JP6733813B2 - 感光性樹脂組成物及びレジストパターンの形成方法 - Google Patents

感光性樹脂組成物及びレジストパターンの形成方法 Download PDF

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Description

本発明は、感光性樹脂組成物及びレジストパターンの形成方法に関する。
ポリアミド樹脂は、高耐熱性、高強度、高耐溶剤等の優れた特性を多数有しているため、各種の基材コート剤として広く使用されている。例えば、ポリアミド樹脂の用途として、電子部材の絶縁保護膜(オーバーコート膜)、液晶セル配向膜等が挙げられる(特許文献1及び2参照)。また、ポリアミド樹脂は、エポキシ樹脂等の特性を改質する添加剤、硬化剤等としても開発されており、それを一成分として含むエポキシ組成物は、一般的に耐熱性、機械特性、耐薬品性等に優れた硬化物となり、接着剤、塗料、積層板、成形材料、注型材料等の幅広い分野に利用されている(特許文献3参照)。
特開平05−150452号公報 特開平10−195193号公報 国際公開第2007/052523号
ところで、上述のような用途でポリアミド樹脂を用いる場合、有機溶剤に一旦溶解させて使用することが多いが、従来のポリアミド樹脂は、有機溶剤への充分な溶解性を有しているとはいえず、所望の特性を得るのに必要な量を添加できないという問題が生じ得る。
そこで、本発明の目的は、上記問題点を解決するために、有機溶剤への溶解性に優れる樹脂を含有し、かつ当該樹脂をポリアミド樹脂へ変換可能な感光性樹脂組成物、及び該感光性樹脂組成物を用いたレジストパターンの形成方法を提供することにある。
本発明者らは、上記問題点を解決すべく鋭意研究した結果、ポリアミド構造を構成する窒素原子を所定の保護基で保護することにより、有機溶剤への溶解性に優れる樹脂が得られること、及び、当該樹脂と光酸発生剤とを組み合わせることにより、当該樹脂をポリアミド樹脂へ変換可能になることを見出した。すなわち、本発明は、一態様において、下記式(1)で表される構造単位を有する樹脂と、光酸発生剤と、を含有する感光性樹脂組成物である。
(式中、R及びRは、それぞれ独立に、酸性条件下で脱保護される一価の保護基を表し、X及びZは、それぞれ独立に二価の有機基を表す。)
保護基は、好ましくは、pKaが0以下の酸性条件下で脱保護される保護基である。
光酸発生剤の含有量は、好ましくは、樹脂100質量部に対して1〜100質量部である。
本発明は、他の一態様において、基材上に上記感光性樹脂組成物を配置して感光層を形成する工程と、感光層を所定のパターンで露光した後、加熱する工程と、を備える、レジストパターンの形成方法である。
上記の樹脂が有機溶剤への溶解性に優れている理由を、本発明者らは以下のとおり考えている。従来のポリアミド樹脂はアミド結合を構成するNH結合を有しており、NH結合は水素結合を形成することにより強い分子間相互作用を有する。そのため、有機溶剤の分子が樹脂間に浸透しづらい結果、ポリアミド樹脂の有機溶剤への溶解性が低くなる。一方、本発明に係る樹脂は、NH結合のH原子に代えて保護基を導入することにより、水素結合を有しておらず、ポリアミド樹脂に比べて分子間相互作用を低減できる。したがって、この樹脂は、有機溶剤への溶解性に優れている、と本発明者らは推察する。
本発明によれば、有機溶剤への溶解性に優れる樹脂を含有し、かつ当該樹脂をポリアミド樹脂へ変換可能な感光性樹脂組成物、及び該感光性樹脂組成物を用いたレジストパターンの形成方法を提供することができる。
実施例におけるパターニング性の評価結果を示す電子顕微鏡写真である。
以下、本発明の実施形態について具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものでない。
<感光性樹脂組成物>
一実施形態に係る感光性樹脂組成物は、下記式(1)で表される構造単位を有する樹脂と、光酸発生剤と、を含有する。
(式中、R及びRは、それぞれ独立に、酸性条件下で脱保護される一価の保護基を表し、X及びZは、それぞれ独立に二価の有機基を表す。)
[N−保護基ポリアミド樹脂]
式(1)で表される構造単位を有する樹脂は、ポリアミド樹脂のアミド結合を構成するNH結合のH原子に代えて保護基が導入された樹脂(以下「N−保護基ポリアミド樹脂」ともいう)である。
又はRで表される保護基は、好ましくは、pKa(=−logKa(Kaは酸解離定数))が0以下の酸性条件下で脱保護される保護基である。保護基は、例えば、下記式(2)で表されるp−アルコキシベンジル基、ベンジルオキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基等であってよい。
式中、Rはアルキル基を表し、*は結合手を表す。アルキル基は、好ましくは直鎖アルキル基である。アルキル基の炭素数は、例えば1〜10であってよい。
式(2)で表されるp−アルコキシベンジル基としては、具体的には、p−メトキシベンジル基、p−エトキシベンジル基、p−プロピルオキシベンジル基、p−ブトキシベンジル基、p−ペンチルオキシベンジル基、p−ヘキシルオキシベンジル基、p−ペプチルオキシベンジル基、p−オクチルオキシベンジル基、p−ノニルオキシベンジル基、p−デカニルオキシベンジル基等が挙げられる。
で表される二価の有機基は、例えば、芳香環を少なくとも1つ有する有機基である。N−保護基ポリアミド樹脂は、式(1)で表される構造単位として、下記式(1−1)又は(1−2)で表される構造単位を有していていよい。
式中、R〜Rは、それぞれ独立に式(1)におけるR,Rと同義であり、Z及びZは、それぞれ独立に式(1)におけるZと同義である。Xは、二価の基を表し、例えば、酸素原子、硫黄原子、アルキレン基又はスルホニル基であってよく、好ましくは酸素原子である。Xで表されるアルキレン基の炭素数は、例えば1〜10であってよい。
、Z又はZで表される二価の有機基は、例えば、酸素原子、硫黄原子又はハロゲン原子で置換されていてもよい二価の炭化水素基である。該炭化水素基は、脂肪族炭化水素基又は芳香族炭化水素基であってよい。炭化水素基の炭素数は、例えば1〜20であってよい。
脂肪族炭化水素基は、鎖状であっても環状であってもよく、例えば、直鎖又は分岐のアルキレン基、直鎖又は分岐のアルケニレン基、シクロアルキレン基、シクロアルケニレン基等であってよく、好ましくは、直鎖若しくは分岐のアルキレン基、又は、直鎖若しくは分岐のアルケニレン基である。これらの脂肪族炭化水素基は、フッ素原子で置換されていてよく、フッ素原子で置換されている脂肪族炭化水素基としては、例えば−C(CF−等が挙げられる。
