JP6730873B2 - 車両 - Google Patents
車両 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6730873B2 JP6730873B2 JP2016148195A JP2016148195A JP6730873B2 JP 6730873 B2 JP6730873 B2 JP 6730873B2 JP 2016148195 A JP2016148195 A JP 2016148195A JP 2016148195 A JP2016148195 A JP 2016148195A JP 6730873 B2 JP6730873 B2 JP 6730873B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic
- pressure
- movable sheave
- hydraulic chamber
- hydraulic pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
これにより、作動油の有効利用が図られる。
これにより、アイドリングストップ間際でエンジン回転数が低下している状態であっても確実にセカンダリ側可動シーブが係止される。
これにより、アイドリングストップからの復帰時には、エンジン始動に応じたセカンダリ油圧室への油圧供給開始に連動して(自動的に)係止部材が解除方向に駆動され、セカンダリ側可動シーブの固定状態が解除される。
上記の弾性部材により、巻き掛け部材クランプ力がアシスト(補助)される。そして、該弾性部材を備えた構成において、上記の制御が行われることで、アイドリングストップ間際で油圧が低下傾向となる、すなわち巻き掛け部材クランプ力が低下傾向となる状況に対応して該弾性部材が徐々に圧縮されていき、クランプ補助力が高められていく。
図1は、本発明に係る実施の形態としての車両1の構成概要を示した図である。なお、図1では、車両1の構成のうち主に本発明に係る要部の構成のみを抽出して示している。
本実施の形態の車両1は、走行動力源としてのエンジン2と、トルクコンバータ4、前後進切替機構5、及び無段変速機6を有する動力伝達機構3と、動力伝達機構3における作動油の油圧制御を行う油圧制御部7と、ギヤ8及びギヤ9と、デファレンシャルギヤ10と、駆動輪11a及び駆動輪11bと、エンジン制御ユニット12と、伝達機構制御ユニット13と、バス14とを備えている。
動力伝達機構3においては、エンジン2のクランクシャフト2aと無段変速機6のインプットシャフトA1とがトルクコンバータ4、前後進切替機構5等を介して接続され、無段変速機構6のアウトプットシャフトA2がギヤ8及びギヤ9、デファレンシャルギヤ10等を介して駆動輪11a、11bに接続されている。
ここで、以下、上記のような前後進切替クラッチCL及び前後進切替ブレーキBRの係合/解除の制御を行う制御系をまとめて「CB制御系5b」と表記する。
油圧制御部7は、複数の油路、オイルリザーバ、オイルポンプ、複数の電磁弁などを含んで構成され、伝達機構制御ユニット13からの信号に応じて、動力伝達機構3の各部に供給される作動油の流量や油圧を制御する。また、油圧制御部7は、動力伝達機構3の所定の箇所の潤滑を行う潤滑油供給装置としても機能する。
エンジン制御ユニット12は伝達機構制御ユニット13と通信を行っており、必要に応じてエンジン2の運転状態に関するデータを伝達機構制御ユニット13に出力する。また、必要に応じ、伝達機構制御ユニット13からの各種信号に基づいてエンジン2の運転制御を行う。
具体的に、本例のエンジン制御ユニット12は、ISS機能の作動許可条件として定められた所定条件(例えば、エンジン2が充分に暖機されている、全てのドアが閉まっている、運転席シートベルトが着用されている等の条件)が成立しているか否かを判定する。そして、該作動許可条件が成立している下で、ISS機能の作動条件として定められた所定条件、すなわち車速条件を含む所定条件が成立したことに応じて、ISS機能を作動する。すなわち、エンジン2を停止させる。
本例の場合、車速条件としては、例えば車速が10km/h等の所定閾値(本例では閾値>0)以下であることを条件としている。車速以外の作動条件としては、少なくともブレーキペダルが踏まれていることを条件としている(他にも例えばステアリングが操作されていない、急坂でない等の条件を付加することもできる)。
なお、伝達機構制御ユニット13が実行する実施の形態としての処理については後に改めて説明する。
図2乃至図4を参照して、本実施の形態における無段変速機6の構成を説明する。
図2は、無段変速機6の概略横断面図である。
図示するように無段変速機6においては、プライマリ側可動シーブ63に油圧を印加する油圧室としてプライマリ油圧室68とクランプ用油圧室69とが設けられ、またセカンダリ側可動シーブ66に油圧を印加する油圧室としてセカンダリ油圧室71が設けられている。図中の軸受部70は、プライマリ側固定シーブ62に形成されたインプットシャフトA1と同軸回転する同軸回転部62aを回転自在に保持する軸受ベアリングであり、無段変速機6のケース(不図示)に対して固定されている。
図2では、変速比が略最大である場合の無段変速機6の様子を示している。
可動壁72は、セカンダリ側可動シーブ66から遠ざかる方向への最大変位量が図中のストッパ部73により規制されている。本例の場合、ストッパ部73は、同軸回転部65aの外周に固着されて位置が固定とされている。このストッパ部73により可動壁72の底部72aが当接することで、可動壁72の位置が規制される。
なお、付勢部材74の数は二つに限定されるものではなく、一つ或いは三つ以上とすることもできる。
なお、図中の軸受部76は、セカンダリ側固定シーブ65の同軸回転部65aを回転自在に保持する軸受ベアリングである。
ロック用油圧室65bは、同軸回転部65aの外周面の一部が該同軸回転部65aの中心軸方向にオフセットされた穴部(凹部)として形成され、ロックピン77全体を収納可能とされている。ロック用油路YLはロック用油圧室65bと連通され、ロック用油圧室65bに油圧を供給可能とされている。ロック用油圧室65bへの油圧供給により、ロック用油圧室65bに収納された状態のロックピン77を同軸回転部65aの外周側に押し出すことが可能とされる。
可動壁72には、図示のように底盤部72aと対向して盤部72bが形成されている。図3B、図3Cの概略平面図にそれぞれ示すように、盤部72b、及び底盤部72aは略円盤状の外形を有し、それぞれ中央部に同軸回転部65aを挿通するための開口部72bs、開口部72asが形成されている。そして、盤部72bには、開口部72bsの外周において底盤部72a側に凸となる突出部72btが環状に形成され、底盤部72aには、開口部72asの外周において盤部72b側に凸となる突出部72atが環状に形成されている。これら突出部72atと突出部72btは互いの突出方向における先端部同士が対向するように位置されており、突出部72atと突出部72btの先端部同士の間には空隙が与えられている。該空隙が、突出部72atと突出部72btとの間を断絶する環状のスリット72oとされている(図3A参照)。なお、図3Bでは盤部72bを底盤部72aとは逆側の視点から見た平面図により表しているため、突出部72btは破線により表している。同様に、図3Cでは底盤部72aを盤部72bとは逆側の視点から見た平面図により表しているため、突出部72atは破線により表している。
ロック用油圧室65bの形成位置は、図4に示すように可動壁72が所定量変位されたときに、ロック用油圧室65b内に収納されたロックピン77が係止用凹部72pと対向するように設定されている。
図5は、本実施の形態における油圧制御部7の構成を説明するための図である。なお、図5では無段変速機6に形成されたプライマリ油圧室68、クランプ用油圧室69、セカンダリ油圧室71、壁変位用油圧室75、及びロック用油圧室65bも併せて示している。
7は、電気で作動するモータ32を駆動源とする電動ポンプ33を備えている。
機械ポンプ31及び電動ポンプ33は、油圧制御部7内のドレン34に貯留された作動油をストレーナ35で濾過した後に吸入圧縮して吐出する。機械ポンプ31により吐出された作動油は、油圧経路36に流入する。
電動ポンプ33により吐出された作動油は、該電動ポンプ33の吐出口に接続された出口経路37を介して、後述する供給制御弁52に供給される。本実施の形態では、電動ポンプ33は、アイドリングストップ機能の実行時、すなわちエンジン2の停止時において機械ポンプ31の代替として用いられるものではなく、該電動ポンプ33による吐出油の流路は機械ポンプ31による吐出油の流路には合流されず、独立の流路とされている。
なお、出口流路37上には、油圧経路36や供給制御弁52側から電動ポンプ33へのオイルの逆流を防止するチェック弁38が設けられている。
