JP6302699B2 - 天井下地構造 - Google Patents

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Description

本願発明は、天井下地構造に関し、さらに詳しくはぶどう棚構造の天井下地構造に関するものである。
従来型の天井下地構造としては、野縁と該野縁と直交する野縁受けとからなり、建物の構造体から吊りボルトで吊り下げて支持されたものがある(例えば、特許文献1参照) 。
特開2008−50784号公報
ところで、上記特許文献1に開示されている天井下地構造の場合、野縁に対して天井仕上げボードが専用のビスで取り付けられることとなっている。
ところで、野縁と野縁受けとの両方を、捩れ方向の力に対して強固な四角筒形状とした場合、天井下地構造の面積が大きくなると、1本の野縁(あるいは、野縁受け)では、天井下地の全ての面積をカバーすることが難しくなる。そこで、野縁(あるいは、野縁受け)の端部同士を連結して長さを調整する必要が生ずる。ここで、野縁(あるいは、野縁受け)が金属製角形筒で構成されていると、野縁(あるいは、野縁受け)が金属製のC形鋼で構成されている場合に比べて、金属製角形筒の端部同士を連結する連結構造が複雑且つ困難となるという問題がある。
本願発明は、上記のような課題を解決するために行われたものであり、ぶどう棚構造の天井下地構造において、四角筒形状の野縁同士(即ち、四角筒形状の部材同士)を容易且つ強固に取付けることができるようにし、耐震性をも大幅に向上させた面積の広い天井下地構造を提供することを目的としてなされたものである。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、所定間隔で平行に並ぶ多数の中空な第1の金属製角形筒1,1・・と該金属製角形筒1,1・・に直交して所定間隔で平行に並ぶ多数の第2の金属製角形筒2,2・・とからなる天井下地構造において、前記第1の金属製角形筒1,1・・あるいは前記第2の金属製角形筒2,2・・のうちの選ばれたものにおける端部同士を、断面コ字状の一対の連結金具13a,13bと、該連結金具13a,13bと前記第1の金属製角形筒1,1・・あるいは前記第2の金属製角形筒2,2・・のうちの選ばれたものにおける端部とを上下方向から連結するボルト10とによって連結している。
上記のように構成したことにより、第1の金属製角形筒1,1・・あるいは第2の金属製角形筒2,2・・における端部同士を断面コ字状の一対の連結金具13a,13bを用いて上下方向から連結するボルト10によって強固に且つ耐震性に優れた状態で連結することが可能となる。しかも、所定間隔で平行に並ぶ多数の中空な第1の金属製角形筒1,1・・と該金属製角形筒1,1・・に直交して所定間隔で平行に並ぶ多数の第2の金属製角形筒2,2・・とによって天井下地構造を構成したことにより、耐震性を大幅に向上させることができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた天井下地構造において、前記連結金具13a,13bを、前記第1の金属製角形筒1あるいは前記第2の金属製角形筒2の側面に対して複数の固着子14,14・・を用いて固着することもでき、そのように構成した場合、連結金具13a,13bと金属製角形筒1あるいは2との結合構造が確実となり、地震時における激震に耐え得る耐震性能に優れた天井下地構造となる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第1又は第2の手段を備えた天井下地構造において、前記第1の金属製角形筒1.1・・あるいは前記第2の金属製角形筒2,2・・のうちの選ばれたものと建物の構造物とを、吊りボルト3および中空な金属製角形筒からなる斜め補強部材20で連結することもでき、そのように構成した場合、第1の金属製角形筒1,1・・あるいは第2の金属製角形筒2,2・・のうちの選ばれたものと建物の構造物とが、吊りボルト3および中空な金属製角形筒からなる斜め補強部材20で連結されることにより、第1の金属製角形筒1,1・・あるいは第2の金属製角形筒2,2・・の上を作業員が安心して歩くことができるとともに、斜め補強部材20を、捩れおよび上下左右方向に対する強度を有する