JP6726146B2 - 赤潮駆除剤及びこれを用いた赤潮駆除方法 - Google Patents

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Description

本発明は、赤潮駆除剤及びこれを用いた赤潮駆除方法に関し、特に、酸化マグネシウムを含む赤潮駆除剤及びこれを用いた赤潮駆除方法に関する。
近年、赤潮がより多くの漁業被害を伴うようになり、大きな社会問題となっている。これまで、一般的な赤潮対策としては、物理的手法(海面の赤潮を回収する、海水を循環させ赤潮の濃度を下げるなど)や化学的手法(粘土、アクリノール、水酸化マグネシウムの投入など)や生物的手法(海洋において互いに影響を及ぼしあっている微細藻と従属栄養細菌の関係を応用した殺藻細菌や殺藻ウイルスなど)が提案されている。中でも、効果の期待される赤潮対策として、水酸化マグネシウムを散布する方法が多数考案されている。
例えば、特許文献1には、プランクトンが発生して海面近傍の海中に赤潮が形成されている水域に水酸化マグネシウムを主成分とする赤潮駆除剤を、pH8.5の水域を5分以内にpH9.5を超えるような撒布割合で撒布して、水域のpHを速やかに9〜10に増加させることにより、プランクトンをその細胞膜を破壊して死滅させ赤潮を駆除する方法が開示されている。
特開2008−239516号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法は、即効性に劣り、赤潮の駆除効率が低いという問題がある。赤潮の増殖スピードは急激であり、赤潮駆除には、即効性が求められる。
そこで、本発明の目的は、即効性を有し、赤潮の駆除効率を大幅に向上させた赤潮駆除剤及びこれを用いた赤潮駆除方法を提供することにある。
本発明者らは、以上の目的を達成するために、鋭意検討した結果、赤潮駆除において、水酸化マグネシウムに代えて、酸化マグネシウム、特に活性の高い酸化マグネシウムを使用することで、即効性を有し、赤潮の駆除効率が大幅に向上することを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、平均粒子径が0.1〜10μmであり、BET比表面積が15m/g以上である酸化マグネシウムを含有することを特徴とする赤潮駆除剤に関する。
また、本発明は、赤潮が発生している海域に、平均粒子径が0.1〜10μmであり、BET比表面積が15m/g以上である酸化マグネシウムを含有する赤潮駆除剤を散布することを特徴とする赤潮駆除方法に関する。
また、本発明は、赤潮が発生している海域に、平均粒子径が0.1〜10μmであり、BET比表面積が15m/g以上である酸化マグネシウムを散布することを特徴とする赤潮駆除方法に関する。
本発明によれば、即効性を有し、赤潮の駆除効率を大幅に向上させた赤潮駆除剤及びこれを用いた赤潮駆除方法を提供することができる。
1.赤潮駆除剤
本発明の赤潮駆除剤は、有効成分として、平均粒子径が0.1〜10μmであり、BET比表面積が15m/g以上である酸化マグネシウムを含有する。
本発明の赤潮駆除剤に用いる酸化マグネシウムは、金属マグネシウムを燃焼して酸化する方法や、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、塩化マグネシウム、硝酸マグネシウム、硫酸マグネシウムなどのマグネシウム塩を焼成して熱分解する方法などで得ることができる。水酸化マグネシウムとしては、海水中のマグネシウム塩と水酸化カルシウムとの反応で沈殿したものなどを使用することができる。また、炭酸マグネシウムとしては、マグネサイト鉱石などを使用することができる。本発明では、分解温度が低いため、より低温で焼成可能である水酸化マグネシウムを熱分解する方法で得られた酸化マグネシウムが望ましい。
水酸化マグネシウムや炭酸マグネシウムの焼成温度としては、分解温度以上であれば特に制限はなく、一般的には、水酸化マグネシウムの場合で1000℃以下が好ましく、350〜1000℃がより好ましく、400〜900℃が特に好ましい。また、炭酸マグネシウム(マグネサイト)の場合で1000℃以下が好ましく、600〜900℃がより好ましい。得られた酸化マグネシウムは、粉砕・分級することによって所定の粒度やBET比表面積に調整して使用することができる。
本発明の赤潮駆除剤に用いる酸化マグネシウムの平均粒子径は、レーザー回折・散乱法により求めた平均粒子径が0.1〜10μmの範囲内のものであり、0.5〜6.0μmの範囲内のものが特に好ましい。粒子径が大きすぎると、沈降速度が早すぎるため赤潮内の滞留時間が短くなり赤潮防除効果に悪影響を生じやすく、粒子径が小さすぎると、風などの影響を受け取扱性が悪くなりやすくなる。
また、本発明の赤潮駆除剤に用いる酸化マグネシウムのBET比表面積は、15m/g以上であり、好ましくは20〜500m/gであり、より好ましくは30〜300m/gである。BET比表面積が15m/gを下回ると、赤潮防除効果が悪くなりやすくなる。本明細書において、BET比表面積は、後述する実施例に記載の方法で測定されたBET比表面積である。
本発明の赤潮駆除剤に用いる酸化マグネシウムの1000℃で灼熱後の純度は、80質量%以上であることが好ましく、90質量%以上であることがより好ましく、95質量%以上であることが特に好ましい。
本発明の赤潮駆除剤に含まれる全マグネシウム化合物に対する前記酸化マグネシウムの割合は、50質量%以上であることが好ましく、70質量%以上であることがより好ましい。例えば、酸化マグネシウムは、上述した通り水酸化マグネシウムや炭酸マグネシウムを焼成するなどして得られるため、本発明の赤潮駆除剤には、酸化マグネシウム以外のマグネシウム化合物が含まれる場合もある。また、その他の理由により、本発明の赤潮駆除剤には、酸化マグネシウム以外のマグネシウム化合物が含まれていてもよい。酸化マグネシウム以外のマグネシウム化合物としては、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウムなどが挙げられる。
また、本発明の赤潮駆除剤は、上記酸化マグネシウムの効果を妨げない範囲において、固体担体、液体担体、ガス状担体と混合し、必要に応じて界面活性剤、固着剤、分散剤及び/又は安定剤などを添加し、乳剤、水和剤、懸濁剤、粒剤、粉剤、ドライフロアブル、フロアブル、水性液剤、油剤、燻煙剤、エアゾール、マイクロカプセルなどに製剤化してもよい。有効成分である酸化マグネシウムを製剤化することで、目的に合わせた形状の赤潮駆除剤組成物とすることができ、取り扱いが容易になり、また、散布後、海面付近で直ちに拡散せず、沈降しながら赤潮駆除剤が徐々に拡散され更に深い位置の赤潮にも効果を発揮させることが可能になるなどの利点を有するようになる。
2.赤潮駆除方法
本発明の赤潮駆除方法は、酸化マグネシウム、特に上記平均粒子径が0.1〜10μmであり、BET比表面積が15m/g以上である酸化マグネシウムを含有する赤潮駆除剤を、赤潮が発生又はその可能性のある海域に散布することによって実施することができる。赤潮駆除剤を海に散布する方法としては、特に制限されないが、例えば、上記赤潮駆除剤を赤潮が発生しているか若しくは発生傾向のある海域(赤潮発生海域)又は赤潮が発生する可能性のある海域にそのまま散布してもよいし、水又は海水へ分散させてから散布してもよい。分散性の観点からは、水又は海水へ分散させてから散布する方法が望ましい。散布方法としては、ひしゃく、散布機などによる散布、ドローンやヘリコプターなどによる空中散布などが例示される。
また、本発明の赤潮駆除剤を例えば、木材などに含浸させたり、布状物などに入れたりするなど、任意の支持体に担持させたものを、対象水域の水中に浸漬・滞留させておくこともできる。このように、赤潮駆除剤を徐々に海水に放出するように調整することで(徐放化)、赤潮原因となる藻の異常増殖を抑制して、赤潮発生を予防することが可能である。なお、支持体としては、上記例示されたものに特に制限されず、他にも、網、縄、錘、浮きなどの漁具などを例示することができる。
本発明の赤潮駆除剤の海への散布量は、海域における赤潮の発生の状況や目的(予防又は発生制御)などによっても異なるが、通常、海域の単位面積に対して酸化マグネシウムが50〜200g/m程度となるような割合で、1〜3日に1回程度供することができる。例えば、赤潮駆除剤として、酸化マグネシウム粉末をそのまま使用する場合、海域1mに対して上記粉末を50〜200g程度の割合で、1〜3日に1回供することができる。
本発明の赤潮駆除剤は、赤潮を構成するプランクトンに付着してプランクトンを沈降させるとともにプランクトンの細胞を破壊する効果を有するため、通常赤潮が発生している海域の単位面積あたりの散布量として施工される。
なお、赤潮が発生している場合や発生傾向がある場合は、毎日使用することが好ましいが、赤潮の発生を予防する目的においては、2〜3日に1回程度の使用でもよい。
本発明の赤潮駆除剤は、即効性を有するという非常に優れた特性を有するため、本発明の赤潮駆除方法としては、特に、すでに赤潮が発生している海域に散布することに適している。
本発明の赤潮駆除方法において、対象となる赤潮は、特に制限はないが、一般に赤潮の原因となるプランクトンとして知られているシャトラネ・マリナ、ヘテロシグマ・アカシオ、カレニア・ミキモトイなどの種々の植物性プランクトンに特に効果を奏する。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、これらは本発明の目的を限定するものではなく、また、本発明は、これら実施例に限定されるものではない。
まず、本実施例で用いた赤潮駆除剤の測定方法を示す。
[化学組成]
恒量にした磁製ルツボにサンプル10〜20g程度を精秤後、箱型電気炉にて1000℃で3時間加熱して強熱減量を求めた。また、強熱減量後のサンプルをICP発光分光分析により各化学成分を測定した。よって、下記表1に示す水酸化マグネシウムの含有量は水分などの揮発成分を除いた酸化マグネシウム基準の化学組成である。
[平均粒子径]
試料をイオン交換水に投入し、超音波分散処理を30秒間行なった後、レーザー回折式粒度分布測定装置(MICROTRAC MT3300EXII マイクロトラック・ベル(株)製)を用いて粒度分布を測定して求めた。
[BET比表面積の測定]
BET比表面積測定装置(MOUNTECH社製、Macsorb HM model−1210)の試料充填セルに、試料を約0.3g入れ、200℃の温度で15分間加熱して付着水を除去した後、BET1点法により測定した。
(比較例1:水酸化マグネシウム粉末の製造)
海水(マグネシウム濃度:1300mg/L)の脱炭酸処理を行なって、海水中の炭酸濃度を1mg/Lとした。上記脱炭酸海水に、水酸化カルシウム(粒径:350メッシュ以下)の濃度が15質量%の石灰精製乳(水酸化カルシウムスラリー)を、海水中のマグネシウム100モルに対してカルシウム量84モルとなる量にて添加して、水酸化マグネシウムを生成した。次いで、シックナーを用いて水酸化マグネシウムを沈降濃縮して、濃度35質量%の水酸化マグネシウムスラリーを得た。この水酸化マグネシウムスラリーを工業用水で洗浄し、再度シックナーにて濃度35質量%に濃縮した。この水酸化マグネシウムスラリーをろ過脱水した後、200℃の温度で乾燥後解砕して比較例1に係る水酸化マグネシウム粉末を得た。この水酸化マグネシウム粉末の各物性を表1に示す。
(実施例1:酸化マグネシウム粉末の製造)
上記比較例1で得られた水酸化マグネシウム粉末をロータリー型外熱キルンを用いて、800℃の温度で30分間焼成して実施例1に係る酸化マグネシウム粉末を得た。この酸化マグネシウム粉末の各物性を表1に示す。
(実施例2:酸化マグネシウム粉末の製造)
上記比較例1で得られた水酸化マグネシウム粉末をロータリー型外熱キルンを用いて、530℃の温度で30分間焼成して実施例2に係る酸化マグネシウム粉末を得た。この酸化マグネシウム粉末の各物性を表1に示す。
Figure 0006726146
(赤潮駆除試験)
まず、赤潮が発生している海域の中層(5m±2m)の海水を採水器にて採取し、赤潮プランクトンに影響が無いようにゆっくりと混ぜ合わせた後、500mlビーカーに500ml分取した。赤潮プランクトンが浮遊する海水をスターラーにて低い強度でプランクトンが分散する程度に攪拌をした状態を維持し供試海水とした。
次に、実施例1に係る赤潮駆除剤として、実施例1で製造した酸化マグネシウム粉末10gとプランクトンが発生していない海水を入れて100mlとし、10W/V%濃度の懸濁液を作成した。酸化マグネシウム粉末が沈降しないように撹拌したビーカーから懸濁液を7.5ml採取して、供試海水500mlに投入した。この添加量はビーカーの開口面積(海域の面積に相当)当たり100g/mとなる量である。その後、軽く攪拌した後に静置して試水とした。試水から経過時間毎に0.05mlサンプリングし、試水中の赤潮プランクトンの個体数を測定した。
赤潮プランクトンの個体数は、ビーカーの液面から約1〜3cmの位置をマイクロピペットにより0.05mlを分取した試水を、界線入りスライドグラス上に滴下し、18mm角のカバーガラスをかけたものを計測した。スライドグラスとカバーガラスの間の赤潮プランクトンを100倍率の拡大鏡にて全部を計測した。その後、計測値を20倍して、試水1ml中の赤潮プランクトンの個体数(細胞密度)として算出した。(例えば、0.05mlの計測値500の場合、500×20=10,000cells/ml)
なお、酸化マグネシウム懸濁液添加前の供試海水の赤潮プランクトンの個体数を測定し0分の値とし、(1−各経過時間の赤潮プランクトン個体数/0分の赤潮プランクトン個体数)×100として減少率を算出した。結果を表2に示す。
また、実施例1の酸化マグネシウム粉末を比較例1の水酸化マグネシウムに代え、同様に減少率を算出した。結果を表2に示す。
Figure 0006726146
表2より、実施例1は比較例1と比べて、5分後の減少率が大幅に向上しており、即効性が高いことがわかった。また、比較例1では、15分後には一部の赤潮プランクトンが活性を取戻し赤潮の細胞密度が増加してしまっているのに対し、実施例1では、15分後の減少率が98%減とほぼすべての赤潮プランクトンを駆除できており、駆除効率が非常に良いことがわかった。

Claims (6)

  1. 平均粒子径が0.1〜10μmであり、BET比表面積が15m2/g以上である粉末状の酸化マグネシウムを含有することを特徴とする赤潮駆除剤。
  2. 赤潮駆除剤に含まれる全マグネシウム化合物に対する前記酸化マグネシウムの割合が、50質量%以上であることを特徴とする請求項1記載の赤潮駆除剤。
  3. 赤潮が発生している海域に、平均粒子径が0.1〜10μmであり、BET比表面積が15m2/g以上である粉末状の酸化マグネシウムを含有する赤潮駆除剤を散布することを特徴とする赤潮駆除方法。
  4. 前記赤潮駆除剤に含まれる全マグネシウム化合物に対する前記酸化マグネシウムの割合が、50質量%以上であることを特徴とする請求項3記載の赤潮駆除方法。
  5. 赤潮が発生している海域に、平均粒子径が0.1〜10μmであり、BET比表面積が15m2/g上である粉末状の酸化マグネシウムを散布することを特徴とする赤潮駆除方法。
  6. 前記赤潮が、植物性プランクトンであることを特徴とする請求項3乃至5いずれか記載の赤潮駆除方法。
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