JP6723810B2 - 熱交換装置 - Google Patents

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本発明は、油圧ショベル等の建設機械に好適に搭載される熱交換装置に関する。
一般に、油圧ショベル等の建設機械には、各種の流体を冷却する複数の熱交換器が搭載されている。複数の熱交換器は、エンジン冷却水を冷却するラジエタと、油圧アクチュエータを作動させるための作動油を冷却するオイルクーラと、過給機によって圧縮された圧縮空気を冷却するアフタークーラとを含む。周縁が略正方形となるように直列又は並列に配置された複数の熱交換器には、これに対面して配置された比較的大きい1個のファンによって冷却風としての外気が供給される。ファンは、エンジンの出力軸にベルト若しくはビスカスクラッチを介して連結されていてエンジンによって駆動され、又は油圧モータによって駆動される(たとえば特許文献1参照。)。
特開2000−120438号公報
ファンがエンジンによって駆動される場合、ファンの駆動は当然にエンジン負荷の一部をなし、ファンが油圧モータによって駆動される場合も、油圧モータにはエンジンによって駆動される油圧ポンプから作動油が供給されるので、ファンの駆動はエンジン負荷の一部をなす。また、ファンが駆動する際に伴って生じる音は建設機械の騒音の一因である。
他方、建設機械の作業内容や負荷状態、大気温度等の作業条件によって各熱交換器に必要な風量が異なり、特定の熱交換器に必要な風量を供給するようにファンの回転数が制御されると、他の熱交換器において流体が過剰に冷却されるおそれがある。
上記事実に鑑みてなされた本発明の課題は、各熱交換器に必要な風量が供給されると共に、燃料消費量及び騒音が低減される熱交換装置を提供することである。
上記課題を解決するために本発明が提供するのは以下の熱交換装置である。すなわち、エンジン及び排気ガス浄化装置と共に機器収容室に収容された熱交換装置であって、並列に配置された複数の熱交換器と、前記複数の熱交換器のそれぞれに対面して配置された複数の送風手段と、前記複数の送風手段のそれぞれを駆動させる複数の電動駆動源と、前記複数の熱交換器のそれぞれを通る流体の温度を検出する複数の温度検出手段と、前記複数の温度検出手段のそれぞれが検出した温度に基づいて、前記複数の電動駆動源のそれぞれの駆動速度を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記複数の熱交換器を通る流体ごとに第1所定温度が記憶され、かつ前記複数の温度検出手段のそれぞれが検出した温度のうち前記第1所定温度未満のものがある場合には、前記複数の電動駆動源のうち、前記第1所定温度未満の流体が通る前記熱交換器に対面して配置された前記送風手段を駆動させる前記電動駆動源に逆転信号を出力することによって、前記排気ガス浄化装置によって高温となった、前記排気ガス浄化装置の周囲の空気を前記エンジン及び前記第1所定温度未満の流体が通る前記熱交換器に供給し、前記エンジンを暖気すると共に前記第1所定温度未満の流体の温度を上昇させる熱交換装置である。
好ましくは、前記複数の送風手段の配置に対応して複数の開口が形成された共通主壁と、前記共通主壁の外縁から前記複数の熱交換器まで延びるスカート壁とを有するシュラウドによって前記複数の送風手段が覆われ、前記シュラウドの内部には前記複数の送風手段間を仕切る仕切り壁が配置されている。前記複数の熱交換器はエンジン冷却水が通るラジエタを含み、前記複数の送風手段は前記ラジエタに対面して配置されたラジエタ送風手段を含み、前記複数の電動駆動源は前記ラジエタ送風手段を駆動させるラジエタ送風手段用電動駆動源を含み、前記ラジエタ送風手段は、間隔をおいて配置された第1ラジエタファン及び第2ラジエタファンから構成され、前記ラジエタ送風手段用電動駆動源は、前記第1ラジエタファンを駆動させる第1ラジエタファン用電動モータと、前記第2ラジエタファンを駆動させる第2ラジエタファン用電動モータとから構成され、前記制御手段は、前記第1ラジエタファン用電動モータの駆動速度と前記第2ラジエタファン用電動モータの駆動速度とを別々に制御するのが好適である。