アルキレン基は、好ましくは直鎖アルキレン基である。アルキレン基の炭素数は、例えば1〜10又は3〜10であってよい。アルケニレン基は、例えば、下記式(3−1)で表される構造単位及び下記式(3−2)で表される構造単位の一方又は両方を含む基であってよい。
アルケニレン基は、一実施形態において、式(3−1)で表される構造単位及び式(3−2)で表される構造単位の一方又は両方からなる基であってよい。この場合、アルケニレン基における重合度(式(3−1)で表される構造単位及び式(3−2)で表される構造単位の合計数)は、例えば5〜200であってよい。
アルケニレン基は、他の一実施形態において、式(3−1)で表される構造単位及び式(3−2)で表される構造単位の一方又は両方と、下記式(4)で表される構造単位とからなる基であってよい。
この場合、アルケニレン基において、式(3−1)で表される構造単位及び式(3−2)で表される構造単位の合計数(重合度)n1と、式(4)で表される構造単位の数(重合度)n2は、0<n2/(n1+n2)≦0.13かつ10≦n1+n2≦200を満たす。
芳香族炭化水素基は、芳香環を少なくとも1つ有している。具体的には例えば、N−保護基ポリアミド樹脂は、式(1)で表される構造単位として、下記式(1−3)又は(1−4)で表される構造単位を有していていよい。芳香族炭化水素基は、例えばフルオレン基等であってもよい。
式中、R〜R11は、それぞれ独立に式(1)におけるR,Rと同義であり、X及びXは、それぞれ独立に式(1)におけるXと同義である。Zは、単結合又は二価の基を表し、該二価の基は、例えば、酸素原子、硫黄原子、アルキレン基又はスルホニル基であってよく、好ましくは酸素原子である。Zで表されるアルキレン基の炭素数は、例えば1〜10である。
N−保護基ポリアミド樹脂は、一実施形態において、式(1)で表される構造単位として、下記式(1−5)、(1−6)、(1−7)又は(1−8)で表される構造単位を有していていよい。
式中、R12〜R19は、それぞれ独立に式(1)におけるR,Rと同義であり、X及びXは、それぞれ独立に式(1−2)におけるXと同義であり、Z及びZは、それぞれ独立に式(1−4)におけるZと同義である。
N−保護基ポリアミド樹脂は、単独重合体であっても共重合体であってもよい。単独重合体は、上記式(1)で表される構造単位のみからなる単独重合体、又は、上記式(1−1)〜(1−8)のいずれかで表される構造単位のみからなる単独重合体であってよい。共重合体は、上記式(1)で表される構造単位若しくは上記式(1−1)〜(1−8)のいずれかで表される構造単位のみからなる共重合体、又は、上記式(1)で表される構造単位及び/又は上記式(1−1)〜(1−8)のいずれかで表される構造単位に加えてその他の構造単位を有する共重合体であってよい。
N−保護基ポリアミド樹脂の重量平均分子量は、好ましくは3,000〜200,000、より好ましくは5,000〜100,000である。重量分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法により測定し、標準ポリスチレン検量線に基づき換算した値を意味する。
N−保護基ポリアミド樹脂は、例えば、ジアミン化合物を構成するNH結合のH原子に代えて保護基が導入された化合物(以下「N−保護基ジアミン化合物」ともいう)と、ジカルボン酸とを、触媒の存在下で縮合させることにより得られる。
ジアミン化合物としては、例えば、4,4’−(又は3,4’−、3,3’−、2,4’−、2,2’−)ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−(又は3,4’−、3,3’−、2,4’−、2,2’−)ジアミノジフェニルメタン、4,4’−(又は3,4’−、3,3’−、2,4’−、2,2’−)ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−(又は3,4’−、3,3’−、2,4’−、2,2’−)ジアミノジフェニルスルフィド、パラフェニレンジアミン、メタフェニレンジアミン、p−キシリレンジアミン、m−キシリレンジアミン、o−トリジン、o−トリジンスルホン、2,2’−ジメチル−4,4’−ジアミノビフェニル、4,4’−メチレン−ビス−(2,6−ジエチルアニリン)、4,4’−メチレン−ビス−(2,6−ジイソプロピルアニリン)、2,4−ジアミノメシチレン、1,5−ジアミノナフタレン、4,4’−ベンゾフェノンジアミン、ビス−{4−(4’−アミノフェノキシ)フェニル}スルホン、2,2−ビス{4−(4’−アミノフェノキシ)フェニル}プロパン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’,5,5’−テトラメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、ビス{4−(3’−アミノフェノキシ)フェニル}スルホン、2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパン等が挙げられる。これらのジアミン化合物は、1種単独で又は2種以上を組み合わせて使用される。
N−保護基ジアミン化合物は、上記で示したジアミン化合物に酸性条件下で脱保護可能な保護基(具体的には、上述のR,Rで表される基と同様の基)が導入された二級ジアミン化合物である。
N−保護基ジアミン化合物の合成方法は、特に制限されない。保護基がtert−ブトキシカルボニル基である場合、例えば、除去の難しい副生成物を発生させない二炭酸ジ−tert−ブチル(ジ−tert−ブチルジカルボネート)を上記ジアミン化合物に対し、ピリジン、トリエチルアミン等の塩基存在下で作用させることによりN−保護基ジアミン化合物を合成する方法であってよい。
当該合成方法は、保護基がベンジルオキシカルボニル基である場合、例えば、クロロギ酸ベンジルを上記ジアミン化合物に対して、ピリジン、トリエチルアミン等の塩基存在下で作用させることにより合成する方法であってよい。
