JP5008419B2 - 引き戸用の建具 - Google Patents
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Description
しかし、従来の反り防止技術は、建具の構造や製造工程をかなり複雑化させるものが多かった。また、従来の反り防止技術は、反り防止のみを目的とするものが殆どであり、他の機能を併せ持たせたものは少なかった。
図1は、本発明の一実施形態である引き戸用の建具1を示す斜視図であり、図2(a)は、図1のII−II線部分断面図である。
本実施形態の建具1(以下、建具1ともいう)は、建物又は部屋の出入口の上下に配された溝やレールに案内されてスライドして、該出入口を開閉する引き戸用の建具である。
建具本体2としては、従来の建具と同様の構造を有するものを用いることができ、例えば、板材と棒状材とを組み合わせてなるものや、その全体が一枚の厚みのある板からなるもの等を用いることができる。板材と棒状材とを組み合わせてなるものとしては、図3に示すように、上下2本の枠材41,42と左右2本の枠材43,44とからなる矩形状の枠体45の両面それぞれに板材46、47が固定されてなるもの等を用いることができる。矩形状の枠体45の内側には、例えば図4に示すような態様で補強材48が配されていても良い。
建具本体2の厚みT2〔図2(b)参照〕に対する基部31の厚みT1〔図2(b)参照〕の比(T1/T2)は、例えば50〜200%とすることができるが、建具1を戸袋に収容したり、2枚を組み合わせて引き違い戸としたりしたときに、戸袋や他方の建具と干渉しないようにする観点、更には後述する、引き手として使用可能な溝の深さを確保する観点等から、前記比(T1/T2)は、70〜130%が好ましく、より好ましくは80〜120%であり、更に好ましくは100%±5%以内である。
断面コ字状の長尺状の金属材33としては、市販の金属材、たとえば、野縁受け材や金属天井下地の親骨構造を造る部材等に用いられている、いわゆるC型チャンネル材と呼ばれる金属材等を用いることもできる。金属材33の形成材料としては、鉄(炭素鋼、ステンレス鋼等の鋼材を含む)、アルミ、その他、建築用の金物や金具の材料として用いられている各種の材料が挙げられる。
本実施形態の建具1においては、何れの側縁部形成材3,3も、図2(a)に示すように、基部31と建具本体の側面21との間に所定の隙間が形成されるように嵌合させてあり、それにより、建具1のスライド方向の前後それぞれに、引き手として使用可能な溝5が形成されている。尚、側縁部形成材3の長手方向には、所定の間隔で孔35が形成されており、図2(a)に示すように、これらの孔35を介して、ネジや釘等の棒状固定具6を用いて側縁部形成材3を建具本体2に強固に固定可能である。
反り防止の観点から、建具本体2に対する突条部の嵌合深さ(縦溝23の深さ)D〔図2(a)参照〕は、2〜50mmであることが好ましく、より好ましくは3〜30mmであり、更に好ましくは5〜20mmである。
そのため、背の低い人も高い人も、自分の身長に応じて手を掛け易い位置に手を掛けて建具1を引いてスライドさせることできる。車椅子を利用する人も同様であり、一番楽な高さに手を掛けて、建具1を引いてスライドさせることができる。
このように、本実施形態の建具1によれば、多くの人が楽に開閉操作を行うことができ、ユニバーサルデザインの観点からも優れている。
例えば、上記実施形態においては、建具1のスライド方向の前後それぞれに、引き手として使用可能な溝5,5を形成したが、建具本体2の2側面21,22のうちの一方のみに、そのような溝5が生じるように側縁部形成材3を固定し、他方には、そのような溝5が生じないように側縁部形成材3を固定しても良い。
また、側縁部形成材3は、図5に示すような構造であっても良い。図5(a)に示す側縁部形成材3においては、断面コ字状の金属材33からなる突条部32の内部が中空になっている。図5(b)に示す側縁部形成材3においては、突条部32が、断面ロ字状の金属管(長尺材)33Aからなる。図5(c)に示す側縁部形成材3においては、側縁部形成材3の全体が、断面凸字状の中空の金属管33B(長尺材)からなり、図5(d)に示す側縁部形成材3においては、側縁部形成材3の全体が、断面凸字状の中実の金属棒(長尺材)からなる。図5に示す側縁部形成材3について、特に説明しない点は、図2に示す側縁部形成材3と同様である。
2 建具本体
21,22 スライド方向前後の側面
23 縦溝
3 側縁部形成材
31 基部
32 突条部
33,33A〜C 金属材
34 突条部の内部
5 引き手として使用可能な溝
6 棒状固定具
Claims (3)
- スライド方向の前後に位置する2側面それぞれに縦溝が形成された木製の建具本体と、基部及び該基部より厚みの薄い突条部を有する断面凸字状の2つの側縁部形成材とを備えた引き戸用の建具であって、
前記縦溝は、前記2側面それぞれの長手方向に沿って連続的に形成されており、
2つの前記側縁部形成材それぞれは、前記突条部の一部又は全体が金属材からなり且つ該突条部を前記縦溝に嵌合させた状態で前記建具本体の2側面に固定されており、
少なくとも一方の前記側縁部形成材の前記基部と前記建具本体の側面との間に、引き手として使用可能な溝が形成されており、
前記金属材は、断面コ字状の長尺材、断面ロ字状の長尺材、又は断面凸字状の中空の長尺材であり、
前記縦溝内に、前記金属材の一部が、該縦溝の長手方向に沿って連続的に配されていると共に、該金属材の他の一部が、建具における前記側縁部形成材の前記基部と前記建具本体の前記側面との間の一部又は全体を構成しており、
前記金属材が断面コ字状の長尺材である場合、該コ字状の断面の開放された部分が前記基部側に向けられている、引き戸用の建具。 - 前記金属材が、前記基部の一部又は全体を構成している、請求項1記載の引き戸用の建具。
- 前記建具本体は、上下2本の枠材と左右2本の枠材とからなる矩形状の枠体と、該枠体の両面それぞれに固定された板材とを備えている、請求項1又は2記載の引き戸用の建具。
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