JP6726693B2 - タイヤ用取扱装置及びタイヤ加硫機 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも1つの握持器具(グリッピングツール)及びブームを有するタイヤ用取扱装置に関するものであり、ブームは、第1のブーム回動点を用いて、以下のように、収容部に固定されている、すなわち、移動経路(移動軌道)に沿った収容部に対するブームに回動が支援されているように、また、ブームが第2のブーム回動点を有するように、収容部に固定されている。当該第2のブーム回動点は少なくとも1つの握持器具を、以下のように、器具アームを介してブームに連結している、すなわち、移動経路に沿ったブーム及び/又は収容部に対する器具アームの回動が支援されているように、器具アームを介してブームに連結している。
例えば自動車やオートバイといった車両用のタイヤの製造とは、多数の製造工程及び加工工程(処理工程)で構成されるきわめて複雑なプロセスである。その理由は、タイヤがきわめて多数の、異なる個々の構成要素で構成された、複雑な構造を有することにある。更に、これらの多数の構成要素は、いわゆる加硫のための圧力及び温度の作用下で、互いに結合されなければならない。加硫工程は完成したタイヤの材料特性及びグリップ性能にとっても重要である。
タイヤ製造工程の最終製品としての完成後のタイヤだけでなく、生タイヤ(グリーンタイヤ)も、非常に複雑でまた多くの半製品から構成された構成要素である。複数層からなる構造の結果、複数の個々の構成要素は、最初にそして加硫工程の前に、1つにまとめられなければならない、すなわち、複数のタイヤ構成要素が正確な大きさで単一化され、姿勢、位置、配位について正確に、タイヤ構成機内部に存在するカーカスドラムに供給される。この様態で、生タイヤが製造され、加硫のために準備される。
多くのタイヤ構成要素は、ウェブ形状及び/又は円弧形状の半製品:異なるゴム複合体及び天然ゴムベースの複合材料、テキスタイルファブリック或いはテキスタイルコード、スチールベルト網、及び、天然ゴムで覆われたビードコアである。これらのウェブ形状及び/又は円弧形状の半製品をカーカスドラムに供給するために、タイヤ作成機内部では一部でレイヤーサーバー(層構造供給機)が用いられる。
製造工程が数多いことから、製造場所は、大きなホール内で実現され、また、個別の製造工程に適した機械、設備及び取扱手段を有している。これらの製造ライン又は製造センターは、タイヤ構成要素を準備(前処理)するための又は完成後のタイヤを後処理或いは梱包するための、アップストリーム装備及びダウンストリーム装備によって、補われる。
加硫後に往々にして必要とされる後処理プロセスは、残留熱を含んでいる完成タイヤの集中的な冷却によって、また選択的に内圧付加状態で、行われてもよい。残留熱を含んでいる完成タイヤは構造的に不安定で非常に敏感であるので(損なわれやすいので)、タイヤ加硫機の加工空間からタイヤを取り出すため取扱装置、及び、後処理装置内へ搬送或いは導入するための取扱装置には、特に多くの要求が存在する。従って、敏感なタイヤを掴みまた収容することが出来る複数の適切な握持器具を備えた複数の取扱装置が設計される。そのような構成の握持器具は複雑でありまた高価である。
タイヤ製造工程におけるその機能のために、そして、タイヤ加硫機の加工空間に関連してローダー(搬入機)又はアンローダー(搬出機)とも称される複数の取扱装置は、取り扱われるべきタイヤ又は生タイヤを複数のルート(経路)に渡り全ての方向で移動させなければならず、また場合によってはタイヤの配向を変更させなければならない。
更に、必要な取扱時間及び搬送時間を僅かに維持するためそしてタイヤ製造の全プロセス時間を最小限にするため、移動及び配向変更は可能な限り迅速に行われなければならない。
僅かな配置偏向及び/又は配向偏向の位置決め精度(位置決めの正確さ)は、取扱装置の一連の要求セットに含まれ得る。このような位置決め精度は例えば、タイヤモールド、コンテナ、又は、加工空間へのロード(搬入)或いは導入の際に、必要となり得る。残留熱を含む完成タイヤが後処理の目的でポストキュアインフレータ(冷却装置)又はポストキュアデバイス(冷却機器)へ導入される場合、例えばタイヤビード部を用いてタイヤプレート上に完成タイヤを正確な配置で載せ置くためにも、位置決め精度が求められる。
取扱装置は、往々にして、ベース部に固定されたカンチレバー(片持ち梁)によって形成される。カンチレバーは一方の端部ではジョイント部を介してベース部に接続されており、また、通常はその他方の端部に握持器具を有している。ベース部でのカンチレバーのジョイント固定は、ベース部に対する回動を支援している。
このような構造の欠点は、実現可能な握持器具の複数のルート(経路区間)がカンチレバーの長さによって、定義され、確定され、また著しく制限されることである。
従来の取扱装置の別の問題点は、動きのキネマティクスが制限されていることである。握持器具を保持するカンチレバー又はブームの運動自由度が、1つのジョイント部によって実現される場合、ブームはこの回転点の周りでのみ回動可能である。結果として握持器具は、1つの円弧に沿って移動することのみ、可能である。
取扱装置或いは握持器具の円弧上で規定された移動パターン及び制限されたルートによって、この種の装置は、空間的にタイヤ加硫機の非常に近傍に配置されていなければならず、それは握持器具を用いて加工空間(処理空間)に到達出来るようにそして生タイヤを装入出来るように或いは完成タイヤを取り出すことが出来るようにするためである。このような配置が強いられる結果、通常、1つのタイヤ加硫機には、1つの取扱装置が割り当てられていなければならない。
従って通常は、取扱射程(取扱装置の届く範囲)を、第2の又は複数のタイヤ加硫機へ延ばすことは出来ない。特には、握持器具は複雑で高価な構造でありまたタイヤ加硫機からの取り出しの際の残留熱を含む非常に敏感な完成タイヤに対して適応していなければならないので、このような使用制限は、著しく不利である。
本発明の課題は、上述の欠点を少なくとも部分的に低減しまた安価な全体構成を支援する、タイヤ用取扱装置を準備することである。
上記課題を解決するため、本発明に従う構成は、少なくとも1つのブーム及び少なくとも2つのブーム回動点を有する取扱装置であって、その回動移動が少なくとも部分的に移動経路全体に連結されているような取扱装置を提供することを提案する。
本発明に従う教唆により、回動可能にベース部に固定されたブームであって、握持器具を同様に回動可能な様態で保持するブームにより、少なくとも取扱射程が改善され得ることが分かる。この装置により、ベース部に対するブームの回動、及び/又は、ベース部及び/又はブームに対する握持器具の回動が、支援される。本発明は、もたらされる少なくとも2つの回動自由度が独立して又は少なくとも部分的に平行又は少なくとも部分的に統合され、そして、移動経路全体に対して形状に関して追加されること、を企図している。
複数の回動可能性が、逐次的に、すなわち段階的に(ステップバイステップで)に実行される場合、複数の回転点に対して関連付けて定義された複数の円弧移動がもたらされる。全移動経路はこの場合、両方の円弧を描写しまた非連続点を介して接続する数学的な関数に対応している。
複数の回動の可能性が、完全に同時に又は部分的に同時に、そして、使用可能な状態の円弧経路の少なくとも複数の部分で、実現される場合、複数の円弧運動を重ね合わせることによって、広い範囲の関数であってまた特には連続的な関数に対応する移動経路を作成することが、可能となる。もたらされる移動経路は、握持器具の取扱射程を拡張するためにも、アプローチ可能な握持点についての適応性(柔軟性)を向上するためにも、用いられ得る。
これを達成するためには、それぞれの円運動の円弧量、それぞれの円運動の間の関係、及び/又は、回動の開始及び終了に対して、制御された様態で影響を与えることが出来る必要である。言い換えれば、定義された移動経路全体を獲得するためには、一方では絶対的な回動運動に狙いを定めて作用し、また他方ではそれらの間の関係に狙いを定めて作用することが必要である。
この課題を解決するために本発明は、少なくとも部分的に複数の個別の回動移動を移動経路全体に統合する少なくとも1つの連結手段を企図している。更に、連絡手段に更なる機能的な課題を担わせること、及び/又は、構造的な構成を実現することが、考えられている。
取り付けられた回転点の周りでの個々の回動運動の関連した円弧経路を統合し、そして移動経路全体へ移行させるために、連結手段は異なる様態で設計されていてもよい。例えば、リンク機構(リンク装置)が端部側での回動自由度と共に、位置固定で又は相対移動可能に、互いに回動可能な構成要素に固定されていてもよく、また、位置決めを介して、定められた移動経路全体を統合(連係、調整)してもよい。別の可能性は、ベース部に回動可能に固定され握持器具構成要素を連結する第2のブームアームである。更に、本発明の構想は、ステッピングギア機構(段階駆動機構)又はエキスパンションリンク装置(スライドガイド装置)を介した連結によって、実施され得る。
