JP5008419B2 - 引き戸用の建具 - Google Patents

引き戸用の建具 Download PDF

Info

Publication number
JP5008419B2
JP5008419B2 JP2007041874A JP2007041874A JP5008419B2 JP 5008419 B2 JP5008419 B2 JP 5008419B2 JP 2007041874 A JP2007041874 A JP 2007041874A JP 2007041874 A JP2007041874 A JP 2007041874A JP 5008419 B2 JP5008419 B2 JP 5008419B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joinery
side edge
section
base
sliding door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007041874A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008202360A (ja
Inventor
隆雄 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Forestry Co Ltd filed Critical Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority to JP2007041874A priority Critical patent/JP5008419B2/ja
Publication of JP2008202360A publication Critical patent/JP2008202360A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5008419B2 publication Critical patent/JP5008419B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

本発明は、引き戸用の建具に関する。
木造住宅等の木造建築物においては、建物や部屋の出入口の開閉等に用いられる引き戸として木製の建具が多用されている。木製の建具には、反りが生じやすいため、建具の反りを防止する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来の反り防止技術は、建具の構造や製造工程をかなり複雑化させるものが多かった。また、従来の反り防止技術は、反り防止のみを目的とするものが殆どであり、他の機能を併せ持たせたものは少なかった。
特開平9−144439号公報
本発明の目的は、反り防止性能に優れ、構造が比較的簡易であり、多くの人が楽に開閉操作を行うことのできる、引き戸用の建具を提供することにある。
本発明は、スライド方向の前後に位置する2側面それぞれに縦溝が形成された木製の建具本体と、基部及び該基部より厚みの薄い突条部を有する断面凸字状の2つの側縁部形成材とを備えた引き戸用の建具であって、前記縦溝は、前記2側面それぞれの長手方向に沿って連続的に形成されており、2つの前記側縁部形成材それぞれは、前記突条部の一部又は全体が金属材からなり且つ該突条部を前記縦溝に嵌合させた状態で前記建具本体の2側面に固定されており、少なくとも一方の前記側縁部形成材の前記基部と前記建具本体の側面との間に、引き手として使用可能な溝が形成されており、前記金属材は、断面コ字状の長尺材、断面ロ字状の長尺材、又は断面凸字状の中空の長尺材であり、前記縦溝内に、前記金属材の一部が、該縦溝の長手方向に沿って連続的に配されていると共に、該金属材の他の一部が、建具における前記側縁部形成材の前記基部と前記建具本体の前記側面との間の一部又は全体を構成しており、前記金属材が断面コ字状の長尺材である場合、該コ字状の断面の開放された部分が前記基部側に向けられている、引き戸用の建具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の引き戸用の建具は、反り防止性能に優れ、構造が比較的簡易であり、多くの人が楽に開閉操作を行うことができる。
