JP6737555B1 - Spd用端子台 - Google Patents
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Abstract
Description
図4(a),(b)において、11は端子台のベース、12はベース11に形成されたばね支持穴、13は下端部がばね支持穴12に収容されて側面L字形のねじ支持部14を支持しているコイルばね、15はねじ支持部14によって支持されている端子ねじ、16cは端子カバー、17は端子カバー16cの端部に形成された通孔である。
また、21は配電線路に接続されたケーブル、22はケーブル21の先端部に取り付けられた圧着端子、23はベース11の内部においてSPD本体としてのプラグ(図示せず)の端子に接続された接続端子、24は圧着端子22の挿入孔である。
この従来技術では、端子カバー16cを取り外すことなくケーブル21の配線・接続作業を行うことができる。
図5において、101はベース、151はベース101に装着されるプラグ、102はねじアップ式の端子ねじが収容される端子穴、103は圧着端子が挿入される挿入孔、104は二次側ケーブルが接続される端子部、105は警報出力端子、112は一次側ケーブルを接続するための端子ねじが収容される端子穴である。
この従来技術においても、図4と同様に端子ねじの頭頂部から圧着端子にかけてマーキングすることが不可能である。
図6は、特許文献2に記載されているSPD装置の主要部の一部切欠側面図であり、106はベース、107は接続ばね、108は端子ねじ、120は着脱可能な端子カバー、152はプラグ、153はプラグ152の接続端子である。この従来技術では、端子ねじ108、接続ばね107及び接続端子153を介して、外部の一次側または二次側ケーブルとプラグ152とが電気的に接続されるようになっている。
また、端子カバー168は透明部材によって形成されており、この端子カバー168を介して、端子ねじ167のマーキングの有無を外部から確認することが可能である。
また、図6,図7の何れにおいても、端子カバー120,168を装着したままの状態で端子ねじ108,167に対する操作を行う(端子ねじを締める、あるいは緩める)ことができず、圧着端子を着脱するためには端子カバー120,168をその都度、取り外す必要があるため、作業性が悪いという問題がある。
前記ベースに固定されて前記プラグの端子に接続された接続端子と、外部のケーブルに接続された圧着端子とを、ばねの復元力に抗して端子ねじを締め付けることにより相互に接続可能なSPD用端子台において、
前記ベースの端子接続部に形成された凹部に着脱され、かつ、前記凹部に装着した状態で前記端子ねじを操作するドライバーの先端部が挿入される通孔を形成可能な切欠を有する端子カバーを備え、
前記端子カバーを前記凹部から取り外した状態で、前記端子ねじの頭頂部から前記圧着端子に至る部位をマーキングする空間が確保されることを特徴とする。
また、端子カバーを透明な部材により形成すれば、端子カバーの装着後も、端子カバーを介してマーキングの有無を外部から確認することができる。
図1(a),(b)は、本発明の実施形態をねじアップ式端子台に適用した場合の主要部の斜視図である。これらの図において、11はプラグ(SPD本体)50が装着されるベースであり、16は後述する圧着端子22が接続される端子接続部である。ここで、プラグ50としては分離器内蔵型や直撃雷に対応可能ないわゆるクラスIのプラグ等を想定しているが、プラグ50の種類は特に限定されるものではない。
端子カバー30を端子接続部16に装着した状態では、端子接続部16側の切欠16a,16bと天板33側の切欠33a,33bとにより、端子ねじを締め込むためのドライバー(何れも図示せず)の先端部を挿入可能な通孔17が形成される。
図2(a)に示すように、凹部18の底面には接続端子23が固定されており、この接続端子23は、ベース11の内部において、図1に示したプラグ50の端子と電気的に接続されている。
また、22はケーブル21の先端に接続された圧着端子であり、端子ねじ15を用いて圧着端子22を上記接続端子23と締結することで、プラグ50の端子とケーブル21とが電気的に接続されるものである。
端子ねじ15を上方に移動させた状態で端子カバー30の側板31の下方の隙間31aから圧着端子22を挿入し、通孔17から挿入されたドライバーを用いて端子ねじ15を締め込むことにより、図2(b)に示すように、圧着端子22を接続端子23に締結してプラグの端子とケーブル21とを電気的に接続することができる。
図3(a)に示すように、端子カバー30を端子接続部16の凹部18から除去すれば、端子ねじ15及び圧着端子22の上方空間が開放される。この状態で端子ねじ15を所定のトルクで締め付けたことを確認したら、図3(b)に示す如く、マーカー40を用いて端子ねじ15の頭頂部から圧着端子22に至る部位にマーキングを行う。
マーキングが終わったら、図3(c)に示すように端子カバー30を再び凹部18に装着することにより、透明な端子カバー30を介して外部からマーキングを確認することができる。また、端子カバー30を装着した状態では、端子ねじ15の頭頂部が端子カバーにより覆われているため、誤って端子ねじ15に触れることにより感電するおそれもない。
このため、前述した各種の従来技術に比べて、圧着端子22の接続作業やマーキング作業、及びマーキングの有無の確認を容易に行うことができる。
12:ばね支持穴
13:コイルばね
14:ねじ支持部
15:端子ねじ
16:端子接続部
16a,16b:切欠
17:通孔
18:凹部
19:係止突起
21:ケーブル
22:圧着端子
23:接続端子
30:端子カバー
31:側板
31a:隙間
32:係止孔部
33:天板
33a,33b:切欠
40:マーカー
50:プラグ(SPD本体)
Claims (2)
- SPD本体としてのプラグがベースに装着されるSPD用端子台であって、
前記ベースに固定されて前記プラグの端子に接続された接続端子と、外部のケーブルに接続された圧着端子とを、ばねの復元力に抗して端子ねじを締め付けることにより相互に接続可能なSPD用端子台において、
前記ベースの端子接続部に形成された凹部に着脱され、かつ、前記凹部に装着した状態で前記端子ねじを操作するドライバーの先端部が挿入される通孔を形成可能な切欠を有する端子カバーを備え、
前記端子カバーを前記凹部から取り外した状態で、前記端子ねじの頭頂部から前記圧着端子に至る部位をマーキングする空間が確保されることを特徴とするSPD用端子台。 - 請求項1に記載したSPD用端子台において、
前記端子カバーを透明な部材により形成したことを特徴とするSPD用端子台。
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JP2019047840A JP6737555B1 (ja) | 2019-03-15 | 2019-03-15 | Spd用端子台 |
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