当該合成方法は、保護基がp−アルコキシベンジル基である場合、例えば、p−アルコキシベンジルクロリドを上記ジアミン化合物に対して、ピリジン、トリエチルアミン等の塩基存在下で作用させてアミド体を合成して単離し、このアミド体をボラン−テトラヒドロフラン錯体で還元して得る方法であってよく、また、上記ジアミン化合物に対してp−アルコキシベンジルアルデヒドを作用させてイミン体を合成して単離し、このイミン体に対して水素化ホウ素ナトリウムで還元して得る方法であってもよい。これらの方法のうち、イミン体を経由して合成する方法が好ましい。
上記ジカルボン酸としては、例えば、イソフタル酸、テレフタル酸、2,2−ビス(4−カルボキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、4,4’−ジカルボキシビフェニル、4,4’−ジカルボキシジフェニルエーテル、4,4’−ジカルボキシテトラフェニルシラン、ビス(4−カルボキシフェニル)スルホン、2,2−ビス(p−カルボキシフェニル)プロパン、5−tert−ブチルイソフタル酸、5−ブロモイソフタル酸、5−フルオロイソフタル酸、5−クロロイソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族系ジカルボン酸などが挙げられる。これらのジカルボン酸は、1種単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
N−保護基ポリアミド樹脂は、例えば、上述したN−保護基ジアミン化合物と、上記ジカルボン酸のジハライド誘導体とを反応させて得られる。具体的には、まず、ジカルボン酸にハロゲン化剤を作用させてジハライド誘導体を合成する。ジハライド誘導体は、好ましくはジクロリド誘導体である。ジクロリド誘導体を得る場合、ハロゲン化剤は、通常のカルボン酸の酸クロリド化反応に使用される、塩化チオニル、塩化ホスホリル、オキシ塩化リン、五塩化リン等であってよい。
ジクロリド誘導体を合成する方法は、ジカルボン酸とハロゲン化剤とを溶媒中で反応させるか、過剰のハロゲン化剤中にジカルボン酸を加えて反応を行った後、過剰な成分を留去する方法であってよい。反応溶媒としては、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチル−2−ピリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、トルエン、ベンゼン等が使用できる。
これらのハロゲン化剤の使用量は、ジカルボン酸1モルに対して、溶媒中で反応させる場合は、好ましくは1.5〜3.0モル、より好ましくは1.7〜2.5モルであり、ハロゲン化剤中で反応させる場合は、好ましくは4.0〜50モル、より好ましくは5.0〜20モルである。反応温度は、好ましくは−10〜70℃、より好ましくは0〜20℃である。
N−保護基ジアミン化合物とジクロリド誘導体との反応は、好ましくは、脱ハロゲン化水素剤の存在下、有機溶媒中で行われる。脱ハロゲン化水素剤としては、例えば、ピリジン、トリエチルアミン等の有機塩基が使用される。有機溶媒としは、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチル−2−ピリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等が使用できる。反応温度は、好ましくは−10〜30℃、より好ましくは0〜20℃である。
[光酸発生剤]
光酸発生剤(光感応性酸発生剤ともいう)は、活性光線等の照射によって酸を発生する化合物である。光酸発生剤から発生する酸の触媒効果により、N−保護基ポリアミド樹脂の保護基が脱離し、樹脂組成物中でN−保護基ポリアミド樹脂をポリアミド樹脂に変換することができる。
光酸発生剤は、活性光線の照射によって酸を発生する化合物であれば特に限定されないが、例えば、オニウム塩化合物、ハロゲン含有化合物、ジアゾケトン化合物、スルホン化合物、スルホン酸化合物、スルホンイミド化合物、ジアゾメタン化合物等が挙げられる。これらの中でも、入手の容易さという観点で、オニウム塩化合物又はスルホンイミド化合物を用いることが好ましく、オニウム塩化合物を用いることが特に好ましい。光酸発生剤は、これらを1種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。以下、これらの化合物の具体例を示す。
オニウム塩化合物としては、例えば、ヨードニウム塩、スルホニウム塩、ホスホニウム塩、ジアゾニウム塩及びピリジニウム塩が挙げられる。好ましいオニウム塩化合物の具体例としては、ジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムp−トルエンスルホネート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロアンチモネート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスフェート、ジフェニルヨードニウムテトラフルオロボレート等のジアリールヨードニウム塩;トリフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリフェニルスルホニウムp−トルエンスルホネート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート等のトリアリールスルホニウム塩;4−t−ブチルフェニル−ジフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート;4−t−ブチルフェニル−ジフェニルスルホニウムp−トルエンスルホネート;4,7−ジ−n−ブトキシナフチルテトラヒドロチオフェニウムトリフルオロメタンスルホネート;などが挙げられる。
オニウム塩化合物は、アニオンとして、トリフルオロメタンスルホネート、ノナフルオロブタンスルホネート、ヘキサフルオロアンチモネート、ヘキサフルオロホスフェート、テトラフルオロボレート、トリス(ペンタフルオロエチル)トリフルオロホスフェート又はテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートを有する化合物であることが好ましい。