以下、本発明の引き戸用の建具をその好ましい実施形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態である引き戸用の建具1を示す斜視図であり、図2(a)は、図1のII−II線部分断面図である。
本実施形態の建具1(以下、建具1ともいう)は、建物又は部屋の出入口の上下に配された溝やレールに案内されてスライドして、該出入口を開閉する引き戸用の建具である。
図1及び図2に示すように、建具1は、建具本体2と、2つの側縁部形成材3,3とを備えてなる。建具本体2は、木製である。木製には、木材又は木材由来の材料を主な形成素材とするものであり、木材又は木材由来の材料には、無垢材、集成材、合板、LVL、MDF、パーティクルボード等が含まれる。
建具本体2としては、従来の建具と同様の構造を有するものを用いることができ、例えば、板材と棒状材とを組み合わせてなるものや、その全体が一枚の厚みのある板からなるもの等を用いることができる。板材と棒状材とを組み合わせてなるものとしては、図3に示すように、上下2本の枠材41,42と左右2本の枠材43,44とからなる矩形状の枠体45の両面それぞれに板材46、47が固定されてなるもの等を用いることができる。矩形状の枠体45の内側には、例えば図4に示すような態様で補強材48が配されていても良い。
建具本体2は、図1及び図2に示すように、スライド方向(図中X方向)の前後に位置する2側面21,22それぞれに、断面コ字状の縦溝23が形成されている。本実施形態の建具1においては、建具本体2の一方の側面21と他方の側面22とに、縦溝23が略同形状に形成され、該縦溝23を介して同一構成の側縁部形成材3,3が同様の態様で固定されているため、以下においては、主に一方の側面21側について説明するが、他方の側面22側についても同様であり、同じ説明が適用される。
建具本体2の側面21に形成された縦溝23は、該側面21の幅方向中央部に、該側面21の長手方向に沿って形成されている。本実施形態における縦溝23は、建具本体2の高さ方向の略全長に亘って形成されている。
そして、この縦溝23に、図2に示す、断面凸字状の側縁部形成材3が嵌合している。側縁部形成材3は、建具本体2の側面21の長手方向の長さと同程度の長さを有している。側縁部形成材3の長さは、建具本体2の側面21の長手方向の長さ(図1中、Y方向の長さ)の60%以上であることが好ましく、80〜100%がより好ましく、90〜100%であることが更に好ましい。
側縁部形成材3は、図2に示すように、建具本体2の厚み方向と同方向の寸法である厚みが比較的厚い基部31と、同方向の厚みが該基部31より薄い突条部32を有する断面凸字状の長尺材である。
建具本体2の厚みT2〔図2(b)参照〕に対する基部31の厚みT1〔図2(b)参照〕の比(T1/T2)は、例えば50〜200%とすることができるが、建具1を戸袋に収容したり、2枚を組み合わせて引き違い戸としたりしたときに、戸袋や他方の建具と干渉しないようにする観点、更には後述する、引き手として使用可能な溝の深さを確保する観点等から、前記比(T1/T2)は、70〜130%が好ましく、より好ましくは80〜120%であり、更に好ましくは100%±5%以内である。
突条部32は、基部31の厚み方向の中央部から突出しており、基部31及び側縁部形成材3の全長に亘って形成されている。本実施形態における突条部32は、図2に示すように、その表面が、断面コ字状の長尺状の金属材33から形成されており、その内部34は、基部31を形成する材料と一体をなす木材又は木材由来の材料から形成されている。
断面コ字状の長尺状の金属材33としては、市販の金属材、たとえば、野縁受け材や金属天井下地の親骨構造を造る部材等に用いられている、いわゆるC型チャンネル材と呼ばれる金属材等を用いることもできる。金属材33の形成材料としては、鉄(炭素鋼、ステンレス鋼等の鋼材を含む)、アルミ、その他、建築用の金物や金具の材料として用いられている各種の材料が挙げられる。
そして、側縁部形成材3は、突条部32の先端から所定幅の部分が前記縦溝23に嵌合している。本発明における嵌合には、突条部32の全体が縦溝23内に収まる嵌合も含まれるが、少なくとも一方の側縁部形成材3の嵌合は、図2(a)に示すように、基部31と建具本体の側面21との間に所定の隙間が形成されるような嵌合である。
