JP6726492B2 - 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた点火装置 - Google Patents
内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた点火装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6726492B2 JP6726492B2 JP2016047507A JP2016047507A JP6726492B2 JP 6726492 B2 JP6726492 B2 JP 6726492B2 JP 2016047507 A JP2016047507 A JP 2016047507A JP 2016047507 A JP2016047507 A JP 2016047507A JP 6726492 B2 JP6726492 B2 JP 6726492B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulator
- tip
- spark plug
- electrode
- internal combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 title claims description 46
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims description 101
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 21
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 12
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 15
- 230000005465 channeling Effects 0.000 description 13
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 4
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 229910000575 Ir alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 1
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000009193 crawling Effects 0.000 description 1
- 230000005669 field effect Effects 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 229910052741 iridium Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 229910052703 rhodium Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Spark Plugs (AREA)
Description
該ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
該絶縁碍子の内側に保持されると共に、該絶縁碍子の先端よりも先端側へ突出した中心電極(4)と、
上記ハウジングの先端に設けられた接地電極(21)と、を備え、
上記中心電極に高周波電圧を印加することによって、該中心電極と上記接地電極との間に放電を生じさせるよう構成された、内燃機関用のスパークプラグ(1)であって、
上記中心電極は、電極母材(41)と、該電極母材の先端側に配されたチップ(42)と、を有し、
該チップは、Crを含有し、
上記電極母材と上記チップとの接合部(5)は、上記絶縁碍子の先端面(31)よりも基端側に収まっている、内燃機関用のスパークプラグ(1)にある。
本発明の第二の態様は、筒状のハウジング(2)と、
該ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
該絶縁碍子の内側に保持されると共に、該絶縁碍子の先端よりも先端側へ突出した中心電極(4)と、
上記ハウジングの先端に設けられた接地電極(21)と、を備え、
上記中心電極に高周波電圧を印加することによって、該中心電極と上記接地電極との間に放電を生じさせるよう構成された、内燃機関用のスパークプラグ(1)であって、
上記中心電極は、電極母材(41)と、該電極母材の先端側に配されたチップ(42)と、を有し、
該チップは、Crを含有し、
上記接地電極は、上記絶縁碍子の外周に沿って筒状に形成されており、
上記絶縁碍子は、上記接地電極の先端よりも先端側へ突出している、内燃機関用のスパークプラグ(1)にある。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた点火装置の実施形態につき、図1〜図10を用いて説明する。
本実施形態の内燃機関用のスパークプラグ1は、図1に示すごとく、ハウジング2と絶縁碍子3と中心電極4と接地電極21とを備える。ハウジング2は、筒状を呈している。絶縁碍子3は、ハウジング2の内側に保持されている。また、絶縁碍子3は、筒状を呈している。中心電極4は、絶縁碍子3の内側に保持されている。図1〜図4に示すごとく、中心電極4は、絶縁碍子3の先端よりも先端側へ突出している。図1〜図3に示すごとく、接地電極21は、ハウジング2の先端に設けられている。
以下において、スパークプラグ1の軸方向をプラグ軸方向Xという。また、プラグ軸方向Xにおいて、スパークプラグ1が燃焼室に挿入される側を先端側、その反対側を基端側という。また、スパークプラグ1の径方向をプラグ径方向という。
点火装置10は、図6に示すごとく、スパークプラグ1と高周波電源部6とを有する。高周波電源部6は、スパークプラグ1の中心電極4に高周波電圧を印加する。
高周波電源部6から中心電極4に高周波の高電圧を印加すると、図7に示すごとく、まず、接地電極21から、絶縁碍子3の表面を這うようなストリーマ放電71が形成される。このストリーマ放電71は、接地電極21側から中心電極4側に向って経時的に成長し、絶縁碍子3の表面に沿って延びる。そして、ストリーマ放電71は、接地電極21から中心電極4まで延びる。これにより、接地電極21と中心電極4との間に放電経路が形成される。すると、接地電極21と中心電極4との間のインピーダンスが低下し、図8に示すごとく、ストリーマ放電は、グロー放電72に移行する。そして、図9に示すごとく、グロー放電72は、燃焼室100内の気流Fによって大きく引き伸ばされ、引き伸ばされている間に、混合気が着火される。
上述のグロー放電或いはストリーマ放電によって、接地電極21と中心電極4との間の空間に、イオンが発生する。発生したイオンは、中心電極4及び接地電極21間に印加される高周波電圧によって、高周波で振動する。そして、高周波で振動しているイオンは、チップ42に多数回衝突する。このように、チップ42にイオンが多数回衝突することにより、チップ42からイオンの衝突の回数に応じた量のCrがはじき飛ばされる。なお、当該Crのはじき飛ばしは、主にグロー放電中に生じると考えられる。
内燃機関用のスパークプラグ1において、チップ42は、Crを含有する。そして、スパークプラグ1は、中心電極4に高周波電圧を印加することによって、中心電極4と接地電極21との間に放電を生じさせるよう構成されている。それゆえ、上述のごとく、放電によって中心電極4と接地電極21との間の領域に発生したイオンは、多数回チップ42に衝突することとなる。それゆえ、中心電極4からのCrの飛散量を増やすことができる。これにより、スパークプラグ1は、絶縁碍子3の表面にCrの酸化膜8が形成されやすい。
本例は、図11〜図13に示すごとく、チップ42にCrを含有することによる、チャネリング抑制効果を示す実験例である。
本例においては、互いにチップが異なる試料1、試料2を用意した。試料1は、基本構成を実施形態1と同様としているが、チップ942にCrを含有していないスパークプラグである。試料2は、実施形態1に示したスパークプラグ1であり、チップ42にCrを含有したものである。そして、これらの試料を用いて、以下の耐久試験を行った。
10 点火装置
2 ハウジング
21 接地電極
3 絶縁碍子
4 中心電極
41 電極母材
42 チップ
6 高周波電源部
Claims (7)