なお、CB制御系調圧回路80は、調圧バルブや該調圧バルブの動作を制御するアクチュエータ等を備え、該アクチュエータが伝達機構制御ユニット13により駆動制御されることでCB制御系5bの油圧を調整するように構成されている。
つまり、第1デューティソレノイド46が作動すると、第1変速制御弁44からオイルがプライマリ油圧室68に導入され、プライマリ側可動シーブ63がプライマリプーリ61の溝幅を狭める方向に移動して、この結果、巻き掛け部材67の巻き掛け径が増加してアップシフトする。第2デューティソレノイド47が作動すると、第2変速制御弁45によりプライマリ油圧室68からオイルが排出され、プライマリ側可動シーブ63がプライマリプーリ61の溝幅を広げる方向に移動して、巻き掛け部材67の巻き掛け径が減少してダウンシフトする。このように、第1デューティソレノイド46及び第2デューティソレノイド47を作動させることで、無段変速機6の変速比を制御することが可能とされている。
なお、以下、第1変速制御弁44、第2変速制御弁45によって調整されるプライマリ油圧室68の油圧のことを「プライマリ圧」と称するものとし、「P圧」と略称する。
ここで、以下、「第1セカンダリ圧」については「S(1)圧」とも表記する。
第2調圧バルブ50は、第2油路36bを介して供給されるライン圧PLを入力可能に設けられ、ライン圧PLを元圧として調圧された油圧を出力する。第2調圧バルブ50としても第1調整バルブ42と同様に例えばスプール弁とされ、伝達機構制御ユニット13によりデューティ制御されるSLSリニアソレノイド51の出力油圧をパイロット圧として入力し、該パイロット圧に基づき、バルブ内に導入されるライン圧PLを元圧として減圧された油圧を出力する。第2調圧バルブ50から出力された油圧は、第2セカンダリ圧として用いられ、油路YWを介して壁変位用油圧室75に供給される。
以下、「第2セカンダリ圧」については「S(2)圧」とも表記する。
ロック用油路YLを介してロック用油圧室65bに供給される油圧は電動ポンプ33を供給源とする油圧とされるため、以下、「電動ポンプ圧」と称するものとし、「EOP圧」と略称する。
本実施の形態では、アイドリングストップによるエンジン停止に起因した巻き掛け部材67のスリップ防止を図るべく、伝達機構制御ユニット13が以下の処理を実行する。
図6は、実施の形態としてのクランプ力制御を実現するために伝達機構制御ユニット13が実行すべき具体的な処理手順を示したフローチャートである。なお、伝達機構制御ユニット13は、図6に示す処理を例えば内蔵するROM等の所定の記憶装置に記憶されたプログラムに基づき実行する。
また、この図に示す処理を実行するにあたっては、伝達機構制御ユニット13は、変速比の制御を通常モードとしての油圧制御モードにより行っていることを前提とする。該通常モードとは、図7に示すように、P圧とS(1)圧のみにより変速比を制御するモードである。通常モードにおいては、壁変位用油圧室75に対するS(2)圧の供給が行われていないため、可動壁72はストッパ部73に当接した状態にある。
減速状態でISS作動許可条件を満たしていない場合、伝達機構制御ユニット13はこの図に示す処理を終える。つまり、この場合は通常モードによる変速比制御が継続される。
ここで、壁移動モードでは、図8に示すように、壁変位用油圧室75に対するS(2)圧の供給を開始して、可動壁72をセカンダリ側可動シーブ66に近づく方向に移動させる。このとき、巻き掛け部材67のクランプ力に大きな変化が生じないよう、壁移動モードでは、セカンダリ油圧室71に対するS(1)圧を抜きながら徐々に壁変位用油圧室75に対するS(2)圧を高めていく。また、壁移動モードでは、変速比が目標変速比と一致するようにP圧、S(1)圧、及びS(2)圧の制御を行う。
伝達機構制御ユニット13に対しては、このように変速比を目標変速比に一致させつつ可動壁72をセカンダリ側可動シーブ66に近づく方向に移動させるためのマップが予め用意されており、伝達機構制御ユニット13は該マップに従って壁移動モードとしての油圧制御を行う。このマップは、例えば変速比(目標変速比)とS(2)圧とを変数として対応するP圧とS(1)圧とが求まるように生成されている。
可動壁72の移動量は変速比、P圧、S(1)、S(2)圧、及び付勢部材74のバネ力から求まるため、伝達機構制御ユニット13はこれらの値に基づいて可動壁72がピン係止可能位置まで移動したか否かを判定する。
そして、続くステップS110で伝達機構制御ユニット13は、壁位置が復帰するまで待機する、すなわち可動壁72がストッパ部73に当接する位置に移動するまで待機した上で、ステップS111で油圧制御モードを通常モードに切替え、この図に示す処理を終える。
このように、可動壁72のピン係止可能位置方向への移動が開始されても、途中でISS作動許可状態が解除された場合(つまりアイドリングストップが実行されなくなった場合)には、可動壁72の位置を復帰させた上で、P圧及びS(1)圧のみを用いた通常モードによる変速比制御に移行される。
このような油圧低下処理が実行されることで、上記の押出処理で押し出された状態のロックピン77が、可動壁72を同軸回転部65aに対して係止することになる(図10参照)。具体的には、各付勢部材74の付勢力に抗って可動壁72の動きをロック(固定)する係止力が得られる。
前述のように可動壁72がピン係止可能位置にある状態では付勢部材74としてのバネが略最大に圧縮された状態とされていたことから、上記のようにロックピン77によって可動壁72の位置が固定とされることに伴っては、セカンダリ側可動シーブ66の位置も固定される。従って、この状態では油圧を供給せずとも、比較的大きなクランプ力を維持することができる。すなわち、ISSによるエンジン停止に起因して油圧が不足しても必要クランプ力を維持することができ、巻き掛け部材67のスリップ防止を図ることができる。
ISSから復帰したとされた場合、伝達機構制御ユニット13はステップS108のS(2)圧上昇制御として、S(2)圧を上昇させるようにSLSリニアソレノイド51を制御した上で、ステップS109のモード切替え処理(壁位置復帰モードへのモード切替え処理)を行う。
ステップS108のS(2)圧上昇制御により、ロックピン77に作用する付勢部材74の付勢力が緩和される。そして、その状態でステップS109の壁位置復帰モードへのモード切替えが行われる、すなわちセカンダリ油圧室71への油圧供給(S(1)圧の供給)が再開されることで、該油圧が可動壁72における開口部72bo及びスリット72oを介してロックピン77に印加される(図11参照)。この結果、ロックピン77はその全体がロック用油圧室65b内に押し戻され、ロックピン77による可動壁72の固定状態が解除される。この状態で壁位置復帰モードによる油圧制御(変速比制御)が継続されることで、可動壁72がストッパ部73に近づく方向に徐々に移動されていく。
上記のように実施の形態の車両(1)は、巻き掛け式の無段変速機(6)を備え、車速条件を含む所定条件の成立に応じてエンジン停止操作に依らずエンジン停止させるアイドリングストップ機能を実行可能とされると共に、無段変速機に対する作動油の油圧供給源であるオイルポンプとしてエンジンを駆動源とする機械ポンプ(31)を備えた車両であって、無段変速機におけるセカンダリ側可動シーブ(66)を該セカンダリ側可動シーブの軸方向における所定位置に係止機構を介して固定自在とされた固定部(係止用凹部72p、ロックピン77、可動壁72、付勢部材74)と、アイドリングストップ機能が実行される直前タイミングであるか否かを判定し、該直前タイミングであると判定したことに応じて、固定部によりセカンダリ側可動シーブを所定位置に固定させる制御部(伝達機構制御ユニット13)とを備えている。
従って、アイドリングストップによるエンジン停止に起因した巻き掛け部材のスリップ防止を図ることができる。巻き掛け部材のスリップ防止が図られることで、該スリップに起因した振動の発生防止が図られる共に、無段変速機寿命の延命化を図ることができる。
また、固定部によりセカンダリ側可動シーブを固定した後は、巻き掛け部材クランプ力維持のための比較的大きな油圧を供給する必要がなくなるため、機械ポンプの負荷を低減でき、燃費向上が図られる。
さらに、係止機構を介してセカンダリ側可動シーブの位置を固定しているので、アイドリングストップからの復帰時で油圧が不足する場合にもクランプ力を維持可能となる。アイドリングストップからの復帰時には、例えばCB制御系5b等の他の部位で油圧が消費されるため、無段変速機6に対する油圧が不足傾向となるが、実施の形態では係止機構によりクランプ力を維持するものとしているため、そのようなアイドリングストップ復帰時における油圧不足に対しても必要クランプ力を維持可能となる、すなわち巻き掛け部材のスリップ防止を図ることができる。
これにより、作動油の有効利用が図られる。
これにより、アイドリングストップ間際でエンジン回転数が低下している状態であっても確実にセカンダリ側可動シーブが係止される。
すなわち、係止機構を用いたセカンダリ側可動シーブのクランプ力維持がより確実に実現されるようにすることができる。
これにより、アイドリングストップからの復帰時には、エンジン始動に応じたセカンダリ油圧室への油圧供給開始に連動して(自動的に)係止部材が解除方向に駆動され、セカンダリ側可動シーブの固定状態が解除される。
従って、アイドリングストップからの復帰に対応して(変速比制御の再開に対応して)セカンダリ側可動シーブの固定状態を解除するにあたり、該解除のための専用の制御が不要となり、制御部処理負担の軽減を図ることができる。
上記の弾性部材により、巻き掛け部材クランプ力がアシスト(補助)される。そして、該弾性部材を備えた構成において、上記の制御が行われることで、アイドリングストップ間際で油圧が低下傾向となる、すなわち巻き掛け部材クランプ力が低下傾向となる状況に対応して該弾性部材が徐々に圧縮されていき、クランプ補助力が高められていく。従って、油圧が徐々に低下していく状況に対しクランプ力を一定に保ち易くなり、この点で巻き掛け部材のスリップのより確実な防止が図られるようにできる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記した具体例に限定されず多様な構成を採り得るものである。
例えば、上記では、セカンダリ側可動シーブの位置固定/固定解除を油圧を用いて行う例を挙げたが、例えばロックピン77をアクチュエータや磁力により変位させることでセカンダリ側可動シーブの位置固定/固定解除を実現する等、油圧以外の手段を用いてセカンダリ側可動シーブの位置固定/固定解除が行われるようにしてもよい。
Claims (5)
- 巻き掛け式の無段変速機を備え、車速条件を含む所定条件の成立に応じてエンジン停止操作に依らずエンジン停止させるアイドリングストップ機能を実行可能とされると共に、前記無段変速機に対する作動油の油圧供給源であるオイルポンプとして前記エンジンを駆動源とする機械ポンプを備えた車両であって、
前記無段変速機におけるセカンダリ側可動シーブを該セカンダリ側可動シーブの軸方向における所定位置に係止機構を介して固定自在とされた固定部と、
前記アイドリングストップ機能が実行される直前タイミングであるか否かを判定し、該直前タイミングであると判定したことに応じて、前記固定部により前記セカンダリ側可動シーブを前記所定位置に固定させる制御部と、を備え、
前記係止機構は該係止機構を作動させるための独立したオイル流路を有する
車両。 - 前記固定部における前記係止機構は、
自身の変位に応じて前記セカンダリ側可動シーブの固定状態/固定解除状態が切り替わるように設けられた係止部材を有しており、
前記係止部材の変位駆動が前記作動油の油圧により行われる
請求項1に記載の車両。 - 前記作動油の油圧供給源として電動ポンプをさらに備え、
前記セカンダリ側可動シーブを固定状態とするための前記係止部材の変位方向を固定側方向としたとき、
前記制御部は、
前記係止部材の前記固定側方向への変位駆動が前記電動ポンプからの供給油圧に基づき行われるように制御を行う
請求項2に記載の車両。 - 前記セカンダリ側可動シーブを固定解除状態とするための前記係止部材の変位方向を解除側方向とし、前記セカンダリ側可動シーブの油圧室をセカンダリ油圧室としたとき、
前記係止部材の前記解除側方向への変位駆動が前記セカンダリ油圧室への供給油圧に基づき行われる
請求項2に記載の車両。 - 前記セカンダリ側可動シーブの油圧室であるセカンダリ油圧室を構成する壁の一部が前記軸方向に可動とされた可動壁とされており、
前記セカンダリ側可動シーブと前記可動壁との間を連結し、前記軸方向において前記可動壁を前記セカンダリ側可動シーブから遠ざける方向に付勢する付勢部材と、
前記可動壁に対して前記付勢部材の付勢力に抗する油圧を印加可能に設けられた壁変位用油圧室と、を備え、
前記固定部における前記係止機構は、
前記軸方向における特定位置に位置された前記可動壁を前記無段変速機において位置が固定とされた位置固定部材に対して係止自在とされた係止部材を有しており、
前記制御部は、
前記直前タイミングと判定したことに応じ、前記壁変位用油圧室に対する油圧供給により前記可動壁を前記特定位置まで変位させ、前記係止部材により前記可動壁を前記位置固定部材に対して係止させる
