JP6723507B2 - ゴムモールド部品 - Google Patents

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Description

本発明は、ゴムモールド部品、及び電力ケーブルの接続用部品に関するものである。
電力ケーブルの端末接続部や中間接続部を構築する部品の一つに、ゴムモールド部品がある(例えば、特許文献1)。
特開平11−289650号公報
電力ケーブルに備わるシース内の遮蔽層の露出を抑制することが望まれている。シースは、製造過程上、その長手方向(電力ケーブルの軸方向)に対して引張方向の歪みが残留している。この残留歪みは、外気温度の変化や通電等のヒートサイクルなどの熱影響によって開放される。そうすると、シースは、その長手方向に収縮(シュリンクバック)して、遮蔽層に対してずれることがある。そのシースの収縮に伴い、シース内の遮蔽層は、シース(ゴムモールド部品)から露出し、ひいてはシースの収縮により負荷がかかることで破断(切断)など損傷したりする虞がある。
そこで、電力ケーブルにおけるシース内の遮蔽層の露出を抑制できるゴムモールド部品を提供することを目的の一つとする。
また、電力ケーブルにおけるシース内の遮蔽層の露出を抑制できる電力ケーブルの接続用部品を供することを目的の一つとする。
本開示に係るゴムモールド部品は、
電力ケーブルの端部に装着されるゴムモールド部品であって、
前記電力ケーブルは、遮蔽層と前記遮蔽層の外周を覆うシースとを備え、
前記ゴムモールド部品は、
前記シースの端部を把持して前記シースに所定の面圧を付加する筒状の本体部と、
前記シースと前記本体部との間に介在されて、熱影響に伴う前記シースの前記遮蔽層に対する軸方向のずれを抑制する滑り止め部とを備え、
前記滑り止め部は、前記滑り止め部と前記シースとの間の静摩擦係数が前記本体部と前記シースとの間の静摩擦係数よりも大きい高摩擦抵抗部を有する。
本開示に係る電力ケーブルの接続用部品は、
ゴムモールド部品の本体部が装着される端部を有するシースと前記シース内の遮蔽層とを有する複数の電力ケーブルの外周に、前記ゴムモールド部品とずれて配置されて、熱影響に伴う前記シースの軸方向へのずれを抑制する滑り止め機構を備え、
前記滑り止め機構は、前記各電力ケーブルの前記シースの外周面に所定の面圧を付加するように装着されて前記複数の電力ケーブルを束ねるゴムスペーサーを備え、
前記ゴムスペーサーは、前記ゴムスペーサーと前記シースとの間の静摩擦係数が前記本体部と前記シースとの間の静摩擦係数よりも大きい高摩擦抵抗部を有する。
上記ゴムモールド部品は、電力ケーブルにおけるシース内の遮蔽層の露出を抑制できる。
上記電力ケーブルの接続用部品は、電力ケーブルにおけるシース内の遮蔽層の露出を抑制できる。
実施形態1に係るゴムモールド部品の縦断面図である。 実施形態2に係る電力ケーブルの接続用部品の概略図である。 図2に示す電力ケーブルの接続用部品の(III)−(III)切断線で切断した状態を示す断面図である。
《本発明の実施形態の説明》
最初に本発明の実施態様の内容を列記して説明する。
(1)本発明の一態様に係るゴムモールド部品は、
電力ケーブルの端部に装着されるゴムモールド部品であって、
前記電力ケーブルは、遮蔽層と前記遮蔽層の外周を覆うシースとを備え、
前記ゴムモールド部品は、
前記シースの端部を把持して前記シースに所定の面圧を付加する筒状の本体部と、
前記シースと前記本体部との間に介在されて、熱影響に伴う前記シースの前記遮蔽層に対する軸方向のずれを抑制する滑り止め部とを備え、
前記滑り止め部は、前記滑り止め部と前記シースとの間の静摩擦係数が前記本体部と前記シースとの間の静摩擦係数よりも大きい高摩擦抵抗部を有する。
上記の構成によれば、電力ケーブルにおけるシース内の遮蔽層の露出を抑制できる。本体部とシースとの間の静摩擦係数よりもシースとの間の静摩擦係数が高い高摩擦抵抗部をシースに接触させると共に、本体部の把持により高摩擦抵抗部を介してシースに所定の面圧を付加することで、滑り止め部とシースとの間に作用する摩擦力を大きくできるからである。そのため、熱影響に伴うシースの長手方向の収縮を抑制し易く、シースが遮蔽層に対して軸方向にずれることを抑制し易い。その上、シースが遮蔽層に対して軸方向にずれても、そのずれに対して滑り止め部が追随してずれ易く、本体部が滑り止め部のずれにある程度追従して延びることで、本体部がシースを覆い続けられる。シースの軸方向のずれを抑制できることで、シースの軸方向のずれに伴う遮蔽層への負荷がかかり難く、負荷がかかることに伴う遮蔽層の破断なども生じ難い。