ハロゲン含有化合物としては、例えば、ハロアルキル基含有炭化水素化合物及びハロアルキル基含有複素環式化合物が挙げられる。好ましいハロゲン含有化合物の具体例としては、1,10−ジブロモ−n−デカン、1,1−ビス(4−クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエタン;フェニル−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4−メトキシフェニル−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、スチリル−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、ナフチル−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン等のs−トリアジン誘導体が挙げられる。
ジアゾケトン化合物としては、例えば、1,3−ジケト−2−ジアゾ化合物、ジアゾベンゾキノン化合物、ジアゾナフトキノン化合物等を挙げることができる。具体例としては、フェノール類の1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸エステル化合物が挙げられる。
スルホン化合物としては、例えば、β−ケトスルホン化合物、β−スルホニルスルホン化合物及びこれらの化合物のα−ジアゾ化合物を挙げることができる。具体例としては、4−トリルフェナシルスルホン、メシチルフェナシルスルホン、ビス(フェナシルスルホニル)メタン等が挙げられる。
スルホン酸化合物としては、例えば、アルキルスルホン酸エステル類、ハロアルキルスルホン酸エステル類、アリールスルホン酸エステル類、イミノスルホネート類等が挙げられる。好ましい具体例としては、ベンゾインp−トルエンスルホネート、ピロガロールトリストリフルオロメタンスルホネート、o−ニトロベンジルトリフルオロメタンスルホネート、o−ニトロベンジルp−トルエンスルホネート等が挙げられる。
スルホンイミド化合物の具体例としては、N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)スクシンイミド、N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フタルイミド、N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ジフェニルマレイミド、N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタルイミド、N−(p−トルエンスルホニルオキシ)−1,8−ナフタルイミド、N−(10−カンファースルホニルオキシ)−1,8−ナフタルイミド等が挙げられる。
ジアゾメタン化合物の具体例としては、ビス(トリフルオロメチルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタン及びビス(フェニルスルホニル)ジアゾメタンが挙げられる。
光酸発生剤の含有量は、N−保護基ポリアミド樹脂の保護基の脱離のしやすさの観点から、N−保護基ポリアミド樹脂100質量部に対して、1質量部以上、5質量部以上、又は10質量部以上であってよく、100質量部以下、90質量部以下、70質量部以下、又は50質量部以下であってよく、好ましくは1〜100質量部、より好ましくは5〜90質量部、更に好ましくは5〜70質量部、特に好ましくは10〜50質量部である。なお、本明細書において、N−保護基ポリアミド樹脂100質量部とは、N−保護基ポリアミド樹脂の固形分100質量部であることを意味する。
[溶剤]
感光性樹脂組成物は、感光性樹脂組成物の取り扱い性を向上させたり、粘度及び保存安定性を調節したりするために、溶剤を更に含有していてよい。溶剤は、好ましくは有機溶剤である。該有機溶剤の種類は、上記性能を発揮できるものであれば特に制限されないが、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のエチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート化合物;プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル等のプロピレングリコールモノアルキルエーテル化合物;プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールジプロピルエーテル、プロピレングリコールジブチルエーテル等のプロピレングリコールジアルキルエーテル化合物;プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノブチルエーテルアセテート等のプロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテート化合物;エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ化合物、ブチルカルビトール等のカルビトール化合物;乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸n−プロピル、乳酸イソプロピル等の乳酸エステル化合物;酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブチル、酢酸n−アミル、酢酸イソアミル、プロピオン酸イソプロピル、プロピオン酸n−ブチル、プロピオン酸イソブチル等の脂肪族カルボン酸エステル化合物;3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル等の他のエステル化合物;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素化合物;2−ブタノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノン、シクロヘキサノン等のケトン化合物;N、N−ジメチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、N、N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミド化合物;γ−ブチロラクトン等のラクトン化合物などが挙げられる。有機溶剤は、1種単独又は2種以上を混合して使用することができる。
溶剤の含有量は、溶剤を除く感光性樹脂組成物の成分全量100質量部に対して、50質量部以上又は1000質量部以上であってよく、3000質量部以下又は2000質量部以下であってよく、好ましくは50〜3000質量部、より好ましくは1000〜2000質量部である。