- 筒状のハウジング(2)と、
該ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
該絶縁碍子の内側に保持されると共に、該絶縁碍子の先端よりも先端側へ突出した中心電極(4)と、
上記ハウジングの先端に設けられた接地電極(21)と、を備え、
上記中心電極に高周波電圧を印加することによって、該中心電極と上記接地電極との間に放電を生じさせるよう構成された、内燃機関用のスパークプラグ(1)であって、
上記中心電極は、電極母材(41)と、該電極母材の先端側に配されたチップ(42)と、を有し、
該チップは、Crを含有し、
上記電極母材と上記チップとの接合部(5)は、上記絶縁碍子の先端面(31)よりも基端側に収まっている、内燃機関用のスパークプラグ(1)。 - 上記接地電極は、上記絶縁碍子の外周に沿って筒状に形成されており、上記絶縁碍子は、上記接地電極の先端よりも先端側へ突出している、請求項1に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
- 上記接合部は、上記絶縁碍子の先端面から0.2mm以上、基端側に収まっている、請求項1又は2に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
- プラグ軸方向(X)における上記接合部の先端(50)と上記絶縁碍子の先端面との間の長さ(L1)は、プラグ径方向における上記チップの外周面(421)と上記絶縁碍子の内周面(32)との間の長さ(L2)よりも長い、請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
- 筒状のハウジング(2)と、
該ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
該絶縁碍子の内側に保持されると共に、該絶縁碍子の先端よりも先端側へ突出した中心電極(4)と、
上記ハウジングの先端に設けられた接地電極(21)と、を備え、
上記中心電極に高周波電圧を印加することによって、該中心電極と上記接地電極との間に放電を生じさせるよう構成された、内燃機関用のスパークプラグ(1)であって、
上記中心電極は、電極母材(41)と、該電極母材の先端側に配されたチップ(42)と、を有し、
該チップは、Crを含有し、
上記接地電極は、上記絶縁碍子の外周に沿って筒状に形成されており、
上記絶縁碍子は、上記接地電極の先端よりも先端側へ突出している、内燃機関用のスパークプラグ(1)。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグと、該スパークプラグの上記中心電極に高周波電圧を印加する高周波電源部(6)と、を有する内燃機関用の点火装置(10)。
- 上記高周波電源部が上記中心電極に印加する高周波電圧の周波数は、200kHz〜1MHzである、請求項6に記載の内燃機関用の点火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016047507A JP6726492B2 (ja) | 2016-03-10 | 2016-03-10 | 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016047507A JP6726492B2 (ja) | 2016-03-10 | 2016-03-10 | 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた点火装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017162734A JP2017162734A (ja) | 2017-09-14 |
JP6726492B2 true JP6726492B2 (ja) | 2020-07-22 |
Family
ID=59857269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016047507A Active JP6726492B2 (ja) | 2016-03-10 | 2016-03-10 | 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた点火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6726492B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011018612A (ja) * | 2009-07-10 | 2011-01-27 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 内燃機関用点火プラグ |
JP5811119B2 (ja) * | 2013-03-12 | 2015-11-11 | 三菱電機株式会社 | 火花点火式内燃機関の点火装置 |
-
2016
- 2016-03-10 JP JP2016047507A patent/JP6726492B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017162734A (ja) | 2017-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3269032B2 (ja) | スパークプラグ及びそれを用いた内燃機関用点火システム | |
JP4787339B2 (ja) | プラズマジェット点火プラグ | |
JP6205006B2 (ja) | スパークプラグ | |
JP5559929B2 (ja) | 高周波プラズマ点火プラグ | |
JP2007287665A (ja) | プラズマジェット点火プラグおよびその点火システム | |
JP2011175980A5 (ja) | ||
JP4270784B2 (ja) | スパークプラグ | |
JP5161995B2 (ja) | プラズマジェット点火プラグの点火装置 | |
JP6548610B2 (ja) | プラズマジェットプラグ | |
JP6726492B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた点火装置 | |
JP5422007B2 (ja) | プラズマジェット点火プラグ及び点火システム | |
JP4965422B2 (ja) | スパークプラグ | |
KR20100127236A (ko) | 스파크 플러그 | |
JP5642129B2 (ja) | スパークプラグ | |
JP6781141B2 (ja) | スパークプラグ | |
JP4398483B2 (ja) | スパークプラグ | |
JP4377177B2 (ja) | 内燃機関用スパークプラグ | |
JP6006658B2 (ja) | プラズマジェット点火プラグ及び点火システム | |
JP5438840B2 (ja) | 接続装置及び点火装置並びに点火システム | |
JP2014056653A (ja) | スパークプラグ | |
US9716370B2 (en) | Spark plug | |
JP4746192B2 (ja) | スパークプラグの製造方法及びスパークプラグ | |
US10320158B2 (en) | Spark plug | |
JP5671446B2 (ja) | プラズマジェット点火プラグ | |
JP2006073205A (ja) | スパークプラグ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190122 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191029 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191031 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191223 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200602 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200629 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6726492 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |