JP3202766U - 密封装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ところで、特許文献1に示される例では、補強環は線材からなり、外輪の外周面又は内周面に嵌合されているが、外輪のフランジ部側端面を覆う部分を有していない。そのため、前記シール部材の先端部とフランジ部との弾接若しくは近接部を泥水等が通過することがあると、外輪の前記端面に泥水等が付着し、これによって外輪端面が発錆し、さらにはこの錆が軸受内部へ進行することにもなる。また、前記弾接若しくは近接部を通過した泥水等は、環状シール部材に至り、環状シール部材のシールリップとスリンガとの弾接部に泥水等に含まれる異物が噛み込み、内輪の回転に伴うシールリップのスリンガに対する弾性摺接によって、シールリップの先端部が経時的に摩耗することも生じる。これらによって密封装置本来のシール機能が低下する事態が生じることが懸念される。
これによれば、外側部材の内周面が第2円筒部から第1円筒部にかけて当接部を介して連続的に覆われることになるから、第1シールと第2シールとの間の外側部材の内周面が泥水等に触れることがなく、外側部材の内周面の発錆がより抑制される。しかも、当接部の当接対象が弾性材からなるから、当接が弾性的になされ、泥水等の嵌合部への浸入がより確実に抑えられる。
この場合、前記当接部は、前記第2シール部材の一部によって構成されているか、或いは、前記第2円筒部の他端部によって構成されているものとしても良い。
これらは、設計的事項として適宜選択されるが、前者の場合、弾性材同士の当接となるから、前記泥水等の浸入防止機能がより確実に発揮される。後者の場合、弾性材に対して金属が当接するから、当接が強固になされる。
これによれば、スリンガ部材を表面滑性の優れた材料から構成することにより、これに弾接する第1シールリップ及び第2シールリップの弾性摺接による摩耗を少なくすることができる。これにより、第1シールリップ及び第2シールリップを構成する弾性材として、耐摩耗性の低い低質のものも使用することができ、低コスト化を図ることができる。
これによれば、スリンガ部材を表面滑性の優れた材料から構成することにより、これに弾接する第1シールリップの弾性摺接による摩耗を少なくすることができる。これにより、第1シールリップを構成する弾性材として、耐摩耗性の低い低質のものも使用することができ、低コスト化を図ることができる。
これによれば、前記のようなスリンガ部材を内側部材の一構成部としていないから、内側部材の低コスト化が図られる。一方、フランジ部のフランジ面に滑性化処理を施すようにすれば、第1シールリップ及び第2シールリップの弾性摺接による摩耗を少なくすることができる。
これによれば、ラビリンス形成部により、フランジ部との間に長いラビリンスが形成されるから、シール性がより向上する。また、この長いラビリンスの外径側端部にフランジ部に近接また弾接する第2シールリップが存在するから、この第2シールリップのシール機能が相乗してさらにシール性が向上する。
この場合、前記ラビリンス形成部の外径側端面は、前記外側部材の外周面より外径側に位置し、且つ、前記第2シールリップの外径側面と共に前記フランジ部に向け漸次拡径するように形成されているものとしても良い。
これによれば、第2シールリップに至る泥水等は、外側部材の外周面に誘導され、そのまま装置外に排出される。
これによれば、複数の第1シールリップの内側部材に対する弾接により、よりシール性が向上する。
本明細書において、図1の紙面右側を車輪側、左側を車体側と言う。
本実施形態のベアリングシール(密封装置)8においては、第2円筒部130の車体側端部130cが当接部として、リップ基部110に当接するから、この当接は弾性材と金属との当接となり強固になされる。
2 外輪(外側部材)
20a 内周面
20b 車輪側端面(フランジ部側端面)
20c 外周面
4 ハブ輪(内側部材)
41 フランジ部
41a フランジ面
6 内輪(内側部材)
8 ベアリングシール(密封装置)
9 第1シール
10 第1芯金
100 第1円筒部
100a 車輪側端部(一端部)
101 第1鍔状部
11 第1シール部材
111,112 アキシャルリップ(第1シールリップ)
12 第2シール
13 第2芯金
130 第2円筒部
130a 車輪側端部(一端部)
131a フランジ部側の面
130c 当接部(他端部)
131 第2鍔状部
14 第2シール部材
140 ラビリンス形成部
140a 外径側端部
140b 外径側端面
141 第2シールリップ
141a 外径側面
142a 当接部(車体側端部)
15 スリンガ部材
151 嵌合部
152 鍔状部
r ラビリンス
L 軸
Claims (10)
- 相対的に同軸回転する外側部材及び内側部材からなる2部材間に形成される環状の被密封空間を密封する密封装置であって、
前記外側部材と、前記内側部材に前記外側部材の外周面より外径側に延びるよう形成されたフランジ部との間に装着される第1シール及び第2シールを備え、
前記第1シールは、前記外側部材の内周面に嵌合される第1円筒部及び該第1円筒部の一端部から内径側に延びる第1鍔状部を有する第1芯金と、前記内側部材に弾接する第1シールリップを有して前記第1芯金に固着された弾性材製の第1シール部材とを備え、
前記第2シールは、前記第1円筒部より前記フランジ部側の前記外側部材の内周面に嵌合される第2円筒部及び該第2円筒部の一端部から外径側に延びて前記外側部材のフランジ部側端面を覆う第2鍔状部を有する第2芯金と、該第2芯金に固着された弾性材製の第2シール部材とを備え、
前記第2シール部材は、前記フランジ部に沿ってラビリンスを形成するラビリンス形成部と、当該ラビリンス形成部から延びて前記フランジ部に近接又は弾接する第2シールリップとを備えたことを特徴とする密封装置。 - 請求項1に記載の密封装置において、
前記第2シールは、前記外側部材の内周面部において前記第1シール部材に当接する当接部を有していることを特徴とする密封装置。 - 請求項2に記載の密封装置において、
前記当接部は、前記第2シール部材の一部によって構成されていることを特徴とする密封装置。 - 請求項2に記載の密封装置において、
前記当接部は、前記第2円筒部の他端部によって構成されていることを特徴とする密封装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の密封装置において、
前記内側部材は、当該内側部材に嵌合される嵌合部及び該嵌合部から前記フランジ部に沿って前記第2シールの外径位置まで延びる鍔状部を有するスリンガ部材を一構成部として含み、前記第1シールリップは当該スリンガ部材の鍔状部に弾接し、前記第2シールリップは当該スリンガ部材の鍔状部に近接又は弾接するように構成されていることを特徴とする密封装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の密封装置において、
前記内側部材は、当該内側部材に嵌合される嵌合部及び該嵌合部から前記フランジ部に沿って前記第2シールの内径位置まで延びる鍔状部を有するスリンガ部材を一構成部として含み、前記第1シールリップは当該スリンガ部材の鍔状部に弾接し、前記第2シールリップは前記フランジ部のフランジ面に近接又は弾接するように構成されていることを特徴とする密封装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の密封装置において、
前記第1シールリップは前記フランジ部のフランジ面に弾接し、前記第2シールリップは前記フランジ部のフランジ面に近接又は弾接するように構成されていることを特徴とする密封装置。 - 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の密封装置において、
前記ラビリンス形成部は、前記第2鍔状部の前記フランジ部側の面の全面を覆うように形成され、且つ、前記第2シールリップは当該ラビリンス形成部の外径側端部に形成されていることを特徴とする密封装置。 - 請求項8に記載の密封装置において、
前記ラビリンス形成部の外径側端面は、前記外側部材の外周面より外径側に位置し、且つ、前記第2シールリップの外径側面と共に前記フランジ部に向け漸次拡径するように形成されていることを特徴とする密封装置。 - 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の密封装置において、
前記内側部材に弾接する第1シールリップを、複数有していることを特徴とする密封装置。
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JP2015006244U JP3202766U (ja) | 2015-12-10 | 2015-12-10 | 密封装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017160960A (ja) * | 2016-03-08 | 2017-09-14 | Ntn株式会社 | 車輪用軸受装置 |
CN113939663A (zh) * | 2019-06-12 | 2022-01-14 | Nok株式会社 | 密封装置 |
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2015
- 2015-12-10 JP JP2015006244U patent/JP3202766U/ja active Active
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