中空な金属製角形筒で構成したことにより、地震時における激震に耐え得る耐震性能に優れた天井下地構造となる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第1、第2又は第3の手段を備えた天井下地構造において、前記ボルト10を、吊りボルト3で兼用する構成とすることもでき、そのように構成した場合、ボルト10と吊りボルト3とが兼用できるところから、部品点数の低減によるコストダウンを図ることができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第5の手段として、上記第1、第2、第3又は第4の手段を備えた天井下地構造において、前記第1の金属製角形筒1,1・・あるいは前記第2の金属製角形筒2,2・・の端部に、前記ボルト10を挿通させるためのルーズ穴(又は丸穴)11を形成することもでき、そのように構成した場合、ボルト10をルーズ穴(又は丸穴)11に挿通して固定するだけで、第1の金属製角形筒1,1・・あるいは第2の金属製角形筒2,2・・と連結金具とを簡単にセットすることができる。
本願発明の第1の手段によれば、所定間隔で平行に並ぶ多数の中空な第1の金属製角形筒1,1・・と該金属製角形筒1,1・・に直交して所定間隔で平行に並ぶ多数の第2の金属製角形筒2,2・・とからなる天井下地構造において、前記第1の金属製角形筒1,1・・あるいは前記第2の金属製角形筒2,2・・のうちの選ばれたものにおける端部同士を、断面コ字状の一対の連結金具13a,13bと、該連結金具13a,13bと前記第1の金属製角形筒1,1・・あるいは前記第2の金属製角形筒2,2・・のうちの選ばれたものにおける端部とを上下方向から連結するボルト10とによって連結して、第1の金属製角形筒1,1・・あるいは第2の金属製角形筒2,2・・における端部同士を断面コ字状の一対の連結金具13a,13bを用いて上下方向から連結するボルト10によって強固に且つ耐震性に優れた状態で連結することが可能となり、鉛直荷重や地震時の強い上下方向の揺れや水平方向の揺れによる引張力・圧縮力にも耐えることができる面積の広い天井下地構造を提供することができるという効果がある。しかも、所定間隔で平行に並ぶ多数の中空な第1の金属製角形筒1,1・・と該金属製角形筒1,1・・に直交して所定間隔で平行に並ぶ多数の第2の金属製角形筒2,2・・とによって天井下地構造を構成したことにより、耐震性を大幅に向上させることができるという効果もある。
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた天井下地構造において、前記連結金具13a,13bを、前記第1の金属製角形筒1あるいは前記第2の金属製角形筒2の側面に対して複数の固着子14,14・・を用いて固着した場合、連結金具13a,13bと金属製角形筒1あるいは2との結合構造が確実となり、地震時における激震に耐え得る耐震性能に優れた天井下地構造となる。
本願発明の第3の手段におけるように、上記第1又は第2の手段を備えた天井下地構造において、前記第1の金属製角形筒1.1・・あるいは前記第2の金属製角形筒2,2・・のうちの選ばれたものと建物の構造物とを、吊りボルト3および中空な金属製角形筒からなる斜め補強部材20で連結した場合、第1の金属製角形筒1,1・・あるいは第2の金属製角形筒2,2・・のうちの選ばれたものと建物の構造物とが、吊りボルト3および中空な金属製角形筒からなる斜め補強部材20で連結されることにより、第1の金属製角形筒1,1・・あるいは第2の金属製角形筒2,2・・の上を作業員が安心して歩くことができるとともに、斜め補強部材20を、捩れおよび上下左右方向に対する強度を有する中空な金属製角形筒で構成したことにより、地震時における激震に耐え得る耐震性能に優れた天井下地構造となる。
本願発明の第4の手段におけるように、上記第1、第2又は第3の手段を備えた天井下地構造において、前記ボルト10を、吊りボルト3で兼用した場合、ボルト10と吊りボルト3とが兼用できるところから、部品点数の低減によるコストダウンを図ることができる。
本願発明の第5の手段におけるように、上記第1、第2、第3又は第4の手段を備えた天井下地構造において、前記第1の金属製角形筒1,1・・あるいは前記第2の金属製角形筒2,2・・の端部に、前記ボルト10を挿通させるためのルーズ穴(又は丸穴)11を形成した場合、ボルト10をルーズ穴(又は丸穴)11に挿通して固定するだけで、第1の金属製角形筒1,1・・あるいは第2の金属製角形筒2,2・・と連結金具13a,13bとを簡単にセットすることができる。
本願発明の第1の実施の形態にかかる天井下地構造を示す全体斜視図である。 図1に示す天井下地構造における第1(あるいは第2)の金属製角形筒の端部連結構造を示す拡大斜視図である。 図1に示す天井下地構造における第1(あるいは第2)の金属製角形筒の端部連結構造を示す拡大断面図である。 図1に示す天井下地構造における第1(あるいは第2)の金属製角形筒の拡大斜視図である。 図1に示す天井下地構造における第2の金属製角形筒と吊りボルトの下端部との結合構造を示す拡大斜視図である。 図1に示す天井下地構造における第2の金属製角形筒と吊りボルトの下端部との結合構造において使用された支持金具の拡大斜視図である。 図1に示す天井下地構造における吊りボルトの上端部の取付状態を示す拡大斜視図である。 図1に示す天井下地構造における斜め補強部材の下端部が取り付けられる部材(支持部材)と第1の金属製角形筒との取付状態を示す拡大斜視図である。 図1に示す天井下地構造における斜め補強部材の下端部が取り付けられる部材(支持部材)の両端と第1の金属製角形筒との取付部分に用いられる固定金具の拡大斜視図である。 図1に示す天井下地構造における斜め補強部材の下端部の取付状態を示す拡大斜視図である。 図1に示す天井下地構造における斜め補強部材の上端部の取付状態を示す拡大斜視図である。 図1に示す天井下地構造における斜め補強部材の上端部の他の取付状態を示す拡大斜視図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる天井下地構造における第1の金属製角形筒、第2の金属製角形筒および斜め補強部材を構成する金属製角形筒の構造を示す拡大斜視図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる天井下地構造における第1(あるいは第2)の金属製角形筒の端部連結構造を示す拡大断面図である。 図14に示す天井下地構造における第1(あるいは第2)の金属製角形筒の端部連結構造を示す拡大断面図である。 本願発明の第3の実施の形態にかかる天井下地構造における第1(あるいは第2)の金属製角形筒の端部連結構造を示す拡大断面図である。 本願発明の第4の実施の形態にかかる天井下地構造における第1(あるいは第2)の金属製角形筒の端部連結構造を示す拡大断面図である。 本願発明の第5の実施の形態にかかる天井下地構造における第1(あるいは第2)の金属製角形筒の端部連結構造を示す拡大断面図である。 本願発明の第6の実施の形態にかかる天井下地構造における第1(あるいは第2)の金属製角形筒の端部連結構造を示す拡大断面図である。 本願発明の第7の実施の形態にかかる天井下地構造における第1(あるいは第2)の金属製角形筒の端部連結構造を示す拡大断面図である。 本願発明の第8の実施の形態にかかる天井下地構造における第1(あるいは第2)の金属製角形筒の端部連結構造を示す拡大断面図である。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの実施の形態について説明する。
第1の実施の形態
図1ないし図11には、本願発明の第1の実施の形態にかかる天井下地構造が示されている。
この天井下地構造は、図1に示すように、所定間隔で平行に並ぶ多数の中空な第1の金属製角形筒1,1・・と該第1の金属製角形筒1,1・・の下側において該第1の金属製角形筒1,1・・に直交して所定間隔で平行に並ぶ多数の中空な第2の金属製角形筒2,2・・とからなり、前記第2の金属製角形筒2,2・・のうちの選ばれたものを吊りボルト3, 3・・を用いて建物の構造物(例えば、天井裏のコンクリート壁)から吊り下げるように構成されている。
前記第1の金属製角形筒1における端部同士は、断面コ字状の一対の連結金具13a,13bと、該連結金具13a,13bと前記第1の金属製角形筒1における端部とを上下方向から連結するボルト10とによって連結されている(図2および図3参照)。つまり、前記金属製角形筒1の端部における上下両辺には、図4に示すように、前記ボルト10を挿通させるためのルーズ穴11,11が形成されており、前記ボルト10は、前記ルーズ穴11,11に対して上方から下方に向かって挿通され、その端部にナット12,12を螺着することにより、第1の金属製角形筒1の端部同士が連結されることとなっているのである。なお、ルーズ穴11に代えて丸穴を使用する場合もある。
前記連結金具13aは、側方が開放された断面コ字状部材からなっており、この連結金具13aにおける上辺13a1、下辺13a2、および側辺13a3は、第1の金属製角形筒1における上下両辺1a,1bおよび一側辺1cに近接状態で第1の金属製角形筒1に被嵌されている。
一方、前記連結金具13bは、前記連結金具13aと同様に側方が開放された断面コ字状部材からなっており、この連結金具13bにおける上辺13b1、下辺13b2、および側辺13b3は、前記連結金具13aにおける上下両辺13a1,13a2の外側および前記第1の金属製角形筒1における一側辺1cの外側に近接状態で被嵌されている。つまり、本実施の形態においては、前記連結金具13bにおける開放側の高さは、前記連結金具13aにおける開放側の高さより板厚2枚分だけ大きくされており、連結金具13bの外側に連結金具13aが被嵌されることとなっているのである。
上記のように構成したことにより、第1の金属製角形筒1,1・・あるいは第2の金属製角形筒2,2・・における端部同士を断面コ字状の一対の連結金具13a,13bを用いて上下方向から連結するボルト10によって強固に且つ耐震性に優れた状態で連結することが可能となり、鉛直荷重や地震時の強い上下方向の揺れや水平方向の揺れによる引張力・圧縮力にも耐えることができる面積の広い天井下地構造を提供することができることとなるのである。しかも、所定間隔で平行に並ぶ多数の中空な第1の金属製角形筒1,1・・と該金属製角形筒1,1・・に直交して所定間隔で平行に並ぶ多数の第2の金属製角形筒2,2・・とによって天井下地構造を構成したことにより、耐震性を大幅に向上させることができることとなるのである。
また、前記吊りボルト3の下端部は、図5に示すように、支持金具25を介して前記第2の金属製角形筒2に支持されている。該支持金具25は、図6に示すように、前記吊りボルト3の下端に対して螺着された下向きコ字状の上部支持金具25aと、前記第1の金属製角形筒1を抱持した状態でビス止めされた上向きコ字状の下部支持金具25bとからなっており、該下部支持金具25bの上端部と前記上部支持金具25aの下端部とはボルト25cで結合されている。
前記吊りボルト3の上端部は、図7に示すように、建物の構造物(例えば、天井裏のコンクリート壁26)に埋め込まれたインサート部材34に螺着固定されている。
そして、前記第1の金属製角形筒1,1・・のうちの選ばれたもの同士は、後述する斜め補強部材20,20の下端部を結合するための金属製角形筒からなる水平な支持部材21によって連結されている(図8および図10参照)。該支持部材21の両端と金属製角形筒1,1・・のうちの選ばれたものの側面とは、固定金具27を介して結合されている。該固定金具27は、図8に拡大図視するように、前記金属製角形筒1の側面に対してネジにより固着される基部27aと、該基部27aの両側端から同方向に直角に屈曲延設され、前記支持部材21の相対向する2側面にネジ29,29・・により固着される一対の抱持部27b,27bとによって構成されており、該両抱持部27b,27bの一端側における略半分部分には、前記支持部材21を位置決めする位置決め用突片27c,27cが直角に屈曲されて一体に形成されている。なお、前記斜め補強部材20の下端部は、前記第1の金属製角形筒1,1・・あるいは前記第2の金属製角形筒2,2・・のうちの選ばれたものに対して直接連結する場合もあるが、前記第1の金属製角形筒1,1・・のうちの選ばれたもの同士を、平行に並ぶ一対の支持部材21,21で連結し、該支持部材21,21間を連結する連結部材を設け、該連結部材に前記斜め補強部材20の下端部を結合するようにする場合もある。
さらに、前記抱持部27b,27bにおける前記基部27a側端部の一部(即ち、中央部)を該基部27aと連続するように切り起こして前記金属製角形筒1にネジ28により固着される支持部27d,27dが設けられている。符号30は支持部27dを切り起こした跡に形成される開口部、31は開口部30の両側に形成された補強用ビードである。
さらにまた、前記支持部27d,27dと前記基部27aとに跨がって連続する補強用ビード32が形成されている。該補強用ビード32の頂面32aは平面とされており、該頂面32aには、前記ネジ28を螺着するためのネジ穴が所定間隔で形成されている。
ところで、上記固定金具27と金属製角形筒1との取付強度を強化する必要があるところから、金属製角形筒1における支持部材21の両端が突き合わせる部分には、補強板33が取り付けられる。
上記したように、金属製角形筒1における支持部材21の両端が突き合わせる部分に補強板33を取り付けることにより、当該部分における鉄板の厚さが2枚板のようになるところから、固定金具27を取り付けるためのネジ28の締め付け強度が格段に向上することとなる。従って、地震発生時に揺れが繰り返した場合にも、金属製角形筒1と固定金具27とを締結しているネジ28が緩むおそれがなくなり、より一層耐震強度が向上することとなる。
前記斜め補強部材20の下端部と前記支持部材21との間には、図10に示すように、該斜め補強部材20の下端部における相対向する二面を抱持した状態でビス21b,21b・・で取り付けられる一対の抱持片21a,21aを備えた取付手段21Aと前記支持部材21に対して結合される結合手段21Bとを備えた下部固定金具23が介設されている。この場合、前記取付手段21Aは、前記抱持片21a,21aと該抱持片21a,21aの下端間を一体に連結する連結片21cにより一体に連結される一方、前記結合手段21Bは、前記支持部材21おける相対向する二面を抱持した状態でビス21d,21d・・で取り付けられる一対の抱持片21e,21eと該抱持片21e,21eの上端間を一体に連結する連結片21fとからなっており、前記連結片21cと前記連結片21fとはボルト21gで結合されている。このようにすると、斜め補強部材20の下端部と支持部材21との結合強度が大幅に強化されることとなり、取付が簡単になるとともに、より一層耐震性能に優れたものとなる。
また、前記斜め補強部材20の上端部には、図11に示すように、前記斜め補強部材20の上端部における相対向する二面を抱持した状態で取り付けられる一対の抱持片22a,22aを備えた取付手段22Aと前記コンクリート壁26に対して結合される結合手段22Bとを備えた上部固定金具22が取り付けられている。該上部固定金具22における取付手段22Aは、前記抱持片22a,22aの上端に一体に形成されたL字状連結片22h,22hを備えており、該L字状連結片22h,22hに対してL字状の結合手段22Bをボルト22bで結合させて構成されている。
ところで、上記したように、L字状連結片22h,22hに対してL字状の結合手段22Bをボルト22bで結合させた構成の場合、地震等の振動二より、L字状の結合手段22Bが変形し易いという不具合が発生するおそれがある。そこで、図12に示すように、前記取付手段22Aを、前記抱持片22a,22aにおける斜め補強部材20の上端部を連結片22iで一体に連結した構成とする一方、前記結合手段22Bを、前記コンクリート壁26に対してボルト22fを用いて下向きに取り付けた断面コ字状の部材で構成しており、前記抱持片22a,22aの上端部を、前記結合手段22Bにおける一対の開放端部22g,22gに対してボルト22bにより固着する構成となっている。このようにすると、取付手段22Aおよび結合手段22B(即ち、上部固定金具22)の剛性が大幅に強化されることとなり、耐震性が著しく向上することとなる。符号22jは前記抱持片22a,22aの上端間の間隔を保持するためのスペーサであり、前記ボルト22bが内挿される。
そして、前記各第1の金属製角形筒1、前記各第2の金属製角形筒2および前記各斜め補強部材20は、図13に示すように、所定の幅に切断された金属板をその両端がコーナの一点において接するように四角筒状に折曲して構成された中空な金属板四角筒によって構成されている。前記金属板の一方の端部には、前記金属板角形筒の内側に折曲され、さらにその先端部が外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲部a が設けられ、前記金属板の他方の端部には、内側に逆U字状折曲部bが設けられており、両者を連続して嵌合圧着せしめて水平方向に連続するコーナ型接続部cとして成形されている。そして、該コーナ型接続部cにおける逆U宇状折曲部bの基端から内側に向かってコの字状に突出するリブdが水平方向に連続して形成されている。このように構成したことにより、金属製角形筒のいずれの四面を、開口形成部およびボード貼付面として選択することが可能となる。また、コーナ型接続部cの外れをリブdにより防止できるとともに金属製角形筒の剛性強化も図れる。
第2の実施の形態
図14および図15には、本願発明の第2の実施の形態にかかる天井下地構造の要部が示されている。
この場合、前記連結金具13a,13bの側辺13a3,13b3を、前記第1の金属製角形筒1あるいは前記第2の金属製角形筒2の端部における側面に対して複数の固着子(例えば、ビス)14,14・・を用いて固着している。このようにすると、連結金具13a,13bと金属製角形筒1あるいは2との結合構造が確実となり、地震時における激震に耐え得る耐震性能に優れた天井下地構造となる。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態と同一なので重複を避けて説明を省略する。
第3の実施の形態
図16には、本願発明の第3の実施の形態にかかる天井下地構造の要部が示されている。 この場合、前記連結金具13a,13bは、共に側方が開放された断面コ字状部材からなっており、この連結金具13aにおける上辺13a1、下辺13a2および側辺13a3は、第1の金属製角形筒1における上辺1a、連結金具13bの下辺13b2および第1の金属製角形筒1における一側辺1cに近接状態で被嵌されている。
一方、前記連結金具13bにおける上辺13b1、下辺13b2および側辺13b3は、前記連結金具13aにおける上辺13a1、第1の金属製角形筒1における下辺1bの外側および前記第1の金属製角形筒1における一側辺1cの外側に近接状態で被嵌されている。つまり、本実施の形態においては、前記連結金具13a,13bの形状は同形状とされているのである。
上記のように構成したことにより、連結金具13a,13bは同形状となるところから、部品点数の削減を図ることができ、コストダウンに寄与することとなる。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので重複を避けて説明を省略する。
第4の実施の形態
図17には、本願発明の第4の実施の形態にかかる天井下地構造の要部が示されている。
この場合、前記連結金具13a,13bの側辺13a3,13b3を、前記第1の金属製角形筒1あるいは前記第2の金属製角形筒2の端部における側面に対して複数の固着子(例えば、ビス)14,14・・を用いて固着している。このようにすると、連結金具13a,13bと金属製角形筒1あるいは2との結合構造が確実となり、地震時における激震に耐え得る耐震性能に優れた天井下地構造となる。
その他の構成および作用効果は、第1ないし第3の実施の形態と同一なので重複を避けて説明を省略する。
第5の実施の形態
図18には、本願発明の第5の実施の形態にかかる天井下地構造の要部が示されている。
この場合、上方が開放された断面コ字状の連結金具13aを第1の金属製角形筒1の端部に対して下方から被嵌し、その状態において前記連結金具13aの上方開放部13cに対して下方が開放された断面コ字状の連結金具13bを上方から被嵌し、且つ連結金具13bの下向き片13b1,13b1、連結金具13aの上向き片13a1,13a1および金属製角形筒1をビス14により固着することにより、第1の金属製角形筒1の端部を連結するようになっている。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので重複を避けて説明を省略する。
第6の実施の形態
図19には、本願発明の第6の実施の形態にかかる天井下地構造の要部が示されている。
この場合、前記連結金具13aの上向き片13a1,13a1における下部を、前記第1の金属製角形筒1あるいは前記第2の金属製角形筒2の端部における側面に対して複数の固着子(例えば、ビス)14,14・・を用いて固着している。このようにすると、連結金具13a,13bと金属製角形筒1あるいは2との結合構造が確実となり、地震時における激震に耐え得る耐震性能に優れた天井下地構造となる。
その他の構成および作用効果は、第1ないし第5の実施の形態と同一なので重複を避けて説明を省略する。
第7の実施の形態
図20には、本願発明の第7の実施の形態にかかる天井下地構造の要部が示されている。
この場合、前記第1の金属製角形筒1の端部に対して上下方向から断面コ字状の連結金具13a,13bを被嵌し、両連結金具13a,13bにおける開放端にそれぞれ一体に延設された外向きリブ15,15をボルト16とナット17を用いて固着することにより、第1の金属製角形筒1の端部を連結するようになっている。この場合、連結金具13a,13bは同形状となる。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので重複を避けて説明を省略する。
第8の実施の形態
図21には、本願発明の第8の実施の形態にかかる天井下地構造の要部が示されている。
この場合、前記連結金具13a,13bの側辺13a3,13b3を、前記第1の金属製角形筒1あるいは前記第2の金属製角形筒2の端部における側面に対して複数の固着子(例えば、ビス)14,14・・を用いて固着している。このようにすると、連結金具13a,13bと金属製角形筒1あるいは2との結合構造が確実となり、地震時における激震に耐え得る耐震性能に優れた天井下地構造となる。
その他の構成および作用効果は、第1ないし第3の実施の形態と同一なので重複を避けて説明を省略する。
また、上記各実施の形態においては、斜め補強部材の上端部と吊りボルトの上端部とは建物の構造物であるコンクリート壁に対して別個に取り付けられているが、建物の構造物としてH形鋼又は溝形鋼を用い、斜め補強部材の上端部と吊りボルトの上端部とをH形鋼又は溝形鋼を介して結合する構造とすることも可能である。
なお、本願発明は、上記各実施の形態において説明したものに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能なことは勿論である。
1は第1の金属製角形筒
2は第2の金属製角形筒
3は吊りボルト
10はボルト
11はルーズ穴(又は丸穴)
13aは連結金具
13bは連結金具
14は固着子(ビス)
20は斜め補強部材

Claims (5)

  1. 所定間隔で平行に並ぶ多数の中空な第1の金属製角形筒(1),(1)・・と該金属製角形筒(1),(1)・・に直交して所定間隔で平行に並ぶ多数の第2の金属製角形筒(2),(2)・・とからなる天井下地構造であって、前記第1の金属製角形筒(1),(1)・・あるいは前記第2の金属製角形筒(2),(2)・・のうちの選ばれたものにおける端部同士を、断面コ字状の一対の連結金具(13a),(13b)と、該連結金具(13a),(13b)と前記第1の金属製角形筒(1),(1)・・あるいは前記第2の金属製角形筒(2),(2)・・のうちの選ばれたものにおける端部とを上下方向から連結するボルト(10)とによって連結したことを特徴とする天井下地構造。
  2. 前記連結金具(13a),(13b)を、前記第1の金属製角形筒(1)あるいは前記第2の金属製角形筒(2)の側面に対して複数の固着子(14),(14)・・を用いて固着したことを特徴とする請求項1記載の天井下地構造。
  3. 前記第1の金属製角形筒(1).(1)・・あるいは前記第2の金属製角形筒(2),(2)・・のうちの選ばれたものと前記建物の構造物とを、吊りボルト(3)および中空な金属製角形筒からなる斜め補強部材(20)で連結したことを特徴とする請求項1および2のいずれか一項記載の天井下地構造。
  4. 前記ボルト(10)を、吊りボルト(3)で兼用したことを特徴とする請求項1、2および3のいずれか一項記載の天井下地構造。
  5. 前記第1の金属製角形筒(1),(1)・・あるいは前記第2の金属製角形筒(2),(2)・・の端部には、前記ボルト(10)を挿通させるためのルーズ穴(又は丸穴)(11)を形成したことを特徴とする請求項1、2、3および4のいずれか一項記載の天井下地構造。
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