JP6727262B2 - 食品の燻製装置及びその燻製方法 - Google Patents

食品の燻製装置及びその燻製方法 Download PDF

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Description

本発明は、食品を燻製する装置と、その食品を燻製する方法に関するものである。ここで、食品としては、小麦粉や塩等の粉状食品、ナッツやトウモロコシの実(粒状のまま)等の粒状食品、水やオリーブオイル等の液状食品、魚介類や豚肉等のブロック状食品が挙げられる。
従来、所定の間隔をおいて配設された両側一対の支承部材間に回転ドラムが回転自在に架設支承されるとともに、この回転ドラム内に両側の支承部材を介して燻煙トレーが配設され、更に上記回転ドラム内に粒状食品を投入して回転作動させるとともに、燻煙トレー上に燻煙材をセットして燻煙化させつつ、発生する燻煙を回転ドラム内の粒状食品に接触させて燻製処理する粒状食品の燻製装置が開示されている(例えば、特許文献1(請求項4、段落[0001]、[0017]、[0026]、[0027]、図5、図6)参照。)。この粒状食品の燻製装置では、回転ドラムは、無孔円筒状に形成され、歯車機構を介して所定方向に回転自在に構成される。また、棚は回転ドラム内の軸線上に位置させて両側支承部材間に架設され、燻煙トレーは棚上に断熱性載置台を介して配設される。更に、上記歯車機構はモータにより駆動され、回転ドラム内に連通するように両側の支承部材に通風パイプ及び排煙パイプがそれぞれ挿通される。なお、粒状食品としては、胡麻、胡椒、米や麦などの穀類、或いはナッツ類などが挙げられる。
このように構成された粒状食品の燻製装置では、回転ドラム内に燻煙トレーを介して発生する燻煙を滞留させるとともに、回転ドラムに粒状食品を投入して回転作動させつつ撹拌混合し、回転ドラム内の粒状食品に燻煙を接触させて燻製処理を行うことができるので、常に粒状食品に燻煙成分を効率良く均一に付着させて浸透できる。具体的には、回転ドラムに例えば胡麻を投入するとともに、燻煙トレー上に燻煙材をセットして燻煙化させ、発生する燻煙を通風パイプ及び排煙パイプを介して適正な濃度下に滞留させつつ、モータの起動により歯車機構を介して所定方向に回転作動させる。そして、回転ドラムの回転作動により投入する胡麻を撹拌混合しつつ燻煙を接触させて燻製処理を行う。この際、回転する回転ドラム内に滞留する燻煙を通風パイプ及び排煙パイプを介して適正濃度に保持させつつ、撹拌混合する胡麻に接触させるので、常に胡麻に燻煙成分を効率良く均一に付着させて浸透できる。
特開2016−29906号公報
しかし、上記従来の特許文献1に示された粒状食品の燻製装置では、回転ドラムに粒状食品を収容し、このドラムを回転させながら燻煙を回転ドラム内で発生させるだけであるため、粒状食品の燻製時間が比較的長くなって作業効率が未だ低い不具合があった。また、上記従来の特許文献1に示された粒状食品の燻製装置では、胡麻、胡椒、米や麦などの穀類、或いはナッツ類等の粒状食品を燻製できるけれども、粒径が5μm〜400μmと極めて小さい粉状食品や液状食品を燻製することは難しい問題点があった。更に、上記従来の特許文献1に示された粒状食品の燻製装置では、魚介類や豚肉等の型崩れし易いブロック状食品を燻製しようとすると、この食品が回転ドラム内の撹拌羽根で転動することにより型崩れしてしまい、商品価値が低下してしまう問題点もある。更に、上記従来の特許文献1の図3及び図6に示す装置では、燻煙トレー(図3の符号17及び図6の符号38)と燻煙食材は非常に近い位置又は同一室内にあるため、燻煙食材表面に無視できないほどの量の灰と煤が付着してしまう問題点がある。
本発明の第1の目的は、粒状食品のみならず粉状食品や液状食品も、比較的簡単な構成及び工程の追加で効率良く均一に燻製できるとともに、それらの燻製作業時間を短縮できる、食品の燻製装置及びその燻製方法を提供することにある。本発明の第2の目的は、魚介類や豚肉等の型崩れし易いブロック状食品であっても、型崩れさせずに燻製でき、商品価値の低下を防止できる、食品の燻製装置及びその燻製方法を提供することにある。本発明の第3の目的は、粒状食品や粉状食品等の表面に灰や煤が付着するのを抑制できる、食品の燻製装置及びその燻製方法を提供することにある。
本発明の第1の観点は、図1、図2、図6及び図7に示すように、円筒状に形成され水平方向に延びる孔芯12aを中心に回転可能に設けられ内部に食品11を封入可能に構成されかつ接地された回転ドラム12と、この回転ドラム12の両端を閉止しかつ架台13に立設された一対の角筒体14,14と、回転ドラム12を回転可能に保持するドラム保持部材16と、回転ドラム12を回転駆動するドラム駆動機構17と、燻煙を発生する燻煙発生装置18と、一対の角筒体14,14が架台13上に固定された状態で回転ドラム12が回転しても一対の角筒体14,14と回転ドラム12との間のシール機能を保つ一対のシール部材27,27と、一対の角筒体14,14のうち一方の角筒体14に接続され燻煙を回転ドラム12内に導入するための燻煙導入用短管29、一対の角筒体14,14のうち他方の角筒体14に接続され燻煙を回転ドラム12内から排出するための燻煙排出用短管31、一端が燻煙発生装置18の燻煙吐出口に接続され他端が燻煙導入用短管29に接続された燻煙供給管19a、及び一端が燻煙排出用短管31に接続され他端が大気に開放された燻煙排出管19bを有し燻煙発生装置18で発生した燻煙を回転ドラム12に給排する燻煙給排機構19と、回転ドラム12及び一対の角筒体14,14に対して電気的に絶縁された状態で回転ドラム12内を通りかつ一対の角筒体14,14間に架設された電極バー21又は電極線と、電極バー21又は電極線に電気的に接続され電極バー21又は電極線と回転ドラム12内の食品11との間に6kV〜15kVの直流電圧又は交流電圧を放電が開始しないように印加する高電圧発生装置22とを備えた食品の燻製装置である。
本発明の第2の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に図10及び図11に示すように、回転ドラム12の内周面に複数のトレー62が円周方向に所定の間隔をあけて観覧車状態に取付けられ、複数のトレー62に食品61がそれぞれ載せられることを特徴とする。
本発明の第3の観点は、図1、図2、図6及び図7に示すように、接地され水平方向に延びる孔芯12aを中心に回転可能な回転ドラム12に食品11を収容する工程と、回転ドラム12の両端を閉止しかつ架台13に立設された一対の角筒体14,14及び回転ドラム12に対して電気的に絶縁され更に一対の角筒体14,14及び回転ドラム12間のシール機能が一対のシール部材27,27により保たれた状態で、一対の角筒体14,14間に架設された電極バー21又は電極線と上記食品11との間に6kV〜15kVの直流電圧又は交流電圧を放電が開始しないように印加するとともに、燻煙を発生させてこの燻煙を燻煙供給管19a及び燻煙供給用短管29により回転ドラム12内に供給した後に燻煙排出用短管19b及び燻煙排出管19bにより大気中に排出し、回転ドラム12を孔芯12aを中心に回転させる工程とを含む食品の燻製方法である。
本発明の第4の観点は、第3の観点に基づく発明であって、更に図10及び図11に示すように、回転ドラム12の内周面に複数のトレー62を円周方向に所定の間隔をあけて観覧車状態に取付け、複数のトレー62に食品61をそれぞれ載せることを特徴とする。
本発明の第1の観点の食品の燻製装置又は本発明の第3の観点の食品の燻製方法では、回転ドラムを接地し回転ドラムに食品を収容した状態で、電極バー等と食品との間に6kV〜15kVの交流電圧又は直流電圧を放電が開始しないように印加し、回転ドラム内に燻煙を供給して排出するとともに、回転ドラムを回転させるので、電極バー等及び食品間に放電が開始しない所定の電界が発生して回転ドラム内の燻煙が帯電し、この帯電した燻煙が電極バー等及び食品間の電位差に基づくクーロン力により食品に付着・浸透する。このとき、電極バー等及び食品間に印加される電圧が比較的低くかつ大電流が流れないため、電力消費量を低減できる。また、電極バー等と食品との間でコロナ放電等の放電が開始しないので、帯電した燻煙は食品に均一に付着・浸透する。更に、電極バー等が固定された状態で回転ドラムが回転するため、電極バー等と燻煙との接触頻度が高くなって燻煙の帯電効率が向上するとともに、帯電した燻煙と食品との接触頻度も高くなって燻煙の食品への付着・浸透が向上する。この結果、粒状食品のみならず粉状食品や液状食品も燻製できるとともに、それらの燻製作業時間を短縮できる。一方、回転ドラム内に電極バー等を通し、電極バー等と回転ドラム内の食品との間に6kV〜15kVの電圧を放電が開始しないように印加するという比較的簡単な構成及び工数の追加で、食品を従来より効率良く均一に燻製できる。更に、食品が封入される回転ドラムと燻煙を発生する燻煙発生装置とが燻煙給排機構により接続され、燻煙発生装置で発生した燻煙が燻煙給排機構を通って回転ドラムに給排されるので、粒状食品や粉状食品の表面に或いは液状食品中に、燻煙発生装置で発生した灰や煤が付着するのを抑制できる。これは、燻煙発生装置で発生した燻煙中には灰、煤、水蒸気が含まれるけれども、水蒸気の一部は燻煙給排機構を通過するときに結露し、灰や煤の大部分は燻煙給排機構内に沈降するか又は上記結露水に付着するためである。
本発明の第2の観点の食品の燻製装置又は本発明の第4の観点の食品の燻製方法では、回転ドラムの内周面に複数のトレーを円周方向に所定の間隔をあけて観覧車状態に取付け、複数のトレーに食品をそれぞれ載せたので、食品の載ったトレーは観覧車のゴンドラのように水平状態を保ったまま回転ドラムとともに回転する。この結果、帯電した燻煙と食品との接触頻度が高くなって燻煙の食品への付着・浸透が向上する。また、トレーに載った食品はトレーから落下しないので、食品が回転ドラム内を転がることがない。この結果、魚介類や豚肉等の型崩れし易いブロック状食品であっても、型崩れさせずに燻製でき、商品価値の低下を防止できる。
本発明第1実施形態の食品の燻製装置を示す構成図である。 図6のA−A線断面図である。 図2のB部拡大断面図である。 図2のC部拡大断面図である。 図2のD−D線断面図である。 図2のE−E線断面図である。 その燻製装置の高電圧発生装置の回路図である。 その燻製装置の正面図である。 その燻製装置の右側面図である。 本発明第2実施形態の食品の燻製装置を示す図11のF−F線断面図である。 図10のG−G線断面図である。 本発明の第3実施形態の燻煙発生装置を示す断面構成図である。 図12のH−H線断面図である。
次に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
<第1の実施の形態>
図1、図2及び図6に示すように、本実施の形態の食品11の燻製装置10は、円筒状に形成され水平方向に延びる孔芯12aを中心に回転可能に設けられた回転ドラム12と、この回転ドラム12の両端を閉止しかつ架台13に立設された一対の角筒体14,14と、回転ドラム12を回転可能に保持するドラム保持部材16と、回転ドラム12を回転駆動するドラム駆動機構17と、燻煙を発生する燻煙発生装置18と、燻煙発生装置18で発生した燻煙を回転ドラム12に給排する燻煙給排機構19と、回転ドラム12及び一対の角筒体14,14に対して電気的に絶縁された状態で回転ドラム12内を通りかつ一対の角筒体14,14間に架設された電極バー21と、電極バー21に電気的に接続された高電圧発生装置22とを備える。食品11は、この実施の形態では、水やオリーブオイル等の液状食品である(図2及び図6)。また、回転ドラム12は、炭素鋼板、ステンレス鋼板、銅合金板、アルミニウム合金板、チタン板、錫板等の導電性を有する金属板を円筒状に成形することにより形成される。高電圧雰囲気で食品の加工を行う場合、ステンレス鋼板が望ましい。更に、回転ドラム12の外周面には、液状食品11を回転ドラム12に供給しかつ回転ドラムから排出するための2つの食品給排口12b,12bが形成され、これらの食品給排口12b,12bはドラム用蓋体12c,12cによりそれぞれ開放可能に閉止される(図2)。
また、回転ドラム12の両端外周面には、一対のリング状のレール取付板23,23がそれぞれ嵌着され、これらのレール取付板23,23には、一対のリングレール24,24がそれぞれ取付けられる(図2)。一対のリングレール24,24は左右対称に設けられる。各リングレール24は、後述のドラム受けローラ26が転動可能な所定の幅を有する円筒状のレール本体24aと、レール本体24aの内周面に挿着され中心に大径の孔24bが形成されたレール用円板24cと、レール本体24aの内周面及びレール用円板24cの外周面に溶着されレール用円板24cの中心から放射状に延びる複数のレール補強用リブ24dとを有する。レール用円板24cをレール取付板23にビス(図9)で取付けることにより、リングレール24がレール取付板23に取付けられる。
一方、架台13は、アングル材を溶接して直方体の枠状に形成される(図1、図2及び図6)。一対の角筒体14,14は架台13の両端上面に左右対称にそれぞれ立設される(図1及び図2)。具体的には、各角筒体14は、ステンレス鋼板等の折曲げ及び溶接により箱状に形成され架台13の端部上面に立設された角筒体基部14aと、上記レール用円板24cの大径の孔24bに遊挿可能な所定の幅を有する円筒状の閉止用軸部14bと、この閉止用軸部14bの外側端面に溶着され上記角筒体基部14aにビス(図示せず)により固定された閉止用円板14cと、角筒体基部14aの外面開口部を開放可能に閉止する角筒体用蓋板14dとを有する(図2)。レール用円板24cの大径の孔24bに遊挿された閉止用軸部14bのうち回転ドラム12内に位置する閉止用軸部14bの外周面に、V型シール部材27が嵌着される(図2〜図4)。このV型シール部材27は、閉止用軸部14bの外周面に嵌着されるシール本体27aと、このシール本体27aの両面のうちレール用円板24cに対向する面に向って傾斜して突設されたリップ部27bとを有する(図3及び図4)。このリップ部27bが閉止用円板14cに弾性変形可能に押付けられることにより、一対の角筒体14,14が架台13上に固定された状態で回転ドラム12が回転しても、一対の角筒体14,14と回転ドラム12との間のシール機能が保たれるようになっている。このように、回転ドラム12の両端が一対の角筒体14,14により閉止されて、回転ドラム12が密閉されることにより、回転ドラム12内に液状食品11を封入可能に構成される。
架台13上面の4つのコーナ部近傍には、4つのドラム受けローラ26がそれぞれ回転可能に取付けられる。各ドラム受けローラ26は、架台13上面に取付けられた略U字状のブラケット26aと、このブラケット26aに回転軸26bを介して回転可能に取付けられたローラ本体26cとを有する。4つのドラム受けローラ26のうち右側の2つのドラム受けローラ26,26のローラ本体26c,26cが、一対のリングレール24,24のうち一方のリングレール24のレール本体24aを受け(図9)、左側の2つのドラム受けローラ26,26のローラ本体26c,26cが、他方のリングレール24のレール本体24aを受けるように構成される(図6)。上記一対のリングレール24,24と4つのドラム受けローラ26により、回転ドラム12を回転可能に保持するドラム保持部材16が構成される。また、レール用円板24cと角筒体基部14aとの間の隙間のうち閉止用円板14cの外周面より外方には、ドラム振れ止め部材28が介装される(図2〜図4)。このドラム振れ止め部材28は、耐摩耗性を有するエンジニアプラスチック等によりリング板状に形成され、回転ドラム12の円周方向の振れを抑制するとともに、回転ドラム12の長手方向への移動を抑制するようになっている。
一方、ドラム駆動機構17は、回転ドラム12の下方に位置するように架台13に取付けられた歯車減速機付き電動モータ17aと、この電動モータ17aの出力軸17bに嵌着された小径の駆動スプロケット17cと、回転ドラム12の外周面に嵌着された大径の従動スプロケット17dと、駆動スプロケット17cと従動スプロケット17dに掛け渡された無端のローラチェーン17eとを有する(図2、図6、図8及び図9)。回転ドラム12の外周面にはリング板状のスプロケット取付板17fが溶着され、このスプロケット取付板17fに複数に分割(好ましくは2分割〜4分割)された従動スプロケット17dがビス17g(図6)により取付けられる。
燻煙発生装置18(図1)は、図示しないが、燻煙材を貯留するホッパと、燻煙材を搬送するコンベヤと、コンベヤにて搬送された燻煙材を不完全燃焼させて燻煙を発生させる燃焼用ヒータと、この燻煙を燻煙発生装置外に吐出する燻煙吐出口とを有する。また、一対の角筒体14,14のうち一方の角筒体14の角筒体基部14a内面を形成する基部用内板14eの下部には、燻煙を回転ドラム12内に導入するための燻煙導入用短管29が接続され、他方の角筒体14の角筒体基部14a内面を形成する基部用内板14eの下部には、燻煙を回転ドラム12内から排出するための燻煙排出用短管31が接続される(図2)。更に、燻煙給排機構19は、この実施の形態では、一端が燻煙発生装置18の燻煙吐出口に接続され他端が回転ドラム12の燻煙導入用短管29に接続された燻煙供給管19aと、一端が回転ドラム12の燻煙排出用短管31に接続され他端が大気に開放された燻煙排出管19bと、燻煙供給管19aの途中に設けられ燻煙発生装置18が発生した燻煙を回転ドラム12に供給するブロア19cとを有する(図1)。
一方、電極バー21は、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼、チタン等により形成されたフラットバーを略門型に折曲げることにより形成される。そして、電極バー21の両端は、一対の角筒体14,14の基部用内板14e,14eの上部にそれぞれ貫通して取付けられた一対の絶縁固定端子32,32にそれぞれ固定される。これにより電極バー21は、回転ドラム12及び一対の角筒体14,14に対して電気的に絶縁された状態で、回転ドラム12内の上部を通って、一対の角筒体14,14間に架設される。
