JP6732622B2 - リングフレーム搬送機構 - Google Patents

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Description

本発明は、リングフレームを搬送するリングフレーム搬送機構に関する。
リングフレームにはダイシングテープが貼着され、このダイシングテープを介してリングフレームの開口の内側でウエーハが支持されている。通常、この種のリングフレームにウエーハを支持する場合、ステージ上にリングフレームが載置されると共にリングフレームの開口の内側にウエーハが載置される。そして、リングフレーム及びウエーハに対して上方からダイシングテープが貼り付けられ、リングフレームから食み出したダイシングテープがカッターによってリングフレームの外縁に沿ってカットされる(例えば、特許文献1参照)。
また、リングフレームは、搬送機構によってリングフレームストッカーからステージに搬送されている。搬送機構の吸引パッドでリングフレームが吸引保持されて、リングフレームがステージの上方まで搬送されてステージ上に載置される。このとき、リングフレームストッカー内にはリングフレームが積み重ねられており、リングフレーム同士が貼り付いたまま2枚同時に搬送される場合がある。リングフレームの搬送先では、吸引パッドによるステージ上へのリングフレームの載置時に、吸引パッドの高さを確認することで複数のリングフレームの同時搬送を検出する構成が提案されている。
特開2000−077362号公報
しかしながら、上記搬送機構では搬送先のステージへのリングフレームの載置時に複数のリングフレームの同時搬送が検出されるが、リングフレームの搬送動作が無駄になってしまっていた。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、2枚以上のリングフレームが保持されたことを検出して、複数のリングフレームの同時搬送を防止することができるリングフレーム搬送機構を提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様のリングフレーム搬送機構は、リングフレームストッカーに積み重ねて収容しているリングフレームを上から取り出すリングフレーム搬送機構であって、積み重ねられたリングフレームの上面を吸引保持する少なくとも3つの吸引パッドを備えるリングフレーム保持手段と、リングフレームの側面外側からリングフレームを挟んで検出光を発光する発光部と検出光を受光する受光部とを備えた透過型光学センサでリングフレームを検出する検出手段と、該リングフレーム保持手段および該検出手段を昇降させる昇降手段とを備え、該検出手段は、該吸引パッドで吸引保持されたリングフレームよりもリングフレームの1枚分下の高さ位置に該発光部と該受光部を対向させ、該受光部が該検出光を受光できないとき該検出手段は、該リングフレーム保持手段がリングフレームを2枚以上吸引保持したことを検出して通知する通知手段を備える。
この構成によれば、リングフレームストッカーから持ち上げられたリングフレームの1枚分下の高さ位置で検出光がリングフレームに遮られると、2枚以上のリングフレームが持ち上げられた状態が検出される。リングフレームを保持した時点で2枚以上のリングフレームが検出されるため、複数のリングフレームが同時搬送されることがない。複数のリングフレームの同時搬送が早期に防止され、リングフレーム搬送機構による搬送動作が無駄になることがない。
本発明の一態様のリングフレーム搬送機構は、リングフレームストッカーに積み重ねて収容しているリングフレームを上から取り出すリングフレーム搬送機構であって、積み重ねられたリングフレームの上面を吸引保持する少なくとも3つの吸引パッドを備えるリングフレーム保持手段と、リングフレームの側面外側からリングフレームを挟んで検出光を発光する発光部と検出光を受光する受光部とを備えた透過型光学センサでリングフレームを検出する検出手段と、該リングフレーム保持手段および該検出手段を昇降させる昇降手段とを備え、該検出手段は、該吸引パッドでリングフレームが持ち上げられた該リングフレームストッカーにおいて、次のリングフレームの高さ位置に該発光部と該受光部を対向させ、該受光部が該検出光を受光したとき該検出手段は、該リングフレーム保持手段がリングフレームを2枚以上吸引保持したことを検出して通知する通知手段を備える。
この構成によれば、リングフレームストッカーで次のリングフレームが搬送される高さ位置で検出光が受光されると、リングフレームストッカーに次のリングフレームが存在しないとして、2枚以上のリングフレームが持ち上げられた状態が検出される。リングフレームを保持した時点で2枚以上のリングフレームが検出されるため、複数のリングフレームが同時搬送されることがない。複数のリングフレームの同時搬送が早期に防止され、リングフレーム搬送機構による搬送動作が無駄になることがない。
本発明の一態様のリングフレーム搬送機構において、該リングフレーム保持手段が吸引保持したリングフレームの下面に平行にエアを噴出するエアノズルを備え、該リングフレーム保持手段がリングフレームを2枚以上吸引保持したことを該検出手段が検出したとき、該通知手段に代わって該エアノズルからエアを噴出させ該吸引パッドが吸引保持するリングフレームと該吸引パッドが保持していないリングフレームとの間にエアを進入させ下側のリングフレームを落下させ1枚のリングフレームを該リングフレーム保持手段に吸引保持させる。
本発明の一態様のリングフレーム搬送機構において、該検出手段は、リングフレームの面方向で直交するX方向とY方向とで該リングフレームの中心から均等な距離を離間してX方向とY方向とにそれぞれ少なくとも1つずつ計2つ配設されており、該昇降手段により所定の高さに位置付けられた該少なくとも2つの検出手段のうちいずれか1つが検出光を受光した場合、該リングフレームストッカーに収容されるリングフレームが傾いていると判断する傾き判断部を備える。
本発明によれば、2枚以上のリングフレームが保持されたことを検出することで、複数のリングフレームの同時搬送を防止して搬送動作の無駄を無くすことができる。
第1の実施の形態のリングフレーム搬送機構の斜視図である。 第1の実施の形態の検出手段の高さ位置の説明図である。 第1の実施の形態のリングフレーム搬送機構による搬送動作の説明図である。 第2の実施の形態のリングフレーム搬送機構による搬送動作の説明図である。 第3の実施の形態のリングフレーム搬送機構による搬送動作の説明図である。 第4の実施の形態のリングフレーム搬送機構の上面模式図である。 第4の実施の形態のリングフレーム搬送機構による搬送動作の説明図である。
以下、添付図面を参照して、第1の実施の形態のリングフレーム搬送機構について説明する。図1は、第1の実施の形態のリングフレーム搬送機構の斜視図である。図2は、第1の実施の形態の検出手段の高さ位置の説明図である。なお、図1では、リングフレーム搬送機構の一例を示しており、リングフレーム搬送機構は、リングフレームを搬送可能な構成であれば、どのように構成されていてもよい。
図1に示すように、リングフレーム搬送機構20は、リングフレームストッカー10に積み重ねて収容されたリングフレームFを上から取り出して、テープマウンタ(不図示)に向けて搬送するように構成されている。リングフレームFは、テープマウンタにおいてダイシングテープ(不図示)が貼着されて、ダイシングテープを介してウエーハ(不図示)を支持するために使用される。また、使用済みのリングフレームFは、リングフレームFの下面からダイシングテープが剥がされて、再びリングフレームストッカー10に積み重ねて収容されることでウエーハの搬送に再利用されている。
リングフレームストッカー10のステージ11には、リングフレームFが載置される載置面12が形成されており、載置面12にはリングフレームFの内側に沿うように等間隔に4本のポール13が立設されている。リングフレームFの開口に各ポール13が入り込むことで、各ポール13の外周面に沿って載置面12上にリングフレームFが下から順に積み重ねられている。複数のリングフレームFは外形を揃えた状態でリングフレームストッカー10に収容されており、リングフレーム搬送機構20によって一番上に位置するリングフレームFから順番に持ち上げられて搬送される。
ところで、上記したようにリングフレームFが使い回されるため、リングフレームFの下面にダイシングテープの糊が残っていると、リングフレームストッカー10に積み重ねられたリングフレームF同士が貼り付いてしまう場合がある。このため、リングフレームストッカー10からリングフレームFを上から取り出す際に2枚以上のリングフレームFが同時に持ち上げられる場合があった。また、リングフレームFの下面に糊が残っていない場合であっても、リングフレームFの表面が平滑である場合にはリンキング現象等によって同様な不具合が生じていた。
そこで、本実施の形態のリングフレーム搬送機構20では、リングフレームFを保持したときに検出手段45によって2枚以上のリングフレームFが持ち上げられたことを検出するようにしている。これにより、リングフレームFがリングフレーム搬送機構20に持ち上げられた時点で、複数のリングフレームFの同時搬送を防止することができる。リングフレームF同士の貼り付きやリンキング現象によって複数のリングフレームFが同時搬送されることがなく、リングフレーム搬送機構20による無駄な搬送動作を防止することができる。
リングフレーム搬送機構20は、昇降手段21によってリングフレーム保持手段41が昇降され、旋回手段31によってリングフレーム保持手段41が旋回されることで、リングフレーム保持手段41で保持したリングフレームFを搬送している。昇降手段21は、立設プレート22の前面に配置された高さ方向で平行な一対のガイドレール23と、一対のガイドレール23にスライド可能に設置されたモータ駆動の昇降テーブル24とを有している。昇降テーブル24の背面側には不図示のナット部が形成されており、このナット部にはボールネジ25が螺合されている。
ボールネジ25の一端部には駆動モータ26が連結されており、駆動モータ26には高さ認識部としてのエンコーダ27が設けられている。駆動モータ26によってボールネジ25が駆動されることで、リングフレーム保持手段41がガイドレール23に沿って昇降される。このとき、エンコーダ27で検出した高さ位置に基づいてリングフレーム保持手段41の高さ位置が調節されている。また、昇降手段21には、リングフレームストッカー10における各リングフレームFの高さ位置が記憶されており、リングフレームFが取り出される度に1段ずつ低い位置にリングフレーム保持手段41が位置づけられて、次のリングフレームFが取り出される。
旋回手段31は、昇降テーブル24に取り付けられた旋回モータ32と、旋回モータ32の出力軸に固定されたアーム33とを有している。アーム33の先端から真下に連結部34が延びており、アーム33には連結部34を介してリングフレーム保持手段41が連結されている。旋回モータ32によってアーム33が駆動されることで、アーム33の先端に支持したリングフレーム保持手段41が旋回される。このように、旋回手段31でリングフレームストッカー10の真上にリングフレーム保持手段41が位置付けられ、昇降手段21でリングフレーム保持手段41が昇降されてリングフレームストッカー10からリングフレームFが取り出される。
リングフレーム保持手段41は、上面視長方形状の保持プレート42の四隅に吸引パッド43が設けられ、各吸引パッド43によってリングフレームストッカー10に積み重ねられたリングフレームFの上面を吸引保持している。保持プレート42の短手方向の幅寸法はリングフレームストッカー10のポール間隔よりも狭く形成され、保持プレート42の長手方向の幅寸法はリングフレームストッカー10のポール間隔よりも広く形成されている。これにより、リングフレームストッカー10のポール13に保持プレート42が干渉せずに、各吸引パッド43でリングフレームFが吸引保持される。
保持プレート42の長手方向の両端には、リングフレームストッカー10から取り出されたリングフレームFの有無を検出する検出手段45が設けられている。検出手段45は、発光部46から検出光を発光して受光部47で受光する透過型光学センサを備えている。リングフレームFの側面外側からリングフレームFを挟むように、保持プレート42の一端側に発光部46が配設され、保持プレート42の他端側に受光部47が配設されている。また、検出手段45は、吸引パッド43で吸引保持されたリングフレームFよりも、リングフレームFの1枚分下の高さ位置で発光部46と受光部47とを対向させている。
より詳細には、図2に示すように、吸引パッド43でリングフレームFが吸引保持された状態で、リングフレームFの厚さ方向の中心高さよりも、リングフレームFの1枚分の厚みtだけ下がった高さに発光部46と受光部47が位置付けられている。このため、吸引パッド43で1枚のリングフレームFが持ち上げられると、発光部46からの検出光が受光部47に受光されてリングフレームFの正常搬送が検出される。一方で、吸引パッド43で2枚以上のリングフレームFが持ち上げられると、発光部46からの検出光がリングフレームFに遮られて受光部47で検出光が検出されずに複数のリングフレームFの同時搬送が検出される。
このように、検出手段45による検出光の受光状態に応じて、リングフレーム保持手段41によってリングフレームFが保持された時点で、2枚以上のリングフレームFが持ち上げられたことを検出することが可能になっている。また、検出手段45は、リングフレーム保持手段41が2枚以上のリングフレームFを吸引保持したことを検出して搬送エラーとして通知する通知手段49を有している。通知手段49は、搬送エラーを通知するものであればよく、例えば、音声通知、表示通知、発光通知の少なくとも1つも用いてオペレータに通知すればよい。
続いて、図3を参照して、リングフレーム搬送機構による搬送動作について説明する。図3は、第1の実施の形態のリングフレーム搬送機構による搬送動作の説明図である。
