JP6738695B2 - コイルの製造方法、コイル - Google Patents
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Description
そこで、作業性が高く、コイルを傷つけるおそれを低減することができるコイルの製造方法、コイルを提供する。
実施形態のコイルは、表面に絶縁被覆が施された細線を複数撚り合わせたリッツ線を巻回して形成されるコイルであって、予め口出し処理が施されているリッツ線を巻回して形成されたコイル本体を備えることを特徴とする。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図1から図5を参照しながら説明する。図1示すように、本実施形態のコイル1は、コイル本体2と、巻回されることでコイル本体2を形成するリッツ線3と、リッツ線3の端部にそれぞれ圧着されている圧着端子4とを備えている。また、コイル1は、コイル本体2の少なくとも表面がモールド材2aによってモールドされている。このコイル1は、例えば高周波用のリアクトルや変圧器などに用いられる。
本実施形態の場合、コイル1は、詳細は以下に説明するが、リッツ線3の端部に予め圧着端子4を圧着し、その後、圧着端子4が圧着されているリッツ線3を巻回することによってコイル本体2が形成されている。つまり、コイル1は、圧着端子4が圧着されている等、予め口出し処理が施されたリッツ線3を巻回して形成されたコイル本体2を備えている。
さて、従来の製造方法で製造されたものを便宜的に従来コイルと称するが、従来コイルは、リッツ線3を巻回してコイル本体2を形成した後、その端部に圧着端子4を圧着していた。しかし、前述のように、電気的接続を確実なものとしながら圧着端子4を圧着することは容易ではなく、また、リッツ線3の絶縁被覆を剥離すること自体も容易ではない。
半田あげ工程では、絶縁被覆を剥離した端部が半田あげされる。具体的には、周知のようにリッツ線3の端部を半田槽に浸すことにより、端部を半田あげする。
これら剥離工程、半田あげ工程、圧着工程は、本実施形態における口出し処理工程、つまりは、リッツ線3に口出し処理を行う工程に相当する。
つまり、本実施形態の製造方法では、剥離工程、圧着工程、半田あげ工程といった口出し処理が施す口出し処理工程を含み、その口出し処理工程において口出し処理が施されたリッツ線3を巻回してコイル本体2を形成している。
このように、本実施形態のコイル1は、予め圧着端子4を圧着したリッツ線3、つまりは、口出し処理を施されたリッツ線3を巻回することにより形成されたコイル本体2を備えている。
実施形態のコイル1は、表面に絶縁被覆が施された細線5を複数撚り合わせたリッツ線3の端部に口出し処理を施す口出し処理工程と、口出し処理が施されたリッツ線3を巻回してコイル本体2を形成する巻回工程と、を含むことを特徴とする。より具体的には、本実施形態のコイル1は、リッツ線3の端部の絶縁被覆を剥離する剥離工程(S1)と、リッツ線3に圧着端子4を圧着する圧着工程(S3)と、圧着端子4が圧着されたリッツ線3を巻回してコイル本体2を形成する巻回工程(S4)と、を含む製造方法により製造されている。
したがって、作業性が高く、コイル1を傷つけるおそれを低減することができる。
この場合、実施形態のように絶縁被覆を剥離した端部を半田あげする半田あげ工程(S2)を含む製造方法により製造することにより、複数の細線5を電気的および物理的に一体とすることができるとともに、圧着端子4の接続を容易に行うことができるようになる。
リッツ線3は、コイル本体2から引き出されている引き出し部位を形成しているとともに、当該引き出し部位においては、少なくとも圧着端子4が圧着されている側の端部を含む一部がモールドされていない。これにより、例えば渡り配線する際にリッツ線3の向きを自由に設定できる等、引き出し部位の使い勝手を向上させることができる。
また、圧着端子4は、図3に例示したように1つのリッツ線3の端部に1個圧着する構成であってもよいが、図5に示すように、リッツ線3の端部を例えば2つに分割してそれぞれに圧着する構成であってもよい。すなわち、圧着端子4は、1本のリッツ線3の端部に対して複数個が圧着されていてもよい。これにより、外部接続端子の数が多い場合等にも対応することができる。
以下、第2実施形態について図6および図7を参照しながら説明する。第2実施形態の場合、リッツ線3の構成が第1実施形態と異なっている。なお、本実施形態においても、リッツ線3は、巻回される前の段階で予め圧着端子4が圧着されている。