動きを統合するための、本発明に従う少なくとも1つの連結手段は、形状及び/又は機能に関して、特には少なくとも1つの回動運動の円弧量が最大となるように、構成されている。
本発明に従うタイヤ用取扱装置の実施例が図面で表されている。
2つの加工空間110を備えたタイヤ加硫機100、或いは、ローダー33、アンローダー31、及び搬送装置60、300の形態の取扱装置30によって実現されている取扱装備を備えている、隣り合って配設された2つのタイヤ加硫機100、を上面図で示している。 アンローダー31として形成された取扱装置30を概略図で示している。 2つの加工空間110を備えた1つのタイヤ加硫機100、或いは、図1に示されているような状態の取扱装備を備えている、隣り合って配設された2つのタイヤ加硫機100、を3次元的な図で示している。 2つの加工空間110を備えたタイヤ加硫機100、或いは、ローダー33及びアンローダー31の形態の複数の取扱装置30によって実現されている取扱装備を備え、隣り合って配設された2つのタイヤ加硫機100、を概略的に描写し上面図で示している。 本発明に従う取扱装置30の概略的なモデルの上面図を示しており、当該取扱装置30はアンローダー31としての実施例において全移動経路の可能な第1の端部位置近傍にある。 図5と類似の本発明に従う取扱装置30の概略的なモデルの上面図を示しており、当該取扱装置30はアンローダー31としての実施例において全移動経路の可能な位置にある。 全移動経路の可能な別の位置にある、図5及び図6に類似の取扱装置30を示している。 全移動経路の可能な第3の位置にある、図5及び図6に類似の取扱装置30を示している。 第2の可能な端部位置近傍にある、図5から図8に類似の取扱装置30を示している。 受容されたタイヤ200を有する取扱装置30と加工空間110とを備えているタイヤ加硫機100を、三次元的な図で示している。 加工空間110の内部に握持器具32がある位置での取扱装置30を示している。
図1は、2つの加工空間110を備えているタイヤ加硫機110、或いは、それぞれ1つの加工空間を有する互いに隣接して配設された2つのタイヤ加硫機100、の上面図を示している。取扱装備が、ローダー33、アンローダー31及び搬送装置60、300の形態の複数の取扱装置30によって実現されること、が企図されている。
図1の上面図は、一般的な取扱装備30、60、300の機能及び寸法比率を明らかにしており、また特には取扱装置30を明らかにしている。加硫プロセスを実行するためには、処理空間へのタイヤの運び入れ、ロード(搬入)、及び処理空間からのタイヤのアンロード(搬出)、運び出しが必要である。この関連においては、特にはロード及びアンロードが本発明に従う取扱装置30の課題である。
図示されている使用例においては、4つの取扱装置30が組み込まれており、その際、1つの加工チャンバー110に対してそれぞれ2つの取扱装置30が割り当てられている。加工チャンバー110毎に、ローダー33としての取扱装置30、及び、アンローダー31としての取扱装置30が設けられている。ローダー及びアンローダーの間の機能的な差異は、握持器具32、34の構造によってもたらされ、当該握持器具は可逆的に構成されており、また従って、取扱装置の交換可能な構成要素である。受容されている握持器具32、34とは独立して、取扱装置30の構造上の設計は広範囲で同一であり、特には適切な受容部により異なる握持器具の使用が支援される。
図2は、アンローダー31として形成された取扱装置30の斜視図を描写している。取扱装置30のこの実施例は、第1のブーム回動点36’及び第2のブーム回動点36’’を備えた少なくとも1つのブーム36によって、形成されている。少なくとも1つのブーム36は、当該ブーム36が第1のブーム回動点36’の周りである円弧量だけ回動可能に保持されているように、その第1のブーム回動点36’を用いてサポート部35に固定されている。第1のブーム回動点36’は、特には回転ジョイントによって形成されており、当該回転ジョイントの回転軸は、ブーム36に水平平面内での回動自由度をもたらすことが出来る。ブーム36の第2のブーム回動点36’’には、器具アーム38が固定されている。第2のブーム回動点36’’もまた、特には1つの回転ジョイントによって形成されており、当該回転ジョイントの回転軸は器具アームに、ブーム36に対し及び/又はサポート部35に対し、円弧量の少なくとも一部の範囲での水平平面内での回動自由度を可能にする。
図2では、それぞれブーム36の端部側に定められたブーム回動点36’、 36’’の状態が、位置固定された構成で図示されている。別の実施形態は位置可変な設計のブーム回動点36’、36’’を企図することが可能であり、その結果、回転点はブーム36に沿って変位可能であり、それに伴い全移動経路を状態に適合させて定義することが出来る。これは例えば、回転ジョイント36’、36’’をブーム36と接続させる長穴受容部によって実現され得る。
図示されている実施例の連結手段37は、1本のアームにより形成されており、当該アームの端部はそれぞれの接続パートナー部材との第1及び第2の連結手段回動点37’、37’’を形成している。この例においては、第1の連結手段回動点37’は受容部と共にベース部35に、また、第2の連結手段回動点37’’は受容部と共に器具アーム38に、形成されている。本発明はこの様態で、第1のブーム回動点36’の周りでのベース部35に対するブーム36の回動移動と、第2のブーム回動点36’’の周りでのブーム36に対する器具アーム38の回動移動を、少なくとも部分的に統合することによって、全移動経路を実現する。
少なくとも部分的に統合されたこのような全移動経路は、2つの観点で使用することが出来る。一方の観点では、ブーム36、ブーム回動点36’、36’’、連結手段37、及び、連結手段回動点37’、37’’の、形状に関する絶対的な大きさ(寸法)、比率、及び、位置を適切に設計することによって、実質的に、空間内での局所的な任意の複数の点に到達することが可能であり、また、タイヤ200、200’を受け取ること及び/又は預け置くことが可能である。他方の観点では絶対的な取扱射程を拡張することが可能である。
握持器具32、34の取扱射程の更なる増加、及び/又は、アプローチ可能な握持点についての適応性の向上は、アームとして形成される連結手段37の形態によって、支援される。アーム37が少なくとも部分的に湾曲され、また従って直線的な延伸から逸れて形成される場合、複数のブーム回動点36’、36’’のうちの1つ周りでの、複数の回動移動のうち少なくとも1つの円弧量を、増加させまたそれに伴い全移動経路の範囲を再度拡大することが可能である。
特には、取扱装置を移動することに適している、またそれに伴い第3の運動方向での自由度をサポートすることに適している移動装置350のベース部35’及び/又はスライド部35’’として、収容部35を形成することが考えられる。
図3はタイヤ加硫機100の三次元的な図面であり、当該タイヤ加硫機100は、2つの加工空間110を備えている1つのタイヤ加硫機100、或いは、図1の描写と類似の状態の、取扱装備を備え隣接して配設された2つのタイヤ加硫機100、である。この図面は特に、握持器具の取扱射程に関する要求、及び、アクセス可能な握持点の可能な限り大きな適応性(柔軟性)、並びに、個々の構成要素間での相対的な寸法比を示している。
図4は、タイヤ加硫機100の概略図を上面図で示しており、当該タイヤ加硫機100は、2つの加工空間110を備えている1つのタイヤ加硫機100であるか、或いは、ローダー33及びアンローダー31の形態をした取扱装置30によって実現されている取扱装備を備え、隣接して配設された2つのタイヤ加硫機100である。
ローダー33及びアンローダー31の間の取扱装置30の機能的な差異は、握持器具32、34の構成によってもたらされ、それらはそれぞれの器具アーム38によって、可逆的にまた従って交換可能に保持される。
器具アーム38を用いてアンローダー握持器具32が保持されていることにより、アンローダー31は取扱装置30によって形成される。損傷及び/又は変形をさけるために、このアンローダー握持器具32は、処理空間110から取り出される残留熱を有する完成タイヤ200の特段の敏感さに適応して調整及び構成されている。残留熱を有する完成タイヤ200を取扱時の接触から保護するために、器具の外側に設けられたリング部材32’の形態のスペーサーが用いられていてもよい。
器具アーム38を用いてローダー握持器具34が保持されていることにより、ローダー33は取扱装置30によって形成される。ローダー握持器具34と同様に、アンローダー握持器具32もまた、内側或いは外側で、取り扱われるべきタイヤ200、200’に当接する複数の締付け顎部(クランプジョー)を有している。静的に定められた配置は、周囲に分配された3つの締付け顎部を用いることによって支持されている。可能な限り慎重な握持状態を作り出すために、4つ又はそれよりも多くの締付け顎部が設けられていてもよい。
図5は、本発明に従う取扱装置30の概略的モデルの上面図であり、当該取扱装置30は、全移動経路の可能な第1の終端位置の近傍にあるアンローダー31としての実施例である。それぞれの終端位置は、本発明に従い異なる様態で定義及び決定することが可能である。連結手段37、ブーム36及びそれぞれの回動点36’、36’’、37’、37’’からなり、台形形状を形成する複数の構成要素によって、形状的に端部位置を定義することも可能である。そのために、代替的に又は追加的に、複数のエンドストップが設けられていてもよい。別の可能性は、制御された回転駆動部を、回動点36’、36’’、37’、37’’に、特には第1のブーム回動点36’に設けることである。
図6は、図5と類似の本発明に従う取扱装置30の概略的モデルの上面図を描写しており、当該取扱装置30は、全移動経路の可能な位置にあるアンローダー31としての実施例で描写されている。図5と比べて、取扱装置30の握持器具32は、少なくとも部分的に複数の回動移動を統合することによって、移動される。
図7及び図8は、図5及び図6に類似の取扱装置30を示しており、当該取扱装置30は全移動経路の可能な別の位置にある。
図9は、図5から図8に類似の取扱装置30を図示しており、当該取扱装置30は第2の可能な終端位置の近傍にある。
図10は、収容されているタイヤ200’を有する取扱装置30及び加工空間110を備えているタイヤ加硫機100の三次元的な図面である。この実施例においては、取扱装置30の収容部35は、移動装置350のスライド部35’’として設計されている。移動装置は、全移動経路によって水平平面内で獲得される自由度を別の空間方向の周りで拡張する可能性を、提供する。この様態では、加工空間内部の複数の握持点にアクセスすることが可能である。
図11は、図10と類似の斜視図において、開放状態の加工空間110と共に、加工空間110内部にある握持器具32を備えた、ある位置での取扱装置30を明示している。この図は、2本のアームから形成されるブーム36を備える取扱装置30の別の構造可能性を明示している。この構造は、作用する力が2本のアームへと分配可能であって又ブーム回動点36’、36’’のための受容部が数倍安定的に設計され得ることによって、1本のアームを有するブームと比べて著しく向上された構造安定性及び保持能力(積載能力)を提供する。
連結手段37がその連結機能に加えて、当該連結手段37が事実上第3のアームとして、構成全体に作用する別の力、曲げモーメント及びねじり応力を、受容するように設計されていることによって、取扱装置30のそれ全体での構造安定性(設計的な堅牢性)の更なる向上が支援され得る。

Claims (15)

  1. ベース部の領域に配置された収容部(35)と、
    器具アーム(38)と、
    少なくとも1つの把持器具(32、34)と、
    ブーム(36)と、
    機械的連結手段(37)と、
    前記ブーム(36)及び前記少なくとも1つの把持器具(32、34)を移動するための駆動装置と、
    を備えるタイヤ(200、200’)用取扱装置(30)であって、
    前記ブーム(36)は、前記収容部(35)に固定された第1のブーム回動点(36’)を有し、移動経路に沿って前記収容部(35)に対して回動可能であり、
    前記ブーム(36)は、前記器具アーム(38)を介して前記少なくとも1つの把持器具(32、34)を前記ブーム(36)に連結する第2のブーム回動点(36’’)を有し、その結果、前記器具アーム(38)は、移動経路に沿って前記ブーム(36)及び/又は前記収容部(35)に対して回動可能であり、
    前記連結手段(37)は、前記収容部(35)と第1の連結手段回動点(37’)で連結されるとともに、前記器具アーム(38)と第2の連結手段回動点(37’’)で連結されるアームであり、
    前記ブーム回動点(36’、36’’)及び前記連結手段回動点(37’、37’’)のそれぞれは、1つの回転ジョイント部によってそれぞれ形成され、前記回転ジョイント部は、少なくとも1つの回動方向の自由度を支持し、
    前記連結手段(37)及び前記ブーム(36)が台形形状の配置を形成し、
    前記連結手段(37)は、前記ブーム回動点(36’、36’’)の周りでの複数の回動移動を少なくとも部分的に統合し、その結果、前記把持器具(32、34)の統合された全移動経路が、少なくとも部分的に重ねられた複数の回動移動によって支持され、前記把持器具(32、34)の前記全移動経路は定義された経路であり、
    前記取扱装置(30)は、タイヤ加硫機のローダー及び/又はアンローダーとなる、タイヤ用取扱装置。
  2. 請求項1に記載のタイヤ(200、200’)用取扱装置(30)において、
    前記統合された全移動経路が、水平平面内で延伸すること、
    を特徴とするタイヤ用取扱装置。
  3. 請求項1に記載のタイヤ(200、200’)用取扱装置(30)において、
    前記統合された全移動経路が、前記ブーム回動点(36’、36’’)の内の1つを中心とした回動移動と比べてより拡大された取扱範囲を含むこと、
    を特徴とするタイヤ用取扱装置。
  4. 請求項1に記載のタイヤ(200、200’)用取扱装置(30)において、
    前記統合された全移動経路が、前記ブーム回動点(36’、36’’)の内の1つを中心とした回動移動と比べてより大きい、多数の到達可能な把持点を含むこと、
    を特徴とするタイヤ用取扱装置。
  5. 請求項1に記載のタイヤ(200、200’)用取扱装置(30)において、
    前記統合された全移動経路が、不連続点に接続された2つの円弧を記述する数学関数によって記述されること、
    を特徴とするタイヤ用取扱装置。
  6. 請求項1に記載のタイヤ(200、200’)用取扱装置(30)において、
    前記連結手段(37)がアームであること、
    を特徴とするタイヤ用取扱装置。
  7. 請求項6に記載のタイヤ(200、200’)用取扱装置(30)において、
    前記アームが少なくとも部分的に直線的な延伸部から逸れており、その結果、複数の回動移動の少なくとも1つが、前記回動点(36’、36’’、37’、37’’)の周りで、拡大された円弧量を有すること、
    を特徴とするタイヤ用取扱装置。
  8. 請求項1に記載のタイヤ(200、200’)用取扱装置(30)において、
    前記収容部(35)が、垂直方向での移動経路を支援する移動装置(350)のスライド部(35’’)又はベース部(35’)であること、
    を特徴とするタイヤ用取扱装置。
  9. 請求項8に記載のタイヤ(200、200’)用取扱装置(30)において、
    前記把持器具(32、34)の複数の把持点は、加工空間内部に到達可能に設けられること、
    を特徴とするタイヤ用取扱装置。
  10. 請求項1に記載のタイヤ(200、200’)用取扱装置(30)において、
    前記ブーム(36)が2本のアームによって形成されており、その結果、高い構造安定性及び/又は保持能力が支援されていること、
    を特徴とするタイヤ用取扱装置。
  11. 請求項1に記載のタイヤ(200、200’)用取扱装置(30)において、
    前記連結手段(37)が支持アームとして形成されており、その結果、連結機能に加えて力、曲げモーメント、及び、ねじり応力の受容が可能であること、
    を特徴とするタイヤ用取扱装置。
  12. 請求項1に記載のタイヤ(200、200’)用取扱装置(30)において、
    前記器具アーム(38)が前記把持器具(32、34)を取り外し可能な接続様態で保持しており、その結果搬出器具(32)又は搬入器具(34)が受容可能であること、
    を特徴とするタイヤ用取扱装置。
  13. 請求項1に記載のタイヤ(200、200’)用取扱装置(30)において、
    前記把持器具(32、34)が少なくとも3つの締付け顎部によって形成されており、その結果1つのタイヤ(200、200’)が外側及び/又は内側で静的に特定された様態で把持可能であること、
    を特徴とする請求項1に記載のタイヤ用取扱装置。
  14. 請求項13に記載のタイヤ(200、200’)用取扱装置(30)において、
    前記把持器具(32)は、スペーサを有する搬出器具であり、当該スペーサが外側で前記搬出器具に取り付けられたリング(32’)の形態であること、
    を特徴とするタイヤ用取扱装置。
  15. 請求項1に記載のタイヤ用取扱装置(30)を備えるタイヤ加硫機。
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