JP6730159B2 - ノズルホルダユニット及びそれを備えたレーザ加工機 - Google Patents
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Description
そのため、ノズルホルダユニットはできるだけ薄い方が好ましい。
これに対し、特許文献1に記載された従来のノズルホルダユニットは、ノズルの装着有無検出を、ノズルホルダの上方に揺動部材及びセンサを設けることで行うようになっている。
そのため、ノズルホルダユニットの厚さ(上下方向の厚さ)を薄くすることが容易ではなく、改良の余地があった。
1) レーザ加工ヘッドのノズルを着脱可能な複数のノズルホルダ部と、
複数の前記ノズルホルダ部それぞれに対応して少なくとも水平方向に離隔配置され、物体の接近を検出する複数のセンサと、
前記ノズルホルダ部に前記ノズルが装着された状態で前記センサによる検出状態及び非検出状態の一方となる位置にあり、前記ノズルホルダ部に前記ノズルが装着されていない状態で前記センサによる検出状態及び非検出状態の他方となる位置にある検出部材と、
を備えているノズルホルダユニットである。
2) 前記ノズルホルダ部は、前記ノズルに係合し前記ノズルを着脱可能な第1の位置と前記第1の位置から水平方向に離隔し前記ノズルを着脱不能な第2の位置との間で移動可能なホールドプレートを有し、
前記検出部材は、前記ホールドプレートの前記第1の位置と前記第2の位置との間の移動に連動して前記センサに対し離接又は接離することを特徴とする1)に記載のノズルホルダユニットである。
3) 複数の前記ノズルホルダ部を有するベース板と、
前記ベース板を、複数の前記ノズルホルダ部に対する上方を開放して前記レーザ加工ヘッドによって前記ノズルを着脱可能とする引き出し位置と、複数の前記ノズルホルダ部に対する上方を覆う引き込み位置との間で出入り可能に支持する筐体と、
を備えたことを特徴とする1)又は2)に記載のノズルホルダユニットである。
4) 前記複数のノズルホルダ部を有するベース板と、
前記ベース板を、引き出し位置と引き込み位置との間で出入り可能に支持すると共に、前記ベース板が前記引き込み位置にあるときに複数の前記ノズルホルダ部及び前記センサの上方を開放するよう形成された開口部を有する筐体と、
前記筐体の前記開口部を回動により開閉する上部カバーと、
を備え、
前記ベース板が前記引き込み位置にあるときに、前記上部カバーを人手により回動して前記開口部を開け、複数の前記ノズルホルダ部及びセンサを上方に露出可能とされていることを特徴とする1)又は2)に記載のノズルホルダユニットである。
5) ノズルを交換可能なレーザ加工ヘッドと、
複数の前記ノズルを前記レーザ加工ヘッドによって着脱可能なノズルホルダ部を複数有するユニットと、を備え、
前記ノズルホルダユニットは、1)〜4)のいずれか1つに記載のノズルホルダユニットであることを特徴とするレーザ加工機である。
本発明の実施の形態に係るノズルホルダユニットを、まず、実施例1としてのノズルホルダユニット2及びそれを備えたレーザ加工機51により説明する。
以下の説明において、上下左右前後の各方向を、便宜的に図1の矢印で規定する。
レーザ加工機51は、レーザ加工ヘッド1を備えて板材をレーザ加工する例えばファイバレーザ加工機である。
レーザ加工ヘッド1のノズル1aは交換可能とされており、レーザ加工機51は、複数種類のノズル1aを格納可能なノズルホルダユニット2を備えている。
レーザ加工の内容に応じて必要な場合に、レーザ加工ヘッド1がノズルホルダユニット2に移動し、後述する方法により加工に最適なノズル1aとの交換を自動で実行するようになっている。
図1では、ノズルホルダユニット2が、ベースフレーム53cの左右方向両端側の2ヶ所に記載されているが、これについては後述する。
本体部53は、加工室52を支持するベースフレーム53cを有する。
本体部53の左側面及び前面には、それぞれスライドして開閉するドア53a及びドア53bが備えられている。図1では、ドア53a及びドア53b共に開状態として、加工室52内が見える状態で記載されている。
キャリッジ56は、図示しない案内レールに沿い、左右方向(矢印DRa参照)にテーブル55にほぼ対応した範囲で移動する。
レーザ加工ヘッド1の先端部分(下方先端部分)には、ノズル1aが着脱可能に取り付けられている。
キャリッジ56及びレーザ加工ヘッド1の動作は、本体部53の左前部に取りつけられた制御装置57によって制御される。
例えば、ワークの搬出入を右側面側とした場合には、ノズルホルダユニット2は、左側の位置2Aに備えられる。
一方、ワークの搬出入を左側面側とした場合には、ノズルホルダユニット2は、右側の位置2Bに備えられる。
以下の説明において、レーザ加工機51は、ワーク搬出入が右側面側であり、ノズルホルダユニット2は、図1に示される位置2Aに配置されているものとする。
図2は、図1に示される位置2Aに配置されたノズルホルダユニット2の通常状態を右前斜め上方から見た斜視図である。
図3は、図2において、ノズルホルダユニット2が有する上部カバー4を開けた状態を示す斜視図である。
図2及び図3に示される左右前後の各方向は、図1に示された方向と対応している。
ノズルホルダユニット2は、筐体3と、上部カバー4と、ノズルホルダ体5と、を有する。
筐体3は、右上部において、完全に開放された右側部を含む開口部3p(図3参照)を有する。
上部カバー4は、開口部3pに対し開閉するように、筐体3に取り付けられている。
ノズルホルダ体5は、筐体3の内部に収容され、開口部3pから右方側に水平に出入りするように移動可能とされている。
図3では、収容状態にあるノズルホルダ体5が示されている。
上部カバー4は、閉状態の上下左右前後の各方向で説明すると、水平となる平板状の基部4aと、基部4aの右縁から右方に向かうに従って下方に傾斜する傾斜部4bと、基部4a及び傾斜部4bの前縁及び後縁に接続した前側部4c及び後側部4d(図3参照)と、を有する。
右側板5aは、左右方向に対し直交し前後方向に延びる姿勢とされている。
右側板5aは、図3に示されるノズルホルダ体5が筐体3の内部に収容された収容状態で、実質的に筐体3の右側板として機能する。すなわち、右側板5aは、収容状態で開口部3pの右側開口を塞ぐ壁となる。
カバーガイド5b,5cは、前後方向に対して直交し左右方向に延びる姿勢で、ベース板5dに取り付けられている。
カバーガイド5b,5cは、右上の角部に、右方に向かうに従って下方に傾斜する傾斜部5b1,5c1を有する。
また、開口部3pは、右方部分において、前側部3bの上部3b1及び後側部3cの上部3c1にまで食い込むように形成された拡張部3p1及び拡張部3p2を有する。
理解容易のため、図4〜図6では、筐体3は底部3eのみを示し、ノズルホルダ体5は、カバーガイド5b,5c及び右側板5aを外した状態で示してある。
図5は、図4の状態の上面図である。
図6は、図5の状態に対し、ノズルホルダ体5の右方側を先頭として筐体3内から引き出された状態(引き出し状態)を示す上面図である。
ノズルホルダ体は、平板状のベース板5dを有する。ベース板5dの前縁及び後縁それぞれには、ベース板5dの剛性を向上させるため、下方に折り曲げられた折り曲げ壁部5d1が形成されている。
これにより、ベース板5dは、筐体3の底部3eに対し、リニアガイドレール6を介して左右方向に移動可能とされている。
エアシリンダ7は、右方側からロッド7a(図6参照)を左右方向に出し入れする。
ロッド7aの先端は、ベース板5dに連結されている。
エアシリンダ7の動作は、制御装置57によって制御される。
ソレノイドバルブ8は、ベース板5dを左右方向に移動させるエアシリンダ7にエアを供給する。
端子台9は、ノズルホルダ体5と外部との電気接続を中継する部材である。
端子台9には、ソレノイドバルブ8に繋がれた信号線や後述する複数のセンサ3fそれぞれに繋がれた信号線、などが接続され、それぞれが制御装置57に繋がれた信号線と独立的に電気接続される。
ブラシ部5h1は、起立させた複数のブラシ5h1aを有する。ブラシ部5h1は、複数のブラシ5h1aにレーザ加工ヘッド1のノズル1aを接触させて清掃するために用いられる。
カバープレート5h3は、ベース板5dに対してねじにより取り外し可能とされる。カバープレート5h3の表面には、詳細を後述するノズルステーション部NSのステーション番号(図示せず)が表示されている。
すなわち、カバープレート5h3は、ベース板5dに取り付けられた状態で、ノズルステーション部NSのステーション番号が視認できる表示機能を有する。
図5に示されるように、ベース板5dにおけるカバープレート5h3が取り付けられる部分には、カバープレート5h3で隠れる大きさの開口部5d4が形成されている。
これにより、人手による検出部KBの機械的調整が可能になっている。
図4〜図6に示されるように、ノズルステーション部NSは、ノズル1aを着脱可能なノズルホルダ部11を二つ備えたステーションユニット12を、左右方向にm行、前後方向にn列、のm×n個備えたマガジンラック13と、マガジンラック13支持する矩形枠状のフレーム14と、を含んでいる。
ステーションユニット12の向きは、備えた二つのノズルホルダ部11が前後方向に並ぶ向きとされる。
従って、マガジンラック13において、ノズルホルダ部11は、2行×(2個×4列)で16ヶ所備えられている。すなわち、ノズル1aを最大で16個同時に装着することができる。
さらに、マガジンラック13において、ステーションユニット12の隣接する行(左右方向)において、ノズルホルダ部11の前後方向の位置が、互いに半ピッチ(Pt/2)分ずれている。
従って、左方向視、又は右方向視において、16個のノズルホルダ部11に装着されたノズル1aは、前後方向にピッチPtaで等間隔に整列しているように見える。ピッチPtaは、ピッチPtの半分である(Pta=Pt/2)。
詳細を図7を参照して説明する。図7は、センサアッシ3ASを説明するための上面図である。
詳しくは、センサ3fはセンサホルダ3gに保持され、センサホルダ3gは、二つの貫通孔3g1を有し、各貫通孔3g1を通したボルトBt(図6参照)によって底部3eにねじ固定されている。
センサ3fは、検出面3f1が右側の端面となる姿勢で配置されている。
そして、センサ3fは、検出面3f1に対し、検出可能な最長距離以下に物体(例えば金属であってこの例における検出プレート19)が存在している状態で、検出信号S1をコード3f2を通して出力する。
検出面3f1は、右方視で例えば矩形である。
詳しくは、検出部KBにおいて、各センサアッシ3ASは、検出面3f1が右方を向く姿勢で、かつ検出面3f1の左右方向の位置Paが一致して揃うように配置されている。
この例では、ノズルホルダ部11は16個備えられており、各ノズルホルダ部11に対応した16個のセンサ3fが前後方向に一列に並設されている。
図8は、ノズルステーション部NSの上面図であり、図9はノズルステーション部NSの下面図である。
図10は、図8におけるS10−S10位置での断面図であり、図11は、図8におけるS11−S11位置での断面図である。
図12は、ステーションユニット12の組立図である。
図8〜図12における上下左右前後方向は、理解容易のため、図1の各方向と同じとしてある。
マガジンラック13は、止め螺子Bt2を適度の締め込みにして平行度合いを調節した状態で、四つの角部においてボルトBt3で固定されている。
フレーム14において、長孔14bは後左の角部以外の三つの角部に形成され、ボルトBt4の胴部との径差が小さい丸孔14aが後左の角部に形成されているので、フレーム14に対するマガジンラック13の丸孔14aを中心とした回動姿勢が調整できる。
マガジンラック13は、ノズルホルダ部11において、図12に示されるように、上下方向に貫通するノズルポケット13bを有する。
段部13b1には,左右方向に並列して複数の付勢部13c(図11参照)が形成されている。
複数の付勢部13cは、所定のピッチPt13で並設されている。ピッチPt13は、後述するホールドプレート15が可能とする左右方向の移動距離に対応している。
その上から押さえプレート16がマガジンラック13の上面13aにボルトBt5(図12参照)によって螺子止めされる。
これにより、ホールドプレート15は、付勢部13cにより上方に付勢され、かつ左右方向に移動可能とされる。
ホールドプレート15の下面には、図11に示されるように、ボール13c3の一部が進入する凹部15bが形成されており、ボール13c3がホールドプレート15の移動の左端及び右端でクリック感が得られるよう凹部15bに係合するようになっている。
移動プレート17の一対の腕部17aの間には、ホールドプレート15が左右方向に僅かな遊びをもって収められている(図10も参照)。
ボトムプレート18には、ノズルポケット13bに対応した位置に、左右方向に長い角孔18aが形成されている。
この角孔18aの前後幅よりも移動プレート17の前後幅の方が広くなっている。そのため、移動プレート17は、ホールドプレート15を一対の腕部17aの間に挟んだ状態で維持される。
押さえプレート16は、図8に示されるように、左右方向に離隔した位置P2と位置P3とをそれぞれ中心とする異径の円弧同士が繋がった(大小の孔が跨るように繋がった)孔である達磨形状のダルマ孔16aを一対有する。すなわち、位置P2を中心とする円弧よりも位置P3を中心とする円弧の方が小さい。
ホールドプレート15が、左右方向において一対の腕部17a内にほぼ隙間なく収められていることから、ホールドプレート15の左右方向の移動に伴って移動プレート17も共に移動する。
検出プレート19は、横断面形状がL字状の細長い基部19aと、基部19aの左方先端部において折り曲げられて形成された、基部19aの延在方向に直交する検出壁19bと、有する。
検出プレート19は、基部19aの右方端部において、移動プレート17に取り付けられており、左方は、マガジンラック13の左端部からさらに左方に突出している。
これにより、ホールドプレート15が左右に移動すると、ホールドプレート15の移動に連動して検出プレート19も一体的に左右に移動する。
すべてのノズルホルダ部11におけるホールドプレート15の左右方向位置が、位置P3で揃っているときに、すべての検出プレート19における左方先端の検出壁19bの左右方向位置も、位置P4で一致するようになっている。
ここで、ダルマ孔16aの大きい円弧径をRaとし、小さい円弧径をRbとすると、Rb<Da/2<Raとなっている。
これによりノズル1aの先端部分がホールドプレート15の貫通孔15aに挿入係合される。
そして、位置P3に達したレーザ加工ヘッド1を上昇させると、フランジ1cがダルマ孔16aに引っかかると共に自動でロックが解除され、ノズル1aがレーザ加工ヘッド1から分離し、ノズルポケット13bに収容される。
ノズル1aの取り外し動作は、上述の取付動作の逆の動作となる。
そのため、レーザ加工ヘッド1を移動させてノズル1aをノズルホルダ部11に着脱する際には、ノズルステーション部NSを上部カバー4で覆われないように露出させる必要がある。
すると、ベース板5dに取り付けられたカバーガイド5b,5cの傾斜部5b1,5c1が自動的に上部カバー4を必要量上昇回動させて(押し上げて)、ノズルステーション部NSが上部カバー4に対して右方に突出することを許容する。これによりノズルステーション部NSが外部に露出する。
図15は、図2におけるS15−S15位置での断面図である。描画の煩雑さを避けるため断面部位のハッチング表示は不図示としてある。
また、ベース板5dには、エアシリンダ7のロッド7aが連結されてロッド7aの伸縮によって左右方向に移動するが、描画の煩雑さを避けるためエアシリンダ7及びロッド7aも不図示としてある。
この状態において、上部カバー4は閉状態にあり、筐体3における開口部3pの上方開口を塞いでいる。
また、ベース板5dに取り付けられた右側板5aは、上部カバー4と実質的に接続して、開口部3pの右方開口を塞いでいる。
従って、ノズルステーション部NSは外部に露出していない。
そのため、ロッド7aの右端に連結されリニアガイドレール6に支持されたベース板5dは、右方に移動する(矢印DRb参照)。
これにより、カバーガイド5cの傾斜部5c1が、上部カバー4の傾斜部4bの内面に当接摺動し、上部カバー4は、ヒンジ4hを中心として図15における反時計回り方向に回動する(矢印DRc参照)。
従って、ノズルステーション部NSは、上方が開放した露出状態になり、レーザ加工ヘッド1をノズルステーション部NSの上方に移動させて行うノズル1aの着脱が可能となる。
これにより、ベース板5dは、上記引き出し状態にする動作とは逆の動作で収容状態になる。
すなわち、通常は収容状態としてベース板5dを筐体3内に収容しておき、ノズル1a交換時にはベース板5dの移動に伴って上部カバー4を自動的に回動させる。
これにより、上部カバー4は、ベース板5dの、収容状態と引き出し状態との状態遷移を許容する。
そのため、格納した交換用のノズル1aが、レーザ加工で生じた加工屑やドロスなどで汚れることはない。
これにより、図15(c)に示されるように、引き出し状態での上部カバー4の最上位置4eと底部3eの上面3e1との高さ方向の距離Haが小さくなるので、ノズルホルダユニット2の厚さを薄くできる。
次に、実施例2のノズルホルダユニット31について、図16及び図17を参照して説明する。
ノズルホルダユニット31は、レーザ加工機51に対してノズルホルダユニット2の替わりに取り付け可能である。
図17は、ノズルホルダユニット31におけるノズルホルダ体5の引き出し状態を示した斜視図である。
図16及び図17に示される上下左右前後の各方向は、実施例1で既定した方向と同じである。
すなわち、蓋体33は、ヒンジ32hを介して筐体32に対して回動可能となっている。
ノズルステーション部NSは、ステーションユニット12を2行(左右方向)×4列(前後方向)で備え、合計16個のノズルホルダ部11を有している。
図17では、5ヶ所のノズルホルダ部11についてノズル1aが装着されていない状態が示されている。
一方、蓋体33の内面には、前後方向において張り出しバー35と同じ前後方向位置に、リブ33dが形成されている。
これにより、ベース板5dが右方に移動する(図17:矢印DRf参照)。
この移動に伴い、ベース板5dに取り付けられた張り出しバー35が、蓋体33のリブ33dに当接後、摺接しつつ右方に押し、蓋体33を、コイルばね34の付勢力に抗して回動軸線CL1まわりに開状態(前方視の時計回り方向)に回動させる。
この当接が解除されることで、蓋体33は、コイルばね34の付勢力によって開口部32aを自動的に塞ぐようになっている。
これにより、レーザ加工ヘッド1をノズルステーション部NSの上方に位置させて行うノズル1aの着脱動作に際し、レーザ加工ヘッド1の水平方向に移動可能な範囲が広がり、着脱動作を容易に、かつより短い移動軌跡で行うことができる。
上方視で水平方向に離れていれば、上下方向の位置が異なっていてもよい。
この場合、隣接行のノズルホルダ部11の前後方向のピッチPtaを、同一行のノズルホルダ部11の前後方向のピッチPtの1/kとする。
すなわち、Pta=Pt/k とする。
これにより、センサ3fの前後方向の取付ピッチであるピッチPtbを、Ptaと等しくすれば、検出プレート19を前後方向にピッチPtbで並設すると共にセンサ3fも整列配置でき、調整及びメンテナンスが容易となり好ましい。
すなわち、検出部材である検出プレート19は、ノズルホルダ部11にノズル1aが装着された状態でセンサ3fによる検出状態及び非検出状態の一方となる位置にあり、ノズルホルダ部11にノズル1aが装着されていない状態でセンサ3fによる検出状態及び非検出状態の他方となる位置にあるように構成されていてもよい。
換言するならば、検出プレート19は、ノズル1aの装着状態と非装着状態とで、センサ3fに対し離接するものであってもよく、接離するものであってもよい。
1a ノズル、 1b レーザ照射口、 1c フランジ
2 ノズルホルダユニット
2A,2B 位置
3 筐体
3a 上面部、 3b 前側部、 3b1,3c1 上部
3c 後側部、 3d 左側部、 3e 底部、 3e1 上面
3f センサ、 3f1 検出面、 3f2 コード
3g センサホルダ、 3g1 貫通孔、 3p 開口部
3p1,3p2 拡張部
3AS センサアッシ
4 上部カバー
4a 基部、 4b 傾斜部、 4e 最上位置、 4h ヒンジ
5 ノズルホルダ体
5a 右側板、 5b,5c カバーガイド、 5b1,5c1 傾斜部
5c2 上縁部、 5d ベース板、 5d1 折り曲げ壁部
5d2 上面、 5d4 開口部
5g ブロック、 5h1 ブラシ部、 5h1a ブラシ
5h2 キャリブレーションプレート、 5h3 カバープレート
6 リニアガイドレール
7 エアシリンダ(アクチュエータ)、 7a ロッド
8 ソレノイドバルブ
9 端子台
11 ノズルホルダ部
12 ステーションユニット
13 マガジンラック
13a 上面、 13b ノズルポケット、 13b1 段部
13c 付勢部、 13c1 有底孔、 13c2 圧縮コイルばね
13c3 ボール
14 フレーム
14a 長孔、 14b 丸孔、 14c 中央角孔
15 ホールドプレート、 15a 貫通孔、 15b 凹部
16 押さえプレート、 16a ダルマ孔
17 移動プレート、 17a 腕部、 17b ナット
18 ボトムプレート、 18a 角孔
19 検出プレート、 19a 基部、 19b 検出壁
31 ノズルホルダユニット
32 筐体
32a 開口部、 32b 底部、 32c 側壁
32c1 取付部、 32h ヒンジ
33 蓋体
33a 基部、 33b 側壁、 33b1 取付部
33c 底壁、 33d リブ
34 コイルばね
35 張り出しバー
51 レーザ加工機
52 加工室
53 本体部、 53a,53b ドア、 53c ベースフレーム
54 支持板
55 テーブル
56 キャリッジ
57 制御装置
Bt2 止め螺子、 Bt3,Bt4,Bt6 ボルト
CL1 回動軸線、 Da 直径、 Ha 距離
KB 検出部
NS ノズルステーション部
Pa,P2,P3,P4,P5 位置
Pt,Pta,Ptb,Pt13 ピッチ
Ra,Rb 円弧径
S1 検出信号
Claims (5)
- レーザ加工ヘッドのノズルを着脱可能な複数のノズルホルダ部と、
複数の前記ノズルホルダ部それぞれに対応して少なくとも水平方向に離隔配置され、物体の接近を検出する複数のセンサと、
前記ノズルホルダ部に前記ノズルが装着された状態で前記センサによる検出状態及び非検出状態の一方となる位置にあり、前記ノズルホルダ部に前記ノズルが装着されていない状態で前記センサによる検出状態及び非検出状態の他方となる位置にある検出部材と、
を備えているノズルホルダユニット。 - 前記ノズルホルダ部は、前記ノズルに係合し前記ノズルを着脱可能な第1の位置と前記第1の位置から水平方向に離隔し前記ノズルを着脱不能な第2の位置との間で移動可能なホールドプレートを有し、
前記検出部材は、前記ホールドプレートの前記第1の位置と前記第2の位置との間の移動に連動して前記センサに対し離接又は接離することを特徴とする請求項1記載のノズルホルダユニット。 - 複数の前記ノズルホルダ部を有するベース板と、
前記ベース板を、複数の前記ノズルホルダ部に対する上方を開放して前記レーザ加工ヘッドによって前記ノズルを着脱可能とする引き出し位置と、複数の前記ノズルホルダ部に対する上方を覆う引き込み位置との間で出入り可能に支持する筐体と、
を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のノズルホルダユニット。 - 前記複数のノズルホルダ部を有するベース板と、
前記ベース板を、引き出し位置と引き込み位置との間で出入り可能に支持すると共に、前記ベース板が前記引き込み位置にあるときに複数の前記ノズルホルダ部及び前記センサの上方を開放するよう形成された開口部を有する筐体と、
前記筐体の前記開口部を回動により開閉する上部カバーと、
を備え、
前記ベース板が前記引き込み位置にあるときに、前記上部カバーを人手により回動して前記開口部を開け、複数の前記ノズルホルダ部及びセンサを上方に露出可能とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のノズルホルダユニット。 - ノズルを交換可能なレーザ加工ヘッドと、
複数の前記ノズルを前記レーザ加工ヘッドによって着脱可能なノズルホルダ部を複数有するユニットと、を備え、
前記ノズルホルダユニットは、請求項1〜4のいずれか1項に記載のノズルホルダユニットであることを特徴とするレーザ加工機。
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