JP6725609B2 - ステータコアの位置決め固定方法及びその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ステータコアに形成されたスロットに対して電気導体を挿入する際のステータコアの位置決め固定方法及びその装置に関する。
モータや発電機等の回転電機を構成するステータとして、スロットが形成されたステータコアと、2本の脚部と湾曲部を有し略U字形状をなす電気導体(以下、「セグメント」とも表記する)とを有するものが知られている。特許文献1に記載されるように、この種のステータは、スロットに前記脚部が挿入され、さらに、スロットから露出した脚部同士が接合されて電気的に接続されることで構成される。
なお、特許文献1記載の技術では、1個のスロットにつき2枚の第1拡開板及び第2拡開板を備える挿入装置を構成し、これら第1拡開板及び第2拡開板によって脚部を案内するようにしている。
特許第5841017号公報
スロットに対して第1拡開板及び第2拡開板が大きく位置ズレを起こしていると、スロットに脚部が挿入されないことがあり得る。この場合、挿入作業を再度行わなければならないので、ステータを効率よく得ることができない。また、セグメントがステータコアに接触すると、当該セグメントに傷が入る懸念もある。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、ステータコアに形成されたスロットと電気導体との相対位置を適切に設定し、電気導体のスロットへの挿入を容易にするステータコアの位置決め固定方法及びその装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の一態様によれば、係合部が設けられたステータコアに形成されたスロットに電気導体を挿入してステータを得る際、前記ステータコアの外方から前記ステータコアに対して接近又は離間する方向に変位する複数個の位置決め子を備える位置決め固定装置によって前記ステータコアを位置決め固定するステータコアの位置決め固定方法であって、
前記複数個の位置決め子中の1個である係合子が前記ステータコアに接近する方向に変位するとともに、前記係合部に係合して前記ステータコアを予備位置決めする係合工程と、
前記複数個の位置決め子中、未位置決めの位置決め子が前記ステータコアに接近する方向に変位するとともに、前記ステータコアの所定部位を位置決めして前記ステータコアを位置決め固定する本位置決め工程と、
を有する、ステータコアの位置決め固定方法が提供される。
このように、本発明においては、位置決め固定装置を構成する係合子(複数個の位置決め子中の1個)でステータコアを先ず予備位置決めした後、その他の位置決め子でステータコアを本位置決めするようにしている。このため、例えば、予備位置決めでステータコアの位置ズレや姿勢を矯正して正規の位置ないし姿勢とした後、該正規の位置ないし姿勢となったステータコアを本位置決めすることができる。
従って、ステータコアに形成されたスロットと、電気導体との相対位置が適切に設定される。その結果、電気導体のスロットへの挿入が容易となる。
なお、ステータコアに副係合部をさらに設け、且つ位置決め固定装置に、複数個の位置決め子の1個として、係合子に対向する位置に設けられた副係合子をさらに設けるとよい。そして、係合工程(予備位置決め)と本位置決め工程との間に、副係合子をステータコアに接近する方向に変位させて副係合部に係合する副係合工程を行うことが好ましい。
この場合、ステータコアが係合子で予備位置決めされ、さらに、副係合子によって対角上の2点で予備位置決めされる。このように、係合子と、該係合子に対向する位置の副係合子とによって予備位置決めされたステータコアは、その後に回転(位相ズレ)を起こすことが困難である。すなわち、残余の位置決め子がステータコアに当接する前に、ステータコアの、いわゆる回り止めをなすことができる。
この場合、副係合子からステータコアに付与される押圧力を、係合子からステータコアに付与される押圧力に比して大きくすると、副係合子がステータコアに当接したときにステータコアが押圧されて位相ズレを起こす可能性がある。これを防止するべく、副係合子からステータコアに付与される押圧力を、係合子からステータコアに付与される押圧力に比して小さくすることが好ましい。
また、本発明の別の一態様によれば、係合部が設けられたステータコアに形成されたスロットに電気導体を挿入してステータを得る際、前記ステータコアの外方から前記ステータコアに対して接近又は離間する方向に変位する複数個の位置決め子を備えるステータコアの位置決め固定装置であって、
前記複数個の位置決め子中の1個は、前記ステータコアに接近する方向に変位して前記係合部に係合する係合子として構成されるとともに、
前記係合子を変位させる係合子変位手段と、
残余の前記位置決め子を、前記係合子とは別個に変位させる位置決め子変位手段と、
を備え、
残余の前記位置決め子は、前記ステータコアに接近する方向に変位して前記ステータコアの所定部位を位置決めする、ステータコアの位置決め固定装置が提供される。
このような構成とすることにより、係合子を含む位置決め子でステータコアを正規の位置ないし姿勢として、且つ回り止めをなしながら位置決めすることができる。従って、ステータコアに形成されたスロットと、電気導体との相対位置を適切に設定することができる。すなわち、簡素な構成を採用しつつ、電気導体のスロットへの挿入を容易とすることができる。
係合子には、係合部に摺接する転動体を設けることが好ましい。転動体が相対的に係合部を滑動するので、係合子が係合部に容易に係合することができるようになるからである。
上記したように、ステータコアに副係合部を設けるとともに、複数個の位置決め子中の、係合子に対向する位置に設けられた1個を、副係合部に係合する副係合子として構成することが好ましい。勿論、この場合、位置決め子変位手段は、副係合子を係合子、及び残余の位置決め子とは別個に変位させる副係合子変位手段を含む。
この構成では、ステータコアを、係合子と副係合子によって対角上の2点で予備位置決めすることができるので、残余の位置決め子がステータコアに当接する前に、ステータコアの位相ズレを回避する(回り止めをなす)ことができる。
副係合子にも、係合子と同様に、副係合部に摺接する転動体を設けることが好ましい。これにより、転動体が相対的に副係合部を滑動して副係合子が副係合部に容易に係合する。
また、副係合子変位手段の副係合子に対する推進力を、係合子変位手段の係合子に対する推進力に比して小さく設定することが好ましい。これにより、副係合子からステータコアに付与される押圧力が、係合子からステータコアに付与される押圧力に比して小さくなる。従って、副係合子がステータコアに当接したときにステータコアが押圧されて位相ズレを起こす懸念が払拭される。
いずれの場合においても、位置決め子(係合子、副係合子を含む)の上方に、電気導体の所定部位をスロットに案内する案内部材を設けることが好ましい。この場合、案内部材が位置決め子と同時に変位する。従って、位置決め子がステータコアに対して接近して当接することでステータコアが位置決めされる過程で、案内部材がスロットに対して相対的に位置決めされることとなる。すなわち、案内部材とスロットの位置が精度よく合う。このため、電気導体の所定部位をスロットに案内することが容易となる。
本発明によれば、位置決め子を用いてステータコアを位置決め固定するようにしているので、簡素な構成でありながら、スロットに対して電気導体を挿入することが容易となる。このためにステータを効率よく得ることができる。また、脚部がスロットに挿入されずにステータコアに接触することが回避されるので、セグメントに傷が入る懸念が払拭される。
ステータの電磁コイルとなる電気導体(セグメント)の概略全体斜視図である。 セグメントが挿入されるステータコアと、本発明の実施の形態に係る位置決め固定装置を含む脚部挿入装置を構成する外周側ガイド部とを示す概略平面図である。 図2に示すステータコアの拡大平面図である。 内周側ガイド部、ステータコア、外周側ガイド部の一部断面側面図である。 駆動スライダ、第1従動スライダ、第2従動スライダで構成されるスライダユニットの要部概略平面図である。 ステータコアの第1タブ部(係合部)と、駆動スライダに設けられた係合子の要部拡大平面図である。 支持体である支持ブロックと、案内部材である三方案内部材と、三方案内部材を支持ブロックに保持するための外側キャップ部材とを示した概略分解斜視図である。 三方案内部材の展開図である。 三方案内部材の第1長辺側案内部、第2長辺側案内部、第2短辺側案内部がスロットに近接した状態を模式的に示した要部拡大平面図である。 内周側ガイド部の要部側面断面図である。 本発明の実施の形態に係る位置決め固定方法の概略フローである。 係合子、副係合子及び押圧子(位置決め子)の全てがステータコアから離間している状態を示す模式的平面図である。 図5から、駆動スライダ、第1従動スライダ、第2従動スライダがステータコアの内周側に向かって変位した状態を示す要部概略平面図である。 図12から係合子のみが先に前進して第1タブ部に当接した状態を示す模式的平面図である。 図14から副係合子のみが先に前進して第4タブ部に当接した状態を示す模式的平面図である。 図15から残余の押圧子が前進してステータコアの所定部位に当接した状態を示す模式的平面図である。 図4から、外周側ガイド部に含まれるスライダユニットが内周側ガイド部に向かって変位した状態を示す要部側面図である。 図17から、スライダユニット及び内周側ガイド部が下降して三方案内部材の下端がスロットに近接した状態を示す要部側面図である。 スロット内に向かってセグメントの脚部が進行する状態を示す要部拡大断面図である。 セグメントの脚部がスロット内に挿入された状態を示す要部拡大断面図である。 ステータコアのスロットにセグメントが挿入されることで構成されたステータの概略平面図である。
以下、本発明に係るステータコアの位置決め固定方法につき、それを実施する位置決め固定装置との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
はじめに、図1に示すセグメント10(電気導体)につき説明する。セグメント10は、2本の脚部12と、脚部12同士の間に介在するターン部14とを有する。ターン部14は、一方の脚部12から他方の脚部12に向かうようにして湾曲しており、このため、セグメント10は略U字形状をなす。
ターン部14には、蛇行した形状のクランク部16が形成される。このクランク部16により、セグメント10において、ステータコアの径方向に沿う方向にズレが生じる。
脚部12は、図2及び図3に示すステータコア20に形成された複数個のスロット22に挿入される。ステータコア20は、例えば、薄肉のコアプレートが図2の紙面に直交する方向に積層された積層体として構成され、円環部24と、該円環部24の外周部から直径方向外方に沿って突出した第1タブ部26a〜第6タブ部26fとを有する。スロット22は、円環部24の内周側に放射状に延在するように形成されている。この場合、スロット22の個数は72個である。
各スロット22は、円環部24の直径方向に沿う方向が長手方向となる。結局、スロット22は、図3に示すように、円環部24の直径方向に沿って延在する2本の長辺、すなわち、時計回りで下流側の第1長辺28a、時計回りで上流側の第2長辺28bと、円環部24の周方向に沿って延在する2本の短辺、すなわち、内周側の第1短辺30a、外周側の第2短辺30bとを有する。なお、第1短辺30aは、その一部が切り欠かれている。この切り欠きにより、第1短辺30aに、円環部24の内周側に臨んで開口する内周側溝32が形成される。
第1タブ部26a〜第6タブ部26fは、互いに等間隔で離間するようにして設けられる。第1タブ部26a〜第6タブ部26fは、円環部24の外周部を底辺とし、この底辺が最長である二等辺三角形に近似される形状をなすが、突出先端は湾曲して丸みを帯びている。第1タブ部26a〜第6タブ部26fの略中央には、締結孔34が形成される。この締結孔34には、ステータST(図21参照)をケーシングに連結するとともにプレートコア同士を緊締するための締結部材であるボルト(図示せず)が通される。
第1タブ部26a〜第6タブ部26f中の第1タブ部26aは係合部として機能し、該第1タブ部26aに対する位相差が約180°である第4タブ部26dは、副係合部として機能する。この点については、後述する。
次に、本実施の形態に係る位置決め固定装置につき説明する。図2は、セグメント10とステータコア20からステータSTを得るための脚部挿入装置の要部概略平面図である。この脚部挿入装置は、ステータコア20を位置決め固定する位置決め固定装置300を含んで構成される。
脚部挿入装置は、図2及び図4に示す外周側ガイド部50と、図4に示す内周側ガイド部52とを備える。外周側ガイド部50は、位置決め固定装置300の作用下に所定箇所に位置決め固定されたステータコア20の外周を囲繞し、一方の内周側ガイド部52は、ステータコア20の内周側に進退可能に挿入される。
外周側ガイド部50は、図4に示す円板形状の台座54を有する。台座54上には、円環部24の直径方向に沿って延在する案内レール58が36本敷設されており、各案内レール58上には、駆動スライダ400、第1従動スライダ402、第2従動スライダ404のいずれかが摺動体60を介して変位可能に設けられる。駆動スライダ400は、第1従動スライダ402と第2従動スライダ404との間に挟まれるように配置される。駆動スライダ400、第1従動スライダ402及び第2従動スライダ404は、これら3個のスライダ400、402、404で1組のスライダユニットを構成する。本実施の形態では、12組のスライダユニット、すなわち、第1スライダユニット406a〜第12スライダユニット406lが設けられる。
図5に詳細を示すように、駆動スライダ400の上面にはピン状嵌合部410が突出形成されるとともに、第1従動スライダ402、第2従動スライダ404の上面には第1変位支援用カムフォロワ412、第2変位支援用カムフォロワ414がそれぞれ突出形成される。また、第1従動スライダ402から駆動スライダ400を経て第2従動スライダ404に至るまで、長尺な平板形状のリンク部材416が架け渡される。リンク部材416の長手方向略中央部には連結孔418が貫通形成され、両端部には第1長穴420、第2長穴422が貫通形成されている。ピン状嵌合部410は連結孔418に嵌合され、第1変位支援用カムフォロワ412、第2変位支援用カムフォロワ414は第1長穴420、第2長穴422にそれぞれ通される。
第1スライダユニット406a〜第12スライダユニット406lは、それぞれ、位置決め固定装置300を構成する第1アクチュエータ302a〜第12アクチュエータ302lの作用下に、ステータコア20の円環部24の直径方向に沿って互いに接近又は離間するように変位する。一層詳細には、第1アクチュエータ302a〜第12アクチュエータ302lの各々は、サーボモータ304と、該サーボモータ304の作用下に前進又は後退する案内軸306とを有する。図5に第1アクチュエータ302aを例示して示すように、第1アクチュエータ302aの案内軸306の先端には、駆動スライダ400が連結されている。
すなわち、第1アクチュエータ302aの案内軸306が前進又は後退すると、駆動スライダ400が案内軸306と一体的に前進又は後退する。第1従動スライダ402及び第2従動スライダ404がリンク部材416を介して駆動スライダ400に連結されているため、第1従動スライダ402及び第2従動スライダ404が駆動スライダ400に追従して前進又は後退する。
ここで、第1アクチュエータ302a、第7アクチュエータ302gの各駆動スライダ400のステータコア20に臨む前端には、第1タブ部26a、第4タブ部26dにそれぞれ係合可能な係合子310、副係合子312(いずれも位置決め子。特に図12参照)が設けられている。係合子310と副係合子312は対向する位置関係にあり、その位相差は約180°である。
図6は、係合子310の要部拡大平面図である。なお、後述するブラケット64や支持ブロック90等(いずれも図4参照)の図示は省略している。この図6に示すように、係合子310の先端には、1組の位置合わせ用カムフォロワ316aが転動体として設けられる。位置合わせ用カムフォロワ316a同士の間には、第1タブ部26aが進入して係合する。副係合子312においても同様に、その先端に1組の位置合わせ用カムフォロワ316bが設けられる(図12参照)。第4タブ部26dは、位置合わせ用カムフォロワ316b同士の間に進入して係合する。
後述するように、ステータコア20は、第1タブ部26aに係合した係合子310と、第4タブ部26dに係合した副係合子312とで、互いに反対方向に指向する押圧力F1、F2で押圧され、これにより挟持される。なお、係合子310が第1タブ部26aを押圧する押圧力F1、換言すれば、サーボモータ304から係合子310に付与される推進力は、副係合子312が第4タブ部26dを押圧する押圧力F2(副係合子312に付与される推進力)に比して小さく設定される。
これに対し、残余の第2アクチュエータ302b〜第6アクチュエータ302f、第8アクチュエータ302h〜第12アクチュエータ302lの各駆動スライダ400には、先端が平坦面である押圧子314(位置決め子。特に図12参照)が突出形成されている。この中、第3アクチュエータ302c、第5アクチュエータ302e、第9アクチュエータ302i、第11アクチュエータ302kの押圧子314は、第2タブ部26b、第3タブ部26c、第5タブ部26e及び第6タブ部26fの先端にそれぞれ当接する。さらに、第2アクチュエータ302bの押圧子314は第1タブ部26a〜第2タブ部26b間の外縁に当接し、第4アクチュエータ302dの押圧子314は第2タブ部26b〜第3タブ部26c間の外縁に当接する。同様に、第6アクチュエータ302f、第8アクチュエータ302h、第10アクチュエータ302j、第12アクチュエータ302lの押圧子314は、それぞれ、第3タブ部26c〜第4タブ部26d間、第4タブ部26d〜第5タブ部26e間、第5タブ部26e〜第6タブ部26f間、第6タブ部26f〜第1タブ部26a間の各外縁に当接する。
このことから諒解されるように、第1アクチュエータ302a〜第12アクチュエータ302lは、位置決め子である係合子310、副係合子312及び押圧子314を変位させる位置決め子変位手段である。なお、第1アクチュエータ302a、第7アクチュエータ302gは、それぞれ、係合子変位手段、副係合子変位手段でもある。
なお、各押圧子314に対しても、係合子310及び副係合子312と同様にサーボモータ304から推進力が付与される。この推進力は、係合子310への推進力や、副係合子312への推進力に比して小さい。
駆動スライダ400、第1従動スライダ402、第2従動スライダ404の各上面には、ブラケット64がそれぞれ設けられる。ブラケット64は、駆動スライダ400、第1従動スライダ402、第2従動スライダ404よりもステータコア20の外周に向かって突出するようにして、連結ボルト66及び連結ピン68を介して駆動スライダ400、第1従動スライダ402又は第2従動スライダ404に連結される。
ブラケット64の、ステータコア20側に突出した先端には、下面側に2個の段付孔70が形成され、且つ上面側に2個の取付孔72が形成される。2個の段付孔70は、円環部24の直径方向内周側、外周側に位置し、2個の取付孔72は、段付孔70の各々に連なる。取付孔72には、案内ロッド74の短尺な頭部が挿入される。案内ロッド74には頭部よりもさらに大径なフランジ部76が形成され、このフランジ部76が取付孔72の開口近傍に堰き止められる。
また、案内ロッド74の頭部には雌ネジ部が形成されており、該雌ネジ部に、段付孔70から通された据付ボルト78の雄ネジ部が螺合される。これにより、案内ロッド74が取付孔72に位置決め固定される。段付孔70の段部は、据付ボルト78の頭部のストッパとなる。
ブラケット64には、さらに、取付孔72同士の間に、その内周壁に雌ネジ部が形成された螺合穴80が刻設される。螺合穴80には、案内ボルト82の雄ネジ部が螺合される。この案内ボルト82と前記案内ロッド74を介して、ブラケット64に対し、支持ブロック90(支持体)がいわゆるフローティング支持されている。
図7は、支持ブロック90、三方案内部材92(案内部材)、外側キャップ部材94を示す概略分解斜視図である。支持ブロック90につき先ず説明すると、該支持ブロック90は、ブロック本体部100と、三方案内部材92を構成する折曲部102を載置するための折曲部載置部104とを有する。この中のブロック本体部100は、円環部24の直径方向に沿って延在する。また、ブロック本体部100の、ステータコア20に近接する内周側の端部の上面には、図7に示すように、締結ボルト106aが螺合されるボルト締結孔108aと、位置決めピン110aが嵌合されるピン嵌合孔112aとが形成される。ボルト締結孔108aとピン嵌合孔112aは、いわゆる千鳥配置とされている。
ブロック本体部100の、ステータコア20に近接する側の端部の上面には、三方案内部材92の後述する第2短辺側案内部114(外周方向辺側案内部)が載置される。すなわち、ブロック本体部100は、外周方向辺側案内部載置部としての役割を果たす。第2短辺側案内部114と、ブロック本体部100の下端との間には、若干のクリアランス(逃げ空間)が形成される。
ブロック本体部100には、さらに、高さ方向に沿って延在して案内ロッド74が挿入される2個のロッド挿入孔116と、案内ボルト82が通されるボルト挿通孔118とが、長手方向(円環部24の直径方向)に沿って並列するように形成される。勿論、2個のロッド挿入孔116は、ボルト挿通孔118を挟む位置にある。図4から諒解されるように、2個のロッド挿入孔116は下端の内径が小さく且つそれ以外の大部分の内径が大きな段付貫通孔であり、ボルト挿通孔118は、上端の内径が小さく且つそれ以外の大部分の内径が大きな段付貫通孔である。
ロッド挿入孔116には、スリーブ120が挿入される。スリーブ120は、ロッド挿入孔116の内径差に基づいて形成される段部に支持される。そして、スリーブ120と案内ロッド74でスライドガイド122が挟持される。スライドガイド122は、該スライドガイド122に対する案内ロッド74の相対的な上昇又は下降を円滑に進行させる役割を果たす。
一方、ボルト挿通孔118には、弾発部材としてのコイルスプリング124が挿入される。案内ボルト82は、コイルスプリング124の内部に通されている。なお、コイルスプリング124の下端は、ブラケット64の上面において、螺合穴80の開口近傍に着座する。また、コイルスプリング124の上端は、ボルト挿通孔118の内径差に基づいて形成される段部に当接する。
案内ロッド74の上端は、ロッド挿入孔116から若干突出する。同様に、案内ボルト82の上端(頭部)は、ボルト挿通孔118から若干突出する。ブロック本体部100には、このように突出した上端を埋没させるヘッドカバー126が連結される。すなわち、ブロック本体部100及びヘッドカバー126の外周側端部近傍には、支持穴128及び支持孔130がそれぞれ形成される。支持穴128に通された支持ボルト132の雄ネジ部が、支持孔130の内周壁に形成された雌ネジ部に螺合されることにより、ヘッドカバー126がブロック本体部100に対して位置決め固定される。
ヘッドカバー126の下面には、2個のロッド受穴134と、ボルト進入孔136とが形成される。ロッド受穴134に案内ロッド74の上端が覆われるとともに、ボルト進入孔136に案内ボルト82の頭部が挿入される。なお、支持ブロック90が駆動スライダ400、第1従動スライダ402又は第2従動スライダ404に対して上昇しているとき、案内ロッド74の上面はロッド受穴134の天井面から十分に離間している。
折曲部載置部104は、ブロック本体部100の、円環部24に臨む内周側の端面に、円環部24に向かって突出するように形成される。図7に示すように、折曲部載置部104は、円環部24の円周方向に沿う幅が略一定であり略直方体形状をなす等幅部140と、上方から下方に向かうに従って幅広となる略三角柱形状の拡開部142とを有する。等幅部140には、円環部24に指向する係合突起144(第2係合部)が突出形成される。
折曲部載置部104には、その展開図が図8に示される三方案内部材92(案内部材)が支持される。図7及び図8から諒解されるように、三方案内部材92は、第1長辺側案内部150(第1直径方向辺側案内部)と、第2長辺側案内部152(第2直径方向辺側案内部)と、第2短辺側案内部114とが一体的に設けられた単一の部材からなる。第1長辺側案内部150と第2長辺側案内部152は、略長方形形状の大舌片部が所定の角度、好ましくは拡開部142の傾斜面同士の交差角度よりも若干大きな角度となるように折曲されることで設けられる。
1個の三方案内部材92の第1長辺側案内部150と第2長辺側案内部152は、図9に示すように別個のスロット22に近接する。便宜的に、複数個のスロット22中、周方向に沿って並列する任意の3個のスロット22を第1スロット22a、第2スロット22b、第3スロット22cとし、且つ周方向に沿って隣接する任意の2個の三方案内部材92を第1三方案内部材92a、第2三方案内部材92bとする。第1三方案内部材92aの第1長辺側案内部150は第1スロット22aの第1長辺28a側から第1スロット22aに近接し、第2長辺側案内部152は第2スロット22bの第2長辺28b側から第2スロット22bに近接する。第2スロット22bの第1長辺28a側からは、さらに、第2三方案内部材92bの第1長辺側案内部150が近接する。この第2三方案内部材92bの第2長辺側案内部152は、第3スロット22cの第2長辺28b側から第3スロット22cに近接する。
以上のように、同一のスロット22の第1長辺28a、第2長辺28bには、それぞれ、互いに隣接する別個の三方案内部材92の第1長辺側案内部150、第2長辺側案内部152が臨む。換言すれば、1個の三方案内部材92の第1長辺側案内部150、第2長辺側案内部152は、互いに隣接するスロット22にそれぞれ近接する。
第2短辺側案内部114は、若干傾斜した橋架部156を介して第2長辺側案内部152に連結される。第2短辺側案内部114は、橋架部156との連結箇所から、略直交するようにして双方向に延在する。短尺な延在部位がブロック本体部100の内周方向先端面から上面に沿って折曲され、該上面に載置されるとともに該上面と外側キャップ部材94とで挟持される。一方、長尺な延在部位は、第2長辺側案内部152と同一のスロット22に近接する。上記の例であれば、第2三方案内部材92bの第2短辺側案内部114は、第2長辺側案内部152とともに第2スロット22bに近接する。
第1長辺側案内部150は、第1スロット22aの下方に向かうにつれて第2スロット22bから離間する方向に傾斜する。また、第2長辺側案内部152は、第2スロット22bの下方に向かうにつれて第3スロット22cに接近する方向に傾斜する。さらに、第2短辺側案内部114は、下方に向かうにつれて、第1短辺30a側に近接するように傾斜する。
このように構成される三方案内部材92は、第1長辺側案内部150、第2長辺側案内部152が支持ブロック90の一部である拡開部142の傾斜面に沿って配置され、折曲部102が拡開部142の頂部(傾斜面同士の交差部)に載置される。
以上のようにして支持ブロック90に支持された三方案内部材92に対し、外側キャップ部材94が被せられる。外側キャップ部材94は、折曲部挟持部160と、第2短辺側案内部挟持部162(外周方向辺側案内部挟持部)とを一体的に有する単一の部材からなる。
折曲部挟持部160は、第2短辺側案内部挟持部162の内周側先端から内周方向に指向して突出するとともに、下方が開口して略逆U字形状をなす差込溝164が設けられる。差込溝164を画成する2個の側壁が、第1長辺側案内部150と第2長辺側案内部152を挟持する。第1長辺側案内部150と第2長辺側案内部152の交差角度(折曲部102の折曲角度)が拡開部142の傾斜面同士の交差角度よりも大きい場合、差込溝164に第1長辺側案内部150と第2長辺側案内部152が挿入されるときに第1長辺側案内部150と第2長辺側案内部152が差込溝164内の2個の側壁で押圧され、拡開部142に倣うように矯正される。
第2短辺側案内部挟持部162の内周側先端には、折曲部挟持部160に隣接するとともに、下方に向かって延在する押止板部166が設けられる。押止板部166は、第2短辺側案内部114の上方を、支持ブロック90を構成するブロック本体部100の内周側先端面側に押さえ付ける。
そして、第2短辺側案内部挟持部162は、第2短辺側案内部114の、ブロック本体部100の内周方向先端面から上面に沿って折曲された短尺な延在部位を、該上面とともに挟持する。その結果、三方案内部材92が、スロット22の第1長辺28a、第2長辺28b側及び第2短辺30b側のいずれにおいても安定して支持ブロック90に支持される。
第2短辺側案内部挟持部162には、厚み方向である上下方向に沿って、ボルト止孔168aとピン挿通孔170aが貫通する。ボルト止孔168aは、下方の内径が小径で且つ上方の内径が大径な段付貫通孔であり、内径差によって形成される段部を有するとともに、ボルト締結孔108aに重なって連なる。一方、ピン嵌合孔112aに重なって連なるピン挿通孔170aの内径は、略一定である。
位置決めピン110aは、ピン挿通孔170aに通されてピン嵌合孔112aに嵌合され、外側キャップ部材94の回り止めとなる。また、締結ボルト106aは、ボルト止孔168aに通されてボルト締結孔108aに螺合され、外側キャップ部材94をブロック本体部100に締め付ける。締結ボルト106aの頭部は、ボルト止孔168a内の段部で堰き止められる。
駆動スライダ400、第1従動スライダ402及び第2従動スライダ404には、それぞれ、支持ブロック90、三方案内部材92及び外側キャップ部材94で構成される組立体が2個ずつ支持される。換言すれば、第1スライダユニット406aは6個の組立体を保持している。残余の第2スライダユニット406b〜第12スライダユニット406lにおいても同様である。
上記したように、組立体(支持ブロック90、三方案内部材92及び外側キャップ部材94)は、ブラケット64を介して駆動スライダ400、第1従動スライダ402又は第2従動スライダ404に支持されている。従って、組立体は、全ての案内軸306が同期してステータコア20の内周側に前進することに伴って、駆動スライダ400、第1従動スライダ402又は第2従動スライダ404と一体的に内周側に進行する。すなわち、三方案内部材92が集合する。これとは逆に、全ての案内軸306が同期して外周側に後退することに伴って、組立体が一体的に外周側に退避するとともに三方案内部材92が放射状に離散する。
内周側ガイド部52は、図10に示すように、中心に受入孔190が形成されることで円環形状をなすとともに、内周縁部で立ち上がって周回する内側周回壁部192と、外周縁部で立ち上がって周回する外側周回壁部194とを有する。内側周回壁部192と外側周回壁部194との間には、相対的に陥没した環状凹部196が形成される。
受入孔190には、セグメント10を把持する把持機構を構成するとともに昇降可能な進入軸部198が進入する。すなわち、進入軸部198は把持機構が下降することに伴って受入孔190に進入する一方、上昇することに伴って受入孔190から退避する。
環状凹部196には、昇降用シリンダ199を構成する昇降用ロッド200の下端が連結されている(図4参照)。内周側ガイド部52は、昇降用ロッド200が上昇(後退)することに追従して上昇し、下降(前進)することに追従して下降する。また、環状凹部196の、昇降用ロッド200との位相差が略180°となる位置には、案内用バー202が貫挿される。案内用バー202の下端は、脚部挿入装置において、内周側ガイド部52の下方に設けられた図示しない支持台に連結される。
外側周回壁部194の側周壁、すなわち、内周側ガイド部52の外周壁には、係合凹部204(第1係合部)が形成される。後述するように、支持ブロック90に設けられた係合突起144は、係合凹部204に係合する。
外側周回壁部194には、第1短辺側案内部として機能する一方案内部材210(内周方向辺側案内部)が内側キャップ部材212(内周方向辺側案内部挟持部)を介して位置決め固定される。すなわち、外側周回壁部194の上面には、2個のボルト締結孔108b及びピン嵌合孔112bが千鳥配置で形成される。また、一方案内部材210にはピン通過孔213が貫通する。さらに、内側キャップ部材212には、ボルト止孔168a及びピン挿通孔170aと同様に、段付貫通孔であるボルト止孔168b、内径が略一定であるピン挿通孔170bが貫通する。ピン挿通孔170b、ピン通過孔213を通ってピン嵌合孔112bに嵌合した位置決めピン110bにより、内側キャップ部材212及び一方案内部材210の回り止めがなされる。
また、ボルト止孔168bを通ってボルト締結孔108bに螺合した締結ボルト106bにより、内側キャップ部材212が外側周回壁部194に連結される。締結ボルト106bの頭部は、ボルト止孔168b内の段部で堰き止められる。
一方案内部材210は、下方から上方に向かうにつれて、ステータコア20の内周側に近接するように傾斜している。この一方案内部材210は、外側周回壁部194の下端との間に若干のクリアランス(逃げ空間)が形成されるようにして、三方案内部材92の第2短辺側案内部114に対向する。
把持機構は、円板形状のクランプ部(図示せず)と、クランプ部の中心から下方に突出して延在する進入軸部198とを有する。クランプ部は、セグメント10を、脚部12が下方、ターン部14が上方を臨む姿勢として把持する。なお、進入軸部198には、昇降用ロッド200及び案内用バー202が個別に通されるロッド挿通孔214、バー挿通孔216が貫通する。ロッド挿通孔214とバー挿通孔216の位相差は、略180°である。
本実施の形態に係る位置決め固定装置300を含む脚部挿入装置は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、位置決め固定装置300の作用効果につき、ステータSTの製造過程で実施されるステータコア20の位置決め固定方法との関係で説明する。なお、以下の動作ないし作業は、特に断りのない限り、図示しない制御回路の制御作用下になされる。
ステータSTを得るべく、作業者は、先ず、スロット22内に絶縁紙IPが予め挿入されたステータコア20を、脚部挿入装置の所定箇所に保持する。ステータコア20はその後に上昇され、内周側ガイド部52が設けられた所定のセクションまで搬送される。この時点では、図4に示すように、ステータコア20は内周側ガイド部52よりも相対的に下方に位置する。従って、一方案内部材210はスロット22の上方に位置する。
その一方で、把持機構を構成するクランプ部が、脚部12が下方、ターン部14が上方を臨む姿勢でセグメント10を把持し、ステータコア20の上方に移動する。この際、脚部12がスロット22の上方に位置する。また、第1スライダユニット406a〜第12スライダユニット406lは、ステータコア20の外周側で待機している。
次に、図11に概略フローを示す本実施の形態に係るステータコア20の位置決め固定方法が実施される。この場合、位置決め固定方法は、係合工程S1、副係合工程S2、本位置決め工程S3を有する。
はじめに、係合工程S1を行うべく、図12に模式的に示す状態から、第1アクチュエータ302a〜第12アクチュエータ302lを構成するサーボモータ304が同時に付勢される。これにより第1アクチュエータ302a〜第12アクチュエータ302lの各案内軸306が回転し、その結果、係合子310、副係合子312及び押圧子314(いずれも位置決め子)がステータコア20に向かって略同等の速度で前進する。
一層詳細には、スライドユニットを構成する駆動スライダ400には、リンク部材416を介して第1従動スライダ402、第2従動スライダ404が連結されている。従って、駆動スライダ400が前進することに伴い、第1従動スライダ402及び第2従動スライダ404もステータコア20に向かって前進する。この際、図13に示すように、第1変位支援用カムフォロワ412及び第2変位支援用カムフォロワ414が、第1長穴420、第2長穴422内を駆動スライダ400側に移動する。このため、第1従動スライダ402、第2従動スライダ404が駆動スライダ400とともに前進することが可能である。駆動スライダ400、第1従動スライダ402及び第2従動スライダ404が前進する際には、摺動体60が案内レール58上を摺動する。
係合子310、副係合子312及び押圧子314とステータコア20との離間距離が所定値まで小さくなると、副係合子312及び押圧子314の速度が減じられる。速度の低減量は、副係合子312の方が小さい。換言すれば、副係合子312は、押圧子314に比して若干高速でステータコア20に向かって変位する。なお、この時点で、副係合子312及び押圧子314を同等の速度にするようにしてもよい。又は、副係合子312及び押圧子314を停止させるようにしても差し支えない。
その一方で、係合子310の速度が維持される。従って、図14に示すように、係合子310が最初にステータコア20に到達する。
係合子310には、1組の位置合わせ用カムフォロワ316aが設けられている(図6参照)。このため、図6に仮想線で示すように第1タブ部26aが係合子310に対して多少の位置ズレを起こしていたとしても、位置合わせ用カムフォロワ316aが第1タブ部26aの外壁に当接した後、さらに前進することで第1タブ部26aを押圧する。この押圧により、第1タブ部26aを介してステータコア20の姿勢ないし位相が矯正される。その結果、位置合わせ用カムフォロワ316a同士の間に第1タブ部26aが進入(係合)し、これにより位置合わせ用カムフォロワ316aによって第1タブ部26aの位置合わせがなされる。
この後も第1アクチュエータ302aのサーボモータ304の付勢が継続されるため、係合子310には、ステータコア20に指向して前進する推進力が作用する。従って、ステータコア20に対し、係合子310からステータコア20の内周側(副係合子312側)に指向する押圧力F1が付与される。押圧力F1は、ステータコア20の重量に抗して該ステータコア20を押し出すほど大きくはなく、このため、係合子310から押圧力F1を受けたステータコア20が副係合子312側、又はその他の方向に変位することはない。
一方、ステータコア20に何らかの外力が作用したとしても、第1タブ部26aに係合子310からの押圧力F1が付与されているため、ステータコア20が係合子310側(第1アクチュエータ302a側)に向かって押し進められることが回避される。すなわち、係合子310と第1タブ部26aとの係合により、ステータコア20が予備的に位置決めされる。
次に、副係合工程S2を行う。副係合子312及び押圧子314が同等の速度となるように低減したときには、第7アクチュエータ302gのサーボモータ304を制御し、第7アクチュエータ302gの案内軸306の回転速度を若干大きくして副係合子312の速度を上昇させればよい。また、副係合子312及び押圧子314を停止させたときには、第7アクチュエータ302gのサーボモータ304のみを再付勢して案内軸306を回転させればよい。
いずれにしても、図15に示すように、押圧子314に先んじて副係合子312がステータコア20に接近するように変位し、第4タブ部26dの外壁に当接する。副係合子312には1組の位置合わせ用カムフォロワ316bが設けられているので、副係合子312が第4タブ部26dから多少の位置ズレを起こしていたとしても、上記と同様に位置合わせ用カムフォロワ316bが第4タブ部26dを介してステータコア20の姿勢を矯正するので、位置合わせ用カムフォロワ316b同士の間に第4タブ部26dが容易に進入する。すなわち、第4タブ部26dと副係合子312が互いに係合する。
この後も第7アクチュエータ302gのサーボモータ304の付勢が継続されるので、副係合子312には、ステータコア20に指向して前進する推進力が作用する。従って、ステータコア20に対し、副係合子312からステータコア20の内周側(係合子310側)に指向する押圧力F2が付与される。
第7アクチュエータ302gのサーボモータ304から副係合子312に付与される推進力は、第1アクチュエータ302aのサーボモータ304から係合子310に付与される推進力に比して小さく設定される。従って、押圧力F2は、係合子310から第1タブ部26aを介してステータコア20に付与される押圧力F1に比して小さい。このため、副係合子312から押圧力F2を受けたステータコア20が係合子310側、又はその他の方向に変位することはない。すなわち、押圧力F2を押圧力F1よりも小さく設定することにより、副係合子312と第4タブ部26dが係合するときにステータコア20が位置ズレを起こすことが回避される。
そして、押圧力F1と押圧力F2の位相差が約180°であるため、ステータコア20は、係合子310と副係合子312で堅牢に挟持された状態となる。この挟持によりステータコア20の位相ズレの防止、換言すれば、いわゆる回り止めがなされるとともに、ステータコア20が仮位置決め固定される。
次に、本位置決め工程S3を行う。係合工程S1を行う際に押圧子314を停止させたときには、残余の第2アクチュエータ302b〜第6アクチュエータ302f、第8アクチュエータ302h〜第12アクチュエータ302lのサーボモータ304が再付勢され、押圧子314がステータコア20に向かって再前進する。
最終的に、図16に示すように、第3アクチュエータ302c、第5アクチュエータ302e、第9アクチュエータ302i、第11アクチュエータ302kの押圧子314が、第2タブ部26b、第3タブ部26c、第5タブ部26e及び第6タブ部26fの先端にそれぞれ当接する。また、第2アクチュエータ302b、第4アクチュエータ302d、第6アクチュエータ302f、第8アクチュエータ302h、第10アクチュエータ302j、第12アクチュエータ302lの押圧子314が、第1タブ部26a〜第2タブ部26b間、第2タブ部26b〜第3タブ部26c間、第3タブ部26c〜第4タブ部26d間、第4タブ部26d〜第5タブ部26e間、第5タブ部26e〜第6タブ部26f間、第6タブ部26f〜第1タブ部26a間の各外縁にそれぞれ当接する。
この状態で、全ての押圧子314に対してサーボモータ304から推進力が付与される。このために押圧子314がステータコア20側に指向してさらに前進しようとするため、ステータコア20が各押圧子314から内周側に指向して押圧力F3で押圧される。この押圧により、ステータコア20が堅牢に位置決め固定される。なお、押圧子314への推進力は、係合子310への推進力や、副係合子312への推進力に比して小さく設定される。従って、押圧力F1>押圧力F2>押圧力F3の関係が成り立つ。押圧力F1と押圧力F2の差を若干とし、且つ押圧力F2と押圧力F3の差を著しく大きく設定するようにしてもよい。
また、上記したように第1スライダユニット406a〜第12スライダユニット406lがステータコア20に指向して変位(前進)することに伴い、図17に示すように、支持ブロック90、三方案内部材92及び外側キャップ部材94がステータコア20に近接するように、換言すれば、ステータコア20の内周側に集合するように変位する。その結果、係合突起144が係合凹部204に係合するとともに、三方案内部材92が一方案内部材210に近接した状態でスロット22上に位置する。
以上のようにしてステータコア20が位置決め固定された後、ステータコア20のスロット22にセグメント10の脚部12が挿入される。すなわち、次に、図18に示すように、昇降用シリンダ199が付勢されて昇降用ロッド200が前進(下降)する。これに伴い、内周側ガイド部52が、案内用バー202に案内されながらステータコア20に指向して下降する。支持ブロック90に設けられた係合突起144が、外側周回壁部194に形成された係合凹部204に係合しているので、支持ブロック90が内周側ガイド部52に追従下降する。
支持ブロック90が下降する際、コイルスプリング124が案内ボルト82に沿って収縮する。また、案内ロッド74に対してスライドガイド122が相対的に滑動する。このため、第1スライダユニット406a〜第12スライダユニット406lや台座54等は下降せず、その位置を保つ。
支持ブロック90が下降することにより、図9に示すように、一方案内部材210の下端が、スロット22の、内周側の第1短辺30aに近接する。同一のスロット22には、1個の三方案内部材92(第1三方案内部材92a)の第2長辺側案内部152、第2短辺側案内部114が、第2長辺28b、第2短辺30bにそれぞれ近接する。このスロット22の第1長辺28aには、さらに、別の三方案内部材92(第2三方案内部材92b)の第1長辺側案内部150が近接する。なお、三方案内部材92の第1長辺側案内部150は、該スロット22に対して時計回り上流側で隣接するスロット22の第1長辺28aに近接する。
スロット22に予め挿入されていた絶縁紙IPの上端は、スロット22に近接した一方案内部材210、第2長辺側案内部152、第2短辺側案内部114及び第1長辺側案内部150の各下端により、スロット22の各内壁側に向かうようにして押し広げられる。換言すれば、絶縁紙IPの上端が一方案内部材210、第2長辺側案内部152、第2短辺側案内部114及び第1長辺側案内部150の各下端の背面で覆われる。このことにより、絶縁紙IPが位置決め固定される。
なお、同一のスロット22内では、下方となるにつれて一方案内部材210、第2長辺側案内部152、第2短辺側案内部114及び第1長辺側案内部150が互いに接近する。すなわち、一方案内部材210、第2長辺側案内部152、第2短辺側案内部114及び第1長辺側案内部150で形成される内部空間は、下方に向かうに従って縮小している。
次に、クランプ部が下降し、図19に示すように複数個のセグメント10の脚部12が前記内部空間に同時に挿入される。その後、クランプ部が各セグメント10を解放すると、図20に示すように全ての脚部12が一方案内部材210、第2長辺側案内部152、第2短辺側案内部114及び第1長辺側案内部150に沿って摺動し、所定のスロット22内に進入する。このように、本実施の形態によれば、1回の動作で全ての脚部12をスロット22に挿入することが可能である。上記したように前記内部空間が下方に向かうに従って縮小しているので、脚部12がスロット22に対して多少の位置ズレを起こしている場合であっても、脚部12の位置ズレが補正されてスロット22に精確に案内される。なお、図19と図20を対比して諒解されるように、脚部12がスロット22内に挿入される際、第2短辺側案内部114及び一方案内部材210が外側周回壁部194に向かって弾性的に若干撓む。このため、第2短辺側案内部114とブロック本体部100の下端との間のクリアランスと、一方案内部材210と外側周回壁部194の下端との間のクリアランス、すなわち、逃げ空間が狭小化する。
ここで、絶縁紙IPの上端は、一方案内部材210、第2長辺側案内部152、第2短辺側案内部114及び第1長辺側案内部150の下端の背面に覆われており、露呈していない。このため、スロット22内に進入した脚部12が絶縁紙IPに引っ掛かることが防止される。従って、絶縁紙IPが、脚部12から押圧を受けることに起因してスロット22から押し出されたり、破損したりすることが回避される。すなわち、絶縁紙IPが脚部12とスロット22の内壁の間に確実に介挿され、その結果、セグメント10とステータコア20との間の絶縁がなされて短絡が防止される。
このようにして脚部12がスロット22に挿入された後、クランプ部が上昇し、次に、昇降用ロッド200が上昇する(図17参照)。この上昇に伴い、内周側ガイド部52が案内用バー202に案内されながら上昇し、支持ブロック90が一体的に追従上昇する。この際、コイルスプリング124が伸長するとともに、スライドガイド122が案内ロッド74に対して相対的に滑動する。以上の上昇により、一方案内部材210、第2長辺側案内部152、第2短辺側案内部114及び第1長辺側案内部150がスロット22から離間するように上昇する。
次に、第1アクチュエータ302a〜第12アクチュエータ302lのサーボモータ304が付勢されて案内軸306が後退する(図2参照)。これにより、第1スライダユニット406a〜第12スライダユニット406lがステータコア20の円周方向外方に向かって放射状に離散するように後退し、ステータコア20が駆動スライダ400(係合子310、副係合子312、押圧子314)の拘束から解放される。また、この際、係合突起144が係合凹部204から離脱して、内周側ガイド部52と外周側ガイド部50の連結が解除される。すなわち、図4に示す状態に戻る。
スロット22に脚部12が挿入されたステータコア20は、次の作業を行うステーションに搬送される。該ステーションでは、セグメント10の捻りや脚部12同士の接合等が実施され、その結果、図21に示すステータSTが得られるに至る。
本発明は、上記した実施の形態に特に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、アクチュエータはシリンダであってもよいし、ボールネジ機構であってもよい。
10…セグメント(電気導体) 12…脚部
14…ターン部 20…ステータコア
22、22a〜22c…スロット 24…円環部
26a〜26f…第1〜第6タブ部 28a、28b…第1、第2長辺
30a、30b…第1、第2短辺 50…外周側ガイド部
52…内周側ガイド部(第2の支持体)
74…案内ロッド 82…案内ボルト
90…支持ブロック(支持体)
92、92a、92b…三方案内部材(案内部材)
94…外側キャップ部材 100…ブロック本体部
102…折曲部 104…折曲部載置部
106a、106b…締結ボルト 110a、110b…位置決めピン
114…第2短辺側案内部 116…ロッド挿入孔
118…ボルト挿通孔 122…スライドガイド
124…コイルスプリング 140…等幅部
142…拡開部 144…係合突起
150…第1長辺側案内部(第1直径方向辺側案内部)
152…第2長辺側案内部(第2直径方向辺側案内部)
160…折曲部挟持部
162…第2短辺側案内部挟持部(外周方向辺側案内部挟持部)
166…押止板部 192…内側周回壁部
194…外側周回壁部 199…昇降用シリンダ
200…昇降用ロッド 202…案内用バー
204…係合凹部
210…一方案内部材(内周方向辺側案内部)
212…内側キャップ部材(内周方向辺側案内部挟持部)
300…位置決め固定装置
302a…第1アクチュエータ(係合子変位手段)
302b〜302f、302h〜302l…第2〜第6、第8〜第12アクチュエータ(位置決め子変位手段)
302g…第7アクチュエータ(副係合子変位手段)
304…サーボモータ 306…案内軸
310…係合子 312…副係合子
314…押圧子
316a、316b…位置合わせ用カムフォロワ
400…駆動スライダ 402…第1従動スライダ
404…第2従動スライダ
406a〜406l…第1〜第12スライダユニット
416…リンク部材
IP…絶縁紙 ST…ステータ

Claims (10)

  1. 係合部が設けられたステータコアに形成されたスロットに電気導体を挿入してステータを得る際、前記ステータコアの外方から前記ステータコアに対して接近又は離間する方向に変位する複数個の位置決め子を備える位置決め固定装置によって前記ステータコアを位置決め固定するステータコアの位置決め固定方法であって、
    前記複数個の位置決め子中の1個である係合子が前記ステータコアに接近する方向に変位するとともに、前記係合部に係合して前記ステータコアを予備位置決めする係合工程と、
    前記複数個の位置決め子中、未位置決めの位置決め子が前記ステータコアに接近する方向に変位するとともに、前記ステータコアの所定部位を位置決めして前記ステータコアを位置決め固定する本位置決め工程と、
    を有する、ステータコアの位置決め固定方法。
  2. 請求項1記載の位置決め固定方法において、前記ステータコアに副係合部がさらに設けられるとともに、前記位置決め固定装置が、前記複数個の位置決め子の1個として、前記係合子に対向する位置に設けられた副係合子をさらに備えるものであり、
    前記係合工程と前記本位置決め工程との間に、前記副係合子が前記ステータコアに接近する方向に変位するとともに、前記副係合部に係合する副係合工程を行う、ステータコアの位置決め固定方法。
  3. 請求項2記載の位置決め固定方法において、前記副係合子から前記ステータコアに付与される押圧力を、前記係合子から前記ステータコアに付与される押圧力に比して小さくする、ステータコアの位置決め固定方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の位置決め固定方法において、前記位置決め子の上方に、前記電気導体の所定部位を前記スロットに案内する案内部材を設け、前記位置決め子が前記ステータコアに当接するときに前記案内部材を前記スロットに対して位置決めする、ステータコアの位置決め固定方法。
  5. 係合部が設けられたステータコアに形成されたスロットに電気導体を挿入してステータを得る際、前記ステータコアの外方から前記ステータコアに対して接近又は離間する方向に変位する複数個の位置決め子を備えるステータコアの位置決め固定装置であって、
    前記複数個の位置決め子中の1個は、前記ステータコアに接近する方向に変位して前記係合部に係合する係合子として構成されるとともに、
    前記係合子を変位させる係合子変位手段と、
    残余の前記位置決め子を、前記係合子とは別個に変位させる位置決め子変位手段と、
    を備え、
    残余の前記位置決め子は、前記ステータコアに接近する方向に変位して前記ステータコアの所定部位を位置決めする、ステータコアの位置決め固定装置。
  6. 請求項5記載の位置決め固定装置において、前記係合子は、前記係合部に摺接する転動体を有する、ステータコアの位置決め固定装置。
  7. 請求項5又は6記載の位置決め固定装置において、前記ステータコアに副係合部がさらに設けられるとともに、前記複数個の位置決め子中、前記係合子に対向する位置に設けられた1個が、前記副係合部に係合する副係合子として構成され、
    前記位置決め子変位手段は、前記副係合子を前記係合子、及び残余の前記位置決め子とは別個に変位させる副係合子変位手段を含む、ステータコアの位置決め固定装置。
  8. 請求項7記載の位置決め固定装置において、前記副係合子は、前記副係合部に摺接する転動体を有する、ステータコアの位置決め固定装置。
  9. 請求項7又は8記載の位置決め固定装置において、前記副係合子変位手段の前記副係合子に対する推進力が、前記係合子変位手段の前記係合子に対する推進力に比して小さく設定される、ステータコアの位置決め固定装置。
  10. 請求項5〜9のいずれか1項に記載の位置決め固定装置において、前記位置決め子の上方に、前記電気導体の所定部位を前記スロットに案内する案内部材が設けられた、ステータコアの位置決め固定装置。
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