[N−保護基ポリアミド樹脂の酸性溶液による脱保護方法]
N−保護基ポリアミド樹脂は、例えば酸性溶液を用いた酸性条件下で保護基が脱離(脱保護)することにより、ポリアミド樹脂に変換される。酸性溶液は、脱保護可能であれば特に制限されないが、好ましくは、塩酸、硫酸、硝酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸等を含むpKaが0以下である酸性溶液である。これらの酸をN−保護基ポリアミド樹脂に作用させることで、脱保護反応が進行し、ポリアミド樹脂が得られる。
[N−保護基ポリアミド樹脂の露光による脱保護方法]
N−保護基ポリアミド樹脂は、例えば感光性樹脂組成物を露光することによっても、ポリアミド樹脂に変換される。具体的には、まず、基材(樹脂付き銅箔、銅張積層板、シリコンウェハー、アルミナ基板、アルミ箔等)上に、感光性樹脂組成物を配置して感光層を形成する。該感光層の形成方法としては、バーコート、スピンコート等によって基材上に感光層を形成する方法等が挙げられる。
次に、上記感光層を露光する。露光に用いられる活性光線としては、例えば、g線ステッパーの光線;低圧水銀灯、高圧水銀灯、メタルハライドランプ、i線ステッパー等の紫外線;電子線;レーザー光線などが挙げられる。露光量は、使用する光源及び感光層の厚さ等によって適宜選定されるが、例えば、高圧水銀灯からの紫外線照射の場合、感光層の厚さ0.1〜10μmでは、100〜10000mJ/cm程度である。
さらに、露光後の感光層を加熱(露光後ベーク)する。露光後ベークを行うことにより、光酸発生剤から発生した酸によるN−保護基ポリアミド樹脂の脱保護反応を促進させることができる。露光後ベークの条件は、感光性樹脂組成物の組成、各成分の含有量、感光層の厚さ等によって異なるが、例えば、70〜200℃で1〜60分間加熱することが好ましく、80〜150℃で1〜60分間加熱することがより好ましい。
<レジストパターンの形成方法>
本実施形態に係るレジストパターンの形成方法は、基材上に上述の感光性樹脂組成物を配置して感光層を形成する工程と、感光層を所定のパターンで露光した後、加熱する工程と、を備える。感光層を形成する具体的な方法、感光層を露光及び加熱する具体的な方法は、上述したN−保護基ポリアミド樹脂の露光による脱保護方法における方法と同様であってよい。すなわち、このレジストパターンの形成方法では、感光層を形成した後、当該感光層を露光及び加熱することにより、N−保護基ポリアミド樹脂を脱保護する共に、レジストパターンを形成している。
このレジストパターンの形成方法では、上述の感光性樹脂組成物を用いるため、露光及び加熱することにより、水に対する濡れ性が向上した感光層が得られると共に、好適なレジストパターンを形成することができる。また、上述の感光性樹脂組成物を用いて得られたレジストパターン上には、好適に無電解めっきを施すことができる。
以下、実施例を示して本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。
<合成例1−1:N−保護基(メトキシベンジル基)ジアミン(i)の合成>
50mLナスフラスコに3,4’−ジアミノジフェニルエーテル4.0034g(19.98mmol)を加えた後、4−メトキシベンズアルデヒド12mL(100mmol)を更に加えた。これを70℃で10分間撹拌した。次いで、乾燥エタノール30mLを加えて固体をろ過し、エタノールで3回洗浄した。その後、デシケーター中、減圧下で乾燥して、粗生成物として白色固体のイミン体8.3564g(粗収率96%)を得た。
次に、200mLナスフラスコにこのイミン体3.01g(6.6mmol)と乾燥THF60mLを加えた後、0℃で20分間撹拌した。その後、メタノール30mLを加え、水素化ホウ素ナトリウム764.2mg(27.0mmol)を更に加えて、0℃で21時間撹拌した。これに塩化メチレンを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。続いて、ろ過を行って、減圧下で溶媒を留去した後、減圧下で乾燥して、粗生成物として黄色粘性液体3.0092g(粗収率104%)を得た。これをトルエン:ヘキサン=1:3(体積比)の混合溶媒で再結晶させ、白色結晶であるジアミン(i)2.3394g(収率80.4%)を得た。
得られたジアミン(i)のH NMRの測定結果を以下に示す。
H NMR(600MHz,CDCI) δ7.30(d,J=8.2Hz,2H),7.24(d,J=7.9Hz,2H),7.04(t,J=8.0Hz,1H),6.89−6.85(m−3H),6.60(d,J=6.0Hz,1H),6.28(dd.J=2.5and6.0Hz,1H),6.25(dd,J=2.5and6.5Hz,1H),6.20(s1H),4.23(s,2H),4.18(s,2H),3.80(s,3H),3.80(s,3H).
<合成例1−2:N−保護基(オクチルオキシベンジル基)ジアミン(ii)の合成>
100mLナスフラスコに3,4’−ジアミノジフェニルエーテル2.003g(10.01mmol)を加えた後、4−n−オクチルオキシベンズアルデヒド12.0mL(50mmol)を更に加えた。これを70℃で10分間撹拌した。次いで、乾燥エタノール30mLを加えて固体をろ過し、ヘキサンで3回洗浄した。その後、デシケーター中、減圧下で乾燥して、粗生成物として白色固体のイミン体5.8379g(粗収率92%)を得た。
次に、200mLナスフラスコにこのイミン体4.956g(7.831mmol)と乾燥THF120mLを加えた後、0℃で20分間撹拌した。その後、乾燥メタノール61mLを加え、水素化ホウ素ナトリウム1.286g(34.00mmol)を更に加えて、0℃で21時間撹拌した。これに塩化メチレンを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。続いて、ろ過を行って、減圧下で溶媒を留去した後、減圧下で乾燥し、粗生成物として黄色固体3.251g(粗収率65%)を得た。これをヘキサンで再結晶させ、黄色固体であるジアミン(ii)1.950g(収率39%)を得た。
得られたジアミン(ii)のH NMRの測定結果を以下に示す。