本実施形態の建具1においては、何れの側縁部形成材3,3も、図2(a)に示すように、基部31と建具本体の側面21との間に所定の隙間が形成されるように嵌合させてあり、それにより、建具1のスライド方向の前後それぞれに、引き手として使用可能な溝5が形成されている。尚、側縁部形成材3の長手方向には、所定の間隔で孔35が形成されており、図2(a)に示すように、これらの孔35を介して、ネジや釘等の棒状固定具6を用いて側縁部形成材3を建具本体2に強固に固定可能である。
本実施形態の建具1によれば、金属材33によって高い曲げ剛性を付与された側縁部形成材3の突条部3が、建具本体2の側面の縦溝23に嵌合しているため、木製の建具本体2を有するにも拘わらず、反りが生じ難い。このような効果は、建具の高さを一般的なものに比べて高くする場合に特に有益である。
反り防止の観点から、建具本体2に対する突条部の嵌合深さ(縦溝23の深さ)D〔図2(a)参照〕は、2〜50mmであることが好ましく、より好ましくは3〜30mmであり、更に好ましくは5〜20mmである。
また、本実施形態の建具1によれば、側縁部形成材3を、基部31と側面21との間に、引き手として使用可能な溝5が形成されるように固定してあるので、引き戸用の建具として用いたときに、図1に示すように、高さ方向の幅広い範囲に亘って該溝5が存在する。
そのため、背の低い人も高い人も、自分の身長に応じて手を掛け易い位置に手を掛けて建具1を引いてスライドさせることできる。車椅子を利用する人も同様であり、一番楽な高さに手を掛けて、建具1を引いてスライドさせることができる。
このように、本実施形態の建具1によれば、多くの人が楽に開閉操作を行うことができ、ユニバーサルデザインの観点からも優れている。
引き手として使い易い溝5とする観点から、基部31と建具本体2の側面21との間の隙間の幅W〔図2(a)参照〕は7〜50mmとすることが好ましく、より好ましくは10〜30mmである。同様の観点から、溝5の深さ(本実施形態においては、基部31の厚みT1と突条部32の厚みT3との差の1/2)は、3〜40mmとすることが好ましく、より好ましくは5〜30mmである。
更に、本実施形態の建具1によれば、戸袋に収容するように用いた場合、戸袋側の押縁も不要である等の利点もある。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に制限されず、適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、建具1のスライド方向の前後それぞれに、引き手として使用可能な溝5,5を形成したが、建具本体2の2側面21,22のうちの一方のみに、そのような溝5が生じるように側縁部形成材3を固定し、他方には、そのような溝5が生じないように側縁部形成材3を固定しても良い。
また、側縁部形成材3は、図5に示すような構造であっても良い。図5(a)に示す側縁部形成材3においては、断面コ字状の金属材33からなる突条部32の内部が中空になっている。図5(b)に示す側縁部形成材3においては、突条部32が、断面ロ字状の金属管(長尺材)33Aからなる。図5(c)に示す側縁部形成材3においては、側縁部形成材3の全体が、断面凸字状の中空の金属管33B(長尺材)からなり、図5(d)に示す側縁部形成材3においては、側縁部形成材3の全体が、断面凸字状の中実の金属棒(長尺材)からなる。図5に示す側縁部形成材3について、特に説明しない点は、図2に示す側縁部形成材3と同様である。
本発明の引き戸用の建具は、間仕切り壁や外壁に形成された出入り用の開口部を開閉するための片引き戸、引き違い戸等として好ましく用いることができる。また、図示しないが、建具本体2や側縁部形成材3の表面は化粧シートや化粧紙等で被覆してあっても良い。
図1は、本発明の一実施形態である引き戸用の建具を示す斜視図である。 図2(a)は、図1のII−II線部分断面図であり、図2(b)は、側縁部形成材を建具本体に固定する前の状態を示す図である。 図3は、建具本体の構造の一例を示す一部破断図である。 図4は、建具本体の構造の他の例を示す一部破断図である。 本発明の他の実施形態である引き戸用の建具を示す模式断面図である。
符号の説明
1 建具(引き戸用の建具)
2 建具本体
21,22 スライド方向前後の側面
23 縦溝
3 側縁部形成材
31 基部
32 突条部
33,33A〜C 金属材
34 突条部の内部
5 引き手として使用可能な溝
6 棒状固定具

