JP6732089B2 - フレキシブル積層体及びそれを備えた画像表示装置 - Google Patents

フレキシブル積層体及びそれを備えた画像表示装置 Download PDF

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    • G06F2203/04102Flexible digitiser, i.e. constructional details for allowing the whole digitising part of a device to be flexed or rolled like a sheet of paper

Description

本発明は、フレキシブル積層体及びそれを備えた画像表示装置に関する。
液晶表示装置や有機エレクトロルミネッセンス(EL)表示装置等の各種画像表示装置では、可撓性を有する基材を用いて表示パネルの折曲げ等を可能にしたフレキシブルディスプレイが知られている(例えば、特許文献1、2)。
韓国公開特許第10−2016−0053788号公報 韓国公開特許第10−2017−0093610号公報
可撓性を有する基材はフレキシブル特性に優れるが、従来の画像表示装置に用いられてきたガラスに比較すると耐衝撃性に劣る傾向にある。一方、可撓性を有する基材の耐衝撃性を向上しようとすると、フレキシブル特性が低下する傾向にある。
本発明は、耐衝撃性を有しながらも、屈曲性に優れたフレキシブル積層体及びそれを備えた画像表示装置の提供を目的とする。
本発明は、以下のフレキシブル積層体及び画像表示装置を提供する。
〔1〕 前面板、第1粘着剤層、円偏光板、第2粘着剤層、及びタッチセンサパネルをこの順に含むフレキシブル積層体であって、
前記前面板の厚みをa[μm]、前記第1粘着剤層の厚みをb[μm]、前記円偏光板の厚みをc[μm]、前記第2粘着剤層の厚みをd[μm]、及び前記タッチセンサパネルの厚みをe[μm]、前記前面板の温度23℃、相対湿度55%における引張弾性率をEa[GPa]とするとき、下記式(i):
{Ea×(a+b)}/(a+b+c+d+e)≧1.5 (i)
の関係を満たす、フレキシブル積層体。
〔2〕 前記前面板の前記引張弾性率Ea[GPa]と、前記第1粘着剤層の厚みbと、前記第2粘着剤層の厚みdとは、下記式(ii):
b/(Ea×d)≧0.3 (ii)
の関係を満たす、〔1〕に記載のフレキシブル積層体。
〔3〕 前記前面板の温度23℃、相対湿度55%における剛性は、0.09GPa・mm以上0.7GPa・mm以下であり、
前記円偏光板の温度23℃、相対湿度55%における剛性は、40MPa・mm以上400MPa・mm以下であり、
前記タッチセンサパネルの温度23℃、相対湿度55%における剛性は、15MPa・mm以上700MPa・mm以下である、〔1〕又は〔2〕に記載のフレキシブル積層体。
〔4〕 前記第1粘着剤層の温度25℃、相対湿度50%における貯蔵弾性率は、0.01MPa以上0.15MPa以下であり、
前記第2粘着剤層の温度25℃、相対湿度50%における貯蔵弾性率は、0.01MPa以上0.15MPa以下である、〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載のフレキシブル積層体。
〔5〕 前記前面板の厚みa、前記第1粘着剤層の厚みb、前記円偏光板の厚みc、前記第2粘着剤層の厚みd、及び前記タッチセンサパネルの厚みeの合計厚みt[μm]を、下記式(iii):
t=a+b+c+d+e (iii)
で表すとき、tは250μm以下である、〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載のフレキシブル積層体。
〔6〕 前記前面板は、樹脂フィルム、又は、樹脂フィルムの少なくとも一方の面にハードコート層を有するハードコート層付樹脂フィルムである、〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載のフレキシブル積層体。
〔7〕 前記フレキシブル積層体は、前面板側を内側として屈曲させる屈曲性試験における限界屈曲回数が5万回以上である、〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載のフレキシブル積層体。
〔8〕 前記フレキシブル積層体は、前面板側を外側として屈曲させる屈曲性試験における限界屈曲回数が5万回以上である、〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載のフレキシブル積層体。
〔9〕 〔1〕〜〔8〕のいずれかに記載のフレキシブル積層体を備え、前記前面板が前面に配置されている、画像表示装置。
本発明によれば、耐衝撃性を有しながらも、屈曲性に優れたフレキシブル積層体及びそれを備えた画像表示装置を提供することができる。
本発明のフレキシブル積層体の一例を模式的に示す概略断面図である。 本発明の画像表示装置の一例を模式的に示す概略断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。以下のすべての図面においては、各構成要素を理解しやすくするために縮尺を適宜調整して示しており、図面に示される各構成要素の縮尺と実際の構成要素の縮尺とは必ずしも一致しない。
(フレキシブル積層体)
図1は、本実施形態のフレキシブル積層体の一例を模式的に示す概略断面図である。フレキシブル積層体100は、前面板10、第1粘着剤層20、円偏光板30、第2粘着剤層40、及びタッチセンサパネル(以下、「TSパネル」ということがある。)50を含む。フレキシブル積層体100は、図1に示すように、視認側から、前面板10、第1粘着剤層20、円偏光板30、第2粘着剤層40、及びTSパネル50がこの順に積層されている。
フレキシブル積層体100は屈曲性を有し、これにより、折曲げや巻回し等が可能な画像表示装置(フレキシブルディスプレイ)に適用することができる。本実施形態のフレキシブル積層体100は、特に、前面板10側を内側として屈曲させる屈曲性(以下、「屈曲性(in)」という場合がある。)に優れている。具体的には、フレキシブル積層体100は、後述する実施例における屈曲性(in)試験において、屈曲した領域でのクラックや粘着剤層の浮きが発生した屈曲回数である限界屈曲回数が5万回以上である屈曲性を有することができ、限界屈曲回数は10万回以上であることが好ましく、20万回以上であることがより好ましい。
また、フレキシブル積層体100の一実施形態では、上記した屈曲性(in)に加えて、前面板10側を外側として屈曲される屈曲性(以下、「屈曲性(out)」という場合がある。)にも優れたものとすることができる。具体的には、フレキシブル積層体100は、後述する実施例における屈曲性(out)試験において、限界屈曲回数が5万回以上である屈曲性を有することが好ましく、限界屈曲回数は10万回以上であることがより好ましく、20万回以上であることがさらに好ましい。
フレキシブル積層体100は、上記したように画像表示装置を構成することができ、特に、折曲げや巻回し等が可能なフレキシブルディスプレイに好適に用いることができる。また、フレキシブル積層体100は、円偏光板30を備えているため、例えば有機エレクトロルミネッセンス(EL)表示装置における反射防止フィルムとして用いることもできる。
フレキシブル積層体100は、前面板10の厚みをa[μm]、第1粘着剤層20の厚みをb[μm]、円偏光板30の厚みをc[μm]、第2粘着剤層40の厚みをd[μm]、及びTSパネル50の厚みをe[μm]、前面板の温度23℃、相対湿度55%における引張弾性率をEa[GPa]とするとき、下記式(i):
{Ea×(a+b)}/(a+b+c+d+e)≧1.5 (i)
の関係を満たす。以下では、前面板10、第1粘着剤層20、円偏光板30、第2粘着剤層40、及びTSパネル50の合計厚みt[μm]を、下記式(iii):
t=a+b+c+d+e (iii)
で表すことがある。
上記式(i)中の{Ea×(a+b)}/t(ここで、tは上記式(iii)で表される。)は、1.65以上であることが好ましく、1.70以上であることがさらに好ましく、2.00以上であってもよく、2.50以上であってもよく、通常、6.00以下であり、5.50以下であってもよく、5.00以下であってもよく、4.50以下であってもよい。
フレキシブル積層体100は、前面板10側が前面側(視認側)となるように画像表示装置に設けられる。そのため、フレキシブル積層体100の耐衝撃性の観点から、画像表示装置の前面側に位置することになる前面板10の厚みa及び第1粘着剤層20の厚みbは大きいことが好ましい。また、フレキシブル積層体100の耐衝撃性の観点からは、前面板10の上記引張弾性率Eaも大きい方が好ましい。一方、フレキシブル積層体100の屈曲性の観点からは、上記式(iii)で表される合計厚みtは小さい方が好ましい。したがって、フレキシブル積層体100において耐衝撃性及び屈曲性を両立するためには、上記式(i)の{Ea×(a+b)}/tにおいて、分母を小さく、分子を大きくすればよいと考えられる。
フレキシブル積層体100が上記式(i)の関係を満たすことにより、良好な耐衝撃性が得られるとともに、特に、前面板10側を内側として屈曲させる屈曲性 (in)に優れたフレキシブル積層体100とすることができる。
上記式(iii)で表される合計厚みtは特に限定されないが、近年、画像表示装置は薄型化や軽量化が進められ、画像表示装置に用いられる部材にも薄型化や軽量化が求められる傾向にあり、フレキシブル積層体100も厚みを小さくすることが求められている。そのため、フレキシブル積層体100も薄型化に対応することが求められており、その厚みは、250μm以下であることが好ましく、220μm以下であることがより好ましく、200μm以下であってもよく、180μm以下であってもよく、150μm以下であってもよく、通常、40μm以上であり、70μm以上であってもよい。
フレキシブル積層体100は、下記式(iv):
(b+d)/t≧0.5 (iv)
を満たすことが好ましい。上記式(iv)中の(b+d)/tは、0.5以上であることがより好ましく、0.6以上であることがさらに好ましく、0.65以上であってもよく、通常、0.9以下であり、0.8以下であってもよい。フレキシブル積層体100が式(iv)の関係を満たすことにより、フレキシブル積層体100において、第1粘着剤層20及び第2粘着剤層40を一定以上の厚みで形成することができる。これにより、フレキシブル積層体100のフレキシブル性を確保しながらも、フレキシブル積層体100全体の衝撃吸収性を向上させて、耐衝撃性を向上することができる。
フレキシブル積層体100において、前面板10の上記引張弾性率Ea、第1粘着剤層20の厚みb、及び第2粘着剤層40の厚みdは、下記式(ii):
b/(Ea×d)≧0.3 (ii)
の関係を満たすことが好ましい。上記式(ii)中のb/(Ea×d)は、0.40以上であることが好ましく、0.50以上であることがより好ましく、また、通常3.0以下であり、2.5以下であることが好ましく、2.0以下であることがより好ましく、1.8以下であってもよい。
フレキシブル積層体100は屈曲性を有するものである。フレキシブル積層体100に良好な屈曲性(in)及び屈曲性(out)を付与する観点からは、第2粘着剤層40の厚みdは小さい(すなわちb/dは大きい)ことが好ましい。また、フレキシブル積層体100を屈曲させるときのせん断応力が小さくなると、フレキシブル積層体100を屈曲させやすくなる。そのため、前面板10の上記引張弾性率Eaは小さい(すなわち1/Eaは大きい)方が好ましい。したがって、フレキシブル積層体100において屈曲性(in)及び屈曲性(out)を良好なものとするためには、上記式(ii)のb/(Ea×d)において、分母を小さく、分子を大きくすればよいと考えられる。
フレキシブル積層体100が上記式(ii)の関係を満たすことにより、特に、上記した屈曲性(in)に加えて、前面板10側を外側として屈曲される屈曲性(out)に優れたものとすることができる。
フレキシブル積層体100は、さらに、第1粘着剤層20の厚みbと第2粘着剤層40の厚みdとが、下記式(v):
0.5≦b/d≦7 (v)
の関係を満たすことが好ましい。第1粘着剤層20の厚みbは、第2粘着剤層40の厚みdよりも大きいことが好ましいため、上記式(v)中のb/dは、1以上であることがより好ましく、1.5以上であることがさらに好ましく、2以上であってもよく、3以上であってもよい。また、上記式(v)中のb/dは、6以下であることが好ましく、5.5以下であることがより好ましく、5以下であってもよい。第1粘着剤層20の厚みbと第2粘着剤層40の厚みdとが上記式(v)の関係にあることにより、特に、前面板10側を内側として屈曲させるフレキシブル性に優れたフレキシブル積層体100を得ることができる。
フレキシブル積層体100は、面方向の形状は特に限定されないが、方形形状であることが好ましく、長方形形状であることがより好ましい。フレキシブル積層体100が長方形形状である場合、長辺の長さは、50mm〜300mmであることが好ましく、100mm〜280mmであってもよく、短辺の長さは、例えば30mm〜250mmであることが好ましく、60mm〜220mmであってもよい。フレキシブル積層体100は、方形形状が有する角の少なくとも1つにR加工を施した角丸方形形状であってもよく、少なくとも一辺に切欠き部を有する方形形状であってもよい。また、フレキシブル積層体100には、積層方向に貫通する孔部が設けられていてもよい。
(前面板)
前面板10は、画像表示装置の表示素子等を保護するための層として機能することができ、光を透過可能な板状体であり、板状体は通常、ガラス製又は樹脂製であることが好ましい。前面板10は、画像表示装置の最表面に配置されるものであることができる。前面板10は、樹脂フィルム、又は、樹脂フィルムの少なくとも一方の面にハードコート層を設けて硬度をより向上させたハードコート層付き樹脂フィルムであることが好ましい。また、前面板10は、ブルーライトカット機能、視野角調整機能等を有するものであってもよい。
前面板10をなす樹脂フィルムとしては、光を透過可能な樹脂フィルムであれば限定されない。例えば、トリアセチルセルロース、アセチルセルロースブチレート、エチレン−酢酸ビニル共重合体、プロピオニルセルロース、ブチリルセルロース、アセチルプロピオニルセルロース、ポリエステル、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエーテルイミド、ポリ(メタ)アクリル、ポリイミド、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリアミドイミド等の高分子で形成されたフィルムが挙げられる。これらの高分子は、単独で又は2種以上混合して用いることができる。画像表示装置300がフレキシブルディスプレイである場合には、優れた可撓性を有し、高い強度を及び高い透明性を有するように構成可能な、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド等の高分子で形成された樹脂フィルムが好適に用いられる。
前面板10をなすハードコート層付き樹脂フィルムは、樹脂フィルムの一方の面にハードコート層を有するものであってもよく、樹脂フィルムの両面にハードコート層を有するものであってもよい。樹脂フィルムの両面にハードコート層を有する場合、各ハードコート層の組成や厚みは、互いに同じであってもよく、互いに異なっていてもよい。ハードコート層付き樹脂フィルムは、ハードコート層を有していない樹脂フィルムに比較して、硬度やスクラッチ性を向上させることができる。
ハードコート層付き樹脂フィルムのハードコート層は、例えば、紫外線硬化型樹脂の硬化層である。紫外線硬化型樹脂としては、例えば、単官能(メタ)アクリル系樹脂、多官能(メタ)アクリル系樹脂、デンドリマー構造を有する多官能(メタ)アクリル系樹脂等の(メタ)アクリル系樹脂;シリコーン系樹脂;ポリエステル系樹脂;ウレタン系樹脂;アミド系樹脂;エポキシ系樹脂等が挙げられる。ハードコート層は、強度を向上させるために、添加剤を含んでいてもよい。添加剤は限定されることはなく、無機系微粒子、有機系微粒子、又はこれらの混合物が挙げられる。
前面板10は、温度23℃、相対湿度55%における剛性が0.090GPa・mm以上であることが好ましく、0.12GPa・mm以上であることがより好ましく、0.2GPa・mm以上であることがさらに好ましく、0.25GPa・mm以上であることがよりさらに好ましく、また、0.7GPa・mm以下であることが好ましく、0.6GPa・mm以下であってもよく、0.5GPa・mm以下であってもよい。前面板10の剛性が小さくなると、フレキシブル積層体100の屈曲性が向上する一方、耐衝撃性が低下する傾向にあり、前面板10の剛性が大きくなると、フレキシブル積層体100の耐衝撃性が向上する一方、屈曲性が低下する傾向にある。また、前面板10の剛性が上記の範囲にある場合に、フレキシブル積層体100が上記式(i)、又は、上記式(i)及び(ii)の関係を満たすことにより、耐衝撃性を有し、屈曲性に優れたフレキシブル積層体100を好適に得ることができる。
前面板10の剛性は、前面板10全体の温度23℃、相対湿度55%における引張弾性率Ea[GPa]と前面板10全体の厚み[mm]との積(Ea[GPa]×a[μm]×10−3)によって算出することができる。前面板10の厚みaは、例えば30μm以上200μm以下であってよく、好ましくは50μm以上150μm以下であり、より好ましくは50μm以上100μm以下であり、90μm以下であってもよい。前面板10の引張弾性率Eaは、例えば1GPa以上であることが好ましく、2GPa以上であることがより好ましく、3GPa以上であることがさらに好ましく、また、30GPa以下であることが好ましく、20GPa以下であることがより好ましく、10GPa以下であることがさらに好ましい。
(第1粘着剤層)
第1粘着剤層20は、前面板10と円偏光板30とを貼合するための層であり、粘着剤組成物を用いて形成することができる。第1粘着剤層20の厚みbは、上記した式(i)及び(ii)の関係を満たすことができれば特に限定されないが、5μm以上であることが好ましく、7μm以上であることがより好ましく、10μm以上であることがさらに好ましく、20μm以上であってもよく、30μm以上であってもよく、また、通常200μm以下であり、100μm以下であることが好ましく、80μm以下であることがより好ましい。
第1粘着剤層20は、温度25℃、相対湿度50%における貯蔵弾性率Gbが0.005MPa以上であることが好ましく、0.007MPa以上であってもよく、0.01MPa以上であってもよく、また、0.2MPa以下であることが好ましく、0.17MPa以下であってもよく、0.15MPa以下であってもよい。
第1粘着剤層20の貯蔵弾性率Gbが小さくなると、フレキシブル積層体100の耐衝撃性が低下する傾向にあり、第1粘着剤層20の貯蔵弾性率Gbが大きくなると、フレキシブル積層体100の屈曲性が低下する傾向にある。また、第1粘着剤層20の貯蔵弾性率Gbが上記の範囲にある場合に、フレキシブル積層体100が上記式(i)、又は、上記式(i)及び(ii)の関係を満たすことにより、耐衝撃性を有し、屈曲性に優れたフレキシブル積層体100を好適に得ることができる。
第1粘着剤層20は、(メタ)アクリル系、ゴム系、ウレタン系、エステル系、シリコーン系、ポリビニルエーテル系のような樹脂を主成分とする粘着剤組成物で構成することができる。中でも、透明性、耐候性、耐熱性等に優れる(メタ)アクリル系樹脂をベースポリマーとする粘着剤組成物が好適である。粘着剤組成物は、活性エネルギー線硬化型、熱硬化型であってもよい。
粘着剤組成物に用いられる(メタ)アクリル系樹脂(ベースポリマー)としては、例えば、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシルのような(メタ)アクリル酸エステルの1種又は2種以上をモノマーとする重合体又は共重合体が好適に用いられる。ベースポリマーには、極性モノマーを共重合させることが好ましい。極性モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレートのような、カルボキシル基、水酸基、アミド基、アミノ基、エポキシ基等を有するモノマーを挙げることができる。
粘着剤組成物は、上記ベースポリマーのみを含むものであってもよいが、通常は架橋剤をさらに含有する。架橋剤としては、2価以上の金属イオンであって、カルボキシル基との間でカルボン酸金属塩を形成するもの;ポリアミン化合物であって、カルボキシル基との間でアミド結合を形成するもの;ポリエポキシ化合物やポリオールであって、カルボキシル基との間でエステル結合を形成するもの;ポリイソシアネート化合物であって、カルボキシル基との間でアミド結合を形成するものが例示される。中でも、ポリイソシアネート化合物が好ましい。
活性エネルギー線硬化型粘着剤組成物とは、紫外線や電子線のような活性エネルギー線の照射を受けて硬化する性質を有しており、活性エネルギー線照射前においても粘着性を有してフィルム等の被着体に密着させることができ、活性エネルギー線の照射によって硬化して密着力の調整ができる性質を有する粘着剤組成物である。活性エネルギー線硬化型粘着剤組成物は、紫外線硬化型であることが好ましい。活性エネルギー線硬化型粘着剤組成物は、ベースポリマー、架橋剤に加えて、活性エネルギー線重合性化合物をさらに含有する。さらに必要に応じて、光重合開始剤や光増感剤等を含有させることもある。
粘着剤組成物は、光散乱性を付与するための微粒子、ビーズ(樹脂ビーズ、ガラスビーズ等)、ガラス繊維、ベースポリマー以外の樹脂、粘着性付与剤、充填剤(金属粉やその他の無機粉末等)、酸化防止剤、紫外線吸収剤、染料、顔料、着色剤、消泡剤、腐食防止剤、光重合開始剤等の添加剤を含むことができる。
第1粘着剤層20は、上記粘着剤組成物の有機溶剤希釈液を基材上に塗布し、乾燥させることにより形成することができる。
(円偏光板)
円偏光板30は、直線偏光板31及び位相差層32を備えることができ、直線偏光板31を第1粘着剤層20側に配置し、位相差層32を第2粘着剤層40側に配置することができる。円偏光板30は、フレキシブル積層体100を有する画像表示装置の表示素子側からフレキシブル積層体100を通って出射される光を円偏光に変換することができる。また、円偏光板30は、外光の反射光の出射を抑制することができるため、フレキシブル積層体100に反射防止フィルムとしての機能を付与することができる。
円偏光板30は、温度23℃、相対湿度55%における剛性が40MPa・mm以上であることが好ましく、80MPa・mm以上であってもよく、100MPa・mm以上であってもよく、また、700MPa・mm以下であることが好ましく、600MPa・mm以下であってもよく、500MPa・mm以下であってもよく、400MPa・mm以下であってもよく、200MPa・mm以下であってもよく、100MPa・mm以下であってもよい。円偏光板30の剛性が小さくなると、フレキシブル積層体100の屈曲性が向上する一方、耐衝撃性が低下する傾向にあり、円偏光板30の剛性が大きくなると、フレキシブル積層体100の耐衝撃性が向上する一方、屈曲性が低下する傾向にある。また、円偏光板30の剛性が上記の範囲にある場合に、フレキシブル積層体100が上記式(i)、又は、上記式(i)及び(ii)の関係を満たすことにより、耐衝撃性を有し、屈曲性に優れたフレキシブル積層体100を好適に得ることができる。
円偏光板30の剛性[MPa・mm]は、円偏光板30全体の温度23℃、相対湿度55%における引張弾性率Ec[MPa]と円偏光板30全体の厚み[mm]との積(Ec[MPa]×c[μm]×10−3)によって算出することができる。
(直線偏光板)
直線偏光板31は、自然光等の非偏光な光線からある一方向の直線偏光を選択的に透過させる機能を有するものである。直線偏光板31は、吸収異方性を有する色素を吸着させた延伸フィルム、又は、吸収異方性を有する色素を塗布し硬化させたフィルムを偏光子として含むフィルム等が挙げられる。吸収異方性を有する色素としては、例えば、二色性色素が挙げられる。二色性色素として、具体的には、ヨウ素や二色性の有機染料が用いられる。二色性有機染料には、 C.I. DIRECT RED 39 等のジスアゾ化合物からなる二色性直接染料、トリスアゾ、テトラキスアゾ等の化合物からなる二色性直接染料が包含される。偏光子として用いられる、吸収異方性を有する色素を塗布したフィルムとしては、吸収異方性を有する色素を吸着させた延伸フィルム、あるいは、液晶性を有する二色性色素を含む組成物又は二色性色素と重合性液晶とを含む組成物を塗布し硬化させて得られる層を有するフィルム等が挙げられる。吸収異方性を有する色素を塗布し硬化させたフィルムは、吸収異方性を有する色素を吸着させた延伸フィルムに比べて、屈曲方向に制限がないため好ましい。
(延伸フィルムを偏光子として備える偏光板)
吸収異方性を有する色素を吸着させた延伸フィルムを偏光子として備える直線偏光板について説明する。偏光子である、吸収異方性を有する色素を吸着させた延伸フィルムは、通常、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを一軸延伸する工程、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを二色性色素で染色することにより、その二色性色素を吸着させる工程、及び二色性色素が吸着されたポリビニルアルコール系樹脂フィルムをホウ酸水溶液で処理する工程を有する、及びホウ酸水溶液による処理後に水洗する工程を経て製造される。かかる偏光子をそのまま直線偏光板として用いてもよく、その片面又は両面に透明保護フィルムを貼合したものを直線偏光板として用いてもよい。こうして得られる偏光子の厚みは、好ましくは2μm〜40μmである。
ポリビニルアルコール系樹脂は、ポリ酢酸ビニル系樹脂をケン化することによって得られる。ポリ酢酸ビニル系樹脂としては、酢酸ビニルの単独重合体であるポリ酢酸ビニルのほか、酢酸ビニルとそれに共重合可能な他の単量体との共重合体が用いられる。酢酸ビニルに共重合可能な他の単量体としては、例えば、不飽和カルボン酸類、オレフィン類、ビニルエーテル類、不飽和スルホン酸類、アンモニウム基を有する(メタ)アクリルアミド類等が挙げられる。
ポリビニルアルコール系樹脂のケン化度は、通常85〜100モル%程度であり、好ましくは98モル%以上である。ポリビニルアルコール系樹脂は変性されていてもよく、例えば、アルデヒド類で変性されたポリビニルホルマールやポリビニルアセタールも使用することができる。ポリビニルアルコール系樹脂の重合度は、通常1,000〜10,000程度であり、好ましくは1,500〜5,000の範囲である。
このようなポリビニルアルコール系樹脂を製膜したものが、偏光子の原反フィルムとして用いられる。ポリビニルアルコール系樹脂を製膜する方法は、特に限定されるものでなく、公知の方法で製膜することができる。ポリビニルアルコール系原反フィルムの膜厚は、例えば、10μm〜150μm程度とすることができる。
ポリビニルアルコール系樹脂フィルムの一軸延伸は、二色性色素による染色の前、染色と同時、又は染色の後で行うことができる。一軸延伸を染色の後で行う場合、この一軸延伸は、ホウ酸処理の前に行ってもよいし、ホウ酸処理中に行ってもよい。また、これらの複数の段階で一軸延伸を行うことも可能である。一軸延伸にあたっては、周速の異なるロール間で一軸に延伸してもよいし、熱ロールを用いて一軸に延伸してもよい。また一軸延伸は、大気中で延伸を行う乾式延伸であってもよいし、溶剤を用い、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを膨潤させた状態で延伸を行う湿式延伸であってもよい。延伸倍率は、通常3〜8倍程度である。
延伸フィルムを偏光子として備える直線偏光板の厚みは、例えば1μm以上100μm以下であってよく、5μm以上であってもよく、7μm以上であってもよく、また、700μm以下であってもよく、50μm以下であってもよく、20μm以下であってもよく、10μm以下であってもよい。延伸フィルムを偏光子として備える直線偏光板の温度25℃における引張弾性率は、例えば1GPa以上20GPa以下であってよい。
偏光子の片面又は両面に貼合される保護フィルムの材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、環状ポリオレフィン系樹脂フィルム、トリアセチルセルロース、ジアセチルセルロースのような樹脂からなる酢酸セルロース系樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレートのような樹脂からなるポリエステル系樹脂フィルム、ポリカーボネート系樹脂フィルム、(メタ)アクリル系樹脂フィルム、ポリプロピレン系樹脂フィルム等、当分野において公知のフィルムを挙げることができる。保護フィルムの厚みは、薄型化の観点から、通常300μm以下であり、200μm以下であることが好ましく、100μm以下であることがより好ましく、また、通常5μm以上であり、20μm以上であることが好ましい。保護フィルムは位相差を有していても、有していなくてもよい。
(液晶層から形成されたフィルムを偏光子として備える偏光板)
液晶層から形成されたフィルムを偏光子として備える直線偏光板について説明する。偏光子として用いられる、吸収異方性を有する色素を塗布したフィルムとしては、液晶性を有する二色性色素を含む組成物、又は二色性色素と液晶化合物とを含む組成物を基材に塗布し硬化して得られるフィルム等が挙げられる。当該フィルムは、基材を剥離して又は基材とともに直線偏光板として用いてもよく、又はその片面又は両面に保護フィルムを有する構成で直線偏光板として用いてもよい。当該保護フィルムとしては、上記した延伸フィルムを偏光子として備える直線偏光板と同一のものが挙げられる。
前記吸収異方性を有する色素を塗布して得られたフィルムとしては、具体的には、特開2013−37353号公報や特開2013−33249号公報等に記載のフィルムが挙げられる。
吸収異方性を有する色素を塗布し硬化して得られたフィルムは薄い方が好ましいが、薄すぎると強度が低下し、加工性に劣る傾向がある。当該フィルムの厚さは、通常20μm以下であり、好ましくは5μm以下であり、より好ましくは0.5μm以上3μm以下である。液晶層から形成されたフィルムを偏光子として備える直線偏光板の厚みは、例えば1μm以上50μm以下であってよく、液晶層から形成されたフィルムを偏光子として備える直線偏光板の温度23℃、相対湿度55%における引張弾性率は、例えば0.5GPa以上5GPa以下であってよい。
(位相差層)
位相差層32は、1層であってもよく2層以上であってもよい。また、位相差層表面を保護するオーバーコート層や、位相差層を支持する基材フィルムを有していてもよい。位相差層32は、λ/4層を含み、さらに、λ/2層やポジティブC層を含んでいてもよい。位相差層32がλ/2層を含む場合、直線偏光板31側から順にλ/2層及びλ/4層を積層する。位相差層32がポジティブC層を含む場合、直線偏光板31側から順にλ/4層及びポジティブC層を積層してもよく、直線偏光板31側から順にポジティブC層及びλ/4層を積層してもよい。
位相差層32は、上記の保護フィルムの材料として例示をした樹脂フィルムから形成されてもよいし、重合性液晶化合物が硬化した層から形成されてもよい。位相差層32は、さらに配向膜や基材フィルムを含んでいてもよく、λ/4層とλ/2層とを貼合するための貼合層を有していてもよい。貼合層は粘着剤層又は接着剤層であり、上記した粘着剤組成物や、公知の接着剤組成物を用いて形成することができる。公知の接着剤組成物としては、ポリビニルアルコール系樹脂水溶液、水系二液型ウレタン系エマルジョン接着剤等の水系接着剤組成物;紫外線等の活性エネルギー線を照射することによって硬化する活性エネルギー線硬化型接着剤組成物等を挙げることができる。
位相差層全体の厚みは、例えば1μm以上50μm以下であってよい。
(第2粘着剤層)
第2粘着剤層40は、円偏光板30とTSパネル50とを貼合するための層であり、粘着剤組成物を用いて形成することができる。第2粘着剤層40の厚みdは、上記した式(i)及び(ii)の関係を満たすことができれば特に限定されないが、5μm以上であることが好ましく、10μm以上であってもよく、15μm以上であってもよく、20μm以上であってもよく、また、通常100μm以下であり、80μm以下であることが好ましく、60μm以下であることがより好ましい。
第2粘着剤層40は、温度25℃、相対湿度50%における貯蔵弾性率Gbが0.01MPa以上であることが好ましく、0.02MPa以上であってもよく、0.03MPa以上であってもよく、0.05MPa以上であってもよく、また、0.2MPa以下であることが好ましく、0.15MPa以下であってもよく、0.12MPa以下であってもよく、0.10MPa以下であってもよい。
第2粘着剤層40の貯蔵弾性率Gdが小さくなると、フレキシブル積層体100の耐衝撃性が低下する傾向にあり、第2粘着剤層40の貯蔵弾性率Gdが大きくなると、フレキシブル積層体100の屈曲性が低下する傾向にある。また、第2粘着剤層40の貯蔵弾性率Gdが上記の範囲にある場合に、フレキシブル積層体100が上記式(i)、又は、上記式(i)及び(ii)の関係を満たすことにより、耐衝撃性を有し、屈曲性に優れたフレキシブル積層体100を好適に得ることができる。
第2粘着剤層40を構成する粘着剤組成物としては、第1粘着剤層20を構成する粘着剤組成物として例示したものを用いることができる。第2粘着剤層40を構成する粘着剤組成物は、第1粘着剤層20を構成する粘着剤組成物と同じであってもよく、異なっていてもよい。また、第2粘着剤層40の形成も、第1粘着剤層20の形成と同様に行うことができる。
(タッチセンサパネル)
TSパネル50は、タッチされた位置を検出可能なセンサであれば、検出方式は限定されることはなく、抵抗膜方式、静電容量結合方式、光センサ方式、超音波方式、電磁誘導結合方式、表面弾性波方式等のTSパネルが例示される。低コストであることから、抵抗膜方式、静電容量結合方式のTSパネルが好適に用いられる。
抵抗膜方式のTSパネルの一例は、互いに対向配置された一対の基板と、それら一対の基板の間に挟持された絶縁性スペーサーと、各基板の内側の前面に抵抗膜として設けられた透明導電膜と、タッチ位置検知回路とにより構成されている。抵抗膜方式のタッチセンサパネルを設けた画像表示装置においては、前面板10の表面がタッチされると、対向する抵抗膜が短絡して、抵抗膜に電流が流れる。タッチ位置検知回路が、このときの電圧の変化を検知し、タッチされた位置が検出される。
静電容量結合方式のTSパネルの一例は、基板と、基板の全面に設けられた位置検出用透明電極と、タッチ位置検知回路とにより構成されている。静電容量結合方式のTSパネルを設けた画像表示装置においては、前面板10の表面がタッチされると、タッチされた点で人体の静電容量を介して透明電極が接地される。タッチ位置検知回路が、透明電極の接地を検知し、タッチされた位置が検出される。
TSパネル50は、タッチセンサパターン層のみから構成されていてもよく、タッチセンサパターン層とこのタッチセンサパターン層を支持する支持層とを備えていてもよい。TSパネル50がタッチセンサパターン層と支持層とを備えている場合、両者は貼合層によって接合されていてもよく、貼合層を介することなく支持層上にタッチセンサパターン層が形成されていてもよい。貼合層は粘着剤層又は接着剤層であり、上記した粘着剤組成物及び接着剤組成物を用いて形成することができる。
TSパネル50が有するタッチセンサパターン層は、電極や配線等の導電層を含むことができる。導電層は、TSパネル50としてフレキシブル積層体に用いられたときに視認されないように形成されていることが好ましい。タッチセンサパターン層は、分離層を含むことができる。分離層は、ガラス等の基板上に形成されて、分離層上に形成されたタッチセンサパターン層を分離層とともに、基板から分離するために設けることができる。分離層は、無機物層又は有機物層であることが好ましい。無機物層を形成する材料としては、例えばシリコン酸化物が挙げられる。有機物層を形成する材料としては、例えば(メタ)アクリル系樹脂組成物、エポキシ系樹脂組成物、ポリイミド系樹脂組成物等を用いることができる。タッチセンサパターン層は、さらに少なくとも1層の保護層を含むことができる。保護層は、導電層に接して導電層を支持するために設けることができる。保護層は有機絶縁膜及び無機絶縁膜のうちの少なくとも一つを含み、これらの膜は、スピンコート法、スパッタリング法、蒸着法等によって形成することができる。導電層は、ITO等の金属酸化物からなる透明導電層であってもよく、アルミニウムや銅、銀、金等の金属からなる金属層であってもよい。また、タッチセンサパターン層は、電極や配線等の導電層のみから構成されていてもよい。支持層は、樹脂フィルムであることが好ましく、例えば環状オレフィン系樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレート系樹脂フィルム等のポリエステル系樹脂フィルム、アクリル系樹脂フィルム、トリアセチルセルロース系樹脂フィルム等を用いることができる。
TSパネル50は、温度23℃、相対湿度55%における剛性が15MPa・mm以上であることが好ましく、50MPa・mm以上であってもよく、100MPa・mm以上であってもよく、また、700MPa・mm以下であることが好ましく、600MPa・mm以下であってもよく、500MPa・mm以下であってもよい。TSパネル50の剛性が小さくなると、フレキシブル積層体100の屈曲性が向上する一方、耐衝撃性が低下する傾向にあり、TSパネル50の剛性が大きくなると、フレキシブル積層体100の耐衝撃性が向上する一方、屈曲性が低下する傾向にある。また、TSパネル50の剛性が上記の範囲にある場合に、フレキシブル積層体100が上記式(i)、又は、上記式(i)及び(ii)の関係を満たすことにより、良好な耐衝撃性を有し、屈曲性に優れたフレキシブル積層体100を好適に得ることができる。
TSパネル50の剛性[MPa・mm]は、TSパネル50の温度23℃、相対湿度55%における引張弾性率Ee[MPa]とTSパネル50の厚み[mm]との積(Ee[MPa]×e[μm]×10−3)によって算出することができる。TSパネル50の厚みeは、例えば3μm以上100μm以下であってよく、5μm以上50μm以下であってもよく、5μm以上30μm以下であってもよく、5μm以上20μm以下であってもよい。タッチセンサパネルの引張弾性率Eeは、例えば1GPa以上7GPa以下であってよく、1.2GPa以上6GPa以下であってもよい。
(画像表示装置)
図2は、本実施形態の画像表示装置の一例を模式的に示す概略断面図である。画像表示装置300は、その前面(視認側)に配置される前面板10を含むフレキシブル積層体100と、表示ユニットを含む表示積層体200と、貼合層60とを有し、フレキシブル積層体100の円偏光板30側に、貼合層60を介して表示積層体200が積層されている。このような画像表示装置300は、フレキシブル積層体100がTSパネル50を備えているため、タッチパネル表示装置とすることができる。
画像表示装置300は、フレキシブルディスプレイパネルであってもよい。フレキシブルディスプレイである画像表示装置は、前面板10表面を内側にして折り畳み可能に構成されたものであってもよく、前面板10表面を内側にして巻回可能に構成されたものであってもよい。
貼合層60は、フレキシブル積層体100における円偏光板30と表示積層体200とを貼合するためのものである。フレキシブル積層体100と表示積層体200とを積層する際には、例えば、フレキシブル積層体100の円偏光板30上に貼合層60を設け、この貼合層60上に表示積層体200を積層してもよい。貼合層60は、粘着剤層又は接着剤層であり、上記した粘着剤組成物及び接着剤組成物を用いて形成することができる。
表示積層体200に含まれる表示ユニットとしては、例えば、液晶表示素子、有機EL表示素子、無機EL表示素子、プラズマ表示素子、電界放射型表示素子等の表示素子を含む表示ユニットが挙げられる。
画像表示装置300は、スマートフォン、タブレット等のモバイル機器、テレビ、デジタルフォトフレーム、電子看板、測定器や計器類、事務用機器、医療機器、電算機器等として用いることができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例によって限定されるものではない。実施例、比較例中の「%」及び「部」は、特記しない限り、質量%及び質量部である。
[厚みの測定]
フレキシブル積層体をなす各層の厚みは、次の手順で行った。フレキシブル積層体をレーザーカッターを用いてカットし、カットしたフレキシブル積層体の断面について、透過型電子顕微鏡(SU8010、株式会社堀場製作所製)を用いて観察し、得られた観察像から、フレキシブル積層体をなす各層の厚みを測定した。
[引張弾性率の測定]
引張弾性率は、温度23℃、相対湿度55%において、引張り試験機(AG−1S、株式会社島津製作所製)を用いて測定した。測定対象が位相差層である場合、遅相軸方向の引張弾性率を測定した。
[剛性の算出]
上記で測定した厚みの値と引張弾性率の値との積を算出することにより、剛性を算出した。
[貯蔵弾性率の測定]
各粘着剤層(第1粘着剤層又は第2粘着剤層)を厚み150μmになるように積み重ねた測定用サンプルについて、レオメーター(Anton Parr、MCR−301)を用いて、温度25℃、相対湿度50%、応力1%、周波数1Hzの条件で貯蔵弾性率(Gb、Gd)の測定を行った。
[耐衝撃性試験]
ガラス(Soda Glass 1.1T、JMCガラス社製)上に、厚み100μmの光学粘着シート(8146−04、3M社製)を用いて、各実施例及び比較例で得たフレキシブル積層体のタッチセンサパネル側を固定して、評価用サンプルを準備した。この評価用サンプルを、前面板側が上になるように耐衝撃試験装置(Drop Tester、TAEWON TECH CO.製)に設置した後、評価用パネルの前面板側の表面の上方5cmの位置から、試験球を自由落下させて、評価用サンプルに衝突させる耐衝撃性試験を、温度25℃において行った。この耐衝撃性試験を、試験球の重量を変更しながら行い、評価用サンプルの下部にあるガラスが割れたときの試験球の重量を決定した。評価用サンプルのガラスが割れたときの試験球の重量が、
100g以上である場合をA、
50g以上100g未満である場合をB、
50g未満である場合をC、
として耐衝撃性の評価を行った。
[屈曲性試験]
(1)屈曲性(in)試験
温度25℃において、前面板側を内側として屈曲させる屈曲性(in)を評価するために、次に示す手順で屈曲性(in)試験を行った。屈曲試験機(CFT−720C、Covotech社製)に、各実施例及び比較例で得たフレキシブル積層体を平坦な状態(屈曲していない状態)で設置し、前面板側が内側となるようにして屈曲させたときに対向する前面板間の距離が4.0mmとなるように、フレキシブル積層体を屈曲させた後、元の平坦な状態に戻す屈曲操作を行った。この屈曲操作を1回行ったときを屈曲回数1回と数え、この屈曲操作を繰返し行った。屈曲操作で屈曲した領域においてクラックや粘着剤層の浮きが発生したときの屈曲回数を限界屈曲回数として確認した。屈曲操作で屈曲した領域でのクラックや粘着剤層の浮きの発生が、
屈曲回数が20万回に達してもみられない場合をA、
屈曲回数が10万回以上20万回未満でみられた場合をB、
屈曲回数が5万回以上10万回未満でみられた場合をC、
屈曲回数が5万回未満でみられた場合をD、
として屈曲性(in)試験の評価を行った。
(2)屈曲性(out)試験
前面板側を外側として屈曲させる屈曲性(out)を評価するために、前面板側が外側となるように屈曲させたときに、TSパネルセンサ間の距離が4.0mmとなるように、フレキシブル積層体を屈曲させる操作を行うこと以外は、上記(1)屈曲性(in)試験と同様の手順で屈曲操作を繰り返し、限界屈曲回数を確認した。屈曲性(out)試験の評価についても、屈曲性(in)試験の評価と同様に行った。
〔実施例1〕
(前面板の準備)
前面板として、樹脂フィルムの一方の面にハードコート層が形成された厚み60μmのハードコート層付き樹脂フィルムを用意した。樹脂フィルムは、厚み50μmのポリイミド系樹脂フィルムであり、ハードコート層は厚みが10μmであり、末端に多官能アクリル基を有するデンドリマー化合物を含む組成物から形成された層であった。
(第1粘着剤層の準備)
剥離フィルム上に、アクリル系粘着剤組成物を塗布し、乾燥して、第1粘着剤層を形成した剥離フィルム付き第1粘着剤層を準備した。第1粘着剤層の厚みは50μmであり、温度25℃、相対湿度50%における貯蔵弾性率Gbは、0.09MPaであった。
(円偏光板の準備)
平均重合度約2,400、ケン化度99.9モル%以上、厚み20μmのポリビニルアルコール(PVA)フィルムを準備した。PVAフィルムを30℃の純水に浸漬した後、ヨウ素/ヨウ化カリウム/水の質量比が0.02/2/100の水溶液に30℃で浸漬してヨウ素染色を行った(ヨウ素染色工程)。ヨウ素染色工程を経たPVAフィルムを、ヨウ化カリウム/ホウ酸/水の質量比が12/5/100の水溶液に、56.5℃で浸漬してホウ酸処理を行った(ホウ酸処理工程)。ホウ酸処理工程を経たPVAフィルムを8℃の純水で洗浄した後、65℃で乾燥して、ポリビニルアルコールにヨウ素が吸着配向している偏光子を得た。PVAフィルムの延伸は、ヨウ素染色工程とホウ酸処理工程において行った。PVAフィルムの総延伸倍率は5.3倍であった。得られた偏光子の厚みは7μmであった。
上記で得られた偏光子と、厚み13μmのシクロオレフィンポリマー(COP)フィルム(ZF−14、日本ゼオン株式会社製、波長550nmにおける面内位相差値が1nm)とを水系接着剤を介してニップロールで貼り合わせた。得られた貼合物の張力を430Nmに保ちながら、60℃で2分間乾燥して、片面にCOPフィルムを有する直線偏光板を得た。なお、水系接着剤は水100部に、カルボキシル基変性ポリビニルアルコール(「クラレポバール KL318」、株式会社クラレ製)3部と、水溶性ポリアミドエポキシ樹脂(「スミレーズレジン650」(固形分濃度30%の水溶液)、田岡化学工業株式会社製)1.5部とを添加して調製した。
上記で得られた直線偏光板の偏光子側に、粘着剤層を介して位相差フィルムを積層した。位相差フィルムは、λ/2層とλ/4層とが紫外線硬化型接着剤を介して貼合されているものを使用した。λ/2層は、液晶化合物が硬化した層及び配向膜を有し、厚みが3μmであった。粘着剤層は厚みが5μmであり、温度25℃、相対湿度50%における貯蔵弾性率が0.6MPaであった。λ/4層は、液晶化合物が硬化した層及び配向膜を有し、厚みが2μmであった。
(第2粘着剤層の準備)
剥離フィルム上に、アクリル系粘着剤組成物を塗布し、乾燥して、第2粘着剤層を形成した剥離フィルム付き第2粘着剤層を準備した。第2粘着剤層の厚みは10μmであり、温度25℃、相対湿度50%における貯蔵弾性率Gdは、0.1MPaであった。
(タッチセンサパネルの準備)
TSパネルとして、タッチセンサパターン層を準備した。タッチセンサパターン層は、透明導電層としてのITO層と、分離層としてのアクリル系樹脂組成物の硬化層とを含むものであり、厚みが7μmであり、温度23℃、相対湿度55%における引張弾性率が4510MPaであった。TSパネルの剛性は、31.6MPa・mmであった。
(フレキシブル積層体の作製)
前面板の一方の面、及び、剥離フィルム付き第1粘着剤層の第1粘着剤層側の面にコロナ処理を行い、このコロナ処理面同士を貼合した。次に、第1粘着剤層に接着している剥離フィルムを剥離して露出した面、及び、円偏光板の直線偏光板側の面にコロナ処理を行い、このコロナ処理面同士を貼合して、前面板と円偏光板との複合体を得た。続いて、この複合体のλ/4層側の面、及び、剥離フィルム付き第2粘着剤層の第2粘着剤層側の面にコロナ処理を行い、このコロナ処理面同士を貼合した。次に、第2粘着剤層に接着している剥離フィルムを剥離して露出した面にコロナ処理を行い、このコロナ処理面とTSパネルの透明導電層側を貼合してフレキシブル積層体を得た。なお、上記で行ったコロナ処理は、いずれも、周波数を20kHz、電圧を8.6kV、パワーを2.5kW、速度を6m/分として行った。
得られたフレキシブル積層体は、前面板10、第1粘着剤層20、円偏光板30、第2粘着剤層40、及びTSパネル50の合計厚みt[μm](上記式(iii)で表される厚み)が157μm、縦177mm×横105mmであった。フレキシブル積層体について、耐衝撃性試験、屈曲性(in)試験、及び屈曲性(out)試験を行った。その結果を表1に示す。
〔実施例2〜9、比較例1〕
第1粘着剤層及び第2粘着剤層として、表1に記載の厚み及び温度25℃における貯蔵弾性率を有するものを用い、前面板として、表1に記載の厚みの樹脂フィルムの片面に、表1に記載の厚みのハードコート層を設けたものを用い、TSパネルとして、表1に記載の厚み及び剛性を有するものを用いたこと以外は、実施例1と同様の手順でフレキシブル積層体を作製した。前面板に用いた樹脂フィルムは、いずれもポリイミド系樹脂フィルムであり、前面板に用いたハードコート層は、いずれも末端に多官能アクリル基を有するデンドリマー化合物を含む組成物から形成された層であった。得られたフレキシブル積層体について、耐衝撃性試験、屈曲性(in)試験、及び屈曲性(out)試験を行った。その結果を表1に示す。
Figure 0006732089
10 前面板、20 第1粘着剤層、30 円偏光板、31 直線偏光板、32 位相差層、40 第2粘着剤層、50 タッチセンサパネル、60 貼合層、100 フレキシブル積層体、200 表示積層体、300 画像表示装置。

Claims (10)

  1. 前面板、第1粘着剤層、円偏光板、第2粘着剤層、及びタッチセンサパネルをこの順に含むフレキシブル積層体であって、
    前記前面板の厚みをa[μm]、前記第1粘着剤層の厚みをb[μm]、前記円偏光板の厚みをc[μm]、前記第2粘着剤層の厚みをd[μm]、及び前記タッチセンサパネルの厚みをe[μm]、前記前面板の温度23℃、相対湿度55%における引張弾性率をEa[GPa]とするとき、下記式(i):
    {Ea×(a+b)}/(a+b+c+d+e)≧1.5 (i)
    の関係を満たす、フレキシブル積層体。
  2. 前記前面板の前記引張弾性率Ea[GPa]と、前記第1粘着剤層の厚みbと、前記第2粘着剤層の厚みdとは、下記式(ii):
    b/(Ea×d)≧0.3 (ii)
    の関係を満たす、請求項1に記載のフレキシブル積層体。
  3. 前記前面板の温度23℃、相対湿度55%における剛性は、0.09GPa・mm以上0.7GPa・mm以下であり、
    前記円偏光板の温度23℃、相対湿度55%における剛性は、40MPa・mm以上400MPa・mm以下であり、
    前記タッチセンサパネルの温度23℃、相対湿度55%における剛性は、15MPa・mm以上700MPa・mm以下である、請求項1又は2に記載のフレキシブル積層体。
  4. 前記第1粘着剤層の温度25℃、相対湿度50%における貯蔵弾性率は、0.01MPa以上0.15MPa以下であり、
    前記第2粘着剤層の温度25℃、相対湿度50%における貯蔵弾性率は、0.01MPa以上0.15MPa以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のフレキシブル積層体。
  5. 前記前面板の厚みa、前記第1粘着剤層の厚みb、前記円偏光板の厚みc、前記第2粘着剤層の厚みd、及び前記タッチセンサパネルの厚みeの合計厚みt[μm]を、下記式(iii):
    t=a+b+c+d+e (iii)
    で表すとき、tは250μm以下である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のフレキシブル積層体。
  6. 前記前面板は、樹脂フィルム、又は、樹脂フィルムの少なくとも一方の面にハードコート層を有するハードコート層付樹脂フィルムである、請求項1〜5のいずれか1項に記載のフレキシブル積層体。
  7. 前記フレキシブル積層体は、前面板側を内側として屈曲させる屈曲性試験における限界屈曲回数が5万回以上である、請求項1〜6のいずれか1項に記載のフレキシブル積層体。
  8. 前記フレキシブル積層体は、前面板側を外側として屈曲させる屈曲性試験における限界屈曲回数が5万回以上である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のフレキシブル積層体。
  9. 前記円偏光板は、前記第1粘着剤層側から順に、直線偏光板及び位相差層を含み、
    前記直線偏光板は、前記第1粘着剤層側から順に、保護フィルム及び偏光子を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載のフレキシブル積層体。
  10. 請求項1〜のいずれか1項に記載のフレキシブル積層体を備え、前記前面板が前面に配置されている、画像表示装置。
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