H NMR(600MHz,CDCl) δ7.28(d,J=8.6Hz,2H),7.23(d,J=8.6Hz,2H),7.04(t,J=7.9Hz,1H),6.81−6.89(m,6H),6.60(d,J=8.5Hz,2H),6.29(dd,J=1.9and9.9Hz,1H),6.25(dd,J=8.0and1.7Hz,1H),6.21−6.22(m,1H),4.21(s,2H),4.18(s,2H),3.92−3.95(m,6H),1.74−1.79(m,4H),1.42−1.46(m,4H),1.23−1.35(m,16H),0.87−0.90(m,6H)
<合成例1−3:N−保護基(tert−ブトキシカルボニル基)ジアミン(iii)の合成>
50mLナスフラスコに3,4’−ジアミノジフェニルエーテル1.005g(5.02mmol)を加えてアルゴンで置換し、乾燥THF5.0mLを加えた。ジ−tert−ブチルジカーボネート2.734g(12.53mmol)と乾燥THF10.0mLからなる溶液をナスフラスコに窒素気流下で加えた。これを1日攪拌した後、水を加えて反応を停止し、酢酸エチルで3回抽出した有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。その後、有機層をろ過し、減圧下で溶媒を留去して、粗生成物として薄褐色固体を得た。良溶媒としてエタノール、貧溶媒としてヘキサンを用いて、粗生成物を再結晶した。精製した結晶を吸引ろ過で回収し、減圧下で乾燥して薄褐色固体のジアミン(iii)0.9342g(収率46%)を得た(mp 138.4−142.4℃)。
得られたジアミン(iii)のH NMRの測定結果を以下に示す。
H NMR(600MHz,CDCl) δ7.31−7.32(m,2H),7.20(t,J=7.6Hz,1H),7.09(d,J=7.6Hz,1H),6.95−6.97(m,3H),6.61(dd,J=2.4and8.2Hz,1H),1.57(s,9H),1.49(s,9H)
[樹脂の合成]
<合成例2−1:N−保護基(メトキシベンジル基)ポリアミド(I)の合成>
30mLナスフラスコを減圧下でヒートガンを用いて加熱乾燥した後、アルゴンで置換した。N−保護基(メトキシベンジル基)ジアミン(i)0.6991g(1.587mmol)とピリジン0.30mL(3.5mmol)を乾燥NMP1.4mLに溶かした溶液を、窒素気流下でフラスコに加え、0℃で10分間撹拌した。ここに、イソフタル酸クロライド0.3218g(1.585mmol)を乾燥NMP1.4mLに溶かした溶液を窒素気流下で加えて、室温で重合させた。重合開始から2日後に乾燥メタノール0.5mLを加えて反応を停止し、反応溶液を4mLのNMPで薄めて、20倍の水に滴下してポリマーを沈殿させた。沈殿物を桐山ロートでろ過して回収し、減圧下で乾燥して、下記式(I)で表される構造単位からなる白色固体のN−保護基(メトキシベンジル基)ポリアミド(I)0.8995g(粗収率94%)を得た。N−保護基(メトキシベンジル基)ポリアミド(I)のGPC法標準ポリスチレン換算により求めた重量平均分子量は13,503、分散度は1.57であった。
<合成例2−2:N−保護基(メトキシベンジル基)ポリアミド(II)の合成>
30mLナスフラスコを減圧下でヒートガンを用いて加熱乾燥した後、アルゴンで置換した。N−保護基(メトキシベンジル基)ジアミン(i)0.6996g(1.588mmol)とピリジン0.30mL(3.5mmol)の乾燥NMP1.4mLの混合溶液をフラスコに加え、0℃で10分間撹拌した。ここに、テレフタル酸クロライド0.3220g(1.586mmol)を乾燥NMP 1.4mLに溶かした溶液を窒素気流下で加えて、室温で重合させた。重合開始から2日後に乾燥メタノール0.5mLを加えて反応を停止し、反応溶液を4mLのNMPで薄めて、20倍の水に滴下してポリマーを沈殿させた。沈殿物を桐山ロートでろ過して回収し、減圧下で乾燥して、下記式(II)で表される構造単位からなる黄色固体のN−保護基(メトキシベンジル基)ポリアミド(II)0.8697g(粗収率91%)を得た。N−保護基(メトキシベンジル基)ポリアミド(II)のGPC法標準ポリスチレン換算により求めた重量平均分子量は7,066、分散度は1.36であった。
<合成例2−3:N−保護基(オクチルオキシベンジル基)ポリアミド(III)の合成>
30mLナスフラスコを減圧下でヒートガンを用いて加熱乾燥した後、アルゴンで置換した。N−保護基(オクチルオキシベンジル基)ジアミン(ii)1.0032g(1.575mmol)とピリジン0.30mL(3.45mmol)を乾燥NMP1.4mLに溶かした溶液を窒素気流下でフラスコに加え、0℃で20分間撹拌した。ここに、イソフタル酸クロライド0.3200g(1.576mmol)を乾燥NMP 1.4mLの乾燥溶液を窒素気流下で加えて、室温で重合させた。重合開始から2日後に乾燥メタノール0.5mLを加えて反応を停止し、反応溶液を4mLのNMPで薄めて、20倍の水に滴下してポリマーを沈殿させた。沈殿物を桐山ロートでろ過して回収し、減圧下で乾燥して、下記式(III)で表される構造単位からなる黄色固体のN−保護基(オクチルオキシベンジル基)ポリアミド(III)1.2079g(粗収率96%)を得た。N−保護基(オクチルオキシベンジル基)ポリアミド(III)のGPC法標準ポリスチレン換算により求めた重量平均分子量は23,246、分散度は1.56であった。
<合成例2−4:N−保護基(オクチルオキシベンジル基)ポリアミド(IV)の合成>
30mLナスフラスコを減圧下でヒートガンを用いて加熱乾燥した後、アルゴンで置換した。N−保護基(オクチルオキシベンジル基)ジアミン(ii)1.0032g(1.575mmol)とピリジン0.30mL(3.45mmol)を乾燥NMP1.4mLに溶かした溶液を窒素気流下でフラスコに加え、0℃で10分撹拌した。ここにテレフタル酸クロライド0.3200g(1.576mmol)を乾燥NMP1.4mLに溶かした溶液を窒素気流下で加えて、室温で重合させた。重合開始から2日後に乾燥メタノール0.5mLを加えて反応を停止し、反応溶液を4mLのNMPで薄めて、20倍の水に滴下してポリマーを沈殿させた。沈殿物を桐山ロートでろ過して回収し、減圧乾燥して、下記式(IV)で表される構造単位からなる黄色固体のN−保護基(オクチルオキシベンジル基)ポリアミド(IV)0.9685g(粗収率77%)を得た。N−保護基(オクチルオキシベンジル基)ポリアミド(IV)のGPC法標準ポリスチレン換算により求めた重量平均分子量は9,753、分散度は1.30であった。
<合成例2−5:N−保護基(オクチルオキシベンジル基)ポリアミド(V)の合成>
200mLセパラブルフラスコにN−保護基(オクチルオキシベンジル基)ジアミン(ii)1.911g(3 mmol)とピリジン0.48mL(6 mmol)を乾燥NMP10mLに溶かした。その後、窒素気流下で0℃、10分撹拌した。ここに4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸クロリド0.890g(3 mmol)を加えて、室温で1日攪拌した。この反応溶液を20倍の水に滴下してポリマーを沈殿させた。沈殿物を桐山ロートでろ過して回収し、減圧乾燥して、下記式(V)で表される構造単位からなる黄色固体のN−保護基(オクチルオキシベンジル基)ポリアミド(V)2.42g(粗収率91%)を得た。N−保護基(オクチルオキシベンジル基)ポリアミド(V)のGPC法標準ポリスチレン換算により求めた重量平均分子量は24,636、分散度は1.35であった。
<合成例2−6:N−保護基(tert−ブトキシカルボニル基)ポリアミド(VI)の合成>
5mLナスフラスコにN−保護基(tert−ブトキシカルボニル基)ジアミン(iii)0.0810g(0.202mmol)とN,N−ジメチル−4−アミノピリジン0.1148g(0.940mmol)を加えてアルゴンで置換し、窒素気流下で乾燥塩化メチレン0.2mLと乾燥トリエチルアミン0.11mL(0.790mmol)を加えて攪拌した。イソフタル酸クロリド0.422g(0.217mmol)と乾燥塩化メチレン0.2mLからなる溶液を、ナスフラスコに加えた。この溶液を室温で19時間攪拌した後に、1M塩酸、飽和塩化ナトリウム水溶液、及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でそれぞれ2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。続いて、減圧下で溶媒を留去して、下記式(VI)で表される構造単位からなる黄色固体のN−保護基(tert−ブトキシカルボニル基)ポリアミド(VI)を0.0642g(粗収率60%)得た。N−保護基(tert−ブトキシカルボニル基)ポリアミド(VI)のGPC法標準ポリスチレン換算により求めた重量平均分子量は3,200、分散度は1.29であった。
<合成例2−7:N−保護基(オクチルオキシベンジル基)ポリアミド(VII)の合成>
5mLナスフラスコを減圧下でヒートガンを用いて加熱乾燥した後、アルゴンで置換した。そこにポリブタジエン(PTI JAPAN製、商品名Hypro CTB 2000x162、数平均分子量4200)を1.00g(0.23mmol)と塩化チオニル0.034mL(0.47mmol)を加え、室温で1時間攪拌した。この反応溶液を減圧乾燥して、ポリブタジエンのジカルボン酸ジクロリドを得た。次に、10mLナスフラスコを減圧下でヒートガンを用いて加熱乾燥した後、アルゴンで置換した。そこにN−保護基(オクチルオキシベンジル基)ジアミン(ii)0.097g(0.15 mmol)と乾燥ピリジン0.09mL(1.11mmol)及び乾燥NMP0.5mLを加えて、0℃で20分攪拌した。そこにポリブタジエンのジカルボン酸ジクロリド0.063gとイソフタル酸クロリド0.028(0.136mmol)を加え、窒素気流下で乾燥NMP3.6mLを加えて室温で2日間攪拌した。その後に、乾燥メタノール0.05mLを加えて反応を停止し、1.1mLのNMPで希釈し、200mLの水に滴下してポリマーを沈殿させた。沈殿物を桐山ロートでろ過し、減圧乾燥して、下記式(VII−1)で表される構造単位及び下記式(VII−2)で表される構造単位からなる淡黄色粘性固体のN−保護基(オクチルオキシベンジル基)ポリアミド(VII)0.079g(粗収率42%)を得た。N−保護基(オクチルオキシベンジル基)ポリアミド(VII)のGPC法標準ポリスチレン換算により求めた重量平均分子量は17,000、分散度は2.54であった。
式(VII−1)中、Z11は、下記式(3−1)で表される構造単位及び下記式(3−2)で表される構造単位からなる二価の基である。
<合成例3−1:ポリアミド(VIII)の合成>
30mLナスフラスコに塩化リチウム0.2730g(6.393mmol)を入れ、減圧下でヒートガンを用いて加熱乾燥した後、アルゴンで置換した。3,4’−ジアミノジフェニルエーテル0.5004g(2.499mmol)とピリジン0.50mL(5.8mmol)を乾燥NMP2.5mLに溶かした溶液を窒素気流下でフラスコに加え、0℃で20分間撹拌した。ここに、イソフタル酸クロライド0.5065g(2.495mmol)を乾燥NMP 2.5mLに溶かした溶液を窒素気流下で加えて、室温で重合させた。重合開始から2日後に乾燥メタノール0.5mLを加えて反応を停止し、反応溶液を4mLのNMPで薄めて、20倍の水に滴下してポリマーを沈殿させた。沈殿物を桐山ロートでろ過して回収し、減圧下で乾燥して、下記式(VIII)で表される構造単位からなる薄黄色固体のポリアミド(VIII)1.9587g(粗収率218%)を得た。ポリアミド(VIII)のGPC法標準ポリスチレン換算により求めた重量平均分子量は52,500、分散度は1.84であった。
<合成例3−2:ポリアミド(VIV)の合成>
30mLナスフラスコに塩化リチウム0.2726g(6.392mmol)を入れ、減圧下でヒートガンを用いて加熱乾燥した後、アルゴンで置換した。3,4’−ジアミノジフェニルエーテル0.5011g(2.503mmol)とピリジン0.50mL(5.8mmol)を乾燥NMP2.5mLに溶かした溶液を窒素気流下でフラスコに加え、0℃で20分間撹拌した。ここに、テレフタル酸クロライド0.5065g(2.495mmol)を乾燥NMP 2.5mLで溶かした溶液を窒素気流下で加えて、室温で重合させた。重合開始から2日後に乾燥メタノール0.5mLを加えて反応を停止し、反応溶液を4mLのNMPで薄めて、20倍の水に滴下してポリマーを沈殿させた。沈殿物を桐山ロートでろ過して回収し、減圧下で乾燥して、下記式(VIV)で表される構造単位からなる薄黄色固体のポリアミド(VIV)0.9929g(粗収率110%)を得た。ポリアミド(VIV)のGPC法標準ポリスチレン換算により求めた重量平均分子量は25,900、分散度は2.13であった。
[有機溶剤への溶解性]