また、高電圧発生装置22は、電極バー21と回転ドラム12内の液状食品11との間に6kV〜15kVの直流電圧又は交流電圧を放電が開始しないように印加するように構成される。具体的には、高電圧発生装置22は、図7に示すように、商用周波電圧を6kV〜15kVの交流電圧に増大する単一の変圧器33を有する。この変圧器33の一次側コイル33aはコントローラ34を介してAC100V又はAC200Vの商用周波電源36に接続される。コントローラ34は商用周波電圧を調整するスライダック等により構成され、このコントローラ34を調整することにより、上記変圧器33の二次側コイル33bの電圧を6kV〜15kVの範囲内の一定電圧に増大できるようになっている。この変圧器33の二次側コイル33bの一端は切換スイッチ37、アース線38及びアース線46を介して接地され、二次側コイル33bの他端は上記電極バー21に電気的に接続される。
上記切換スイッチ37は、アース線38及びアース線46を介して接地された単一の共通接点37aと、3つの第1〜第3切換接点37b〜37dと、一端が共通接点37aに接続され他端が第1〜第3切換接点37b〜37dに切換え可能な可動片37eとを有する(図7)。第1〜第3切換接点37b〜37dは二次側コイル33bの一端に第1〜第3分岐電線41〜43を介してそれぞれ接続される。第2分岐電線42には第2切換接点37cから二次側コイル33bに向う電流を許容し、逆向きの電流を阻止する第1ダイオード42aが設けられ、第3分岐電線43には第3切換接点37dから二次側コイル33bに向う電流を阻止し、逆向きの電流を許容する第2ダイオード43aが設けられる。可動片37eを第1切換接点37bに接続すると、電極バー21と回転ドラム12内の液状食品11との間に6kV〜15kVの交流電圧が印加され、可動片37eを第2切換接点37cに接続すると、電極バー21と回転ドラム12内の液状食品11との間に6kV〜15kVのプラス側に半波整流された直流電圧が印加され、可動片37eを第3切換接点37dに接続すると、電極バー21と回転ドラム12内の液状食品11との間に6kV〜15kVのマイナス側に半波整流された直流電圧が印加される。また、回転ドラム12はブラシ44を介して接地される(図5及び図7)。具体的には、ブラシ44は、架台13に取付けられ下端にアース端子44cが設けられたブラシホルダ44aと、このブラシホルダ44aの上端に取付けられ略逆C字状に形成されたブラシ本体44bとを有する。ブラシホルダ44aのアース端子44cにはアース線46の一端が接続され、アース線46の他端は接地される(図5)。また、ブラシ本体44bは、弾性を有するばね鋼板により形成され、その弾性力により回転ドラム12の外周面に常に圧接された状態に保たれる。なお、図7中の符号47は、高周波発生用スイッチである。
電極バー21と回転ドラム12内の液状食品11との間には、変圧器33の二次側コイル33bの電圧と同一の6kV〜15kV、好ましくは8kV〜12kVの直流又は交流電圧が印加され、電極バー21及び回転ドラム12内の液状食品11との距離は好ましくは30mm〜100mm、より好ましくは30mm〜50mmに設定される。電極バー21と回転ドラム12内の液状食品11との間に印加される電圧を6kV〜15kVに限定したのは、6kV未満では燻煙を十分に帯電できず、15kVを越えると放電が開始してしまうからである。また電極バー21と回転ドラム12内の液状食品11との距離を30mm〜100mmに限定したのは、30mm未満では放電が開始してしまい、100mmを越えると燻煙を十分に帯電できないからである。
このように構成された燻製装置10を用いて液状食品11を燻製する方法を説明する。先ず、回転ドラム12の2つのドラム用蓋体12c,12cのうち上方に位置するドラム用蓋体12cを回転ドラム12から取外して食品給排口12bを開放し、この食品給排口12bから液状食品11を回転ドラム12に流れ込んで収容した後に(食品収容工程)、上記食品給排口12bをドラム用蓋体12cにより閉止する。次いで、高電圧発生装置22のコントローラ34を調節して、電極バー21と回転ドラム12内の液状食品11との間に6kV〜15kVの直流電圧又は交流電圧を放電が開始しないように印加する(電圧印加工程)。次に、燻煙発生装置18の燃焼用ヒータに通電して燻煙材を不完全燃焼させて燻煙を発生させた後に、燻煙給排機構19のブロア19cを作動させて回転ドラム12内に燻煙を供給して排出する(燻煙発生給排工程)。更に、ドラム駆動機構17の歯車減速機付き電動モータ17aを作動させて、出力軸17bの回転力を駆動スプロケット17c、ローラチェーン17e及び従動スプロケット17dを介して回転ドラム12に伝達することにより、回転ドラム12を回転させる(ドラム回転工程)。
上記燻煙装置を用いて上記方法で液状食品11を燻製すると、電極バー21と回転ドラム12内の液状食品11との間に放電が開始しない所定の電界が発生して回転ドラム12内の燻煙が帯電し、この帯電した燻煙が電極バー21と回転ドラム12内の液状食品11との間の電位差に基づくクーロン力により液状食品11に付着・浸透する。このとき、電極バー21と回転ドラム12内の液状食品11との間に印加される電圧が比較的低くかつ大電流が流れないため、電力消費量を低減できる。また、電極バー21と回転ドラム12内の液状食品11との間でコロナ放電等の放電が開始しないので、帯電した燻煙は液状食品11に均一に付着・浸透する。更に、電極バー21が一対の角筒体14,14に固定された状態で回転ドラム12が回転するため、電極バー21と燻煙との接触頻度が高くなって燻煙の帯電効率が向上するとともに、帯電した燻煙と液状食品11との接触頻度も高くなって燻煙の液状食品11への付着・浸透が向上する。この結果、液状食品11の燻製作業時間を短縮できる。一方、回転ドラム12内に電極バー21を通し、電極バー21と回転ドラム12内の液状食品11との間に6kV〜15kVの電圧を放電が開始しないように印加するという比較的簡単な構成及び工数の追加で、液状食品11を従来より効率良く均一に燻製できる。更に、液状食品11が封入される回転ドラム12と、燻煙を発生する燻煙発生装置18とが燻煙給排機構19の燻煙供給管19aにより接続され、燻煙発生装置18で発生した燻煙が燻煙供給管19aを通って回転ドラム12に給排されるので、液状食品11中に、燻煙発生装置18で発生した灰や煤が付着するのを抑制できる。これは、燻煙発生装置18で発生した燻煙中には灰、煤、水蒸気が含まれるけれども、水蒸気の一部は燻煙供給管19aを通過するときに結露し、灰や煤の大部分は燻煙供給管19a内に沈降するか又は上記結露水に付着するためである。
<第2の実施の形態>
図10及び図11は本発明の第2の実施の形態を示す。図10及び図11において図2及び図6と同一符号は同一部品を示す。この実施の形態では、回転ドラム12の内周面に4つのトレー62が円周方向に所定の間隔をあけて観覧車状態に取付けられ、複数のトレー62にブロック状食品61がそれぞれ載せられる。ブロック状食品61としては、魚の切り身、貝の中身、所定の大きさにカットされた豚肉、牛肉又は鶏肉のブロック肉等が挙げられる。各トレー62は、ブロック状食品61を受ける底板62aと、底板62aの両側縁を起立させて形成され底板62aの長手方向に延びる一対の側板62b,62bと、底板62aの両端縁を起立させて形成され底板62aの幅方向に延びる一対の端板62c,62cと、底板62aの下面にこの底板62aの幅方向中央に長手方向に延びて固着されたウエイトバー62dとを有する。一対の端板62c,62cの中央上部には通孔(図示せず)がそれぞれ形成される。底板62a、側板62b及び端板62cはステンレス鋼板のプレス加工により成形されることが好ましく、ウエイトバー62dはステンレス鋼棒をその長手方向に半割りにして底板62a下面に溶接により固定されることが好ましい。
各トレー62は一対のステー63,63により相対回転可能にそれぞれ保持される。一対のステー63,63の基端は回転ドラム12の内周面にこの回転ドラム12の長手方向に所定の間隔をあけてそれぞれ溶着され、一対のステー63,63の先端は回転ドラム12の長手方向に直交する横断面内で孔芯12a(図11)に向ってそれぞれ突設される。また、一対のステー63,63間の距離はトレー62の長さより僅かに長く形成され、一対のステー63,63の先端には透孔(図示せず)がそれぞれ形成される。更に、一対のステー63,63の透孔と一対の端板62c,62cの通孔とにピン64,64をそれぞれ挿通することにより、一対のステー63,63がトレー62を相対回転可能に保持するように構成される。これにより、4つのトレー62は、回転ドラム12の内周面に円周方向に所定の間隔をあけて観覧車状態に取付けられる。
一方、燻煙を回転ドラム12内に導入するために一方の角筒体14に取付けられた燻煙導入用短管66は、角筒体基部14aの基部用内板14eにその中心から側方にずれた位置に接続され、燻煙を回転ドラム12内から排出するために他方の角筒体14に取付けられた燻煙排出用短管67は、角筒体基部14aの基部用内板14eにその中心から側方にずれた位置に接続される。これにより燻煙導入用短管66と燻煙排出用短管67は互いに対向するように設けられる。また、この実施の形態では、電極線68が一対の角筒体14,14間に架設される。この電極線68は、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼、チタン、錫等により形成される。そして、一対の絶縁固定端子32,32は、一対の角筒体14,14の基部用内板14e,14eにそれらの中心から側方にずれて互いに対向する位置に貫通して取付けられ、電極線68の両端は、上記一対の絶縁固定端子32,32にそれぞれ固定される。これにより電極線68は、回転ドラム12及び一対の角筒体14,14に対して電気的に絶縁された状態で、回転ドラム12内のほぼ中央を通って、一対の角筒体14,14間に架設される。更に、ステー63の長さ及びトレー62の幅は、回転ドラム12を回転させたとき、或いはトレー62を回転させたときに、トレー62が回転ドラム12の内周面に接触せず、かつトレー62同士が接触しない範囲内であって、トレー62が電極線68から所定の距離以下に近付かない範囲内で決定される。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
このように構成された燻製装置60を用いてブロック状食品61を燻製する方法を説明する。先ず、回転ドラム12の2つのドラム用蓋体12c、12cのうち上方に位置するドラム用蓋体12cを回転ドラム12から取外して食品給排口12bを開放し、この食品給排口12bから各トレー62にブロック状食品61を載せて回転ドラム12にブロック状食品61を収容した後に(食品収容工程)、上記食品給排口12bをドラム用蓋体12cにより閉止する。次に、第1の実施の形態と同様に、電極線68と回転ドラム12内のブロック状食品61との間に6kV〜15kVの直流電圧又は交流電圧を放電が開始しないように印加し(電圧印加工程)、燻煙を発生させてこの燻煙を回転ドラム12内に供給し(燻煙発生給排工程)、回転ドラム12を回転させる(ドラム回転工程)。
上記燻煙装置を用いて上記方法でブロック状食品61を燻煙すると、4つのトレー62は、観覧車のゴンドラのように水平状態を保ったまま回転ドラム12とともに回転するので、帯電した燻煙とブロック状食品61との接触頻度が高くなって燻煙のブロック状食品61への付着・浸透が向上する。また、トレー62に載ったブロック状食品61はトレー62から落下することないので、ブロック状食品61が回転ドラム12内を転がることはない。この結果、魚介類や豚肉等の型崩れし易いブロック状食品61であっても、型崩れさせずに燻製でき、商品価値の低下を防止できる。上記以外の動作は、第1の実施の形態の動作と同様であるので、繰返しの説明を省略する。
図12及び図13は本発明の第3の実施の形態を示す。この実施の形態では、燻煙発生装置88が鉛直方向に延びる2本の円筒体89,89と、ロッドを螺旋状に所定の隙間をあけて巻回することにより形成され上記2本の円筒体89,89にそれぞれ収容された燻煙発生筒91,91と、円筒体89,89の下方にそれぞれ設けられた灰皿92と、円筒体89に隣接しかつ円筒体89の下端に連通し燻煙を案内する案内筒93と、案内筒93の下部側面に接続された燻煙流出パイプ94と、この燻煙流出パイプ94に設けられたブロア(図示せず)とを有する。2本の円筒体89,89と案内筒93とは一体的に形成される。案内筒93はこの案内筒93の内部に立設された仕切板95により燻煙が逆U字状に迂回するように構成される。案内筒93の上面には切換ダンパ96を介して空気導入パイプ97が接続される。切換ダンパ96は2本の円筒体89,89のいずれか一方に空気導入パイプ97を連通するように切換える。また図12中の符号98は、導入される空気量を調整する流量調整ダンパであり、符号99は、燃焼していない燻煙材の通過を阻止しかつ燃焼して灰となった燻煙材の通過を許容する金網である。
このように構成された燻製装置では、燻煙発生筒91が挿入された円筒体89に燻煙材を貯留した状態でブロアを作動させると、空気が空気導入パイプ97から入って円筒体89内を流下し、案内筒93を通って燻煙流出パイプ94から流出する。この状態で燻煙材の上端に火を付けると、燻煙材が不完全燃焼して燻煙が発生し、この燻煙は上記空気流に乗って燻煙流出パイプ94から流出し、チャンバ内に導入される。上記以外の動作は、第1の実施の形態の動作と同様であるので、繰返しの説明を省略する。
なお、上記第1の実施の形態では、食品として、水やオリーブオイル等の液状食品を挙げたが、小麦粉や塩等の粉状食品、或いはナッツやトウモロコシの実(粒状のまま)等の粒状食品でもよい。また、上記第2の実施の形態では、食品として、魚介類や豚肉等のブロック状食品を挙げたが、ナッツやトウモロコシの実(粒状のまま)等の粒状食品、或いは水やオリーブオイル等の液状食品でもよい。また、上記第1及び第2の実施の形態では、回転ドラムに供給した燻煙のうち回転ドラム内の食品に付着しなかった燻煙を排気ダクト及びフィルタを通して大気中に排出したが、フィルタより燻煙下流側の排気ダクトに循環ダクトの一端を接続しかつ循環ダクトの他端をブロアより燻煙上流側の供給ダクトに接続し、循環ダクトの一端の排気ダクトへの接続部に絞り弁を設けてもよい。この場合、絞り弁の開度を調節することにより、回転ドラム内の燻煙が循環ダクトを通って回転ドラム内に供給されて循環するので、燻煙を無駄なく利用できる。
また、上記第1及び第2の実施の形態では、食品を回転ドラムに収容した後に、電極バーと回転ドラム内の液状食品又はブロック状食品との間に6kV〜15kVの直流電圧又は交流電圧を放電が開始しないように印加し(電圧印加工程)、燻煙を発生させてこの燻煙を回転ドラム内に供給し(燻煙発生給排工程)、回転ドラムを回転させたが(ドラム回転工程)、上記電圧印加工程、燻煙発生給排工程及びドラム回転工程の順序はこれに限定されず、燻煙発生給排工程、電圧印加工程及びドラム回転工程の順であってもよく、ドラム回転工程、電圧印加工程及び燻煙発生給排工程の順であってもよく、或いは上記とは別の順であってもよい。更に、上記第2の実施の形態では、回転ドラムの内周面に4つのトレーを円周方向に所定の間隔をあけて観覧車状態に取付けたが、回転ドラムの内周面に2つ、3つ又は5つ以上のトレーを円周方向に所定の間隔をあけて観覧車状態に取付けてもよい。
10,60 燻製装置
11 液状食品(食品)
12 回転ドラム
12a 回転ドラムの孔芯
13 架台
14 角筒体
16 ドラム保持部材
17 ドラム駆動機構
18,88 燻煙発生装置
19 燻煙給排機構
21 電極バー
22 高電圧発生装置
61 ブロック状食品(食品)
62 トレー
68 電極線

Claims (4)

  1. 円筒状に形成され水平方向に延びる孔芯を中心に回転可能に設けられ内部に食品を封入可能に構成されかつ接地された回転ドラムと、
    前記回転ドラムの両端を閉止しかつ架台に立設された一対の角筒体と、
    前記回転ドラムを回転可能に保持するドラム保持部材と、
    前記回転ドラムを回転駆動するドラム駆動機構と、
    燻煙を発生する燻煙発生装置と、
    前記一対の角筒体が前記架台上に固定された状態で前記回転ドラムが回転しても前記一対の角筒体と前記回転ドラムとの間のシール機能を保つ一対のシール部材と、
    前記一対の角筒体のうち一方の角筒体に接続され燻煙を前記回転ドラム内に導入するための燻煙導入用短管、前記一対の角筒体のうち他方の角筒体に接続され燻煙を前記回転ドラム内から排出するための燻煙排出用短管、一端が前記燻煙発生装置の燻煙吐出口に接続され他端が前記燻煙導入用短管に接続された燻煙供給管、及び一端が前記燻煙排出用短管に接続され他端が大気に開放された燻煙排出管を有し前記燻煙発生装置で発生した燻煙を前記回転ドラムに給排する燻煙給排機構と、
    前記回転ドラム及び前記一対の角筒体に対して電気的に絶縁された状態で前記回転ドラム内を通りかつ前記一対の角筒体間に架設された電極バー又は電極線と、
    前記電極バー又は前記電極線に電気的に接続され前記電極バー又は前記電極線と前記回転ドラム内の食品との間に6kV〜15kVの直流電圧又は交流電圧を放電が開始しないように印加する高電圧発生装置と
    を備えた食品の燻製装置。
  2. 前記回転ドラムの内周面に複数のトレーが円周方向に所定の間隔をあけて観覧車状態に取付けられ、前記複数のトレーに食品がそれぞれ載せられる請求項1記載の食品の燻製装置。
  3. 接地され水平方向に延びる孔芯を中心に回転可能な回転ドラムに食品を収容する工程と、
    前記回転ドラムの両端を閉止しかつ架台に立設された一対の角筒体及び前記回転ドラムに対して電気的に絶縁され更に前記一対の角筒体及び前記回転ドラム間のシール機能が一対のシール部材により保たれた状態で、前記一対の角筒体間に架設された電極バー又は電極線と前記食品との間に6kV〜15kVの直流電圧又は交流電圧を放電が開始しないように印加するとともに、燻煙を発生させてこの燻煙を燻煙供給管及び燻煙導入用短管により前記回転ドラム内に供給した後に燻煙排出用短管及び燻煙排出管により大気中に排出し、前記回転ドラムを前記孔芯を中心に回転させる工程と
    を含む食品の燻製方法。
  4. 前記回転ドラムの内周面に複数のトレーを円周方向に所定の間隔をあけて観覧車状態に取付け、前記複数のトレーに食品をそれぞれ載せる請求項3記載の食品の燻製方法。
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