図3Aに示すように、リングフレームストッカー10のステージ11には、ポール13に位置決めされた多数のリングフレームFが積み重ねられている。リングフレームストッカー10の上方までリングフレーム保持手段41が移動され、リングフレームFの真上にリングフレーム保持手段41の4つの吸引パッド43が位置付けられる。このとき、検出手段45の発光部46及び受光部47は、リングフレームFの真上から外れてリングフレームFよりも径方向外側に位置付けられている。そして、昇降手段21によってリングフレーム保持手段41が降ろされて、吸引パッド43がリングフレームFに近づけられる。
図3Bに示すように、昇降手段21によって吸引パッド43がリングフレームFの上面に当接するまで降ろされると、吸引パッド43によってリングフレームFが吸引保持される。このとき、リングフレームFの径方向外側の発光部46及び受光部47は、吸引パッド43で吸引保持されたリングフレームFaよりも1枚下のリングフレームFbの高さに位置付けられている。このように、吸引パッド43が最上位のリングフレームFaに当接したときに、上から2番目のリングフレームFbの高さ位置で発光部46と受光部47が水平方向で対向している。
図3Cに示すように、昇降手段21によって吸引パッド43でリングフレームFaが持ち上げられると、リングフレームFaよりも1枚下の位置で発光部46から受光部47に向けて検出光が発光される。受光部47で検出光が受光されない場合には、リングフレームFaの下面に貼り付いたリングフレームFbに検出光が遮られているとして、複数のリングフレームFの同時搬送が検出されて通知手段49から搬送エラーが通知される。一方で、受光部47で検出光が受光された場合には(図2参照)、リングフレームFaの直下に検出光を遮るものがないとして、リングフレームFの正常搬送が検出されて搬送動作が継続される。
以上のように、第1の実施の形態のリングフレーム搬送機構20によれば、リングフレームストッカー10から持ち上げられたリングフレームFの1枚分下の高さ位置で検出光がリングフレームFに遮られると、2枚以上のリングフレームFが持ち上げられた状態が検出される。リングフレームFを保持した時点で2枚以上のリングフレームFが検出されるため、複数のリングフレームFが同時搬送されることがない。複数のリングフレームFの同時搬送が早期に防止され、リングフレーム搬送機構20による搬送動作が無駄になることがない。
図4を参照して、第2の実施の形態のリングフレーム搬送機構について説明する。図4は、第2の実施の形態のリングフレーム搬送機構による搬送動作の説明図である。なお、第2の実施の形態のリングフレーム搬送機構は、1枚多く持ち上げられたリングフレームを検出する代わりに、リングフレームストッカーのリングフレームが1枚少ないことを検出する点で第1の実施の形態と相違している。すなわち、リングフレームストッカーから1枚だけ搬送された場合には、リングフレームストッカーに残っているはずの次のリングフレームの存在を監視して、複数のリングフレームの同時搬送を検出している。したがって、第1の実施の形態と相違する点についてのみ説明し、共通する構成については説明を省略する。
図4Aに示すように、リングフレーム保持手段51は、上面視長方形状の保持プレート52の四隅に吸引パッド53が設けられ、保持プレート52の長手方向の両端に検出手段55が設けられている。検出手段55は、吸引パッド53よりも十分に低い高さ位置で発光部56と受光部57とを対向させている。そして、検出手段55は、吸引パッド53でリングフレームFaが持ち上げられたリングフレームストッカー10で、次のリングフレームFbが搬送される高さ位置に発光部56と受光部57を位置づけている。この場合、昇降手段(不図示)が各リングフレームFの高さ位置を記憶しており、昇降手段で発光部56と受光部57の高さが調節される。
吸引パッド53で1枚のリングフレームFaが持ち上げられると、リングフレームストッカー10に次のリングフレームFbが残っている。このとき、発光部56から検出光が発光されると、リングフレームストッカー10に残された次のリングフレームFbに遮られて受光部57で受光されない。このため、1枚ずつリングフレームFを搬送したときに残っているはずのリングフレームFbが、リングフレームストッカー10に存在しているとしてリングフレームFの正常搬送が検出される。このように、受光部57で検出光が受光されない場合には搬送動作が継続される。