(2)上記ゴムモールド部品の一形態として、前記滑り止め部の形状は、筒状であることが挙げられる。
上記の構成によれば、滑り止め部を筒状で構成することで、シースの外周全周に所定の面圧を付加し易く、シースの外周全周に亘ってシースの収縮を抑制し易い。
(3)上記ゴムモールド部品の一形態として、前記滑り止め部における前記ゴムモールド部品の軸方向に沿った長さは、30mm以上120mm以下であることが挙げられる。
滑り止め部の上記長さが30mm以上であれば、シースとの接触面積を広くできるため、シースの軸方向のずれを抑制し易い。滑り止めの上記長さが120mm以下であれば、過度に長くなり過ぎないため、電力ケーブルの端部に装着し易い。
(4)上記ゴムモールド部品の一形態として、前記滑り止め部の厚みは、0.5mm以上5.0mm以下であることが挙げられる。
滑り止め部の厚みが0.5mm以上であれば、ある程度の厚みを有することで遮蔽層の露出を抑制し易い上に、滑り止め部自体の機械的強度を高め易い。滑り止め部の厚みが5.0mm以下であれば、過度に厚くなり過ぎないため、電力ケーブルの端部へ装着し易い。
(5)上記ゴムモールド部品の一形態として、前記本体部の内周面のうち前記滑り止め部のない面と、前記滑り止め部の内面とが、面一であることが挙げられる。
上記の構成によれば、滑り止め部の内面が本体部の滑り止め部の内面よりも内側に位置する場合に比較して、電力ケーブルの端部に装着し易い。その上、面一であることで段差がないため、段差に空隙ができて電気的弱点になることを抑制できる。
(6)上記ゴムモールド部品の一形態として、前記本体部の内周面、又は前記滑り止め部の内面のいずれか一方は、前記本体部の折り返し位置を示す目印を備えることが挙げられる。
ゴムモールド部品を電力ケーブルの端部に装着する際、ゴムモールド部品における電力ケーブルの挿入側を折り返しておき、挿入後、折り返した箇所を元に戻してシース上に被せることで、ゴムモールド部品の電力ケーブルの端部への装着を行ない易い。上記の構成によれば、折り返し位置を示す目印を備えておくことで、適切な折り返し位置を明確に知ることができ、折り返す位置にばらつきが生じることを抑制できる。また、ゴムモールド部品と電力ケーブルの端部とを正確な位置で装着することができる。目印は、挿入位置の目印にも使えるため、例えば、本体部を目印まで折り返したゴムモールド部品に電力ケーブルを挿入する際、シースの端面が目印のところまで電力ケーブルを挿入すればよいからである。
(7)上記ゴムモール部品の一形態として、前記本体部の内周面は、前記目印を備え、前記滑り止め部は、前記本体部における前記電力ケーブルの挿入側の開口端と前記目印との間に配置されていることが挙げられる。
上記の構成によれば、電力ケーブルの端部へ装着し易い。ゴムモールド部品を電力ケーブルの端部に装着する際、上述のように目印を基点に本体部を折り返すことで滑り止め部を本体部の外周側に配置できるため、滑り止め部が電力ケーブル上を移動せず、滑り止め部がその装着を阻害しないからである。
(8)上記ゴムモールド部品の一形態として、前記本体部は、前記目印を基点に折り返されていることが挙げられる。
上記の構成によれば、電力ケーブルの端末接続部や中間接続部を構築する施工現場での本体部の折り返し作業を簡略化できるため、ゴムモールド部品の電力ケーブルの端部への装着作業を簡略化できる。
(9)上記ゴムモールド部品の一形態として、前記本体部の内周面に一体に形成される筒状の電界緩和層を備えることが挙げられる。
上記の構成によれば、遮蔽層の先端部への電界の集中を抑制して、遮蔽層の内側の絶縁体の絶縁破壊を抑制できる。
(10)本発明の一態様に係る電力ケーブルの接続用部品は、
ゴムモールド部品の本体部が装着される端部を有するシースと前記シース内の遮蔽層とを有する複数の電力ケーブルの外周に、前記ゴムモールド部品とずれて配置されて、熱影響に伴う前記シースの軸方向へのずれを抑制する滑り止め機構を備え、
前記滑り止め機構は、前記各電力ケーブルの前記シースの外周面に所定の面圧を付加するように装着されて前記複数の電力ケーブルを束ねるゴムスペーサーを備え、
前記ゴムスペーサーは、前記ゴムスペーサーと前記シースとの間の静摩擦係数が前記本体部と前記シースとの間の静摩擦係数よりも大きい高摩擦抵抗部を有する。
上記の構成によれば、電力ケーブルの接続用部品はゴムモールド部品とずれて配置されていてゴムモールド部品のようにシースの端部を直接覆わなくてもシースの端部に近い箇所に設けられるため、上述の本発明の一態様に係るゴムモールド部品と同様に、電力ケーブルにおけるシース内の遮蔽層の露出を抑制できる。
(11)上記電力ケーブルの接続用部品の一形態として、前記滑り止め機構は、前記ゴムスペーサーの外周面に装着されて前記ゴムスペーサーを締め付けることで、前記ゴムスペーサーを介して前記シースに所定の面圧を付加するブラケットを備えることが挙げられる。
上記の構成によれば、電力ケーブルにおけるシース内の遮蔽層の露出を抑制できる。
《本発明の実施形態の詳細》
本発明の実施形態の詳細を、以下に図面を参照しつつ説明する。図中の同一符号は、同一名称物を示す。実施形態1では、ゴムモールド部品を説明し、実施形態2では、電力ケーブルの接続用部品を説明する。
《実施形態1》
〔ゴムモールド部品〕
図1を参照して実施形態1に係るゴムモールド部品1を説明する。実施形態1に係るゴムモールド部品1は、遮蔽層55と遮蔽層55の外周を覆うシース56とを備える電力ケーブル50の端部に装着される。図1では、説明の便宜上、ゴムモールド部品1を電力ケーブル50の端部に装着した状態を示し、電力ケーブル50を二点鎖線で示す。電力ケーブル50は、内周から順に、導体(図示略)、内部半導電層(図示略)、絶縁体53、外部半導電層(図示略)、遮蔽層55、シース56を備える。内部・外部半導電層は、必要に応じて省略できる。ゴムモールド部品1の特徴の一つは、シース56に所定の面圧を付加する本体部11と、本体部11とシース56との間に介在される滑り止め部15とを備え、滑り止め部15が所定の高摩擦抵抗部15aを有する点にある。それにより、詳しくは後述するが、熱影響に伴うシース56の遮蔽層55に対する軸方向のずれ(以下、シース56の軸方向のずれ、ということがある)を抑制する。以下、各構成を詳細に説明する。
[本体部]
本体部11は、筒状であり、段剥ぎされた電力ケーブル50の端部が挿入されて電力ケーブル50の端部の絶縁性を高める。本体部11の材質は、電気絶縁性に優れるゴム、例えば、シリコーンゴム、エチレンプロピレンゴム、及びクロロプレンゴムなどが挙げられる。本体部11とシース56との間の静摩擦係数μは、本体部11とシース56の材質によるが、例えば、0.5以上2.0以下が挙げられる。シース56の材質は、ポリ塩化ビニルやポリエチレンなどが挙げられる。
本体部11は、電力ケーブル50の端部に装着された際、電力ケーブル50の先端(図1の上側)の導体からそれよりも後方(図1の下側)に位置するシース56の端部に亘って覆う。本体部11の上記先端側の開口端は、電力ケーブル50の導体に電気的に接続される金属端子(図示略)が設けられる。本体部11の上記後方側の開口端は、電力ケーブル50の挿入側の開口端である。この本体部11における電力ケーブル50の挿入側の開口端側は、本体部11に電力ケーブル50の端部を挿入した際、シース56の端部の外周に装着されてシース56の端部を把持する。本体部11は、シース56の端部の把持によりシース56に対して所定の面圧を付加する。シース56に対する所定の面圧の付加は、後述の滑り止め部15を介して行われる。
本体部11の内周面には、本体部11の折り返し位置を示す目印12を備えていてもよい。ゴムモールド部品1を電力ケーブル50の端部に装着する際、ゴムモールド部品1における電力ケーブル50の挿入側を折り返しておき、挿入後、折り返した箇所を元に戻してシース56上に被せることで、ゴムモールド部品1の電力ケーブル50の端部への装着を行ない易い。目印12を備えていれば、本体部11の一部を折り返してゴムモールド部品1に電力ケーブル50の端部を挿入する際、本体部11の適切な折り返し位置を明確に知ることができ、折り返す位置にばらつきが生じることを抑制できる。また、目印12は、挿入位置の目印にも使えるため、ゴムモールド部品1と電力ケーブル50の端部とを正確な位置で装着することができる。
目印12は、本体部11の内周面にその内側に向かって突出する突起12aを有することが挙げられる。本体部11の軸方向において、突起12aの形成箇所は、電力ケーブル50にゴムモールド部品1を装着した際、シース56の端面に対応する箇所とすることが好ましい。そうすれば、ゴムモールド部品1と電力ケーブル50の端部とを正確な位置で装着することができる。本体部11を突起12aまで折り返したゴムモールド部品1に電力ケーブル50を挿入する際、シース56の端面が突起12aに当たるところまで挿入すればよいからである。目印12を基点に本体部11を折り返せば本体部11のうちシース56を覆う部分が折り返され、その折り返した部分を元に戻せば本体部11をシース56に装着できるからである。この場合、突起12aは、滑り止め部15の本体部11に対する位置決めに利用できる。本体部11の周方向において、突起12aの形成領域は、周方向の一部でもよいし、全周に亘る領域でもよい。目印12は、突起12aに加えて、突起12aの位置を指し示す矢印(図示略)を有していてもよい。矢印は、突起12aよりも本体部11の上記後方側に形成することが挙げられる。
本体部11は、目印12を基点に折り返されていてもよい。そうすれば、電力ケーブル50の端末接続部や中間接続部を構築する施工現場での本体部11の折り返し作業を簡略化できるため、ゴムモールド部品1の電力ケーブル50の端部への装着作業を簡略化できる。
[滑り止め部]
滑り止め部15は、熱影響に伴うシース56の遮蔽層55に対する軸方向のずれ(図1下方へのずれ)を抑制する。滑り止め部15は、本体部11とシース56との間に介在され、その外面と本体部11の内周面とが接して本体部11の把持力が付加され、その内面とシース56の外周面とが接する。滑り止め部15は、滑り止め部15とシース56との間の静摩擦係数μが本体部11とシース56との間の静摩擦係数μよりも大きい高摩擦抵抗部15aを有する。
高摩擦抵抗部15aにおける滑り止め部15の厚み方向の形成領域は、滑り止め部15の内面側の領域のみとしてもよいし、滑り止め部15の厚み方向に亘る全領域としてもよい。前者の場合、滑り止め部15の外面側の領域は、例えば、本体部11とシース56との間の静摩擦係数μと同等の抵抗部で形成することが挙げられる。ここでは、滑り止め部15の全体が高摩擦抵抗部15aで形成されている。
高摩擦抵抗部15a(滑り止め部15)とシース56との間の静摩擦係数μと、本体部11とシース56との間の静摩擦係数μとの差Δμ(μ−μ)は、0.5以上が好ましい。この差Δが0.5以上であれば、シース56の軸方向のずれを抑制しやすい。この差Δは、大きいほど好ましく、例えば、1.0以上が好ましく、更に1.5以上が好ましく、特に2.1以上が好ましい。この差Δの上限値は、実用上3.6以下程度が挙げられる。高摩擦抵抗部15aとシース56との間の静摩擦係数μは、高摩擦抵抗部15aとシース56の材質によるが、例えば、1.1以上4.1以下が挙げられる。この静摩擦係数μは、1.5以上、1.8以上、2.1以上とすることができる。
この静摩擦係数μ(μ)は、例えば、次のようにして求められる。高摩擦抵抗部15a(本体部11)と同材質の中実(横断面が円形又は半円形の棒状)又は中空(円筒状)の測定用部材A(外径:21mm)と、シース56と同材質で同形状の測定用部材B(外径:21mm)とを用意する。測定用部材Aと測定用部材Bの外周面を互いの軸が直交するように接触させる。測定用部材Bを固定し、測定用部材Aに所定の荷重(ここでは、0.98N)を付加した状態で測定用部材Aを測定用部材Aの軸方向に沿って移動させる。このときの最大静摩擦力F(gf)を測定し、μ=F/Nにより算出した静摩擦係数μを高摩擦抵抗部15a(本体部11)とシース56との間の静摩擦係数μ(μ)とする。Nは、垂直抗力(ここでは100gf≒0.98N)である。
高摩擦抵抗部15a(滑り止め部15)の材質は、例えば、シリコーンゴムやウレタンゴムなどが挙げられる。高摩擦抵抗部15aと本体部11とが同種の場合(例えば、シリコーンゴム同士)、高摩擦抵抗部15aの材質は、同種の中でも、本体部11よりもシース56との間の静摩擦係数が高い材質とする。例えば、同じシリコーンゴムでも、高摩擦抵抗部15aは、本体部11よりもシース56との静摩擦係数の高いシリコーンゴムとする。
高摩擦抵抗部15a(滑り止め部15)の形状は、シース56の周方向の一部が覆われない円弧状としてもよいし、シース56の周方向の全周を覆う筒状としてもよい。この形状は、高摩擦抵抗部15aをゴムモールド部品1の軸方向からみた形状を言う。高摩擦抵抗部15aの形状が円弧状の場合、円弧の長さは、シース56の周方向の2/3以上を覆う長さであることが好ましい。そうすれば、高摩擦抵抗部15aとシース56との接触領域を広くできるため、シース56の軸方向のずれ止め効果を得易い。この場合、高摩擦抵抗部15aは、シース56の周方向に連続して形成されていてもよいし、シース56の周方向に不連続で等間隔に複数形成されていてもよい。高摩擦抵抗部15aの形状が筒状の場合、シース56の周方向の全周に亘って高摩擦抵抗部15aを接触させられるため、シース56の軸方向のずれを効果的に抑制し易い。ここでは、高摩擦抵抗部15a(滑り止め部材15)の形状は筒状である。高摩擦抵抗部15a(滑り止め部15)は、軸方向に複数に分割されていてもよい。