前記複数の熱交換器は作動油が通るオイルクーラを含み、前記複数の送風手段は前記オイルクーラに対面して配置されたオイルクーラ送風手段を含み、前記複数の電動駆動源は前記オイルクーラ送風手段を駆動させるオイルクーラ送風手段用電動駆動源を含み、前記オイルクーラ送風手段は、間隔をおいて配置された第1オイルクーラファン及び第2オイルクーラファンから構成され、前記オイルクーラ送風手段用電動駆動源は、前記第1オイルクーラファンを駆動させる第1オイルクーラファン用電動モータと、前記第2オイルクーラファンを駆動させる第2オイルクーラファン用電動モータとから構成され、前記制御手段は、前記第1オイルクーラファン用電動モータの駆動速度と前記第2オイルクーラファン用電動モータの駆動速度とを別々に制御するのが好都合である。前記制御手段は、前記複数の熱交換器を通る流体ごとに第2所定温度が記憶され、かつ前記複数の温度検出手段のそれぞれが検出した温度のうち前記第2所定温度未満のものがある場合には、前記複数の電動駆動源のうち、前記第2所定温度未満の流体が通る前記熱交換器に対面して配置された前記送風手段を駆動させる前記電動駆動源に停止信号を出力するのが好ましい。前記複数の熱交換器は過給機によって圧縮された空気が通るアフタークーラを含み、前記複数の温度検出手段は前記アフタークーラを通る空気の温度を検出する空気温度検出手段を含み、前記空気温度検出手段は大気温度を検出する空気温度センサを有し、前記制御手段は、大気温度に関する第3所定温度が記憶され、かつ前記エンジンの作動停止後において前記空気温度センサが検出した温度が前記第3所定温度以上である場合には、前記複数の電動駆動源の一部又は全部に駆動信号を出力するのが好都合である。
本発明が提供する熱交換装置では、各温度検出手段が検出した温度に基づいて各電動駆動源の駆動速度を制御手段が制御するので、各熱交換器に必要な風量が各送風手段から供給され、各熱交換器を通る流体の過剰な冷却が防止される。また、本発明の熱交換装置では、複数の熱交換器に対面して複数の送風手段が配置されているため、複数の熱交換器に対してファンが1個配置される場合よりも複数の送風手段のそれぞれのサイズは小さいものでよく、したがって比較的大きい1個のファンによって複数の熱交換器に供給する風量と同じ風量を複数の送風手段によって複数の熱交換器に供給する場合に、比較的大きい1個のファンの消費馬力よりも複数の送風手段の合計消費馬力の方が低く、比較的大きい1個のファンの騒音よりも複数の送風手段による騒音の方が低くなるので、燃料消費量及び騒音が低減される。
本発明に従って構成された熱交換装置の斜視図。 図1に示す熱交換装置を送風手段側からみた斜視図。 図2におけるA−A線断面図。 図2におけるB−B線断面図。 図1に示す熱交換装置の電気的構成を示すブロック図。 図1に示す熱交換装置が建設機械に搭載された状態を示す断面図。
以下、本発明に従って構成された熱交換装置の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2において全体を符号1で示す熱交換装置は、油圧ショベル等の建設機械に好適に搭載されるものであって、複数の熱交換器と、複数の送風手段と、複数の電動駆動源と、複数の温度検出手段と、制御手段2(図5参照)とを備える。図1に示すとおり、複数の熱交換器は、エンジン冷却水が通るラジエタ4と、作動油が通るオイルクーラ6と、過給機(図示していない。)によって圧縮された空気が通るアフタークーラ8とを含む。ラジエタ4は、左右方向(図1において矢印Xで示す方向)よりも上下方向(図1において矢印Zで示す方向)が長い長方形状である。左右方向よりも上下方向が長い長方形状のオイルクーラ6は、ラジエタ4の左右方向片側に位置する。図示の実施形態では図1に示すとおり、ラジエタ4の上端部とオイルクーラ6の上端部とは上下方向において整合している。上下方向よりも左右方向が長い長方形状のアフタークーラ8は、ラジエタ4及びオイルクーラ6の上方に位置し、左右方向においてラジエタ4及びオイルクーラ6に跨っている。そして、ラジエタ4、オイルクーラ6及びアフタークーラ8は、複数の送風手段の流れ方向(図1において矢印Yで示す方向)において並列に配置されている。
