JP6732140B2 - 鉄道車両用記録装置、鉄道車両用空気調和装置、及び鉄道車両用記録方法 - Google Patents

鉄道車両用記録装置、鉄道車両用空気調和装置、及び鉄道車両用記録方法 Download PDF

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Description

本発明は、鉄道車両用記録装置、鉄道車両用空気調和装置、及び鉄道車両用記録方法に関する。
特許文献1に開示されるように、空気調和を行う空調機器の作動中に、その空調機器に供給される運転電流を検出し、検出結果をメモリに記録する装置が知られている。メモリに記録された運転電流の検出結果のデータは、空調機器に異常が発生した場合に、その異常の原因の究明に利用される。
特開2005−121302号公報
鉄道車両に搭載される空調機器に対しては、架線から電力が供給される。架線から供給される電力は瞬時に変動する場合があり、その変動に伴って空調機器の動作に関わる種々の物理量も急峻に変動しがちである。そこで、その急峻な変動を後に確認できるように、できるだけ高いサンプリング周波数で物理量を記録することが望まれる。
この点、物理量の検出結果の時系列データを記録するメモリが、不揮発性メモリである場合には、そのメモリへの時系列データの書き込みを速い書き込み速度で行うことができない。このため、物理量の検出のサンプリング周波数を高めても、得られる時系列データを漏れなくメモリに記録することができない。
一方、時系列データを記録するメモリが揮発性メモリである場合には、高速での書き込みが可能である。しかし、鉄道車両においては、メモリも架線から給電を受けることが必要であり、架線からの給電が中断したり、停止したりした場合には、揮発性メモリに記録された時系列データが失われてしまう。
本発明の目的は、鉄道車両の車室を空調する車両空調機器の動作に関わる物理量を高いサンプリング周波数で記録することができ、かつ記録された物理量の時系列データが失われにくい鉄道車両用記録装置、鉄道車両用空気調和装置、及び鉄道車両用記録方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の鉄道車両用記録装置は、
鉄道車両の車室を空調する車両空調機器から、前記車両空調機器の動作に関わる物理量を予め定められたサンプリング周波数で繰り返し検出することにより、前記物理量の検出値の時系列を表す時系列データを生成する検出手段と、
前記時系列データに基づいて、前記車両空調機器に制御指令を出力することで前記車両空調機器を制御する制御手段と、
前記車両空調機器に異常が発生したことを検知する異常検知手段と、
予め定められた或る追跡期間分の前記時系列データと前記制御指令を表す制御指令データとを書き込み可能なワークエリアを有する揮発性の追跡用メモリと、
架線から供給される電力を蓄えると共に、蓄えた前記電力を、前記追跡用メモリが前記追跡期間分の前記時系列データと前記制御指令データとを前記ワークエリアに保持するのに必要な記録保持用電力として、前記追跡用メモリに供給する記録保持用蓄電器と、
記時系列データと前記制御指令データとを、前記追跡用メモリの前記ワークエリアに逐次に上書きすることにより、前記ワークエリアに記録されている内容を、最新の前記追跡期間分の前記時系列データと前記制御指令データとに逐次に更新すると共に、前記異常検知手段によって前記車両空調機器に異常が発生したことが検知された場合には、前記ワークエリアへの前記時系列データと前記制御指令データとの上書きを停止する書き込み手段と、
を備える。
上記構成によれば、追跡用メモリが揮発性のメモリであるため、これが不揮発性のメモリである場合に比べて、書き込み手段が、速い書き込み速度で時系列データと制御指令データとを追跡用メモリに書き込むことができる。このため、検出手段において物理量を検出するサンプリング周波数を高く設定しても、検出手段によって生成される時系列データと制御指令データとを漏れなく追跡用メモリに書き込むことができる。つまり、車両空調機器の動作に関わる物理量を高いサンプリング周波数で記録することができる。
また、記録保持用蓄電器が追跡用メモリに記録保持用電力を供給するので、架線からの給電が中断したり、停止したりしても、追跡用メモリのワークエリアに記録された物理量の時系列データと制御指令データとが失われにくい。
実施形態1に係る鉄道車両用空気調和装置の構成を示す概念図 実施形態1に係る冷凍サイクル装置の構成を示す概念図 実施形態1に係る電源回路の構成を示す概念図 実施形態1に係る逐次更新処理のフローチャート 実施形態1に係る追跡用メモリに記録されたデータの波形を示す概念図 実施形態2に係る制御装置の要部を示す概念図 実施形態2に係る第1中継用メモリと追跡用メモリの記憶領域を示す概念図 実施形態2に係る制御装置の動作を示すタイミングチャート 実施形態3に係る送信部及び情報収集機器を示す概念図 実施形態4に係る逐次更新処理のフローチャート
以下、図面を参照し、鉄道車両に搭載される鉄道車両用空気調和装置の実施形態を説明する。図中、同一又は対応する部分に同一の符号を付す。
[実施形態1]
図1に示すように、本実施形態に係る鉄道車両用空気調和装置500は、鉄道車両に搭載される対象機器としての車両空調機器300と、車両空調機器300を制御する制御装置400とを備える。車両空調機器300は、架線と電気的に接続される電源回路100と、電源回路100を通じて電力を供給される冷凍サイクル装置200とを備える。
冷凍サイクル装置200は、冷媒を用いて冷凍サイクルを構成することにより、鉄道車両の客室を空調する。制御装置400によって電源回路100を制御することで、冷凍サイクル装置200の、鉄道車両の客室を空調する能力を調整できる。
以下、鉄道車両用空気調和装置500の各部の構成を具体的に説明する。まず、冷凍サイクル装置200の構成について、図2を参照して説明する。