高摩擦抵抗部15a(滑り止め部15)のゴムモールド部品1の軸方向に沿った長さLは、例えば、30mm以上120mm以下が好ましい。この長さLは、高摩擦抵抗部15aが軸方向に複数に分割されている場合、合計長さとする。この長さLが30mm以上であれば、シース56との接触面積を広くできるため、シース56の軸方向のずれを抑制し易い。この長さLが120mm以下であれば、過度に長くなり過ぎないため、電力ケーブル50の端部に装着し易い。この長さLは、更に30mm以上110mm以下が好ましく、特に30mm以上60mm以下が好ましい。
高摩擦抵抗部15a(滑り止め部15)の厚みTは、例えば、0.5mm以上5.0mm以下が好ましい。この厚みTは、滑り止め部15における本体部11の径方向の長さを言う。厚みTが0.5mm以上であれば、ある程度の厚みを有することで遮蔽層55の露出を抑制し易い上に、滑り止め部15自体の機械的強度を高め易い。厚みTが5.0mm以上であれば、過度に厚くなり過ぎないため、電力ケーブル50の端部へ装着し易い。この厚みTは、更に2.0mm以上3.0mm以下が好ましい。
滑り止め部15の本体部11に対する配置箇所は、本体部11のシース56と重なる位置で上記後方側が挙げられる。上述のように本体部11が突起12a(目印12)を備える場合、滑り止め部15の上記配置箇所は、本体部11における突起12aと上記後方側の開口端との間が挙げられる。そうすれば、突起12aと滑り止め部15とが干渉しない上に、突起12aを滑り止め部15の位置決めに利用することもできる。本体部11と滑り止め部15が一体の場合には、ゴムモールド部品1を電力ケーブル50の端部に装着させ易い。本体部11の内側に配置される滑り止め部15が、本体部11を折り返した際に本体部11の外周側に位置するため、ゴムモールド部品1を電力ケーブル50の端部に装着する際、滑り止め部15が電力ケーブル50と接触することがなく、その装着を阻害しないからである。
滑り止め部15と本体部11とは、一体に形成されていてもよいし、分離可能に独立して形成されていてもよい。滑り止め部15と本体部11とが一体に形成されている場合、本体部11の電力ケーブル50の端部に装着と同時に滑り止め部15をシース56の端部に装着できるため、ゴムモールド部品1の電力ケーブル50の端部への装着作業が容易である。その上、本体部11を折り返して装着する際、滑り止め部15を合わせて折り返せる。滑り止め部15と本体部11とを別体とする場合、ゴムモールド部品1の電力ケーブル50の端部への装着は、滑り止め部15と本体部11とを順に行う。即ち、滑り止め部15をシース56の外周に装着した後、本体部11を滑り止め部15の外周に装着する。
滑り止め部15の内面は、上述の目印12を備えていてもよい。その場合、本体部11は目印12を備えていなくてよく、目印12の形成箇所は、滑り止め部15の先端側(図1の上端部)の縁が挙げられる。
滑り止め部15の内面は、本体部11の内周面のうち滑り止め部15のない内面と面一であることが好ましい。滑り止め部15の内面と本体部11の上記内面とを面一にするには、例えば、本体部11の滑り止め部15を覆う部分の厚みを滑り止め部15の厚み分薄くしたり、その覆う部分を滑り止め部15の厚み分だけ外周側に張り出すように成形して、本体部11の厚みは長手方向に一様としたりすることが挙げられる。滑り止め部15の内面と本体部15の滑り止め部15のない内面と面一にしない場合には、本体部11の内周面から滑り止め部15の内面を内側に突出させることが好ましい。そうすれば、滑り止め部15をシース56に密着させ易い。
[電界緩和層]
ゴムモールド部品1は、必要に応じて電界緩和層13を備えることができる。電界緩和層13は、筒状であり、内部に挿通された電力ケーブル50の遮蔽層55の端部への電界の集中を緩和する。それにより、電力ケーブル50の絶縁体53の電気的ストレスによる劣化を低減して絶縁破壊を抑制する。電界緩和層13は、ゴムモールド部品1における軸方向の中間部の内周面に一体に形成されていて、遮蔽層55(半導電性テープ層:図示略)から絶縁体53に亘って覆っている。電界緩和層13の材質は、例えば、半導電性ゴムが挙げられる。
[用途]
実施形態1に係るゴムモールド部品1は、電力ケーブルの端末接続部や中間接続部を構築するゴムモールド部品に好適に利用できる。また、実施形態1のゴムモールド部品1は、シュリンクバックが生じ易いポリエチレンシースを備える電力ケーブルの端末接続部や中間接続部を構築するゴムモールド部品に好適に利用できる。
〔作用効果〕
実施形態1に係るゴムモールド部品1によれば、高摩擦抵抗部15aをシース56に接触させると共に、本体部11の把持により高摩擦抵抗部15aを介してシース56に所定の面圧を付加することで、滑り止め部15とシース56との間に作用する摩擦力を大きくできる。そのため、熱影響に伴うシース56の長手方向の収縮を抑制し易くて、シース56が遮蔽層55に対して軸方向にずれることを抑制し易い。その上、シース56が遮蔽層55に対して軸方向にずれても、そのずれに対して滑り止め部15が追随してずれ易く、本体部11が滑り止め部15のずれにある程度追従して延びることで、本体部11がシース56を覆い続けられる。従って、遮蔽層55のシース56(ゴムモールド部品1)からの露出を抑制できる。このシース56の軸方向のずれを抑制できることで、シース56の軸方向のずれに伴う遮蔽層55への負荷がかかり難く、負荷がかかることに伴う遮蔽層55の破断なども生じ難い。
《実施形態2》
〔電力ケーブルの接続要部品〕
図2、図3を参照して、実施形態2に係る電力ケーブルの接続用部品2を説明する。実施形態2に係る電力ケーブルの接続用部品2は、複数の電力ケーブル50の外周に、各電力ケーブル50の端部に装着されるゴムモールド部品10とずれて配置される。各電力ケーブル50の構成は、実施形態1と同様である。ゴムモールド部品10は、実施形態1のゴムモールド部品1とは異なり、滑り止め部を備えていない。この電力ケーブルの接続用部品2の特徴の一つは、熱影響に伴うシース56の軸方向へのずれを抑制する滑り止め機構20を備える点にある。ここでは、滑り止め機構20は、ブラケット21とゴムスペーサー25とを備える。以下、各構成を詳細に説明する。
[滑り止め機構]
(ブラケット)
ブラケット21は、ゴムスペーサー25の外周面に装着されてゴムスペーサー25を締め付けることで、ゴムスペーサー25を介してシース56に所定の面圧を付加する。また、ブラケット21は、複数の電力ケーブル50を取付対象に取り付ける。このブラケット21は、本体22と押え部材23と締付部材24とを備える(図3)。
〈本体〉
本体22は、ブラケット21自体を取付対象に固定するもので、半円状の湾曲部22aと、湾曲部22aの両側に形成されるフランジ部22bと、湾曲部の外側面に形成される固定台22cとを備える。この湾曲部22aは、後述する押え部材23の湾曲部23aとの間にゴムスペーサー25を配置する。このフランジ部22bは、押え部材23を本体22に固定するためのものである。このフランジ部22bには、後述する締付部材24が挿通される挿通孔(図示略)が形成されている。固定台22cは、本体22を取付対象に固定する。取付対象としては、例えば腕金などが挙げられる。固定台22cには、本体22を取付対象に固定するためのボルトなどの固定部材が挿通される挿通孔(図示略)が形成されている。
〈押え部材〉
押え部材23は、本体22の湾曲部22a及びフランジ部22bの内側面と対向配置され、本体22との間にゴムスペーサー25を配置してゴムスペーサー25の外周面を押さえ付ける。押え部材23は、半円状の湾曲部23aと、湾曲の両側に形成されるフランジ部23bとを備える。この湾曲部23aは、ゴムスペーサー25の外周面に接してゴムスペーサー25の外周面を押さえ付ける。このフランジ部23bは、本体22のフランジ部22bに締付部材24で固定される。このフランジ部23bには、締付部材24を挿通させる挿通孔(図示略)が形成されている。
〈締付部材〉
締付部材24は、本体22及び押え部材23のフランジ部22b,23bとを一体に締め付けて本体22と押え部材23とを固定する。この締め付けにより、本体22及び押え部材23の湾曲部22a、23a同士で、両者の間に配置されるゴムスペーサー25を圧縮して、電力ケーブル50に所定の面圧が付加される。締付部材24は、ボルトが利用できる。
ブラケット21の軸方向に沿った長さは、ゴムスペーサー25におけるブラケット21の軸方向に沿った全長よりも少し短いことが好ましい(図2)。
(ゴムスペーサー)
ゴムスペーサー25は、各電力ケーブル50のシース56の外周面に所定の面圧を付加するように装着されて複数の電力ケーブル50を束ねる。ここでは、ゴムスペーサー25は、3心(3相)の電力ケーブル50を一括して束ねる。ゴムスペーサー25は、円柱状体で、その軸方向に沿って形成されて各電力ケーブル50が収納される収納孔26と、その収納孔26に一連に形成されて、ゴムスペーサー25の外側から各電力ケーブル50を収納孔26に嵌め込むための切欠部27とを有する(図3)。このゴムスペーサー25は、ゴムスペーサー25とシース56との間の静摩擦係数μが本体部11(図1)とシース56との間の静摩擦係数μよりも大きい高摩擦抵抗部25aを有する。高摩擦抵抗部25aのゴムスペーサー25における形成領域は、収納孔26の近傍のみの領域としてもよいし、ゴムスペーサー25の全体に亘る領域としてもよい。高摩擦抵抗部25aの形成領域を収納孔26の近傍のみの領域とする場合、ゴムスペーサー25のうち高摩擦抵抗部25aとそれ以外の箇所とを一体に形成してもよいし分離可能に独立して形成されていてもよい。ここでは、ゴムスペーサー25の全体が高摩擦抵抗部25aで形成されている。
高摩擦抵抗部25a(ゴムスペーサー25)とシース56との間の静摩擦係数μと、本体部11とシース56との間の静摩擦係数μとの差Δμ(μ−μ)は、上述の実施形態1と同様、0.5以上3.6以下が好ましい。高摩擦抵抗部25aとシース56との間の静摩擦係数μは、上述の実施形態1と同様、1.1以上4.1以下が挙げられる。高摩擦抵抗部25a(ゴムスペーサー25)の材質は、上述した滑り止め部15の材質と同様、シリコーンゴムやウレタンゴムなどが挙げられる。
高摩擦抵抗部25a(ゴムスペーサー25)におけるブラケット21の軸方向に沿った長さLは、上述の実施形態1の高摩擦抵抗部15a(滑り止め部15)と同様の理由から、例えば、30mm以上120mm以下が好ましい(図2)。この長さLは、ブラケット21で覆われた箇所の軸方向に沿った長さである。高摩擦抵抗部25aを介してシース56に所定の面圧が付加されるのは、実質的にブラケット21で覆われている箇所、即ち、長さでいうと、高摩擦抵抗部25aの長さのうちブラケットの長さの分だけである。この長さLは、更に35mm以上110mm以下が好ましく、特に45mm以上60mm以下が好ましい。
高摩擦抵抗部25a(ゴムスペーサー25)の厚みは、上述の実施形態1の高摩擦抵抗部15a(滑り止め部15)と同様の理由から、例えば、0.5mm以上5.0mm以下が好ましく、特に2.0mm以上3.0mm以下が好ましい。この厚みとは、3つの収納孔26の包絡円とゴムスペーサー25の外周の径差を言う(図3)。
ゴムスペーサー25は、その長さ方向の両端のうち、少なくとも電力ケーブル50の先端側の外周縁に形成される鍔部を有することが好ましい。そうすれば、ゴムスペーサー25のシース56のずれ方向への移動を鍔部で規制できるため、ゴムスペーサー25によりシース56の軸方向のずれを効果的に抑制し易い。この鍔部は、ゴムスペーサー25の他方の端部の外周縁にも形成されていてもよい。
[用途]
実施形態5に係る電力ケーブルの接続用部品2は、電力ケーブルの端末接続部を構築するゴムスペーサーとブラケットとを備える電力ケーブルの接続用部品に好適に利用できる。
〔作用効果〕
実施形態2に係る電力ケーブルの接続用部品2によれば、滑り止め機構20はゴムモールド部品10とずれて配置されていてゴムモールド部品10のようにシース56の端部を直接覆わなくても、シース56の端部に近い箇所に設けられる。そのため、実施形態1に係るゴムモールド部品1と同様に、電力ケーブル50における遮蔽層55のシース56(ゴムモールド部品10)からの露出を抑制できる。
これに対して、従来、電力ケーブルの端部におけるシースの外周にゴムモールド部品とずれて装着されるゴムスペーサーとそのゴムスペーサーの外周に装着されるブラケットとでは、熱影響によるシースのその長手方向の収縮を抑制できず、遮蔽層のシース(ゴムモールド部品)からの露出を抑制できない。従来のゴムスペーサーとブラケットとでは、本形態のようにゴムスペーサー25とシース56との間に作用する摩擦力を高められないからである。従来のゴムスペーサーは、電力ケーブルをブラケットに支持する際に、電力ケーブルとブラケットとの隙間を埋めるためのものであって、本形態のゴムスペーサー25のように高摩擦抵抗部25aを有さない。従来のブラケットは、電力ケーブルを支持するためのものであって、本形態のブラケット21のようにゴムスペーサー25を介してシース56に所定の面圧を付加するものではない。従来のゴムスペーサーは、少なくとも電力ケーブルの先端側に鍔部が設けられ、その鍔がブラケットに引っかることで、ブラケットに対して鍔部で掛け止めした状態となる。そのためブラケットでスペーサーを圧縮して電力ケーブルに面圧を付加させなくても、ゴムスペーサーがブラケットから脱落することがない。
《試験例》
図1を参照して説明した滑り止め部15を有するゴムモールド部品1を用いて、シース内部の遮蔽層の露出状態を目視にて観察した。
この試験例では、滑り止め部は、滑り止め部とシースとの間の静摩擦係数μが3.6の筒状の合成ゴムで構成した。滑り止め部の長さは、30mmとし、滑り止め部の厚さは、3.0mmとした。本体部の材質は、本体部とシースとの間の静摩擦係数μが1.7の合成ゴムで構成した。シースの材質は、ポリエチレンとした。
遮蔽層の露出状態の観察は、電力ケーブルをその軸方向を鉛直方向に沿って配置し、シースに対して10kgの重りを付加して、目視により確認することで行った。その結果、滑り止め部を有するゴムモールド部品を用いた場合、遮蔽層は露出しなかった。比較として、滑り止め部を有していないゴムモールド部品を用いて、同じ試験を行った結果、遮蔽層の一部が露出した。
本発明は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1、10 ゴムモールド部品
11 本体部
12 目印 12a 突起
13 電界緩和層
15 滑り止め部 15a 高摩擦抵抗部
2 電力ケーブルの接続用部品
20 滑り止め機構
21 ブラケット
22 本体 22a 湾曲部 22b フランジ部 22c 固定台
23 押え部材 23a 湾曲部 23b フランジ部
24 締付部材
25 ゴムスペーサー 25a 高摩擦抵抗部
26 収納孔
27 切欠部
50 電力ケーブル
53 絶縁体 55 遮蔽層 56 シース

Claims (9)

  1. 電力ケーブルの端部に装着されるゴムモールド部品であって、
    前記電力ケーブルは、遮蔽層と前記遮蔽層の外周を覆うシースとを備え、
    前記ゴムモールド部品は、
    前記シースの端部を把持して前記シースに所定の面圧を付加する筒状の本体部と、
    前記シースと前記本体部との間に介在されて、熱影響に伴う前記シースの前記遮蔽層に対する軸方向のずれを抑制する滑り止め部とを備え、
    前記本体部と前記滑り止め部とは一体に形成され、
    前記滑り止め部は、前記滑り止め部と前記シースとの間の静摩擦係数が前記本体部と前記シースとの間の静摩擦係数よりも大きい高摩擦抵抗部を有する、
    ゴムモールド部品。
  2. 前記滑り止め部の形状は、筒状である請求項1に記載のゴムモールド部品。
  3. 前記滑り止め部における前記ゴムモールド部品の軸方向に沿った長さは、30mm以上120mm以下である請求項1又は請求項2に記載のゴムモールド部品。
  4. 前記滑り止め部の厚みは、0.5mm以上5.0mm以下である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のゴムモールド部品。
  5. 前記本体部の内周面のうち前記滑り止め部のない面と、前記滑り止め部の内面とが、面一である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のゴムモールド部品。
  6. 前記本体部の内周面、又は前記滑り止め部の内面のいずれか一方は、前記本体部の折り返し位置を示す目印を備える請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のゴムモールド部品。
  7. 前記本体部の内周面は、前記目印を備え、
    前記滑り止め部は、前記本体部における前記電力ケーブルの挿入側の開口端と前記目印との間に配置されている請求項6に記載のゴムモールド部品。
  8. 前記本体部は、前記目印を基点に折り返されている請求項7に記載のゴムモールド部品。
  9. 前記本体部の内周面に一体に形成される筒状の電界緩和層を備える請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のゴムモールド部品。
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