Claims (3)

  1. スライド方向の前後に位置する2側面それぞれに縦溝が形成された木製の建具本体と、基部及び該基部より厚みの薄い突条部を有する断面凸字状の2つの側縁部形成材とを備えた引き戸用の建具であって、
    前記縦溝は、前記2側面それぞれの長手方向に沿って連続的に形成されており、
    2つの前記側縁部形成材それぞれは、前記突条部の一部又は全体が金属材からなり且つ該突条部を前記縦溝に嵌合させた状態で前記建具本体の2側面に固定されており、
    少なくとも一方の前記側縁部形成材の前記基部と前記建具本体の側面との間に、引き手として使用可能な溝が形成されており、
    前記金属材は、断面コ字状の長尺材、断面ロ字状の長尺材、又は断面凸字状の中空の長尺材であり、
    前記縦溝内に、前記金属材の一部が、該縦溝の長手方向に沿って連続的に配されていると共に、該金属材の他の一部が、建具における前記側縁部形成材の前記基部と前記建具本体の前記側面との間の一部又は全体を構成しており、
    前記金属材が断面コ字状の長尺材である場合、該コ字状の断面の開放された部分が前記基部側に向けられている、引き戸用の建具。
  2. 前記金属材が、前記基部の一部又は全体を構成している、請求項1記載の引き戸用の建具。
  3. 前記建具本体は、上下2本の枠材と左右2本の枠材とからなる矩形状の枠体と、該枠体の両面それぞれに固定された板材とを備えている、請求項1又は2記載の引き戸用の建具。
JP2007041874A 2007-02-22 2007-02-22 引き戸用の建具 Expired - Fee Related JP5008419B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007041874A JP5008419B2 (ja) 2007-02-22 2007-02-22 引き戸用の建具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007041874A JP5008419B2 (ja) 2007-02-22 2007-02-22 引き戸用の建具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008202360A JP2008202360A (ja) 2008-09-04
JP5008419B2 true JP5008419B2 (ja) 2012-08-22

Family

ID=39780142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007041874A Expired - Fee Related JP5008419B2 (ja) 2007-02-22 2007-02-22 引き戸用の建具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5008419B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103184827A (zh) * 2011-12-28 2013-07-03 郑志海 一种实木复合免漆门
JP7186567B2 (ja) * 2018-09-28 2022-12-09 株式会社Lixil 建具

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2910314B2 (ja) * 1991-05-31 1999-06-23 松下電工株式会社 家具用扉
JP2003090176A (ja) * 2001-09-17 2003-03-28 Matsushita Electric Works Ltd 框組引戸
JP2003293663A (ja) * 2002-04-01 2003-10-15 Misawa Homes Co Ltd 枠 体
JP2006348473A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Panahome Corp 引き戸
JP2007138576A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Matsushita Electric Works Ltd 引き戸、並びに、引き戸の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008202360A (ja) 2008-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2655307C (en) Door edge construction
JP5008419B2 (ja) 引き戸用の建具
KR101619488B1 (ko) 도어 휨방지 프로파일
JP6902741B2 (ja) 建具施工構造
ITMI970032U1 (it) Elemento per la realizzazione di cassetti per mobili
JP6052495B2 (ja) 開口構造及び開口施工方法
JP5841806B2 (ja) 吊り戸装置
JP2015200153A (ja) 戸枠及びこれを用いた開口構造
JP6083512B2 (ja) 上枠及びこれを備えた建具装置
JP2004176506A (ja) 開口部装置
JP2021080718A (ja) 建具
JP6083513B2 (ja) 上枠及びこれを備えた建具装置
JP6910022B2 (ja) 建具施工方法
JP2018066261A (ja) 建具施工構造
US20240337149A1 (en) Pocket Window
JP6269786B2 (ja) 建具施工方法
JP3810547B2 (ja) 室内用引き戸装置
JP3218963U (ja) 収納家具用開閉容易な引戸
JP5352273B2 (ja) 引き戸ユニット
JP2009121155A (ja) 建具構造
JP6269785B2 (ja) 開口構造及び開口施工方法
KR980002612A (ko) 실내방화문
JP3154218U (ja) 建具
JP2005009225A (ja) 可動収納仕切装置
JP5225315B2 (ja) コーナー連結具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120522

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120529

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150608

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees