JP6730159B2 - ノズルホルダユニット及びそれを備えたレーザ加工機 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ加工ヘッドに着脱可能とされたノズルを、複数格納できるノズルホルダユニットと、そのノズルホルダユニットを備えたレーザ加工機と、に関する。
レーザ加工機のレーザ加工ヘッドに、交換できるよう着脱可能とされたノズルを、複数格納できるノズルホルダユニットが知られており、一例が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載されたノズルホルダユニットは、ノズルホルダにノズルが装着されているか否かの有無検出を、ノズルの上部に直接接触することで揺動する揺動部材と、揺動部材が揺動したことを検出するセンサ(例えば近接センサ)と、により行う。
特開2014−172046号公報
ノズルの交換作業は、レーザ加工ヘッドを、ノズルホルダユニットの上方に移動し、上下動させて行うため、レーザ加工ヘッドの移動可能な空間をより広く確保して無駄な動きを排除し、作業効率を向上させることが望まれる。
そのため、ノズルホルダユニットはできるだけ薄い方が好ましい。
これに対し、特許文献1に記載された従来のノズルホルダユニットは、ノズルの装着有無検出を、ノズルホルダの上方に揺動部材及びセンサを設けることで行うようになっている。
そのため、ノズルホルダユニットの厚さ(上下方向の厚さ)を薄くすることが容易ではなく、改良の余地があった。
また、揺動部材及びセンサがノズルホルダの上方に位置していることから、さらにその上方に位置させたレーザ加工ヘッドに付着したスパッタや加工屑が落下し、揺動不良や検出不良になってノズル装着有無検出不良が生じる虞が少なからずあり、この点でも改良の余地があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、厚さが薄く、ノズル装着有無検出不良が生じにくいノズルホルダユニット及びそれを備えたレーザ加工機を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の構成を有する。
1) レーザ加工ヘッドのノズルを着脱可能な複数のノズルホルダ部と、
複数の前記ノズルホルダ部それぞれに対応して少なくとも水平方向に離隔配置され、物体の接近を検出する複数のセンサと、
前記ノズルホルダ部に前記ノズルが装着された状態で前記センサによる検出状態及び非検出状態の一方となる位置にあり、前記ノズルホルダ部に前記ノズルが装着されていない状態で前記センサによる検出状態及び非検出状態の他方となる位置にある検出部材と、
を備えているノズルホルダユニットである。
2) 前記ノズルホルダ部は、前記ノズルに係合し前記ノズルを着脱可能な第1の位置と前記第1の位置から水平方向に離隔し前記ノズルを着脱不能な第2の位置との間で移動可能なホールドプレートを有し、
前記検出部材は、前記ホールドプレートの前記第1の位置と前記第2の位置との間の移動に連動して前記センサに対し離接又は接離することを特徴とする1)に記載のノズルホルダユニットである。
3) 複数の前記ノズルホルダ部を有するベース板と、
前記ベース板を、複数の前記ノズルホルダ部に対する上方を開放して前記レーザ加工ヘッドによって前記ノズルを着脱可能とする引き出し位置と、複数の前記ノズルホルダ部に対する上方を覆う引き込み位置との間で出入り可能に支持する筐体と、
を備えたことを特徴とする1)又は2)に記載のノズルホルダユニットである。
4) 前記複数のノズルホルダ部を有するベース板と、
前記ベース板を、引き出し位置と引き込み位置との間で出入り可能に支持すると共に、前記ベース板が前記引き込み位置にあるときに複数の前記ノズルホルダ部及び前記センサの上方を開放するよう形成された開口部を有する筐体と、
前記筐体の前記開口部を回動により開閉する上部カバーと、
を備え、
前記ベース板が前記引き込み位置にあるときに、前記上部カバーを人手により回動して前記開口部を開け、複数の前記ノズルホルダ部及びセンサを上方に露出可能とされていることを特徴とする1)又は2)に記載のノズルホルダユニットである。
5) ノズルを交換可能なレーザ加工ヘッドと、
複数の前記ノズルを前記レーザ加工ヘッドによって着脱可能なノズルホルダ部を複数有するユニットと、を備え、
前記ノズルホルダユニットは、1)〜4)のいずれか1つに記載のノズルホルダユニットであることを特徴とするレーザ加工機である。
本発明によれば、厚さが薄く、ノズル装着有無検出不良が生じにくい、という効果が得られる。
図1は、本発明の実施の形態に係るレーザ加工機の実施例であるレーザ加工機51の全体構成を説明するための斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るノズルホルダユニットの実施例1であるノズルホルダユニット2における上部カバー4の閉状態を説明するための斜視図である。 図3は、ノズルホルダユニット2における上部カバー4の開状態を説明するための斜視図である。 図4は、ノズルホルダユニット2が備えるノズルホルダ体5と筐体3の底部3eとを説明するための斜視図である。 図5は、ノズルホルダ体5の収容状態を説明するための上面図である。 図6は、ノズルホルダ体5の引き出し状態を説明するための上面図である。 図7は、センサ3fによる検出プレート19の検出を説明するための図である。 図8は、ノズルホルダ体5が備えるノズルステーション部NSを説明するための上面図である。 図9は、ノズルステーション部NSを説明するための下面図である。 図10は、図8におけるS10−S10位置での断面図である。 図11は、図8におけるS11−S11位置での断面図である。 図12は、ノズルステーション部NSが備えるステーションユニット12の組立図である。 図13は、ノズル1a及びノズルステーション部NSが備える押さえプレート16のダルマ孔16aを説明するための概略側面図である。 図14は、センサ3f及び検出プレート19によるノズル1aの有無検出を説明するための模式的側面図である。 図15は、上部カバー4の押し上げ動作について説明する動作図である。 図16は、実施例2のノズルホルダユニット31の収容状態を説明するための斜視図である。 図17は、ノズルホルダユニット31の引き出し状態を説明するための斜視図である。
(実施例1)
本発明の実施の形態に係るノズルホルダユニットを、まず、実施例1としてのノズルホルダユニット2及びそれを備えたレーザ加工機51により説明する。
図1は、レーザ加工機51を説明するための斜視図である。
以下の説明において、上下左右前後の各方向を、便宜的に図1の矢印で規定する。
レーザ加工機51は、レーザ加工ヘッド1を備えて板材をレーザ加工する例えばファイバレーザ加工機である。
レーザ加工ヘッド1のノズル1aは交換可能とされており、レーザ加工機51は、複数種類のノズル1aを格納可能なノズルホルダユニット2を備えている。
レーザ加工の内容に応じて必要な場合に、レーザ加工ヘッド1がノズルホルダユニット2に移動し、後述する方法により加工に最適なノズル1aとの交換を自動で実行するようになっている。
図1では、ノズルホルダユニット2が、ベースフレーム53cの左右方向両端側の2ヶ所に記載されているが、これについては後述する。
レーザ加工機51は、内部空間を加工室52とした箱状の本体部53を有する。
本体部53は、加工室52を支持するベースフレーム53cを有する。
本体部53の左側面及び前面には、それぞれスライドして開閉するドア53a及びドア53bが備えられている。図1では、ドア53a及びドア53b共に開状態として、加工室52内が見える状態で記載されている。
加工室52には、板状のワーク(不図示)を支持する剣山状の支持板54が並設されたテーブル55と、テーブル55の上方に配置されたキャリッジ56と、が備えられている。
キャリッジ56は、図示しない案内レールに沿い、左右方向(矢印DRa参照)にテーブル55にほぼ対応した範囲で移動する。
キャリッジ56には、レーザ加工ヘッド1が前後方向及び上下方向に移動可能に取り付けられている。
レーザ加工ヘッド1の先端部分(下方先端部分)には、ノズル1aが着脱可能に取り付けられている。
キャリッジ56及びレーザ加工ヘッド1の動作は、本体部53の左前部に取りつけられた制御装置57によって制御される。
レーザ加工機51は、ワークの搬出入を、左側面側と右側面側とのいずれかに選択設定することができる。ノズルホルダユニット2は、ワークの搬出入における干渉を避けるべく配置される。
例えば、ワークの搬出入を右側面側とした場合には、ノズルホルダユニット2は、左側の位置2Aに備えられる。
一方、ワークの搬出入を左側面側とした場合には、ノズルホルダユニット2は、右側の位置2Bに備えられる。
ノズルホルダユニット2は、図2に示されるように、扁平箱状を呈し、位置2A及び位置2Bのいずれにおいても、加工室52の内部において、テーブル55よりも少し高い位置に、取り付けられている。
レーザ加工ヘッド1は、キャリッジ56の左右方向の移動、及びレーザ加工ヘッド1自身のキャリッジ56に対する前後方向の移動によって、テーブル55の全域の上方位置、及びノズルホルダユニット2の上方位置に移動可能とされている。
次に、ノズルホルダユニット2について図2及び図3を参照して詳述する。
以下の説明において、レーザ加工機51は、ワーク搬出入が右側面側であり、ノズルホルダユニット2は、図1に示される位置2Aに配置されているものとする。
図2は、図1に示される位置2Aに配置されたノズルホルダユニット2の通常状態を右前斜め上方から見た斜視図である。
図3は、図2において、ノズルホルダユニット2が有する上部カバー4を開けた状態を示す斜視図である。
図2及び図3に示される左右前後の各方向は、図1に示された方向と対応している。
ノズルホルダユニット2は、通常状態で、上下方向に薄く上方視で矩形となる扁平の略箱状を呈する。
ノズルホルダユニット2は、筐体3と、上部カバー4と、ノズルホルダ体5と、を有する。
筐体3は、上面部3a,前側部3b,後側部3c,左側部3d,及び底部3eを有する。
筐体3は、右上部において、完全に開放された右側部を含む開口部3p(図3参照)を有する。
上部カバー4は、開口部3pに対し開閉するように、筐体3に取り付けられている。
ノズルホルダ体5は、筐体3の内部に収容され、開口部3pから右方側に水平に出入りするように移動可能とされている。
図3では、収容状態にあるノズルホルダ体5が示されている。
上部カバー4は、筐体3の上面部3aに、二つのヒンジ4h,4hを介し前後方向に延びる回動軸まわりに開閉するよう(矢印DRa参照)取り付けられている。回動角度は90°を越える角度に設定されている。
上部カバー4は、図2に示される閉状態において開口部3pを塞いでいる。
上部カバー4は、閉状態の上下左右前後の各方向で説明すると、水平となる平板状の基部4aと、基部4aの右縁から右方に向かうに従って下方に傾斜する傾斜部4bと、基部4a及び傾斜部4bの前縁及び後縁に接続した前側部4c及び後側部4d(図3参照)と、を有する。
ノズルホルダ体5は、右端に板状の右側板5aを有する。
右側板5aは、左右方向に対し直交し前後方向に延びる姿勢とされている。
右側板5aは、図3に示されるノズルホルダ体5が筐体3の内部に収容された収容状態で、実質的に筐体3の右側板として機能する。すなわち、右側板5aは、収容状態で開口部3pの右側開口を塞ぐ壁となる。
図3に示されるように、ノズルホルダ体5は、平板状のベース板5dと、ベース板5dの前縁及び後縁に取り付けられた板状のカバーガイド5b,5cと、を有する。
カバーガイド5b,5cは、前後方向に対して直交し左右方向に延びる姿勢で、ベース板5dに取り付けられている。
カバーガイド5b,5cは、右上の角部に、右方に向かうに従って下方に傾斜する傾斜部5b1,5c1を有する。
開口部3pは、左右方向の中央部分は上面部3aのみに形成されている。
また、開口部3pは、右方部分において、前側部3bの上部3b1及び後側部3cの上部3c1にまで食い込むように形成された拡張部3p1及び拡張部3p2を有する。
ノズルホルダ体5が収容状態にあり、かつ上部カバー4が閉状態から90°を越えて回動した完全開状態において、拡張部3p1においてカバーガイド5bの傾斜部5b1が露出し、拡張部3p2においてカバーガイド5cの傾斜部5c1が露出している。
ノズルホルダ体5が収容状態にあり、かつ上部カバー4が閉状態のときに、傾斜部5b1及び傾斜部5c1は、上部カバー4の傾斜部4bの内面に沿って近接した位置にある〔図15(a)参照〕。
次に、ノズルホルダ体5について、図4〜図6を参照して説明する。
理解容易のため、図4〜図6では、筐体3は底部3eのみを示し、ノズルホルダ体5は、カバーガイド5b,5c及び右側板5aを外した状態で示してある。
図4は、ノズルホルダ体5が筐体3の内部に収容された収容状態におけるノズルホルダ体5と底部3eとを示した斜視図である。
図5は、図4の状態の上面図である。
図6は、図5の状態に対し、ノズルホルダ体5の右方側を先頭として筐体3内から引き出された状態(引き出し状態)を示す上面図である。
図4に示されるように、底部3eの上面3e1には、前側と後側に、左右方向に延びるリニアガイドレール6の一対が、平行に取り付けられている。
ノズルホルダ体は、平板状のベース板5dを有する。ベース板5dの前縁及び後縁それぞれには、ベース板5dの剛性を向上させるため、下方に折り曲げられた折り曲げ壁部5d1が形成されている。
ベース板5dの下面には、リニアガイドレール6に案内支持されるブロック5gが、一つのリニアガイドレール6に対し左右方向に離隔して一対、合計2対取り付けられている。図4では、左方側の一つずつが示されている。
これにより、ベース板5dは、筐体3の底部3eに対し、リニアガイドレール6を介して左右方向に移動可能とされている。
底部3eの上面3e1における後方側のリニアガイドレール6に近接して平行に、アクチュエータとしてのエアシリンダ7が取り付けられている。
エアシリンダ7は、右方側からロッド7a(図6参照)を左右方向に出し入れする。
ロッド7aの先端は、ベース板5dに連結されている。
これにより、ベース板5dは、エアシリンダ7の動作によって、図5に示される筐体3に収容された収容状態と、図6に示される筐体3の右端部から右方へ突出した引き出し状態と、の間で移動する。
エアシリンダ7の動作は、制御装置57によって制御される。
図4において、底部3eの上面3e1には、ソレノイドバルブ8及び端子台9が取り付けられている。
ソレノイドバルブ8は、ベース板5dを左右方向に移動させるエアシリンダ7にエアを供給する。
端子台9は、ノズルホルダ体5と外部との電気接続を中継する部材である。
端子台9には、ソレノイドバルブ8に繋がれた信号線や後述する複数のセンサ3fそれぞれに繋がれた信号線、などが接続され、それぞれが制御装置57に繋がれた信号線と独立的に電気接続される。
ベース板5dの上面5d2には、ブラシ部5h1,キャリブレーションプレート5h2,カバープレート5h3,及びノズルステーション部NSが備えられている。
キャリブレーションプレート5h2は、レーザ加工ヘッド1の高さ位置をキャリブレーションする際に基準面として用いられる。
ブラシ部5h1は、起立させた複数のブラシ5h1aを有する。ブラシ部5h1は、複数のブラシ5h1aにレーザ加工ヘッド1のノズル1aを接触させて清掃するために用いられる。
カバープレート5h3は、ベース板5dに対してねじにより取り外し可能とされる。カバープレート5h3の表面には、詳細を後述するノズルステーション部NSのステーション番号(図示せず)が表示されている。
すなわち、カバープレート5h3は、ベース板5dに取り付けられた状態で、ノズルステーション部NSのステーション番号が視認できる表示機能を有する。
図5は、カバープレート5h3を外した状態が示されている。
図5に示されるように、ベース板5dにおけるカバープレート5h3が取り付けられる部分には、カバープレート5h3で隠れる大きさの開口部5d4が形成されている。
ベース板5dが収容状態のときに、開口部5d4から底部3eの上面3e1に配置された検出部KB(図6も参照)が臨めるようになっている。
これにより、人手による検出部KBの機械的調整が可能になっている。
次に、ノズルステーション部NSについて、図4〜図6を参照して説明する。
図4〜図6に示されるように、ノズルステーション部NSは、ノズル1aを着脱可能なノズルホルダ部11を二つ備えたステーションユニット12を、左右方向にm行、前後方向にn列、のm×n個備えたマガジンラック13と、マガジンラック13支持する矩形枠状のフレーム14と、を含んでいる。
すなわち、マガジンラック13は、この例において、m=2、n=4とされ、2行4列なる8個のステーションユニット12を備えている。
ステーションユニット12の向きは、備えた二つのノズルホルダ部11が前後方向に並ぶ向きとされる。
従って、マガジンラック13において、ノズルホルダ部11は、2行×(2個×4列)で16ヶ所備えられている。すなわち、ノズル1aを最大で16個同時に装着することができる。
図5において、マガジンラック13は、複数のステーションユニット12が列方向(前後方向)に並べられた状態で、各ノズルホルダ部11の前後方向のピッチPtが一定となるようになっている。
さらに、マガジンラック13において、ステーションユニット12の隣接する行(左右方向)において、ノズルホルダ部11の前後方向の位置が、互いに半ピッチ(Pt/2)分ずれている。
従って、左方向視、又は右方向視において、16個のノズルホルダ部11に装着されたノズル1aは、前後方向にピッチPtaで等間隔に整列しているように見える。ピッチPtaは、ピッチPtの半分である(Pta=Pt/2)。
図6において、底部3eの上面3e1における左右方向の所定位置には、複数のノズルホルダ部11の前後方向位置に対応して、複数のセンサアッシ3ASが配置されている。
詳細を図7を参照して説明する。図7は、センサアッシ3ASを説明するための上面図である。
センサアッシ3ASは、センサ3fとセンサホルダ3gとが組み合わされて構成され、底部3eの上面3e1に配置されている。
詳しくは、センサ3fはセンサホルダ3gに保持され、センサホルダ3gは、二つの貫通孔3g1を有し、各貫通孔3g1を通したボルトBt(図6参照)によって底部3eにねじ固定されている。
センサ3fは、例えば、非接触近接センサである。
センサ3fは、検出面3f1が右側の端面となる姿勢で配置されている。
そして、センサ3fは、検出面3f1に対し、検出可能な最長距離以下に物体(例えば金属であってこの例における検出プレート19)が存在している状態で、検出信号S1をコード3f2を通して出力する。
検出面3f1は、右方視で例えば矩形である。
センサ3fとして、例えば、オムロン株式会社製E2S−W23を用いることができる。
図6に示されるように、底部3eの上面3e1には、複数のセンサアッシ3ASが、前後方向にピッチPtb(図5参照)の等間隔で整列配置されて検出部KBを構成している。ピッチPtbは、ピッチPtaと等しい。
詳しくは、検出部KBにおいて、各センサアッシ3ASは、検出面3f1が右方を向く姿勢で、かつ検出面3f1の左右方向の位置Paが一致して揃うように配置されている。
検出部KBにおけるセンサアッシ3ASの数は、ノズルホルダ部11の数と一致している。
この例では、ノズルホルダ部11は16個備えられており、各ノズルホルダ部11に対応した16個のセンサ3fが前後方向に一列に並設されている。
次に、ノズルステーション部NSについて、図8〜図12を参照してさらに詳しく説明する。
図8は、ノズルステーション部NSの上面図であり、図9はノズルステーション部NSの下面図である。
図10は、図8におけるS10−S10位置での断面図であり、図11は、図8におけるS11−S11位置での断面図である。
図12は、ステーションユニット12の組立図である。
図8〜図12における上下左右前後方向は、理解容易のため、図1の各方向と同じとしてある。
図8では、16ヶ所のノズルホルダ部11の内、最右行の最も後方に位置するノズルホルダ部11のみ、ノズル1aが装着されてなく、他の15ヶ所のノズルホルダ部11にはノズル1aが装着されている状態で示されている。
マガジンラック13は、枠板状のフレーム14の中央角孔14c(図9参照)に対し、図8に示されるように、後左の角を除く三つの角部に、止め螺子Bt2が設けられ、後左の角部を基準としたフレーム14に対する平行度合いが調節可能になっている。
マガジンラック13は、止め螺子Bt2を適度の締め込みにして平行度合いを調節した状態で、四つの角部においてボルトBt3で固定されている。
マガジンラック13が取り付けられたフレーム14は、ベース板5d対し、長孔14b及び丸孔14aを介してボルトBt4(図5参照)によって固定される。
フレーム14において、長孔14bは後左の角部以外の三つの角部に形成され、ボルトBt4の胴部との径差が小さい丸孔14aが後左の角部に形成されているので、フレーム14に対するマガジンラック13の丸孔14aを中心とした回動姿勢が調整できる。
マガジンラック13は、例えば、金属塊から削りだしで形成され、上方視が矩形とされている。
マガジンラック13は、ノズルホルダ部11において、図12に示されるように、上下方向に貫通するノズルポケット13bを有する。
ノズルポケット13bの内部には、下部において前後方向幅が縮小した段部13b1が形成されている。
段部13b1には,左右方向に並列して複数の付勢部13c(図11参照)が形成されている。
付勢部13cは、図11にも示されるように、段部13b1において下方に向かい形成された有底孔13c1と、有底孔13c1に挿入された圧縮コイルばね13c2と、圧縮コイルばね13c2により下方から支持されたボール13c3と、を含んで構成される。
ボール13c3は、常態において、図11及び図12に示されるように、上方の先端部分が段部13b1の表面よりも上方に突出している。
複数の付勢部13cは、所定のピッチPt13で並設されている。ピッチPt13は、後述するホールドプレート15が可能とする左右方向の移動距離に対応している。
ノズルポケット13bに対し、上方からは、ホールドプレート15が挿入され、
その上から押さえプレート16がマガジンラック13の上面13aにボルトBt5(図12参照)によって螺子止めされる。
これにより、ホールドプレート15は、付勢部13cにより上方に付勢され、かつ左右方向に移動可能とされる。
ホールドプレート15の下面には、図11に示されるように、ボール13c3の一部が進入する凹部15bが形成されており、ボール13c3がホールドプレート15の移動の左端及び右端でクリック感が得られるよう凹部15bに係合するようになっている。
ノズルポケット13bに対し、下方からは、左右方向両端から上向きに腕部17aが延びたコ字状の移動プレート17が挿入されている。
移動プレート17の一対の腕部17aの間には、ホールドプレート15が左右方向に僅かな遊びをもって収められている(図10も参照)。
マガジンラック13の下面は、ボトムプレート18により塞がれる。
ボトムプレート18には、ノズルポケット13bに対応した位置に、左右方向に長い角孔18aが形成されている。
この角孔18aの前後幅よりも移動プレート17の前後幅の方が広くなっている。そのため、移動プレート17は、ホールドプレート15を一対の腕部17aの間に挟んだ状態で維持される。
また、図10に示されるように、移動プレート17の下部には、左右方向に離隔して一対のナット17bがカシメ固定されており、ナット17bはボトムプレート18の角孔18aを通して下方に突出している。
ホールドプレート15は、上方視で矩形となる板状部材であり、中央に、下方に向け、ノズル1aの外周面に対応した周面で縮径した貫通孔15aが形成されている(図10参照)。
押さえプレート16は、図8に示されるように、左右方向に離隔した位置P2と位置P3とをそれぞれ中心とする異径の円弧同士が繋がった(大小の孔が跨るように繋がった)孔である達磨形状のダルマ孔16aを一対有する。すなわち、位置P2を中心とする円弧よりも位置P3を中心とする円弧の方が小さい。
ホールドプレート15は、ノズルポケット13b内で、貫通孔15aの中心が、少なくとも位置P2と位置P3との間を左右方向に移動可能とされている。
ホールドプレート15が、左右方向において一対の腕部17a内にほぼ隙間なく収められていることから、ホールドプレート15の左右方向の移動に伴って移動プレート17も共に移動する。
移動プレート17のナット17bには、細長い検出プレート19が左右方向に延びる姿勢でボルトBt6によって固定されている。
検出プレート19は、横断面形状がL字状の細長い基部19aと、基部19aの左方先端部において折り曲げられて形成された、基部19aの延在方向に直交する検出壁19bと、有する。
検出プレート19は、基部19aの右方端部において、移動プレート17に取り付けられており、左方は、マガジンラック13の左端部からさらに左方に突出している。
これにより、ホールドプレート15が左右に移動すると、ホールドプレート15の移動に連動して検出プレート19も一体的に左右に移動する。
図9に示されるように、検出プレート19は、複数のノズルホルダ部11の列位置に応じて異なる長さとされる。
すべてのノズルホルダ部11におけるホールドプレート15の左右方向位置が、位置P3で揃っているときに、すべての検出プレート19における左方先端の検出壁19bの左右方向位置も、位置P4で一致するようになっている。
当然に、すべてのノズルホルダ部11におけるホールドプレート15の左右方向が、位置P2で揃っているときに、検出壁19bの左右方向位置も、位置P5で揃うようになっている。
上述のノズルホルダ部11に対するノズル1aの取り付けと取り外しは、いわゆるダルマ孔に対する、フランジやボルト頭などの所定径部材の取付及び取り外しの周知構造が適用される。
図13(a)は、ノズル1aの概略側面図であり、図13(b)は、押さえプレート16に形成されているダルマ孔16aの上面図である。
図13(a)に示されるように、ノズル1aは、下方先端のレーザ照射口1bから上方に拡径し、最大の直径Daなるフランジ1cを有する。
ここで、ダルマ孔16aの大きい円弧径をRaとし、小さい円弧径をRbとすると、Rb<Da/2<Raとなっている。
そして、レーザ加工ヘッド1をダルマ孔16aの大きい円弧部の位置P4に位置させて上方から下方に移動し、フランジ1cをダルマ孔16aから下方に通過させる。これにより、フランジ1cよりも下方側がノズルポケット13b(図10参照)に進入する。
これによりノズル1aの先端部分がホールドプレート15の貫通孔15aに挿入係合される。
その後、レーザ加工ヘッド1の中心を小さい円弧部の位置P3に水平移動させることで、ノズル1aに係合したホールドプレート15も水平移動する。
そして、位置P3に達したレーザ加工ヘッド1を上昇させると、フランジ1cがダルマ孔16aに引っかかると共に自動でロックが解除され、ノズル1aがレーザ加工ヘッド1から分離し、ノズルポケット13bに収容される。
ノズル1aの取り外し動作は、上述の取付動作の逆の動作となる。
図14は、検出プレート19によるノズル1aの有無検出について説明するための模式的側面図である。ノズル1aは、レーザ加工ヘッド1によって位置P4から位置P3に移動すると、ノズル1aが係合したホールドプレート15と、ホールドプレート15と共に左右方向に移動する移動プレート17と、を介して、移動プレート17に固定された検出プレート19がセンサ3fに対し接近する。検出プレート19がセンサ3fに接近することで、センサ3fにより検出プレート19の存在が検出される。
ホールドプレート15が位置P3にあるのは、ノズル1aがホールドプレート15に係合しているとき(装着されているとき)に限定されるので、センサ3fからの検出信号S1により、制御装置57は、ノズル1aがノズルホルダ部11における所定位置(位置P3)に装着されているか否かを判定できる。
ノズルホルダユニット2は、既述のように上部カバー4を備えている。
そのため、レーザ加工ヘッド1を移動させてノズル1aをノズルホルダ部11に着脱する際には、ノズルステーション部NSを上部カバー4で覆われないように露出させる必要がある。
ノズルホルダユニット2では、図2に示される上部カバー4の閉状態から、制御装置57の制御によりエアシリンダ7を動作させ、ロッド7aを延ばすことでベース板5dを右方に移動させる。
すると、ベース板5dに取り付けられたカバーガイド5b,5cの傾斜部5b1,5c1が自動的に上部カバー4を必要量上昇回動させて(押し上げて)、ノズルステーション部NSが上部カバー4に対して右方に突出することを許容する。これによりノズルステーション部NSが外部に露出する。
カバーガイド5b,5cによる上部カバー4の押し上げ動作について、動作図である図15を参照して説明する。
図15は、図2におけるS15−S15位置での断面図である。描画の煩雑さを避けるため断面部位のハッチング表示は不図示としてある。
また、ベース板5dには、エアシリンダ7のロッド7aが連結されてロッド7aの伸縮によって左右方向に移動するが、描画の煩雑さを避けるためエアシリンダ7及びロッド7aも不図示としてある。
図15(a)は、ベース板5dが収容位置にある状態(ベース板5dの収容状態)が示されている。既述のように、ベース板5dに取り付けられたカバーガイド5cの傾斜部5c1が、上部カバー4の傾斜部4bの内面に沿った接近位置にある。
この状態において、上部カバー4は閉状態にあり、筐体3における開口部3pの上方開口を塞いでいる。
また、ベース板5dに取り付けられた右側板5aは、上部カバー4と実質的に接続して、開口部3pの右方開口を塞いでいる。
従って、ノズルステーション部NSは外部に露出していない。
ノズル交換動作を実行するにあたり、制御装置57は、アクチュエータとしてのエアシリンダ7を動作させてロッド7aを右方に延ばす。
そのため、ロッド7aの右端に連結されリニアガイドレール6に支持されたベース板5dは、右方に移動する(矢印DRb参照)。
これにより、カバーガイド5cの傾斜部5c1が、上部カバー4の傾斜部4bの内面に当接摺動し、上部カバー4は、ヒンジ4hを中心として図15における反時計回り方向に回動する(矢印DRc参照)。
さらに継続してベース板5dが右方に移動すると(矢印DRd参照)、傾斜部4bの先端部位がカバーガイド5cの上縁部5c2に対し摺動して、図15(c)に示される既述の引き出し状態となる。この引き出し状態のベース板5dと底部3eとの相対位置関係は、図6に示される状態に相当する。
従って、ノズルステーション部NSは、上方が開放した露出状態になり、レーザ加工ヘッド1をノズルステーション部NSの上方に移動させて行うノズル1aの着脱が可能となる。
ベース板5dを引き出し状態から収容状態にするときは、制御装置57は、エアシリンダ7のロッド7aを引き込んでベース板5dを左方に移動させる。
これにより、ベース板5dは、上記引き出し状態にする動作とは逆の動作で収容状態になる。
このように、ノズルホルダユニット2は、上部カバー4を、ベース板5dの出入り動作で自動的に必要量回動させることができる。
すなわち、通常は収容状態としてベース板5dを筐体3内に収容しておき、ノズル1a交換時にはベース板5dの移動に伴って上部カバー4を自動的に回動させる。
これにより、上部カバー4は、ベース板5dの、収容状態と引き出し状態との状態遷移を許容する。
以上詳述したように、ノズルホルダユニット2は、通常状態において、ノズルステーション部NSが上部カバー4で覆われている。
そのため、格納した交換用のノズル1aが、レーザ加工で生じた加工屑やドロスなどで汚れることはない。
また、上部カバー4は、メンテナンス作業などにおいて、安全のためレーザ加工機51の電源を切っても、人手で開けることができる。その場合、図3に示されるように90°を越える角度で回動可能である。これにより、開口部3pが大きく開いて手作業が容易である。
一方、上部カバー4を、ノズル1aの着脱動作においてベース板5dによって自動で開ける場合には、必要最小限の回動角度で開けて、ベース板5dの出入りを許容するようになっている。
これにより、図15(c)に示されるように、引き出し状態での上部カバー4の最上位置4eと底部3eの上面3e1との高さ方向の距離Haが小さくなるので、ノズルホルダユニット2の厚さを薄くできる。
(実施例2)
次に、実施例2のノズルホルダユニット31について、図16及び図17を参照して説明する。
ノズルホルダユニット31は、レーザ加工機51に対してノズルホルダユニット2の替わりに取り付け可能である。
ノズルホルダユニット31は、ノズルホルダユニット2に対し、上部カバー4を削除し、筐体3に替えて、右側部のみを開口部32aとした上下方向に薄い扁平箱状の筐体32を備えている。
図16は、ノズルホルダユニット31におけるノズルホルダ体5の収容状態を示した斜視図である。
図17は、ノズルホルダユニット31におけるノズルホルダ体5の引き出し状態を示した斜視図である。
図16及び図17に示される上下左右前後の各方向は、実施例1で既定した方向と同じである。
ノズルホルダユニット31は、右側部に開口部32aを有して扁平箱状に形成された筐体32と、筐体32の右側部において、前後方向に延びる回動軸線CL1まわりに回動可能とされた蓋体33と、筐体32に対し左右方向に出入りするノズルホルダ体5を有している。
蓋体33は、平板状の基部33aと、基部33aの前後両端から同じ方向に立ち上がる側壁33bと、基部33aの下端部から側壁33bと同方向に立ち上がる底壁33cと、を有する。
基部33aは、図16に示される鉛直姿勢で開口部32aを塞ぎ、前方視で時計回り方向に回動した(矢印DRe)図17に示される開状態で、開口部32aを開放して、ノズルホルダ体5の開口部32aからの出入りを可能としている。
筐体32は、底部32bの右方端において、蓋体33の底壁33cを連結して蓋体33を底部32bに対し回動軸線CL1まわりに回動可能とするヒンジ32hを有する。
すなわち、蓋体33は、ヒンジ32hを介して筐体32に対して回動可能となっている。
また、図17に示されるように、ノズルホルダユニット31において、筐体32の側壁32cにおける上部に設けられた取付部32c1と、蓋体33の側壁33bにおける下部に設けられた取付部33b1とは、コイルばね34で連結されている。コイルばね34は、蓋体33を、前方視で反時計まわり方向(閉方向)に付勢している。
ノズルホルダユニット31に備えられたノズルホルダ体5におけるベース板5dの上面5d2には、ブラシ部5h1、キャリブレーションプレート5h2,カバープレート5h3,及びノズルステーション部NSが取り付けられている。
ノズルステーション部NSは、ステーションユニット12を2行(左右方向)×4列(前後方向)で備え、合計16個のノズルホルダ部11を有している。
図17では、5ヶ所のノズルホルダ部11についてノズル1aが装着されていない状態が示されている。
ベース板5dの前後の側面それぞれには、左右方向に延び、前後方向外方に張り出す張り出しバー35が取り付けられている。
一方、蓋体33の内面には、前後方向において張り出しバー35と同じ前後方向位置に、リブ33dが形成されている。
以上の構成により、ベース板5dを、図16に示される収容位置から図17に示される引き出し位置まで右方に移動させる際には、エアシリンダ7を動作させて、先端がベース板5dに連結されているロッド7aを延ばす。
これにより、ベース板5dが右方に移動する(図17:矢印DRf参照)。
この移動に伴い、ベース板5dに取り付けられた張り出しバー35が、蓋体33のリブ33dに当接後、摺接しつつ右方に押し、蓋体33を、コイルばね34の付勢力に抗して回動軸線CL1まわりに開状態(前方視の時計回り方向)に回動させる。
一方、ベース板5dを引き出し位置から収容位置まで引き入れる際には、ベース板5dが左方に移動し所定の収容位置に達する直前で、張り出しバー35とリブ33dとの当接が解除されるようになっている。
この当接が解除されることで、蓋体33は、コイルばね34の付勢力によって開口部32aを自動的に塞ぐようになっている。
蓋体33は、ベース板5dの引き出し位置において、ベース板5dに対する下方に回動退避しており、図17に示されるように、ノズルステーション部NSの周辺に、実施例1のノズルホルダ体5における右側板5aのような上方に突出する部材が存在しない。
これにより、レーザ加工ヘッド1をノズルステーション部NSの上方に位置させて行うノズル1aの着脱動作に際し、レーザ加工ヘッド1の水平方向に移動可能な範囲が広がり、着脱動作を容易に、かつより短い移動軌跡で行うことができる。
実施例2のノズルホルダユニット31における、ノズル1aの装着有無検出構造は、実施例1と同じである。
以上詳述したように、実施例1,2のノズルホルダユニット2,31は、ノズル1aの装脱に関係するノズルホルダ部11の水平方向の位置(位置P3,P4)と、センサ3fの検出面3f1及び検出プレート19の検出壁19bによるノズル1aの着脱の検出に関係する位置(位置P4,P5)と、が、上下方向に重なることなく、少なくとも水平方向に離れている。ノズルホルダユニット2,31に示された例では、左右方向に離れている。
上方視で水平方向に離れていれば、上下方向の位置が異なっていてもよい。
これにより、ノズル1aの装脱時に、ノズル1aに付着したスパッタや加工屑などが落下しセンサ3fの検出面3f1に付着するなどして検出に影響を及ぼすことが防止され、精度のよい検出ができる。
また、ノズルホルダユニット2,31の厚さを、より小さく(薄く)できる。
また、センサ3fがノズルホルダ部11の下方に隠れることがなく、カバープレート5h3を取り外すだけで外部に露出できるので、検出位置の調整やセンサ3f故障時の交換作業など、調整及びメンテナンス作業が容易となる。
本発明の実施例は、上述した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよい。
ノズルステーション部NSは、ステーションユニット12を左右方向に3行以上のk(k=3以上の整数)行としてもよい。
この場合、隣接行のノズルホルダ部11の前後方向のピッチPtaを、同一行のノズルホルダ部11の前後方向のピッチPtの1/kとする。
すなわち、Pta=Pt/k とする。
これにより、センサ3fの前後方向の取付ピッチであるピッチPtbを、Ptaと等しくすれば、検出プレート19を前後方向にピッチPtbで並設すると共にセンサ3fも整列配置でき、調整及びメンテナンスが容易となり好ましい。
フレーム14は枠状でなくてよく、前後方向中央部を無くして前端部と後端部との二つの部分に分離したものでもよい。
ノズルホルダ部11へのノズル1aが装着されていない非装着状態で検出プレート19がセンサ3fから離隔して非検出状態となり、装着されている装着状態で検出プレート19がセンサ3fに接近して検出状態となるように構成されていてもよい。
すなわち、検出部材である検出プレート19は、ノズルホルダ部11にノズル1aが装着された状態でセンサ3fによる検出状態及び非検出状態の一方となる位置にあり、ノズルホルダ部11にノズル1aが装着されていない状態でセンサ3fによる検出状態及び非検出状態の他方となる位置にあるように構成されていてもよい。
換言するならば、検出プレート19は、ノズル1aの装着状態と非装着状態とで、センサ3fに対し離接するものであってもよく、接離するものであってもよい。
上述の実施例及び変形例は、可能な範囲で組み合わせてよい。
1 レーザ加工ヘッド
1a ノズル、 1b レーザ照射口、 1c フランジ
2 ノズルホルダユニット
2A,2B 位置
3 筐体
3a 上面部、 3b 前側部、 3b1,3c1 上部
3c 後側部、 3d 左側部、 3e 底部、 3e1 上面
3f センサ、 3f1 検出面、 3f2 コード
3g センサホルダ、 3g1 貫通孔、 3p 開口部
3p1,3p2 拡張部
3AS センサアッシ
4 上部カバー
4a 基部、 4b 傾斜部、 4e 最上位置、 4h ヒンジ
5 ノズルホルダ体
5a 右側板、 5b,5c カバーガイド、 5b1,5c1 傾斜部
5c2 上縁部、 5d ベース板、 5d1 折り曲げ壁部
5d2 上面、 5d4 開口部
5g ブロック、 5h1 ブラシ部、 5h1a ブラシ
5h2 キャリブレーションプレート、 5h3 カバープレート
6 リニアガイドレール
7 エアシリンダ(アクチュエータ)、 7a ロッド
8 ソレノイドバルブ
9 端子台
11 ノズルホルダ部
12 ステーションユニット
13 マガジンラック
13a 上面、 13b ノズルポケット、 13b1 段部
13c 付勢部、 13c1 有底孔、 13c2 圧縮コイルばね
13c3 ボール
14 フレーム
14a 長孔、 14b 丸孔、 14c 中央角孔
15 ホールドプレート、 15a 貫通孔、 15b 凹部
16 押さえプレート、 16a ダルマ孔
17 移動プレート、 17a 腕部、 17b ナット
18 ボトムプレート、 18a 角孔
19 検出プレート、 19a 基部、 19b 検出壁
31 ノズルホルダユニット
32 筐体
32a 開口部、 32b 底部、 32c 側壁
32c1 取付部、 32h ヒンジ
33 蓋体
33a 基部、 33b 側壁、 33b1 取付部
33c 底壁、 33d リブ
34 コイルばね
35 張り出しバー
51 レーザ加工機
52 加工室
53 本体部、 53a,53b ドア、 53c ベースフレーム
54 支持板
55 テーブル
56 キャリッジ
57 制御装置
Bt2 止め螺子、 Bt3,Bt4,Bt6 ボルト
CL1 回動軸線、 Da 直径、 Ha 距離
KB 検出部
NS ノズルステーション部
Pa,P2,P3,P4,P5 位置
Pt,Pta,Ptb,Pt13 ピッチ
Ra,Rb 円弧径
S1 検出信号

Claims (5)

  1. レーザ加工ヘッドのノズルを着脱可能な複数のノズルホルダ部と、
    複数の前記ノズルホルダ部それぞれに対応して少なくとも水平方向に離隔配置され、物体の接近を検出する複数のセンサと、
    前記ノズルホルダ部に前記ノズルが装着された状態で前記センサによる検出状態及び非検出状態の一方となる位置にあり、前記ノズルホルダ部に前記ノズルが装着されていない状態で前記センサによる検出状態及び非検出状態の他方となる位置にある検出部材と、
    を備えているノズルホルダユニット。
  2. 前記ノズルホルダ部は、前記ノズルに係合し前記ノズルを着脱可能な第1の位置と前記第1の位置から水平方向に離隔し前記ノズルを着脱不能な第2の位置との間で移動可能なホールドプレートを有し、
    前記検出部材は、前記ホールドプレートの前記第1の位置と前記第2の位置との間の移動に連動して前記センサに対し離接又は接離することを特徴とする請求項1記載のノズルホルダユニット。
  3. 複数の前記ノズルホルダ部を有するベース板と、
    前記ベース板を、複数の前記ノズルホルダ部に対する上方を開放して前記レーザ加工ヘッドによって前記ノズルを着脱可能とする引き出し位置と、複数の前記ノズルホルダ部に対する上方を覆う引き込み位置との間で出入り可能に支持する筐体と、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のノズルホルダユニット。
  4. 前記複数のノズルホルダ部を有するベース板と、
    前記ベース板を、引き出し位置と引き込み位置との間で出入り可能に支持すると共に、前記ベース板が前記引き込み位置にあるときに複数の前記ノズルホルダ部及び前記センサの上方を開放するよう形成された開口部を有する筐体と、
    前記筐体の前記開口部を回動により開閉する上部カバーと、
    を備え、
    前記ベース板が前記引き込み位置にあるときに、前記上部カバーを人手により回動して前記開口部を開け、複数の前記ノズルホルダ部及びセンサを上方に露出可能とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のノズルホルダユニット。
  5. ノズルを交換可能なレーザ加工ヘッドと、
    複数の前記ノズルを前記レーザ加工ヘッドによって着脱可能なノズルホルダ部を複数有するユニットと、を備え、
    前記ノズルホルダユニットは、請求項1〜4のいずれか1項に記載のノズルホルダユニットであることを特徴とするレーザ加工機。
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