図示の実施形態では、複数の熱交換器は、エアコンディショナ(図示していない。)の冷媒が通るコンデンサ10と、燃料が通る燃料クーラ12とを含む。コンデンサ10及び燃料クーラ12は、ラジエタ4及びオイルクーラ6に対面して位置し、すなわち複数の送風手段の流れ方向においてラジエタ4及びオイルクーラ6と直列に配置されている。共に上下方向よりも左右方向が長い長方形状であるコンデンサ10及び燃料クーラ12は、左右方向においてラジエタ4及びオイルクーラ6に跨っている。コンデンサ10及び燃料クーラ12は、上下方向に間隔をおいて配置され、コンデンサ10が燃料クーラ12の上方に位置する。
図2に示すとおり、複数の送風手段は、ラジエタ4に対面して配置されたラジエタ送風手段14と、オイルクーラ6に対面して配置されたオイルクーラ送風手段16と、アフタークーラ8に対面して配置されたアフタークーラ送風手段18とを含む。複数の送風手段は、その流れ方向において、ラジエタ4、オイルクーラ6及びアフタークーラ8を挟んでコンデンサ10及び燃料クーラ12の反対側に位置する。図示の実施形態では、ラジエタ送風手段14は、上下方向に間隔をおいて配置された第1ラジエタファン20及び第2ラジエタファン22から構成され、第1ラジエタファン20が第2ラジエタファン22の上方に位置する。オイルクーラ送風手段16は、上下方向に間隔をおいて配置された第1オイルクーラファン24及び第2オイルクーラファン26から構成され、第1オイルクーラファン24が第2オイルクーラファン26の上方に位置する。アフタークーラ送風手段18は、1個のアフタークーラファンから構成されている。
図示の実施形態では図2に示すとおり、複数の送風手段はシュラウド28によって覆われている。シュラウド28は、各ファンの配置に対応して複数の円形開口が形成された共通主壁28aと、共通主壁28aの外縁から複数の熱交換器まで延びるスカート壁28bとを有する。図3に示すとおり、シュラウド28の内部には、ラジエタ送風手段14とオイルクーラ送風手段16との間において、上下方向に延びる第1仕切り壁32が配置されている。第1仕切り壁32は、左右方向においてラジエタ4とオイルクーラ6との境界部位に位置する。また、図4に示すとおり、シュラウド28の内部には、ラジエタ送風手段14及びオイルクーラ送風手段16と、アフタークーラ送風手段18との間において、左右方向に延びる第2仕切り壁34が配置されている。第2仕切り壁34は、上下方向においてラジエタ4及びオイルクーラ6と、アフタークーラ8との境界部位に位置する。
図示の実施形態では図2に示すとおり、複数の電動駆動源は、ラジエタ送風手段14を駆動させるラジエタ送風手段用電動駆動源36と、オイルクーラ送風手段16を駆動させるオイルクーラ送風手段用電動駆動源38と、アフタークーラ送風手段18を駆動させるアフタークーラ送風手段用電動駆動源40と含む。図示の実施形態では、ラジエタ送風手段用電動駆動源36は、第1ラジエタファン20を駆動させる第1ラジエタファン用電動モータ42と、第2ラジエタファン22を駆動させる第2ラジエタファン用電動モータ44とから構成されている。第1ラジエタファン用電動モータ42は、第1ラジエタファン20の径方向中心に配置され、第2ラジエタファン用電動モータ44は、第2ラジエタファン22の径方向中心に配置されている。オイルクーラ送風手段用電動駆動源38は、第1オイルクーラファン24を駆動させる第1オイルクーラファン用電動モータ46と、第2オイルクーラファン26を駆動させる第2オイルクーラファン用電動モータ48とから構成されている。第1オイルクーラファン用電動モータ46は、第1オイルクーラファン24の径方向中心に配置され、第2オイルクーラファン用電動モータ48は、第2オイルクーラファン26の径方向中心に配置されている。アフタークーラ送風手段用電動駆動源40は、1個のアフタークーラファン用電動モータから構成され、アフタークーラファンの径方向中心に配置されている。図5に示すとおり、各電動駆動源はコンピュータから構成され得る制御手段2に電気的に接続されている。
制御手段2に電気的に接続されている複数の温度検出手段は、ラジエタ4を通るエンジン冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段50と、オイルクーラ6を通る作動油の温度を検出する作動油温度検出手段52と、アフタークーラ8を通る空気の温度を検出する空気温度検出手段54とを含む。冷却水温度検出手段50は、ラジエタ4の上流側に位置するエンジンサーモスタット(図示していない。)の更に上流側に配置され得る。作動油温度検出手段52は、オイルクーラ6の下流側に位置する作動油タンク(図示していない。)の更に下流側に配置され得る。図示の実施形態では図5に示すとおり、空気温度検出手段54は、大気温度を検出する第1空気温度センサ56と、過給機によって圧縮された後にアフタークーラ8を通って冷却された圧縮空気の温度を検出する第2空気温度センサ58とから構成されている。第1空気温度センサ56は、過給機の上流側に配置され、たとえばエアクリーナが設けられる外気吸入口(いずれも図示していない。)に配置され得る。第2空気温度センサ58は、アフタークーラ8の下流側に配置され得る。
熱交換装置1では、各温度検出手段から各流体の温度データが制御手段2に入力され、各流体の温度データに基づいて各電動駆動源に制御手段2から駆動信号が出力される。すなわち制御手段2は、冷却水温度検出手段50が検出したエンジン冷却水温度が高い場合にはラジエタ送風手段用電動駆動源36の駆動速度を大きくし、冷却水温度検出手段50が検出したエンジン冷却水温度が低い場合にはラジエタ送風手段用電動駆動源36の駆動速度を小さくして、ラジエタ送風手段14からラジエタ4に供給される風量が適切なものとなるように制御する。また制御手段2は、作動油温度検出手段52が検出した作動油温度が高い場合にはオイルクーラ送風手段用電動駆動源38の駆動速度を大きくし、作動油温度検出手段52が検出した作動油温度が低い場合にはオイルクーラ送風手段用電動駆動源38の駆動速度を小さくして、オイルクーラ送風手段16からオイルクーラ6に供給される風量が適切なものとなるように制御する。また制御手段2は、第1空気温度センサ56が検出した大気温度又は/及び第2空気温度センサ58が検出した圧縮空気温度が高い場合にはアフタークーラ送風手段用電動駆動源40の駆動速度を大きくし、第1空気温度センサ56が検出した大気温度又は/及び第2空気温度センサ58が検出した圧縮空気温度が低い場合にはアフタークーラ送風手段用電動駆動源40の駆動速度を小さくして、アフタークーラ送風手段18からアフタークーラ8に供給される風量が適切なものとなるように制御する。したがって熱交換装置1では、各熱交換器に必要な風量が各送風手段から供給され、各熱交換器を通る流体の過剰な冷却が防止される。図示の実施形態では、第1仕切り壁32及び第2仕切り壁34によりシュラウド28の内部が仕切られているため、各熱交換器はそれに対面して配置された送風手段以外の送風手段による影響がない。また熱交換装置1では、複数の熱交換器に対面して複数の送風手段が配置されているため、複数の熱交換器に対してファンが1個配置される場合よりも複数の送風手段のそれぞれのサイズは小さいものでよく、したがって比較的大きい1個のファンによって複数の熱交換器に供給する風量と同じ風量を複数の送風手段によって複数の熱交換器に供給する場合に、比較的大きい1個のファンの消費馬力よりも複数の送風手段の合計消費馬力の方が低く、比較的大きい1個のファンの騒音よりも複数の送風手段による騒音の方が低くなるので、燃料消費量及び騒音が低減される。
制御手段2は、第1ラジエタファン用電動モータ42の駆動速度と第2ラジエタファン用電動モータ44の駆動速度とを別々に制御するようにしてもよい。エンジン冷却水がラジエタ4において上部から下部に向かって流れる場合には、ラジエタ4の下部よりもラジエタ4の上部の方がエンジン冷却水の温度が高い。したがって、上方に位置する第1ラジエタファン用電動モータ42の駆動速度を、下方に位置する第2ラジエタファン用電動モータ44の駆動速度よりも大きくすることによって、第1ラジエタファン用電動モータ42の駆動速度及び第2ラジエタファン用電動モータ44の駆動速度が同じ場合における第1ラジエタファン用電動モータ42及び第2ラジエタファン用電動モータ44の合計消費馬力と同じ消費馬力でより高い冷却効果が得られる。これと同様に制御手段2は、第1オイルクーラファン用電動モータ46の駆動速度と第2オイルクーラファン用電動モータ48の駆動速度とを別々に制御するようにしてもよい。