一方で、図4Bに示すように、吸引パッド53で2枚以上のリングフレームFa、Fbが持ち上げられると、リングフレームストッカー10から次のリングフレームFbが無くなる。このとき、発光部56から検出光が発光されると、リングフレームストッカー10に検出光を遮るものがなく受光部57で検出光が受光される。このため、1枚ずつリングフレームFを搬送したときに残っているはずのリングフレームFbが、リングフレームストッカー10に存在していないとして複数のリングフレームFの同時搬送が検出される。このように、受光部57で検出光が受光された場合には通知手段59から搬送エラーが通知される。
なお、図4Cに示すように、発光部56及び受光部57の高さ位置が吸引パッド53に近いと、リングフレームストッカー10に残されたリングフレームFで検出光が遮光される他、同時に持ち上げられた複数のリングフレームFによっても検出光が遮光されてしまう。このため、リングフレームFの正常搬送と複数のリングフレームFの同時搬送を区別することができない。このため、発光部56及び受光部57の高さ位置は、同時に持ち上げられた複数のリングフレームFによって検出光が遮られることがないように、吸引パッド53よりも十分に低い高さに設定されている。
以上のように、第2の実施の形態のリングフレーム搬送機構によれば、リングフレームストッカー10で次のリングフレームFbが搬送される高さ位置で検出光が受光されると、リングフレームストッカー10に次のリングフレームFが存在しないとして、2枚以上のリングフレームFが持ち上げられた状態が検出される。リングフレームFを保持した時点で2枚以上のリングフレームFが検出されるため、複数のリングフレームFが同時搬送されることがない。複数のリングフレームFの同時搬送が早期に防止され、リングフレーム搬送機構による搬送動作が無駄になることがない。
図5を参照して、第3の実施の形態のリングフレーム搬送機構について説明する。図5は、第3の実施の形態のリングフレーム搬送機構による搬送動作の説明図である。なお、第3の実施の形態のリングフレーム搬送機構は、吸引パッドで複数のリングフレームを持ち上げた場合に、エアの噴出によって余分なリングフレームを分離させる点で第1の実施の形態と相違している。したがって、第1の実施の形態と相違する点についてのみ説明し、共通する構成については説明を省略する。また、以下の説明では、第1の実施の形態のリングフレーム搬送機構にエアノズルを備える構成について説明するが、第2の実施の形態のリングフレーム搬送機構にエアノズルを備えてもよい。
図5Aに示すように、リングフレーム保持手段61は、上面視長方形状の保持プレート62の四隅に吸引パッド63が設けられ、保持プレート62の長手方向の両端に検出手段65が設けられている。検出手段65は、吸引パッド63で吸引保持されたリングフレームFよりも、リングフレームFの1枚分下の高さ位置で発光部66と受光部67とを対向させて、複数のリングフレームFの同時搬送を検出する。また、保持プレート62の長手方向の両端には、リングフレーム保持手段61によって吸引保持されたリングフレームFの下面に平行にエアを噴出する一対のエアノズル64が設けられている。
図5Bに示すように、リングフレーム保持手段61に2枚以上のリングフレームFが吸引保持されたことが検出手段65に検出されたとき、通知手段(図1参照)に代わってエアノズル64からリングフレームFに向けてエアが噴出される。吸引パッド63に吸引保持されたリングフレームFaと吸引パッド63に吸引保持されていないリングフレームFbとの間にエアが進入して、下側のリングフレームFbがリングフレームストッカー10に落下する。これにより、リングフレーム保持手段61に1枚のリングフレームFaを吸引保持させることができる。
このとき、リングフレームストッカー10のポール13の上端よりも低い高さ位置で、エアノズル64からエアを噴出することが好ましい。これにより、リングフレームFaから外れたリングフレームFbをポール13にガイドさせながら落下させて、リングフレームストッカー10にリングフレームFbを適切に戻すことができる。このように、2枚以上のリングフレームFが同時に持ち上げられたときに、エアノズル64からのエアの噴出によって余分なリングフレームFを落下させて、1枚のリングフレームFだけをリングフレーム保持手段61に吸引保持させることができる。
以上のように、第3の実施の形態のリングフレーム搬送機構によれば、エアノズル64からのエアの噴射によって、リングフレームストッカー10からリングフレームFを1枚ずつ取り出して搬送することができる。
図6を参照して、第4の実施の形態のリングフレーム搬送機構について説明する。図6は、第4の実施の形態のリングフレーム搬送機構の上面模式図である。図7は、第4の実施の形態のリングフレーム搬送機構による搬送動作の説明図である。なお、第4の実施の形態のリングフレーム搬送機構は、リングフレームストッカーにリングフレームが傾いて収容されていることを検出手段で検出する点で、第1の実施の形態と相違している。したがって、第1の実施の形態と相違する点についてのみ説明し、共通する構成については説明を省略する。
図6に示すように、リングフレーム保持手段71の保持プレート72は、X方向に延びる板状物73とY方向に延びる板状物74を交差させた上面視十字形状に形成され、X方向及びY方向の板状物73、74の両端には吸引パッド75が設けられている。X方向及びY方向の板状物73、74の短手方向の幅寸法はリングフレームストッカー10のポール間隔よりも狭く、X方向及びY方向の板状物73、74の長手方向の幅寸法はリングフレームストッカー10のポール間隔よりも広く形成されている。これにより、リングフレームストッカー10のポール13に保持プレート72が干渉せずに、各吸引パッド75でリングフレームFが吸引保持される。
X方向及びY方向の板状物73、74の長手方向の両端には、リングフレームストッカー10から取り出されたリングフレームFを検出する検出手段81、85が設けられている。X方向の検出手段81は、板状物73のX方向の中心線から外れた位置で発光部82と受光部83とを対向させており、吸引パッド75よりも低い高さ位置に発光部82と受光部83とを位置づけている。また、Y方向の検出手段85は、板状物74のY方向の中心線から外れた位置で発光部86と受光部87とを対向させており、吸引パッド75よりも低い高さ位置に発光部86と受光部87とを位置づけている。
なお、検出手段81、85は、第1の実施の形態のように、吸引パッド75で吸引保持されたリングフレームFよりも、リングフレームFの1枚分下の高さ位置で発光部82、86と受光部83、87とを対向させてもよい。また、第2の実施の形態のように、吸引パッド75よりも十分に低い高さ位置で発光部82、86と受光部83、87とを対向させてもよい。また、検出手段81、85は、リングフレームFの面方向で直交するX方向とY方向とでリングフレームFの中心から均等な距離を離間してX方向とY方向とにそれぞれ少なくとも1つずつ計2つ配設されていればよい。
図7Aに示すように、検出手段81、85には、リングフレームストッカー10に収容されたリングフレームFが傾いているか否かを判断する傾き判断部89が接続されている。傾き判断部89では、検出手段81、85による検出光の受光状態に応じてリングフレームFの傾きを判断している。具体的には、リングフレーム保持手段71が昇降手段(不図示)によって降ろされて、最上位のリングフレームFが載置された所定の高さ位置に検出手段81、85が位置付けられる。リングフレームFが傾いていない場合には、発光部82、86から発光された検出光がリングフレームFで遮られて受光部83、87で受光されない。
一方で、図7Bに示すように、リングフレームFが傾いている場合には、最上位のリングフレームFaと次のリングフレームFbの間に僅かな隙間が生じている。このため、発光部82、86のいずれか一方から発光された検出光が、リングフレームFa、Fbの隙間を通過して受光部83、87のいずれかに受光される。傾き判断部89は、検出手段81、85のいずれか1つが検出光を受光することで、リングフレームストッカー10に収容されたリングフレームFが傾いていると判断する。このように、複数のリングフレームFの同時搬送を検出する検出手段81、85を用いてリングフレームFの傾きが判断させることができる。
以上のように、第4の実施の形態のリングフレーム搬送機構によれば、リングフレームストッカー10内のリングフレームFの傾きを検出することができる。よって、リングフレームFの傾きを修正することで、リングフレームストッカー10からリングフレームFが取り出し難くなることがない。
なお、第1−第4の実施の形態では、リングフレーム保持手段が4つの吸引パッドを備える構成にしたが、この構成に限定されない。リングフレーム保持手段は、少なくとも3つの吸引パッドを備えていればよい。
また、第1−第4の実施の形態では、昇降手段がボールねじ式の移動機構で構成されたが、この構成に限定されない。昇降手段は、リングフレーム保持手段及び検出手段を昇降可能であればよく、例えば、リニアモータ式の移動機構やラックアンドピニオン式の移動機構で構成されてもよい。
また、第3の実施の形態では、リングフレーム保持手段が一対のエアノズルを備える構成にしたが、この構成に限定されない。リングフレーム保持手段は、単一のエアノズルを備えてもよいし、3つ以上のエアノズルを備えてもよい。また、エアノズルは、リングフレームに対して外側からエアを噴出する構成に限らず、リングフレームに対して内側からエアを噴出する構成にしてもよい。