そのため、n+1回目の巻回位置においては、リッツ線3aが外周側に位置することになるとともに、リッツ線3bが内周側に位置することになる。なお、重なり順を入れ替える回数は、コイル本体2の大きさや必要な巻回回数等に応じて設定すればよい。
また、複数本のリッツ線3a、3bを用いることにより単純計算で重量が2倍になっているような場合であっても、重たいコイル本体2を移動したり傾けたりする必要がなくなるため、作業性を大きく改善することができる。
また、圧着端子4は、複数本のリッツ線3に対して1個が圧着されている。これにより、口出しが1つである場合等において端部の取り扱いを容易にすることができる。
以下、第3実施形態について図8を参照しながら説明する。第2実施形態の場合、リッツ線3の構成が第1実施形態と異なっている。なお、本実施形態においても、リッツ線3は、巻回される前の段階で予め圧着端子4が圧着されている。
また、複数本のリッツ線3a、3bを用いることで単純計算で言えばコイル本体2の重量が倍になっているような場合であっても、重たいコイル本体2を移動したり傾けたりする必要がなくなるため、作業性を大幅に改善することができる。
本発明は、上記した実施形態で例示した構成にのみ限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で任意に変形あるいは拡張することができる。
実施形態ではリッツ線3の引き出し部位にモールドする部位とモールドしない部位とを形成したが、引き出し部位の全体をモールドしない構成であってもよい。
Claims (12)
- 表面に絶縁被覆が施された細線を複数撚り合わせたリッツ線を巻回して形成されるコイルの製造方法であって、
前記リッツ線の端部に口出し処理を施す口出し処理工程と、
前記口出し処理が施された前記リッツ線を巻回してコイル本体を形成する巻回工程と、
を含み、
前記巻回工程では、前記リッツ線は、その外形が平角状に成型されており、厚み方向に重ねられた状態で巻回されて前記コイル本体を形成しているとともに、その重なり順が内周側と外周側とで少なくとも1回入れ替えられて当該コイル本体における巻回長さが等しく形成されていることを特徴とするコイルの製造方法。 - 表面に絶縁被覆が施された細線を複数撚り合わせたリッツ線を巻回して形成されるコイルであって、
予め口出し処理が施されている前記リッツ線を巻回して形成されたコイル本体を備え、
前記リッツ線は、その外形が平角状に成型されており、厚み方向に重ねられた状態で巻回されて前記コイル本体を形成しているとともに、その重なり順が内周側と外周側とで少なくとも1回入れ替えられて当該コイル本体における巻回長さが等しく形成されていることを特徴とするコイル。 - 前記コイル本体は、少なくともその表面がレジン層によりモールドされていることを特徴とする請求項2に記載のコイル。
- 前記リッツ線は、前記コイル本体から引き出されている引き出し部位においては、少なくとも前記口出し処理を施した端部を含む一部がモールドされていないことを特徴とする請求項2または3記載のコイル。
- 1本の前記リッツ線の端部に対して複数個の圧着端子が圧着されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか一項記載のコイル。
- 複数本の前記リッツ線の端部に対して1個の圧着端子が圧着されていることを特徴とする請求項2から5のいずれか一項記載のコイル
- 前記リッツ線は、その外形が平角状に成型されており、短手方向に隣接した状態で巻回されて前記コイル本体を形成しているとともに、端部側においては厚み方向に重ねられて前記口出し処理が施されていることを特徴とする請求項2から6のいずれか一項記載のコイル。
- 前記リッツ線は、前記口出し処理として、端部の前記絶縁被覆が剥離されていることを特徴とする請求項2から7のいずれか一項記載のコイル。
- 前記リッツ線は、端部を剥離剤に浸した後に洗浄することによって当該端部の前記絶縁被覆が剥離されていることを特徴とする請求項8記載のコイル。
- 前記リッツ線は、端部を半田あげすることによって当該端部の前記絶縁被覆が剥離されていることを特徴とする請求項8記載のコイル。
- 前記リッツ線は、前記口出し処理として、端部が半田あげされていることを特徴とする請求項2から9のいずれか一項記載のコイル。
- 前記リッツ線は、前記口出し処理として、端部に圧着端子が圧着されていることを特徴とする請求項2から11のいずれか一項記載のコイル。
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