JP6723813B2 - 軸受密封装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、自動車の車輪を支持する軸受装置に適用される軸受密封装置に関し、さらに詳しくは、相対的に同軸回転する外輪(外側部材)及びフランジ部を有する内輪(内側部材)の2部材からなる環状の軸受空間のフランジ部側を密封する軸受密封装置に関する。
前記のようなフランジ部を有する自動車用の軸受装置(ハブベアリング装置)における環状の軸受空間のフランジ部側(アウトボード側)には、外輪に嵌合される芯金と、該芯金に固着されて内輪のフランジ部に摺接可能乃至は近接するアキシャルリップを有するシールリップ部材とからなる密封装置が装着される。このような軸受密封装置としては、芯金が外輪の内周面に嵌合される円筒部と、この円筒部の軸受空間側端部から当該円筒部とともに断面U字形状部をなすよう形成された屈曲部と、この屈曲部から内径側に延びる鍔状部を備え、前記アキシャルリップは、芯金に対する固着部より軸受空間とは反対側に延びるように形成されたものが多く採用される。そして、このような軸受密封装置は、複数を軸方向に沿って重ね合わせた状態で梱包されて保管され、需要先に搬送される(例えば、特許文献1〜3参照)。
ところで、前記のような構造の軸受密封装置を軸方向に沿って重ね合わせる場合、前記芯金の屈曲部に対して隣接する軸受密封装置におけるアキシャルリップが干渉すると、アキシャルリップが変形する。また、アキシャルリップの先側部分には、グリースが塗布された状態で重ね合わされるため、アキシャルリップの先側が前記屈曲部に干渉すると、塗布されたグリースの一部が芯金の屈曲部に付着する。このように、アキシャルリップの変形が生じたり、グリースの屈曲部に対する付着が生じたりすると、軸受装置に当該軸受密封装置を装着した際、所期のシール効果が得られなくなる。そのため、特許文献1の軸受密封装置では、屈曲部を隣接する軸受密封装置の屈曲部の凹部に充填被覆されたゴム端部(シールリップ部材の基部)に当接させるようにして重ね合わせ、アキシャルリップが屈曲部に干渉しない位置になるように構成されている。また、特許文献2の軸受密封装置では、重ね合わせ部分を前記屈曲部より外径側に設け、アキシャルリップは、円筒部及び屈曲部により区画される径方向範囲内に及ばないような構成とされている。さらに、特許文献3の軸受密封装置では、特許文献1と同様に、屈曲部において重ね合わせるようにしているが、屈曲部の外側(凹部とは反対側)部を肉厚に被覆して、この部分を重ね合わせ部とし、アキシャルリップをこの肉厚の被覆部に干渉しないように構成されている。
特開2008−281013号公報 特開2012−131452号公報 WO2015/029921 A1
前記各特許文献1〜3に示された軸受密封装置においては、いずれも、重ね合わせる際にアキシャルリップが芯金の屈曲部に干渉しないように設けざるを得ず、そのため、アキシャルリップの形成位置や形状、さらには個数が制約され、これにより設計自由度が低くなり、より優れたシール性能を発揮し得る軸受密封装置の設計が難しかった。
本発明は、上記実情に鑑みなされたもので、重ね合わせが支障なくなされ、且つ、アキシャルリップ等の設計自由度が高い軸受密封装置を提供することを目的としている。
本発明に係る軸受密封装置は、 軸受装置における相対的に同軸回転する外側部材及び内側部材からなる2部材間に形成される軸受空間を密封する軸受密封装置であって、 前記外側部材に嵌合される芯金と、該芯金に固着されて、先端部が前記内側部材に摺接可能乃至は近接する少なくとも1個のアキシャルリップを有するシールリップ部材とを備え、前記芯金は、軸方向に沿って且つ前記外側部材の内周面に嵌合される円筒部と、該円筒部の前記軸受空間側一端部より湾曲部を介して折り返された屈曲部と、該屈曲部より内径側に延びる鍔状部と、前記円筒部の前記軸受空間とは反対側の他端部から前記外側部材の前記他端部の端面に密着的に沿って延びる外向き鍔状部と、この前記外向き鍔状部の外径側端部から前記軸受空間側に折り返し形成された外径側円筒部とを有し、前記アキシャルリップは、前記芯金に対する固着部より前記軸受空間とは反対側に延びるよう、且つ、その先端が前記芯金における前記円筒部及び前記屈曲部により区画される径方向範囲内に位置する形状とされ、前記シールリップ部材は、前記外側部材より外径側に位置する軸方向に沿った直状部分を含む断面T字形状部分を有し、前記直状部分の軸方向の長さは、前記芯金における屈曲部の軸受空間側端部と前記2部材間に未装着状態の前記アキシャルリップにおける前記径方向範囲内に位置する部分との間の軸方向長さより大とされ、前記シールリップ部材の断面T字形状部分における直状部分の前記軸方向のいずれか一方の半部に、前記芯金が前記軸方向に沿うように及んでいることを特徴とする。
本発明の軸受密封装置によれば、芯金を介して外側部材に嵌合された状態では、芯金に固着されたシールリップ部材の少なくとも1個のアキシャルリップが内側部材に摺接可能乃至は近接するから、外側部材及び内側部材からなる2部材間に形成される軸受空間が密封される。そして、当該軸受密封装置は、シールリップ部材の断面T字形状部分の直状部分を互いに当接させることによって、その複数を軸方向に沿って整然と重ね合わせることができる。このとき、この直状部分の軸方向長さが、芯金における屈曲部の軸受空間側端部とアキシャルリップにおける前記径方向範囲内に位置する部分との間の軸方向長さより大とされているから、アキシャルリップが隣接する軸受密封装置における芯金の屈曲部分に干渉せず、前記軸に沿った重ね合わせが支障なくなされる。したがって、アキシャルリップは、その一部が前記芯金の前記屈曲部による径方向範囲内に位置するように形成されながら、屈曲部の制約を受けずにその形状等を自由に設計することができ、設計自由度が向上する。また、他のアキシャルリップを設ける場合も、同様にその設計がし易くなる。
また本発明の軸受密封装置によれば、前記長さの大小関係から、前記重ね合わせ時における、アキシャルリップの屈曲部に対する干渉が確実に防止され、重ね合わせがより支障なくなされる。さらに本発明の軸受密封装置によれば、直状部分の軸方向半部に芯金が及んでいるから、直状部分が強化され、多数の当該軸受密封装置を上下に積み重ねても、その重量によって当該軸受密封装置が座屈するような懸念が抑制される。
この場合、前記アキシャルリップの基部の一部又は全部が、前記径方向範囲内に位置するものとしても良く、或いは、前記アキシャルリップの基部が、前記径方向範囲外に位置するものとしても良い。
これらの態様では、アキシャルリップの先端部分が屈曲部による前記径方向範囲内に位置するようにしておけば、その基部を、径方向の広い範囲に設定することができ、これにより、アキシャルリップの設計自由度がより高められる。
本発明の軸受密封装置において、前記芯金における円筒部は、前記外側部材の内周面に嵌合され、前記屈曲部とともに前記湾曲部が軸受空間側に向く断面U字形状をなす形状とされているものとしても良い。
これによれば、円筒部が屈曲部とともに断面U字形状をなすから、円筒部の外側部材の内周面に対する嵌合強度を高めることができる。
本発明の軸受密封装置において前記シールリップ部材の断面T字形状部分における直状部分の前記軸方向の他方の半部は、前記直状部分が全体として同じ厚みになるように形成されているものとしても良い。
本発明の軸受密封装置において、前記内側部材は、当該内側部材に嵌合されるスリンガ部材を一構成部として含み、前記アキシャルリップは、その先端部が当該スリンガ部材に摺接可能乃至は近接するような形状とされているものとしても良い。
これによれば、スリンガ部材を滑性の優れたものによって作製するようにすれば、アキシャルリップの先端部がスリンガ部材に摺接する場合でも、摺接による摩耗が抑えられ、シール性能の長寿命化が図られる。
本発明の軸受密封装置によれば、重ね合わせが支障なくなされる上に、アキシャルリップ等の設計自由度を高め、より優れたシール性能を発揮することができる。
本発明に係る軸受密封装置が装着された軸受装置の一例を示す概略的断面図である。 本発明に係る軸受密封装置の第一の実施形態であって、図1のX部の拡大図である。 同実施形態の軸受密封装置の複数を軸方向に沿って重ね合わせた状態を概略的に示す部分破断断面図である。 本発明に係る軸受密封装置の第二の実施形態を示す図2と同様図である。 本発明に係る軸受密封装置の第三の実施形態を示す図2と同様図である。 同実施形態の軸受密封装置の複数を軸方向に沿って重ね合わせた状態の図3と同様図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る密封装置が装着された軸受装置の一例を示している。図1に示す軸受装置1は、自動車の駆動輪を回転自在に支持するハブベアリングである。図例のハブベアリング(軸受装置)1は、車体(不図示)に固定される外側部材としての外輪2の内径部に2列の転動体(玉)3…を介して、ハブ輪4及び内輪部材(単に環状部材ということもある)5が一体に軸Lの回りに回転自在に支持されている。ハブ輪4は、不図示のドライブシャフトにスプライン嵌合される円筒状のハブ輪本体40と、このハブ輪本体40の車輪側端部40aに外輪2における車輪側端部20の外周面20aよりも外径側に延びるよう形成されたハブフランジ41とを有し、ハブフランジ41に、不図示の駆動輪(タイヤホイール)がボルト42によって取付けられる。ハブ輪4と内輪部材5とにより内側部材としての内輪6が構成され、外輪2と内輪6との間に、転動体3…がリテーナ3aに保持された状態で、外輪2の外輪側軌道輪2aとハブ輪4及び内輪部材5の内輪側軌道輪4a,5aとを転動し得るように介装されている。転動体3…の介装部分を含む外輪2と内輪6との間が環状の被密封空間としての軸受空間Sとされ、この軸受空間Sには、転動体3…の転動を円滑にするための潤滑剤(例えば、グリース)が充填される。
本明細書において、図1の紙面右側を車輪側、左側を車体側と言う。
軸受空間Sの車体側端部と車輪側端部における外輪2と内輪6との間にはベアリングシール7,8が装着されている。このベアリングシール7,8が、軸受空間Sを密封する軸受密封装置を構成する。両軸受密封装置(ベアリングシール7,8)によって、軸受空間S内への泥水等の浸入が防止され、また、軸受空間S内に充填される潤滑剤の外部漏出が防止される。両軸受密封装置7,8のうち、車輪側のベアリングシール8に本発明に係る軸受密封装置が適用される。
図2及び図3をも参照して、本発明に係る軸受密封装置の第一の実施形態について詳細に説明する。本実施形態のベアリングシール(軸受密封装置)8は、軸受装置1における相対的に同軸回転する外輪2及び内輪6(図例では、内輪6が軸L回りに回転)からなる2部材間に形成される軸受空間Sを密封する軸受密封装置である。このベアリングシール8は、外輪2に嵌合される芯金9と、芯金9に固着されて、先端部11aが内輪(ハブ輪4)6に摺接可能乃至は近接(図例では摺接可能に弾接)する少なくとも1個のアキシャルリップ11を有するシールリップ部材10とを備える。芯金9は、軸L方向に沿った円筒部90と、円筒部90の軸受空間S側の一端部90aより湾曲部91aを介して折り返された屈曲部91と、屈曲部91より内径側に延びる鍔状部92とを有している。アキシャルリップ11は、芯金9に対するシールリップ基部(固着部)100より軸受空間Sとは反対側に延びるよう、且つ、その一部(図例では先端部11aを含む先側部)が芯金9における円筒部90及び屈曲部91により区画される径方向範囲R内に位置するような形状とされている。シールリップ部材10は、外輪2より外径側に位置する軸L方向に沿った直状部分140を含む断面T字形状部分14を有し、直状部分140の軸L方向の長さDは、芯金9における屈曲部91の軸受空間S側端部(湾曲部91aの軸受空間S側に臨む頂部)91aaとアキシャルリップ11における前記径方向範囲R内に位置する部分との間の軸L方向長さdより大とされている。本実施形態では、前記長さdは、芯金9における湾曲部91aの頂部91aaとアキシャルリップ11の先端部11aとの間の距離とされる。以下の実施形態においても、この長さdはアキシャルリップ11における前記径方向範囲R内に位置する部分と頂部91aaとの間の最長長さとされる。
本実施形態では、芯金9における円筒部90は、外輪2における車輪側端部20の内周面20bに嵌合され、屈曲部91とともに湾曲部91aが軸受空間S側(車体側)に向く断面倒U字形状をなすように形成されている。また、芯金9は、円筒部90の車輪側端部90bから外輪2における車輪側端部20の車輪側端面20cに密着的に沿って延びる外向き鍔状部93、及び、この外向き鍔状部93の外径側端部93aから車体側に折り返し形成された外径側円筒部94を有している。
シールリップ部材10は、ゴム等のエラストマーからなり、シールリップ基部100を介して芯金9に成型により固着一体とされている。アキシャルリップ11は、その先端部11aがハブフランジ41の軸受空間S側面(以下、ハブフランジ面と言う)41aに弾接するような形状とされている。また、シールリップ基部100から延びるアキシャルリップ11の基部(以下、延出基部と言う)11bは、その一部が前記径方向範囲Rに位置しているが、全部が、径方向範囲R内に位置し、或いは径方向範囲R外(内径側)に位置していても良い。シールリップ基部100には、前記アキシャルリップ11の他に、当該アキシャルリップ11の内径側に、前記ハブ輪本体40からハブフランジ41への立ち上がり凹曲面41bに弾接する別のアキシャルリップ12と、ハブ輪本体40の外周面40bに弾接するラジアルリップ13が設けられている。本実施形態におけるアキシャルリップ11,12は、シールリップ基部100より外径側且つ車輪側(軸受空間Sとは反対側)に向け、径大化するよう形成され、ラジアルリップ13は、シールリップ基部100より内径側且つ車体側(軸受空間S側)に向け、径小化するように形成されている。アキシャルリップ11,12及びラジアルリップ13の2点鎖線部は、これらリップの弾性変形前の原形を示している。シールリップ基部100は、芯金9における鍔状部92の車体側面92aから内周縁部92bを回り込んで鍔状部92の車輪側面92cの全面を覆い、屈曲部91の内面91b、円筒部90の内周面90c、外向き鍔状部93の車輪側面93b、外径側円筒部94の外周面94a及び車体側端部94bを回り込んで内周面94cの全面を覆うように芯金9に固着されている。
シールリップ基部100における外径側円筒部94の外周面94a、車体側端部94b及び内周面94cを覆う部分は、前記T字形状部分14を構成する軸L方向に沿った直状部分140の軸受空間S側の半部(一方の半部)140aをなす。この直状部分140は、前記一方の半部140aと、当該半部140aからハブフランジ41側に延びてハブフランジ面41aに近接するよう形成された庇状の他方の半部140bとからなる。前記芯金9における外径側円筒部94は、実質的に、この直状部分140の一方の半部140aに軸L方向に沿うように及んでいる。他方の半部140bは、径方向に肉厚に形成されている。そして、シールリップ部材10における芯金9の外向き鍔状部93の車輪側面93bを覆う部分が、断面T字形状部分14における径方向に沿った直状部分141を形成する。前記一方の半部140aの内周部には、内径側に突出する環状突部142が形成されている。この環状突部142は、当該ベアリングシール8が芯金9の円筒部90を介して外輪2の車輪側端部20に嵌合された際には、一方の半部140aの一部とともに、外輪2と芯金9の外径側円筒部94との間に圧縮状態で介在する。図2では、環状突部142の圧縮前の原形を2点鎖線で示している。
前記のように構成されるベアリングシール8は、図1に示すようなハブベアリング1における軸受空間Sの車輪側端部に装着される。この装着は、芯金9の円筒部90を外輪2における車輪側端部20の内周面20bに嵌合させ、さらに内輪6を外輪2に組付けることによってなされる。芯金9の円筒部90は屈曲部91とともに、断面倒U字形状をなすから、円筒部90の外輪2に対する嵌合強度が高められる。このベアリングシール8の装着状態では、アキシャルリップ11,12及びラジアルリップ13が、それそれ、ハブ輪4のハブフランジ面41a、立ち上がり凹曲面41b及びハブ輪本体40の外周面40bに弾接した状態とされる。そして、内輪6が軸Lの回りに回転すると、アキシャルリップ11,12及びラジアルリップ13が、ハブフランジ面41a、立ち上がり凹曲面41b及びハブ輪本体40の外周面40bに弾性的に摺接する。これによって、車輪側の外部から軸受空間S内への泥水等の浸入が防止される。また、軸受空間S内に充填されたグリース等の潤滑剤の外部漏出が防止される。特に、アキシャルリップ11,12は、その先側部が軸受空間Sとは反対側に向け径大化するよう形成されているから、外部からの泥水等の浸入を効果的に防止する。また、ラジアルリップ13は、軸受空間S側に向け径小化するよう形成されているから、潤滑剤の外部漏出の防止が効果的になされる。
そして、本実施形態では、断面T字形状部分14における軸L方向に沿った直状部分140の他方の半部140bが、ハブフランジ面41aに近接するよう形成されているから、この部分でラビリンスが形成され、泥水等のベアリングシール8内への浸入が抑制される。これによって、アキシャルリップ11,12及びラジアルリップ13の前記弾性摺接部分への塵埃等の噛み込みが抑えられ、これら弾性摺接部分の摩耗によるシール機能の低下が生じ難くなる。また、直状部分140における一方の半部140aに形成された環状突部142が、当該一方の半部140aの一部とともに、外輪2と芯金9の外径側円筒部94との間に圧縮状態で介在するから、外輪2と芯金9との金属嵌合部分に泥水等が浸入せず、金属嵌合部分の発錆が抑えられる。これによって、金属嵌合部分の発錆によるシール機能の低下も生じ難くなる。さらに、外輪2における車輪側端部20の端面20cに対して、芯金9の外向き鍔状部93が密着的に沿うように延びているから、当該端面20cが保護され、この部分の発錆も抑制される。
このようなベアリングシール8は、図3に示すように複数が軸L方向に沿って重ね合わされ、適宜数毎に梱包されて保管され、この状態で需要先に搬送される。このとき、各ベアリングシール8におけるアキシャルリップ11,12及びラジアルリップ13の先側の内径側面には、グリースgが事前に塗布された状態とされる。このグリースgは、図2ではその図示を省略しているが、内輪6の回転時に、アキシャルリップ11,12及びラジアルリップ13の前記弾性摺接部分に介在して弾性摺接を円滑にし、この弾性摺接部分の摩耗を生じさせないよう機能する。そして、図3に示すように、隣接するベアリングシール8,8におけるシールリップ部材10の断面T字形状部分14,14の前記軸L方向に沿った直状部分140,140同士を直状に突き合わせるようにして、複数のベアリングシール8…が軸L方向に沿って重ね合わされる。直状部分140の一方の半部140aには芯金9が及んでおり、また、他方の半部140bは肉厚とされているから、この直状部分140が強化され、図3に示すように、軸Lを鉛直軸として多数のベアリングシール8…を上下に積み重ねるようにしても、下方のベアリングシール8が重量で座屈したりする懸念がない。さらに、複数のベアリングシール8…の重ね合わせは、隣接する直状部分140同士を突き合せてなされるから、この突き合せ部は、エラストマー同士の当接となり、その摩擦抵抗により、ベアリングシール8…の軸L方向に直交する方向への横ずれが抑制され、図のような積み重ねも安定的になされる。
なお、図3において、2個のベアリングシール8,8における各部の符号の付記を一部省略している。
そして、複数のベアリングシール8…を前記のように重ね合わせる際、直状部分14の軸L方向長さDが、芯金9における湾曲部91aの頂部91aaとアキシャルリップ11の先端部11aとの間の軸L方向距離(長さ)dより大とされているから、アキシャルリップ11が隣接する芯金9の屈曲部91に干渉しない。また、他のアキシャルリップ12及びラジアルリップ13も、アキシャルリップ11より内径側であって、前記径方向範囲R外に位置しているから隣接する芯金9の屈曲部91に干渉せず、重ね合わせが支障なくなされる。したがって、複数のベアリングシール8…を重ね合わせて長時間保管した状態にしても、各リップ11,12,13の先側部が変形することがない。また、各リップ11,12,13に塗布されたグリースgが、隣接する芯金9に付着することがない。これらにより、重ね合わせ梱包状態から開梱して、当該ベアリングシール8を前記ハブベアリング1に装着して使用した場合に、所期のシール効果が減退することなく発揮される。さらに、最外径側に位置するアキシャルリップ11は、その先端部11aが前記径方向範囲R内に位置するにも拘わらず、芯金9の屈曲部91に干渉しないから、屈曲部91の制約を受けずにその形状や向き等を自由に設計することができ、設計自由度が向上する。
図4は、本発明に係る軸受密封装置の第二の実施形態を示す。本実施形態では、内側部材としてのハブ輪4が、当該ハブ輪4に嵌合されるスリンガ部材15を一構成部として含み、アキシャルリップ11は、先端部11aが当該スリンガ部材15に近接するような形状とされている。スリンガ部材15は、ハブ輪本体40の外周面40bに嵌合される円筒部151と、円筒部151の車輪側端部151aから径大化するよう延びるテーパ形状部152と、テーパ形状部152の外径側端部152aから外径側に延びる外向き鍔状部153と、鍔状部153の外径側端部153aから車体側に延びる外径側円筒部154とから構成されている。アキシャルリップ11は、シールリップ基部100から外径側且つ車輪側(軸受空間Sとは反対側)に向け径大化し、その先端部11aを含む先側部が前記と同様に区画される径方向範囲R内に位置し、且つ、先端部11aがスリンガ部材15の鍔状部153の車体側面153b及び外径側円筒部154の内周面154aに近接するように形成されている。そして、本実施形態では、アキシャルリップ11の内径側で、且つ、前記径方向範囲R外に、別のアキシャルリップ12とラジアルリップ13が設けられている。アキシャルリップ12は、シールリップ基部100より外径側且つ車輪側(軸受空間Sとは反対側)に向け、径大化するよう形成され、ラジアルリップ12は、シールリップ基部100より内径側且つ車体側(軸受空間S側)に向け、径小化するように形成されている。アキシャルリップ12は、スリンガ部材15におけるテーパ形状部152の外径面152bに弾接し、ラジアルリップ13は、スリンガ部材15における円筒部151の外周面151bに弾接するように、それぞれ形成されている。
本実施形態における、芯金9及びシールリップ部材10の外輪2に対する嵌合関係、及び、断面T字形状部分14の形成態様は、第一の実施形態と同様に構成されている。また、断面T字形状部分14を構成する直状部分140の軸L方向の長さDは、芯金9における屈曲部91の軸受空間S側端部(湾曲部91aの軸受空間S側に臨む頂部)91aaとアキシャルリップ11における前記径方向範囲R内に位置する部分との間の長さdより大とされている。
このように構成されるベアリングシール8は、図1に示すようなハブベアリング1における軸受空間Sの車輪側端部に装着される。この装着は、予め、スリンガ部材15を、その鍔状部152がハブフランジ面41aに密着するように、円筒部151をハブ輪本体40の外周面40bに嵌合させた上で、芯金9の円筒部90を外輪2における車輪側端部20の内周面20bに嵌合させ、さらに、内輪6を外輪2に組付けることによってなされる。このベアリングシール8の装着状態で、内輪6が軸Lの回りに回転すると、アキシャルリップ11は、その先端部11aがスリンガ部材15における鍔状部153の車体側面153b及び外径側円筒部154の内周面154aに近接してラビリンスを形成した状態に維持される。また、アキシャルリップ12及びラジアルリップ13は、スリンガ部材15におけるテーパ形状部152の外径面152b及び円筒部151の外周面151bに、それぞれ弾性的に摺接する。これによって、車輪側の外部から軸受空間S内への泥水等の浸入が防止される。また、軸受空間S内に充填されたグリース等の潤滑剤の外部漏出が防止される。
そして、本実施形態のベアリングシール8では、アキシャルリップ12及びラジアルリップ13が、スリンガ部材15に弾接するから、スリンガ部材15を滑性の優れたものによって作製するようにすれば、アキシャルリップ12及びラジアルリップ13の弾性的摺接による摩耗が抑えられ、シール性能の長寿命化が図られる。また、本実施形態のベアリングシール8においても、長さD,dが前記と同様の大小関係に設定されるから、図3に示すように、その複数を何ら支障なく軸L方向に沿って重ね合わせることができる。さらに、この場合も、最外径側に位置するアキシャルリップ11は、その先端部11aが前記径方向範囲R内に位置するにも拘わらず、芯金9の屈曲部91に干渉しないから、屈曲部91の制約を受けずにその形状や向き等を自由に設計することができ、設計自由度が向上する。
その他の構成は、第一の実施形態と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、その作用・効果等の説明は割愛する。
図5及び図6は、本発明に係る軸受密封装置の第三の実施形態を示す。本実施形態のベアリングシール8では、内側部材としてのハブ輪4が、当該ハブ輪4に嵌合される第二の実施形態とほぼ同様形状のスリンガ部材15を一構成部として含み、アキシャルリップ11は、先端部11aが当該スリンガ部材15に弾接するような形状とされている。アキシャルリップ11は、シールリップ基部100より内径側且つ車輪側(軸受空間Sとは反対側)に向け径小化するよう形成され、その先端部11aがスリンガ部材15における外径側円筒部154の外周面154bに弾接し、また、その延出基部11bが前記径方向範囲R外、即ち、径方向範囲Rの外径側外側に位置するように形成されている。さらに、本実施形態では、断面T字形状部分14を構成する軸L方向の直状部分140における他方の半部140bの断面形状が横向きの台形状をなすように形成されている。その他の構成は第二の実施形態と同様である。
このように構成されるベアリングシール8も第二の実施形態と同様に、図1に示すようなハブベアリング1における軸受空間Sの車輪側端部に装着される。このベアリングシール8の装着状態で、内輪6が軸Lの回りに回転すると、アキシャルリップ11は、その先端部11aがスリンガ部材15における外径側円筒部154の外周面154bに、アキシャルリップ12及びラジアルリップ13は、スリンガ部材15におけるテーパ形状部152の外径面152b及び円筒部151の外周面151bに、それぞれ弾性的に摺接する。これによって、車輪側の外部から軸受空間S内への泥水等の浸入が防止される。また、軸受空間S内に充填されたグリース等の潤滑剤の外部漏出が防止される。さらに、本実施形態のベアリングシール8においても、長さD,dが前記と同様の大小関係に設定されるから、図5に示すように、その複数を何ら支障なく軸L方向に沿って重ね合わせることができる。しかも、アキシャルリップ11の延出基部11bが、前記径方向範囲Rの径方向外側に位置しても、先端部11aを含む先側部が径方向範囲R内にあるにも拘わらず、このような重ね合わせが可能となり、アキシャルリップ11が芯金9の形状的制約を受けず、その形成位置等の設計自由度が向上する。このとき、前記直状部分140の他方の半部140bの断面形状が、台形状であるから、上下に積み重ねる際には、安定した積み重ね状態とすることができる。
その他の構成は、第二の実施形態と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、その作用・効果等の説明は割愛する。
なお、実施形態では、本発明に係る密封装置が、自動車の駆動輪用の軸受装置に適用した例について述べたが、従動輪用の軸受装置にも同様に適用することができる。また、内輪回転に限らず、外輪回転の軸受装置にも同様に適用される。さらに、自動車用以外の各種産業機械用軸受装置にも等しく適用させることができる。加えて、実施形態では、芯金9が、屈曲部91とともに断面U字形状をなす円筒部90を介して外輪2に内嵌させるようにしているが、当該円筒部90を嵌合に関与させず、外径側円筒部94を介して、外輪2に外嵌させるように構成しても良い。この場合、シールリップ基部100は、外径側円筒部94の内周面94cの全体を覆わず、環状突部142の車輪側部において、外径側円筒部94と外輪2の車体側端部20との間に金属嵌合部が形成されるように構成される。さらに、アキシャルリップ11,12及びラジアルリップ13が、内側部材に対して摺接可能に弾接或いは近接するか、また、これらリップの数等は、要求仕様に応じて適宜定められる。さらに、アキシャルリップ11の一部が前記径方向範囲R内に位置する例として、前記実施形態の他に、延出基部11bが径方向範囲Rにあって且つ先端部11aが径方向範囲R外にある場合、或いは、延出基部11b及び先端部11aがともに径方向範囲R外にあってアキシャルリップ11の途中部分が径方向範囲R内にある(径方向範囲Rを横断するような形状)場合、等も採用可能である。
1 ハブベアリング(軸受装置)
2 外輪(外側部材)
6 内輪(内側部材)
8 ベアリングシール(密封装置)
9 芯金
90 円筒部
91 屈曲部
91a 湾曲部
91aa 頂部(軸受空間側端部)
10 シールリップ部材
100 シールリップ基部(固着部)
11 アキシャルリップ
11a 先端部
11b 延出基部(基部)
14 断面T字形状部分
140 直状部分
140a 一方の半部
15 スリンガ部材
L 軸
D 直状部分の軸方向長さ
d 芯金における屈曲部の軸受空間側端部とアキシャルリップに
おける径方向範囲R内に位置する部分との間の軸方向長さ
R 芯金における円筒部及び屈曲部により区画される径方向範囲
S 軸受空間

Claims (6)

  1. 軸受装置における相対的に同軸回転する外側部材及び内側部材からなる2部材間に形成される軸受空間を密封する軸受密封装置であって、
    前記外側部材に嵌合される芯金と、該芯金に固着されて、先端部が前記内側部材に摺接可能乃至は近接する少なくとも1個のアキシャルリップを有するシールリップ部材とを備え、
    前記芯金は、軸方向に沿って且つ前記外側部材の内周面に嵌合される円筒部と、該円筒部の前記軸受空間側一端部より湾曲部を介して折り返された屈曲部と、該屈曲部より内径側に延びる鍔状部と、前記円筒部の前記軸受空間とは反対側の他端部から前記外側部材の前記他端部側の端面に密着的に沿って延びる外向き鍔状部と、この前記外向き鍔状部の外径側端部から前記軸受空間側に折り返し形成された外径側円筒部とを有し、
    前記アキシャルリップは、前記芯金に対する固着部より前記軸受空間とは反対側に延びるよう、且つ、その先端が前記芯金における前記円筒部及び前記屈曲部により区画される径方向範囲内に位置する形状とされ、
    前記シールリップ部材は、前記外側部材より外径側に位置する軸方向に沿った直状部分を含む断面T字形状部分を有し、
    前記直状部分の軸方向の長さは、前記芯金における屈曲部の軸受空間側端部と前記2部材間に未装着状態の前記アキシャルリップにおける前記径方向範囲内に位置する部分との間の軸方向長さより大とされ
    前記シールリップ部材の断面T字形状部分における直状部分の前記軸方向のいずれか一方の半部に、前記芯金が前記軸方向に沿うように及んでいることを特徴とする軸受密封装置。
  2. 請求項1に記載の軸受密封装置において、
    前記アキシャルリップの基部の一部又は全部が、前記径方向範囲内に位置することを特徴とする軸受密封装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の軸受密封装置において、
    前記アキシャルリップの基部は、前記径方向範囲外に位置することを特徴とする軸受密封装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の軸受密封装置において、
    前記芯金における円筒部は、前記屈曲部とともに前記湾曲部が軸受空間側に向く断面U字形状をなす形状とされていることを特徴とする軸受密封装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の軸受密封装置において、
    前記シールリップ部材の断面T字形状部分における直状部分の前記軸方向の他方の半部は、前記直状部分が全体として同じ厚みになるように形成されていることを特徴とする軸受密封装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の軸受密封装置において、
    前記内側部材は、当該内側部材に嵌合されるスリンガ部材を一構成部として含み、前記アキシャルリップは、その先端部が当該スリンガ部材に摺接可能乃至は近接するような形状とされていることを特徴とする軸受密封装置。
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