、戸尻側引戸2を構成する一対の板面部材21及び22の肉厚が部分的に厚くなっている。しかし、補強部材23及び24は、全開時に戸袋3に収納されない部位に設けられているため、厚さの制約を受けずに設けることができる。このため、戸袋3の厚さを厚くすることなく、補強をすることができる。
図3に示すように、補強部材23及び24は、鋼製の板材を折り曲げて形成したアングル部材であって、戸尻側引戸2の戸先側端縁に沿って設けられている。
なお、図3では、図面の理解を容易にするため、戸尻側引戸2の板面部材21及び22の図示を省略している。図3に示すように、戸尻側引戸2の上縁及び下縁には、板部材21及び22をそれぞれ取り付けるための鋼製の上縁部材21a及び22aと下縁部材21b及び22bが設けられている。補強部材23の上端部及び下端部は、それぞれ上縁部材21a及び下縁部材22aと連結され、補強部材24の上端部及び下端部は、それぞれ上縁部材21b及び下縁部材22bと連結されている。
さらに、本実施形態の2連式引戸構造によれば、補強部材23及び24により剛性が確保されるため、戸尻側引戸2の板面部材21及び22に剛性の低い材料を使用することができる。その結果、鋼製部材よりも剛性の低い木質材料を使用することができ、引戸の軽量化を図ることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、戸尻側引戸2の板面部材を、木質材料を基材として形成した例を説明したが、板面部材の基材はこれに限定されず、例えば、メラミン化粧板のような樹脂材料、ケイ酸カルシウムのような防火材料、又は火山性ガラス質材料をフェノール樹脂で固めた防火材料でもよいし、木質材料をはじめとするこれら材料を組み合わせて形成してもよい。
また、上述した実施形態では、補強部材23及び24を戸尻側引戸2の戸先側端縁に沿って設けた例を説明したが、本発明では、補強部材23及び24の形状はこれに限定されず、全開時に戸袋に収納されない部位であれば、屈曲、湾曲、又は蛇行した補強部材を設けてもよい。
また、上述した実施形態では、鋼製の補強部材23及び24を設けた例を説明したが、本発明では、戸尻側引戸2の湾曲の防止を図ることができる剛性を有するものであればよい。
本発明は、例えば、医療施設や、老人ホームのような福祉施設、及び、小規模住宅等をはじめとする種々の建築物に設置して好適である。
1 戸先側引戸
2 戸尻側引戸
3 戸袋
5 引戸枠部材
21、22 板面部材
21a、22a 上縁部材
21b、22b 下縁部材
23、24 補強部材
51 戸当部
52 上框
53 下框

Claims (4)

  1. 戸先側引戸と、
    互いに平行に連結された一対の板面部材を有し、前記一対の板面部材の間に前記戸先側引戸を収納する戸尻側引戸と、
    前記戸尻側引戸を収納する戸袋と
    を備えた二連式引戸構造であって、
    前記戸尻側引戸は、前記一対の板面部材のそれぞれの外側面であって、全開時に前記戸袋に収容されない部分に、前記戸尻側引戸の上下方向に延在する補強部材を有する
    ことを特徴とする、二連式引戸構造。
  2. 前記戸尻側引戸の前記一対の板面部材は、木質材料、樹脂材料、ケイ酸カルシウム又は火山性ガラス質材料、又はこれらを組み合わせた材料で形成されている
    ことを特徴とする、請求項1記載の二連式引戸構造。
  3. 前記補強部材は、前記戸尻側引戸の戸先側端縁に沿って設けられている
    こと特徴とする、請求項1又は2記載の二連式引戸構造。
  4. 前記補強部材は、鋼製部材である
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の二連式引戸構造。
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