JP6727772B2 - 天井材の反り防止金具及び吊り天井の下地構造 - Google Patents
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Description
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明するが、各図において、同一符号は同一又は対応する部分を示す。また、本発明は、以下の説明からも明らかなようにこれらの実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内において当業者であれば種々の変形が可能である。
まず、本発明の実施形態に係る反り防止金具8を用いた吊り天井の下地構造1を全体的に説明する。図1から図3は、下地構造1を下から見上げた状態で段階的に示す図であって、図1は第1段階を、図2は第2段階を、図3は第3段階をそれぞれ示している。まず、図1に示すように、下地構造1は、上端が天井躯体Aに取付けられて垂下する複数の吊りボルト2と、吊りボルト2の下端にハンガー3を介して支持された野縁受け4と、ビス6によって野縁受け4に固着されて天井材Bを保持する保持部材5とを備えている。保持部材5は、野縁受け4に直交して固着された第1の保持部材5Aと、野縁受け4に沿ってその下面に固着された第2の保持部材5Bとから構成されている。
以下、下地構造1の各構成要素について、より具体的に説明する。まず、複数の吊りボルト2は天井躯体Aから所定の間隔で垂下しており、その下端にU字状のハンガー3が取り付けられている。ハンガー3は、野縁受け4を支持するためのものであり、野縁受け4は、互いに平行にかつ水平に延びた状態で配設されている。ここで、吊りボルト2は、野縁受け4との直交方向における配置間隔を900mm〜1000mm程度、好ましくは910mmとし、野縁受け4との平行方向における配置間隔を1800mm〜2000mm程度、好ましくは1820mmの間隔としている。後者の野縁受け4との平行方向における配置間隔については、野縁受け4の横断面を角型とすることにより、野縁受け4の曲げやねじれに対する強度を向上させ、広くとることができることによるものである。この結果、吊りボルト2及び吊りボルト2を野縁受け4に接合するハンガー3の点数は、大幅に削減することができることとなる。
ハンガー3は、吊りボルト2の下端にあらかじめナットによって仮設置されており、野縁受け4を取り付ける際に高さ方向を調整して固定する。図1から図3では、断面形状においてU字型又はJ字型のハンガー3であって、高さ方向に加えて水平方向にも位置を調整できるものを用いた場合を示しているが、これに限定されることはない。他に例えば、吊りボルト2側と野縁受け4側に二分割され、それら両者をねじ止めしたハンガー3を用いてもよい。このように構成したハンガー3は、天井躯体Aが勾配をもっているような場合にその勾配に追従することができる。
野縁受け4は、角型の横断面を有している。これは、従来用いられているC字型の横断面の部材と比べて曲げやねじれに対する強度を高めることとしたものである。角型の横断面を採用することによって、断面二次モーメントや断面係数などの断面性能を高めることが可能となるからである。その結果、前述したように、吊りボルト2の配置間隔を大きくすることができる。野縁受け4の横断面については、角型のもの以外にも、例えばE字型の横断面を有する部材を使用しても同様の効果を得ることができる。このように野縁受け4の横断面を従来のC字型のものから角型又はE字型のものにすることによって、部材点数を削減しつつ、地震等の揺れに対する下地構造1全体の強度を向上させることができる。
保持部材5は、ビス6を用いて野縁受け4に固着されており、野縁受け4に直交して固着された第1の保持部材5Aと、野縁受け4に沿ってその下面に固着された第2の保持部材5Bとから構成されている。本実施形態では、従来の下地構造とは異なり、天井材Bを配置するための野縁を設ける代わりに、少なくとも1つのフランジ51が形成された横断面を有する保持部材5を設けている。図1から図3では、保持部材5として、左右一対のフランジ51が形成された横断面を有する、いわゆるハット型のものを用いて、保持部材5の両側に天井材Bを保持する場合を示している。
落下防止板7は、第2の保持部材5Bのほぼ中央の位置で野縁受け4と直交するように野縁受け4の下面にビス止めされている。
反り防止金具8について、図4から図10を参照して、詳しく説明する。図4は吊り天井の下地構造1の拡大正面図を、図5は拡大側面図を示している。図4は野縁受け4の直交方向からみたものであり、野縁受け4は吊りボルト2の下端に取り付けられたハンガー3によって固定されている。そして、野縁受け4の下面には、ハンガー3に対応する位置には野縁受け4に直交するように第1の保持部材5Aがビス6によってビス止めされており、野縁受け4に沿った位置には第2の保持部材5Bがビス6によってビス止めされている。第2の保持部材5Bは、図中、左側の第1の保持部材5Aのフランジ51と、右側の第1の保持部材5Aのフランジ51とに飲み込まれるように載置されている。そして、第2の保持部材5Bの上部外側には、2個の反り防止金具8が嵌合されている。
2 吊りボルト
2a 溝
21 ナット
3 ハンガー
4 野縁受け
5 保持部材(ジョイナー)
51 フランジ(保持部材の)
5A 第1の保持部材
5B 第2の保持部材
6 ビス
7 落下防止板
8 反り防止金具
81 頭部(反り防止金具8の)
811 上面部(頭部81の)
812 側面部(頭部81の)
82 翼部(反り防止金具8の)
A 天井躯体
B 天井材
Claims (5)
- 吊り天井の下地構造に設けられ、天井材の反りを防止する反り防止金具であって、
上面部と、前記上面部の端部から下方内側に向かって延在する側面部とを有する頭部と、
前記側面部の下端部から外側に向かって延在する翼部と、を備え、
前記頭部の前記上面部の幅が前記天井材の下面を保持するフランジを有する保持部材の上部外側の幅よりも広く形成され、
前記頭部の両側の前記側面部の下端部同士の幅が前記保持部材の上部外側の幅よりも着脱可能な範囲で狭小に形成されており、
前記頭部が前記保持部材の上部外側に嵌合され、
前記翼部が前記保持部材に保持された前記天井材の上面に当接する、ことを特徴とする反り防止金具。 - 前記翼部が前記側面部の前記下端部から横方外側に向かって延在していることを特徴とする請求項1に記載の反り防止金具。
- 前記翼部が前記側面部の前記下端部から下方外側に向かって延在していることを特徴とする請求項1に記載の反り防止金具。
- 前記翼部が前記側面部の前記下端部から57度以上67度以下の開き角を有して延在していることを特徴とする請求項1に記載の反り防止金具。
- 天井材の反りを防止する吊り天井の下地構造であって、
野縁受けと、
前記野縁受けに沿ってその下面に固着され、前記天井材の下面を保持するフランジを有する保持部材と、
前記保持部材の上部外側に嵌合され、前記天井材の反りを防止する反り防止金具と、を備え、
前記反り防止金具が、
前記保持部材の前記上部外側に嵌合される頭部であって、上面部と、前記上面部の端部から下方内側に向かって延在する側面部とを有する前記頭部と、
前記側面部の下端部から外側に向かって延在し、前記保持部材に保持された前記天井材の上面に当接する翼部と、を備え、
前記頭部の前記上面部の幅が前記保持部材の上部外側の幅よりも広く形成され、前記頭部の両側の前記側面部の下端部同士の幅が前記保持部材の上部外側の幅よりも着脱可能な範囲で狭小に形成されている、ことを特徴とする吊り天井の下地構造。
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JP2015160577A JP6727772B2 (ja) | 2015-08-17 | 2015-08-17 | 天井材の反り防止金具及び吊り天井の下地構造 |
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- 2015-08-17 JP JP2015160577A patent/JP6727772B2/ja active Active
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