JP6730876B2 - 保持装置の製造方法 - Google Patents
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Description
A−1.静電チャック100の構成:
図1は、第1実施形態における静電チャック100の外観構成を概略的に示す斜視図であり、図2は、第1実施形態における静電チャック100のXZ断面構成を概略的に示す説明図であり、図3は、第1実施形態における静電チャック100のXY断面構成を概略的に示す説明図である。図2には、図3のII−IIの位置における静電チャック100のXZ断面構成が示されており、図3には、図2のIII−IIIの位置における静電チャック100のXY断面構成が示されている。各図には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上方向といい、Z軸負方向を下方向というものとするが、静電チャック100は実際にはそのような向きとは異なる向きで設置されてもよい。
一般に、ヒータ50の各部の寸法の設計値は、セラミックス板10の吸着面S1の温度分布の均一性がより高くなるように設計される。そのため、セラミックス板10の吸着面S1の温度分布の均一性を向上させるためには、実際に形成されたヒータ50の各部分の寸法が設計値により近いこと、すなわち、ヒータ50の寸法精度が高いことが求められる。本実施形態では、以下に説明する製造方法により静電チャック100を製造することにより、ヒータ50の寸法精度を向上させ、セラミックス板10の吸着面S1の温度分布の均一性を向上させている。図4は、第1実施形態における静電チャック100の製造方法を示すフローチャートである。また、図5は、第1実施形態における静電チャック100の製造方法の概要を示す説明図である。
以上説明したように、第1実施形態の静電チャック100の製造方法は、ヒータ50の形成材料である感光性メタライズペーストを用いてスクリーン印刷を行うことにより、セラミックスグリーンシート上に感光性メタライズペーストの暫定パターン部PPを形成する印刷工程(S120)と、形成された暫定パターン部PPの寸法に関する情報である寸法情報SIを取得する情報取得工程(S130)と、寸法情報SIに基づき設定された露光形態で暫定パターン部PPを露光して現像を行うことにより、暫定パターン部PPの少なくとも一部分を除去して感光性メタライズペーストの本パターン部DPを形成する除去工程(S140)と、本パターン部DPを焼成することにより、ヒータ50を形成する焼成工程(S150)とを備える。このように、第1実施形態の静電チャック100の製造方法では、従来のフォトリソグラフィを用いる方法のように感光性メタライズペーストを一様に塗布するのではなく、スクリーン印刷によって感光性メタライズペーストの暫定パターン部PPを形成するため、高価な感光性メタライズペーストの使用量を低減しつつ、厚さ方向の寸法精度が高い暫定パターン部PPを形成することができ、その結果、厚さ方向の寸法精度が高いヒータ50を形成することができる。また、寸法情報SIに基づき設定された露光形態で暫定パターン部PPを露光して現像を行うことによって、暫定パターン部PPの少なくとも一部分を除去して感光性メタライズペーストの本パターン部DPを形成するため、暫定パターン部PPの寸法特性に合わせた除去工程を行うことができ、除去工程により得られる本パターン部DPの寸法精度を向上させることができ、その結果、面方向の寸法精度が高いヒータ50を形成することができる。従って、第1実施形態の静電チャック100の製造方法によれば、高価な感光性メタライズペーストの使用量を低減しつつ、ヒータ50の面方向および厚さ方向の寸法精度を向上させることができ、その結果、静電チャック100の吸着面S1の温度分布の均一性を向上させることができる。
図6は、第1実施形態の第1の変形例における静電チャック100の製造方法の概要を示す説明図である。第1実施形態の第1の変形例の製造方法では、図6の上段に示すように、暫定パターン部PPの線状部分の軸線Ax方向における全体において、軸線Ax方向に直交する幅Wxが設計値Woより太くなっている。そのため、図6の中段に示すように、除去工程(図4のS140)では、暫定パターン部PPの線状部分の軸線Ax方向における全体について、暫定パターン部PPの幅方向の両端の一部分Tpが除去され、幅Wxが設計値Woと略同一とされる。除去工程により形成された本パターン部DPが焼成されることにより、図6の下段に示すヒータ50が形成される。
図7は、第1実施形態の第2の変形例における静電チャック100の製造方法の概要を示す説明図である。第1実施形態の第2の変形例の製造方法では、図7の上段に示すように、スクリーン印刷により形成される暫定パターン部PPが、2つの特定部分Psを含んでいる。各特定部分Psは、最終的に形成されるヒータ50における互いに離間した複数の部分を一体的に含むように形成されている。すなわち、図7の中段に示すように、除去工程(図4のS140)では、暫定パターン部PPにおける各特定部分Psが複数の部分に分割されるように、各特定部分Psにおける一部分Tpが除去される。なお、暫定パターン部PPにおいて、一方の特定部分Ps1は、スクリーン印刷時のスキージの移動方向Dsの最手前側点H1を含む部分であり、他方の特定部分Ps2は、スキージの移動方向Dsの最奥側点H2を含む部分である。除去工程により形成された本パターン部DPが焼成されることにより、図7の下段に示すヒータ50が形成される。
図8は、第2実施形態における静電チャック100の製造方法を示すフローチャートである。以下の説明では、第2実施形態の静電チャック100の製造方法において、上述した第1実施形態の静電チャック100の製造方法(図4)におけるステップと同一内容のステップについては、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
Claims (8)
- 第1の表面を有する板状のセラミックス板と、前記セラミックス板に設けられた抵抗発熱体と、を備え、前記セラミックス板の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置の製造方法において、
前記抵抗発熱体の形成材料である感光性メタライズペーストを用いてスクリーン印刷を行うことにより、所定の部材上に前記感光性メタライズペーストの暫定パターン部を形成する印刷工程と、
形成された前記暫定パターン部の寸法に関する情報である寸法情報を取得する情報取得工程と、
前記寸法情報に基づき設定された露光形態で前記暫定パターン部を露光して現像を行うことにより、前記暫定パターン部の少なくとも一部分を除去して前記感光性メタライズペーストの本パターン部を形成する除去工程と、
前記本パターン部を焼成することにより、前記抵抗発熱体を形成する焼成工程と、
を備えることを特徴とする、保持装置の製造方法。 - 請求項1に記載の保持装置の製造方法において、
前記暫定パターン部は、所定の軸線に沿って延び、前記軸線方向の長さより前記軸線方向に直交する幅が短い線状部分を含み、
前記除去工程は、前記線状部分の少なくとも一部分に対して、幅を細らせる除去を行う工程を含むことを特徴とする、保持装置の製造方法。 - 請求項2に記載の保持装置の製造方法において、
前記除去工程は、前記線状部分の前記軸線方向における全体に対して、幅を細らせる除去を行う工程を含むことを特徴とする、保持装置の製造方法。 - 請求項3に記載の保持装置の製造方法において、
前記除去工程は、前記線状部分の前記軸線方向における全体に対して、幅方向の両側から幅を細らせる除去を行う工程を含むことを特徴とする、保持装置の製造方法。 - 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の保持装置の製造方法において、
前記除去工程は、前記暫定パターン部における特定部分が複数の部分に分割されるように前記特定部分における一部分を除去する工程を含むことを特徴とする、保持装置の製造方法。 - 請求項5に記載の保持装置の製造方法において、
前記抵抗発熱体は、前記第1の表面に略直交する方向視で、略同心円状であり、
前記特定部分は、前記暫定パターン部の内、前記スクリーン印刷時のスキージの移動方向の最手前側点を含む部分と最奥側点を含む部分との少なくとも一方であることを特徴とする、保持装置の製造方法。 - 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の保持装置の製造方法において、
前記所定の部材は、前記セラミックス板の形成材料であるセラミックスグリーンシートであり、
前記焼成工程は、前記セラミックスグリーンシートと前記本パターン部とを同時焼成することにより、前記セラミックス板と前記抵抗発熱体とを形成する工程であることを特徴とする、保持装置の製造方法。 - 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の保持装置の製造方法において、
前記所定の部材は、キャリア部材であり、
前記製造方法は、さらに、
前記キャリア部材上に形成された前記本パターン部を、前記セラミックス板の形成材料であるセラミックスグリーンシート上に転写する転写工程を備え、
前記焼成工程は、前記セラミックスグリーンシートと前記本パターン部とを同時焼成することにより、前記セラミックス板と前記抵抗発熱体とを形成する工程であることを特徴とする、保持装置の製造方法。
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