図2に示すように、冷凍サイクル装置200は、2系統の冷凍サイクル、即ち第1冷凍サイクル200aと、第2冷凍サイクル200bとを構成する。
第1冷凍サイクル200aは、冷媒を圧縮する第1圧縮機211と、圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器としての室外熱交換器220と、凝縮された冷媒を膨張させる第1膨張器231と、膨張された冷媒を蒸発させる蒸発器としての室内熱交換器240と、気体の冷媒と液体の冷媒とを分離し、気体の冷媒だけを第1圧縮機211へと通過させる第1気液分離器251とを有する。
第2冷凍サイクル200bは、室外熱交換器220及び室内熱交換器240を、第1冷凍サイクル200aと共有する。第2冷凍サイクル200bは、冷媒を圧縮する第2圧縮機212と、室外熱交換器220で凝縮された冷媒を膨張させる第2膨張器232と、室内熱交換器240を経た冷媒から液体の冷媒を分離し、気体の冷媒だけを第2圧縮機212へと通過させる第2気液分離器252とを有する。
また、冷凍サイクル装置200は、室外熱交換器220と熱交換した空気を鉄道車両の外部に放出させる室外送風機260と、室内熱交換器240と熱交換した空気を鉄道車両の客室に送り込む室内送風機270とを有する。
既述の電源回路100は、第1圧縮機211、第2圧縮機212、室外送風機260、及び室内送風機270に、電力を供給する。以下、図3を参照し、架線から電源回路100に至る部分の構成と、電源回路100の構成とを具体的に説明する。
図3に示すように、電源回路100には、架線WRから、パンタグラフPG及びトランスTRを介して、電圧が入力される。パンタグラフPGは、架線WRに接触する。トランスTRは、パンタグラフPGを通じて架線WRから供給される交流電圧を変圧する。
電源回路100は、トランスTRで変圧された交流電圧を直流電圧に変換する整流器110と、整流器110から出力される直流電圧を平滑化する入力キャパシタ120と、平滑化された直流電圧の実効値をチョッパ制御によって調整するチョッパ回路130と、チョッパ回路130の出力電圧を保持する出力キャパシタ140とを有する。
また、電源回路100は、各々チョッパ回路130の出力電圧を交流電圧に変換する第1インバータ回路151、第2インバータ回路152、及び第3インバータ回路153を有する。これら第1インバータ回路151〜第3インバータ回路153は、互いに並列接続されており、各々の出力電圧の周波数を独立して制御できる。
第1インバータ回路151の出力電圧は、室外送風機260に供給される。第2インバータ回路152の出力電圧は、第1圧縮機211に供給される。第3インバータ回路153の出力電圧は、第2圧縮機212に供給される。
また、電源回路100は、トランスTRで変圧された交流電圧を室内送風機270に供給する送電経路上に配置された接触器160を有する。室内送風機270には、トランスTRで変圧された交流電圧が、整流を経ることなくそのまま供給される。
この他、電源回路100は、トランスTRと整流器110との間に、トランスTRと整流器110との接続をON/OFFする接触器171と、入力キャパシタ120の充電時に突入電流を抑制する限流抵抗172と、入力キャパシタ120の充電後に限流抵抗172をバイパスする接触器173と、サージを抑制する交流リアクトル174とを有する。
以上説明した電源回路100は、図1に示した制御装置400によって制御される。以下、図1と図3を参照し、制御装置400について説明する。
図1に示すように、制御装置400は、車両空調機器300の動作に関わる物理量を検出する検出手段としての検出部410を有する。検出部410は、車両空調機器300の動作に関わる物理量として、電源回路100の内部における電圧及び電流を検出する。
具体的には、検出部410は、図3に示すように、チョッパ回路130の入力電圧を変圧する変成器411と、チョッパ回路130の出力電圧を変圧する変成器412と、チョッパ回路130の出力電流を変流する変成器413と、第1インバータ回路151の出力電流を変流する変成器414と、第2インバータ回路152の出力電流を変流する変成器415と、第3インバータ回路153の出力電流を変流する変成器416とを有する。
そして、図1に示す検出部410は、それら6つの変成器411〜416の各々の出力を、予め定められたサンプリング周波数で繰り返し検出することにより、各々の検出値の時系列を表す時系列データよりなる時系列データ群TDSを出力する。
つまり、時系列データ群TDSには、チョッパ回路130の入力電圧の時系列データ、チョッパ回路130の出力電圧の時系列データ、第1インバータ回路151の出力電流の時系列データ、第2インバータ回路152の出力電流の時系列データ、及び第3インバータ回路153の出力電流の時系列データが含まれる。
また、図1に示すように、制御装置400は、制御装置400の各種機能を規定した制御プログラム421を記憶する不揮発性の補助メモリ420と、制御プログラム421を実行するCPU(Central Processing Unit)430とを備える。
制御プログラム421は、CPU430に、検出部410によって出力された時系列データ群TDSに基づいて電源回路100を制御する制御部431の機能と、時系列データ群TDSに基づいて電源回路100に異常が発生したことを検知する異常検知手段しての異常検知部432の機能とを実現させる。
制御部431は、電源回路100に制御指令CSを出力することで電源回路100を制御する。具体的には、制御部431は、図3に示すチョッパ回路130の出力電圧を目標値に近づける制御、並びに第1インバータ回路151〜第3インバータ回路153の各々の出力の実効値及び周波数を目標値に近づける制御を行う。
即ち、図1に示す制御指令CSには、図3に示すチョッパ回路130を構成するスイッチング素子のON/OFFを制御するゲート電圧信号と、第1インバータ回路151〜第3インバータ回路153の各々を構成するスイッチング素子のON/OFFを制御するゲート電圧信号とが含まれる。
また、図1に示す制御部431は、図3に示す接触器160、171、及び173の制御も行う。つまり、図1に示す制御指令CSには、これら接触器160、171、及び173の各々のON/OFFを制御する電圧信号も含まれる。
また、図1に示す異常検知部432は、時系列データ群TDSに基づいて、図3に示すチョッパ回路130の入力電圧又は出力電圧が予め定められた閾値を超えたこと、第1インバータ回路151、第2インバータ回路152、又は第3インバータ回路153の出力電流が予め定められた閾値を超えたこと、及び第1インバータ回路151、第2インバータ回路152、又は第3インバータ回路153の出力電流を構成する3相交流の相間で実効値に不均衡が生じたこと等を、異常の発生として検知する。
そして、図1に示す制御部431は、異常検知部432によって電源回路100の異常が検知された場合には、図3に示す接触器171をOFFしたり、チョッパ回路130におけるスイッチングを停止させたりするといった措置を講じる。
なお、電源回路100に異常が発生した場合には、同様の異常の再発を抑える改善策を検討するために、その異常の原因を究明することが望まれる。そこで、図1に示す制御装置400は、電源回路100に異常が発生した場合に、のちにその異常に至る過程を追跡できるように、検出部410によって出力される時系列データ群TDSを記録する鉄道車両用記録装置としての機能も有する。以下、具体的に説明する。
図1に示すように、制御装置400は、検出部410によって出力された時系列データ群TDSと、制御部431によって出力された複数種の制御指令CSの各々を表すデータ(以下、制御指令データ群という。)とを記録する追跡用メモリ440を備える。
追跡用メモリ440は、予め定められた或る追跡期間分の、時系列データ群TDS及び制御指令データ群(以下、追跡用データ群RSと総称する。)を書き込み可能なワークエリアを有する。
そして、CPU430は、追跡用データ群RSを追跡用メモリ440のワークエリアに書き込む書き込み手段としての書き込み部433の機能も果たす。書き込み部433の機能も、制御プログラム421によって実現される。
書き込み部433は、車両空調機器300の運転中に、追跡用データ群RSを構成するデータの各々を追跡用メモリ440のワークエリアに逐次に上書きする逐次更新処理を行う。これにより、車両空調機器300の運転中に、追跡用メモリ440のワークエリアに記録されている内容が、最新の追跡期間分の追跡用データ群RSへと逐次に更新される。
従って、車両空調機器300に異常が生じた場合には、追跡用メモリ440を参照し、ワークエリアに記録されている時系列データ群TDSと制御指令データ群の各々の波形を確認することで、異常の発生に至った原因を究明できる。
以上のように、追跡用メモリ440のワークエリアに記録されている内容は、異常の原因の究明に資する。但し、その原因の究明の精度は、特に時系列データ群TDSのサンプリング周波数に依存する。
この点、図3に示すように、架線WRには、変電所の給電区間を切り替えるセクションSCがある。パンタグラフPGがセクションSCを通過する際は、架線WRからの電力供給が瞬時的に途切れる。そして、その電力供給の瞬時的な途切れに起因して、電源回路100において物理量の急峻な変動が生じることがあり、その急峻な変動が異常の発生につながることがある。従って、その急峻な変動をも捉えることができるように、時系列データ群TDSのサンプリング周波数は、できるだけ高いことが望ましい。
そこで、図1に示す検出部410は、電源回路100の動作に関わる物理量としての、図3に示す変成器411〜416の少なくとも1つの出力を、1000[Hz]以上のサンプリング周波数で検出する。なお、時系列データ群TDSを構成する時系列データのサンプリング周波数は、互いに異なっていてもよい。
また、図1に示す追跡用メモリ440は、揮発性メモリで構成されている。一般に、揮発性メモリに対しては、不揮発性メモリに対する書き込み速度よりも速い速度での書き込みが可能である。このため、検出部410におけるサンプリング周波数を1000[Hz]以上に高めたことにより追跡期間分の時系列データ群TDSのデータ量が増大しているにも関わらず、書き込み部433が、時系列データ群TDSを漏れなく追跡用メモリ440に書き込める。
また、図1に示すように、制御装置400は、追跡用メモリ440に給電する記録保持用蓄電器450を備える。記録保持用蓄電器450は、架線WRから供給される電力を蓄えると共に、蓄えた電力を、揮発性の追跡用メモリ440が追跡期間分の追跡用データ群RSをワークエリアに保持するのに必要な記録保持用電力として、追跡用メモリ440に供給する。なお、記録保持用蓄電器450は、キャパシタによって構成されている。
また、制御装置400は、記録保持用蓄電器450とは別に、CPU430に給電する制御用蓄電器460も備える。制御用蓄電器460も記録保持用蓄電器450と同様、架線WRから供給される電力を蓄えると共に、蓄えた電力を、CPU430が制御部431、異常検知部432、及び書き込み部433として動作するのに必要な制御用電力として、CPU430に供給する。
以下、図4を参照し、書き込み部433によって行われる逐次更新処理について具体的に説明する。
図4に示すように、書き込み部433は、車両空調機器300の運転中に、最新の追跡用データ群RS、即ち最新の時系列データ群TDSと制御指令データ群の各々を、追跡期間未満の更新期間分だけ追跡用メモリ440のワークエリアに書き込む(ステップS1)。
次に、書き込み部433は、異常検知部432によって異常が検知されたか否かを判定し(ステップS2)、異常が検知されていない場合は(ステップS2;NO)、ステップS1に戻る。つまり、異常が検知されるまでステップS1が繰り返される。
これにより、追跡用メモリ440のワークエリアに、追跡期間分の追跡用データ群RSが蓄積する。蓄積後は、ステップS1を繰り返すたびに、追跡用メモリ440のワークエリアに、最新の更新期間分の追跡用データ群RSが上書きされる。
そして、上書きされるたびに、最も古い更新期間分の追跡用データ群RSが追跡用メモリ440のワークエリアから消去され、追跡用メモリ440のワークエリアに記録されている内容が、最新の追跡期間分の追跡用データ群RSへと逐次に更新される。
一方、書き込み部433は、異常検知部432によって異常が検知された場合は(ステップS2;YES)、最新の後期間Ty分の時系列データ群TDSと制御指令データ群の各々を、追跡用メモリ440のワークエリアに上書きしたのち(ステップS3)、上書きを停止し(ステップS4)、本処理を終える。
以上のようにして、異常の検知によって本処理を終えた場合は、追跡用メモリ440のワークエリアから時系列データ群TDS及び制御指令データ群を取得し、それらをグラフ表示することで、各々のデータについて、異常が発生するまでの過程を確認できる。以下、この点について、図5を参照し具体的に説明する。
図5には、3つの波形WF1、WF2、及びWF3が代表して示されている。波形WF1は、上述した制御指令SCのうちの、図3に示す接触器173をON/OFFするための電圧信号をグラフ表示したものである。波形WF2は、図3に示すチョッパ回路130の出力電圧の時系列データをグラフ表示したものである。波形WF3は、図3に示す第1インバータ回路151の出力電流の時系列データをグラフ表示したものである。
図5に示すように、異常が発生した時刻t0を含む追跡期間T分の波形WF1、WF2、及びWF3を確認できる。つまり、波形WF1、WF2、及びWF3が表す物理量について、異常が発生するまでの前期間Txのみならず、図4のステップS3で後期間Ty分の書き込みを行うので、異常が発生した後の後期間Tyの挙動も確認できる。
なお、波形WF1のサンプリング周波数はf1であり、波形WF2のサンプリング周波数はf2であり、波形WF3のサンプリング周波数はf3である。つまり、波形WF1では、データ点がサンプリング周期1/f1で並んでおり、波形WF2では、データ点がサンプリング周期1/f2で並んでおり、波形WF3では、データ点がサンプリング周期1/f3で並んでいる。
既述のように、追跡用データ群RSの各々のサンプリング周波数は、互いに異なっていてもよく、図5では、f2>f3>f1である場合を示す。但し、既述のように、本実施形態では、サンプリング周波数f1、f2、及びf3のいずれも従来よりも高く設定することが可能であるので、波形WF1、WF2、及びWF3によって、物理量の急峻な変動を捉えることができる。
また、追跡用データ群RSの中に互いにサンプリング周波数の異なるものが存在していても、追跡用データ群RSの各々において、物理量の検出値が、その物理量を検出した時刻と対応付けられている。このため、図5に示すように、サンプリング周波数の異なる波形WF1、WF2、及びWF3を、同じ時間スケールで確認できる。
このため、波形WF2が波形WF3に比べて激しく脈動しているといったことを確認でき、異常の原因がチョッパ回路130の出力電圧の脈動にあるため、脈動を抑える改善を施すといった措置を講ずることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、追跡用メモリ440が揮発性のメモリであるため、これが不揮発性のメモリである場合に比べて、書き込み部433が、速い書き込み速度で時系列データ群TDS及び制御指令データ群を追跡用メモリ440に書き込むことができる。このため、検出部410において物理量を検出するサンプリング周波数を高く設定しても、時系列データ群TDS及び制御指令データ群を漏れなく追跡用メモリ440に書き込むことができる。
つまり、車両空調機器300の動作に関わる物理量を高いサンプリング周波数で記録することができる。具体的には、検出部410において物理量を検出するサンプリング周波数を1000[Hz]以上に高めることができる。このため、物理量の急峻な挙動を把握することができ、異常の原因究明の精度を高めることができる。
また、記録保持用蓄電器450が追跡用メモリ440に記録保持用電力を供給するので、パンタグラフPGがセクションSCを通過する際に、架線WRからの給電が中断したり、停止したりしても、追跡用メモリ440のワークエリアに記録された時系列データ群TDS及び制御指令データ群が失われにくい。
特に、記録保持用蓄電器450が給電する対象は、追跡用メモリ440だけである。書き込み部433が追跡用メモリ440に書き込みを行うのに必要な書き込み用電力は、別途、制御用蓄電器460によってCPU430に供給される。このため、記録保持用蓄電器450の蓄電量が減りにくい。
このため、架線WRからの給電が途絶えた後も、追跡用メモリ440のワークエリアに記録されている内容を数日間保持することができ、数日後の都合のよい時に異常に至る過程を確認することもできる。鉄道車両においては、鉄道車両の運行中に追跡用メモリ440の記録内容を確認することが困難な場合があるので、追跡用メモリ440の記録内容の確認のタイミングを柔軟に調整できる意義は大である。
[実施形態2]
上記実施形態1では、検出部410で生成された時系列データ群TDSを、直接的に書き込み部433へ伝送したが、書き込み部433が、バッファとしての中継用メモリを介して、時系列データ群TDSを取得してもよい。以下、その具体例について説明する。なお、以下では、実施形態1と同じ構成要素については図示及び説明を一部省略する。
図6に示すように、本実施形態では、検出部410が、車両空調機器300の動作に関わる互いに異なる物理量を車両空調機器300から検出する第1計器417a、第2計器417b、第3計器417c、及び第4計器417dを有する。
第1計器417aは、図3に示す変成器412であり、具体的には、第2計器417bは、図3に示す変成器414であり、具体的には、第3計器417cは、図3に示す変成器415であり、具体的には、第4計器417dは、図3に示す変成器416である。
また、検出部410は、互いに異なる物理量についての時系列データを生成する複数の時系列データ生成手段としての第1時系列データ生成部418a、第2時系列データ生成部418b、第3時系列データ生成部418c、及び第4時系列データ生成部418dを有する。第1時系列データ生成部418a〜第4時系列データ生成部418dの各々は、個別のCPUによって構成されている。
第1時系列データ生成部418aは、第1計器417aの検出値をサンプリングすることで第1時系列データTD1を生成する。第2時系列データ生成部418bは、第2計器417bの検出値をサンプリングすることで第2時系列データTD2を生成する。第3時系列データ生成部418cは、第3計器417cの検出値をサンプリングすることで第3時系列データTD3を生成する。第4時系列データ生成部418dは、第4計器417dの検出値をサンプリングすることで第4時系列データTD4を生成する。
なお、第1時系列データTD1〜第4時系列データTD4のサンプリング周波数は、互いに異なっていてもよい。
また、検出部410は、第1時系列データ生成部418aに対して付設された第1中継用メモリ419aと、第2時系列データ生成部418bに対して付設された第2中継用メモリ419bと、第3時系列データ生成部418cに対して付設された第3中継用メモリ419cと、第4時系列データ生成部418dに対して付設された第4中継用メモリ419dとを有する。
第1中継用メモリ419a〜第4中継用メモリ419dの各々は、書き込みと読み出しとを同時に行うことができる揮発性の双方向メモリとしてのDPRAM(Dual-Ported Random Access Memory)によって構成されている。
第1時系列データ生成部418aは、自己が生成した第1時系列データTD1を、第1中継用メモリ419aに書き込む。第2時系列データ生成部418bは、自己が生成した第2時系列データTD2を、第2中継用メモリ419bに書き込む。第3時系列データ生成部418cは、自己が生成した第3時系列データTD3を、第3中継用メモリ419cに書き込む。第4時系列データ生成部418dは、自己が生成した第4時系列データTD4を、第4中継用メモリ419dに書き込む。
書き込み部433は、第1中継用メモリ419a〜第4中継用メモリ419dから、第1時系列データTD1〜第4時系列データTD4を読み出して、共通の追跡用メモリ440に書き込む。また、図6には示さないが、書き込み部433は、実施形態1の場合と同様に、図1に示す複数の制御指令CSを表す制御指令データ群の追跡用メモリ440への書き込みも行う。
以上のように、本実施形態では、追跡用メモリ440の記録内容を更新する逐次更新処理が、第1時系列データ生成部418a〜第4時系列データ生成部418dが書き込みを行う1次書き込みステップと、書き込み部433が読み出し及び書き込みを行う2次書き込みステップとを含む。
以下、図7を参照し、1次書き込みステップと2次書き込みステップについて具体的に説明する。1次書き込みステップについては、第1時系列データ生成部418aの動作を代表して説明する。
図7に示すように、第1中継用メモリ419aは、第1時系列データTD1が書き込まれる第1中継用ワークエリア419awを有する。第1中継用ワークエリア419awは、複数個のブロックエリアに区分されている。1つのブロックエリアには、1ブロック分、即ち複数点分の第1時系列データTD1を格納できる。
なお、図6に示した第2中継用メモリ419b〜第4中継用メモリ419dも、第1中継用メモリ419aと同様の構成を有する。
第1時系列データ生成部418aは、1次書き込みステップにおいて、第1時系列データTD1を、ブロック単位で第1中継用ワークエリア419awに順次に書き込む。書き込み先のブロックエリアは、第1中継用ワークエリア419awを構成する複数のブロックエリア間で巡回的に選択される。1巡した後は、ブロックエリアに第1時系列データTD1が上書きされる。
一方、追跡用メモリ440は、第1時系列データTD1〜第4時系列データTD4が書き込まれる時系列データ群用ワークエリア440wを有する。なお、図7には示さないが、追跡用メモリ440は、図1に示す複数の制御指令CSを表す制御指令データ群が書き込まれる図示せぬ制御指令用データ群用ワークエリアも有する。
時系列データ群用ワークエリア440wは、第1時系列データTD1が書き込まれる第1時系列データ用エリア440aと、第2時系列データTD2が書き込まれる第2時系列データ用エリア440bと、第3時系列データTD3が書き込まれる第3時系列データ用エリア440cと、第4時系列データTD4が書き込まれる第4時系列データ用エリア440dとに区分されている。
書き込み部433は、2次書き込みステップにおいて、第1中継用メモリ419aの第1中継用ワークエリア419awから、1回に複数ブロック分の第1時系列データTD1を読み出して、追跡用メモリ440の第1時系列データ用エリア440aに上書きする。
なお、書き込み部433は、同様にして、図6に示す第2中継用メモリ419b〜第4中継用メモリ419dから図7に示す第2時系列データ用エリア440b〜第4時系列データ用エリア440dへの書き込みも並行して行う。以下、この点について、図8を参照して具体的に説明する。
図8に示すように、第1時系列データ生成部418a〜第4時系列データ生成部418dは、1次書き込みステップにおいて、第1中継用メモリ419a〜第4中継用メモリ419dへの書き込みを継続する。この1次書き込みステップでの書き込みは、図1に示す異常検出部432が異常を検知するまで途切れなく継続する。
2次書き込みステップは、1次書き込みステップと並行して行われる。2次書き込みステップでは、書き込み部433は、まず期間Taに、第1中継用メモリ419aから、更新期間分としての複数ブロック分の第1時系列データTD1を読み出して、その複数ブロック分の第1時系列データTD1を、追跡用メモリ440の第1時系列データ用エリア440aに上書きする。
次に、期間Tbにおいて書き込み部433は、第2中継用メモリ419bから、或る更新期間分としての複数ブロック分の第2時系列データTD2を読み出して、その複数ブロック分の第2時系列データTD2を、追跡用メモリ440の第2時系列データ用エリア440bに上書きする。
次に、期間Tcにおいて書き込み部433は、第3中継用メモリ419cから、或る更新期間分としての複数ブロック分の第3時系列データTD3を読み出して、その複数ブロック分の第3時系列データTD3を、追跡用メモリ440の第3時系列データ用エリア440cに上書きする。
次に、期間Tdにおいて書き込み部433は、第4中継用メモリ419dから、或る更新期間分としての複数ブロック分の第4時系列データTD4を読み出して、その複数ブロック分の第4時系列データTD4を、追跡用メモリ440の第4時系列データ用エリア440dに上書きする。
以上説明した期間Ta〜期間Tdまでの読み出し及び書き込みの動作を1周期として、これが周期的に繰り返される。この繰り返しは、図1に示す異常検出部432が異常を検知するまで途切れなく継続する。
つまり、書き込み部433は、第1中継用メモリ419a〜第4中継用メモリ419dの間で、読み出し元を巡回的に切り替えながら、読み出した第1時系列データTD1〜第4時系列データTD4の各々を追跡用メモリ440に逐次に上書きする。これにより、追跡用メモリ440に記録されている内容が、最新の或る追跡期間分の第1時系列データTD1〜第4時系列データTD4へと逐次に更新される。
なお、書き込み部433による、第1中継用メモリ419a〜第4中継用メモリ419dの各々からの読み出しと追跡用メモリ440への書き込みとは、第1中継用メモリ419a〜第4中継用メモリ419dの各々に対する書き込みの速度より速く単位時間当たりのデータ量が多い。ここでいう“速度”とは、単位時間当たりのデータ量を指す。
具体的には、図7において、第1時系列データ生成部418aが書き込みを行うブロックエリアが第1中継用ワークエリア419aw内で一巡する周期は、図8に示す2次書き込みステップの1周期(=Ta+Tb+Tc+Td)の3倍以上である。第2中継用メモリ419b〜第4中継用メモリ419dの各々におけるブロックエリアが一巡する周期についても同様である。
これにより、書き込み部433は、第1時系列データ生成部418a〜第4時系列データ生成部418dによって生成される第1時系列データTD1〜第4時系列データTD4を、漏れなく追跡用メモリ440に書き込める。
以上説明したように、本実施形態によれば、書き込み部433が、バッファとしての第1中継用メモリ419a〜第4中継用メモリ419dを介して、第1時系列データTD1〜第4時系列データTD4を取得するので、並行して出力される第1時系列データTD1〜第4時系列データTD4を漏れなく1つの追跡用メモリ440に集約できる。
なお、第1時系列データ生成部418a〜第4時系列データ生成部418dが、同時に1つの追跡用メモリ440に書き込みを行うことはできない。このため、第1中継用メモリ419a〜第4中継用メモリ419d及び書き込み部433を備えない場合は、サンプリング周波数が高められた第1時系列データTD1〜第4時系列データTD4を漏れなく1つの追跡用メモリ440に集約することが難しい。
また、本実施形態によれば、第1中継用メモリ419a〜第4中継用メモリ419dの各々が、書き込みと読み出しを同時に行うことができるデュアルポートメモリで構成されている。このため、書き込み部433が第1中継用メモリ419aから読み出しを行う期間Taに、第1時系列データ生成部418aが第1中継用メモリ419aへの書き込みを中断する必要がない。期間Tb〜Tdにおいても同様である。
従って、第1時系列データ生成部418a〜第4時系列データ生成部418dが、高いサンプリング周波数で、第1時系列データTD1〜第4時系列データTD4を出力することができ、書き込み部433はそれらを漏れなく追跡用メモリ440に集約できる。
[実施形態3]
上記実施形態1及び2では、追跡用メモリ440に追跡用データ群RSを保存したが、追跡用メモリ440に記録された追跡用データ群RSを外部に送信する構成をさらに備えてもよい。以下、その具体例について説明する。なお、以下では、実施形態1及び2と同じ構成要素については図示及び説明を一部省略する。
図9に示すように、本実施形態では、制御装置400が、追跡用メモリ440に記録された追跡用データ群RSを外部に送信する送信手段としての送信部470を備える。送信部470の機能は、図1に示すCPU430が制御プログラム421を実行することにより実現される。
送信部470は、異常検知部432によって異常が検知された場合に、追跡用メモリ440のワークエリアに記録されている追跡期間T分の追跡用データ群RSを、外部の情報収集機器600に送信する。
情報収集機器600は、鉄道車両における車内分電盤DBに配置されている。このため、ユーザは、車内分電盤DBに容易にアクセスできる。また、ユーザは、情報収集機器600から追跡用データ群RSをパーソナルコンピュータPCに取得し、パーソナルコンピュータPCにおいて追跡用データ群RSの波形を確認することができる。
一方、制御装置400においては、書き込み部433が、送信部470によって追跡期間T分の追跡用データ群RSが情報収集機器600に送信された後に、追跡用メモリ440のワークエリアへの追跡用データ群RSの上書きを再開する。
本実施形態によれば、異常検知部432によって異常が検知された後も、追跡用メモリ440に記録されている追跡用データ群RSを情報収集機器600に保存して、新たな追跡用データ群RSの追跡用メモリ440への上書きを再開できる。このため、異常の発生の頻度が高い場合でも、各々の異常を追跡するための追跡用データ群RSを取得できる。
なお、図1に示す記録保持用蓄電器450は、情報収集機器600への追跡用データ群RSの送信が完了するまでの間に、追跡用データ群RSを追跡用メモリ440において安定して保持することに役に立つ。
[実施形態4]
上記実施形態3では、追跡用メモリ440に記録された追跡用データ群RSを外部に送信することにより、複数の追跡期間T分の追跡用データ群RSの保存を可能としたが、追跡用メモリ440の記憶容量が大きい場合には、追跡用メモリ440において複数の追跡期間T分の追跡用データ群RSを保存してもよい。以下、その具体例について説明する。
図10に示すように、本実施形態では、図4に示した逐次更新処理のステップS4の後に、書き込み部433が、追跡用メモリ440の記憶領域に、別の追跡期間T分の追跡用データ群RSを記録するための余裕があるか否かを判定する(ステップS5)。書き込み部433は、追跡用メモリ440の記憶領域に余裕が無い場合は(ステップS5;NO)、本処理を終了する。
一方、書き込み部433は、追跡用メモリ440の記憶領域に余裕がある場合は(ステップS5;YES)、追跡用メモリ440の記憶領域に、別の追跡期間T分の追跡用データ群RSを記憶する新たなワークエリアを確保し(ステップS6)、ステップS1に戻る。そして、ステップS1では、書き込み部433は、ステップS6で確保した新たなワークエリアに、追跡用データ群RSを書き込む。
本実施形態によれば、異常検知部432によって異常が検知された後も、追跡用メモリ440内に新たなワークエリアを確保して、新たな追跡用データ群RSの追跡用メモリ440への上書きを再開できる。このため、異常の発生の頻度が高い場合でも、各々の異常を追跡するための追跡用データ群RSを追跡用メモリ440に保存できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限られない。以下に述べる変形も可能である。
上記実施形態1では、車両空調機器300の動作に関わる物理量として、電圧及び電流を検出したが、温度を検出してもよい。また、上記実施形態1では、車両空調機器300の動作に関わる物理量を電源回路100から検出したが、冷凍サイクル装置200からも検出することができる。
また、追跡用データ群RSは上記で例示したものに限られない。追跡用データ群RSとして、例えば、冷凍サイクル装置200の運転モードを表す制御指令データ、冷凍サイクル装置200の室外熱交換器220と室内熱交換器240の温度を表す時系列データ、鉄道車両の車内の温度を表す時系列データ、外気の温度を表す時系列データ、電源回路100を構成する各種スイッチング素子の温度を表す時系列データを用いてもよい。
また、上記実施形態1では、異常検知部432が時系列データ群TDSに基づいて異常の検知を行ったが、車両空調機器300の異常を検出するための部位と、車両空調機器300の動作を追跡するために物理量を検出する部位とが異なっていてもよい。
実施形態3では、車両空調機器300に異常が検知された場合に、送信部470が、追跡用メモリ440に記録されている追跡用データ群RSを情報収集機器600に送信したが、送信部470が、任意の時刻に情報収集機器600から、追跡用データ群RSを送信すべき旨の送信要求を受けた場合に、その時点の追跡用メモリ440に記録されている追跡用データ群RSを情報収集機器600に送信してもよい。また、送信部470が、追跡用メモリ440に記録されている追跡用データ群RSを定期的に情報収集機器600に送信してもよい。
上記実施形態1〜4では、車両空調機器300を追跡の対象としたが、追跡の対象となる対象機器は、車両空調機器300に限られない。鉄道車両に搭載される任意の機器を対象機器とすることができる。
図1に示す制御プログラム421をコンピュータにインストールすることで、そのコンピュータを制御装置400として機能させることもできる。制御プログラム421は、通信回線を介して配布してもよいし、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされる。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本出願は、2017年10月23日に出願された、日本国特許出願特願2017−204453号に基づく。本明細書中に日本国特許出願特願2017−204453号の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参照として取り込むものとする。
本発明に係る鉄道車両用記録装置、鉄道車両用空気調和装置、及び鉄道車両用記録方法は、鉄道車両に搭載される対象機器の動作に関わる物理量の記録に用いることができる。
100…電源回路、110…整流器、120…入力キャパシタ、130…チョッパ回路、140…出力キャパシタ、151…第1インバータ回路、152…第2インバータ回路、153…第3インバータ回路、160…接触器、171…接触器、172…限流抵抗、173…接触器、174…交流リアクトル、200…冷凍サイクル装置、200a…第1冷凍サイクル、200b…第2冷凍サイクル、211…第1圧縮機、212…第2圧縮機、220…室外熱交換器、231…第1膨張器、232…第2膨張器、240…室内熱交換器、251…第1気液分離器、252…第2気液分離器、260…室外送風機、270…室内送風機、300…車両空調機器(対象機器)、400…制御装置(鉄道車両用記録装置)、410…検出部(検出手段)、411,412,413,414,415,416…変成器、417a…第1計器、417b…第2計器、417c…第3計器、417d…第4計器、418a…第1時系列データ生成部(時系列データ生成手段)、418b…第2時系列データ生成部(時系列データ生成手段)、418c…第3時系列データ生成部(時系列データ生成手段)、418d…第4時系列データ生成部(時系列データ生成手段)、419a…第1中継用メモリ(中継用メモリ)、419aw…第1中継用ワークエリア、419b…第2中継用メモリ(中継用メモリ)、419c…第3中継用メモリ(中継用メモリ)、419d…第4中継用メモリ(中継用メモリ)、420…補助メモリ、421…制御プログラム、430…CPU、431…制御部、432…異常検知部(異常検知手段)、433…書き込み部(書き込み手段)、440…追跡用メモリ、440a…第1時系列データ用エリア、440b…第2時系列データ用エリア、440c…第3時系列データ用エリア、440d…第4時系列データ用エリア、440w…時系列データ群用ワークエリア(ワークエリア)、450…記録保持用蓄電器、460…制御用蓄電器、470…送信部(送信手段)、500…鉄道車両用空気調和装置、600…情報収集機器、WR…架線、SC…セクション、PG…パンタグラフ、TR…トランス、TDS…時系列データ群、TD1…第1時系列データ、TD2…第2時系列データ、TD3…第3時系列データ、TD4…第4時系列データ、CS…制御指令、RS…追跡用データ群、WF1,WF2,WF3…波形、DB…車内分電盤、PC…パーソナルコンピュータ。

Claims (6)

  1. 鉄道車両の車室を空調する車両空調機器から、前記車両空調機器の動作に関わる物理量を予め定められたサンプリング周波数で繰り返し検出することにより、前記物理量の検出値の時系列を表す時系列データを生成する検出手段と、
    前記時系列データに基づいて、前記車両空調機器に制御指令を出力することで前記車両空調機器を制御する制御手段と、
    前記車両空調機器に異常が発生したことを検知する異常検知手段と、
    予め定められた或る追跡期間分の前記時系列データと前記制御指令を表す制御指令データとを書き込み可能なワークエリアを有する揮発性の追跡用メモリと、
    架線から供給される電力を蓄えると共に、蓄えた前記電力を、前記追跡用メモリが前記追跡期間分の前記時系列データと前記制御指令データとを前記ワークエリアに保持するのに必要な記録保持用電力として、前記追跡用メモリに供給する記録保持用蓄電器と、
    記時系列データと前記制御指令データとを、前記追跡用メモリの前記ワークエリアに逐次に上書きすることにより、前記ワークエリアに記録されている内容を、最新の前記追跡期間分の前記時系列データと前記制御指令データとに逐次に更新すると共に、前記異常検知手段によって前記車両空調機器に異常が発生したことが検知された場合には、前記ワークエリアへの前記時系列データと前記制御指令データとの上書きを停止する書き込み手段と、
    を備える、鉄道車両用記録装置。
  2. 前記検出手段が、互いに異なる前記物理量を検出することにより互いに異なる前記物理量についての前記時系列データを生成する複数の時系列データ生成手段と、各々の前記時系列データ生成手段に対して付設された揮発性の中継用メモリと、を有し、
    前記時系列データ生成手段の各々が、自己に対して付設された前記中継用メモリに、自己が生成した前記時系列データを書き込み、
    前記書き込み手段が、前記時系列データ生成手段による前記中継用メモリへの前記時系列データの書き込みと並行して、複数の前記中継用メモリの間で、読み出し元としての前記中継用メモリを切り替えながら、該読み出し元としての前記中継用メモリから前記時系列データを読み出し、読み出した前記時系列データを前記追跡用メモリに逐次に上書きし、かつ前記制御指令データも前記追跡用メモリに逐次に上書きすることにより、前記追跡用メモリに記録されている内容を、最新の前記追跡期間分の、全ての前記物理量についての前記時系列データと前記制御指令データとに逐次に更新する、
    請求項1に記載の鉄道車両用記録装置。
  3. 前記異常検知手段によって前記車両空調機器に異常が発生したことが検知された場合に、前記追跡用メモリの前記ワークエリアに記録されている前記追跡期間分の前記時系列データと前記制御指令データとを、外部に送信する送信手段、
    をさらに備える、請求項1又は2に記載の鉄道車両用記録装置。
  4. 前記書き込み手段が、前記送信手段によって前記追跡期間分の前記時系列データと前記制御指令データとが外部に送信された後に、前記ワークエリアへの前記時系列データと前記制御指令データとの上書きを再開する、
    請求項3に記載の鉄道車両用記録装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の鉄道車両用記録装置と、
    前記架線と電気的に接続される電源回路、及び前記電源回路を通じて電力を供給され、冷媒を用いて冷凍サイクルを構成することにより、前記鉄道車両の車室を空調する冷凍サイクル装置を有する前記車両空調機器と、
    を備える、鉄道車両用空気調和装置。
  6. 鉄道車両の車室を空調する車両空調機器の動作に関わる複数の物理量の各々を予め定められたサンプリング周波数で繰り返し検出することにより前記物理量別に時系列データを生成しかつ前記時系列データに基づいて、前記車両空調機器に制御指令を出力することで前記車両空調機器を制御しつつ、各々の前記時系列データを個別の中継用メモリに書き込む1次書き込みステップと、
    複数の前記中継用メモリへの前記時系列データの書き込みと並行して、複数の前記中継用メモリの間で、読み出し元としての前記中継用メモリを切り替えながら、該読み出し元としての前記中継用メモリから前記時系列データを読み出し、読み出した前記時系列データを共通の追跡用メモリに逐次に上書きし、かつ前記制御指令を表す制御指令データも前記追跡用メモリに逐次に上書きすることにより、前記追跡用メモリに記録されている内容を、最新の追跡期間分の、全ての前記物理量についての前記時系列データと前記制御指令データとに逐次に更新する2次書き込みステップと、
    前記車両空調機器に異常が発生したことが検知された場合に、前記追跡用メモリへの前記時系列データと前記制御指令データとの上書きを停止する2次書き込み停止ステップと、
    を有する、鉄道車両用記録方法。
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