また、第4の実施の形態では、リングフレーム搬送機構がX方向及びY方向で対向するように2つの検出手段を備える構成にしたが、この構成に限定されない。検出手段は、リングフレームの中心から均等な距離を離間してX方向とY方向とにそれぞれ少なくとも1つずつ計2つ配設されていればよい。
また、本実施の形態及び変形例を説明したが、本発明の他の実施の形態として、上記各実施の形態及び変形例を全体的又は部分的に組み合わせたものでもよい。
また、本発明の実施の形態は上記の各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施形態をカバーしている。
また、本実施の形態では、本発明をテープマウンタにリングフレームを搬送するリングフレーム搬送機構に適用した構成について説明したが、2枚以上のリングフレームの同時搬送を防止できる他の装置に適用することが可能である。
以上説明したように、本発明は、複数のリングフレームの同時搬送を防止して搬送動作の無駄を無くすことができるという効果を有し、特に、テープマウンタにリングフレームを搬送するリングフレーム搬送機構に有用である。
10 リングフレームストッカー
20 リングフレーム搬送機構
21 昇降手段
31 旋回手段
41、51、61、71 リングフレーム保持手段
43、53、63、75 吸引パッド
45、55、65、81、85 検出手段
46、56、66、82、86 発光部
47、57、67、83、87 受光部
49、59 通知手段
64 エアノズル
89 傾き判断部

Claims (4)

  1. リングフレームストッカーに積み重ねて収容しているリングフレームを上から取り出すリングフレーム搬送機構であって、
    積み重ねられたリングフレームの上面を吸引保持する少なくとも3つの吸引パッドを備えるリングフレーム保持手段と、リングフレームの側面外側からリングフレームを挟んで検出光を発光する発光部と検出光を受光する受光部とを備えた透過型光学センサでリングフレームを検出する検出手段と、該リングフレーム保持手段および該検出手段を昇降させる昇降手段とを備え、
    該検出手段は、該吸引パッドで吸引保持されたリングフレームよりもリングフレームの1枚分下の高さ位置に該発光部と該受光部を対向させ、
    該受光部が該検出光を受光できないとき該検出手段は、該リングフレーム保持手段がリングフレームを2枚以上吸引保持したことを検出して通知する通知手段を備えるリングフレーム搬送機構。
  2. リングフレームストッカーに積み重ねて収容しているリングフレームを上から取り出すリングフレーム搬送機構であって、
    積み重ねられたリングフレームの上面を吸引保持する少なくとも3つの吸引パッドを備えるリングフレーム保持手段と、リングフレームの側面外側からリングフレームを挟んで検出光を発光する発光部と検出光を受光する受光部とを備えた透過型光学センサでリングフレームを検出する検出手段と、該リングフレーム保持手段および該検出手段を昇降させる昇降手段とを備え、
    該検出手段は、該吸引パッドでリングフレームが持ち上げられた該リングフレームストッカーにおいて、次のリングフレームの高さ位置に該発光部と該受光部を対向させ、
    該受光部が該検出光を受光したとき該検出手段は、該リングフレーム保持手段がリングフレームを2枚以上吸引保持したことを検出して通知する通知手段を備えるリングフレーム搬送機構。
  3. 該リングフレーム保持手段が吸引保持したリングフレームの下面に平行にエアを噴出するエアノズルを備え、
    該リングフレーム保持手段がリングフレームを2枚以上吸引保持したことを該検出手段が検出したとき、該通知手段に代わって該エアノズルからエアを噴出させ該吸引パッドが吸引保持するリングフレームと該吸引パッドが保持していないリングフレームとの間にエアを進入させ下側のリングフレームを落下させ1枚のリングフレームを該リングフレーム保持手段に吸引保持させる請求項1又は請求項2記載のリングフレーム搬送機構。
  4. 該検出手段は、リングフレームの面方向で直交するX方向とY方向とで該リングフレームの中心から均等な距離を離間してX方向とY方向とにそれぞれ少なくとも1つずつ計2つ配設されており、
    該昇降手段により所定の高さに位置付けられた該少なくとも2つの検出手段のうちいずれか1つが検出光を受光した場合、該リングフレームストッカーに収容されるリングフレームが傾いていると判断する傾き判断部を備える請求項1から請求項3のいずれかに記載のリングフレーム搬送機構。
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