JP6731216B2 - 検体用ホルダ - Google Patents

検体用ホルダ Download PDF

Info

Publication number
JP6731216B2
JP6731216B2 JP2014217689A JP2014217689A JP6731216B2 JP 6731216 B2 JP6731216 B2 JP 6731216B2 JP 2014217689 A JP2014217689 A JP 2014217689A JP 2014217689 A JP2014217689 A JP 2014217689A JP 6731216 B2 JP6731216 B2 JP 6731216B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample holder
tumor site
light
excitation light
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014217689A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016085108A (ja
Inventor
哲郎 高松
哲郎 高松
義規 原田
義規 原田
丈夫 南川
丈夫 南川
博一 三橋
博一 三橋
惇紀 宮川
惇紀 宮川
小高 大樹
大樹 小高
健吾 大河内
健吾 大河内
祥行 加藤
祥行 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYOTO PREFECTURAL UNIVERSITY OF MEDICINE
Ushio Denki KK
Original Assignee
KYOTO PREFECTURAL UNIVERSITY OF MEDICINE
Ushio Denki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYOTO PREFECTURAL UNIVERSITY OF MEDICINE, Ushio Denki KK filed Critical KYOTO PREFECTURAL UNIVERSITY OF MEDICINE
Priority to JP2014217689A priority Critical patent/JP6731216B2/ja
Priority to PCT/JP2015/079831 priority patent/WO2016063950A1/ja
Priority to CN201580057473.8A priority patent/CN107110768B/zh
Publication of JP2016085108A publication Critical patent/JP2016085108A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6731216B2 publication Critical patent/JP6731216B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/28Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/01Arrangements or apparatus for facilitating the optical investigation
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/01Arrangements or apparatus for facilitating the optical investigation
    • G01N21/03Cuvette constructions
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/62Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
    • G01N21/63Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light optically excited
    • G01N21/64Fluorescence; Phosphorescence
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/483Physical analysis of biological material

Description

本発明は、腫瘍部位識別装置に使用される検体用ホルダに関する。
近年の日本は急速な高齢化社会を迎えており、癌の患者数は増加傾向にある。特に、リンパ節転移は重要な予後因子の一つであるため、患者の治療方法を決定する上では、リンパ節転移の有無を正確に診断することは重要である。特に、原発巣から離れた癌細胞が最初にたどり着くリンパ節はセンチネルリンパ節と呼ばれている。センチネルリンパ節にたどり着く癌細胞の数は当初は限定的であるため、センチネルリンパ節を調べて癌細胞の転移が極めて少なければ、それから先のリンパ節にはほぼ転移していないと考えてよいとされている。
術前のリンパ節転移診断法としては、CT(Computed Tomography)やFDG−PET(Fluorodeoxyglucose positron emission tomography)などが知られているが、診断精度の点でまだまだ十分なものとはいえないのが現状である。また、術中、術後のリンパ節転移の診断には病理組織診断が用いられるが、通常、単一の割面から得られた標本のみから転移の有無を診断するため、小さな転移巣が見逃されることがあり、その診断精度は十分なものとはいえない。更に、術中迅速検査においては、診断までに少なくとも30分程度を要する上、病理医による判断を必要とするため、病理医個人のスキルの差によって診断結果に差異が生じる可能性もある。更には、病理医自体が不足している昨今の現状を踏まえると、病理医の判断を仰ぐことなく高い精度でリンパ節転移の診断が行える新たな方法が必要とされている。
昨今、消化器領域を含めた幅広い領域で、癌の検出に5−アミノレブリン酸(5−ALA)を用いた光線力学的手法が応用されている。5−ALAは、生体内にも存在するアミノ酸の一種であり、水溶性で経口的、局所的に投与可能である。体外から5−ALAを投与すると、正常細胞ではヘムに速やかに代謝されるが、癌細胞では代謝酵素の活性の違いにより代謝産物であるプロトポルフィリンIX(PpIX)が選択的に蓄積する。ここで、ヘムは蛍光を認めない一方、PpIXは蛍光物質であるため、この光を検出することで癌の診断を行うことが可能となる(特許文献1、非特許文献1参照)。
国際公開第2013/002350号
「5−アミノレブリン酸(5−ALA)を用いた消化器癌転移リンパ節の診断」京都府立医科大学雑誌,Vol.122,No.4,(2013)
上記内容は、現時点では未だ実験室レベルの研究段階であり、実際に人間の診断に応用する上では種々の課題が生じることが想定される。本出願人らは、現在、検体の腫瘍部位に存在するPpIXが発する蛍光を分光して検出することで腫瘍部位と非腫瘍部位の識別を行う装置の開発を進めている。この開発過程において、本発明者らは、腫瘍部位の識別を精度よく行うためには、検体を収容するホルダに一定の要求が課されることを突き止め、本発明に至った。
本発明は、腫瘍部位識別装置に使用される検体用ホルダであって、腫瘍部位の識別を精度よく行うことを可能にするホルダを提供することを目的とする。
本発明は、光源部から射出される励起光を検体に照射し、前記検体の腫瘍部位に存在するポルフィリン類が発する蛍光を分光して検出することで、前記腫瘍部位と非腫瘍部位の識別を行う腫瘍部位識別装置に使用される検体用ホルダであって、
前記検体を収容する収容部と、
前記検体用ホルダの外側から射出された前記励起光を透過させて前記収容部に収容された前記検体に当該励起光を照射させるための窓部とを有し、
少なくとも前記窓部が低自家蛍光性材料で構成されていることを特徴とする。
なお、本明細書中における「ポルフィリン類」とは、ポルフィン環に置換基がついたものを指し、例えばPpIXの他、PpIXから生成されたフォト−プロトポルフィリン(PPp)などのプロトポルフィリン類が存在する。
腫瘍部位識別装置を用いて検体に腫瘍部位が含まれるか否かの検出を行うに際しては、まず、被験体である患者に5−ALAを投与する。正常細胞において5−ALAが吸収されると、細胞内ミトコンドリアでポルフィリン類の一つであるプロトポルフィリンIX(以下、適宜「PpIX」と記載する。)に代謝され、ヘムに生合成される。しかし、悪性腫瘍細胞は、正常細胞に比べてPpIX生成途中の酵素(PBGデアミナーゼ)活性が高く、PpIXからヘム生合成を触媒する酵素(フェロケラターゼ)活性が低い。このため、悪性腫瘍細胞において5−ALAが吸収されると、この細胞にPpIXが多く蓄積される。
PpIXは蛍光物質である一方、ヘムは蛍光物質ではない。このため、所定の励起光を検体に照射して、検体から発せされる蛍光を受光分析することで、腫瘍部位と非腫瘍部位の識別が可能となる。
図1AはPpIXの吸収スペクトルを示す図である。また、図1BはPpIXの蛍光スペクトルを示す図である。PpIXは、所定の波長の励起光に対して高い吸光度を示す。具体的には、図1Aに示すように、波長370nm以上、450nm以下の光に対して高い吸光度を示し、特に波長385nm以上425nm以下の光に対して極めて高い吸光度を示す。そして、上記波長範囲の光をPpIXに照射すると、図1Bに示すように、635nm近傍をピークとし、620nm以上710nm以下の波長成分を含む蛍光がPpIXから放射される。
腫瘍部位識別装置としては、上記の波長帯に含まれる波長の励起光を射出することのできる光源部と、PpIXから放射される蛍光を受光する受光部が必要となる。また、検体を装置にセットするための機構が必要となる。
検体としては、リンパ節の切片などの生検材料が想定される。このような生検材料を装置にセットするに際しては、装置を汚染するなどの問題が生じないよう、本出願人らは、予め検体を所定のホルダ内に収容し、このホルダを装置の所定の位置にセットする方法を考案した。
このホルダは収容部を有し、利用時にはこの収容部内に検体を載置する。また、ホルダには装置内の光源部から射出された励起光を透過させる窓部が設けられている。励起光が窓部を透過して検体に照射されることで、検体にPpIXが含まれていれば、当該PpIXが励起されて蛍光を発する。装置側に備えられた受光部において受光した光を分光して分析することで、PpIXの蛍光由来の波長の光の強度に応じて腫瘍部位と非腫瘍部位を識別することができる。
しかし、上記の構成の下では、励起光は、いったんホルダの窓部を透過した後に検体に照射される。このため、仮に、ホルダの窓部において一部の励起光が吸収されて励起されることで、当該箇所から蛍光が発せられると、装置の受光部においてこの蛍光を受光してしまう結果、非腫瘍部位であるはずの箇所を誤って腫瘍部位と認定してしまうおそれが生じる。
しかし、本発明によれば、励起光を透過させるホルダの窓部を、低自家蛍光性の材料で構成しているため、ホルダが発する蛍光によって非腫瘍部位を腫瘍部位と誤って判断する蓋然性が低下し、腫瘍部位の識別を精度良く行うことができる。
ここで、低自家蛍光性の材料とは、ホルダの自家蛍光の強度が、測定する検体に蓄積されたポルフィリン類由来の蛍光の強度に比べて無視できる程度に低い材料のことをいう。一例を挙げると、ホルダの自家蛍光の強度が、測定する検体から発せられるポルフィリン類由来の蛍光の強度に対して10%以下であることが好ましい。ただし、検体から発せられるポルフィリン類由来の蛍光の強度に対して影響の小さい自家蛍光強度の範囲は、測定の精度次第で適宜変更することが可能である。
より具体的には、検体用ホルダにおいて、前記窓部を、芳香族ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、環状オレフィン系樹脂、又はアクリル系樹脂のいずれか一又は複数で構成することができる。
蛍光や蛍光標識した検査物の蛍光の変化を分光光学的に検出する際の支持体としては、ガラスやシリコンが一般的に用いられている。しかし、生検材料としての検体を保持するための支持体(容器)として検討した場合、ガラスは微細な加工が煩雑な上、落下などの衝撃に弱く、製造、輸送、検査過程において非常に損傷しやすいという課題がある。また、生検材料は、人体や環境に悪影響を及ぼすおそれがあるため、検査後においてはホルダごと焼却処理することが望まれる。しかし、ガラスやシリコンでホルダを形成すると、焼却時に焼却炉内への融着が生じて、焼却時に生検材料の一部が外部に漏れ出すおそれも考えられる。
上記のように、ホルダを樹脂で構成することで、落下などの衝撃に強く、また射出成形が可能であり、容易に焼却処理を行うこともできる。そして、上記の各樹脂でホルダの窓部を構成することで、装置から励起光を照射しても、PpIXの蛍光波長帯である620nm以上710nm以下、特に620nm以上650nm以下の波長帯の蛍光をほとんど発しない構成とすることができる。これにより、耐久性及び環境性に優れ、製造が容易であり、且つ、腫瘍部位検出の精度を低下させない検体用ホルダが実現される。
より具体的な一例としては、検体を収容する収容部の底面を含む箇所を窓部とすることができる。このとき、装置には、ホルダを挿入するための挿入口と、挿入口よりも下方の位置において光源部及び受光部を備える構成とすることができる。このとき、光源部から励起光をホルダの収容部の底面に向けて射出すると、この励起光が窓部を透過して検体に照射される。検体にPpIXが蓄積されていれば、PpIXからの蛍光が窓部を通過して受光部へと導かれる。
ただし、窓部は必ずしも収容部の底面側に限定されるものではない。検体の上方から励起光を照射しても構わないし、検体の側方から励起光を照射しても構わないし、検体の外周全体から照射しても構わない。つまり、ホルダにおいて、励起光を射出する光源部の射出端と検体との間の位置に、低自家蛍光性の材料で構成された窓部を備える構成であればよい。
また、窓部に限らず、ホルダ全体を上記の低自家蛍光性材料で構成しても構わない。
また、上述したように、検体には、窓部を介して励起光が照射される。このため、仮に励起光が窓部において多く吸収されてしまうと、励起光の強度を上げる必要が生じる。よって、窓部は、励起光に対して高い透光性を有する材料で構成されているのが好ましい。例えば、窓部を、波長370nm以上の光に対する光透過率が80%以上の材料で構成することができる。
なお、ホルダに収容する検体としては、リンパ節の他、病理断端などを想定することができる。また、上記の装置は捺印細胞診にも利用することができる。
本発明の検体用ホルダに検体を収容して腫瘍部位識別装置に装着することで、腫瘍部位の識別を精度良く行うことができる。
PpIXの吸収スペクトルを示す図である。 PpIXの蛍光スペクトルを示す図である。 腫瘍部位識別装置の外観を模式的に示す図である。 腫瘍部位識別装置の内部構成を模式的に示すブロック図である。 検体用ホルダの斜視図の一例である。 検体用ホルダの基体部の平面図の一例である。 検体用ホルダの蓋部の平面図の一例である。 検体用ホルダの斜視図の別の一例である。
[装置概要]
検体用ホルダの説明に先駆けて、このホルダを利用する腫瘍部位識別装置の構成について説明する。
図2は、装置の外観を模式的に示す図面である。また、図3は、装置内部の構成を模式的に示すブロック図である。なお、図2及び図3は、腫瘍部位識別装置の一例を示す図面であり、本発明のホルダが利用される装置はこの図面の内容に拘泥されない。
図2に示すように、腫瘍部位識別装置10(以下、適宜「装置10」と呼ぶことがある。)は、ホルダ装着口11及び表示部12を備える。ホルダ装着口11は、検体用ホルダ1を装着するための機構である。また、表示部12は、腫瘍部位識別装置10によって判定された結果が表示されるモニタに対応する。なお、ここでは、腫瘍部位識別装置10の本体に表示部12が設けられている構成を示しているが、装置10の本体には表示部12を備えずに、別のモニタに判定結果を表示させる構成を採用しても構わない。
図3に示すように、装置10は、光源部21、フィルタ22、ダイクロイックミラー23、対物レンズ24、フィルタ25、受光部26、演算処理部27を備える。なお、図3の例では、図2にならって、装置10が表示部12を備えている構成を想定している。
光源部21は、例えば水銀ランプや発光ダイオード素子、レーザダイオード素子などで構成される。フィルタ22は、光源部21から射出された光から、特定の波長の光を選択的に透過させる機能を有し、例えば誘電体多層膜などで構成することができる。ここでは、フィルタ22が、波長390nmの光を選択的に透過させる機能を有するものとして説明するが、385nm以上425nm以下の特定の波長帯の光を選択的に透過させる機能を有していればよい。
ダイクロイックミラー23は、所定の波長帯の光を反射させ、別の所定の波長帯の光を透過させる機能を有し、例えば誘電体多層膜などで構成することができる。ここでは、ダイクロイックミラー23が、波長390nmの光を反射し、波長620nm以上の光を透過する機能を有するものとして説明する。なお、このダイクロイックミラー23は、フィルタ22によって選択された波長の光を反射し、少なくとも検体2から発せられた蛍光のピーク波長近傍の光を透過する機能を有していればよい。
光源部21から射出され、フィルタ22を透過した波長390nmの励起光31は、ダイクロイックミラー23で反射されて対物レンズ24に導かれる。そして、対物レンズ24を通過した光が、ホルダ1の所定の領域(以下、適宜「窓部52」と記載する。)を透過して、ホルダ1に収容された検体2に照射される。検体2にPpIXが蓄積されていると、この波長390nmの励起光31によってPpIXが励起され、蛍光32を発する。蛍光32は、ホルダ1の窓部52を透過して、励起光とは逆向きに進行し、対物レンズ24へと導かれる。そして、ダイクロイックミラー23を透過してフィルタ25に入射される。
フィルタ25は、入射された光から、所定の波長の光を選択的に透過させる機能を有する。ここでは、フィルタ25が、波長635nmの光を選択的に透過させる機能を有するものとして説明するが、図1Bに示すPpIXの蛍光スペクトルのピーク波長である635nm近傍の所定の波長の光を選択的に透過させる機能を有していればよい。
フィルタ25を透過した波長635nmの蛍光は、受光部26において受光される。受光部26は、例えばCCDカメラなどの撮像装置で構成することができる。受光部26は、受光した光の強度を検体2内の位置情報と共に演算処理部27に出力する。演算処理部27は、例えばマイコン等で構成され、位置別の光強度が所定の閾値を上回っているか否かの判定を行う。そして、演算処理部27は、光強度が所定の閾値を上回っている箇所が腫瘍部位であり、光強度が閾値以下である箇所が非腫瘍部位であると判断する。そして、この判断結果を表示部12に出力する。
表示部12は、演算処理部27から送られた腫瘍部位の座標情報に基づいて、例えば検体2の画像上の所定の位置に腫瘍部位であることを示すマークや発色を施した画像データを表示する。また、演算処理部27において腫瘍部位と判断された領域が存在しない場合には、その旨の情報を表示部12に表示するものとしても構わない。
検査員は、表示部12を目視で確認することで、検体2に腫瘍部位が存在しるか否か、及び腫瘍部位が存在している場合にはその存在箇所を容易に認識することができる。また、例えば装置10に操作ボタンを設け、検体2が収容されたホルダ1を装置10に装着して当該操作ボタンを押下すると光源部21から励起光が射出される仕組みとすることで、装置10によって検体2の腫瘍部位識別判定を自動的に行わせることができ、検査員のスキルによる判断結果のバラツキが解消すると共に、病理医による判断も不要となる。
なお、ダイクロイックミラー23は、装置10を小型化するために、励起光31と蛍光32の光路を一部共通化することを目的として設けられているが、装置10においてダイクロイックミラー23は必ずしも必須の構成ではない。また、フィルタ22は、光源部21と一体化されていても構わない。フィルタ25は受光部26と一体化されていても構わない。図3に示した装置10の構成はあくまで一例であり、同じ機能を実現する構成であれば、種々の設計変更が可能であることは言うまでもない。
[ホルダ]
次に、ホルダ1の構成について説明する。図4Aはホルダ1の斜視図の一例である。図4Aに示すように、ホルダ1は、基体部42と蓋部43を含んで構成されている。図4Bは基体部42の平面図の一例であり、図4Cは蓋部43の平面図の一例である。
基体部42と蓋部43は、ヒンジ部51によって連結されており、蓋部43が基体部42に対して回転可能に構成されている。基体部42には所定の箇所に検体2を収容するための収容部41が設けられている。この収容部41は、その周囲よりも深さが深くなっており、収容部41内に検体2を収容した状態で蓋部43と基体部42を重ねても、蓋部43によって検体2が押し潰されることはない。なお、図4Bには、収容部41内に検体2を収容した状態を模式的に示している。
図3を参照して説明したように、装置10においては、励起光31がホルダ1を透過して検体2に照射される。ここでは、図4Aにおいて、蓋部43とは反対側から基体部42に対して励起光31が照射され、基体部42の所定の箇所を透過して、収容部41に収容された検体2に励起光が導かれる。ホルダ1の基体部42において、励起光が透過する領域が「窓部52」に対応する(図3参照)。
本実施形態では、一例として基体部42がポリスチレン樹脂で構成されているものとして説明する。
低自家蛍光性の材料とは、基体部42から発せられる自家蛍光の強度が、検体2から発せられるPpIX由来の波長635nm近傍の蛍光32の強度に比べて無視できる程度に低い材料(一例を挙げると10%以下)のことをいう。ただし、検体2から発せられるPpIX由来の波長635nm近傍の蛍光32の強度に対して影響の小さい、基体部42から発せられる自家蛍光の強度は、測定の精度次第で適宜変更することが可能である。
石英、ポリスチレン樹脂、ポリメチルペンテン(polymethylpentene:PMP)、ポリメタクリル酸メチル樹脂(polymethyl methacrylate:PMMA)、芳香族ポリカーボネート樹脂、環状オレフィン系樹脂(シクロオレフィンポリマー、シクロオレフィンコポリマー)、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate:PET)は、蛍光の強度が極めて低く、これらの材料は低自家蛍光性材料に該当する。
ここで、仮に基体部42を検体2から発せられるPpIX由来の波長635nm近傍の蛍光32の強度に対して10%以上の自家蛍光を発する材料で構成した場合を想定する。このとき、光源部21から励起光31が射出されると、この励起光31は上述したように、基体部42の窓部52を透過して検体2へと導かれる。検体2にPpIXが存在していれば、このPpIX由来の波長635nm近傍の蛍光32が発せられる。しかし、基体部42に励起光31が照射されることで、基体部42からの自家蛍光も発せられる。この自家蛍光がPpIX由来の蛍光32と波長帯が重なってしまうため、受光部26において両方の蛍光を受光してしまう結果、非腫瘍部位であるはずの箇所を誤って腫瘍部位と認定してしまうおそれが生じる。
これに対し、本実施形態では、基体部42をポリスチレン樹脂で構成しているため、基体部42に波長390nm近傍の励起光が照射されても、当該基体部42自体で波長635nm近傍の蛍光はほとんど生じない。よって、受光部26において受光する波長635nm近傍の光は、検体2に含まれるPpIX由来の蛍光である。よって、かかる蛍光の強度に基づいて検体2の腫瘍部位識別を行うことができる。
同様の観点から、基体部42は、ポリスチレン樹脂に限られず、芳香族ポリカーボネート樹脂、環状オレフィン系樹脂、アクリル樹脂等の低自家蛍光性の材料で構成することができる。
ここで、上述したように、励起光31は基体部42の窓部52を透過して検体2に照射される。このため、仮に基体部42が、励起光31を多く吸収する材料で構成されていると、PpIXを蛍光させるのに十分な光量の励起光31を検体2に照射させるために光源部21から射出される励起光31の強度を増大させる必要が生じる。よって、基体部42は、励起光31に対して高い透光性を有する材料で構成されているのが好ましい。より詳細には、基体部42は、励起光31に対する光透過率が70%以上であることが好ましく、80%以上であることがより好ましい。
ここで、波長390nm近傍の励起光の光透過率は、ポリスチレン樹脂が89.5%、芳香族ポリカーボネート樹脂が89.4%、環状オレフィン系樹脂が90.9%、アクリル樹脂が91.2%であり、また、それ以外に前述した低自家蛍光性材料としての樹脂のいずれもが80%以上を示す。これらの材料で基体部42を構成することで、励起光31をほとんど吸収することなく、かつPpIX由来の蛍光32のピーク波長の成分を含む蛍光をほとんど生じない。従って、光源部21を低出力としながら、高精度で腫瘍部位識別を行うことができる。
なお、上記の実施形態では、基体部42が低自家蛍光性の材料で構成されているものとしたが、少なくとも窓部52の領域が低自家蛍光性材料で構成されていればよい。逆に、基体部42のみならず、蓋部43についても低自家蛍光性材料で構成されていても構わない。
[別実施形態]
以下において、別実施形態について説明する。
〈1〉 特許文献1には、PpIXに対して所定の波長の光を照射することで、フォト−プロトポルフィリン(PPp)に変換される旨の記述がされている。この概略は以下のとおりである。
PPpの蛍光スペクトルのピーク波長は675nm近傍であり、PpIXの蛍光スペクトルのピーク波長である635nmとは異なる。ここで、蛍光を生じさせるために照射させる光を「第一励起光」、PpIXをPPpに変換させるために照射させる光を「第二励起光」と呼ぶとすれば、第二励起光を照射する前に第一励起光を照射して得られた蛍光のスペクトルと、第二励起光を照射した後に第一励起光を照射して得られた蛍光のスペクトルの変化の態様から、PpIXを特定することができる。より具体的には、第二励起光の照射前後において、波長635nm近傍の蛍光強度と波長675nm近傍の蛍光強度との比率が、所定の閾値を超える程度に変化している箇所をもって、腫瘍部位と判断することができる。
装置10において、上記の方法に基づいて腫瘍部位識別を行っても構わない。ホルダ2を、上述した、ポリスチレン樹脂、芳香族ポリカーボネート樹脂、環状オレフィン系樹脂、及びアクリル樹脂で構成した場合、当該ホルダ2に対して励起光(第一励起光、第二励起光)が照射されても、波長635nm近傍及び波長675nm近傍の成分を含む蛍光をほとんど発しないため、精度良くPpIXの識別を行うことができる。
なお、腫瘍部位識別装置10を、PpIX及びPPp以外のポルフィリン類由来の蛍光強度に基づいて腫瘍部位の判定を行うための装置として利用することも可能である。
〈2〉 図3に示した装置10において、PpIXから発せられる蛍光32につき、複数の異なる波長の蛍光32を受光部26で受光して分析する構成としても構わない。この場合、例えば装置10がフィルタ交換機構を備えると共に、各波長に対応した複数のフィルタ25を準備して、このフィルタ交換機構によってフィルタ25を交換しながら受光部26において受光する構成としても構わない。また、光学系によって波長ごとに光路を分岐して、異なる波長の蛍光32を同時に受光部26で受光可能な構成としても構わない。
また、図3に示した装置10において、異なる複数の波長の励起光31を利用しても構わない。特に、別実施形態〈1〉で記載したような方法を用いる場合には、第一励起光と第二励起光を利用することが想定される。この場合においても、フィルタ交換機構によってフィルタ22を交換しながらホルダ1に照射しても構わないし、光学系によって波長ごとに光路を分岐してホルダ1に照射しても構わない。
〈3〉 図5は検体用ホルダの斜視図の別の一例である。図5に示すように、ホルダ1が封止部材(シール部)61を備えるものとしても構わない。これにより、蓋部43を基体部42に重ねたときに、封止部材61によって封印され、収容部41内に収容された検体2を完全に密閉することができ、汚染が防止される。
〈4〉 上述の実施形態では、ホルダ1が基体部42と蓋部43を備える構成であるものとして説明した。しかし、ホルダ1が蓋部43を備えない構成であっても構わない。この場合、基体部42上に載置された検体2が落下したり検体2に含まれる生理食塩水等の液体が流出することのないように、基体部42の外縁が壁で囲まれた構成を採用してもよい。更に、装置10内にホルダ1を装着すると、装置10内において基体部42を覆う囲い部材が基体部42の上方又は外周に取り付けられる構成を採用することもできる。
1 : 検体用ホルダ
2 : 検体
10 : 腫瘍部位識別装置
11 : ホルダ装着口
12 : 表示部
21 : 光源部
22 : フィルタ
23 : ダイクロイックミラー
24 : 対物レンズ
25 : フィルタ
26 : 受光部
27 : 演算処理部
31 : 励起光
32 : 蛍光
41 : 収容部
42 : 基体部
43 : 蓋部
51 : ヒンジ部
52 : 窓部
61 : 封止部材(シール部)

Claims (8)

  1. 光源部から射出される励起光を検体に照射し、前記検体の腫瘍部位に存在するポルフィリン類が発する蛍光を分光して検出することで、前記腫瘍部位と非腫瘍部位の識別を行う腫瘍部位識別装置に使用される検体用ホルダであって、
    基体部と、
    前記基体部に対してヒンジ部によって連結され、前記基体部に対して回転可能に構成された蓋部と、
    前記基体部のうち、周囲よりも深さが深い箇所に形成され、前記検体を収容する収容部と、
    前記検体用ホルダの外側から射出された前記励起光を透過させて前記収容部に収容された前記検体に当該励起光を照射させるための窓部とを有し、
    少なくとも前記窓部が低自家蛍光性材料で構成されていることを特徴とする検体用ホルダ。
  2. 前記窓部が、芳香族ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、環状オレフィン系樹脂、又はアクリル系樹脂のいずれか一又は複数で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の検体用ホルダ。
  3. 前記窓部が、波長370nm以上の光に対する光透過率が80%以上の材料で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の検体用ホルダ。
  4. 前記蓋部又は前記基体部の少なくとも一方には封止部材が設けられており、
    前記蓋部を閉じると、前記封止部材を介して前記蓋部と前記基体部が接触し、前記収容部が密閉されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の検体用ホルダ。
  5. 前記ポルフィリン類がプロトポルフィリン類であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の検体用ホルダ。
  6. 前記プロトポルフィリン類はプロトポルフィリンIXであることを特徴とする請求項5に記載の検体用ホルダ。
  7. 1つの前記収容部を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の検体用ホルダ。
  8. 前記基体部及び前記蓋部が、芳香族ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、環状オレフィン系樹脂、又はアクリル系樹脂のいずれか一又は複数で構成されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の検体用ホルダ。
JP2014217689A 2014-10-24 2014-10-24 検体用ホルダ Active JP6731216B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014217689A JP6731216B2 (ja) 2014-10-24 2014-10-24 検体用ホルダ
PCT/JP2015/079831 WO2016063950A1 (ja) 2014-10-24 2015-10-22 検体用ホルダ
CN201580057473.8A CN107110768B (zh) 2014-10-24 2015-10-22 试样用夹持器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014217689A JP6731216B2 (ja) 2014-10-24 2014-10-24 検体用ホルダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016085108A JP2016085108A (ja) 2016-05-19
JP6731216B2 true JP6731216B2 (ja) 2020-07-29

Family

ID=55760980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014217689A Active JP6731216B2 (ja) 2014-10-24 2014-10-24 検体用ホルダ

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6731216B2 (ja)
CN (1) CN107110768B (ja)
WO (1) WO2016063950A1 (ja)

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3643650A (en) * 1970-05-25 1972-02-22 Harvey A Elder Method and apparatus for obtaining bacteriological information
CN1037549C (zh) * 1992-06-27 1998-02-25 模数分析体系有限公司 自动化验机用的透明小容器
US5292000A (en) * 1992-11-13 1994-03-08 Abner Levy Holder for medical specimen slide
US5658413A (en) * 1994-10-19 1997-08-19 Hewlett-Packard Company Miniaturized planar columns in novel support media for liquid phase analysis
US5500071A (en) * 1994-10-19 1996-03-19 Hewlett-Packard Company Miniaturized planar columns in novel support media for liquid phase analysis
JP3427105B2 (ja) * 1999-08-26 2003-07-14 株式会社ニコン 生体試料培養容器
JP2005134339A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Kuraray Co Ltd 生物化学用途において蛍光分析に使用される樹脂製プレート、及びその製造方法
JP2007240245A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Nippon Zeon Co Ltd 生体分子検査素子用基材及び生体分子検査素子
CN201094103Y (zh) * 2007-07-03 2008-07-30 广州市第一人民医院 用于人体肿瘤检测多波段激发光源发生器
US7977660B2 (en) * 2007-08-14 2011-07-12 General Electric Company Article, device, and method
EP2074933B1 (de) * 2007-12-19 2012-05-02 Kantonsspital Aarau AG Verfahren zur Analyse und Bearbeitung von Fluoreszenzbildern
JP2010249520A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Olympus Corp 液体試料解析用容器及び液体試料の解析方法。
DE102009020663A1 (de) * 2009-05-11 2010-11-25 Carl Zeiss Ag Mikroskopie eines Objektes mit einer Abfolge von optischer Mikroskopie und Teilchenstrahlmikroskopie
JP2011220947A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Hitachi Engineering & Services Co Ltd 微生物検査装置及び微生物検査チップ
CN202305391U (zh) * 2011-11-04 2012-07-04 武汉理工大学 用于油液红外光谱分析的样品池装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN107110768B (zh) 2021-08-27
WO2016063950A1 (ja) 2016-04-28
JP2016085108A (ja) 2016-05-19
CN107110768A (zh) 2017-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3414553B1 (en) Method and apparatus for imaging unsectioned tissue specimens
EP3289972B1 (en) Process and system for intra-operative use of fluorescence and applications of same
JP7084592B2 (ja) コヒーレントラマンイメージング用生検装置
JP6635363B2 (ja) 腫瘍部位の判別のための方法、腫瘍部位の判別装置
JPWO2019148268A5 (ja)
JP6455790B2 (ja) 試料検出プレートを用いた判別方法
JP6762703B2 (ja) 腫瘍部位の判別のための方法、腫瘍部位の判別装置
US20130109977A1 (en) Uv imaging for intraoperative tumor delineation
JP6443797B2 (ja) 検体用ホルダ
JP6731216B2 (ja) 検体用ホルダ
JP2021514051A (ja) 分析装置
JP6149358B2 (ja) 蛍光測定方法及び蛍光測定キット
US11324425B2 (en) Apparatus and method for assessment of cancer margin
JP2017194430A (ja) 腫瘍部位の判別方法、検体用ホルダ
JP6429145B2 (ja) 腫瘍部位の判別のための方法、腫瘍部位の判別装置
JP2016085111A (ja) 腫瘍部位の判別方法、腫瘍部位の判別装置
JP2017194428A (ja) 腫瘍部位の判別方法、腫瘍部位の判別装置
US20240110869A1 (en) Apparatus and method for detecting fluorescence
KR200431692Y1 (ko) 암 진단장치
Keahey Point-of-Care Imaging and Lateral Flow Diagnostics for Improving Medical Care in Low-Resource Settings
Xie et al. Cancer diagnostics using fluorescence/reflectance spectroscopy with a fiber optic point probe and least-squares support vector machines

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20150108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150220

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180906

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190226

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20190520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200413

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6731216

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250