JP6725388B2 - 印刷配線板 - Google Patents

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本開示は、印刷配線板に関する。
従来、半導体素子(電子部品)が搭載される多層配線基板(印刷配線板)においては、内部配線用の配線導体の形成にあたり、絶縁樹脂(プリプレグ)層と配線(導体)とを交互に積層して、多層配線基板を形成している。このような印刷配線板におけるプリプレグ層間の結合による静電容量(コンデンサ容量)は、対向する導体間の層間厚により決まる。そのため、多層配線基板の配線構造として、各絶縁樹脂層の上面に平行配線群を形成し、これを多層化して各層の配線群のうち所定の配線同士をビア導体やスルーホール導体等の貫通導体を介して電気的に接続する構造が提案されている。例えば特許文献1には、第1の配線部と第1の集合配線部と複数の第1のグランド配線部とを有する第1層と、第2の配線部と第2の集合配線部と第1層の複数の第1のグランド配線部に接続される複数の第2のグランド配線部とを有し第1層に積層する第2層とから構成され、第1層における第1の配線部と第2層における第2の配線部とがねじれの位置にある多層プリント配線板が開示されている。
特開平9−18156号公報
本開示の印刷配線板は、それぞれ間隙を設けて平行に形成される複数の第1の配線と、各配線の少なくとも一端と電気的に接続する集合配線と、を含む第1の平行配線群と、それぞれ間隙を設けて平行に形成される複数の第2の配線と、各配線の少なくとも一端と電気的に接続する集合配線と、を含む第2の平行配線群とを備え、前記第1および第2の平行配線群が非平行に対向する。
本開示の印刷配線板の一実施形態を示す説明図である。 本開示の印刷配線板の一実施形態を示す上面図である。 配線幅の異なる印刷配線板の層間厚と容量値の関係を示すグラフである。
このような絶縁樹脂層の上下の導体は、それぞれ別の銅張積層板によって構成されることが多く、絶縁樹脂層間においてコンデンサ容量を稼ごうとすると、熱プレス時の位置・層間ばらつきによる影響を受けてしまう。すなわち、絶縁樹脂層上下の導体がXY方向にずれると、対向する導体の面積が変化してしまい、コンデンサ容量が変化してしまう。さらに、絶縁樹脂層間の上下の導体層の導体がない部分は、プレス時に絶縁樹脂(プリプレグ)が熱で溶融した樹脂で充填されるので、導体の面積(幅)が大きいほど、層間厚は厚くなり、Z(縦)方向の層間厚精度に影響する。このように、熱プレス時に各層のXY(平面)方向の位置精度、Z(縦)方向の層間厚精度による影響を受けるため、精度の高いコンデンサ容量を稼ぐことは困難である。
本開示の印刷配線板の一実施形態を図1に基づいて説明する。図1に示すように、印刷配線板100は、それぞれ間隙を設けて平行に形成される複数の第1の配線S1と、各配線S1の少なくとも一端と電気的に接続する集合配線P1とを含む第1の平行配線群L1と、それぞれ間隙を設けて平行に形成される複数の第2の配線S2と、各配線S2の少なくとも一端と電気的に接続する集合配線P2とを含む第2の平行配線群L2とを備える。この第1の平行配線群L1と第2の平行配線群L2とは、間に絶縁樹脂層I3を挟んで対向しており、第1の配線S1と第2の配線S2とがそれぞれ非平行となっている。
第1の配線S1は、図1に示すように、複数の配線が同じ平面に間隙を設けて平行に形成され、少なくとも一端が集合配線P1と接続する。第1の配線S1の他端は解放状態であってもよい。この第1の配線S1はそれぞれ同じ配線幅を有しているのがよい。配線幅が同じであれば、より精度の高いコンデンサ容量を稼ぐことができる。さらに第1の配線S1間の間隙の幅もそれぞれ同じであるのがよい。
第1の配線S1と同じ平面に形成される集合配線P1は、第1の配線S1の少なくとも一端と電気的に接続するものであればよく、複数配置されていてもよい。
第2の配線S2は、同じ平面に間隙を設けて複数が平行に形成され、少なくとも一端が集合配線P2と接続する。第2の配線S2の他端は解放状態であってもよい。この第2の配線S2はそれぞれ同じ配線幅を有しているのがよい。配線幅が同じであれば、より精度の高いコンデンサ容量を稼ぐことができる。さらに第2の配線S2間の間隙の幅もそれぞれ同じであるがよい。
第2の配線S2と同じ平面に形成される集合配線P2は、第2の配線S2の少なくとも一端と電気的に接続するものであればよく、複数配置されていてもよい。
上述した第1の配線S1と集合配線P1とを含む第1の平行配線群L1は、絶縁樹脂層I3を間に挟んで、第2の配線S2と集合配線P2とを含む第2の平行配線群L2と面方向に対向する。このとき、図2に示すように、第1および第2の配線S1、S2はそれぞれ非平行となるように対向し、重なった部分が面積Xとなってコンデンサ容量を決定する。このとき、第1および第2の配線S1、S2が、例えば絶縁樹脂層I3の範囲内でXY(平面)方向に位置ずれを起こしても、位置ずれを起こさなかった場合と比較して、平行する複数の第1および第2の配線S1、S2の上下面で対向する面積Xの量は変化せず、コンデンサ容量が変わることがない。このように、第1および第2の配線S1、S2は、対向した際に非平行であればよく、交差角度としては約90度程度で略直交させるのがよい。この第1および第2の配線S1、S2は、予め非平行になるように配線を配設しておいてもよいし、対向させるときに向きを変えて非平行にしてもよい。
このような第1および第2の平行配線群L1、L2の第1および第2の配線S1、S2は、細線であるのがよい。このような細線の導体を用いることで、Z(縦)方向に位置ずれを起こしても、フリンジ効果で対向する距離(層間厚)のばらつきによる、コンデンサ容量への影響を少なくすることができる。このような第1および第2の配線S1、S2の配線幅は0.1mm以下であるのがよく、0.01mm以下であればさらによい。このとき、第1および第2の配線S1、S2の配線幅は全て同じであってもよい。
第1の平行配線群L1および第2の平行配線群L2における、配線S1、S2および集合配線P1、P2の材質は導体であれば特に限定されない。例えばタングステンやモリブデン・モリブデン−マンガン・銅・銀・銀−パラジウム等の金属粉末メタライズ、あるいは銅・銀・ニッケル・クロム・チタン・金・ニオブやそれらの合金等の金属材料などが挙げられる。中でも、コストや加工の面から銅であるのがよい。
この印刷配線板100には、第1の平行配線群L1および第2の平行配線群L2の外部電気回路との接続部ならびに搭載される半導体素子等の電子部品との接続部は図示していない。
絶縁樹脂層I3は、第1および第2の平行配線群L1、L2の間に挟まれる層であり、第1および第2の配線S1、S2および集合配線P1、P2がそれぞれ上下面に配設される。この絶縁樹脂層I3には、第1および第2の配線群の配線同士を電気的に接続する、ビア導体やスルーホール導体等の貫通導体(図示せず)が形成されていてもよい。この絶縁樹脂層I3の厚みは、第1および第2の平行配線群L1、L2の対向する距離(層間厚)となり、例えば、第1および第2の配線S1、S2の配線幅が0.1mmであれば、第1および第2の平行配線群L1、L2の層間厚は0.12mm以上であるのがよい。第1および第2の配線S1、S2の配線幅が0.01mmであれば、第1および第2の平行配線群L1、L2の層間厚は0.06mm以上であるのがよい。
絶縁樹脂層I3は、例えばプリプレグをプレスで熱圧着し溶融・硬化させて形成される。プリプレグは、積層時に接着剤として用いられる熱で溶融する絶縁性樹脂であり、この絶縁性樹脂を含浸した、例えばガラス繊維やガラス不織布などの絶縁性布材を含んでいてもよい。絶縁樹脂層I3を形成する絶縁樹脂素材としては、例えば、エポキシ樹脂、ビスマレイミド−トリアジン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンエーテル(PPE)樹脂、フェノール樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂、ケイ素樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂、ポリフェニレンオキシド(PPO)樹脂などが挙げられる。これらの樹脂は2種以上を混合してもよい。絶縁樹脂層I3を形成する樹脂には、シリカ、硫酸バリウム、タルク、クレー、炭酸カルシウム、酸化チタンなどの補強材や無機充填材、フェノール樹脂やメタクリル樹脂からなる有機充填材が含まれていてもよい。
以下、実施例を挙げて本開示の印刷配線板を具体的に説明するが、本開示の印刷配線板はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例)
第1および第2の配線を複数形成し、その配線幅を、それぞれ1mm、0.1mm、0.01mmと同一の幅にした第1および第2の平行配線群を、絶縁樹脂層に対して上下面から非平行に対向させて、熱プレスで積層して印刷配線板を形成し、配線長当たりの容量値のシミュレーションを行った。その結果を図3に示す。ただし、第1および第2の配線の配線幅を変化させた以外は、全て同じ部材や材料を用いた。
図3によると、最も配線幅が太い(1mm)ものは、第1および第2の平行配線群のZ方向(層間厚)のばらつきに対して、容量値の変化が大きく、不安定であった。最も配線幅が細い(0.01mm)ものは、第1および第2の平行配線群のZ方向(層間厚)のばらつきに対して、容量値の変化が小さく、安定していた。さらに、平面状と比較し、プレス時のばらつきのXY方向(平面)のずれに対しても、容量値が安定していた。
以上、詳細に説明したように、本開示の印刷配線板によれば、第1の平行配線群と第2の平行配線群とを、絶縁樹脂層を挟んで、配線を非平行に対向させているので、熱プレスで積層時に、配線(導体)がXY(平面)方向に位置ずれを起こしても、それぞれ複数の配線が平行に形成されているため、対向する面積は変わらず、コンデンサ容量が安定する。さらに、配線幅を細くすることにより、Z(縦)方向に位置ずれを起こしても、フリンジ効果で対向する距離(層間厚)のばらつきによる影響を抑制できる。
本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の改善や改良が可能である。本実施形態では、第1の平行配線群と第2の平行配線群との二層を、絶縁樹脂層を挟んで設けているが、例えば第1および第2の平行配線群と絶縁樹脂層との間に別の平行配線群および絶縁樹脂層を挟むなど、層数を自在に増やしてもよい。この場合も対向する平行配線群の配線同士を非平行にするのがよく、さらに配線幅を細く形成するのがよい。
さらに、第1および第2の平行配線群を予めプリプレグからなる絶縁樹脂層に配設しておき、この絶縁樹脂層同士を、第1および第2の平行配線群が対向するように積層して熱プレスで印刷配線板を形成するのがよい。
L1 第1の平行配線群
L2 第2の平行配線群
S1 第1の配線
S2 第2の配線
P1、P2 集合配線
I3 絶縁樹脂層
100 印刷配線板

Claims (5)

  1. それぞれ間隙を設けて平行に形成され、他端が開放状態である複数の第1の配線と、各配線の少なくとも一端と電気的に接続する集合配線と、を含む第1の平行配線群のみと、
    それぞれ間隙を設けて平行に形成され、他端が開放状態である複数の第2の配線と、各配線の少なくとも一端と電気的に接続する集合配線と、を含む第2の平行配線群のみと、を備え、
    前記第1の平行配線群および前記第2の平行配線群は、絶縁樹脂層を挟んで対向しており、かつ前記第1および第2の平行配線群が非平行に対向することを特徴とする印刷配線板。
  2. 前記第1および第2の配線がそれぞれ略直交する請求項1に記載の印刷配線板。
  3. 前記第1および第2の配線の配線幅が、それぞれ同一である請求項1または2に記載の印刷配線板。
  4. 前記第1および第2の配線の配線幅が、それぞれ0.1mm以下である請求項1〜のいずれかに記載の印刷配線板。
  5. 前記第1および第2の配線の配線幅が、それぞれ0.01mm以下である請求項1〜のいずれかに記載の印刷配線板。
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