制御手段2は、各熱交換器を通る流体ごとに所定温度が記憶され、かつ各温度検出手段が検出した温度のうち所定温度未満のものがある場合には、複数の電動駆動源のうち、所定温度未満の流体が通る熱交換器に対面して配置された送風手段を駆動させる電動駆動源に停止信号を出力するのが好ましい。たとえば、冷却水温度検出手段50が検出した冷却水温度が所定温度TW0未満である場合には、ラジエタ送風手段用電動駆動源36に制御手段2が停止信号を出力することによって、エンジン冷却水の過剰な冷却が防止されると共に、燃料消費量及び騒音が低減される。また、作動油温度検出手段52が検出した作動油温度が所定温度TH0未満である場合には、オイルクーラ送風手段用電動駆動源38に制御手段2が停止信号を出力することによって、作動油の過剰な冷却が防止されると共に、燃料消費量及び騒音が低減される。なお、冷却水温度が所定温度TW0未満であり、かつ作動油温度が所定温度TH0未満であっても、アフタークーラ送風手段用電動駆動源40には、空気温度検出手段54が検出した空気温度に応じた駆動信号が制御手段2から出力されるので、アフタークーラ8には必要な風量が供給される。
図6を参照して説明する。油圧ショベル等の建設機械において、適宜の開口が形成されたカバー部材60によって規定された機器収容室62に、図6において左から順に熱交換装置1、エンジン64及び排気ガス浄化装置66が配置されている。このような機器の配置において、制御手段2は、各熱交換器を通る流体ごとに所定温度が記憶され、かつ各温度検出手段が検出した温度のうち所定温度未満のものがある場合には、複数の電動駆動源のうち、所定温度未満の流体が通る熱交換器に対面して配置された送風手段を駆動させる電動駆動源に逆転信号を出力するようにしてもよい。たとえば、冷却水温度検出手段50が検出した冷却水温度が所定温度TW1未満である場合には、ラジエタ送風手段用電動駆動源36に制御手段2が逆転信号を出力することによって、排気ガス浄化装置66によって高温となった、排気ガス浄化装置の周囲の空気がエンジン64及びラジエタ4に供給されるので、エンジン64が暖気されると共にエンジン冷却水温度が上昇する。特に寒冷地においてエンジン64が始動された直後において効果的である。また、作動油温度検出手段52が検出した作動油温度が所定温度TH1未満である場合には、オイルクーラ送風手段用電動駆動源38に制御手段2が逆転信号を出力することによって、排気ガス浄化装置66によって高温となった、排気ガス浄化装置の周囲の空気がエンジン64及びオイルクーラ6に供給されるので、エンジン64が暖気されると共に作動油温度が上昇する。なお、冷却水温度が所定温度TW1未満であり、かつ作動油温度が所定温度TH1未満であっても、アフタークーラ送風手段用電動駆動源40には、空気温度検出手段54が検出した空気温度に応じた駆動信号が制御手段2から出力されるので、アフタークーラ8には必要な風量が供給される。
さらに、制御手段2は、大気温度に関する所定温度Tが記憶され、かつエンジン64の作動停止後において第1空気温度センサ56が検出した大気温度が所定温度T以上である場合には、複数の電動駆動源の一部又は全部に駆動信号を所定時間出力するようにしてもよい。これによって、エンジン64の停止後において機器収容室62内の温度が過剰に上昇してしまうことが防止される。
1:熱交換装置
2:制御手段
4:ラジエタ
6:オイルクーラ
8:アフタークーラ
14:ラジエタ送風手段
16:オイルクーラ送風手段
18:アフタークーラ送風手段
20:第1ラジエタファン
22:第2ラジエタファン
24:第1オイルクーラファン
26:第2オイルクーラファン
28:シュラウド
28a:共通主壁
28b:スカート壁
30:円形開口
32:第1仕切り壁
34:第2仕切り壁
36:ラジエタ送風手段用電動駆動源
38:オイルクーラ送風手段用電動駆動源
40:アフタークーラ送風手段用電動駆動源
42:第1ラジエタファン用電動モータ
44:第2ラジエタファン用電動モータ
46:第1オイルクーラファン用電動モータ
48:第2オイルクーラファン用電動モータ
50:冷却水温度検出手段
52:作動油温度検出手段
54:空気温度検出手段
56:第1空気温度センサ
58:第2空気温度センサ

Claims (6)

  1. エンジン及び排気ガス浄化装置と共に機器収容室に収容された熱交換装置であって、
    並列に配置された複数の熱交換器と、前記複数の熱交換器のそれぞれに対面して配置された複数の送風手段と、前記複数の送風手段のそれぞれを駆動させる複数の電動駆動源と、前記複数の熱交換器のそれぞれを通る流体の温度を検出する複数の温度検出手段と、前記複数の温度検出手段のそれぞれが検出した温度に基づいて、前記複数の電動駆動源のそれぞれの駆動速度を制御する制御手段とを備え
    前記制御手段は、前記複数の熱交換器を通る流体ごとに第1所定温度が記憶され、かつ前記複数の温度検出手段のそれぞれが検出した温度のうち前記第1所定温度未満のものがある場合には、前記複数の電動駆動源のうち、前記第1所定温度未満の流体が通る前記熱交換器に対面して配置された前記送風手段を駆動させる前記電動駆動源に逆転信号を出力することによって、前記排気ガス浄化装置によって高温となった、前記排気ガス浄化装置の周囲の空気を前記エンジン及び前記第1所定温度未満の流体が通る前記熱交換器に供給し、前記エンジンを暖気すると共に前記第1所定温度未満の流体の温度を上昇させる熱交換装置。
  2. 前記複数の送風手段の配置に対応して複数の開口が形成された共通主壁と、前記共通主壁の外縁から前記複数の熱交換器まで延びるスカート壁とを有するシュラウドによって前記複数の送風手段が覆われ、
    前記シュラウドの内部には前記複数の送風手段間を仕切る仕切り壁が配置されている、請求項1記載の熱交換装置。
  3. 前記複数の熱交換器はエンジン冷却水が通るラジエタを含み、前記複数の送風手段は前記ラジエタに対面して配置されたラジエタ送風手段を含み、前記複数の電動駆動源は前記ラジエタ送風手段を駆動させるラジエタ送風手段用電動駆動源を含み、
    前記ラジエタ送風手段は、間隔をおいて配置された第1ラジエタファン及び第2ラジエタファンから構成され、
    前記ラジエタ送風手段用電動駆動源は、前記第1ラジエタファンを駆動させる第1ラジエタファン用電動モータと、前記第2ラジエタファンを駆動させる第2ラジエタファン用電動モータとから構成され、
    前記制御手段は、前記第1ラジエタファン用電動モータの駆動速度と前記第2ラジエタファン用電動モータの駆動速度とを別々に制御する、請求項1記載の熱交換装置。
  4. 前記複数の熱交換器は作動油が通るオイルクーラを含み、前記複数の送風手段は前記オイルクーラに対面して配置されたオイルクーラ送風手段を含み、前記複数の電動駆動源は前記オイルクーラ送風手段を駆動させるオイルクーラ送風手段用電動駆動源を含み、
    前記オイルクーラ送風手段は、間隔をおいて配置された第1オイルクーラファン及び第2オイルクーラファンから構成され、
    前記オイルクーラ送風手段用電動駆動源は、前記第1オイルクーラファンを駆動させる第1オイルクーラファン用電動モータと、前記第2オイルクーラファンを駆動させる第2オイルクーラファン用電動モータとから構成され、
    前記制御手段は、前記第1オイルクーラファン用電動モータの駆動速度と前記第2オイルクーラファン用電動モータの駆動速度とを別々に制御する、請求項1記載の熱交換装置。
  5. 前記制御手段は、前記複数の熱交換器を通る流体ごとに第2所定温度が記憶され、かつ前記複数の温度検出手段のそれぞれが検出した温度のうち前記第2所定温度未満のものがある場合には、前記複数の電動駆動源のうち、前記第2所定温度未満の流体が通る前記熱交換器に対面して配置された前記送風手段を駆動させる前記電動駆動源に停止信号を出力する、請求項1記載の熱交換装置。
  6. 前記複数の熱交換器は過給機によって圧縮された空気が通るアフタークーラを含み、前記複数の温度検出手段は前記アフタークーラを通る空気の温度を検出する空気温度検出手段を含み、前記空気温度検出手段は大気温度を検出する空気温度センサを有し、
    前記制御手段は、大気温度に関する第3所定温度が記憶され、かつ前記エンジンの作動停止後において前記空気温度センサが検出した温度前記第3所定温度以上である場合には、前記複数の電動駆動源の一部又は全部に駆動信号を出力する、請求項1記載の熱交換装置。
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