JP6727530B1 - 接続具 - Google Patents

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Abstract

【課題】雌形接続具と雄形接続具とを別々の木製部材に確実に固定でき、木製部材同士の接続と分離を繰り返し確実に行えるようにした接続具を提供する。【解決手段】接続具1は、第1部材4に固定される雌形接続具2と、第2部材6に固定される雄形接続具3と、を有している。雌形接続具2は、雄形接続具係合凹部12の底部8が雌形接続具収容穴5の底面5aに第1ねじ21で固定される。雄形接続具3は、第2部材6の表面から突出するように第2ねじ27で固定される。雄形接続具係合凹部12の内周面には、周方向に沿って複数の突起14が形成されている。突起14は、雄形接続具3を雄形接続具係合凹部12内に押し込む力によって弾性変形させられ、雄形接続具3の頭部15を雄形接続具係合凹部12の底部8側へ通過させる一方、頭部15が通過した後に弾性復元し、雄形接続具3の頭部15を雄形接続具係合凹部12内に保持する。【選択図】図1

Description

この発明は、家具のパネル同士等を接続するために使用される接続具に関するものである。
例えば、建築物のドア又は窓から搬入するのが困難な組立式家具(店舗用什器を含む)は、木製パネル等の部材同士を分解できるように接続具によって接続し、所定の構造に組み立てるようになっている。
図8は、組立式家具等に使用される接続具100を示すものである。この接続具100は、木製の第1パネル101の取付孔102内に嵌合固定された円筒状の雌形接続具103と、この雌形接続具103の嵌合孔104内に嵌合される雄形接続具105と、を有している。雄形接続具105は、軸部106の先端側にスリット107が形成され、その軸部106の先端側が縮径方向に弾性変形できるようになっている。そして、雄形接続具105の軸部106の先端側には、雌形接続部103の嵌合孔102の環状突起108に係合する環状溝110が形成され、この環状溝110よりも軸部106の先端寄りの位置に係止用突起111が形成されている(特許文献1参照)。
このような雄形接続具105は、軸部106の先端側を雌形接続具103の嵌合孔104に挿入していくと、係止用突起111が環状突起108によって径方向内方へ押圧され、軸部106の先端側が環状突起108によって縮径変形させられ(図8(b)参照)、係止用突起111が環状突起108を通過する位置まで移動させられると、軸部106の先端側が変形前の状態に弾性復元し、環状溝110が環状突起108に係合される(図8(c)参照)。これにより、雄形接続具105は、雌形接続具103に着脱可能に固定される。そして、このような雄形接続具105は、頭部112が木製の第2パネル113の取付孔114に嵌合固定された状態で、軸部106が雌形接続具103の嵌合孔104に係合されると、第2パネル113を第1パネル101に分離可能な状態で固定できるようになっている。なお、多数のパネル等で組み立てられる家具は、上記第1パネル101と第2パネル113の構成が他のパネル同士の接続に適用される。
特開平4−160212号公報
図8に示す従来の接続具100は、雌形接続具103の外周面に複数形成された抜け止め突起115を第1パネル101の取付孔102の内周面に食い込ませることにより、雌形接続具103を第1パネル101に固定している。また、図8に示す従来の接続具100は、雄形接続具105の外周面に複数形成された抜け止め突起116を第2パネル113の取付孔114の内周面に食い込ませることにより、雄形接続具105を第2パネル113に固定している。
しかしながら、図8に示す従来の接続具100は、雌形接続具103が抜け止め突起115間に食い込んだ木の一部及び取付孔102の内周面との摩擦抵抗のみで保持され、雄形接続具105が抜け止め突起116間に食い込んだ木の一部及び取付孔114の内周面との摩擦抵抗のみで保持されているため、第1パネル101に固定した雌形接続具103と第2パネル113に固定した雄形接続具105とを分離する際に、雌形接続具103が第1パネル101の取付孔102から抜け出てしまうか、又は、雄形接続具105が第2パネル113の取付孔114から抜け出てしまい、第1パネル101と第2パネル113との接続と分離を繰り返し行うことが困難になる虞があった。
そこで、本発明は、雌形接続具と雄形接続具とを別々の木製パネルに確実に固定でき、木製パネル同士の接続と分離を繰り返し確実に行えるようにした接続具の提供を目的とする。
本発明は、木製の第1部材4に形成された雌形接続具収容穴5内に固定されるプラスチック製の雌形接続具2と、木製の第2部材6に固定された状態で前記雌形接続具2に係合させられることにより、前記第1部材4と前記第2部材6とを着脱可能に接続する雄形接続具3と、を有する接続具1に関するものである。本発明において、前記雌形接続具2は、円筒状の胴部7と前記胴部7の一端側に位置する底部8とを有し、前記胴部7の内周面と前記底部8の内面とによって前記雄形接続具3を収容する単一の雄形接続具係合凹部12が形作られ、前記雄形接続具係合凹部12の前記底部8が前記雌形接続具収容穴5の底面に第1ねじ21で固定されることにより、前記胴部7の開口端13側の外周面に形成されたテーパ状のフランジ17が前記雌形接続具収容穴5の開口端の面取り部18に当接させられる。また、前記雄形接続具3は、丸棒状の本体部25と前記本体部25よりも大径の丸棒状の頭部15とを有し、前記頭部15の接続面32が前記本体部25に接続され、前記第2部材6の表面から突出するように第2ねじ27で固定される。また、前記雄形接続具係合凹部12の内周面には、周方向に沿って複数の突起14が形成されている。そして、前記突起14は、前記雄形接続具3を前記雌形接続具2の前記雄形接続具係合凹部12内に押し込む力によって弾性変形させられ、前記雄形接続具3の頭部15を前記雄形接続具係合凹部12の底部8側へ通過させる一方、前記雄形接続具3の頭部15が通過した後に弾性復元し、前記頭部15接続面32に当接して前記頭部15を引っ掛け、前記雄形接続具3が前記雌形接続具2から抜け出るのを阻止して、前記雄形接続具3の頭部15を前記雄形接続具係合凹部12内に保持するようになっている。
本発明に係る接続具は、雌形接続具が第1ねじで木製の第1部材に固定され、雄形接続具が第2ねじで木製の第2部材に固定されているため、第1部材と第2部材とを分離する際に、第1部材に固定した雌形接続具が第1部材の雌形接続具収容穴から抜け出る(脱落する)ことがなく、また、第2部材に固定した雄形接続具が第2部材から脱落することがなく、第1部材と第2部材との接続と分離を繰り返して確実に行うことが可能になる。
本発明の第1実施形態に係る接続具を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る接続具のうちの雌形接続具を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る接続具のうちの雄形接続具を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る接続具の取付状態を示す図であり、図4(a)は雌形接続具が第1部材に取り付けられた状態を示す断面図、図4(b)は第1部材の雌形接続具に雄形接続具の頭部の一部が係合された状態を示す断面図、図4(c)は第2ねじの先端に第2部材が押し付けられた状態を示す断面図、図4(d)は雄形接続具が第2ねじによって第2部材に固定された状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る接続具の取付状態を示す図であり、図5(a)は雌形接続具が第1部材に取り付けられた状態を示す断面図、図5(b)は雄形接続具に第2ねじを係合した状態を示す図、図5(c)は第1部材の雌形接続具に雄形接続具の頭部の一部が係合された状態を示す断面図、図5(d)は第2ねじの先端に第2部材が押し付けられた状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る接続具のうちの雌形接続具を示す図であり、図6(a)は雌形接続具の平面図、図6(b)は図6(a)のA3−A3線に沿って切断して示す雌形接続具の断面図であり、図6(c)は雌形接続具の底面図であり、図6(d)は雌形接続具の側面図である。 本発明の第2実施形態に係る接続具のうちの雄形接続具を示す図であり、図7(a)は雄形接続具の平面図であり、図7(b)は図7(a)のA4−A4線に沿って切断して示す雄形接続具の断面図であり、図7(c)は雄形接続具の底面図であり、図7(d)は雄形接続具のねじ頭収容部の変形例を示す図である。 従来の接続具を示す図であり、図8(a)は第1パネルに固定された雌形接続具と第2パネルに固定された雄形接続具とを示す断面図、図8(b)は雌形接続具と雄形接続具との係合途中を示す断面図、図8(c)は雌形接続具と雄形接続具とが係合した状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳述する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る接続具1を示す図である。また、図2は、本発明の第1実施形態に係る接続具1のうちの雌形接続具2を示す図である。また、図3は、本発明の第1実施形態に係る接続具1のうちの雄形接続具3を示す図である。なお、図1(a)は接続具1の接続状態(雌形接続具2と雄形接続具3との接続状態)を示す断面図であり、図1(b)は接続具1の分離状態(雌形接続具2と雄形接続具3との分離状態)を示す断面図である。また、図2(a)は雌形接続具2の平面図であり、図2(b)は図2(a)のA1−A1線に沿って切断して示す雌形接続具2の断面図であり、図2(c)は雌形接続具2の底面図であり、図2(d)は雌形接続具2の側面図である。また、図3(a)は雄形接続具3の平面図であり、図3(b)は図3(a)のA2−A2線に沿って切断して示す雄形接続具3の断面図であり、図3(c)は雄形接続具3の底面図である。
(接続具)
これらの図に示すように、接続具1は、木製の第1パネル(第1部材)4に形成された雌形接続具収容穴5内に固定されるプラスチック製の雌形接続具2と、木製の第2パネル(第2部材)6に固定された状態で雌形接続具2に係合させられることにより、第1パネル4と第2パネル6とを接続するプラスチック製の雄形接続具3と、を有している。
(接続具を構成する雌形接続具)
雌形接続具2は、円筒状の胴部7と、この胴部7の一端側をテーパ状に縮径する底部8と、この底部8から軸心10に沿って突出する円筒状のねじ螺合部11と、を有している。また、雌形接続具2は、雄形接続具3を収容する雄形接続具係合凹部12が胴部7の内周面と底部8の内面とによって形作られている。胴部7の開口端13寄りの内周面には、周方向に沿って3箇所の突起14が等間隔に形成されている。この3箇所の突起14は、雄形接続具3を雌形接続具2の雄形接続具係合凹部12内に押し込む力によって弾性変形させられ、雄形接続具3の頭部15を雄形接続具係合凹部12の底部8側へ通過させる一方、雄形接続具3の頭部15が通過した後に弾性復元し、雄形接続具3の頭部15を雄形接続具係合凹部12内に保持する。
また、雌形接続具2は、突起14の形成を可能にするための窓(切り欠き部分)16が胴部7の突起14よりも底部8側の位置から底部8まで切り欠くように形成されている。この窓16は、突起14の形成位置に対応し且つ胴部7及び底部8の周方向に沿って等間隔で3箇所形成されており、周方向長さが突起14の周方向長さよりも長く形成されると共に、突起14の内径寸法よりも径方向内方の位置まで形成されている。これにより、突起14を形成するための分割型の移動が可能になり、雌形接続具2の射出成形が可能になる。
また、雌形接続具2は、胴部7の開口端13側の外周面に、開口端13に近づくに従って外径が漸増するテーパ状のフランジ17が一体に形成されている。このフランジ17は、第1パネル4の雌形接続具収容穴5の開口端の面取り部18に当接するようになっている。また、雌形接続具2は、胴部7の外周面で且つフランジ17に隣接する位置に、第1パネル4の雌形接続具収容穴5の内周面に当接する相対回動規制突起20が形成されている。この相対回動規制突起20は、第1ねじ21の締め付け回動方向に沿って突起高さが漸増し、第1ねじ21の締め付け回動方向側の端部22が雌形接続具2の外周面から急激に立ち上がるように形成されている。その結果、雌形接続具2は、雌形接続具収容穴5内に第1ねじ21で固定される際に、相対回動規制突起20の鋭利な先端20aが木製の第1パネル4の雌形接続具収容穴5の内周面に食い込んで、第1パネル4に対する回動が阻止されるため、第1ねじ21でねじ螺合部11に雌ねじを切りながら、第1ねじ21で第1パネル4に確実に固定される。なお、相対回動規制突起20は、第1ねじ21の締め付け回動方向側の端部(先端20a)が雌形接続具2の胴部7の母線方向に沿って延び、雌形接続具2を側面方向から見た形状が略直角三角形状になっているが、この形状に限定されることがなく、本実施形態における機能と同様の機能を発揮できるような形状であればよい。
また、雌形接続具2は、底部8及びねじ螺合部11にねじ穴23が形成されている。このねじ穴23は、雌形接続具2が第1パネル4の雌形接続具収容穴5内に第1ねじ21で固定される際に、第1ねじ21のねじ軸21aの雄ねじによって雌ねじが切られるようになっている。そして、円筒状のねじ螺合部11は、第1ねじ21によって雌形接続具収容穴5の底面5aに押し付けられると、第1ねじ21の締め付け力で部分的に変形し、第1ねじ21のねじ軸21aに強固に密着し、第1ねじ21と一体に回動できるようになる。
(接続具を構成する雄形接続具)
雄形接続具3は、軸心24に沿った中央部分に位置する丸棒状の頭部15と、頭部15の軸心24に沿った一端側に位置する丸棒状の本体部25と、頭部15の軸心24に沿った他端側に位置するねじ頭収容部26と、を一体に有している。頭部15と本体部25は、第2ねじ27のねじ軸27aを挿入するねじ穴28が軸心24に沿って貫通している。この雄形接続具3のねじ穴28には、ねじ穴28に挿入された第2ねじ27のねじ軸27aの軸心27bを雄形接続具3の軸心24に合致させるねじ支持突起30が周方向に沿って等間隔で4箇所形成されている。また、頭部15の軸心24に沿った他端側の端面31は、軸心24に直交する平面であり、第2ねじ27の軸心27bが雄形接続具3の軸心24と平行になるようにねじ頭27cを支持できるようになっている。頭部15は、本体部25及びねじ頭収容部26よりも大径であり、雌形接続具2の突起14の内径寸法よりも外径寸法が大きく、雌形接続具2の雄形接続具係合凹部12の内周面と僅かな隙間をもって嵌合できるようになっている。また、頭部15は、本体部25への接続部外表面である第1接続面32が球面の一部を切り取ったような形状になっている。また、頭部15は、ねじ頭収容部26への接続部外表面である第2接続面(係合段部)33が曲面になっている。ねじ頭収容部26は、頭部15の他端側の端面31の周方向に沿って等間隔で4箇所形成された円弧状突起34によって形作られており、径方向内方側に第2ねじ27のねじ頭27cを収容できるようになっている。このねじ頭収容部26を形作る円弧状突起34は、頭部15の他端側の端面31から軸心24に沿って突出する長さが第2ねじ27のねじ頭27cの軸心24に沿った長さ(ねじ頭27cの厚さ)と同様の寸法になっている。
図4に示すように、以上のように構成された雄形接続具3は、第1パネル4の雌形接続具収容穴5内に第1ねじ21で固定された雌形接続具2に対し(図4(a)参照)、ねじ頭収容部26を先頭にして雌形接続具2の雄形接続具係合凹部12内に挿入されると、頭部15の曲面状の第2接続面33が雌形接続具2の雄形接続具係合凹部12内の突起14に当接し、雄形接続具3の軸心24が雌形接続具2の軸心10に芯合わせされた状態で支持される(図4(b)参照)。ついで、雄形接続具3のねじ穴28にねじ軸27aが挿入された第2ねじ27は、雄形接続具3を取り付ける第2パネル6が第2ねじ27の尖ったねじ軸27aの先端に押し付けられると、第2ねじ27のねじ頭27cが第1ねじ21のねじ頭21bに当接し、第2ねじ27のねじ軸27aの先端の位置が第1ねじ21によって固定され、第2ねじ27のねじ軸27aの先端が雄形接続具2から外部に突出するため、第2ねじ27のねじ軸27aの先端が第2パネル6に食い込み、第2パネル6に第2ねじ27のねじ軸27aの先端位置が刻まれる(図4(b)、図4(c)参照)。ついで、この第2パネル6に刻まれた第2ねじ27のねじ軸27aの先端位置を目印にして、雄形接続具3のねじ穴28に挿入された第2ねじ27を第2パネル6にねじ込むことにより、雄形接続具3が雌形接続具2に一対一で対応するように第2パネル6に正確位置決めされた状態で固定される(図4(d)参照)。
ついで、第2パネル6に第2ねじ27で固定された雄形接続具3は、第1パネル4の雌形接続具収容穴5内に第1ねじ21で固定された雌形接続具2の雄形接続具係合凹部12内に押し込まれると(図1(b)参照)、頭部15が雌形接続具2の突起14を弾性変形させ、頭部15が突起14を通過して雄形接続具係合凹部12の底部8側へ進入する(図1(a)参照)。そして、このような雌形接続具2と雄形接続具3とを有する接続具1は、雄形接続具3の頭部15が雌形接続具2の突起14を弾性変形させて雄形接続具係合凹部12の底部8側へ通過すると、雌形接続具2の突起14が元の形状に弾性復元し、雌形接続具2の突起14が雄形接続具3の第1接続面32に当接するため、雄形接続具3が雌形接続具2から抜け出るのを突起14によって阻止される(図1(a)参照)。この際(図1(a)に示すように、雌形接続具2と雄形接続具3とが係合された際)、雄形接続具3は、ねじ頭収容部26及び第2ねじ27と雌形接続具2の底部8及び第1ねじ21との間に隙間が生じるようになっている。これにより、接続具1は、第1パネル4と第2パネル6との突き合わせ面に隙間を生じることなく、第1パネル4と第2パネル6とを接続することができる(図1(a)参照)。
(本実施形態の効果)
本実施形態に係る接続具1は、雌形接続具2が第1ねじ21で第1パネル4に固定され、雄形接続具3が第2ねじ27で第2パネル6に固定されているため、第1パネル4と第2パネル6とを分離する際に、第1パネル4に固定した雌形接続具2が第1パネル4の雌形接続具収容穴5から抜け出る(脱落する)ことがなく、また、第2パネル6に固定した雄形接続具3が第2パネル6から脱落することがなく、第1パネル4と第2パネル6との接続と分離を繰り返して確実に行うことが可能になる。
また、本実施形態に係る接続具1の雌形接続具2は、雌形接続具収容穴5内に第1ねじ21で固定される際に、相対回動規制突起20の鋭利な先端20aが木製の第1パネル4の雌形接続具収容穴5の内周面に食い込んで、第1パネル4に対する回動が阻止されるため、ねじ螺合部11に雌ねじが第1ねじ21で切られると共に、その第1ねじ21で第1パネル4に確実に固定される。
また、本実施形態に係る接続具1は、雌形接続具2を第1パネル4に固定する第1ねじ21の締め付け力が大きすぎて、雌形接続具2のねじ螺合部11が第1パネル4の雌形接続具収容穴5の底部5aに強く押し付けられて変形し、雌形接続具2が雌形接続具収容穴5の内部に入りすぎたとしても、ねじ螺合部11が変形して第1ねじ21のねじ軸21aに絡みついた状態(強固に固着した状態)になっているため、第1ねじ21を緩めることにより、雌形接続具2を第1ねじ21と一体に回動させ、雌形接続具2を本来の正しい係合位置に戻すことができ、雌形接続具2と雄形接続具3の係合を確実に行わせることが可能になる。
また、本実施形態に係る接続具1は、雄形接続具3の頭部15が第1パネル4に固定された雌形接続具2の雄形接続具係合凹部12に係合され、雄形接続具3の頭部15の第2接続面33が雌形接続具2の突起14によって支持され、雄形接続具3の第2ねじ27のねじ頭27cが雌形接続具2の第1ねじ21のねじ頭21bに当接すると、第2ねじ27のねじ軸27aの尖った先端が雄形接続具3から外部に突出するため、その第2ねじ27のねじ軸27aの尖った先端に第2パネル6を押し付けるだけで、第2パネル6に第2ねじ27の先端位置(第2ねじ27によって雄形接続具3を固定する位置)を刻むことができる。したがって、本実施形態に係る接続具1は、一品物又は特注の組立式家具等を構成する第1パネル4と第2パネル6との接続に使用された場合、組立式家具等の設置現場において、第1パネル4に固定された雌形接続具2に対し、雄形接続具3を第2パネル6に正確に位置決めした状態で固定することができるため、組立式家具等の組立作業を効率的に行うことができ、組立式家具等の組立工数を削減することが可能になる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態に係る接続具1を図5から図7に基づき詳述する。なお、図5は、本発明の第2実施形態に係る接続具1の取付状態を示す図であり、図4に対応する図である。また、図6は、本発明の第2実施形態に係る接続具1のうちの雌形接続具2を示す図であり、図2に対応する図である。また、図7(a)〜(c)は、本発明の第2実施形態に係る接続具1のうちの雄形接続具3を示す図であり、図3に対応する図である。
図5(a)に示すように、本実施形態に係る接続具1の雌形接続具2は、第1パネル4の雌形接続具収容穴5内に押し込まれる(圧入される)ことにより、開口端面5bが第1パネル4の表面4aと同一面上に位置するように(開口端面5bが第1パネル4の表面4aに対して段差を生じることがないように)固定される。なお、雌形接続具2は、開口端面5b側に形成されたフランジ17が第1パネル4に形成された雌形接続具収容穴5の面取り部18に当接し、雌形接続具収容穴5への圧入方向の位置決めがされる。
図5(b)に示すように、本実施形態に係る接続具1の雄形接続具3は、ねじ頭収容部26側から第2ねじ27のねじ軸27aがねじ穴28に挿入される。この雄形接続具3は、図7に示すように、ねじ穴28の端部(ねじ頭収容部26側をねじ穴28の一端部とすると、ねじ穴28の他端部)にねじ軸保持部35が形成され、このねじ軸保持部35が第2ねじ27のねじ軸27aの外周に弾性的に接触するようになっている。このねじ軸保持部35は、ねじ穴28の周方向に沿って等間隔で複数(例えば、4箇所)形成されており、第2ねじ27の軸心27bがねじ穴28の中心(雄形接続具3の軸心24)に一致するように、第2ねじ27のねじ軸27aを弾性的に保持する。
次ぎに、図5(c)に示すように、第2ねじ27がねじ穴28に係合された状態の雄形接続具3は、第1パネル4の雌形接続具収容穴5内の雌形接続具2に対し、第2ねじ27のねじ頭27cを先頭にして雌形接続具2の雄形接続具係合凹部12内に挿入され、第2ねじ27のねじ頭27cが雌形接続具2の底部8に形成されたねじ頭着座部36に当接させられ、頭部15の曲面状の第2接続面33が雌形接続具2の雄形接続具係合凹部12内の突起14に当接させられる。これにより、雄形接続具3は、軸心24が雌形接続具2の軸心10に芯合わせさせられた状態で雌形接続具2に支持される。また、雄形接続具3のねじ穴28に係合された第2ねじ27は、ねじ頭27cが雌形接続具2のねじ頭着座部36に支持され、ねじ軸27aが雄形接続具3のねじ軸保持部35で弾性的に保持されることにより、雌形接続具2の軸心10及び雄形接続具3の軸心24と同心となるように姿勢が保持され、ねじ軸27aの先端が正確に位置決めされる。
次ぎに、図5(d)に示すように、雄形接続具3を取り付ける第2パネル6が第2ねじ27のねじ軸27aの尖った先端に押し付けられると、第2ねじ27のねじ軸27aの先端が第2パネル6に食い込み、第2パネル6に第2ねじ27のねじ軸27aの先端位置が刻まれる。
次ぎに、この第2パネル6に刻まれたねじ軸27の先端痕(先端位置)を目印にして、雄形接続具3のねじ穴27に挿入された第2ねじ27を第2パネル6にねじ込むことにより、雄形接続具3は雌形接続具2に一対一で対応するように第2パネル6に正確に位置決めされた状態で固定される(図4(d)参照)。
また、雌形接続具2は、第1パネル4の雌形接続具収容穴5内に第1ねじ21で固定される(図4(a)参照)。
次ぎに、第1実施形態と同様に、第2パネル6に第2ねじ27で固定された雄形接続具3は、第1パネル4の雌形接続具収容穴5内に第1ねじ21で固定された雌形接続具2の雄形接続具係合凹部12内に押し込まれると(図1(b)参照)、頭部15が雌形接続具2の突起14を弾性変形させ、頭部15が突起14を通過して雄形接続具係合凹部12の底部8側へ進入する(図1(a)参照)。そして、このような雌形接続具2と雄形接続具3とを有する接続具1は、雄形接続具3の頭部15が雌形接続具2の突起14を弾性変形させて雄形接続具係合凹部12の底部8側へ通過すると、雌形接続具2の突起14が元の形状に弾性復元し、雌形接続具2の突起14が雄形接続具3の第1接続面32に当接するため、雄形接続具3が雌形接続具2から抜け出るのを突起14によって阻止される(図1(a)参照)。この際(図1(a)に示すように、雌形接続具2と雄形接続具3とが係合された際)、雄形接続具3は、ねじ頭収容部26及び第2ねじ27と雌形接続具2の底部8及び第1ねじ21との間に隙間が生じるようになっている。これにより、接続具1は、第1パネル4と第2パネル6との突き合わせ面に隙間を生じることなく、第1パネル4と第2パネル6とを接続することができる(図1(a)参照)。
図6は、本実施形態に係る雌形接続具2の詳細を示す図である。なお、本実施形態に係る雌形接続具2の説明は、第1実施形態に係る雌形接続具2と共通する構成部分に同一符号を付し、重複した説明を省略する。
この図6に示す雌形接続具2は、相対回動規制突起20の形状が第1実施形態に係る雌形接続具2と異なる。すなわち、雌形接続具2の相対回動規制突起20は、雌形接続具2の軸心10に沿った方向の長さが第1実施形態に係る雌形接続具2の相対回動規制突起20よりも短く形成されると共に、相対回動規制突起20の先端の面形状が三角形状になっている。これにより、本実施形態に係る雌形接続具2は、第1パネル4の雌形接続具収容穴5の壁面との接触抵抗を第1実施形態に係る雌形接続具2よりも小さく抑えることができる。また、相対回動規制突起20は、第1実施形態に係る雌形接続具2の相対回動規制突起20と同様に、第1ねじ21の締め付け回動方向に沿って突起高さが漸増し、第1ねじ21の締め付け回動方向側の端部が雌形接続具2の外周面から急激に立ち上がるように形成されている。
また、図6に示す雌形接続具2は、第2ねじ27のねじ頭27cと同一曲率半径のねじ頭着座部36が底部8に形成されている。このねじ頭着座部36は、雌形接続具2の軸心10を中心とする凹曲面であり、第2ねじ27のねじ頭27cを安定して支持することができる。なお、第2ねじ27は、本実施形態に係る形状のものに限定されず、雄形接続具3を確実に第2パネル6に固定でき、第1パネル4に固定された雌形接続具と第2パネル6に固定された雄形接続具3とを確実に係合させることができるものが使用される。また、ねじ頭着座部36は、第2ねじ27を安定して支持できるように、第2ねじ27のねじ頭27cの形状に応じて形状が適宜変更される。
図7(a)〜(c)は、本実施形態に係る雄形接続具3の詳細を示す図である。なお、本実施形態に係る雄形接続具3の説明は、第1実施形態に係る雄形接続具3と共通する構成部分に同一符号を付し、重複した説明を省略する。
この図7(a)〜(c)に示す雄形接続具3は、ねじ穴28の端部(ねじ頭収容部26側をねじ穴28の一端部とすると、ねじ穴28の他端部)にねじ軸保持部35が形成されている。このねじ軸保持部35は、4箇所のねじ支持突起30のそれぞれから径方向内方へ向かって延びるスリット37によって4分割された弾性片であり、ねじ穴28の周方向に沿って等間隔で4箇所形成されている。また、このねじ軸保持部35は、径方向外方端がねじ穴28の内面に一体化され、径方向内方端が円弧状に形成され、その径方向内方端側が第2ねじ27のねじ軸27aの外周側に弾性的に接触するようになっている。また、このねじ軸保持部35は、図7(b)に示すように、雄形接続具3の軸心24に沿った形状が三角形状であり、ねじ穴28の端部に向かうに従って内径寸法を漸減するように形成されており、第2ねじ27のねじ軸27aの外周に弾性変形した状態で当接し、第2ねじ27の軸心27bがねじ穴28の中心(雄形接続具3の軸心24)に一致するように、第2ねじ27を弾性的に保持するようになっている。
(本実施形態の効果)
本実施形態に係る接続具1は、第1実施形態に係る接続具1と同様に、雌形接続具2が第1ねじ21で第1パネル4に固定され、雄形接続具3が第2ねじ27で第2パネル6に固定されているため、第1パネル4と第2パネル6とを分離する際に、第1パネル4に固定した雌形接続具2が第1パネル4の雌形接続具収容穴5から抜け出る(脱落する)ことがなく、また、第2パネル6に固定した雄形接続具3が第2パネル6から脱落することがなく、第1パネル4と第2パネル6との接続と分離を繰り返して確実に行うことが可能になる。
また、本実施形態に係る接続具1は、第2パネル6に第2ねじ27のねじ軸27aの先端位置が刻まれる際に、雌形接続具2のねじ頭着座部36が第2ねじ27のねじ頭27cを安定して支持し、雄形接続具3のねじ軸保持部35が第2ねじ27の軸心27bとねじ穴28の中心とを一致させるように弾性的に保持するため、第2ねじ27のねじ軸27bの先端位置を雌形接続具2に対して正確に位置決めでき、第2パネル6の雄形接続具3を第1パネル4の雌形接続具3に対して正確に固定することができる。
また、本実施形態に係る接続具1の雌形接続具2は、雌形接続具収容穴5内に第1ねじ21で固定される際に、相対回動規制突起20の鋭利な先端20aが木製の第1パネル4の雌形接続具収容穴5の内周面に食い込んで、第1パネル4に対する回動が阻止されるため、ねじ螺合部11に雌ねじが第1ねじ21で切られると共に、その第1ねじ21で第1パネル4に確実に固定される。
また、本実施形態に係る接続具1は、雌形接続具2を第1パネル4に固定する第1ねじ21の締め付け力が大きすぎて、雌形接続具2のねじ螺合部11が第1パネル4の雌形接続具収容穴5の底部5aに強く押し付けられて変形し、雌形接続具2が雌形接続具収容穴5の内部に入りすぎたとしても、ねじ螺合部11が変形して第1ねじ21のねじ軸21aに絡みついた状態(強固に固着した状態)になっているため、第1ねじ21を緩めることにより、雌形接続具2を第1ねじ21と一体に回動させ、雌形接続具2を本来の正しい係合位置に戻すことができ、雌形接続具2と雄形接続具3の係合を確実に行わせることが可能になる。
また、本実施形態に係る接続具1は、第1実施形態に係る接続具1と同様に、一品物又は特注の組立式家具等を構成する第1パネル4と第2パネル6との接続に使用された場合、組立式家具等の設置現場において、第1パネル4に固定された雌形接続具2に対し、雄形接続具3を第2パネル6に正確に位置決めした状態で固定することができるため、組立式家具等の組立作業を効率的に行うことができ、組立式家具等の組立工数を削減することが可能になる。
なお、第1及び第2実施形態に係る接続具1は、第1部材を第1パネル4とし、第2部材を第2パネル6として説明したが、これに限られず、パネル以外の棒状骨組み材やブロック状の台座等にも適用できる。
また、第1及び第2実施形態に係る接続具1は、雄形接続具3にねじ支持突起30を等間隔に4箇所形成する構成を例示したが、これに限定されず、例えば、3箇所、6箇所等の複数箇所に形成してもよい。
また、第1及び第2実施形態に係る接続具1は、雄形接続具3のねじ頭収容部26が頭部15の端面31の周方向に沿って等間隔で4箇所形成された円弧状突起34によって形作られているが(図3、図7(a)〜(c)参照)、これに限られず、図7(d)に示すように、雄形接続具3のねじ頭収容部26がリング状突起40で形作られる構成にしてもよい。
1……接続具、2……雌形接続具、3……雄形接続具、4……第1パネル(第1部材)、5……雌形接続具収容穴、5a……底面、6……第2パネル(第2部材)、8……底部、12……雄形接続具係合凹部、14……突起、15……頭部、21……第1ねじ、27……第2ねじ

Claims (5)

  1. 木製の第1部材に形成された雌形接続具収容穴内に固定されるプラスチック製の雌形接続具と、
    木製の第2部材に固定された状態で前記雌形接続具に係合させられることにより、前記第1部材と前記第2部材とを着脱可能に接続する雄形接続具と、
    を有する接続具において、
    前記雌形接続具は、円筒状の胴部と前記胴部の一端側に位置する底部とを有し、前記胴部の内周面と前記底部の内面とによって前記雄形接続具を収容する単一の雄形接続具係合凹部が形作られ、前記雄形接続具係合凹部の前記底部が前記雌形接続具収容穴の底面に第1ねじで固定されることにより、前記胴部の開口端側の外周面に形成されたテーパ状のフランジが前記雌形接続具収容穴の開口端の面取り部に当接させられ、
    前記雄形接続具は、丸棒状の本体部と前記本体部よりも大径の丸棒状の頭部とを有し、前記頭部の接続面が前記本体部に接続され、前記第2部材の表面から突出するように第2ねじで固定され、
    前記雄形接続具係合凹部の内周面には、周方向に沿って複数の突起が形成され、
    前記突起は、前記雄形接続具を前記雌形接続具の前記雄形接続具係合凹部内に押し込む力によって弾性変形させられ、前記雄形接続具の頭部を前記雄形接続具係合凹部の底部側へ通過させる一方、前記雄形接続具の頭部が通過した後に弾性復元し、前記頭部の接続面に当接して前記頭部を引っ掛け、前記雄形接続具が前記雌形接続具から抜け出るのを阻止して、前記雄形接続具の頭部を前記雄形接続具係合凹部内に保持する、
    ことを特徴とする接続具。
  2. 前記雌形接続具の前記胴部の外周面には、前記雌形接続具収容穴の内周面に当接する相対回動規制突起が形成され、
    前記相対回動規制突起は、前記第1ねじの締め付け回動方向に沿って突起高さが漸増し、前記第1ねじの締め付け回動方向側の端部が前記雌形接続具の外周面から急激に立ち上がるように形成された、
    ことを特徴とする請求項1に記載の接続具。
  3. 木製の第1部材に形成された雌形接続具収容穴内に固定されるプラスチック製の雌形接続具と、
    木製の第2部材に固定された状態で前記雌形接続具に係合させられることにより、前記第1部材と前記第2部材とを着脱可能に接続する雄形接続具と、
    を有する接続具において、
    前記雌形接続具は、前記雄形接続具を収容する雄形接続具係合凹部を有し、前記雄形接続具係合凹部の底部が前記雌形接続具収容穴の底面に第1ねじで固定され、
    前記雄形接続具は、前記第2部材の表面から突出するように第2ねじで固定され、
    前記雄形接続具係合凹部の内周面には、周方向に沿って複数の突起が形成され、
    前記突起は、前記雄形接続具を前記雌形接続具の前記雄形接続具係合凹部内に押し込む力によって弾性変形させられ、前記雄形接続具の頭部を前記雄形接続具係合凹部の底部側へ通過させる一方、前記雄形接続具の頭部が通過した後に弾性復元し、前記雄形接続具の頭部を前記雄形接続具係合凹部内に保持し、
    前記雌形接続具は、前記第1ねじの締め付け力で前記雌形接続具収容穴の底面に押し付けられると変形する筒状のねじ螺合部が形成された、
    ことを特徴とする接続具。
  4. 木製の第1部材に形成された雌形接続具収容穴内に固定されるプラスチック製の雌形接続具と、
    木製の第2部材に固定された状態で前記雌形接続具に係合させられることにより、前記第1部材と前記第2部材とを着脱可能に接続する雄形接続具と、
    を有する接続具において、
    前記雌形接続具は、前記雄形接続具を収容する雄形接続具係合凹部を有し、前記雄形接続具係合凹部の底部が前記雌形接続具収容穴の底面に第1ねじで固定され、
    前記雄形接続具は、前記第2部材の表面から突出するように第2ねじで固定され、
    前記雄形接続具係合凹部の内周面には、周方向に沿って複数の突起が形成され、
    前記突起は、前記雄形接続具を前記雌形接続具の前記雄形接続具係合凹部内に押し込む力によって弾性変形させられ、前記雄形接続具の頭部を前記雄形接続具係合凹部の底部側へ通過させる一方、前記雄形接続具の頭部が通過した後に弾性復元し、前記雄形接続具の頭部を前記雄形接続具係合凹部内に保持し、
    前記雄形接続具の頭部は、前記雌形接続具の前記突起によって支持される係合段部が形成され、
    前記第2ねじは、ねじ軸の先端が尖っており、前記雄形接続具を前記第2部材に固定する前で、且つ、前記雄形接続具のねじ穴に前記第2ねじのねじ軸が係合された状態において、前記雄形接続具の頭部の係合段部が前記雌形接続具の前記突起によって支持される位置まで前記雌形接続具と前記雄形接続具とが係合され、前記第2ねじのねじ頭が前記第1ねじのねじ頭に当接させられると、前記第2ねじのねじ軸の先端が前記雄形接続具から外部に突出するようになっている、
    ことを特徴とする接続具。
  5. 木製の第1部材に形成された雌形接続具収容穴内に固定されるプラスチック製の雌形接続具と、
    木製の第2部材に固定された状態で前記雌形接続具に係合させられることにより、前記第1部材と前記第2部材とを着脱可能に接続する雄形接続具と、
    を有する接続具において、
    前記雌形接続具は、前記雄形接続具を収容する雄形接続具係合凹部を有し、前記雄形接続具係合凹部の底部が前記雌形接続具収容穴の底面に第1ねじで固定され、
    前記雄形接続具は、前記第2部材の表面から突出するように第2ねじで固定され、
    前記雄形接続具係合凹部の内周面には、周方向に沿って複数の突起が形成され、
    前記突起は、前記雄形接続具を前記雌形接続具の前記雄形接続具係合凹部内に押し込む力によって弾性変形させられ、前記雄形接続具の頭部を前記雄形接続具係合凹部の底部側へ通過させる一方、前記雄形接続具の頭部が通過した後に弾性復元し、前記雄形接続具の頭部を前記雄形接続具係合凹部内に保持し、
    前記雄形接続具の頭部は、前記雌形接続具の前記突起によって支持される係合段部が形成され、
    前記第2ねじは、ねじ軸の先端が尖っており、前記雄形接続具を前記第2部材に固定する前で、且つ、前記雄形接続具のねじ穴に前記第2ねじのねじ軸が係合された状態において、前記雄形接続具の頭部の係合段部が前記雌形接続具の前記突起によって支持される位置まで前記雌形接続具と前記雄形接続具とが係合され、前記第2ねじのねじ頭が雌形接続具のねじ頭着座部に当接させられ、前記第2ねじのねじ軸が雄形接続具のねじ軸保持部で弾性的に保持された状態において、前記第2ねじの先端が前記雄形接続具から外部に突出するようになっている、
    ことを特徴とする接続具。
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