合成したN−保護基ポリアミド(I)〜(IV)及びポリアミド(VIII),(VIV)の固体をそれぞれ表1に示す有機溶剤を加えて溶解性を評価した。具体的には、有機溶剤10mLに対して固体0.1gを加えた後、目視にて確認し、固体が完全に溶解したものを「A」、溶解しなかったものを「B」として評価した。結果を表1に示す。
以上の結果から、N−保護基ポリアミド(I)〜(VII)は、ポリアミド(VIII),(VIV)に比べて有機溶剤への溶解性に優れていることが分かる。
<感光性樹脂組成物の調製>
N−保護基ポリアミド(I)〜(V)、下記光酸発生剤(A)〜(C)及びメチルエチルケトン(和光純薬工業株式会社製、商品名:2−ブタノン)を表2に示す量(質量部)で配合して、感光性樹脂組成物を調製した。
光酸発生剤(A):トリアリールスルホニウム塩(サンアプロ株式会社製、商品名:CPI−110A)
光酸発生剤(B):トリアリールスルホニウム塩(サンアプロ株式会社製、商品名:CPI−310A)
光酸発生剤(C):トリアリールスルホニウム塩(サンアプロ株式会社製、商品名:CPI−310B)
<光脱保護反応の評価>
各感光性樹脂組成物を、アルミ箔(8079材,厚み20μm,東洋アルミニウム株式会社製)上にウェット厚さが22μmになるようにバーコートで塗布し、80℃のホットプレート上で5分間加熱して溶剤を揮発させ、厚さが0.5μmである感光層を形成した。次に、感光層に対して、UV照射装置(ウシオ株式会社製、SP−500D)を用いて、i線(波長365nm)を露光量5J/cmで光照射した。光照射後、感光層を130℃で15分間加熱した(露光後ベーク)。このようにして得られたサンプルについて、赤外ATR法にて赤外吸収スペクトルを測定した。波数3400cm−1付近のN−保護ポリアミドの脱保護によって生じるアミドのNH結合に由来するシグナルが観測できたものを「A」、観測されなかったものを「B」として評価した。結果を表2に示す。
表2に示すとおり、N−保護ポリアミド(I)〜(V)と光酸発生剤(A)〜(C)との組合せにおいて、N−保護ポリアミド(I)〜(V)の光脱保護反応が進行することを確認した。
<水との接触角の評価>
実施例7,9の感光性樹脂組成物をシリコンウェハー上にスピンコートし、80℃のホットプレート上で5分間加熱して、加熱後の厚さが0.5μmである感光層を形成した。感光層に対して、UV照射装置(ウシオ株式会社製、SP−500D)を用いて、i線(波長365nm)を露光量5J/cmで光照射した。光照射後、130℃で15分間加熱した(露光後ベーク)。このようにして得られたサンプルについて、露光していない未露光部と、露光及び露光後ベークを行った露光・ベーク部とのそれぞれにおいて、水との接触角を測定した。結果を表3に示す。
表3に示すとおり、実施例7及び9の感光層では、光照射及び露光後ベークにより、水との接触角が小さくなった(水に対する濡れ性が向上した)。
<パターニング性の評価>
実施例7の感光性樹脂組成物をシリコンウェハー上にスピンコートし、80℃のホットプレート上で5分間加熱して、加熱後の厚さが0.5μmである感光層を形成した。感光層に対して、UV照射装置(ウシオ株式会社製、SP−500D)を用いて、マスクを介してi線(波長365nm)を露光量5J/cmで光照射した。光照射後、130℃で15分間加熱した(露光後ベーク)。この得られたサンプルをアセトンに10秒間浸漬した。その結果、現像後膜厚0.3μmでライン/スペース:25μm/25μmのパターンが形成できることを確認した。当該パターンの走査型電子顕微鏡写真を図1に示す。
<無電解めっき密着性の評価>
N−保護ポリアミド(VIV)0.045gと光酸発生剤(A)0.005gを酢酸2−メトキシ−1−メチルエチル0.25gに溶解させて、感光性樹脂溶液を得た。この感光性樹脂溶液をシリコンウェハー上にスピンコートし、80℃のホットプレート上で5分間加熱して、加熱後の厚さが1.2μmである感光層を形成した。感光層に対して、UV照射装置(ウシオ株式会社製、SP−500D)を用いて、i線(波長365nm)を露光量5J/cmで光照射した。光照射後、130℃で15分間加熱して(露光後ベーク)、サンプルを得た。得られたサンプルについて、膨潤液として、ジエチレングリコールモノブチルエーテル:200mL/L、水酸化ナトリウム:5g/Lの水溶液を調製し、70℃に加温して5分間浸漬処理した。次に、塩化鉛を含むアトテック・ジャパン社製無電解めっき用触媒アクチベーターネオガント834を35℃に加温して5分間浸漬処理した後、無電解Cuめっき用であるアトテック・ジャパン社製めっき液プリントガントMSK−DKに室温で15分間浸漬して、厚さ約0.1μmのCuシード層を得た。シード層を形成したサンプルを硫酸Cuめっき液中で、電流密度1.89A/dmで60分間処理し、Cuめっきを約25μm析出させた。その後、180℃で60分間アニール処理した。ウェットエッチングによって5mm幅の銅箔ラインを作製し、試験片とした。島津製作所製オートグラフAGS−X 100Nを用い,JIS−C−6481に準じて90方向に引張速度5 mm/minの条件で銅箔を引きはがして、めっきピール強度を測定した。その結果、ピール強度0.15kN/mと比較的高い値を示した。

Claims (4)

  1. 下記式(1)で表される構造単位を有する樹脂と、光酸発生剤と、を含有する感光性樹脂組成物。

    (式中、R及びRは、それぞれ独立に、酸性条件下で脱保護される一価の保護基を表し、X及びZは、それぞれ独立に二価の有機基を表す。ただし、X が芳香環を少なくとも1つ有する二価の有機基であるか、あるいは、Z が、酸素原子、硫黄原子又はハロゲン原子で置換されていてもよい二価の芳香族炭化水素基であるか、の少なくともいずれかである。
  2. 前記保護基は、pKaが0以下の酸性条件下で脱保護される保護基である、請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
  3. 前記光酸発生剤の含有量が、前記樹脂100質量部に対して1〜100質量部である、請求項1又は2に記載の感光性樹脂組成物。
  4. 基材上に請求項1〜3のいずれか一項に記載の感光性樹脂組成物を配置して感光層を形成する工程と、
    前記感光層を所定のパターンで露光した後、加熱する工程と、
    を備える、レジストパターンの形成方法。
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