JP6268409B2 - アイドルストップ車の制御装置 - Google Patents

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本発明はアイドルストップ車の制御装置に関し、特に、エンジンによって直接駆動される機械式オイルポンプが搭載された車両が減速走行中にアイドルストップを実施する際の制御に関する。
従来より、車両が信号待ちなどで停止した時に、無駄な燃料消費を抑制するためにエンジンを自動的に停止させるアイドルストップ制御が知られている。車両停止中にアイドルストップを実施する場合には、ベルト式無段変速機も停止しているので、ベルト滑りが発生することはない。
一方、車両が減速走行中に、所定の条件が満たされることにより、車両が停止すると予想した時点からエンジンの運転を停止させる、減速時アイドルストップ制御も行われている。減速時アイドルストップ制御では、車速が所定のしきい値(例えば時速10km/h)以下になったことを1つの条件とし、その他のアイドルストップ条件を満足した場合に、車両が停止する前にエンジンの運転を停止させる。
車両が減速走行中にアイドルストップを実施すると、車両が停止するまでの走行により無段変速機が回転するので、ベルト滑りが発生する可能性がある。減速中のアイドルストップ時には、プーリの変速比が最大変速比付近になっていることが多く、プライマリプーリに対するベルト巻き掛け径が小さいため、プライマリプーリはセカンダリプーリに比べて高速で回転する。電動式オイルポンプを持たない車両(機械式オイルポンプが搭載された車両)では、エンジン停止と共に無段変速機の各プーリ及び発進クラッチへの油圧供給が停止するので、両方のプーリのベルト挟圧力が低下すると共に、発進クラッチの伝達トルクも低下する。しかし、発進クラッチに残圧がある状況で、例えば減速時のエンジン慣性トルクが大きい場合や駆動輪に大きなショック入力がある場合には、ベルトとの間で相対回転差が生じ、ベルト滑りが発生しやすくなる。
特許文献1に開示されたアイドルストップ車の制御装置は、車両が減速走行中にアイドルストップを実施すると、ベルト滑りが発生することを防止するため、エンジンとCVTプーリとの間に設けられた前後進切換装置の前進ブレーキ(車両前進時にエンジン側と無段変速機とを接続するクラッチ)を切断し、ベルトへの入力を低減することで、ベルト滑りが生じないようにしている。
この種の制御装置では、図9(a)のタイムチャートに示すように、車両が減速走行中に、時刻t1において、車速が所定のしきい値(例えば時速10km/h)以下になり、同時にその他のアイドルストップ条件も満たされた場合に、直ちにアイドルストップ制御を開始する。すなわち、時刻t1において、エンジンの運転を停止するとともに、アップシフト用の変速ソレノイドDS1およびダウンシフト用の変速ソレノイドDS2の出力を同時に100%にすることで、前後進切替装置の前進ブレーキを解放状態にして、車両が停止するまでの間にベルト滑りが生じないようにしている。
特開2012−241746号公報
ところで、近年、更なる燃費低減を図るために、減速時アイドルストップ制御の開始条件の1つである車速のしきい値をさらに高速側に設定したいという要望がある。車速のしきい値をさらに高速側(例えば時速Xkm/h)にすると、プーリの変速比がLo近傍に戻る前に、前進ブレーキを解放することとなる。
しかしながら、特許文献1に開示されている制御装置では、アイドルストップ中でのプーリ油室内のオイル保持を図るために、プーリの変速制御と前進ブレーキの係合油圧制御とを変速ソレノイドDS1,DS2で共用しており、前進ブレーキを解放するために、変速ソレノイドDS1,DS2の出力を100%にすると、プーリの変速制御ができなくなる。
本発明は、かかる課題に鑑みて創案されたものであり、変速ソレノイドの出力を共にON状態にすると、前進ブレーキを切断すると同時に、ダウンシフトができなくなるアイドルストップ車の制御装置において、少しでもプーリの変速比をLo側へ移動させることを可能とするアイドルストップ車の制御装置を提供することを目的とする。
本発明のアイドルストップ車の制御装置は、減速走行中に所定の減速時アイドルストップ開始条件が成立した場合に、アイドルストップを実施するとともに、アップシフト用およびダウンシフト用変速ソレノイドを共にオン状態にすることで、他のバルブ類を介して係合状態にある前進ブレーキを解放し、エンジンとプライマリプーリとの動力伝達経路を遮断するものを前提としており、前記制御手段は、減速時アイドルストップ開始条件の成立時から所定時間が経過するまでの間、ダウンシフトを継続し、前記所定時間経過時に前記アップシフト用およびダウンシフト用変速ソレノイドを共にオン状態にすることで、前記他のバルブ類を介して係合状態にある前記前進ブレーキを解放する、ことを特徴としている。
かかる構成を備えるアイドルストップ車の制御装置によれば、減速時アイドルストップの制御開始タイミングと変速ソレノイド弁を共にON状態にするタイミングとが所定時間ずれているので、その間プーリの変速比をLow側へ移動させることができる。
また、本発明のアイドルストップ車の制御装置は、減速走行中に所定の減速時アイドルストップ開始条件が成立した場合に、アイドルストップを実施するとともに、アップシフト用およびダウンシフト用変速ソレノイドを共にオン状態にすることで、他のバルブ類を介して係合状態にある前進ブレーキを解放し、エンジンとプライマリプーリとの動力伝達経路を遮断する制御手段を備えたものを前提としており、前記制御手段は、減速時アイドルストップ開始条件の成立時以後、エンジン回転数が所定回転数以上にある間、ダウンシフトを継続し、前記エンジン回転数が所定回転数未満になった時、前記アップシフト用およびダウンシフト用変速ソレノイドを共にオン状態にすることで、前記他のバルブ類を介して係合状態にある前記前進ブレーキを解放する、ことを特徴とするものであってもよい。
かかる構成を備えるアイドルストップ車の制御装置によれば、減速時アイドルストップ開始後でも、エンジン回転数が所定の回転数以上ある間は、プーリの変速比をLow側へ移動させることができる。
また、本発明のアイドルストップ車の制御装置は、減速走行中に所定の減速時アイドルストップ開始条件が成立した場合に、アイドルストップを実施するとともに、アップシフト用およびダウンシフト用変速ソレノイドを共にオン状態にすることで、他のバルブ類を介して係合状態にある前進ブレーキを解放し、エンジンとプライマリプーリとの動力伝達経路を遮断する制御手段を備えたものを前提としており、前記制御手段は、減速時アイドルストップ開始条件の成立時以後、ベルト伝達トルクをベルト入力トルクで除して得られる安全率が所定値以上にある間、ダウンシフトを継続し、前記安全率が所定値未満になった時、前記アップシフト用およびダウンシフト用変速ソレノイドを共にオン状態にすることで、前記他のバルブ類を介して係合状態にある前記前進ブレーキを解放する、ことを特徴とするものであってもよい。
かかる構成を備えるアイドルストップ車の制御装置によれば、減速時アイドルストップ開始後でも、ベルトの滑りに関する安全率が所定値以上にある間は、プーリの変速比をLow側へ移動させることができる。
本発明によれば、追加コストを殆ど掛けることなく、減速時アイドルストップ開始後でも、プーリの変速比をLow側へ移動させることができる。これにより、アイドルストップ復帰時の再発進時の駆動力不足を解消するとともに、アイドルストップ開始速度を高速側に変更することによる燃費改善効果が期待できる。
本発明の実施の形態に係るアイドルストップ車の制御装置を搭載した車両の概略構成を示す図である。 油圧制御回路を示す図である。 制御系の構成を示すブロック図である。 変速ソレノイド弁の作動状態等を示す表である。 本発明の実施の形態に係るアイドルストップ車の制御装置を採用した場合における、車速、エンジン回転数、プーリ比、変速ソレノイド弁、ベルト伝達トルク、前進ブレーキの各状態の時間変化を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態に係るアイドルストップ車の制御装置の制御手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態に係るアイドルストップ車の制御装置の制御手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態に係るアイドルストップ車の制御装置の制御手順の一例を示すフローチャートである。 (a)は、従来例に係るアイドルストップ車の制御装置を採用した場合における、車速、エンジン回転数、プーリ比、変速ソレノイド弁、ベルト伝達トルク、前進ブレーキの各状態の時間変化を示すタイムチャートである。(b)は、減速時アイドルストップ制御を開始する車速を高速側に設定した場合の上記各状態の時間変化を示すタイムチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係るアイドルストップ車の制御装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明においては、制御装置の説明に先立って、これを搭載した車両の構成について概略を説明する。
図1に示す車両は、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)型車両であって、エンジン1、トルクコンバータ2、前後進切換装置3、無段変速機4、減速歯車装置5、差動歯車装置6、ECU(Electronic Control Unit)8、油圧制御回路20などを搭載している。
エンジン1の出力軸であるクランクシャフト11は、トルクコンバータ2に連結されており、エンジン1の出力が、トルクコンバータ2から前後進切換装置3、無段変速機4および減速歯車装置5を介して差動歯車装置6に伝達され、左右の駆動輪(図示せず。)へ分配される。
≪エンジン≫
エンジン1は、たとえば、多気筒ガソリンエンジンであり、エンジン1に吸入される吸入空気量は、電子制御式のスロットルバルブ12により調整される。スロットルバルブ12の開度(スロットル開度)は、スロットル開度センサ102によって検出される。また、エンジン1の冷却水温は、水温センサ103によって検出される。
スロットルバルブ12のスロットル開度は、ECU8によって駆動制御される。具体的には、エンジン回転数センサ101によって検出されるエンジン回転数Ne、および運転者のアクセルペダル踏み込み量(アクセル操作量)Accなどのエンジン1の運転状態に応じた最適な吸入空気量(目標吸気量)が得られるように、スロットルバルブ12のスロットル開度を制御している。
≪トルクコンバータ≫
トルクコンバータ2は、入力軸側のポンプインペラ21と、出力軸側のタービンランナ22と、トルク増幅機能を発現するステータ23と、ワンウェイクラッチ24とを備え、ポンプインペラ21とタービンランナ22との間で流体を介して動力伝達を行なう。
トルクコンバータ2には、その入力側と出力側とを直結するロックアップクラッチ25が設けられている。ロックアップクラッチ25は、係合側油室26内の油圧と解放側油室27内の油圧との差圧(ロックアップ差圧)ΔP(ΔP=係合側油室26内の油圧−解放側油室27内の油圧)によってフロントカバー2aに摩擦係合される油圧式摩擦クラッチであって、上記差圧ΔPを制御することにより係合状態または解放状態とされる。
また、トルクコンバータ2にはポンプインペラ21に連結して駆動される機械式のオイルポンプ7が設けられている。この車両には、上記機械式のオイルポンプ7のみが搭載されており、電動式オイルポンプは搭載されていない。
≪前後進切換装置≫
前後進切換装置3は、遊星歯車機構30、後進クラッチC1および前進ブレーキB1を備えている。遊星歯車機構30は、例えば、シングルピニオン方式のものであり、サンギヤ31がタービンシャフト28に連結され、リングギヤ32が入力軸40に連結されている。前進ブレーキB1は、ピニオンギヤ33を自転自在に支持するキャリア34のサンギヤ31の軸線回りでの回転を停止するためのものである。後進クラッチC1は、キャリア34とサンギヤ31とを回転一体に締結するためのものである。
後進クラッチC1を解放して前進ブレーキB1を締結すると、タービンシャフト28の回転は、反転かつ減速されて入力軸40へ伝達され、車両は前進走行状態となる。一方、前進ブレーキB1を解放して後進クラッチC1を締結すると、遊星歯車機構30のキャリア34とサンギヤ31とが一体に回転して、タービンシャフト28と入力軸40とが直結され、車両は後進走行状態となる。また、後進クラッチC1および前進ブレーキB1がともに解放されると、前後進切換装置3は、動力を遮断してニュートラル状態を形成する。
≪無段変速機≫
無段変速機4は、ベルト式無段変速機であって、入力側のプライマリプーリ41、出力側のセカンダリプーリ42、およびこれらプライマリプーリ41とセカンダリプーリ42との間に巻き掛けられた金属製のベルト43などを備えている。
プライマリプーリ41は、有効径が可変な可変プーリであって、入力軸40に固定された固定シーブ411と、入力軸40に軸方向のみの摺動が可能な状態で配設された可動シーブ412とで主に構成されている。セカンダリプーリ42も、プライマリプーリ41と同様に、有効径が可変な可変プーリであって、出力軸44に固定された固定シーブ421と、出力軸44に軸方向のみの摺動が可能な状態で配設された可動シーブ422とで主に構成されている。
プライマリプーリ41の可動シーブ412側には、固定シーブ411と可動シーブ412との間のV溝幅を変更するための油圧アクチュエータ413が配設されている。この油圧アクチュエータ413の作動油室413aへ供給される油圧を制御することにより、上記V溝幅(主にプーリ変速比)が変更される。また、セカンダリプーリ42の可動シーブ422側にも同様に、固定シーブ421と可動シーブ422との間のV溝幅を変更するための油圧アクチュエータ423が配置されており、この油圧アクチュエータ423の作動油室423aへ供給される油圧を制御することにより、上記V溝幅(主にベルト挟圧)が変更される。作動油室423aにはベルト43に初期推力を与えるためのスプリング424が配設されている。
≪油圧制御回路≫
次に、上記前後進切換装置3、無段変速機4などへ供給するオイルを制御するための油圧制御回路20について、図2を参照して説明する。図2において、71はプライマリレギュレータ弁、72はクラッチモジュレータ弁、73はソレノイドモジュレータ弁、74はガレージシフト弁、75はマニュアル弁、76はアップシフト用制御弁、77はダウンシフト用制御弁、78はレシオチェック弁、79は挟圧コントロール弁である。また、SLSは、ライン圧PLの調圧制御、前進ブレーキB1および後進クラッチC1の過渡制御、ならびにセカンダリプーリ42の作動油室423aの調圧制御を行うためのソレノイド圧Pslsを出力するリニアソレノイド弁であり、DS1はアップシフト用信号圧Pds1を調圧制御するアップシフト用の変速ソレノイド弁であり、DS2はダウンシフト用信号圧Pds2を調圧制御するダウンシフト用の変速ソレノイド弁である。本実施形態では、上記リニアソレノイド弁SLSには常開型のリニアソレノイド弁が、上記変速ソレノイド弁DS1,DS2には常閉型のデューティソレノイド弁が用いられている。なお、上記各ソレノイド弁の信号圧はECU8の指令に従って制御される。
プライマリレギュレータ弁71は、オイルポンプ7から供給されるオイルを所定のライン圧PLに調圧するための弁である。プライマリレギュレータ弁71の信号ポート71aには、リニアソレノイド弁SLSから出力されたソレノイド圧Pslsが入力されている。プライマリレギュレータ弁71は、ライン圧PLをソレノイド圧Pslsに比例した油圧に調圧する。
クラッチモジュレータ弁72は、後進クラッチC1および前進ブレーキB1への供給圧の元圧となるクラッチモジュレータ圧Pcmを出力することができる弁である。ソレノイドモジュレータ弁73は、クラッチモジュレータ圧Pcmを調圧して、一定のソレノイドモジュレータ圧Psmを発生することができる弁である。ソレノイドモジュレータ弁73において発生したソレノイドモジュレータ圧Psmは、変速ソレノイド弁DS1,DS2に出力される。
変速ソレノイド弁DS1,DS2は、アップシフト用信号圧Pds1を発生するデューティソレノイド弁からなる変速ソレノイド弁DS1、ダウンシフト用信号圧Pds2を発生するデューティソレノイド弁からなる変速ソレノイド弁DS2である。変速ソレノイド弁DS1,DS2は、変速制御だけでなく、閉じ込み制御や、後述するガレージシフト弁74を過渡圧側(図2においてスプールが左側の状態)に切り替えるための信号圧を発生する役割をも持つ。これらの変速ソレノイド弁DS1,DS2は、それぞれECU8によって制御される。
変速ソレノイド弁DS1,DS2は、ECU8から要求される作動内容に応じて図4に示すように制御される。同図において、「○」はオン状態、「×」はオフ状態(デューティ比0%)、「◎」はオン状態かつデューティ比100%状態を示す。両変速ソレノイド弁DS1,DS2を同時にオフ状態にする閉じこみ制御は、車速=0、変速比=Lowの状態での閉じ込み制御であり、再発進時のベルト滑り防止のために実施される。一方、両変速ソレノイド弁DS1,DS2を同時にオン状態にする閉じこみ制御は、減速中のアイドルストップ時などにおいて実施される。
ガレージシフト弁74は、シフトレンジをNからD又はNからRへ切り替えた時(以下、「ガレージシフト時」ともいう。)に、後進クラッチC1および前進ブレーキB1への供給圧を過渡制御するために油路を切り替えるための切替弁である。図2に示すガレージシフト弁74は、中心線より左側が過渡状態、右側が保持状態である。このガレージシフト弁74は、一端側に、スプリング荷重と同方向にアップシフト用信号圧Pds1とダウンシフト用信号圧Pds2とが入力される信号ポート74d,74eが設けられている。他端側には、スプリング荷重と対向方向にソレノイドモジュレータ圧Psmが入力されるカウンタポート74fが設けられている。中間部には、クラッチモジュレータ圧(保持圧)Pcmが入力される入力ポート74gと、ソレノイド圧(過渡圧)Pslsが入力される入力ポート74hと、マニュアル弁75の入力ポート75aに接続された出力ポート74iとが設けられている。出力ポート74iから出力された油圧がマニュアル弁75を介して後進クラッチC1又は前進ブレーキB1へ供給される。
ガレージシフト弁74は、減速時アイドルストップ制御が実施されると、後述する所定のタイミングで、変速用ソレノイド弁DS1,DS2が同時に100%出力状態とされることで、ポート74d、74eに信号圧Pds1、Pds2が入力され、それまで図2の右側位置(保持位置)にあったガレージシフト弁74は左側位置(過渡位置)に切り替わる。リニアソレノイド弁SLSの出力圧Pslsは、ポート74h、74iを介して前進ブレーキB1へ直接供給される。このとき、リニアソレノイド弁SLSの指示電流は最大値(=1A又は所定最大値)とされ、出力圧Pslsは0となる。つまり、前進ブレーキB1の目標クラッチ圧が0となるので、実クラッチ圧はそれに追従して急速に低下し、前進ブレーキB1は解放状態となる。
アイドルストップ復帰時にも、変速ソレノイド弁DS1,DS2が共に100%出力状態とされ、ガレージシフト弁74が過渡位置に切り替えられる。アイドルストップ復帰時に前進ブレーキB1に高い保持圧(クラッチモジュレータ圧Pcm)が供給されて、ベルト滑りが発生することを防止ためである。
マニュアル弁75は、シフトレバーと機械的に連結された手動操作弁であり、P、R、N、D、S、Bの各レンジに切り換え可能である。マニュアル弁75のレンジを切り替えることにより、ガレージシフト弁74から供給される油圧を後進クラッチC1又は前進ブレーキB1に選択的に導くことができる。
アップシフト用制御弁76およびダウンシフト用制御弁77は、プライマリプーリ41の作動油室413aに給排される作動油量を調整するために設けられた流量制御弁である。アップシフト用制御弁76およびダウンシフト用制御弁77は、変速ソレノイド弁DS1,DS2から出力されるアップシフト用信号圧Pds1およびダウンシフト用信号圧Pds2の相対関係により作動する。
アップシフト用制御弁76は、第1ポート76c、第2ポート76d、入力ポート76e、入出力ポート76fおよび出力ポート76gを備えている。入力ポート76eにはライン圧PLが入力されている。入出力ポート76fは、プライマリプーリ41のプライマリ油室413aに接続されている。出力ポート76gは、ダウンシフト用制御弁77の入出力ポート77fに接続されている。
アップシフト用制御弁76において、スプールがアップシフト位置(図2の左側の位置)にあるときには、出力ポート76gが閉鎖され、ライン圧PLが入力ポート76eから入出力ポート76fを経て、プライマリプーリ41のプライマリ油室413aに供給される。一方、スプールがダウンシフト位置(図2の右側の位置)にあるときには、入力ポート76eが閉鎖され、プライマリ油室413aが入出力ポート76fを介して出力ポート76gと連通した状態になる。
ダウンシフト用制御弁77は、その第1ポート77cに変速ソレノイド弁DS1が接続されており、変速ソレノイド弁DS1が出力する制御油圧が第1ポート77cに入力される。また、第2ポート77dに変速ソレノイド弁DS2が接続されており、変速ソレノイド弁DS2が出力する制御油圧が第2ポート77dに入力される。ダウンシフト用制御弁77は、さらに、入力ポート77e、入出力ポート77fおよび排出ポート77gを備えている。入力ポート77eはレシオチェック弁78と接続されており、入出力ポート77fはアップシフト用制御弁76の出力ポート76gに接続されている。
ダウンシフト用制御弁77において、スプールがダウンシフト位置(図2の右側の位置)にあるときには、入力ポート77eと排出ポート77gとが連通した状態になる。一方、スプールがアップシフト位置(図2の左側の位置)にあるときには、入出力ポート77fが閉鎖された状態になる。
油圧制御回路20において、変速ソレノイド弁DS1から出力された制御油圧がアップシフト用制御弁76の第1ポート76cに入力されると(変速ソレノイド弁D2の出力は0%)、アップシフト用制御弁76のスプールがアップシフト位置(図2の左側の位置)に移動する。これに伴い、ライン圧PLの作動油が、制御油圧に対応する流量で入力ポート76eに流入し、入出力ポート76fを経てプライマリプーリ41のプライマリ作動油室413aに供給される。また、アップシフト用制御弁76のスプールがアップシフト位置にある場合は、出力ポート76gが閉鎖され、ダウンシフト用制御弁77への作動油の流出が阻止される。これにより、プライマリプーリ41の溝幅が狭くなり、変速比が小さくなる(アップシフトする)。
また、変速ソレノイド弁DS1から出力された制御油圧がダウンシフト用制御弁77の第1ポート77cに入力されると、ダウンシフト用制御弁77のスプールがアップシフト位置(図2の左側の位置)に移動する。これにより、入出力ポート77fが閉鎖され、アップシフト用制御弁76からの作動油の流入が遮断された状態になる。
一方、変速ソレノイド弁DS2から出力された制御油圧(ダウンシフト用信号圧Pds2)がアップシフト用制御弁76の第2ポート76dに入力されると、ダウンシフト用信号圧Pds2に応じた推力がアップシフト用制御弁76のスプールに作用し、そのスプールがダウンシフト位置(図2において右側の位置)まで移動する。スプールがダウンシフト位置に移動すると、入出力ポート76fと出力ポート76gとが連通した状態になる。
また、変速ソレノイド弁DS2から出力されたダウンシフト用信号圧Pds2がダウンシフト用制御弁77の第2ポート77dに入力されると、ダウンシフト用信号圧Pds2に応じた推力がダウンシフト用制御弁77のスプールに作用し、そのスプールがダウンシフト位置(図2において右側の位置)まで移動する。スプールがダウンシフト位置に移動すると、入出力ポート77fが排出ポート77g、およびアップシフト用制御弁76の出力ポート76gと連通した状態になる。すなわち、変速ソレノイド弁DS2からダウンシフト用信号圧Pds2が出力されると、プライマリプーリ41の作動油室413aから、アップシフト用制御弁76の入出力ポート76f、出力ポート76g、およびダウンシフト用制御弁77の入力ポート77eを経て、排出ポート77gに至る一連の油路が形成され、プライマリプーリ41の作動油室413aから作動油が流出して、排出ポート77gから排出される。その結果、プライマリプーリ41の溝幅が広くなり、変速比が大きくなる(ダウンシフトする)。
レシオチェック弁78は、閉じ込み制御のために、プライマリプーリ41の作動油室413aを流量制御から油圧制御に切り替えて、当該作動油室413aの油圧とセカンダリプーリ42の作動油室423aの油圧との比率を予め設定された関係に保持するための弁である。つまり、プライマリ圧とセカンダリ圧との比率が所定の関係となるようにプライマリ圧を制御し、所定の状態に保持する弁である。レシオチェック弁78は、スプリングが収容された一端側の信号ポート78cにセカンダリプーリ42の作動油室423aの油圧が入力されている。スプリング荷重と対向する他端側の信号ポート78dには、プライマリプーリ41の作動油室413aの油圧がアップシフト用制御弁76のポート76f,76gを介して入力されている。入力ポート78eにはライン圧PLが供給されており、出力ポート78fはダウンシフト用制御弁77のポート77eと接続されている。さらに、出力ポート78fとドレーンポート78gとの間には、アップシフト用制御弁76のポート76hと接続されたポート78hが設けられている。
挟圧コントロール弁79は、セカンダリプーリ42の作動油室423aの油圧を制御することにより、ベルト挟圧を制御するための圧力制御弁であり、スプリングによって一方向に付勢されたスプールを内装している。スプリング荷重と対向する一端側の信号ポート79aには、ソレノイドモジュレータ弁73から一定圧Psmが供給され、入力ポート79bにはライン圧PLが供給される。出力ポート79cはセカンダリプーリ42の作動油室423aに接続されており、その出力圧はポート79dにフィードバックされている。
挟圧コントロール弁79の信号ポート79eには、リニアソレノイド弁SLSから出力されたソレノイド圧Pslsが供給されている。挟圧コントロール弁79は、信号ポート79eに入力されたソレノイド圧Pslsを所定の増幅度で増幅した油圧を出力ポート79cから出力し、セカンダリプーリ42の作動油室423aに供給することができる。セカンダリプーリ42の作動油室423aの油圧(セカンダリ圧)は油圧センサ109によって検出される。
油圧制御回路20には、その他、種々のバルブ類、油路(例えばロックアップ制御を行うためのバルブ類、油路)が含まれているが、それらについては、本発明と直接関連性を持たないので、本明細書では、説明を省略する。
≪ECU≫
ECU8は、図3に示すように、CPU81、ROM83、RAM85およびバックアップRAM87などからなるマイクロコンピュータを中心として構成され、エンジン1を制御するエンジンECUと、油圧制御回路20を介して前後進切換装置3、無段変速機4等を制御するCVT−ECUとから構成されている。
これらCPU81、ROM83、RAM85およびバックアップRAM87は、バス89を介して互いに接続されるとともに、入力インターフェース91および出力インターフェース93に接続されている。
入力インターフェース91には、エンジン回転数センサ101、スロットル開度センサ102、水温センサ103、タービン回転数センサ104、プライマリプーリ回転数センサ105、セカンダリプーリ回転数センサ106、アクセル開度センサ107、CVT油温センサ108、セカンダリプーリ42の作動油室の油圧センサ109、シフトレバーのレバーポジション(操作位置)を検出するレバーポジションセンサ110、ブレーキペダルセンサ112、前後方向のGセンサ113、車速センサ114などが接続されており、これらのセンサの出力信号がECU8に供給されるようになっている。
出力インターフェース93には、スロットルモータ13、燃料噴射装置14、点火装置15および油圧制御回路20などが接続されている。ECU8は、上記各センサの出力信号などに基づいて、エンジン1のアイドルストップ制御、無段変速機4の変速比制御およびベルト挟圧制御、ならびに、前後進切換装置3の後進クラッチC1および前進ブレーキB1の係合・解放制御などを実行する。
≪減速時アイドルストップに伴うクラッチ解放制御について≫
続いて、本実施形態に係るアイドルストップ車の制御装置を搭載した車両が減速走行中にアイドルストップを実施する場合における、車速、エンジン回転数、CVTプーリ比、変速ソレノイド弁DS1,DS2の出力信号、ベルト伝達トルク、前進ブレーキB1の係合・解放状態の時間変化について、図5を参照しながら説明する。
例えばDレンジで減速走行中に、時刻t1で車速が減速時アイドルストップのしきい値車速であるXkm/h以下となり、その他の減速時アイドルストップ条件も成立すると、エンジン1の運転が停止(エコランフューエルカットが開始)され、エンジン回転数は低下し、ベルト伝達トルクも低下する。従来は、エンジンの運転停止と同時に、変速ソレノイド弁DS1,DS2を100%出力状態にして、前進ブレーキB1をクラッチ解放状態にしていたが、本実施形態では、この時点では、変速ソレノイド弁DS1,DS2は引き続き変速制御を実施し、CVTプーリ比は引き続きLo側へ変化させるとともに、前進ブレーキB1は係合状態を維持する。
時刻t1から所定時間経過した時刻t2では、変速ソレノイド弁DS1,DS2は同時に100%出力状態とされ、リニアソレノイド弁SLSへの指示電流が最大(=1A又は所定最大値)とされる。そのため、ガレージシフト弁74は保持位置から過渡位置に切り替わり、リニアソレノイド弁SLSの出力圧Pslsが前進ブレーキB1へ供給される。リニアソレノイド弁SLSの出力圧Pslsは0(ドレーン)とされるので、目標クラッチ圧は0となり、実クラッチ圧もそれにほぼ追随して速やかに0まで低下し、前進ブレーキB1はクラッチ解放状態となる。また、変速ソレノイド弁DS1,DS2が同時に100%出力状態になることで、プライマリプーリ41の油圧は閉じ込み状態となり、急激な油圧低下が抑制される。
このように、本実施形態では、減速時アイドルストップの制御開始タイミングと変速ソレノイド弁DS1,DS2を100%出力状態にするタイミングとが所定時間ずれているので、その間プーリの変速比をLow側へ移動させることができる。図5に示す例では、γ2からγ1を差し引いた分だけ変速比をLow側へ戻すことができている。上記所定時間の間では、従来の減速時アイドルストップ開始時と比べてエンジン回転数が比較的高く、ベルト挟圧が十分に確保されており、プーリの減速比のLoからの乖離も比較的大きいため、前進プレーキB1を締結状態にしたままでもベルト滑りは発生しにくいと考えられる。本発明はそのような領域を有効利用して少しでもプーリの変速比をLow側へ戻そうとするものである。
図6に、本実施形態に係る減速時アイドルストップ制御の制御手順の一例を示す。すなわち、車速が減速時アイドルストップ制御の開始速度Xkm/hより高く、変速ソレノイド弁DS1,DS2が通常の変速制御を行っている状態から、減速して車速がXkm/h以下となり、かつ、その他の減速時アイドルストップ条件(ロックアップOFF等)が成立すると(ステップST1)、ECU8は、減速時アイドルストップ制御を開始(エコランフューエルカットを開始)する(ステップST2)。通常、減速時には、減速フューエルカット制御が実施されているので、フューエルカットが減速時アイドルストップ制御の開始によって引き継がれる。
次に、ECU8は、前記ST2のエコランフューエルカット開始(減速時アイドルストップ開始条件の成立時)から所定時間経過したか否かを判定し(ステップST3)、所定時間経過した場合は、変速ソレノイド弁DS1,DS2を同時に100%出力状態にする(ステップST4)。一方、所定時間経過していない場合は、変速ソレノイド弁DS1,DS2を引き続き変速制御の状態に維持する。
変速ソレノイド弁DSが100%出力状態になることで、ガレージシフト弁74が過渡位置へ切り替わるとともに、閉じこみ制御が実施されるが、ECU8は、さらにリニアソレノイド弁SLSの指示電流をほぼ最大(=1Aまたは所定値)にし、目標クラッチ圧を0とすることにより、前進ブレーキB1を解放状態とする(ステップST5)。
その後、ECU8は、アイドルストップ復帰条件(ブレーキOFF等)が成立したか否かを繰り返し(ステップST6)、上記復帰条件が成立した場合は、エンジン1を再始動して(ステップST7)、変速ソレノイド弁DS1,DS2を100%出力状態のまま、リニアソレノイド弁SLSの指示電流を制御することにより、ベルト伝達トルクが前進ブレーキB1のクラッチ伝達トルクより小さくなるようにする(ステップST8)。そして、所定時間経過後(ステップST9:YES)、変速ソレノイド弁DS1,DS2が同時に100%出力になっている状態を解除して、通常の変速制御に復帰する。このとき、ガレージシフト弁74は、保持位置に復帰し、前進ブレーキB1には保持圧が供給され前進ブレーキB1の係合制御が完了する(ステップST10)。
≪他の実施形態について≫
既述の実施形態では、前記ステップST3において、エコランフューエルカット開始から所定時間経過したか否かを判定し、所定時間経過後に、ステップST4の処理に移行しているが、図7に示すように、上記ステップST3の処理に代えて、ECU8はエンジン回転数が所定のエンジン回転数R1未満になったか否かを判定し(ステップST3’)、所定のエンジン回転数R1以下になった場合に、ステップST4の処理に移行するようにしてもよい。エコランフューエルカット開始時(本実施形態における減速時アイドルストップ開始時)では、従来の減速時アイドルストップ開始時と比べてエンジン回転数が比較的高く、ベルト挟圧が十分に確保されており、プーリの減速比のLoからの乖離も比較的大きいため、前進プレーキB1を締結状態にしたままでもベルト滑りは発生しにくいと考えられる。本発明は、エンジン回転数が所定のしきい値R1以上にある間は、ベルト挟圧が十分に確保されており、プーリの減速比のLoからの乖離も十分に大きいため、前進プレーキB1を締結状態にしたままでもベルト滑りは発生しにくいという思想に基づくものであり、かかる領域を有効利用して少しでもプーリの変速比をLow側へ戻そうとするものである。
或いは、図8に示すように、上記ステップST3の処理に代えて、ECU8はベルト伝達トルク(ベルト43が滑ることなく伝達可能なトルク)をベルト入力トルク(ベルト43に入力されるトルク)で除して得られる安全率が所定安全率(例えば1.5倍)未満になったか否かを判定し(ステップST3’’)、安全率が所定安全率未満になった場合に、ステップST4の処理に移行するようにしてもよい。エコランフューエルカット開始時(本実施形態における減速時アイドルストップ開始時)では、従来の減速時アイドルストップ開始時と比べてエンジン回転数が比較的高く、ベルト挟圧が十分に確保されているため、前進プレーキB1を締結状態にしたままでもベルト滑りは発生しにくいと考えられる。本発明は、ベルト43の滑りに関する安全率が所定値以上にある間は、前進プレーキB1を締結状態にしたままでもベルト滑りは発生しにくいという思想に基づくものであり、かかる領域を有効利用して少しでもプーリの変速比をLow側へ戻そうとするものである。なお、上記ベルト伝達トルクは、周知のとおり、ベルト挟圧、プーリ変速比等に基づいて算出可能であり、上記ベルト入力トルクは、周知のとおり、エンジン回転数、タービン回転数、車両減速度等に基づいて算出可能である。これらの算出はECU8において実行される。
1 エンジン
8 ECU
20 油圧制御回路
41 プライマリプーリ
101 エンジン回転数センサ
B1 前進ブレーキ
DS1,DS2 変速ソレノイド弁

Claims (3)

  1. 減速走行中に所定の減速時アイドルストップ開始条件が成立した場合に、エコランフューエルカットの開始及びアイドルストップの実施をするとともに、アップシフト用およびダウンシフト用変速ソレノイドを共にオン状態にすることで、他のバルブ類を介して係合状態にある前進ブレーキを解放し、エンジンとプライマリプーリとの動力伝達経路を遮断する制御手段を備えたアイドルストップ車の制御装置において、
    前記制御手段は、
    減速時アイドルストップ開始条件の成立時から所定時間が経過するまでの間、ダウンシフトを継続し、前記所定時間経過時に前記アップシフト用およびダウンシフト用変速ソレノイドを共にオン状態にすることで、前記他のバルブ類を介して係合状態にある前記前進ブレーキを解放する、ことを特徴とするアイドルストップ車の制御装置。
  2. 減速走行中に所定の減速時アイドルストップ開始条件が成立した場合に、エコランフューエルカットの開始及びアイドルストップの実施をするとともに、アップシフト用およびダウンシフト用変速ソレノイドを共にオン状態にすることで、他のバルブ類を介して係合状態にある前進ブレーキを解放し、エンジンとプライマリプーリとの動力伝達経路を遮断する制御手段を備えたアイドルストップ車の制御装置において、
    前記制御手段は、
    減速時アイドルストップ開始条件の成立時以後、エンジン回転数が所定回転数以上にある間、ダウンシフトを継続し、前記エンジン回転数が所定回転数未満になった時、前記アップシフト用およびダウンシフト用変速ソレノイドを共にオン状態にすることで、前記他のバルブ類を介して係合状態にある前記前進ブレーキを解放する、ことを特徴とするアイドルストップ車の制御装置。
  3. 減速走行中に所定の減速時アイドルストップ開始条件が成立した場合に、エコランフューエルカットの開始及びアイドルストップの実施をするとともに、アップシフト用およびダウンシフト用変速ソレノイドを共にオン状態にすることで、他のバルブ類を介して係合状態にある前進ブレーキを解放し、エンジンとプライマリプーリとの動力伝達経路を遮断する制御手段を備えたアイドルストップ車の制御装置において、
    前記制御手段は、
    減速時アイドルストップ開始条件の成立時以後、ベルト伝達トルクをベルト入力トルクで除して得られる安全率が所定値以上にある間、ダウンシフトを継続し、前記安全率が所定値未満になった時、前記アップシフト用およびダウンシフト用変速ソレノイドを共にオン状態にすることで、前記他のバルブ類を介して係合状態にある前記前進ブレーキを解放する、ことを特徴とするアイドルストップ車の制御装置。
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