請求項1乃至請求項4の何れかに記載の車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016148195A JP6730873B2 (ja) | 2016-07-28 | 2016-07-28 | 車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016148195A JP6730873B2 (ja) | 2016-07-28 | 2016-07-28 | 車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018017325A JP2018017325A (ja) | 2018-02-01 |
JP6730873B2 true JP6730873B2 (ja) | 2020-07-29 |
Family
ID=61076086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016148195A Active JP6730873B2 (ja) | 2016-07-28 | 2016-07-28 | 車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6730873B2 (ja) |
-
2016
- 2016-07-28 JP JP2016148195A patent/JP6730873B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018017325A (ja) | 2018-02-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5716845B2 (ja) | 油圧制御装置及び車両制御装置 | |
JP6107930B2 (ja) | 車両の油圧制御装置 | |
KR101541261B1 (ko) | 차량 제어 장치 | |
JP5786954B2 (ja) | 油圧制御装置 | |
US9890853B2 (en) | Hydraulic control device of continuously variable transmission for vehicle | |
JP5610080B2 (ja) | 車両制御装置 | |
JP4573796B2 (ja) | 自動変速機の油圧制御装置 | |
JP5435145B2 (ja) | 車両用自動変速機の油圧制御装置 | |
JP5693507B2 (ja) | 自動変速機の油圧制御装置 | |
JP5811011B2 (ja) | 無段変速機 | |
JP6730873B2 (ja) | 車両 | |
CN110621914B (zh) | 动力传递装置及其控制方法 | |
JP6139302B2 (ja) | 車両用ロックアップクラッチの制御装置 | |
JP4573795B2 (ja) | 自動変速機の油圧制御装置 | |
JP7420531B2 (ja) | 車両 | |
JP5484371B2 (ja) | ベルト式無段変速機の制御装置 | |
JP4362943B2 (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
CN111156311A (zh) | 液压控制系统及其控制方法 | |
JP2014206235A (ja) | ベルト式無段変速機の油圧制御装置 | |
JP6268409B2 (ja) | アイドルストップ車の制御装置 | |
JP5733048B2 (ja) | 車両用自動変速機の油圧制御装置 | |
WO2014170743A1 (en) | Hydraulic control device of belt-type continuously variable transmission |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190416 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200218 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200413 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200623 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200703 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6730873 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |