JP6727485B2 - メガネフレームのツル継手構造 - Google Patents

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本発明はメガネを掛けた際にツルが適度な圧力で顔側面及び側頭部を押圧することが出来るようにしたバネ蝶番としての機能を備えたメガネフレームのツル継手構造に関するものである。
ツルが開いた状態から外方向へ僅かに押し開くことが出来るように機能する継手は一般にバネ蝶番と称され、メガネフレームのツル連結手段として多用されている。特開2001−290108号に係る「連結構造」はメガネフレームのテンプル(ツル)とヨロイとを相対的に回動可能に連結するもので、テンプルの一端に二又に分岐させて形成した一対の片体を設けて水平方向に間隙を確保し、各片体に夫々孔を穿設すると共に、各片体に対向する溝をテンプルの長手方向に沿って延設しており、この対向する溝間に付勢部材を保持され、付勢部材の付勢力によってヨロイに対して付勢される移動部材を付勢部材に係着し、テンプルの間隙に移動可能に位置させている。
このように、開いた状態のツルを戻し方向へのバネ力を付勢して外方向へ押し開くことが出来るように構成し、その為にコイルバネを用いている。すなわち、コイルバネを圧縮変形させることでバネ力を発生しているが、その為に上記コイルバネを伸縮変形させる摺動部材が必要となっている。そこで、ゴミの介入やサビの発生でこの摺動部材の摺動に支障をきたす場合、ツルの開き操作がスムーズに機能しないことになる。
図3には最も基本的なバネ蝶番と称される継手構造を示している。すなわち、該バネ蝶番の基本的な考えは、ヨロイ(イ)には固定蝶片(ロ)をロウ付け固定し、他方の蝶片を摺動蝶片(ハ)として一定距離の摺動を許すことによって外方向への開きをツル(ニ)に与えることが出来る。
ツル(ニ)にはガイド溝が形成され、摺動蝶片(ハ)はガイド溝を案内として摺動する訳であるが、上記摺動蝶片(ハ)を構成するバネケース(ホ)の内部空間(ヘ)にはコイルバネ(ト)が収まっていて、ツル(ニ)を外方向ヘ押し開く際にはバネケース(ホ)が固定蝶片(ロ)側へ引き寄せられて圧縮される。該コイルバネ(ト)はバネケース(ホ)の内部空間入口に設けられてツル(ニ)の係止溝(チ)に係止したツメ(リ)に当たり、該ツメ(リ)はストッパーとして機能している。その結果、コイルバネ(ト)の復元力がツル(ニ)に作用して、該ツル(ニ)を元の位置に戻そうとする。
ところで、上記バネケース(ホ)にコイルバネ(ト)を内臓した蝶番構造は同図に示すごとくツル(ニ)に設けているガイドに沿ってスライドすることで機能するが、該スライド機能が損なわれて故障し易く、一旦故障すれば修理し難い等の問題もある。コイルバネ(ト)及び該コイルバネ(ト)の中心穴に挿入した芯金(ヌ)の円錐形頭部を押し込んでツメ(リ)に係止するならば、バネケース(ホ)の内部空間(ヘ)から該ツメ(リ)並びにコイルバネ(ト)及び芯金(ヌ)を取り外すことが出来ない。
このように、コイルバネを用いて構成したバネ蝶番はその構造が複雑であると共に故障し易い為に、該コイルバネの代わりに板バネを備えて構成したバネ蝶番も知られている。
例えば、特開平10−133153号に係る「メガネフレームのツル継手構造」は、ツルの折り畳み操作がスムーズであり、摺動部がなくて簡単な構造としている。すなわち、フロントフレームに固定したヨロイにはヨロイ側継手片を、ツルにはツル側継手片それぞれ固定して互いに組み合わせ、ヨロイ側継手片には長穴からなるピン穴を形成した継手部を設けて湾曲面を有し、ツル側継手片には板バネをヨロイ側継手片方向へ延ばして先端部を湾曲面に当接し、ネジピンを介して互いに連結している。
特開2003−57605号に係る「メガネフレームのツル継手構造」は、メガネフレームのツルが開いた状態から、さらに外方向へ僅かに押し開くことが出来るようにしたバネ蝶番と同じ機能を備えたもので、構造が簡単で製作コストの安いツル継手構造である。そこで、ツルの内側に板バネの基部を固定して先端を自由端とし、先端は湾曲してヨロイに当接してバネ力を付勢している。
特開2001−290108号に係る「連結構造」 特開平10−133153号に係る「メガネフレームのツル継手構造」 特開2003−57605号に係る「メガネフレームのツル継手構造」
このように、コイルバネを備えたスライド式バネ蝶番のバネケースには上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であって、構造がより簡単で故障し難く、仮に故障した際には分解して修理することが出来るように構成したバネ蝶番を備えたツル継手構造を提供する。
本発明に係るメガネフレームのツル継手構造はコイルバネを有し、ツルを外方向へ押し開く際には該コイルバネが圧縮され、圧縮に伴うバネ力がツルを元の位置に戻す力として作用する。従って、ツル継手構造の作用は従来のバネ蝶番を備えた場合と共通しているが、その構造は簡単であると共に分解して修理することが可能なように構成している。
ところで、本発明では小さいコイルバネを収容する収容部(バネケース)を有し、該収容部はフロント部に設けているヨロイ先端と軸ネジによって連結している。そして、上記コイルバネにはC型ピンの回動部から延びるピンが係合し、そして回動部はヨロイ先端に係合している。ヨロイ先端は滑らかな丸みを形成し、該ヨロイ先端部には上記回動部の外側に位置する先端が係止する当り面を有している。
本発明のツル継手構造はバネ蝶番を備えていて、ツルを開いた状態から外方向へ押し開くならば収容部に収容されているコイルバネは圧縮変形され、圧縮に伴うバネ力の作用で押し開かれたツルは元の位置に押し戻される。したがって、本発明のツル継手構造を備えたメガネフレームは、ツルが適度な押圧にて顔側面及び側頭部に作用し、位置ズレすることなく安定する。
ところで、本発明ではコイルバネを有していて収容部に収容されているが、コイルバネの圧縮変形に伴って該収容部がツルに沿ってスライドすることはない。その為に、従来のようにスライド不良による故障を起こすことはない。
そして、ヨロイと連結する軸ネジを外して分解することが出来、必要に応じてコイルバネを交換してバネ力を適度に調整することも可能である。
本発明に係るツル継手構造を備えたメガネフレームで、平面図の一部と正面図を表している。 ツル継手構造を構成するバネ蝶番を示す具体例。 従来のバネ蝶番を示す実施例。
図1は本発明のバネ蝶番を備えた継手構造を有しているメガネフレームを示した実施例であり、平面図の一部と正面図を表している。
メガネフレームとしての基本的な形態は同じであって、フロント部は両リム1,1が連結部材2によってロウ付け・連結され、リム外側にはヨロイ3,3がロウ付けされている。そして、ヨロイ3にはツル4が折畳み出来るように取付けられているが、ツル4の継手としてバネ蝶番5を用いている。バネ蝶番5を介して連結されたツル4は、同図に示すように開いた状態からさらに外方向へ押し開くことが出来、押し開く際にはバネ蝶番5の収容部に収容されているコイルバネを圧縮し、圧縮に伴うコイルバネのバネ力はツル4に付勢される。
図2はツル継手構造を構成するバネ蝶番5の内部構造の具体例を示している。同図の3はヨロイ、6はコイルバネ、7は収容部、8はC型ピン、そして9は上カバー、10は下カバーをそれぞれ表している。すなわち、収容部7の上部と下部に取付けられる上カバー9と下カバー10を取外した状態である。
上記収容部7は上部と下部が開口した概略コ形をした部材で、外側部11と内側部12が繋ぎ部13にて繋がれ、内部空間14には上記コイルバネ6が収容されている。
コイルバネ6が内部空間14から外れないように、収容部7の上部(上面)には上カバー9が配置され、下部(下面)には下カバー10が配置される。内部空間14に収容されているコイルバネ6は繋ぎ部13とC型ピン8の押圧ピン15との間に挟まれて、僅かな圧縮状態にある。
収容部7の繋ぎ部13にはツル4の基部16がロウ付けされ、該基部16からツル4の芯金17が延びている。
そこで、基部16には穴18が貫通し、ヨロイ3の先端部にも穴19が貫通している。同じく、上カバー9及び下カバー10の両先端部にも穴20,20・・・が設けられており、収容部7の上部と下部に上カバー9と下カバー10が配置されて、これら穴18、19,20・・・には軸ネジを挿通して組み合わされる。したがって、上カバー9と下カバー10にてコイルバネ6を収容している収容部7が被覆されると共に、ツル4は間にバネ蝶番5を介在してヨロイ3と連結することが出来る。
ところで、上記C型ピン8は回動部21と押圧ピン15から成り、回動部21はC型を成して、滑らかな円弧面を有しているヨロイ先端に接している。そして、回動部21の外側に位置する先端22は、ヨロイ3に段差をもって形成した当り面23に当接している。
そこで、同図のように開いた状態にあるツル4を、さらに外方向へ押し開くならば、上記先端22が支点となってC型ピン8は押し戻され、コイルバネ6を圧縮することが出来る。
回動部21の先端22が当り面23に当接している為に、該C型ピン8は同図の右方向へスライドし、押圧ピン15にてコイルバネ6は圧縮され、この圧縮変形に伴うバネ力はツル4に作用して、外方向へ開いたツル4を元の位置へ戻す力として働く。すなわち、バネ蝶番として機能することが出来る。
このように、本発明のバネ蝶番5は収容部7に小さいコイルバネ6を入れ、該収容部7の入口側(ヨロイ側)にはC型ピン8を配置したものである。従って、ヨロイ3と連結している軸ネジを外すならばバネ蝶番5を分離することが出来、収容部7に収容しているコイルバネ6を交換するなど、バネ蝶番5の修理が可能となる。
しかも、本発明では収容部7がツル4に沿ってスライドすることはなく、その為に多少の錆が発生したりゴミが詰まってもバネ蝶番5の機能が失われることはない。
実施例で示した収容部7は、外側部11と内側部12の先端を繋ぎ部13にて連結した概略コ形をしている。そして収容部7の上部には上カバー9を取付け、下部には下カバー10を取付けていて、上下カバー9,10を介してヨロイ3と連結した構造としている。
しかし、本発明のバネ蝶番5は実施例に示す構造に限定するものではなく、上カバー9及び下カバー10を用いることなく、収容部7を筒形としてその両先端に連結片を一体成形することも可能である。
また、フロント部及びツルの形態に関しても特に限定せず、材質に関しても金属製、樹脂製は問わない。
1 リム
2 連結部材
3 ヨロイ
4 ツル
5 バネ蝶番
6 コイルバネ
7 収容部
8 C型ピン
9 上カバー
10 下カバー
11 外側部
12 内側部
13 繋ぎ部
14 内部空間
15 押圧ピン
16 基部
17 芯金
18 穴
19 穴
20 穴
21 回動部
22 先端
23 当り面























Claims (3)

  1. フロント部の両側に折畳み出来るように取付けたツルが、メガネを掛ける際の開いた状態から、バネ蝶番に備わっているバネ力の作用下においてさらに外方向へ僅かに押し開くことが出来るツルの継手構造において、ツルとヨロイの間にはコイルバネを収容する収容部を設けると共に該収容部のヨロイ側入口には回動部と押圧ピンから成るC型ピンを配置し、該C型をした回動部は滑らかな円弧面を有すヨロイ先端に当接すると共に外側先端をヨロイに形成した当り面に当接し、押圧ピンの先端は上記コイルバネ当てて圧縮状態とし、開いたツルを外方向へ押し開く際には、C型ピンが後退してコイルバネを圧縮することで発生するバネ力をツルに作用するようにしたことを特徴とするメガネフレームのツル継手構造。
  2. 上記収容部は外側部と内側部の先端を繋ぎ部にて連結した概略コ形とし、この収容部の上部と下部に上カバーと下カバーを取付けてヨロイと軸ネジにて連結した請求項1記載のメガネフレームのツル継手構造。
  3. 上記収容部を筒形とし、その両先端に連結片を設けてヨロイとツルに連結した請求項1記載のメガネフレームのツル継手構造。









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